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草野優衣「騎士くんがお泊りに来る!」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:33:34 ID:acap8H5I
プリンセスコネクトRe:Dive、というスマホゲームのSSです。
以前前作を原作にしたものを別の掲示板に書いています。

よろしくお願いします。

2以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:34:52 ID:acap8H5I
ある日、草野優衣は悩んでいた……


草野優衣「うーん……」

安芸真琴「どうしたんだ、優衣?」

優衣「真琴ちゃん、実はね……今度騎士くんが私の家にお泊りに来るの」

真琴「は、はぁぁぁーー!? マジかよ、なんでいきなりそんなことが」

優衣「実はね、この間実家のお店で働いていた従業員の1人が飲酒運転して人を轢いたけど、停車しないでその場から立ち去って逮捕されちゃったの」

真琴「おい待て、それすげー大問題だよな!?」

優衣「それでね、一応うちのお店の従業員がしちゃったことだから、何かお詫びをしたいって私が言い出して、そしたらお母さんが自宅に招いておもてなしをしようってことになったの」

真琴「はぁ!? それって轢かれたのアイツってことかよ!?」

優衣「うん。幸いにもかすり傷程度で済んだけど」

真琴「よくかすり傷で済んだな」

優衣「で、どうやっておもてなししようか悩んでいてね」

真琴「なるほど……あいつ、優衣の家に泊まるんだよな」

優衣「うん」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:35:43 ID:acap8H5I
真琴「なら話が早い! すげーチャンスじゃんか。このまま既成事実を作っちまいなよ」

優衣「き、既成事実って///」

真琴「またとないチャンスだろ!Re:Dive がリリースされてから新しいキャラも増えて、しかも全員記憶を無くしててギルドも別々になったって設定だろ。ならここで一気にアイツとの距離を縮めるしかねぇだろ? 今後キャラが増えたら、他の奴に取られちまうぞ」

優衣「それは……そうかもしれないけれど……」

4以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:37:15 ID:acap8H5I
その日の夜、

優衣「____ということがあったの」

優衣妹「お姉ちゃん、確かに今回はチャンスだよ! その騎士くんって人のこと、ずっと好きだったんでしょ?」
※優衣には妹がある

優衣「うん。でもその……いざとなると勇気が出なくなるというか、恥ずかしくなるというか……しかもいきなり騎士くんが泊まりに来ることになるなんて……///」モジモジ

優衣妹「はぁ……お姉ちゃんに積極性があれば、今ごろとっくにその人と結ばれてたかもしれないのにね」

優衣「うぅぅ……」

優衣母「話は聞かせてもらったわ」

優衣妹「あ、お母さん」

優衣母「優衣、騎士くんと結ばれたいのなら、このチャンスを確実に掴み取るのよ」

優衣「掴み取るって?」

優衣母「私がお父さんのハートをゲットしたように、優衣にも積極性があればきっと騎士くんのハートをゲットできるわ。そうだわ、優衣と騎士くんが結ばれるよう、少々面倒だけれど手を打ちましょう」

優衣妹「私も手伝う!」

優衣「手を打つって……何をするつもりなんだろう……」

5以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:38:37 ID:acap8H5I
そして騎士くんが泊まりに来る日になる____、

騎士くん「いろいろ大変だったけど、草野の家に招かれたんだし、遠慮せず楽しむことにしよう」

騎士くん「草野の家は定食屋さんだから、きっと美味しい料理でもてなしてくれるんだろうな……」


優衣妹「いらっしゃいませ」

騎士くん「えっと、君は確か……草野の妹さん?」

優衣妹「はい、草野優衣の妹です。お待ちしておりました〜!」

優衣母「いらっしゃいませ、騎士くん。今日は騎士くんのために最高のご馳走を用意しておいたよ」

6以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:45:55 ID:acap8H5I
騎士くん「あ、草野のお母さん、お久しぶりです。その……一つ聞いてもいいですか?」

優衣母「何かな?」

騎士くん「あの、確か草野さんのお宅は定食屋さんだったと思うんですけど……何かあったんですか?」


草野邸の外観
http://imepic.jp/20180921/855290




騎士くん「えっと、なんか前来た時と随分雰囲気が違うというか、もはや別のものに見えるんですけど……」

優衣母「うふふっ、実はつい最近改装したの。騎士くんは改装後初のお客様だから、期待しててね」

騎士くん「は、はぁ……」

優衣妹「ではでは、こちらへどうぞ〜」

7以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:47:10 ID:acap8H5I
内装
http://imepic.jp/20180921/855292




騎士くん「…………」

優衣妹「あれ、どうかしましたか?」

騎士くん「いや、なんでも……」

騎士くん(これ、どう考えてもラブホテルだよね? 行ったことないけど、なんかラブホテルってこんな感じの雰囲気だと思うけど……)

優衣妹「それでは後でとびっきりのご馳走をご用意しますので、しばらくゆっくりしてください」バタン

騎士くん「あ、行っちゃった……」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:48:13 ID:acap8H5I
優衣妹「お母さん、ターゲットを愛の巣に誘導しておいたよ」

優衣母「ご苦労様。あとはアダルトな雰囲気で気分が高まった騎士くんの元へ"最高のご馳走"をお届けするだけね」ニヤリ

優衣妹「でも、あの人中性的っていうか、可愛い感じの人だよね。肉食系って雰囲気ないし、お姉ちゃんも本番でモジモジしちゃうタイプだから上手くいくかな?」

優衣母「大丈夫、二人がめでたく結ばれるように工夫をしておいたから」

優衣妹「工夫?」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:49:06 ID:acap8H5I
モクモクモク

騎士くん「お、この部屋アロマが炊いてあるのか。甘くていい香りがするな」

モクモクモク

騎士くん「あれ、なんだか香りが強過ぎるというか、なんだかムラムラしてきたような」ムラムラ


ちなみに騎士くんがいるお部屋
http://imepic.jp/20180921/855291

10以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:50:04 ID:acap8H5I
優衣母「さて、頃合いを見て肝心の優衣を投入して挿入してもらうだけね」

優衣妹「それがお姉ちゃん、まだ自分の部屋にいるよ」

優衣母「まあ、あの子ったら。せっかく騎士くんの騎士くんがカンスト状態なのに」

優衣妹「でも私たちがここまでしてるわけだし、さすがのお姉ちゃんも覚悟が付くんじゃないかな」

優衣母「それもそうね。優衣を信じましょうか」

11以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:51:36 ID:acap8H5I
その頃、近くの駅にて、


春咲ひより「あー、お腹すいたな」

士条怜「そういえば、優衣の実家の定食屋さんが近くにあったよな」

ひより「よし、ならそこでお昼ご飯を食べようー!」



http://imepic.jp/20180921/855290


二人「「…………」」


怜「なあひより、私の目がおかしくないのなら、目の前にあるのは多分定食屋ではないよね」

ひより「でも、優衣ちゃんの家ってここだよね」

怜「いや、おかしいだろ!? どこの世界にこんな城みたいな外観の定食屋がある?」

ひより「あははは……、きっとこんな外観でも、中身は立派な定食屋さんなんだよ」

怜「とりあえず入ってみるか」

12以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:54:01 ID:acap8H5I
ガラガラ

http://imepic.jp/20180921/855292


二人「「…………」」

怜「どう見えも定食屋に見えないが」

ひより「定食屋さん(意味深)なんだよ」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:55:22 ID:acap8H5I
一方その頃、近くの道で、


吉澤ひとみ「私は吉澤ひとみ。かつては人気アイドルグループに属していたけれど、卒業後に定食屋さんで働いていたらまさか飲酒運転の事故を起こすなんてな……」

吉澤「当然定食屋さんはクビ。事故のことはネットでも拡散されるからみんな私のことをボロカス叩く。私と同じく過去に飲酒運転して警察とカーチェイスして電柱ぶっ壊した坂上忍くらいだよ、私に甘いのは……」

吉澤「んで、今は取り調べからこっそり抜け出してきたけど、行く当てもないしな……」

吉澤「そういえば、私が働いていた定食屋さんってこの辺りにあったような……あれ?」


吉澤「こんなところにこんなに大きなラブホテルなんてあったっけ?」

吉澤「……そうだ! ここから金を盗んで逃亡生活の資金にしてやろう」


そして吉澤はラブホテルへと侵入した。

14以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:56:51 ID:acap8H5I
吉澤「内装もすごく立派だな。こんだけ立派なら相当金がある筈だ」

優衣母「きゃっ!? あ、あなたは誰!?」

吉澤「ち、従業員に見つかったか! こうなったら、オラァァァーーーっ!」

優衣母「キャァァァァーーーーー!!」

優衣妹「お母さん!?」

優衣母「き、来ちゃだめぇぇぇーーーー!」

吉澤「ぐへへっ、お前この女の娘か? 母親の命が欲しければ金を持ってこい!」

優衣妹「お、お母さんに乱暴しないで!」

優衣母「私に構わず逃げて! このままではあなたも殺されてしまうわ!」

吉澤「おらおら、母の命がどうなってもいいのか!」

優衣妹「うぅぅ……わかりました。お金を用意するから、お母さんには手を出さないで!」

吉澤「ふふっ、良いだろう。さあ、早く金を持ってこい」

15以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:58:59 ID:acap8H5I
その頃、騎士くんはというと____、


騎士くん「うーん……アロマの香りが強いと思うけど、ベットも大きくて手足を伸ばすには最適だな」

コンコン

優衣「き、騎士くん……」

騎士くん「お、草野か。もしかして、ご馳走を持ってきてクレタのかな?」

優衣「は、入るよ……」

ガチャ

優衣「騎士くん……」

騎士くん「!? く、草野……」

優衣「ご、ご馳走は……わ、私だよぉーー///」モジモジ

騎士くん(く、草野がすごくエッチな下着姿で部屋に入って来たぁぁぁぁーーーーっ!?)

優衣(うぅぅぅ……、やっぱり恥ずかしいよ//// この下着すごくエッチなデザインだし、騎士くんに変な誤解されちゃうよぉぉ〜〜)

16以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:00:13 ID:mZKPcGKQ
騎士くん「く、草野……」

優衣「ひゃ、ひゃい!」ビク

騎士くん「…………草野!」

ダキ、バタァァーーン

優衣「きゃっ!? き、騎士くん///」

優衣(騎士くんに抱きつかれて、押し倒された!?)

騎士くん「…………草野、好きだ!」

優衣「えっ……」

17以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:02:05 ID:mZKPcGKQ
その頃、吉澤たちはというと、


吉澤「おい、約束の金は持ってきたんだろうな」

優衣妹「お母さんの解放が先よ!」

吉澤「ダメだ、金を先に渡せ。出なけりゃこの場で殺す!」

優衣母「私は大丈夫だから。吉澤さんのいう通りにして」

優衣妹「……このトランクの中に入ってるわ」

吉澤「どれどれ」

ガチャ


モクモクモク

吉澤「うわっ、なんかすげー煙出てきた! くそ、目がみえねぇ!」

優衣妹「お母さん、こっちよ!」

優衣母「ありがとう」

吉澤「あ、こら、待ちやがれ! ゲホゲホ、くそ!」

18以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:03:48 ID:mZKPcGKQ
その頃、怜とひよりはというと、


怜「とりあえずホテルの奥の方まで進んでみたけれど、どう考えてと定食屋ではないな」

ひより「ひょっとして、定食屋さんからラブホテルへ業種転換したのかな?」

怜「そんなわけないだろ」


\アッ アッ アッ 、イクイク、アァァァァァァァァーーーーーーーーンンン/


二人「「!?」」

\アァァァァァァァァーーーーーーーーンンン/

\ンアァァァッーーーーーーーー(≧Д≦)/


ひより「怜さん、なんかすごい叫び声みたいなのが聞こえるよ!」

怜「まさかこのホテル、心霊スポットなのか!」

19以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:04:49 ID:mZKPcGKQ
ユルサネェ……アノオヤコ!/

ひより「うわ、また聞こえた!?」


\ゼッテェブッコロスゥゥゥーーー!!/

ひより「なんかすごい物騒な言葉が聞こえた!」ガグブル

怜「気味が悪いな。とにかくここから離れよう」

ひより「うん!」

20以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:06:31 ID:mZKPcGKQ
そして、濃厚な時間を過ごした騎士くんと優衣はであるが……


優衣「ハァハァ……騎士くん///」

騎士くん「ハァハァ……その、ごめんな草野。いきなり激しくしちゃって。その、我慢できなかったというか」

優衣「ううん、気にしないで。騎士くんとこうして一つになることを、ずっと望んでいたから」

騎士くん「その……草野、すごく可愛かったよ」

優衣「えっ、うぅぅ……なんだか恥ずかしいよ///」

騎士くん「あはは。ちょっと疲れたから、しばらく二人でのんびりしてようか」

優衣「……ねぇ、騎士くん。その……名前で呼んでくれないかな」

騎士くん「……優衣///」

優衣「……騎士くん///」



その後二人は、幸せなキスをして再び身体を重ね合わせたのだった……

21以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:07:27 ID:mZKPcGKQ
その頃、優衣母と優衣妹はというと、


優衣妹「お母さん大丈夫? 怪我とかしてない?」

優衣母「お母さんは大丈夫よ。それより、あの煙は」

優衣妹「倉庫にあったアロマを焚いて煙を集めたの。今のうちに警察を呼ぼう」

優衣母「倉庫のアロマですって」

優衣妹「え、何かマズかった?」

優衣母「実はアロマなんだけど、優衣と騎士くんがエッチな雰囲気になりやすいように媚薬が含まれているものを海外から購入したの。その時購入先のキャンペーンでいろいろな効果のあるアロマをプレゼントされて、置き場所がなかったから倉庫に保管しておいたのよ」

優衣妹「そのアロマってどんな効果があるの?」

優衣母「確か……アロマの匂いが染み付いた人が食べ物に見えてしまうって効果だったような」

優衣妹「えっ」

22以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:09:35 ID:mZKPcGKQ
その頃、吉澤ひとみはホテルを離れて近くの道端へと逃げていた

吉澤「ゲホゲホ……ちくしょう、許さねえぞ。そうだ、なんか武器でも手に入れて襲ってやる」

ペコリーヌ「あー、お腹すいたな」テクテク

吉澤「あんなところに女……おいそこの女、命が惜しけりゃ金をよこせ!」

ペコリーヌ「お! こんなところに大きなおにぎりが!? いただきますぅーー!!」


吉澤「お、おい! てめぇ何してやがる」


ガブリ

吉澤「ギャアァァァァァァァァァァァァァ」






END

23以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:10:11 ID:mZKPcGKQ
その頃、吉澤ひとみはホテルを離れて近くの道端へと逃げていた

吉澤「ゲホゲホ……ちくしょう、許さねえぞ。そうだ、なんか武器でも手に入れて襲ってやる」

ペコリーヌ「あー、お腹すいたな」テクテク

吉澤「あんなところに女……おいそこの女、命が惜しけりゃ金をよこせ!」

ペコリーヌ「お! こんなところに大きなおにぎりが!? いただきますぅーー!!」


吉澤「お、おい! てめぇ何してやがる」


ガブリ

吉澤「ギャアァァァァァァァァァァァァァ」






END

24以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:11:59 ID:mZKPcGKQ
【最後に注意事項】

・原作とは異なる点がございます
・このssはもちろんフィクションです
・過激なネタが苦手な方はご注意ください


ありがとうございました。


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