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リヴァイ「どこまでも」ハンジ「戯れてゆく」
1
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/03/24(日) 21:06:26 ID:shFq.iOU
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/
10スレ目、ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1514206364/
の続き。えぇ……な11スレ目。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという念の為の説明
とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。今回は2話目から
その後はないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ
月刊のネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
記憶喪失ネタの途中。も一つおまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定。スレのURLで溺れそう
406
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/06(日) 19:44:59 ID:MBMmWKwo
【保護者】
ハンジ「あー笑った」ハァー
ニファ「……お話終わりましたか?」
ナナバ「あー、ごめんごめん。もうしないよ」
ニファ「ははっ……」ホッ
リヴァイ「…………」ジッ
ハンジ「ん? 何かついてる?」
リヴァイ「何もついてねぇのを確認してた」
ハンジ「どういうことだよ」
リヴァイ「ちゃんと入れてくれたようだな。助かる」
ナナバ「いーえー」
ニファ「どういたしまして!」
407
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/06(日) 19:45:37 ID:MBMmWKwo
ミケ「ハンジの世話を二人に頼んだのか」
リヴァイ「山盛りの書類があったんでな」
ミケ「あぁ……」
リヴァイ「…………」ガタッ
ミケ「もう行くのか?」
リヴァイ「明日まで書類で埋もれたくねぇ」
ミケ「そりゃそうだ」
リヴァイ「ナナバ、ニファ、あとは寝かせておいてくれ」
ナナバ「ん、了解」
ニファ「はい!」
ハンジ「ちゃんと寝るよー」
ミケ「…………お前は母親か」
〆
408
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/06(日) 19:46:43 ID:MBMmWKwo
レスありがとうございます
なんかすげぇ眠いからもう寝る、ので、早めの投下
日曜に。ではまたーノシ
409
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:28:29 ID:ueVwu0uk
後半に虫話注意。タイトルの横に※虫注意と書いてはいる
人によっては見ると微妙に秋の味覚が食べにくくなるかもしれないのでww
昨日来れなかった分合わせて全11話
410
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:29:07 ID:ueVwu0uk
【待ちぶせ】
――リヴァイ自室――
ガチャッ
リヴァイ「…………」フゥー
リヴァイ(なんとか書類は駆逐した)
リヴァイ(明日はゆっくりできそうだ)
リヴァイ「!」
ベッド)もっこり
リヴァイ「…………」スタスタ
リヴァイ「おい」ムンズッ
「すーすー」
リヴァイ「……寝たふりをするな」
411
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:29:39 ID:ueVwu0uk
ハンジ「……お疲れ、リヴァイ」ムクッ
リヴァイ「あいつら……」
ハンジ「あー違う違う。ちゃんとベッドに入ったんだけど寝付けなくてさ」
リヴァイ「それでここか」
ハンジ「ここっていうかリヴァイを待ってたんだよ」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「さぁ、おいで」ンバッ
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「抱き枕になれ」
リヴァイ「寝ろ」ガッ
ハンジ「のわっ!」ボフッ
〆
412
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:30:25 ID:ueVwu0uk
【労る】
ハンジ「リヴァイー、一緒に寝よーよー」
リヴァイ「寝てやる。大人しく待ってろ」
ハンジ「やったね! リヴァイ大好きー」
リヴァイ「言ってろ」
ハンジ「で、何してんの? お風呂はもう入ってるでしょ?」
リヴァイ「水くらい飲ませろ」
ハンジ「あぁ、風呂上がりの水分摂取は大事だよね」ウンウン
リヴァイ「もっと奥に行け」
ハンジ「はいはーい」ゴソゴソ
413
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:31:08 ID:ueVwu0uk
リヴァイ「ん」モソモソ
ハンジ「よっしゃ」ガシッ
リヴァイ「…………」
ハンジ「あーこれこれ」ギュースリスリ
リヴァイ「…………」
ハンジ「やっぱりここが一番だねぇ」フフッ
リヴァイ「……そうか」ポンッ
ハンジ「うん」ギュゥ
リヴァイ「早く寝ろ」ナデナデ
414
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:31:51 ID:ueVwu0uk
ハンジ「うん……」
リヴァイ「…………」ナデナデ
ハンジ「……」ウトウト
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「」スヤァ
リヴァイ「…………」
リヴァイ(目の隈が濃いな……)
ハンジ「」スヤスヤ
リヴァイ(相変わらず無茶をするやつだ)フゥー
〆
415
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:32:31 ID:ueVwu0uk
【我慢してた】
ハンジ「…………うーん」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……重い……リヴァイの……腕?)
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「んー……うで……重いー」
リヴァイ「……ん? あぁ……」グイッ、ギュッ
((ハンジ「んふふ」スリスリ
リヴァイ「おい……やめろ」
ハンジ「えー? なんでだよー」
416
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:33:04 ID:ueVwu0uk
リヴァイ「抱くぞ」
ハンジ「!? む、無理。眠いし」バッ
リヴァイ「なら大人しく寝てろ」ギュッ
ハンジ「う、うん」モソモソ
リヴァイ「」スゥスゥ
Σハンジ(はやっ。……もしかして寝ぼけてた?)
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「…………」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(あったかーい……)フフッ
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……おやすみ、リヴァイ)スリ…
〆
417
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:33:46 ID:ueVwu0uk
【狩りだ!】
――森――
ハンジ「さて、キノコを狩るよ!」つキノコ図鑑
リヴァイ「知っているものだけ採れよ」
ニファ「私たちは栗ですね」
モブリット「イガには気を付けないとな」
ニファ「分厚い手ぶくろを付けてきましたよ! 火バサミも持ってきました!」
ハンジ「準備万端だね」
418
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:34:39 ID:ueVwu0uk
リヴァイ「お前たちだけしか暇が合わなかったのか」
モブリット「ええ、ケイジもアーベルも先約があったらしくて」
ハンジ「急だったからね。仕方ないさ」
ニファ「リンゴも生ってるんですが……」
ハンジ「さすがにいっぺんには無理かな? 後半組に任せようか」
モブリット「後半組ですか」
ハンジ「そ、ミケやナナバたちだから一緒に休むわけにもいかなかったんだ。彼らは明日だよ」
リヴァイ「とりあえず採れるだけ採るか」
ニファ「そうですね」
〆
419
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:35:20 ID:ueVwu0uk
【キノコ狩り】
ハンジ「きーのっこ、きーのこー♪」
リヴァイ「…………」モクモク
ハンジ「おや、これは舞茸だね! ゲットゲット」
リヴァイ「! おい、ハンジ」
ハンジ「どうしたんだい?」
リヴァイ「こりゃなんだ」
(白いキノコ)ドーン!!
リヴァイ「丸くて、でけぇな」
420
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:36:49 ID:ueVwu0uk
ハンジ「ああ、オニフスベだね」
リヴァイ「食えるのか?」
ハンジ「食べられるけど……美味しくも不味くもないって感じだね」
リヴァイ「微妙だな」
ハンジ「もし他のキノコがあんまり採れなかったら採ろうか?」
リヴァイ「そうだな……ん?」
ハンジ「お、あれはベニテングダケじゃないか」
リヴァイ「見た目からして毒々しいな」
ハンジ「あれはとても美味しいらしいよ! 毒キノコだけど」
リヴァイ「おい」
421
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:37:56 ID:ueVwu0uk
ハンジ「食べないよ」
リヴァイ「…………」
ハンジ「毒抜きすれば食べられるんだけどその毒に旨みがあるから毒抜きしちゃうとねぇ」
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「だから食べないってば。幾つか毒があって全部毒抜きできるわけじゃないし、腎不全なるかもしれないしね」
リヴァイ「やべぇキノコか」
ハンジ「毒キノコが全部分かりやすい見た目してくれてたらいいんだけど、食用と見た目そっくりなのもあるからなぁ」
リヴァイ「…………分かりきってるものだけ採るぞ」
ハンジ「もちろんだよ。あ、でももしかしたらあの毒は巨人に……」
リヴァイ「効かねぇ。全く効かねぇから食べられるキノコを探せ、クソメガネ」
〆
422
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:39:17 ID:ueVwu0uk
【キノコ毒キノコ】
リヴァイ「これは毒キノコか?」
ハンジ「んー?」
リヴァイ「紫色だ」
ハンジ「ムラサキヤマドリダケだね。食べられるよ」
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「いやいや、嘘吐かないから。美味しいんだよ」
リヴァイ「…………」
ハンジ「キノコって本当に見た目じゃ分からないから困るね。食用で色鮮やかなものも結構あるし」
リヴァイ「やはり知っているものだけ採るぞ」
423
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:40:04 ID:ueVwu0uk
ハンジ「採ったものは後でちゃんとキノコのプロにも見てもらうから安心しなって」
リヴァイ「キノコ狩りは危険だな」
ハンジ「まぁね。毒があるやつと似てるものは採らないようにしよう」
リヴァイ「プロでも見分けがつかねぇとかいうやつか」
ハンジ「毒キノコであるクサウラベニタケやカキシメジとかが見分けにくいんだって」
リヴァイ「それらは全て無視だな」
ハンジ「しかし、それらの毒がもしかしたら巨人」
リヴァイ「食用と混ざったらどうする気だ。いいから食えるもんだけ採れクソが」
ハンジ「メガネも付けてくれよ!」
〆
424
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:40:41 ID:ueVwu0uk
【イガイガ】
ニファ「わぁ、沢山落ちてますね!」
モブリット「イガに注意してね」
ニファ「さっきも聞きましたよ。心配性ですね」クスッ
モブリット「いやぁ、イガって痛いんだよ、ほんと」
ニファ「刺さったことがあるんですね?」
モブリット「うん……実は転んでね……」
ニファ「うっわぁー! もう痛い! 聞いただけで痛い!!」
モブリット「後は頭上に注意だね」
425
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:41:36 ID:ueVwu0uk
ニファ「あー頭を防ぐもの持ってくれば良かったですね。鍋とか」
モブリット「背中とかも守りたいな」
ニファ「うーん、まな板を背負います?」
モブリット「鍋を被ってまな板を…………」
ニファ「…………ヤバい人ですね」
モブリット「鎧があるならそれがいいかな……?」
ニファ「鎧着て栗拾いって、もうどんだけ栗が怖いのかっていう」
モブリット「怖いよ、イガは怖い」
ニファ「落ちてるの見かけたら安全地帯まで持ってきて中身を取り出しましょう」
モブリット「うん、それがいいな」
〆
426
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:43:32 ID:ueVwu0uk
【仕方ない】※虫注意
ニファ「栗は虫にも注意ですね」
モブリット「穴が開いてるから分かりやすいけどね」
ニファ「穴が開いてなくても虫がいたりするそうですよ。というか穴は虫が出た後だから中身スカスカですね」
モブリット「んーまぁ、中にいるかは剥いたら分かるから大丈夫でしょ」
ニファ「毒でもないですしね」
モブリット「…………」
ニファ「? どうしました?」
モブリット「いや。虫を避けるのは難しいからね」
ニファ「ほぼいる、と言っても過言じゃないですね……考えたら嫌になるのでやめましょう」
モブリット「あぁ、食べるのは当たり前ってわけじゃないんだね」
ニファ「いやまぁ、ある意味当たり前といえば当たり前なんですけど想像はしたくないですね」ウヘェ
モブリット「確かに想像はしたくないね……」
〆
427
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:44:16 ID:ueVwu0uk
【食べて当たり前】※虫めっちゃ注意
ハンジ「おーい! 栗は拾えたかい?」
ニファ「ハンジ分隊長! 拾えましたよー!!」
ハンジ「おお! 沢山拾ったねぇ」
モブリット「ハンジさんたちこそ、キノコ凄いですね」
ハンジ「これから減るかもしれないけどね」
リヴァイ「プロに見てもらわねぇと食えねぇ」
ニファ「あぁ、キノコの見分けって難しいですもんね」
ハンジ「半分に減っても大丈夫なくらいは採ったけどね!」
モブリット「頑張りましたね」
リヴァイ「そろそろ暗くなる。帰るぞ」
428
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:45:22 ID:ueVwu0uk
ハンジ「そういや栗って虫いるよね。8月頃から採れる早生のものにはいないらしいけどこの時期のは大抵いるんだ」
ニファ「そ、そうですね」
ハンジ「虫は主に二種類でクリミガとクリシギゾウムシだね。
他にもいるけどこのクリシギゾウムシの幼虫がほとんどでしかも一番大きいんだったかな?
栗しか食べてないから栗の味がするらしいよ」
ニファ「そ、そうなんですか」
ハンジ「うん、美味しい虫らしいよ。釣り餌にもなるし。しばらく放置すると出てくるからそれを集めて焼いたり……」
リヴァイ「クソメガネ、そこまでにしやがれ」シワー
モブリット「すみません、ハンジさん、勘弁してください」
ハンジ「えー?」
ニファ「さぁ、帰りましょう! 帰りましょう!!」
〆
429
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:46:03 ID:ueVwu0uk
【せめてもの】
――食堂――
ハンジ「エルヴィンはここに座ってー」
エルヴィン「はいはい」
ハンジ「せーの!」
「「「「「誕生日おめでとうございます!!」」」」」
エルヴィン「ありがとう」
ハンジ「どうぞ召し上がれー」コトッ
エルヴィン「キノコ料理か、随分沢山あるね」
ハンジ「遠慮なく食べてね。沢山採ってきたんだ!」
リヴァイ「ちゃんとプロに見極めてもらっている」
エルヴィン「それは安心だな」
ナナバ「栗やリンゴもあるよ」
430
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:46:36 ID:ueVwu0uk
エルヴィン「ハハッ、なんだか豪勢だな」
ミケ「みんなで採りに行ったんだ」
エルヴィン「そうか、まるでピクニックみたいだな……ん?」
ミケ「どうした?」
エルヴィン「……もしや発案者はミケとリヴァイか?」
ナナバ「よくわかったね」
リヴァイ「……」
ミケ「……」
エルヴィン「なるほど、前倒ししたからな」
ナナバ「前倒し?」
リヴァイ「……」
ミケ「……」スンッ
〆
431
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:47:38 ID:ueVwu0uk
【良かったね】
ハンジ「私はちゃんとプレゼントあるよー。はい、エルヴィン」
エルヴィン「ハンカチか。ありがとう」
ハンジ「リヴァイと選んだよ」
エルヴィン「ほう」
ナナバ「私からも」スッ
エルヴィン「ありがとう。これは」
ナナバ「ペン軸だよ。古くなってたってミケから聞いて一緒に選んだんだよ」
エルヴィン「ほほう」
リヴァイ「…………一応、これもある」ゴトッ
ミケ「俺も用意した」ゴトッ
ハンジ「あ、これ美味しいって評判のお酒じゃーん」
ミケ「前のよりは劣るが……」
432
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:48:43 ID:ueVwu0uk
エルヴィン「…………くっ」
リヴァイ「?」
エルヴィン「はははっ! 別に気にしてたわけじゃないよ。あれは俺も飲んだしな」クックックッ
ミケリヴァイ「「…………」」
エルヴィン「悪いと思ってくれてたんだな。貰うよ。ありがとう」クスクス
リヴァイ「…………」チッ
ミケ「…………」スンッ
ハンジ「…………エルヴィン、楽しいかい?」
エルヴィン「ああ、楽しいよ」クスクス
ハンジ「なら良かった。ね?」フフッ
リヴァイ「…………」
ミケ「…………そうだな」スンッ
〆
433
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/14(月) 20:50:20 ID:ueVwu0uk
昨日来れなくてすまんです
栗虫検索したらあかんわ
しかしキノコを検索してたら空色茸っていう綺麗な青色のキノコを見つけた
日本固有種で滅多に見られないキノコ。毒もあるかどうかもわからないらしい
触っちゃうと黄色に変色してしまうとのこと
10月14日、エルヴィン誕生日おめでとーう!
次、日曜に。ではまたーノシ
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/15(火) 01:11:51 ID:OYD7/Q1o
乙
栗の味の虫…
食糧難があった時期には食虫もあったのかもなー
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/16(水) 23:38:58 ID:pd4.gDL.
空色茸、画像検索して見た
絵本に出てきそうなキノコで可愛かった
ていうかラブラブで一緒に寝てるリヴァハン可愛い
436
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:00:13 ID:Nansd1uU
【街角にて】
ハンジ「おや?」
リヴァイ「どうした」
ハンジ「あそこ、隠れるように人がいるから何かと思ったんだけど……」
リヴァイ「二人いるな。男と女」
ハンジ「ありゃ告白シーンかな。気づかれる前にさっさと行こうか」
リヴァイ「……待て。様子がおかしい」
ハンジ「え?」
437
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:00:44 ID:Nansd1uU
女「――っんで!!」
男「お、おい!」
女「どうして!!」
ハンジ「なんか揉めてる?」
リヴァイ「!!」ダッ
ハンジ「え? リヴァイ!?」
〆
438
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:01:15 ID:Nansd1uU
【止める】
男「落ち着けって……あ」
女「それならもう……!!」スッ
男「ナイフ……おい! やめろ!!」
女「もう生きてたって……!!」
――ガシッ
女「!?」
リヴァイ「やめておけ」
女「は、離して! もうおしまいなの!! もう……!!」
男「…………」
439
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:01:50 ID:Nansd1uU
リヴァイ「何があったかは知らねぇがやめろ」
ハンジ「何がおしまいなんだい?」
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「話してごらんよ。もしかしたら役に立てるかもよ?」
女「…………」
ハンジ「話すだけでも冷静になれるかもしれない。
冷静になって考えて、それでも、どうしても死にたいと思うなら止めないよ」
男「なっ」
リヴァイ「……」
女「…………彼が……」
〆
440
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:03:09 ID:Nansd1uU
【勝ってるのか負けてるのか】
ハンジ「彼が浮気ねぇ。それで死を選ぼうとするなんて……余程好きだったんだね」
リヴァイ「…………」
ハンジ「なんだかリヴァイ、静かだね。身に覚えでもあるのかい?」
リヴァイ「そんなもんあるか。仕返しがえげつなくて引いてるだけだ」
ハンジ「あぁ、彼女による平手打ちと急所への蹴りかい?」
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「私が体を押さえてたとはいえいい感じに入ったよね☆」
リヴァイ「…………」シワシワー
ハンジ「あれくらいの目にはあってもいいんじゃないの? お陰で彼女もスッキリして前に進むことにしたみたいだし」
441
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:03:44 ID:Nansd1uU
リヴァイ「……まぁ、結果としては良かった……ということにしておく」
ハンジ「しかしよりによって彼女の友人とだなんて最低だね」
リヴァイ「友人も友人だな」
ハンジ「本当だよ。彼女可哀想に……被害者なんだから死を選ぼうとしなくてもよかっただろうに」
リヴァイ「……裏切り者が二人だからな」
ハンジ「そうだね……でも平手打ち食らった後のみっともない保身の言い訳にドン引きして冷めたみたいだね」
リヴァイ「あれは間抜けだったな」
ハンジ「私たちがちょっとばかし殺気出しちゃうくらい最低だったね」
リヴァイ「ビビってたな」
ハンジ「彼女も一緒に怯えてたね」
リヴァイ「お前の殺気の所為だろ」
442
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:04:15 ID:Nansd1uU
ハンジ「どう考えてもリヴァイだろ」
リヴァイ「お前だ」
ハンジ「リヴァイだ」
ミケ「何を言い合ってるんだ」
ハンジ「ミケ、リヴァイの殺気の方がえげつないよね?」
リヴァイ「バカ言え。ハンジの珍妙な殺気の方がえげつねぇだろ」
ハンジ「珍妙な殺気ってなんだよ!」
ミケ「……なんだか分からんが殺気ならリヴァイの方がえげつないな」
ハンジ「だろ!! 私の勝ち!」イェーイ☆
リヴァイ「チッ」
ミケ「なんの勝負なんだ」
〆
443
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:04:48 ID:Nansd1uU
【ゾッとする】
ナナバ「変なことに巻き込まれてるねぇ」
ハンジ「あはは」
ナナバ「止めに入ってどっちも怯えさせるって何してるのさ」
ハンジ「あははははは」
ナナバ「笑って済ませるんじゃないの」
ハンジ「いやぁ、お陰で彼女は死ぬ気が失せたみたいだからさー」
ナナバ「そりゃ人類最強と奇行種の殺気に晒されれば失せるでしょ」
ミケ「それで失せなかったら本物だな」
ハンジ「本物じゃなくて良かったよ」
444
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:05:43 ID:Nansd1uU
ナナバ「死にたくなるほどの恋情か。ちょっと羨ましくも思うね」
ミケ「そうか?」
ナナバ「そこまで人を好きになれるってなかなかないじゃないか」
ハンジ「凄いことだよねぇ。でも死にたくはないなぁ」
ナナバ「そりゃそうだ。ましてや相手の浮気なら尚更。私だったら半殺しだね」
ハンジ「半殺しだなんてやっさしー。私は再起不能するかもしれないわー」
ミケ「……だとさ」
リヴァイ「…………どう仕返しするかは今日この目で見た」
ミケ「?」
445
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:06:27 ID:Nansd1uU
リヴァイ「あの男に……」ヒソヒソ
ミケ「…………それは……」ゾッ
ナナバ「ええ? その彼女に蹴らせたの?」
ハンジ「それくらいされてもいいでしょ」
ナナバ「んー、まぁねぇ。主に悪いのはソコだしね」
ハンジ「そーそー」
あはははははは!!
ミケ「…………女は怖いな」
リヴァイ「あの痛みを知らねぇからな…………」
〆
446
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:07:26 ID:Nansd1uU
【照れくさい】
――リヴァイ自室――
ハンジ「ミケとヒソヒソしてると思ったら女は怖いって話してたの?
言っとくけど余程じゃないとそんなところ狙わないよ」
リヴァイ「そう願いたいな」
ハンジ「人をなんだと思ってんだよ」
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「そういうことじゃないっての。もう。……ねぇ……死ぬほど好きって凄いことだね」
リヴァイ「そうだな」
447
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:08:12 ID:Nansd1uU
ハンジ「勢いだったかもしれないけど死を選ぼうとするなんてね」
リヴァイ「……抑えられないほどの感情ってのもあるだろう。今回のは良いことでもねぇが」
ハンジ「リヴァイがそんなこと言うなんて珍しいね」
リヴァイ「俺もお前にそういう感情を持ったからな。内容は違うが」ワシャワシャ
ハンジ「わっ! ちょっと」
リヴァイ「お前とはこういう関係にならないようにこの感情に抵抗し続けてきたが無駄だったしな」ワシャワシャ
ハンジ「…………」
リヴァイ「? なんだ?」
ハンジ「頭撫でながらそういうこと言うなよ」
リヴァイ「あ?」
448
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:08:44 ID:Nansd1uU
ハンジ「は、恥ずかしいだろうが」///
リヴァイ「…………ほう」
ハンジ「なんだよ」ムゥ
リヴァイ「…………」
ハンジ「…………」ムゥ〜
リヴァイ「…………」…ワシャワシャ
ハンジ「〜〜〜〜っ!」≡ドンッ、ギュー
リヴァイ「――ぐっ」ゴホッ
ハンジ「……どうすればいいか分からなくなるようなことするなよ、ばか」ギュウゥ
リヴァイ「……仕方ねぇだろ」ワシャワシャ
〆
449
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/20(日) 22:11:36 ID:Nansd1uU
レスありがとうございます
今もかは分からんが食用として食べてたらしいぞ、栗虫。リスも食べるらしい
虫はできれば食べたくないな……食糧難にならないことを祈る
キノコ調べてくれたのか。あれ綺麗よな
日曜に。ではまたーノシ
450
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/22(火) 22:39:00 ID:/s/LjfC6
半年前からちょっとずつ読んでてやっと追いついた こんなに長く続いてるのは見たことがないすげぇ...これからも応援してる
451
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:11:56 ID:Q.1E1Pas
【曰く付き】
リヴァイ「…………」フゥー
ハンジ「行く前から疲れてるねぇ」
リヴァイ「クソメガネ」ジト
ハンジ「今回は私お留守番だからねー」フフーン
リヴァイ「……」チッ
ハンジ「まーまー、夜会だから美味しいもの食べられるし、良いお酒も飲めるじゃないか」
リヴァイ「なら代われ」
ハンジ「お断りだ」
リヴァイ「ならパートナーとして一緒に来い」
452
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:12:33 ID:Q.1E1Pas
ハンジ「残念ながら今回はあなたとエルヴィンだけが招待されているんだ。あーザンネンダー」
リヴァイ「……」チッ
ハンジ「……招待客の中に調査兵団を疎んでる奴がいる。気を付けて」
リヴァイ「エルヴィンから聞いている」
ハンジ「主催者は悪い人ではないけど……一応ね」
リヴァイ「いくら疎んでいても妙な真似をおおっぴらにする奴はそう多くはねぇよ」
ハンジ「失墜を狙ってる奴は多いだろ」
リヴァイ「あぁ……」
ハンジ「…………泊まらないで帰ってきてね」
リヴァイ「……当たり前だ」
〆
453
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:13:15 ID:Q.1E1Pas
【ぐったり】
ハンジ「そろそろ帰ってくる頃だな……」
ハンジ「! 馬車の音……」ガタッ
―――
――
―
エルヴィン「疲れたな」
リヴァイ「ああ」ハァー
ハンジ「エルヴィン! リヴァイ!」
454
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:13:56 ID:Q.1E1Pas
エルヴィン「ハンジ」
リヴァイ「……」
ハンジ「二人ともおかえり! うわぁ……すごい疲れた様子だね」
エルヴィン「例の御方が酒に酔って絡んできてね」
ハンジ「うえぇ……ソレどう対処したの?」
エルヴィン「主催者がその御方より上に位置する方だったからな」
ハンジ「あちゃー。立場悪くなったんじゃないの? その御方とやら」
エルヴィン「逆恨みされなければいいんだが」
ハンジ「やめてよ、エルヴィン。それ言っちゃうとそうなりそうだから」
エルヴィン「そうだな……先に手を回しておくか」
455
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:14:48 ID:Q.1E1Pas
ハンジ「え?」
エルヴィン「私はもう戻る。ではな」ザッ
ハンジ「…………“私”ね。公私の公の顔か。今から仕事する気だね、あれは。根回しでもするのかな?」
リヴァイ「…………」ガシッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」スタスタスタ
ハンジ「ん? ん? ん? どうした、リヴァイ?」ズルズル
リヴァイ「……」グイグイ
ハンジ「おーい、リヴァーイ」ズルズル
〆
456
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:15:37 ID:Q.1E1Pas
【残ったモノ】
――リヴァイ自室――
リヴァイ「ふぅー」ボスッ
ハンジ「いきなり引っ張って来たと思ったら一人でソファに座って……何なのさ」
リヴァイ「こっちに来い」
ハンジ「何だよ」スタスタ
リヴァイ「座れ」ポンポン≡3
ハンジ「はいはい」ポスッ
リヴァイ「…………」グイッ
ハンジ「ぬお!?」
リヴァイ「はぁー」ギュー
ハンジ「…………お疲れだね?」
457
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:16:44 ID:Q.1E1Pas
リヴァイ「……ああ」ナデナデ
ハンジ「私は今、癒しの道具になってるのかな?」
リヴァイ「…………かもな」ナデナデ
ハンジ「…………」クンッ
リヴァイ「…………」ナデナデ
ハンジ「リヴァイ」グッ
リヴァイ「……なんだ」
ハンジ「このまま癒してあげたいけど心置きなく存分に癒しの道具になってあげたいからお風呂入って着替えてきて」
リヴァイ「はっ、お前に風呂に入れと言われるとはな」
ハンジ「……他の女の香水つけたままは嫌だと言ったよ?」
リヴァイ「…………分かった」
〆
458
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:17:55 ID:Q.1E1Pas
【癒しタイム】
リヴァイ「これでいいか?」
ハンジ「どれどれー?」クンクンッ
リヴァイ「……」
ハンジ「……オッケー!」ギュー
リヴァイ「そうか、ちゃんと取れたか」フゥー
ハンジ「あんだけ香ってたってことはまぁ、いろいろあったんだね」
リヴァイ「…………そうだな」ハァー
ハンジ「例の御方かい?」
リヴァイ「分からねぇ。だが作為的だったな。明らかにわざとけしかけてきてやがった」ナデナデ
459
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:18:40 ID:Q.1E1Pas
ハンジ「醜聞目的かな?」
リヴァイ「かもしれねぇな」ナデナデ
ハンジ「上手にあしらえた?」
リヴァイ「ああ…………エルヴィンがな」ハァー
ハンジ「ため息多いねぇ。お疲れさま」チュッ
リヴァイ「――……多くもなる。殴りかかられた方がマシだな」
ハンジ「反撃できるものね」
リヴァイ「ああ……」グイッ
ハンジ「ん……」
〆
460
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:19:35 ID:Q.1E1Pas
【敵に回してはいけない】
ナナバ「先に風呂に行けって言ったの? ハンジが? リヴァイに?」
ハンジ「そうだよ」
ナナバ「すごく疲れてたんだろ?」
ハンジ「そうだけど香水が凄かったんだよ」
ナナバ「そんなに?」
ハンジ「沢山の女の香りを纏われたまま抱き締められたくないだろ」
ナナバ「まぁ、せめて着替えてはほしいけど」
ハンジ「……分かってはいるよ。着替えるのも惜しんで癒されたかったのはさ」
461
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:20:26 ID:Q.1E1Pas
ナナバ「許せないラインだったってわけね」
ハンジ「……だぁーってさぁぁ、あれだけ香ってたってことはめっちゃ近づいてたってことじゃん?」
ナナバ「香りが移るほどだから物理的接触がありまくったってことだね」
ハンジ「言わないでよぉー」
ナナバ「そうか、だからすごく疲れてたのか」
ハンジ「やんわりあしらうの苦手だからね、あの人」
ナナバ「普通の女相手に乱暴なことできないしね」
ハンジ「いつもなら一睨みであんまり近寄ってこないけど今回は近づくのが目的だから……」
ナナバ「睨みに効果無しか。潔癖だから尚更お疲れだね」
462
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:20:59 ID:Q.1E1Pas
ハンジ「そー。だからこそのお風呂だよ」
ナナバ「あぁ、香りが無い方が落ち着けるってことね」
ハンジ「うん。お互いにね」
ナナバ「しかしその御方とやらは面倒そうな人だね」
ハンジ「その御方が謀ったことかは分からないけど……
エルヴィンが何かするみたいだから少しは大人しくなるんじゃないかな?」
ナナバ「何かって何だよ……」
ハンジ「さぁ?」
ナナバ「……エルヴィン怖いな」
〆
463
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/10/27(日) 22:22:03 ID:Q.1E1Pas
レスありがとうございます
半年もかけて……ありがとう。新規な方が来てくれるとはありがたやー
次は金曜に来るかなー?来れたらww
ではまたーノシ
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/01(金) 01:23:42 ID:5vP4btUw
乙乙
兵長は夜会で一体どんなことされたんだろw
465
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:14:45 ID:ry4SxJGM
【何しに来た】
壁|ピョコッ))
ミケ「……」
壁|≡3サッ
ミケ「…………」
壁|ピョコッ))
ミケ「……はぁ。なんだ、ハンジ、リヴァイ」
壁|ンジ「おや? 分かっちゃった?」
壁|ヴァイ「……」
ミケ「……リヴァイ、お前が壁から半身だけ出てると怖い」
リヴァイ「失礼な野郎だな」
ハンジ「やっぱり鼻で分かっちゃうよねぇ」
466
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:15:15 ID:ry4SxJGM
ミケ「鼻は関係なくバレバレだったぞ」
ハンジ「気配断つ気もなかったからね」
ミケ「何か用か?」
ハンジ「ほらほら、リヴァイ」
リヴァイ「…………」シワー
ミケ「用事があるのはリヴァイなのか?」
リヴァイ「…………ツラ貸せ」
ハンジ「喧嘩売ってんじゃないんだから」
ミケ「なんなんだ」
リヴァイ「表に出ろ」
ハンジ「だからそれじゃ喧嘩売ってるから」
〆
467
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:15:53 ID:ry4SxJGM
【言葉少な】
ミケ「リヴァイ、俺はハンジじゃないから分からんぞ」
リヴァイ「…………」
ハンジ「普通に誘えばいいのに」
リヴァイ「……みんなで飯を食う。来い」
ミケ「なんだ、飯の誘いか」
リヴァイ「……」コクリッ
ハンジ「そういうことさ。行こうか」
468
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:16:25 ID:ry4SxJGM
ミケ「ああ。構わんが……他は誰が来るんだ?」
ハンジ「エルヴィンとかナナバとか……いろいろ」
ミケ「そうか。どこに行くんだ?」
ハンジ「いつものところだよ」
ミケ「あぁ、あの酒場か」
ハンジ「そうそう」
リヴァイ「…………」
壁|「「…………」」
〆
469
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:17:05 ID:ry4SxJGM
【大体勝っちゃう】
――行きつけの酒場――
ハンジ「お先にどうぞー」
ミケ「? ああ」ギィー
「「「「おめでとうございます!!」」」」
ミケ「!?」ビックリ
ナナバ「誕生日おめでとう、ミケ」
ミケ「あ、あぁ。ありがとう」
ハンジ「ミッション終了!! 酒持ってこーい!」
リヴァイ「おい、ハンジ」
470
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:17:39 ID:ry4SxJGM
ミケ「ミッション?」
ナナバ「ミケを誘うことだよ。リヴァイが」
ミケ「なんでリヴァイなんだ」
エルヴィン「じゃんけんで勝ったからだ」
ミケ「勝ったから?」
ハンジ「そ。勝った人が誘うってことでじゃんけんしたんだよ」
ミケ「なるほど」スンッ
リヴァイ「…………」
〆
471
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:19:48 ID:ry4SxJGM
【澱んだのは何故?】
エルヴィン「リヴァイ、お前結局ハンジに誘わせただろう?」
ナナバ「あー、そうそう。リヴァイはミッションクリアしてないね。罰ゲームだよ」
リヴァイ「見てたのか……俺はちゃんと誘った。だから罰ゲームはしない」
ナナバ「どこに行くとかの説明ハンジに投げたじゃない」
リヴァイ「ミケがハンジに聞いたんだ」
エルヴィン「誘った奴が言わないとダメだろう」
リヴァイ「…………説明くらいいいだろ」
ミケ「そういやなんで言い澱んでたんだ? お前」グビッ
リヴァイ「…………ヒゲに泡付いてんぞ」
ミケ「飯誘うくらい普通にしてただろ」グイッ
リヴァイ「…………」
ハンジ「なんか妙に照れ臭かったみたいよ?」プハァー
リヴァイ「クソメガネ、泡が」
472
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:20:56 ID:ry4SxJGM
ハンジ「分かってる分かってる」グイッ
リヴァイ「…………」
ミケ「照れ臭い?」
ハンジ「誕生日のために改めて誘うって思うと緊張したんじゃない?」クスクス
リヴァイ「……違ぇ」
ミケ「じゃあなんだ?」
リヴァイ「…………」グビッ
ハンジ「んんんー? じゃああれか、改めて誘うのが照れ臭いのもあるし、
バレてもいいけど一応隠してたからバレたらビックリさせられなくてみんなに申し訳なかった……とか?」
リヴァイ「…………助かる」
ハンジ「だって!」ニパー☆
ミケ「…………」
ナナバ「ハンジの翻訳も極まれりだね」グビッ
〆
473
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:21:27 ID:ry4SxJGM
【後片付け】
ミケ「まぁ、なんにしてもありがとうな」
ハンジ「いえいえー」
リヴァイ「…………」
ミケ「ありがとう、な?」
リヴァイ「ああ……」
ミケ「ここ、貸し切りにしたのか」
ハンジ「うん。結構集まったしね」
ナナバ「片付けとか気にせず飲めるしね」
ミケ「片付け気にせず、な」
エルヴィン「多少はしなければならんだろうな」
474
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:22:08 ID:ry4SxJGM
ハンジ「え? そうかい?」
リヴァイ「酔って皿を割る奴やら吐く奴やら潰れる奴が出てくるだろ」
ナナバ「あー……そりゃそうだな」
ハンジ「確かに」ウンウン
リヴァイ「ハンジ、お前は吐いて潰れる側にいるからな」
エルヴィン「そうなったらリヴァイに任せるぞ」ポンッ
ミケ「頼んだぞ」ポンッ
リヴァイ「…………」シワシワー
ミケ「俺の誕生日にシワシワになるな。飲め」トポトポ
リヴァイ「……チッ」
ハンジ「……一番潰れられたら困るのってミケだよね」ヒソッ
ナナバ「あの巨体運ぶのは大変そうだね」
〆
475
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/02(土) 21:25:02 ID:ry4SxJGM
レスありがとうございます
ベタベタされたんだろうなぁきっと
遅れてすまぬ。昨日は寝てしまった
11月1日ミケさんおめ!!
次は遠くなってすまないが来週の日曜に。ではまたーノシ
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/02(土) 23:55:16 ID:YbrUBswY
ミケさんおめでとー
半分出てる兵長はホラーだw
477
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:00:35 ID:VgFpmJ3A
【背中からハンジ】
ハンジ「リーヴァーイー!!」ドーンッ
リヴァイ「……」ビクトモ
ハンジ「いやぁー寒くなってきたよねぇ」ノッシリ
リヴァイ「ああ」ザッザッ
ハンジ「リヴァイカイロの時期だよ」
リヴァイ「俺はカイロじゃねぇ」ザッザッ
ハンジ「庭掃きかい?」
リヴァイ「たまにやらねぇと落ち葉で埋まる」ザッザッ
478
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:01:13 ID:VgFpmJ3A
ハンジ「まぁ確かにね」
リヴァイ「お前は何してる」
ハンジ「暇してる」
リヴァイ「手伝え」
ハンジ「やなこった」
リヴァイ「クソが」
エルヴィン「おや? リヴァイ、ハンジが乗っかってるぞ」
ハンジ「やぁ、エルヴィン」
リヴァイ「知っている」
〆
479
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:01:51 ID:VgFpmJ3A
【勝負!!】
エルヴィン「てっきり気付いていないのかと思ったよ」
リヴァイ「そんなわけあるか」
ハンジ「木の葉集めたらイモ焼こうよ」
エルヴィン「それもいいな」
リヴァイ「誰がイモを買いに行く」
ハンジ「……」
エルヴィン「……」
リヴァイ「……」
480
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:02:25 ID:VgFpmJ3A
――――ザッ!
ハンジ「あ、じゃーんけん!!」
エルヴィン「!」ザッ
リヴァイ「!」ザッ
ミケ「おい、庭で集まって何してるんだ?」∩(入 )))
ハンジリヴァイエルヴィン「「「!!!」」」
ハンジ「ぽんっ!!」チョキ
エルヴィン「……」チョキ
リヴァイ「……」チョキ
ミケ「?」∩(入 )パー
〆
481
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:03:08 ID:VgFpmJ3A
【あてられる】
ミケ「おかしいだろう。手をあげていただけなのにじゃんけんに参加していることになるなんぞ」ブツブツ
ハンジ「まだ言ってる」ツンツン
リヴァイ「あまりイモを突っつくな。生焼けになるぞ」
ハンジ「時々転がした方がいいんだよ」
エルヴィン「不運だったな。買ってきてくれてありがとう、ミケ」ポンッ
ミケ「……はぁ。もういい」
482
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:03:58 ID:VgFpmJ3A
リヴァイ「クソメガネ、転がしすぎだ」
ハンジ「大丈夫だって。生焼けだったらまた焼けばいいさ。落ち葉はそこらにあるし」ツンツン
リヴァイ「……俺を突っつくな」
ハンジ「リヴァイも突っついちゃダメなの?」
リヴァイ「良いわけねぇだろうが」ガシッ
ハンジ「あ、こら、ちょっと、指離せ!」ジタバタ
ミケ「…………睦まじくて何よりだな」ハァー
エルヴィン「ははっ」
〆
483
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:04:49 ID:VgFpmJ3A
【勝たずして勝つ】
ハンジ「そろそろ焼けたかなー?」
ナナバ「何してるんだい?」
ミケ「ナナバか」
エルヴィン「良いところに来たな」
ナナバ「? イモ?」
ハンジ「そう、ちょうど焼けたよ。食べる?」
ナナバ「いいのかい?」
484
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:05:28 ID:VgFpmJ3A
ハンジ「うん、結構あるから大丈夫だよ」
ナナバ「じゃあ、貰うよ。ありがとう」
リヴァイ「…………」
ミケ「どうした、リヴァイ」
リヴァイ「いや……一番の勝利者はナナバだな、と思ってな」
ミケ「あぁ……」
エルヴィン「確かに。何もせず獲物を得ているな」
ナナバ「? 何の話だい?」
ハンジ「タイミングが絶妙だって話だよ」フフッ
〆
485
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:06:15 ID:VgFpmJ3A
【背中からリヴァイ】
――ハンジ執務室――
リヴァイ「ハンジ」ガチャッ
ハンジ「ノック1つ無いとは恐れ入る」カリカリ
リヴァイ「お前に言われたくねぇ」スタスタ
ハンジ「私はノックするよ。返事は待たないけど」カリカリ
リヴァイ「……終わりそうか?」ヒョイッ←覗き込んだ
ハンジ「あとちょっとだねー。休憩でしょ? ちょこっと待ってて」カリカリ
リヴァイ「分かった」ノッシリ
ハンジ「重っ。なんで背に背を乗っけてんだよ」
リヴァイ「休憩しながら待っている」ノッシリ
ハンジ「重いわ」
486
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:07:02 ID:VgFpmJ3A
リヴァイ「そうか」ノッシリ
ハンジ「この野郎。窓遮られてお日様あたらないんですけどー。寒いんですけどー」
リヴァイ「俺はカイロなんだろう?」
ハンジ「まさかの自らカイロ発言」
リヴァイ「ちゃっちゃと終わらせろ」ヌクヌク
ハンジ「あ! 正面からお日様、背は私で暖を取ってやがる! ずっりぃー!」
リヴァイ「いいからとっととやれ」
ハンジ「はいはい。紅茶入れてよねー」カリカリ
リヴァイ「ああ」
ハンジ「んもう」カリカリ
〆
487
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/10(日) 22:08:46 ID:VgFpmJ3A
レスありがとうございます
∩(入 )はミケさんww
今回左を向いてたので(入 )だけど正面だと( 人 )これ。エルヴィンは( 人)?
スマホだから変だったらすまん……というか見分けつかねぇな、こんなもんwww
日曜に。ではまたーノシ
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/12(火) 21:19:14 ID:hGsLsTEs
相変わらず芸が細かいなー
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/13(水) 09:01:30 ID:rTWYQDxc
なんだ?と思ったら前髪かw
上手いww
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/17(日) 02:39:30 ID:3nRbaIqE
猫シリーズ、子猫sが正しくない?
アポストロフィは所有物
491
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:49:44 ID:SeqnBufE
【一番記憶に残った】
リヴァイ「ほら」カチャッ
ハンジ「ん。あー美味しい。やっぱりリヴァイの淹れた紅茶はいいね」フゥー
リヴァイ「そうか」ズズズズ
ハンジ「エルヴィンってばまた中央に行ってるんだって?」
リヴァイ「ああ。お茶会だと」
ハンジ「支援者の方々とお茶会ね……大変そうだ」
492
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:50:18 ID:SeqnBufE
リヴァイ「……」
ハンジ「どうしたの?」
リヴァイ「いや……ここのところお茶会とやらが多いなと思ってな」
ハンジ「確かに……もしかして根回しかな?」
リヴァイ「?」
ハンジ「ほらちょっと前の夜会だよ。酔って絡んできた御方がいたでしょ?」
リヴァイ「あぁ……他の女の香水が気に食わねぇとお前が嫉妬したあの夜会か」
ハンジ「……どういう覚え方だよ」
〆
493
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:51:21 ID:SeqnBufE
【厄介者】
ハンジ「まぁ、あれからまだそんなに経ってないからしばらく続くかもね」
リヴァイ「面倒なことにならなきゃいいがな」
ハンジ「そうだねぇ。主催者に窘(たしな)められて大人しくなってくれてたらいいけど」
リヴァイ「……そんなタマには見えなかったな」
ハンジ「そりゃ厄介そうだね」シワッ
リヴァイ「何かしでかす前にエルヴィンが止めようとしているんだろうが……」グリグリ
ハンジ「ちょっ、眉間をぐりぐりするな。……止まればいいけどね」
リヴァイ「ああいう奴のプライドだけは高ぇからな」
ハンジ「面倒臭いよねぇ。嫌いなら近寄らなければいいのに」
494
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:52:00 ID:SeqnBufE
リヴァイ「どうしても目にすることはあるからな」
ハンジ「それ以外で近寄らなければいいのに」
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「……それかいっそやらかしてくれればいいのに」
リヴァイ「潰すのは骨が折れるぞ」
ハンジ「潰すなんて物騒なことしないよー……ちょーっと柔らかーい部分を知れたらそれでいいんだよ」
リヴァイ「弱味な」
ハンジ「ま、エルヴィンがそれをやってくれているだろうけどね」
リヴァイ「長期戦は面倒だな」
ハンジ「早く終わるといいね」
〆
495
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:53:17 ID:SeqnBufE
【別の噂】
ハンジ「エルヴィン、おかえり」
エルヴィン「ああ、ただいま」
ハンジ「戦況はどうだい?」
エルヴィン「まあまあだな。だが……」
ハンジ「何か気になることでも?」
エルヴィン「くだらない噂を流しているようだ」
ハンジ「噂?」
エルヴィン「夜会に来ていた方々が見ていたから広まってはいないがしつこく話題に乗せているらしい」
ハンジ「噂が収まってはまた噂してってこと? それ主催者の面子を潰すことにならない?」
エルヴィン「酔って絡んできたことが問題だっただけだからな」
ハンジ「…………流してるのはリヴァイに女が酔って集ったことの方か」
エルヴィン「ああ。侍らせて遊んでいる、とな」
ハンジ「馬鹿馬鹿しい」
496
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:54:09 ID:SeqnBufE
エルヴィン「リヴァイの噂だけで実情を知る者が多いわけではないからな」
ハンジ「…………」
エルヴィン「その場にいた方々は女性が勝手に寄っていって
あしらわれているのを見ているから訂正してくださっているんだが」
ハンジ「しつこく噂話を繰り返されれば信じる人も出てくる」
エルヴィン「そういうことだ」
ハンジ「しばらく夜会にリヴァイを連れていかない方がいいんじゃないの?」
エルヴィン「逆だな。とことん連れていく」
ハンジ「えっ!? なんで!?」
エルヴィン「噂を信じている者は興味を持って参加するだろう。
その者たちにリヴァイは寄ってくる女性に興味が無いと見せつければいい」
ハンジ「……それ別の噂が流れない?」
エルヴィン「…………女性自体に興味が無いと見せるわけじゃないぞ」
〆
497
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:55:15 ID:SeqnBufE
【パートナー】
エルヴィン「――というわけで、これから夜会の招待があれば全て出てもらう」
リヴァイ「…………………………了解した」シワシワー
ミケ「シワシワ……じゃない渋々だな」
ハンジ「シワシワでもあるけどね」
リヴァイ「……」ジロリッ
ミケ「……」フイッ
ハンジ「……」プイッ
リヴァイ「……条件を付けてもいいか?」
エルヴィン「出来ることなら叶えてやろう」
リヴァイ「出る夜会全てにハンジを付けろ」
498
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:55:48 ID:SeqnBufE
ハンジ「はぁ!?」
エルヴィン「ふむ……大抵はパートナーが必要だしな。全て、は難しい事もあるかもしれんが出来るだけそうしよう」
ハンジ「えぇ!? 私も結構忙しい身なんだけど!」
エルヴィン「ならば他の女性に頼もうか?」
ハンジ「そっ!! それは……」
エルヴィン「それは?」
ハンジ「それは嫌」ボソッ
エルヴィン「そうか。では決まりだな。ドレスは新調するか?」
ハンジ「そんな金どこにあるのさ」
エルヴィン「リヴァイのポケットマネーかな?」
リヴァイ「あぁ?」
499
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:56:30 ID:SeqnBufE
エルヴィン「補助は出すぞ?」
リヴァイ「全額出せ。必要経費だろ」
エルヴィン「分かってる。冗談だよ」クスッ
ハンジ「新調なんてせずにそれ研究費に回してほしいくらいなんだけど」
エルヴィン「その為の経費ではないからな。それに」
ハンジ「?」
エルヴィン「ドレスは無事なのか?」
ハンジ「…………………………」ムゥ
リヴァイ「…………おい、てめぇ」
ハンジ「いっそ兵士の服じゃダメかな?」アハッ
リヴァイ「ダメに決まってんだろうがクソメガネ」
〆
500
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:57:07 ID:SeqnBufE
【ぎゅっと】
ミケ「ドレスダメにしたのか?」
ハンジ「あー……虫に食われてるかもしれない。仕舞いっぱなしで」
ミケ「リヴァイ、ちゃんと管理してなかったのか?」
リヴァイ「なんで俺が全部管理してると思ってんだ」
ハンジ「もう兵装でいいじゃん」
リヴァイ「いいわけねぇだろうが」
ハンジ「兵装も一応正装だし」
ミケ「新調するんだろう? ドレスが嫌なのか?」
501
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/17(日) 23:58:02 ID:SeqnBufE
ハンジ「そうじゃないけど、いや、動きづらいからあんまり好きではないけど」
エルヴィン「パートナーとしてリヴァイと一緒に行くのだからドレス以外は認めないぞ」
ハンジ「分かってるよ……はぁードレスかぁ」
ミケ「やっぱり嫌なのか?」
ハンジ「嫌というか……コルセットがね……」
ミケ「あぁ……締め上げるからな」
ハンジ「そ。結構キツいんだよね」
ミケ「リヴァイにやられたらさぞかしキツいだろうな」
ハンジ「本気で締められたら胴体が真っ二つになりそう」
リヴァイ「人をなんだと思ってやがる」
〆
502
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/18(月) 00:00:44 ID:oWw6OsrQ
レスありがとうございます
やだっ恥ずかしい///s(というより「’」)の使い方がなってないなんてっm違わないように気を付けなきゃ
ありがとね
日曜に。ではまたーノシ
503
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/24(日) 22:08:22 ID:ILIVt30U
【ワーカーホリック】
――ハンジ研究室――
リヴァイ「ハンジ、今度の休みだが」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「街に行くぞ」
ハンジ「いいよ。どこ行くの?」
リヴァイ「仕立屋だ」
ハンジ「服仕立てるの?」
リヴァイ「忘れてやがるのか?」
ハンジ「何が…………あ!」
リヴァイ「思い出したか」
ハンジ「ドレスかっ!」
504
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/24(日) 22:09:03 ID:ILIVt30U
リヴァイ「ああ」
ハンジ「まだ夜会決まってないじゃん」
リヴァイ「早めに準備しねぇとゴタゴタするだろうが」
ハンジ「そうだけどさぁ」
リヴァイ「ちゃんと風呂に入っておけよ」
ハンジ「分かってるよ。しかしドレスとなるとちょっと遠出になるね」
リヴァイ「この辺りじゃドレスの仕立屋はねぇからな」
ハンジ「一日で済むの?」
リヴァイ「…………念の為もう一日貰っておくか」
ハンジ「早く戻れれば仕事するってことで」
リヴァイ「分かった」
ニファ(二日くらい丸々休んだらいいのに……休みでも研究やらなんやらしてるんだし)
モブリット(二人とも働き過ぎです……)
〆
505
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/11/24(日) 22:09:40 ID:ILIVt30U
【それは普段着として】
――街――
ハンジ「ここに来るのは久しぶりだねぇ」
リヴァイ「大体は近場で済ますからな」
ハンジ「さっさとドレス決めて街を散策しようよ」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「既製品で合うのがあると早いんだけど。ドレスは何色にしようか?」
リヴァイ「その辺はお前が好きに決めろ」
ハンジ「せっかくリヴァイが一緒なのにかい?」
リヴァイ「妙なもん選ばねぇように見ていてはやる」
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