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リヴァイ「どこまでも」ハンジ「戯れてゆく」

1 ◆uSEt4QqJNo:2019/03/24(日) 21:06:26 ID:shFq.iOU
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/
10スレ目、ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1514206364/

の続き。えぇ……な11スレ目。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという念の為の説明

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。今回は2話目から
その後はないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊のネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
記憶喪失ネタの途中。も一つおまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定。スレのURLで溺れそう

369 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:02:31 ID:.73FIX.M

ハンジ「…………」

エルヴィン「……」ハァー

エルヴィン「多少持っていくのは目溢(めこぼ)ししているが、酒を新しく仕入れる度にやるのはやめろ」

ハンジ「なんのことだかさっぱりだね!」

ミケ「……」

エルヴィン「普通に飲みたいと言えばいいだろうに」

ハンジ「……そうしたら飲ませてくれるの?」

エルヴィン「そんなにケチじゃない」

リヴァイ「ほう……? ならこれも飲ませてくれるんだな」

ハンジ「リヴァイ!」

エルヴィン「――っ! 何故それを!?」




370 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:03:26 ID:.73FIX.M

【悪い奴】


リヴァイ「まさか本棚の奥に隠し場所があるとはな」

エルヴィン「――くっ」

ハンジ「わぁお!! それめっちゃ希少なやつじゃん!」

ミケ「一人占めするつもりだったのか?」

エルヴィン「多くはないんだぞ? 希少なんだぞ?」

ハンジ「エルヴィンのお小遣いからまだしも、寄付されたやつじゃん。ずーるーいー」

エルヴィン「俺へと渡されたやつだ」

リヴァイ「個人じゃねぇだろ」

ミケ「調査兵団にだろう?」スンッ

371 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:04:11 ID:.73FIX.M

エルヴィン「いや、個人にだな」キッパリ

ハンジ「嘘だね。いや、嘘じゃなくてもこの際関係ないね。飲ませてくれるって言った!」

エルヴィン「飲ませるとは言ってない」

ハンジ「ケチじゃないって言った」

エルヴィン「…………お前たちにしか飲ませられないからな?」

ハンジ「分かってる! 幹部の役得!!」

ミケ「……幹部の、というより」

リヴァイ「コソ泥か?」

ミケ「そこまでは言わない」




372 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:04:58 ID:.73FIX.M

【絡み酒】


ハンジ「――っかぁー!! 良い酒!」

リヴァイ「オヤジ臭ぇ」

ミケ「時々中身がオヤジだな」

エルヴィン「ゆっくり飲め」

ハンジ「エルヴィンケチくさーい」

エルヴィン「ケチじゃない。倹約家なだけだ」

373 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:05:38 ID:.73FIX.M

ミケ「ものは言い様というやつだな」

リヴァイ「まぁ、そうだが。少ししかねぇ酒をぐびぐびやられんのは引っ掛かる」

エルヴィン「よし、リヴァイは俺の味方だ」

ハンジ「えぇー。なんだよ、リヴァイ。私の味方につけよ」

リヴァイ「……めんどくせぇ絡みが始まったな」シワー

ミケ「ハンジはもう酔ってるのか?」

ハンジ「楽しいだけだよ」ヘヘヘー




374 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:06:11 ID:.73FIX.M

【待て】


リヴァイ「……ちょっと待ってろ」スタスタ…ガチャッ

ハンジ「およ? 出てっちゃった」

ミケ「あー……俺もちょっと出てくる」スタスタ…ガチャッ

ハンジ「あれれ?」

エルヴィン「すぐ戻るだろ」

ハンジ「そうなの?」

エルヴィン「あいつらの自室は近くだしな」

ハンジ「??」

ガチャッ

リヴァイ「ほら」カチャカチャッ

ハンジ「わぁーい! 酒だぁ!」

375 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:06:55 ID:.73FIX.M

エルヴィン「ほう、良いモノだな」

リヴァイ「あぁ、お前の誕生日用だったが持ってきた」

エルヴィン「…………ちょっと待て」

ハンジ「飲むぜぇぇ!」キュポンッ

エルヴィン「いや、待てハンジ」

ガチャッ

ミケ「持ってきたぞ」

ハンジ「おお! ミケもだぁ!」

エルヴィン「ミケ、もしかしてその酒は……」

ミケ「お前の誕生日用に用意してたものだが……まぁいいだろ」ゴトッ

エルヴィン「いや、良くない。良くないと思うぞ。俺の誕生日はまだ先だ」

リヴァイ「前倒しだな」

エルヴィン「壁外調査もない上、忙しくもないのに前倒しをするな」




376 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:07:30 ID:.73FIX.M

【無礼講】


エルヴィン「それは俺にくれるものじゃないのか?」

ハンジ「ひゃっほぉぉーい」ポンッ

エルヴィン「ハンジ、次々開けるんじゃない」

リヴァイ「ほぅ、美味いな」

ミケ「お前の酒も美味い」

エルヴィン「褒め合うな。俺のだろう、それは」

ミケ「みんなで飲むほうが美味いぞ」

エルヴィン「確かにそうだが」

ハンジ「美味し〜い」ヘニャ

リヴァイ「そうか」ポンポンッ

エルヴィン「そこ、ちゃっかりイチャイチャするんじゃない」

377 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:08:19 ID:.73FIX.M

ミケ「まぁ、飲め」トポトポ

エルヴィン「全く、なんでこうなったんだ」

ミケ「さぁな。……なんとなく楽しくなったんだろ」

エルヴィン「楽しく、なぁ……」

ハンジ「エルヴィン飲め飲め〜」トポトポトポトポ

エルヴィン「こら、ハンジ。混ぜるんじゃない。おい、注ぎすぎだ。溢れる」

ハンジ「溢さないで飲めー!」

エルヴィン「ああ、もう」ズズッ

ハンジ「うひゃひゃひゃ」

リヴァイ「これは酔ってるな」

ミケ「お前が飲ませたんだろうが」

リヴァイ「なんだか楽しそうにしてやがったからな」

ミケ「わざとか」




378 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:08:49 ID:.73FIX.M

【睡眠翻訳】


ハンジ「」スヨスヨ

リヴァイ「……」ナデナデ

エルヴィン「ハンジは寝たか」

リヴァイ「ああ」

エルヴィン「お前たちの酒強奪は突然だな。気が気でないよ」ハァー

リヴァイ「そりゃいい訓練になるな」

エルヴィン「良くない」

ミケ「まだ、酒残ってるぞ。飲め」トポトポ

エルヴィン「ああ」グビッ

ハンジ「うへへ……」スヤァ

リヴァイ「…………」ポンポンッ

379 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:09:42 ID:.73FIX.M

エルヴィン「……親子か」ボソッ

ミケ「ぶほっ」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「何でもない。しかしいきなり何なんだ、お前たち」

ミケ「くくっ……はぁ……詰まった仕事が片付いたみたいだったからな。ここだと思ってな」

エルヴィン「気が緩んでいると見て狙ったのか」グビッ

リヴァイ「まぁな」

ミケ「見つかったがな」

リヴァイ「酒はすでに手に入れていた」

ミケ「お前、出てきちまっただろ」

リヴァイ「……これ」スッ

ミケ「ん?」

380 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:10:16 ID:.73FIX.M

リヴァイ「かなり良いやつだ」つ酒瓶

ミケ「………………………………」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「……」グビッ

ガバッ!

ハンジ「あのれぇー、あんまりいいさけすぎてぇー、
えるうぃんにのませないのはわるいとおもったんらってぇー」

ハンジ「おやすみぃー」パタッ、スヤァ

リヴァイ「…………」ポンポンッ、ナデナデ

ミケ「…………」

エルヴィン「…………」




381 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/22(日) 22:10:57 ID:.73FIX.M
レスありがとうございます


エルヴィンを走らせたかっただけ
日曜に。ではまたーノシ

382以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/23(月) 01:14:48 ID:S1oQRjKw

大人げないと思ったら優しさが隠れていた

383 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:33:38 ID:5WOklcS6

【要請が来た】


ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「……ハンジよ」

ハンジ「んー?」

リヴァイ「今日は何の日か知っているか?」

ハンジ「おや? 珍しいね、リヴァイがそんなこと言うなんて。何の日だい?」

リヴァイ「クリーニングの日だそうだ」

ハンジ「…………」

384 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:34:14 ID:5WOklcS6

リヴァイ「…………お前、何日風呂に入ってないんだ?」

ハンジ「……」ガタッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「リヴァイ、知っているかい? 何の日というのはひとつじゃなかったりするんだ」カッカッ

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「だから…………」

リヴァイ「…………」←扉の前にいる

ハンジ「…………」

リヴァイ「……」




385 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:34:44 ID:5WOklcS6

【クリーニング係】


ハンジ「ク、クリーニングってのは人の体を洗うことじゃないと思うんだ」

リヴァイ「たいして違わねぇ」

ハンジ「いや、違う! かなり違うね!!」

リヴァイ「つべこべ言わずに風呂に行け」

ハンジ「あなたが扉を塞いでいるんじゃないか!」

リヴァイ「どいたら風呂に行くのか?」

ハンジ「……もちろん!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……」

386 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:35:19 ID:5WOklcS6

リヴァイ「…………」ハァー

ハンジ「深いね」

リヴァイ「ため息も深くなる。ナナバ、ニファ」

ガチャッ

ナナバ「はいよ」

ニファ「はい!」

ハンジ「え?」

リヴァイ「今から落とす。後は頼むぞ」

ナナバ「やれやれ」ハァー

ニファ「お任せを!」

387 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:36:05 ID:5WOklcS6

ハンジ「んん?」

リヴァイ「俺は今日、忙しくてな」シュッ

トンッ、ドサッ


リヴァイ「……」
ハンジ「」キュー


リヴァイ「風呂場まで運ぶ」
ハンジ「」


ニファ「お願いします」

ナナバ「世話の焼ける子だね」




388 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:36:50 ID:5WOklcS6

【共同風呂】


ザバー

ハンジ「はっ!?」

ナナバ「あ、起きた?」

ニファ「今髪の泡を流すところですよー。上向いたままでいてくださいね」ザバー

ハンジ「ここは……風呂」

ナナバ「風呂だよ。もう、介護してる気分だよ。ほら、起きたなら自分でやりな」つスポンジ

ニファ「あとは体だけですよ」

389 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:38:00 ID:5WOklcS6

ハンジ「う、うん」ゴシゴシ

ナナバ「私らも自分の体洗おうかね」

ニファ「そうですね」

ハンジ「ごめんね、付き合わせちゃって」

ナナバ「そう思うのならリヴァイにヘルプがいかないくらいの頻度で風呂に入りな」ゴシゴシ

ハンジ「うう……」

ナナバ「言っておくけど最低限の話だからね、これ」

ハンジ「ううぅ……」




390 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:40:28 ID:5WOklcS6

【石鹸の効能】


ニファ「ほら、これ前に作った石鹸ですよ」

ナナバ「本当にいい香りだね。使い心地もいいし。ニファは天才だね」

ニファ「そんなことないですよー」ウフフー

ナナバ「肌もすべすべだし」ナデ…

ニファ「ひゃっ! もう、ナナバさん」

ナナバ「いいじゃないか、これくらい。ほーらここもすべすべ」

ニファ「きゃあ! そこダメですって! くすぐったい」クスクス

ナナバ「ニファはここが弱いのかぁ」サワサワ

ニファ「やんっ! やだもう、ナナバさんってばー」アハハ

ハンジ「…………私の部下にセクハラするのやめてくださーい」

391 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:41:12 ID:5WOklcS6

ナナバ「ん? 嫉妬かな? ハンジも触ってあげよう」ワキワキ

ハンジ「ちょっ、違っ、その手やめろ! 明らかにくすぐる気じゃないか!」

ナナバ「石鹸つけるとするするとくすぐれるよ」ワキワキ

ハンジ「くすぐる気満々じゃん!! 近づくな、ナナバ!」

スッ

ハンジ「!?」

ニファ「んふふふふ」サワッ

ハンジ「うひゃっ!?」

ニファ「捕まえましたー」

ナナバ「よくやった、ニファ」

ハンジ「裏切られた!?」




392 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:42:02 ID:5WOklcS6

【すべすべお肌】


ニファ「ハンジさん、肌お綺麗ですよねぇ」サワサワ

ハンジ「うひっ」ビクッ

ナナバ「不摂生してるくせにねぇ」モニモニ

ハンジ「ちょっと、こら! ナナバは揉むんじゃない!」

ナナバ「あれ? ちょっと大きくなった?」

ハンジ「え? 変わってないと思うけど」

ニファ「ま、前にも揉んだことがあるってことですか」

ナナバ「揉んで揉まれてだよ」

ハンジ「そうそう」モニモニ

ナナバ「ひゃっ!?」ビクッ

ハンジ「…………ナナバ……」

ナナバ「黙れ」

393 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:42:41 ID:5WOklcS6

ハンジ「はーい。ニファは」

ニファ「……」フルフル←怯えてる

ハンジ「……」

ナナバ「……」

ハンジ「良いものを持っている」

ナナバ「良いものだね」フム

ニファ「え、いや、ちょっ、」

キャアァァァァァ


エルド「? 今絹を裂くような悲鳴が聞こえたような……?」

リヴァイ「そうか? しかしなんだこの量は」

グンタ「書類地獄ですね」

リヴァイ「クソが」




394 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:43:39 ID:5WOklcS6

【何故なのか】


ハンジ「はぁー疲れた」グッタリ

ナナバ「風呂で遊ぶもんじゃないね」グッタリ

ニファ「本当ですよ、もう」グッタリ

ナナバ「なんだかんだニファも応戦してたじゃないか。だいぶ揉まれたよ、私」クスクス

ニファ「いや、その、まぁ、女子だけで入るとそれなりに……」

ナナバ「あー」

ハンジ「大きい子のとか気になるしねぇ」

ナナバ「なるねぇ。あやかろうと揉ませてくれって言ってる子見かけたよ」

ハンジ「マジか」

ナナバ「マジだ」

395 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:44:20 ID:5WOklcS6

ニファ「ひとりが触り出すとお触り大会みたいになるんですよね」

ナナバ「揉ませたんだから揉ませろーってね」

ハンジ「自分にも付いてるのに何故なのか」

ニファ「あ、でも兵団外の人にはそういうことしないかもしれないです」

ナナバ「ん?」

ハンジ「あれ? そういえばそうかも」

ナナバ「なんでだろうねぇ」

ハンジ「箍が緩むのかな」

ニファ「……揉むことで安心感を得ようとしている、とかでしょうか?」

ハンジ「母性を感じようとしている、とか」

ナナバ「考察に入っちゃったよ」

リヴァイ「…………お前ら、食堂で何を話してやがる」




396 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/29(日) 22:46:28 ID:5WOklcS6
レスありがとうございます


久しぶりに日付(9/29クリーニングの日)ネタからの風呂
次も日曜に。ではまたーノシ

397以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/30(月) 11:36:13 ID:kRnklApM

おなご達の戯れ可愛すぎか

398以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/01(火) 21:24:50 ID:Rgt5KZUU
なぜか修学旅行を思い出した

399 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:40:00 ID:MBMmWKwo

【お疲れ様】


リヴァイ「バカな話は個人の部屋か酒の席だけにしろ」ガタンッ

ハンジ「仕事終わったの?」

リヴァイ「いや、休憩だ」コキコキッ

ニファ「大変ですね」

リヴァイ「ああ……だがまぁ仕方ねぇ」

ナナバ「お疲れさん。可哀想だから紅茶を淹れてあげよう」ガタッ

リヴァイ「頼む……」

400 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:40:31 ID:MBMmWKwo

ハンジ「本当にお疲れだね」

リヴァイ「書類仕事は向かん」

ハンジ「ははっ、だろうね」

ナナバ「はい」コトッ

リヴァイ「悪い」

ナナバ「いいえ。はい、みんなも」

ハンジ「ありがとーナナバ大好きー」

ニファ「ありがとうございます」

リヴァイ「…………」フゥ




401 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:41:31 ID:MBMmWKwo

【男湯は?】


ハンジ「そういやさ、男湯ではそういうことないの?」

リヴァイ「あ?」

ナナバ「[ピー(自主規制)]の触り合いだよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ナナバ、直接すぎる」

ナナバ「今更そんな恥じらいはないね」キッパリ

リヴァイ「……そんなことがあると思うのか? あったとして聞きたいか?」

ナナバ「聞きたくないしドン引きする」

リヴァイ「理不尽すぎねぇか?」

ハンジ「うわぁ……想像したらすっげぇ嫌だ」

リヴァイ「想像すんじゃねぇ」

ニファ(私は置き物……置き物……聞こえない聞こえない)




402 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:42:15 ID:MBMmWKwo

【シワシワ】


ミケ「……感心しない話をしているな」スンッ

ナナバ「あ、ミケ」

リヴァイ「お前、書類終わったのか?」

ミケ「あと少しだな。お前は?」

リヴァイ「…………」シワー

ミケ「なるほど。早く終わったら手伝ってやらんこともない」

リヴァイ「……見返りは?」

403 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:43:08 ID:MBMmWKwo

ミケ「そうだな、お前の部屋の戸棚に緑の瓶があったろう?」

リヴァイ「………………………………いいだろう」

ミケ「交渉成立だな」ニヤッ

リヴァイ「……手伝ったらの話だからな」シワー

ミケ「分かってる」スンッ

ハンジ「で、触り合いとかあるの? ミケ」

ミケ「……その話続けるのか?」シワ




404 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:43:41 ID:MBMmWKwo

【妖しい空気】


リヴァイ「ねぇっつっただろうが」

ハンジ「えぇー? リヴァイがいるときは無かったってだけかもしれないじゃん」

ナナバ「確かに」ポムッ≡3

ニファ「紅茶おいしいなぁ〜。あ、いい天気」(現実逃避)

ミケ「…………筋肉が凄いという話になることはある」

リヴァイ「…………」

ハンジ「そうなんだ? 筋肉触ったりするの?」

ミケ「腕とかな」

ナナバ「…………腕だけ?」

ミケ「…………胸筋とか」

ハンジ「ぶははははは!! 男も結局胸の触り合いかよ!」ゲラゲラ

リヴァイ「…………」シワー

405 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:44:25 ID:MBMmWKwo

ナナバ「あははは! はぁー。それリヴァイとかミケも触られるの?」

リヴァイ「ねぇよ」

ミケ「腕はあるが胸筋はないな」

ハンジ「へぇー。やっぱ遠慮するのかなぁ」

ナナバ「他が触り合いっこしてるんだ?」

ミケ「まぁなぁ……」

リヴァイ「…………」

ハンジ「ん? なんかあるの?」

ミケ「いや」

ナナバ「…………あぁ」

ハンジ「えっ? 何? ナナバ」

ナナバ「ううん。何でもない」

ナナバ(女湯でも妖しい雰囲気の子達がいるけど…………男湯もか……)




406 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:44:59 ID:MBMmWKwo

【保護者】


ハンジ「あー笑った」ハァー

ニファ「……お話終わりましたか?」

ナナバ「あー、ごめんごめん。もうしないよ」

ニファ「ははっ……」ホッ

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「ん? 何かついてる?」

リヴァイ「何もついてねぇのを確認してた」

ハンジ「どういうことだよ」

リヴァイ「ちゃんと入れてくれたようだな。助かる」

ナナバ「いーえー」

ニファ「どういたしまして!」

407 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:45:37 ID:MBMmWKwo

ミケ「ハンジの世話を二人に頼んだのか」

リヴァイ「山盛りの書類があったんでな」

ミケ「あぁ……」

リヴァイ「…………」ガタッ

ミケ「もう行くのか?」

リヴァイ「明日まで書類で埋もれたくねぇ」

ミケ「そりゃそうだ」

リヴァイ「ナナバ、ニファ、あとは寝かせておいてくれ」

ナナバ「ん、了解」

ニファ「はい!」

ハンジ「ちゃんと寝るよー」

ミケ「…………お前は母親か」




408 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/06(日) 19:46:43 ID:MBMmWKwo
レスありがとうございます


なんかすげぇ眠いからもう寝る、ので、早めの投下
日曜に。ではまたーノシ

409 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:28:29 ID:ueVwu0uk
後半に虫話注意。タイトルの横に※虫注意と書いてはいる
人によっては見ると微妙に秋の味覚が食べにくくなるかもしれないのでww
昨日来れなかった分合わせて全11話

410 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:29:07 ID:ueVwu0uk

【待ちぶせ】


――リヴァイ自室――

ガチャッ

リヴァイ「…………」フゥー

リヴァイ(なんとか書類は駆逐した)

リヴァイ(明日はゆっくりできそうだ)

リヴァイ「!」

ベッド)もっこり

リヴァイ「…………」スタスタ

リヴァイ「おい」ムンズッ

「すーすー」

リヴァイ「……寝たふりをするな」

411 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:29:39 ID:ueVwu0uk

ハンジ「……お疲れ、リヴァイ」ムクッ

リヴァイ「あいつら……」

ハンジ「あー違う違う。ちゃんとベッドに入ったんだけど寝付けなくてさ」

リヴァイ「それでここか」

ハンジ「ここっていうかリヴァイを待ってたんだよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「さぁ、おいで」ンバッ

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「抱き枕になれ」

リヴァイ「寝ろ」ガッ

ハンジ「のわっ!」ボフッ




412 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:30:25 ID:ueVwu0uk

【労る】


ハンジ「リヴァイー、一緒に寝よーよー」

リヴァイ「寝てやる。大人しく待ってろ」

ハンジ「やったね! リヴァイ大好きー」

リヴァイ「言ってろ」

ハンジ「で、何してんの? お風呂はもう入ってるでしょ?」

リヴァイ「水くらい飲ませろ」

ハンジ「あぁ、風呂上がりの水分摂取は大事だよね」ウンウン

リヴァイ「もっと奥に行け」

ハンジ「はいはーい」ゴソゴソ

413 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:31:08 ID:ueVwu0uk

リヴァイ「ん」モソモソ

ハンジ「よっしゃ」ガシッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「あーこれこれ」ギュースリスリ

リヴァイ「…………」

ハンジ「やっぱりここが一番だねぇ」フフッ

リヴァイ「……そうか」ポンッ

ハンジ「うん」ギュゥ

リヴァイ「早く寝ろ」ナデナデ

414 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:31:51 ID:ueVwu0uk

ハンジ「うん……」

リヴァイ「…………」ナデナデ

ハンジ「……」ウトウト

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「」スヤァ

リヴァイ「…………」

リヴァイ(目の隈が濃いな……)

ハンジ「」スヤスヤ

リヴァイ(相変わらず無茶をするやつだ)フゥー




415 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:32:31 ID:ueVwu0uk

【我慢してた】


ハンジ「…………うーん」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……重い……リヴァイの……腕?)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「んー……うで……重いー」


リヴァイ「……ん? あぁ……」グイッ、ギュッ
 ((ハンジ「んふふ」スリスリ


リヴァイ「おい……やめろ」
 ハンジ「えー? なんでだよー」

416 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:33:04 ID:ueVwu0uk


リヴァイ「抱くぞ」

ハンジ「!? む、無理。眠いし」バッ


リヴァイ「なら大人しく寝てろ」ギュッ
 ハンジ「う、うん」モソモソ


リヴァイ「」スゥスゥ
 Σハンジ(はやっ。……もしかして寝ぼけてた?)


リヴァイ「」スゥスゥ
 ハンジ「…………」


リヴァイ「」スゥスゥ
 ハンジ(あったかーい……)フフッ


リヴァイ「」スゥスゥ
 ハンジ(……おやすみ、リヴァイ)スリ…




417 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:33:46 ID:ueVwu0uk

【狩りだ!】


――森――

ハンジ「さて、キノコを狩るよ!」つキノコ図鑑

リヴァイ「知っているものだけ採れよ」

ニファ「私たちは栗ですね」

モブリット「イガには気を付けないとな」

ニファ「分厚い手ぶくろを付けてきましたよ! 火バサミも持ってきました!」

ハンジ「準備万端だね」

418 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:34:39 ID:ueVwu0uk

リヴァイ「お前たちだけしか暇が合わなかったのか」

モブリット「ええ、ケイジもアーベルも先約があったらしくて」

ハンジ「急だったからね。仕方ないさ」

ニファ「リンゴも生ってるんですが……」

ハンジ「さすがにいっぺんには無理かな? 後半組に任せようか」

モブリット「後半組ですか」

ハンジ「そ、ミケやナナバたちだから一緒に休むわけにもいかなかったんだ。彼らは明日だよ」

リヴァイ「とりあえず採れるだけ採るか」

ニファ「そうですね」




419 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:35:20 ID:ueVwu0uk

【キノコ狩り】


ハンジ「きーのっこ、きーのこー♪」

リヴァイ「…………」モクモク

ハンジ「おや、これは舞茸だね! ゲットゲット」

リヴァイ「! おい、ハンジ」

ハンジ「どうしたんだい?」

リヴァイ「こりゃなんだ」

(白いキノコ)ドーン!!

リヴァイ「丸くて、でけぇな」

420 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:36:49 ID:ueVwu0uk

ハンジ「ああ、オニフスベだね」

リヴァイ「食えるのか?」

ハンジ「食べられるけど……美味しくも不味くもないって感じだね」

リヴァイ「微妙だな」

ハンジ「もし他のキノコがあんまり採れなかったら採ろうか?」

リヴァイ「そうだな……ん?」

ハンジ「お、あれはベニテングダケじゃないか」

リヴァイ「見た目からして毒々しいな」

ハンジ「あれはとても美味しいらしいよ! 毒キノコだけど」

リヴァイ「おい」

421 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:37:56 ID:ueVwu0uk

ハンジ「食べないよ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「毒抜きすれば食べられるんだけどその毒に旨みがあるから毒抜きしちゃうとねぇ」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「だから食べないってば。幾つか毒があって全部毒抜きできるわけじゃないし、腎不全なるかもしれないしね」

リヴァイ「やべぇキノコか」

ハンジ「毒キノコが全部分かりやすい見た目してくれてたらいいんだけど、食用と見た目そっくりなのもあるからなぁ」

リヴァイ「…………分かりきってるものだけ採るぞ」

ハンジ「もちろんだよ。あ、でももしかしたらあの毒は巨人に……」

リヴァイ「効かねぇ。全く効かねぇから食べられるキノコを探せ、クソメガネ」




422 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:39:17 ID:ueVwu0uk

【キノコ毒キノコ】


リヴァイ「これは毒キノコか?」

ハンジ「んー?」

リヴァイ「紫色だ」

ハンジ「ムラサキヤマドリダケだね。食べられるよ」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「いやいや、嘘吐かないから。美味しいんだよ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「キノコって本当に見た目じゃ分からないから困るね。食用で色鮮やかなものも結構あるし」

リヴァイ「やはり知っているものだけ採るぞ」

423 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:40:04 ID:ueVwu0uk

ハンジ「採ったものは後でちゃんとキノコのプロにも見てもらうから安心しなって」

リヴァイ「キノコ狩りは危険だな」

ハンジ「まぁね。毒があるやつと似てるものは採らないようにしよう」

リヴァイ「プロでも見分けがつかねぇとかいうやつか」

ハンジ「毒キノコであるクサウラベニタケやカキシメジとかが見分けにくいんだって」

リヴァイ「それらは全て無視だな」

ハンジ「しかし、それらの毒がもしかしたら巨人」

リヴァイ「食用と混ざったらどうする気だ。いいから食えるもんだけ採れクソが」

ハンジ「メガネも付けてくれよ!」




424 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:40:41 ID:ueVwu0uk

【イガイガ】


ニファ「わぁ、沢山落ちてますね!」

モブリット「イガに注意してね」

ニファ「さっきも聞きましたよ。心配性ですね」クスッ

モブリット「いやぁ、イガって痛いんだよ、ほんと」

ニファ「刺さったことがあるんですね?」

モブリット「うん……実は転んでね……」

ニファ「うっわぁー! もう痛い! 聞いただけで痛い!!」

モブリット「後は頭上に注意だね」

425 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:41:36 ID:ueVwu0uk

ニファ「あー頭を防ぐもの持ってくれば良かったですね。鍋とか」

モブリット「背中とかも守りたいな」

ニファ「うーん、まな板を背負います?」

モブリット「鍋を被ってまな板を…………」

ニファ「…………ヤバい人ですね」

モブリット「鎧があるならそれがいいかな……?」

ニファ「鎧着て栗拾いって、もうどんだけ栗が怖いのかっていう」

モブリット「怖いよ、イガは怖い」

ニファ「落ちてるの見かけたら安全地帯まで持ってきて中身を取り出しましょう」

モブリット「うん、それがいいな」




426 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:43:32 ID:ueVwu0uk

【仕方ない】※虫注意


ニファ「栗は虫にも注意ですね」

モブリット「穴が開いてるから分かりやすいけどね」

ニファ「穴が開いてなくても虫がいたりするそうですよ。というか穴は虫が出た後だから中身スカスカですね」

モブリット「んーまぁ、中にいるかは剥いたら分かるから大丈夫でしょ」

ニファ「毒でもないですしね」

モブリット「…………」

ニファ「? どうしました?」

モブリット「いや。虫を避けるのは難しいからね」

ニファ「ほぼいる、と言っても過言じゃないですね……考えたら嫌になるのでやめましょう」

モブリット「あぁ、食べるのは当たり前ってわけじゃないんだね」

ニファ「いやまぁ、ある意味当たり前といえば当たり前なんですけど想像はしたくないですね」ウヘェ

モブリット「確かに想像はしたくないね……」




427 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:44:16 ID:ueVwu0uk

【食べて当たり前】※虫めっちゃ注意


ハンジ「おーい! 栗は拾えたかい?」

ニファ「ハンジ分隊長! 拾えましたよー!!」

ハンジ「おお! 沢山拾ったねぇ」

モブリット「ハンジさんたちこそ、キノコ凄いですね」

ハンジ「これから減るかもしれないけどね」

リヴァイ「プロに見てもらわねぇと食えねぇ」

ニファ「あぁ、キノコの見分けって難しいですもんね」

ハンジ「半分に減っても大丈夫なくらいは採ったけどね!」

モブリット「頑張りましたね」

リヴァイ「そろそろ暗くなる。帰るぞ」

428 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:45:22 ID:ueVwu0uk

ハンジ「そういや栗って虫いるよね。8月頃から採れる早生のものにはいないらしいけどこの時期のは大抵いるんだ」

ニファ「そ、そうですね」

ハンジ「虫は主に二種類でクリミガとクリシギゾウムシだね。
他にもいるけどこのクリシギゾウムシの幼虫がほとんどでしかも一番大きいんだったかな?
栗しか食べてないから栗の味がするらしいよ」

ニファ「そ、そうなんですか」

ハンジ「うん、美味しい虫らしいよ。釣り餌にもなるし。しばらく放置すると出てくるからそれを集めて焼いたり……」

リヴァイ「クソメガネ、そこまでにしやがれ」シワー

モブリット「すみません、ハンジさん、勘弁してください」

ハンジ「えー?」

ニファ「さぁ、帰りましょう! 帰りましょう!!」




429 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:46:03 ID:ueVwu0uk

【せめてもの】


――食堂――

ハンジ「エルヴィンはここに座ってー」

エルヴィン「はいはい」

ハンジ「せーの!」

「「「「「誕生日おめでとうございます!!」」」」」

エルヴィン「ありがとう」

ハンジ「どうぞ召し上がれー」コトッ

エルヴィン「キノコ料理か、随分沢山あるね」

ハンジ「遠慮なく食べてね。沢山採ってきたんだ!」

リヴァイ「ちゃんとプロに見極めてもらっている」

エルヴィン「それは安心だな」

ナナバ「栗やリンゴもあるよ」

430 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:46:36 ID:ueVwu0uk

エルヴィン「ハハッ、なんだか豪勢だな」

ミケ「みんなで採りに行ったんだ」

エルヴィン「そうか、まるでピクニックみたいだな……ん?」

ミケ「どうした?」

エルヴィン「……もしや発案者はミケとリヴァイか?」

ナナバ「よくわかったね」

リヴァイ「……」

ミケ「……」

エルヴィン「なるほど、前倒ししたからな」

ナナバ「前倒し?」

リヴァイ「……」

ミケ「……」スンッ




431 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:47:38 ID:ueVwu0uk

【良かったね】


ハンジ「私はちゃんとプレゼントあるよー。はい、エルヴィン」

エルヴィン「ハンカチか。ありがとう」

ハンジ「リヴァイと選んだよ」

エルヴィン「ほう」

ナナバ「私からも」スッ

エルヴィン「ありがとう。これは」

ナナバ「ペン軸だよ。古くなってたってミケから聞いて一緒に選んだんだよ」

エルヴィン「ほほう」

リヴァイ「…………一応、これもある」ゴトッ

ミケ「俺も用意した」ゴトッ

ハンジ「あ、これ美味しいって評判のお酒じゃーん」

ミケ「前のよりは劣るが……」

432 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:48:43 ID:ueVwu0uk

エルヴィン「…………くっ」

リヴァイ「?」

エルヴィン「はははっ! 別に気にしてたわけじゃないよ。あれは俺も飲んだしな」クックックッ

ミケリヴァイ「「…………」」

エルヴィン「悪いと思ってくれてたんだな。貰うよ。ありがとう」クスクス

リヴァイ「…………」チッ

ミケ「…………」スンッ

ハンジ「…………エルヴィン、楽しいかい?」

エルヴィン「ああ、楽しいよ」クスクス

ハンジ「なら良かった。ね?」フフッ

リヴァイ「…………」

ミケ「…………そうだな」スンッ




433 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/14(月) 20:50:20 ID:ueVwu0uk
昨日来れなくてすまんです

栗虫検索したらあかんわ
しかしキノコを検索してたら空色茸っていう綺麗な青色のキノコを見つけた
日本固有種で滅多に見られないキノコ。毒もあるかどうかもわからないらしい
触っちゃうと黄色に変色してしまうとのこと

10月14日、エルヴィン誕生日おめでとーう!
次、日曜に。ではまたーノシ

434以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/15(火) 01:11:51 ID:OYD7/Q1o

栗の味の虫…
食糧難があった時期には食虫もあったのかもなー

435以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/16(水) 23:38:58 ID:pd4.gDL.
空色茸、画像検索して見た
絵本に出てきそうなキノコで可愛かった
ていうかラブラブで一緒に寝てるリヴァハン可愛い

436 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:00:13 ID:Nansd1uU

【街角にて】


ハンジ「おや?」

リヴァイ「どうした」

ハンジ「あそこ、隠れるように人がいるから何かと思ったんだけど……」

リヴァイ「二人いるな。男と女」

ハンジ「ありゃ告白シーンかな。気づかれる前にさっさと行こうか」

リヴァイ「……待て。様子がおかしい」

ハンジ「え?」

437 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:00:44 ID:Nansd1uU


女「――っんで!!」

男「お、おい!」

女「どうして!!」


ハンジ「なんか揉めてる?」

リヴァイ「!!」ダッ

ハンジ「え? リヴァイ!?」




438 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:01:15 ID:Nansd1uU

【止める】


男「落ち着けって……あ」

女「それならもう……!!」スッ

男「ナイフ……おい! やめろ!!」

女「もう生きてたって……!!」

――ガシッ

女「!?」

リヴァイ「やめておけ」

女「は、離して! もうおしまいなの!! もう……!!」

男「…………」

439 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:01:50 ID:Nansd1uU

リヴァイ「何があったかは知らねぇがやめろ」

ハンジ「何がおしまいなんだい?」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「話してごらんよ。もしかしたら役に立てるかもよ?」

女「…………」

ハンジ「話すだけでも冷静になれるかもしれない。
冷静になって考えて、それでも、どうしても死にたいと思うなら止めないよ」

男「なっ」

リヴァイ「……」

女「…………彼が……」




440 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:03:09 ID:Nansd1uU

【勝ってるのか負けてるのか】


ハンジ「彼が浮気ねぇ。それで死を選ぼうとするなんて……余程好きだったんだね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「なんだかリヴァイ、静かだね。身に覚えでもあるのかい?」

リヴァイ「そんなもんあるか。仕返しがえげつなくて引いてるだけだ」

ハンジ「あぁ、彼女による平手打ちと急所への蹴りかい?」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「私が体を押さえてたとはいえいい感じに入ったよね☆」

リヴァイ「…………」シワシワー

ハンジ「あれくらいの目にはあってもいいんじゃないの? お陰で彼女もスッキリして前に進むことにしたみたいだし」

441 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:03:44 ID:Nansd1uU

リヴァイ「……まぁ、結果としては良かった……ということにしておく」

ハンジ「しかしよりによって彼女の友人とだなんて最低だね」

リヴァイ「友人も友人だな」

ハンジ「本当だよ。彼女可哀想に……被害者なんだから死を選ぼうとしなくてもよかっただろうに」

リヴァイ「……裏切り者が二人だからな」

ハンジ「そうだね……でも平手打ち食らった後のみっともない保身の言い訳にドン引きして冷めたみたいだね」

リヴァイ「あれは間抜けだったな」

ハンジ「私たちがちょっとばかし殺気出しちゃうくらい最低だったね」

リヴァイ「ビビってたな」

ハンジ「彼女も一緒に怯えてたね」

リヴァイ「お前の殺気の所為だろ」

442 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:04:15 ID:Nansd1uU

ハンジ「どう考えてもリヴァイだろ」

リヴァイ「お前だ」

ハンジ「リヴァイだ」

ミケ「何を言い合ってるんだ」

ハンジ「ミケ、リヴァイの殺気の方がえげつないよね?」

リヴァイ「バカ言え。ハンジの珍妙な殺気の方がえげつねぇだろ」

ハンジ「珍妙な殺気ってなんだよ!」

ミケ「……なんだか分からんが殺気ならリヴァイの方がえげつないな」

ハンジ「だろ!! 私の勝ち!」イェーイ☆

リヴァイ「チッ」

ミケ「なんの勝負なんだ」




443 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:04:48 ID:Nansd1uU

【ゾッとする】


ナナバ「変なことに巻き込まれてるねぇ」

ハンジ「あはは」

ナナバ「止めに入ってどっちも怯えさせるって何してるのさ」

ハンジ「あははははは」

ナナバ「笑って済ませるんじゃないの」

ハンジ「いやぁ、お陰で彼女は死ぬ気が失せたみたいだからさー」

ナナバ「そりゃ人類最強と奇行種の殺気に晒されれば失せるでしょ」

ミケ「それで失せなかったら本物だな」

ハンジ「本物じゃなくて良かったよ」

444 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:05:43 ID:Nansd1uU

ナナバ「死にたくなるほどの恋情か。ちょっと羨ましくも思うね」

ミケ「そうか?」

ナナバ「そこまで人を好きになれるってなかなかないじゃないか」

ハンジ「凄いことだよねぇ。でも死にたくはないなぁ」

ナナバ「そりゃそうだ。ましてや相手の浮気なら尚更。私だったら半殺しだね」

ハンジ「半殺しだなんてやっさしー。私は再起不能するかもしれないわー」

ミケ「……だとさ」

リヴァイ「…………どう仕返しするかは今日この目で見た」

ミケ「?」

445 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:06:27 ID:Nansd1uU

リヴァイ「あの男に……」ヒソヒソ

ミケ「…………それは……」ゾッ

ナナバ「ええ? その彼女に蹴らせたの?」

ハンジ「それくらいされてもいいでしょ」

ナナバ「んー、まぁねぇ。主に悪いのはソコだしね」

ハンジ「そーそー」

あはははははは!!

ミケ「…………女は怖いな」

リヴァイ「あの痛みを知らねぇからな…………」




446 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:07:26 ID:Nansd1uU

【照れくさい】


――リヴァイ自室――

ハンジ「ミケとヒソヒソしてると思ったら女は怖いって話してたの?
言っとくけど余程じゃないとそんなところ狙わないよ」

リヴァイ「そう願いたいな」

ハンジ「人をなんだと思ってんだよ」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「そういうことじゃないっての。もう。……ねぇ……死ぬほど好きって凄いことだね」

リヴァイ「そうだな」

447 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:08:12 ID:Nansd1uU

ハンジ「勢いだったかもしれないけど死を選ぼうとするなんてね」

リヴァイ「……抑えられないほどの感情ってのもあるだろう。今回のは良いことでもねぇが」

ハンジ「リヴァイがそんなこと言うなんて珍しいね」

リヴァイ「俺もお前にそういう感情を持ったからな。内容は違うが」ワシャワシャ

ハンジ「わっ! ちょっと」

リヴァイ「お前とはこういう関係にならないようにこの感情に抵抗し続けてきたが無駄だったしな」ワシャワシャ

ハンジ「…………」

リヴァイ「? なんだ?」

ハンジ「頭撫でながらそういうこと言うなよ」

リヴァイ「あ?」

448 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:08:44 ID:Nansd1uU

ハンジ「は、恥ずかしいだろうが」///

リヴァイ「…………ほう」

ハンジ「なんだよ」ムゥ

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」ムゥ〜

リヴァイ「…………」…ワシャワシャ

ハンジ「〜〜〜〜っ!」≡ドンッ、ギュー

リヴァイ「――ぐっ」ゴホッ

ハンジ「……どうすればいいか分からなくなるようなことするなよ、ばか」ギュウゥ

リヴァイ「……仕方ねぇだろ」ワシャワシャ




449 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/20(日) 22:11:36 ID:Nansd1uU
レスありがとうございます
今もかは分からんが食用として食べてたらしいぞ、栗虫。リスも食べるらしい
虫はできれば食べたくないな……食糧難にならないことを祈る
キノコ調べてくれたのか。あれ綺麗よな


日曜に。ではまたーノシ

450以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/22(火) 22:39:00 ID:/s/LjfC6
半年前からちょっとずつ読んでてやっと追いついた こんなに長く続いてるのは見たことがないすげぇ...これからも応援してる

451 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:11:56 ID:Q.1E1Pas

【曰く付き】


リヴァイ「…………」フゥー

ハンジ「行く前から疲れてるねぇ」

リヴァイ「クソメガネ」ジト

ハンジ「今回は私お留守番だからねー」フフーン

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「まーまー、夜会だから美味しいもの食べられるし、良いお酒も飲めるじゃないか」

リヴァイ「なら代われ」

ハンジ「お断りだ」

リヴァイ「ならパートナーとして一緒に来い」

452 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:12:33 ID:Q.1E1Pas

ハンジ「残念ながら今回はあなたとエルヴィンだけが招待されているんだ。あーザンネンダー」

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「……招待客の中に調査兵団を疎んでる奴がいる。気を付けて」

リヴァイ「エルヴィンから聞いている」

ハンジ「主催者は悪い人ではないけど……一応ね」

リヴァイ「いくら疎んでいても妙な真似をおおっぴらにする奴はそう多くはねぇよ」

ハンジ「失墜を狙ってる奴は多いだろ」

リヴァイ「あぁ……」

ハンジ「…………泊まらないで帰ってきてね」

リヴァイ「……当たり前だ」




453 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:13:15 ID:Q.1E1Pas

【ぐったり】


ハンジ「そろそろ帰ってくる頃だな……」

ハンジ「! 馬車の音……」ガタッ

―――
――


エルヴィン「疲れたな」

リヴァイ「ああ」ハァー

ハンジ「エルヴィン! リヴァイ!」

454 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:13:56 ID:Q.1E1Pas

エルヴィン「ハンジ」

リヴァイ「……」

ハンジ「二人ともおかえり! うわぁ……すごい疲れた様子だね」

エルヴィン「例の御方が酒に酔って絡んできてね」

ハンジ「うえぇ……ソレどう対処したの?」

エルヴィン「主催者がその御方より上に位置する方だったからな」

ハンジ「あちゃー。立場悪くなったんじゃないの? その御方とやら」

エルヴィン「逆恨みされなければいいんだが」

ハンジ「やめてよ、エルヴィン。それ言っちゃうとそうなりそうだから」

エルヴィン「そうだな……先に手を回しておくか」

455 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:14:48 ID:Q.1E1Pas

ハンジ「え?」

エルヴィン「私はもう戻る。ではな」ザッ

ハンジ「…………“私”ね。公私の公の顔か。今から仕事する気だね、あれは。根回しでもするのかな?」

リヴァイ「…………」ガシッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」スタスタスタ

ハンジ「ん? ん? ん? どうした、リヴァイ?」ズルズル

リヴァイ「……」グイグイ

ハンジ「おーい、リヴァーイ」ズルズル




456 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:15:37 ID:Q.1E1Pas

【残ったモノ】


――リヴァイ自室――

リヴァイ「ふぅー」ボスッ

ハンジ「いきなり引っ張って来たと思ったら一人でソファに座って……何なのさ」

リヴァイ「こっちに来い」

ハンジ「何だよ」スタスタ

リヴァイ「座れ」ポンポン≡3

ハンジ「はいはい」ポスッ

リヴァイ「…………」グイッ

ハンジ「ぬお!?」

リヴァイ「はぁー」ギュー

ハンジ「…………お疲れだね?」

457 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:16:44 ID:Q.1E1Pas

リヴァイ「……ああ」ナデナデ

ハンジ「私は今、癒しの道具になってるのかな?」

リヴァイ「…………かもな」ナデナデ

ハンジ「…………」クンッ

リヴァイ「…………」ナデナデ

ハンジ「リヴァイ」グッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「このまま癒してあげたいけど心置きなく存分に癒しの道具になってあげたいからお風呂入って着替えてきて」

リヴァイ「はっ、お前に風呂に入れと言われるとはな」

ハンジ「……他の女の香水つけたままは嫌だと言ったよ?」

リヴァイ「…………分かった」




458 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:17:55 ID:Q.1E1Pas

【癒しタイム】


リヴァイ「これでいいか?」

ハンジ「どれどれー?」クンクンッ

リヴァイ「……」

ハンジ「……オッケー!」ギュー

リヴァイ「そうか、ちゃんと取れたか」フゥー

ハンジ「あんだけ香ってたってことはまぁ、いろいろあったんだね」

リヴァイ「…………そうだな」ハァー

ハンジ「例の御方かい?」

リヴァイ「分からねぇ。だが作為的だったな。明らかにわざとけしかけてきてやがった」ナデナデ

459 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:18:40 ID:Q.1E1Pas

ハンジ「醜聞目的かな?」

リヴァイ「かもしれねぇな」ナデナデ

ハンジ「上手にあしらえた?」

リヴァイ「ああ…………エルヴィンがな」ハァー


ハンジ「ため息多いねぇ。お疲れさま」チュッ
リヴァイ「――……多くもなる。殴りかかられた方がマシだな」


ハンジ「反撃できるものね」


リヴァイ「ああ……」グイッ
ハンジ「ん……」




460 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:19:35 ID:Q.1E1Pas

【敵に回してはいけない】


ナナバ「先に風呂に行けって言ったの? ハンジが? リヴァイに?」

ハンジ「そうだよ」

ナナバ「すごく疲れてたんだろ?」

ハンジ「そうだけど香水が凄かったんだよ」

ナナバ「そんなに?」

ハンジ「沢山の女の香りを纏われたまま抱き締められたくないだろ」

ナナバ「まぁ、せめて着替えてはほしいけど」

ハンジ「……分かってはいるよ。着替えるのも惜しんで癒されたかったのはさ」

461 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:20:26 ID:Q.1E1Pas

ナナバ「許せないラインだったってわけね」

ハンジ「……だぁーってさぁぁ、あれだけ香ってたってことはめっちゃ近づいてたってことじゃん?」

ナナバ「香りが移るほどだから物理的接触がありまくったってことだね」

ハンジ「言わないでよぉー」

ナナバ「そうか、だからすごく疲れてたのか」

ハンジ「やんわりあしらうの苦手だからね、あの人」

ナナバ「普通の女相手に乱暴なことできないしね」

ハンジ「いつもなら一睨みであんまり近寄ってこないけど今回は近づくのが目的だから……」

ナナバ「睨みに効果無しか。潔癖だから尚更お疲れだね」

462 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:20:59 ID:Q.1E1Pas

ハンジ「そー。だからこそのお風呂だよ」

ナナバ「あぁ、香りが無い方が落ち着けるってことね」

ハンジ「うん。お互いにね」

ナナバ「しかしその御方とやらは面倒そうな人だね」

ハンジ「その御方が謀ったことかは分からないけど……
エルヴィンが何かするみたいだから少しは大人しくなるんじゃないかな?」

ナナバ「何かって何だよ……」

ハンジ「さぁ?」

ナナバ「……エルヴィン怖いな」




463 ◆uSEt4QqJNo:2019/10/27(日) 22:22:03 ID:Q.1E1Pas
レスありがとうございます
半年もかけて……ありがとう。新規な方が来てくれるとはありがたやー


次は金曜に来るかなー?来れたらww
ではまたーノシ

464以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/01(金) 01:23:42 ID:5vP4btUw
乙乙
兵長は夜会で一体どんなことされたんだろw

465 ◆uSEt4QqJNo:2019/11/02(土) 21:14:45 ID:ry4SxJGM

【何しに来た】


壁|ピョコッ))

ミケ「……」

壁|≡3サッ

ミケ「…………」

壁|ピョコッ))

ミケ「……はぁ。なんだ、ハンジ、リヴァイ」

壁|ンジ「おや? 分かっちゃった?」
壁|ヴァイ「……」

ミケ「……リヴァイ、お前が壁から半身だけ出てると怖い」

リヴァイ「失礼な野郎だな」

ハンジ「やっぱり鼻で分かっちゃうよねぇ」

466 ◆uSEt4QqJNo:2019/11/02(土) 21:15:15 ID:ry4SxJGM

ミケ「鼻は関係なくバレバレだったぞ」

ハンジ「気配断つ気もなかったからね」

ミケ「何か用か?」

ハンジ「ほらほら、リヴァイ」

リヴァイ「…………」シワー

ミケ「用事があるのはリヴァイなのか?」

リヴァイ「…………ツラ貸せ」

ハンジ「喧嘩売ってんじゃないんだから」

ミケ「なんなんだ」

リヴァイ「表に出ろ」

ハンジ「だからそれじゃ喧嘩売ってるから」




467 ◆uSEt4QqJNo:2019/11/02(土) 21:15:53 ID:ry4SxJGM

【言葉少な】


ミケ「リヴァイ、俺はハンジじゃないから分からんぞ」

リヴァイ「…………」

ハンジ「普通に誘えばいいのに」

リヴァイ「……みんなで飯を食う。来い」

ミケ「なんだ、飯の誘いか」

リヴァイ「……」コクリッ

ハンジ「そういうことさ。行こうか」

468 ◆uSEt4QqJNo:2019/11/02(土) 21:16:25 ID:ry4SxJGM

ミケ「ああ。構わんが……他は誰が来るんだ?」

ハンジ「エルヴィンとかナナバとか……いろいろ」

ミケ「そうか。どこに行くんだ?」

ハンジ「いつものところだよ」

ミケ「あぁ、あの酒場か」

ハンジ「そうそう」

リヴァイ「…………」


壁|「「…………」」





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