[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
ありす「今日からよろしくお願いします」
1
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:31:51 ID:eSLE6urE
※8月の終わりくらいの話です
32
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:56:13 ID:eSLE6urE
文香「気を取り直して次に行きましょう」
文香「竈です」
ありす「竈」
文香「肇さんの趣味だそうです」
ありす「そういえばそうでしたね」
文香「よくここでフレデリカさんがピザパーティーをしています」
ありす「用途が全く違うじゃないですか」
33
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:56:48 ID:eSLE6urE
文香「肇さんがピザ生地をつくり、茄子さんが生地を伸ばし、残りの工程を美波さんがすべてやってくれますよ」
ありす「肇さん公認ですか…」
文香「作っている間フレデリカさんは来客と盛り上がり、ピザが焼きあがればフレデリカさんは美味しく頂いていますね」
ありす「仕事してください、フレデリカさん」
文香「フレデリカさん曰く、主催者の一番の仕事はピザづくりではなく来場者を盛り上げることと作った人に感謝を込めてピザを美味しく食べることらしいですよ」
ありす「ちょっとよく意味が分かりません」
文香「さて、外はこれくらいにしてそろそろ戻りましょうか…」
34
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:57:22 ID:eSLE6urE
〜部署のエントランスホール〜
文香「それでは再び部署に戻りましょうか」
ありす「文香さん、気になることがあるんですが」
ありす「何でここに払戻機があるのですか」
文香「これは晶葉さんの作った機械ですね」
文香「そこにあるコンベヤーに宅配便や出前の商品を置くと料金を勝手に支払ってくれる画期的なサービスです」
文香「特に面倒くさがりなアイドルには好評ですよ」
ありす「ええ…」
文香「もちろんちゃんと自分で受け取ることも可能です」
ありす「本来そうあるべきでは…」
文香「年を取ったらわかります…」
文香(瑞樹さんや心さんの化粧落とした姿は見たくないでしょう)
ありす「なるほど…」
35
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:57:57 ID:eSLE6urE
ありす「ところで文香さん」
文香「何ですか」
ありす「今は右側の扉は使わないんですか?」
文香「あれは来客用です。ありすちゃんは今日からここのメンバーですから左側の扉を…」
文香「カードキーはプロデューサーさんが今日郵送で家に届けると言っていたので明日からここに入ってください」
ありす「はい」
36
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:58:29 ID:eSLE6urE
〜正面玄関〜
ありす「あれは何ですか…議員登院表示盤みたいなやつは?」
文香(よく勉強されてますね…)
文香「これはアイドルが事務所にいるかわかる表示板ですよ」
文香「ここに操作パネルがありますから…」
ありす「文香さんのところは赤ですが、ほかは緑だったりランプが点灯していなかったりしますね」
文香「Pさんのところも点灯していません」
文香「みんなこの部署にはいないのでしょう…」
文香「近いうち、歓迎会するのでみなさんと触れ合う機会があるとは思いますが」
ありす「楽しみにしています」
ありす(私の調べでは文香さんや美波さんのように私の目標とする大人の人が多いと聞いています。実際高垣さんや川島さんは大人ですし。まあ、心さんは文香さんに免じて見なかったことにします)
37
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:59:09 ID:eSLE6urE
ありす「あと、表示板の下にも何かベルトコンベヤーがあるのですが」
文香「晶葉さんが大広間やキッチンや一部の個室や中学生高校生の間などに勝手に荷物を届けてくれるために作ったものだそうですよ」
文香「重い荷物を持っているときは重宝しますよ」
ありす「晶葉さんは何者なのですか?」
文香「(志希さんとは違って)事務所のみんなのためになるものを作ってくれる技術者です」
ありす「何か間がありませんでした?」
文香「気のせいですよ、きっと」
38
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 12:59:48 ID:eSLE6urE
〜セレモニーラウンジ〜
文香「ここは玄関に一番近いラウンジです」
文香「このラウンジには飲み物の自販機とこの部署に所属している賞と盾とトロフィーがありますよ」
文香「ちなみに払戻機のコンベヤーはここにつながっています」
ありす「こんなにいっぱいトロフィーが…」キラキラ
文香「半分近くは楓さんのものですね」
文香「流石346の看板アイドルです」
文香「最近ではいろんなアイドルの賞も増えてきました」
ありす「文香さんのもありますね」
39
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:00:26 ID:eSLE6urE
文香「一番最近追加されたのはこののあさんのWonder.Idol.Nova.Grandprix.(いわゆるW.I.N.G)の優勝トロフィーでしょうか」
ありす「わぁ…」キラキラ
文香「ありすちゃんの当面の目標はここで優勝することになるのでしょうか」
ありす「難しいんじゃないんですか?」
文香「運も左右すると思います」
文香「のあさんは決勝の相手がクールの素養がない長崎出身の自信家ドジっ子アイドルだったそうで」
文香「のあさんは『勝つのは朝飯前で相手を再起不能にさせるほど完膚なきまで叩きのめす余裕があった』とおっしゃっていました」
ありす「何かのあさん、すごいですね」キラキラ
ありす「私も頑張りたいです」フンス
文香「ありすちゃんの向上心の高さがあれば優勝できるとおもいますよ」
文香(運が向くと良いですね)
40
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:01:12 ID:eSLE6urE
ありす「ところで文香さん、あそこの『未成年者立ち入り禁止』の看板は何ですか」
文香「あれは…中央競馬と地方競馬の場外発売場です」
文香「何かのコネで特例で設置されたようですよ」
文香「よくプロデューサーさんや25歳以上のアイドルが利用しているそうです」
ありす「えぇ」ドンビキ
ありす(遊んでないで仕事してください)
文香(ありすちゃんは『遊んでないで仕事してください』と思っているのかもしれないのですが、ちゃんと競馬関係の仕事もあるんですよ。心さん競馬番組のMCやっていますし。しかも意外と儲かるらしいですよ…競馬関係の仕事は。事務所的には大歓迎らしいです…大きな声では言えませんが)
文香「これはプロデューサーさんの影響でしょうか…最近競馬好きのアイドルがこの部署でジワリと増えているようです…」
文香「プロデューサーさんたちは八大競走を大広間の大型ビジョンで見てますし、クリスマスの頃になると酒盛りしながら有馬記念大予想会とか1年を振り返る企画を大広間で行っていますから…」
ありす「えぇ…」ドンビキ
ありす(ただのオヤジじゃないですか)
文香「まあ、競馬に興味がないアイドルのために美波さんときらりさん主催の楽しいクリスマスパーティーが小広間で開かれていますから、ありすちゃんはそちらに参加すればよいかと」
文香「私も夕美さんもクリスマスパーティーに参加してますし」
ありす「ホッ」
ありす(安心しました。流石リーダーの美波さんです。この部署に居場所があって安心しました)
41
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:01:57 ID:eSLE6urE
〜移動中〜
文香「さて、移動しましょうか…ここは例の小広間です。2部屋あります」トコトコ
ありす「年末はここに来ればいいんですね」
文香「普段も何かしらイベントはやってますよ」
文香「例えばお誕生日会とかです」
文香「昨日はクラリスさんの誕生日でした」
ありす「なるほど…」
文香「近々きらりさんのお誕生日らしいです」
文香「一緒に祝いましょう」
ありす「そうですね」
42
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:02:50 ID:eSLE6urE
〜さらに先に進む〜
ありす「何かすごい大きいスロープがありますね」
文香「下の階につながっているんです」
文香「玄関が狭すぎるということで搬入口を作ってもらいました」
ありす「えぇ…」コンワク
ありす(なんて無計画…)
文香「最近では肇さんが陶器を竈に持っていくのに利用していますし」
文香「拓海さんや夏樹さんがバイクでこのスロープを駆け上がります」
ありす「ちょっと待ってください。何かおかしいです」
文香「もちろんバイクでなくても自転車が走っていることもありますし」
文香「カーリフトもあるのでプロデューサーさんが事務所から貸し出されている車をここまで運転することもあります」
ありす「えぇ…」コンワク
ありす(こんな高層階に自動車が走るんですか…)
43
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:03:41 ID:eSLE6urE
文香「噂をすれば凛さんが」
向かい側から自転車でやってくる凛「〜♪」チャリンチャリーン
凛がスロープを下るのを見届けるありす「…意味が分からないです」
文香「そのうち慣れます」
ありす(多分慣れません)
文香「さて、先を行きましょう…」
44
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:04:13 ID:eSLE6urE
文香「ここは美味しいコーヒーが飲めるラウンジです」
文香「よく大人な方々がいらっしゃいますよ」
ありす「高級感溢れますね」
文香「高級紅茶もありますよ。飲みますか」
ありす「はい」
文香「それでは…どうぞ」トクトク
ありす「おいしいですね。貴族になった気分です」
文香「…そうですね」
文香(本当の上流階級の人ってあまり高級なものは好まないらしいですよ。好きなものを食べるらしいです。高級品は見栄を張る中流階級の人が好むものだそうで…。まあ、ありすちゃんの名誉のために黙っておきますが)
45
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:04:57 ID:eSLE6urE
文香「さて、ここは陶芸の間です。肇さんがよく土器をつくっていますよ」
ありす「本格的ですね…」
文香「となりが小物を作るための部屋、その向かいが音楽の部屋です」
文香「音楽の部屋はゆかりさんがフルートを練習したり、夏樹さんがギターを弾いたりしています」
文香「ここでは歌の練習もできますね」
文香「自主レッスンの場でもあります」
ありす「使用中って書いてありますが、今誰かいるんでしょうか」
文香「今ひょっとしたら誰かが歌の練習をしているのかもしれません」ガチャリ
芳乃「」ブオオー ブオオー
文香「…失礼しました」ガチャリ
ありす「…何だったんですか。今のは」
文香「趣味の時間ではないのでしょうか…」
文香「私にもよくわかりません」
46
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:05:31 ID:eSLE6urE
〜さらに先へ〜
文香「ここはメイクの間です」
文香「衣装合わせをしたり、化粧の練習もできますし」
文香「演技の練習もできる部屋です」
文香「よく美嘉さんがメイクをしているのを見ますが…」ガチャ
化粧を落とした瑞樹「ん?」
ありす(瑞樹さん、すっぴんでもきれいですね)
化粧を落とした心「…oh」
ありす(見なかったことにします)
文香「失礼しました」ガチャ
ありす「運がないですね」
文香「…たまにはそういうこともあります」
47
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:06:11 ID:eSLE6urE
文香「こちらは運動場ですね」
文香「ダンスの練習もできますし、風呂やシャワーもあります」
ありす「今は誰も使っていないようですね」
文香「事務所の中にもレッスンスタジオやジムはありますから、そこに行っているのかもしれません」
48
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:06:53 ID:eSLE6urE
文香「ここは個室がたくさん並んでいる場所ですね」
文香「この部署の個室は、昔新幹線のグリーン車にあった1人用個室や2人用個室や4人用個室をイメージして作ったと聞きます」
ありす「見たことないです」
文香「私もです」
文香「ここはセキュリティは万全で誰にも聞かれたくないことを相談するのには格好の場です」
文香「意外とここで秘密裏に計画が動いていたりします」
文香「自由席なので試験前になると勉強に集中したいアイドルによる争奪戦になります」
ありす「文香さんも使うんですか?」
文香「打ち合わせをしたり、談話室として使うことはあります」
文香「あとはトランプをしたりとか…」
文香(ここでどれだけ美波さんが泣いている姿を見てきたことか…)
ありす(何か使い方を間違っている気がします)
49
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:07:42 ID:eSLE6urE
文香「ここは衣装室です」
文香「過去に使われた衣装やこれから使う衣装が並んでいますよ」
ありす「これは誰のドレスですか」
文香「楓さんのでしょうか」
文香「ものによっては数千万円するらしいですよ」
ありす「すごいです」キラキラ
文香「これは…美波さんが着る予定のウエディングドレスですね」
ありす「絶対に似合うと思います。綺麗なのに間違いありません」フンス
文香「わかります…」
文香(私も着てみたいです…)
50
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:08:16 ID:eSLE6urE
文香「さて、ここは美容の部屋です」
文香「よくわからないローラーや器具がたくさん置いてあります」
ありす「私も良くわからないことが多いです」
文香「川島さん曰く手入れは重要だそうです」
文香「ここには疲れをいやすということでマッサージ器やマッサージチェアも置いてありますよ」
文香「私も良く肩が凝るので…」
文香「本の読みすぎでしょうか?」タユーン
ありす(…くっ)ストーン
文香「?」
文香「さて、ここは洗濯と掃除の部屋です」
文香「晶葉さんの作った超高性能洗濯乾燥機や超高性能掃除機があります」
ありす「先ほどから気になっていてはいたんですが、この部署大きい割には掃除が隅々まで行き届いていますね」
文香「おそらく晶葉さん作成の全自動御掃除ロボのおかげかと」
文香(最近はダ〇キン呼びませんもんね…)
ありす「晶葉さんってすごい…」
51
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:08:51 ID:eSLE6urE
文香「ここは倉庫です」
文香「一見狭そうですが実は上の広いフロアにつながっているので実はとても大きいんです」
文香「ライラさんの安いときに買い込んだアイスやアダルト軍団の高級なお酒、デザートの類やドーナッツ、志希さんの実験道具がありますよ」
ありす「何か一つ変なの混ざっていますが…」
文香「気のせいでしょう…」
52
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:09:37 ID:eSLE6urE
〜ダイニングキッチン兼ラウンジ〜
文香「ここは大きいキッチンのあるラウンジですね」
ありす「あれ、食堂ありましたよね?」
ありす「いるんですか?」
文香「食堂も営業時間がありますし、食べ物には好き嫌いというものは避けて通れないのです」
文香「また、食べたいものがなかったりしたり急いでいたり、ダイエットしなければならないときは自分で作った方が良いこともありますね」
文香「もちろん良い意味でも使うこともありますよ」
文香「よくアイドルがおもてなしをしたり、料理の練習したりしています」
文香「お菓子作りの大好きなアイドルがいるわけで…」
53
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:10:07 ID:eSLE6urE
ありす(パスタ鍋がある…冷蔵庫も大きいです…)
ありす「とても高性能そうですね」
文香「西園寺家御用達の道具がそろっていると聞きます」
文香「冷蔵庫や戸棚の中身も一級品の食材が入っています」
ありす(これは…高級パスタと高級イチゴジャムですね)
文香「昔西園寺家のお手伝いさんが来てくださって、エビカツサンドとキャビアとウズラの卵のサンドとコンビーフとジャガイモのサンドをいただいたのですが、とても美味しかったですよ」
ありす「おいしそうですね」
文香「ただ、マヨネーズ嫌いのプロデューサーさんの口には合わなかったそうです」
ありす「えぇ…」
文香「プロデューサーさん曰く水本家の料理人が作ったにんにく料理や海鮮チャーハンの方がおいしかったとのことです」
ありす「比較していいのでしょうか。それは」
54
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:10:45 ID:eSLE6urE
ありす「ところで文香さん」
文香「何でしょう」
ありす「先ほど廊下に自動車が走るとおっしゃっていましたよね…」
ありす「そんなところで食事なんか美味しく頂けるんですか?」
文香「晶葉さんがエアーカーテン作ってくれたので大丈夫かと」
文香「あとこの部署は晶葉さんの作った超高性能換気システムが働いていますから、基本的にどこにいても臭くはありませんし有害物質はゼロですよ」
ありす(科学の力ってすごいですね…)
55
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:11:22 ID:eSLE6urE
〜奥に進む〜
文香「ここは芳乃さんのコレクションの部屋ですよ」
ありす「気になります」
文香「残念ながら立ち入り禁止です」
文香「誰も見たことがないそうですよ」
ありす「そんなぁ…」
文香「ここはシアタールームです」
文香「自分の出たコンサートを見て反省したり、ライバルの研究をしたりしてますね」
ありす「皆さん研究熱心ですね」
文香「教養を深めるために映画作品も見たりしてもありです」
文香「私も文学作品をよく嗜んでいます」
ありす「流石大人です…」
文香(さすがにここでよくプロデューサーさんがアニメを見ているとは言えませんね)
56
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:11:53 ID:eSLE6urE
文香「ここは休憩室です」
文香「よく仮眠をとるのにここを使いますね」
ありす「ベッドがフカフカです」
ありす「…誰か寝てますね」
智絵里「」スヤァ
文香「そっとしておきましょう」
ありす「…そうですね」
57
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:12:40 ID:eSLE6urE
文香「ここが小学部です」
文香「やっとたどり着けました」
文香「小学生組のたまり場や荷物置き場という感じですか…」
文香「ここによく千枝ちゃんや仁奈ちゃんがいますよ」
ありす「普段はここにいるという感じになるんでしょうか」
文香「そこにいることもあるとは思いますが…ほかにも人が集まる部屋はありますからそこに行くことの方が多いのかもしれません」
ありす「アダルト組から逃げるときはここにいればいいんですね」
文香「…そういうことでしょう」
文香「となりの大広間にも繋がっているので楽ですよ」
58
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:13:19 ID:eSLE6urE
〜大広間〜
文香「さて、部署の一番奥にある大広間です」
ありす「問題の大広間ですか」
ありす「とても眺めがいいですね」
文香「普段は誰かしらは入ると思いますけど、今日は誰もいませんね」
文香「レッスン中なのでしょう」
文香「ここも普段はたまり場になってます」
ありす「何か色々置いてありますね…」
文香「多分私物かと思います。むやみに触るのはダメですよ」
ありす「ここに太い黒い線が引いてありますが…」
文香「その線から向こう側は車が走れるスペースなので、交通事故に気をつけましょうという意味ですね」
ありす「…何で車が来るんですか?」
文香「ケータリングの車がここに来てくれるので楽ですよ」
ありす(意外と理にかなっている…?)
59
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:13:56 ID:eSLE6urE
〜正面玄関へ戻る途中〜
文香「さて、最後は私達大学生の部屋に行きましょうか」
ありす「はい…ところであの奥にある下の階に続く階段って何でしょうか」
文香「ここは夜間の入り口です。正面玄関はエレベーターが動きませんから、24時間動くエレベーターの乗り場に続く階段です」
文香「プロデューサーさんが残業することも多いですが」
文香「ここで酒盛りをして気づいたら夜中だったという人も中にはいます」
ありす(真面目に仕事してください)
60
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:14:27 ID:eSLE6urE
ありす「ずいぶん戻りましたね。そこって先ほどの玄関では…」
文香「こっちにも空間があるんです。まだ」
ありす「なるほど…ここにも個室があるんですか」
文香「ここは特別個室でこの部署の功労者のために敬意を払って作られた個室のようですよ」
文香「荷物とかはここに届けてくれるそうです」
文香「指定席なので我々は利用できません…」
ありす「卯月さんと美穂さんはなんとなくわかりますが…志希さんと芳乃さんはなぜ?」
文香「志希さんはよくわからない薬を開発をして、その薬の売り上げの一部をこの部署によく持ってくるということで功労者になったそうです」
文香「芳乃さんはつかささんのアドバイスで自らをご神体とする宗教を立ち上げたそうで、芳乃さんに支払われるお布施の一部を346プロに出資しているということで功労者になりました」
ありす(何吹き込まれているんですか…)
文香「346プロの株式を70%くらい持っているらしいですよ」
ありす「アイドルと関係ないじゃないですか」
文香「世の中金なのです…」
ありす「夢もかけらもありませんね…」
61
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:15:05 ID:eSLE6urE
ありす「芳乃さんの個室の隣の部屋は何ですか?」
文香「ここも特別個室の集まりですね」
文香「ありすちゃんも良く知るアイドルの名前が並んでいるでしょう」
ありす(楓さんに美波さんに夕美さん、瑞樹さんに愛梨さん凛さん…良く知る方々です)
ありす(美嘉さんは辛うじてわかりますが、茄子さんって誰でしょう?)
ありす(空室も気になります)
ありす「…ところで個室と個室の間に置かれている存在感のつよい法螺貝は一体?」
文香「芳乃さんの使っている法螺貝のレプリカですよ」
文香「夕美さんがよく吹いています」
ありす(夕美さん…)
62
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:15:47 ID:eSLE6urE
ありす「あれ、でも何でレプリカなんですか?」
文香「それは…本物は芳乃さん以外触れないからです」
ありす「へぇ…」
文香「昔千川ちひろという事務員がいました」
文香「ある日、魔が差したようで触ってはいけないと言われた法螺貝を吹いてしまったそうです」
文香「この法螺貝は何か強力な魔術が仕込まれているようで」
文香「触るだけで肌が一瞬にしてただれ、口をつけようなどしたら歯は溶け口内が腫れ上がり、息を吹きかけようとするなら肺が使い物にならなくそうです。おまけに一生不幸になり、事あるごとに悪いことが起こるそうです」
文香「そして愚か者な千川ちひろは法螺貝を吹いてしまったために体全体に支障をきたし、2年たった今も昏睡状態だそうです。しかも全く治る気配がないと」
ありす「恐ろしいですね…」
文香「晶葉さんも不思議がっていました」
ありす「そうですよね」
ありす(あれ?晶葉さんってこの事務所のために沢山の発明をして貢献しているようにも思えるんですが、なんで功労者にならないんでしょう…?)
63
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:16:20 ID:eSLE6urE
ありす「ところで文香さん、大学生の部屋ってあそこの居間ですか?」
文香「違いますよ。実は法螺貝のある壁の裏側に…左に隙間がありますよね」
ありす「はい…ってエレベーター?」
文香(そういえば居間の奥にある部屋は何でしょう…)
ありす(あの居間の奥にある部屋は何だろう…)
文香「上のフロアにあるんです。エレベーターに乗りましょうか」
ありす「わかりました」
64
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:17:08 ID:eSLE6urE
〜上のフロア〜
文香「さて、私たちの空間です」
ありす「とても高級感がありますね…」
文香「普段はこのラウンジでで美波さんや夕美さんや愛梨さんといますね」
文香「たまに夕美さんがこのラウンジのキッチンでお昼作ってくれるんです」
ありす「へえ…何か置手紙がありますね」
夕美『アイスを食べてもいいよっ』
文香「なるほど…」
文香「ちょっとついて着てください」
ありす「はい」
65
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:17:52 ID:eSLE6urE
文香「この部屋が夕美さんの冷凍倉庫です」
ありす「何で冷凍なんですか」
文香「ここには夕美さんの大好物のハーゲ〇ダッツがたくさん置いてあるんです」
文香「一説によると23区内のハーゲンダッツの1パーセントはここにあるらしいです」
ありす「業者ですか」
文香「…正直どのルートでこんなに集められるのかはわかりませんが、ここは好意に甘えてアイスをいただくことにしましょう」ガチャ
文香「好きな味を取っていいですよ」
ありす「いっぱいありますね…」
文香「どれでもいいそうですよ」
ありす「このイチゴ味にしますっ」
文香「私はバニラにしましょう」
66
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:18:30 ID:eSLE6urE
ありす「…心なしか何か観察されている気がします」
文香「晶葉さんが夕美さんの依頼によってハーゲ〇ダッツを盗もうとする輩とレディー〇ーデンを置く輩を懲らしめる装置を作ってほしいと依頼したそうです」
文香「どうやら、その装置は発動すると部署全体が氷点下10度になるらしいですが…」
ありす「夕美さん…」
文香(昔志希さんが侵入してこっそり食べていたのが原因ですかね)
文香「多分発動することはないと思いますよ」
文香「入れるのは大学生と招待された人だけですから」
ありす「よかった…」
67
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:19:05 ID:eSLE6urE
文香「さて、食べ終わったところで私のお気に入りの場所を紹介しましょうか」
ありす「あれ、この宿泊室というのは…」
文香「プロデューサーさんは私たちを信頼しているようで、大学生組は宿泊していいことになっているんです。ちゃんとキッチンやお風呂もありますし洗濯もできますから不便ではありません」
ありす「信頼されているんですね…」
ありす「ここにも個室が」
文香「一応大学生用らしいですが、私以外は特別個室持っているので事実上私の個室です」
文香「せっかくなので見ますか」ガチャリ
ありす(高そうな万年筆と日記帳…)
文香「今は日々をつづることに嵌っているんです…」
ありす(大人だ…)
68
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:19:38 ID:eSLE6urE
文香「さて、着きましたよ。書庫です」
ありす「所狭しと本が並んでいますね…」
文香「えぇ」
ありす「すごいです…」
文香(実は事務所に大きい図書館があるのですが、面倒だったのと誰も本読まないからこの部屋にずっと置いておいてもらった…とは言えませんね)
文香「…この階はベランダがあるので夏の夕方はベランダで本を読むということもできますね」
ありす「そうなんですか。また今度ここに来ても良いですか」
文香「明日また来ても良いですよ。今日はもう帰りましょうか」
ありす「何でですか?」
文香「もう6時回っているんです…」
ありす「時間がたつのは早いですね…」
69
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:20:08 ID:eSLE6urE
〜346の玄関にて〜
ありす「本日はお世話になりました」ペコリ
文香「そんなにかしこまらなくても良いですよ…また明日会いましょう」
ありす「あの…今日のお礼にふるまいたいものがあるのですが、明日のお昼にキッチンにいらしてもらえませんか?」
文香「良いですよ…せっかくなので美波さんや夕美さんや藍子さんも呼びましょう。楽しみにしてますね」
ありす「気合い入れて作ります。それではさようなら」
文香「気を付けて帰ってください」フリフリ
70
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:20:38 ID:eSLE6urE
〜翌日の昼頃、346の玄関にて〜
P(何だかんだでお昼になってしまったなぁ…まあ、予定通りだけど)
P(このあとは…さっきスカウトした北条加蓮という子の情報を整理して)
P(あと一昨日スカウトした奈緒に部署の案内をしないといけない)
P(やること多いなあ…今日も残業か…)
P(でも明日江ノ島で収録立ち合いだから早く切り上げないとなあ…)
P(ともかくむやみやたらにスカウトするものではないな)
P(でも良い原石を見つけたらスカウトせずにはいられないもんなぁ)
P(これがプロデューサーの定めというものか)ハァ
71
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:21:14 ID:eSLE6urE
楓「Pさん、大変です〜」
P「あら、玄関まで出迎えてくれるとは珍しい」
楓「それどころじゃないんです」
楓「美波ちゃんたちが医務室に運ばれているんです。急いでください」
P「何だって!!」
72
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:21:47 ID:eSLE6urE
〜ダイニングキッチン兼ラウンジ〜
巴「こりゃあイケるのう!」ズルズル
瑞樹「食べちゃだめよ…巴ちゃん」ヒョイ
巴「何をするんじゃけん!!」
73
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:22:33 ID:eSLE6urE
P「これは一体…?」
楓「ありすちゃんが美波ちゃんたちに昨日昼食に誘ってくれたお礼ということでイチゴパスタをふるまったようなのですが…」
楓「巴ちゃん以外の口に合わなかったそうです」
楓「ありすちゃんは今早苗さんの取り調べを受けていますよ」
P「どれどれ」パクリ
P「…oh」マッサオ
P(不味い以外の言葉が思いつかない)
P(美波は人の料理に不味いと言えないもんなぁ…優しすぎて)
P「とりあえず、イチゴパスタは禁止しよう」
楓「そうですね…」
こうして、この世にイチゴパスタという危険物がここに爆誕するのであった。
74
:
◆10Upq4MUWY
:2018/09/12(水) 13:23:12 ID:eSLE6urE
終わりです。
長文お付き合いありがとうございました。
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/12(水) 20:01:16 ID:J2thudno
>巴「何をするんじゃけん!!」
バカか?
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/13(木) 07:51:59 ID:YzmcJ47I
よくいるけど名前が嫌だって言ってるのにずっと名前呼びしてくる奴に心開くとかそんなわけ無いだろ
自分が嫌がってることを何度言ってもやってくる奴になつくか?
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/13(木) 11:23:13 ID:udOKxCYk
照れ隠しだから
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/13(木) 11:42:25 ID:xhT3fSV2
競馬かよ…まだ懲りずに書いてるのか最悪
「じゃけん」の使い方くらい調べろよバーカ
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/13(木) 17:13:29 ID:N.4UuvRw
ちっひが何したって言うんだ
こういうキャラディスはやめろ
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/14(金) 04:03:14 ID:MCieRLgw
モバマスSSで一番胸糞悪い作者
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/15(土) 09:57:21 ID:GcXrvmQg
直接名前が出てないとはいえシャニマスの月岡恋鐘が朝飯前呼ばわりされてるのも結構ヒドい
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板