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【安価】ヤンキー「異世界転生だァ?」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/04(火) 23:20:44 ID:/NG1Oij.
ヤンキー「っべーな、マジかよ」ゲラゲラ
取り巻き「マジマジwww」
取り巻き「やっくんホントだってー!」
いつもと同じ仲間。
いつもと同じ会話。
いつもと同じ日常。
いつからか、俺はそんな毎日に飽きていた。
ヤンキー「...けっ」スパー
81
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 08:50:42 ID:d1Ywctks
ヤンキー(飛び込んで来たら...カウンター気味に...!)
ヤンキー「舐めてんじゃ...ねェぞコラァッ!!」ブンッ
マサクルエイプ「ギッ......!!」バキョッ
ヤンキー(鼻を潰す...ッ!!)
予想外の衝撃によろけるマサクルエイプ。
その隙を見て、持っている石で2回3回と殴打する。
ヤンキー「ハッハァ!余裕じゃねェかよ!!」ドガッゴスッ
マサクルエイプ「...シルルルル............!」ギロリ
82
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 09:04:17 ID:d1Ywctks
刹那、ヤンキーの視界が揺れる。
その後、胸部に痛み。
ふわりと浮く身体を無理矢理修正しながら前方を確認する。
マサクルエイプ「...っキャオオオオオオオオオオッッッ!!!!」バウッ
ヤンキー(マジかよ...!?)ズタンッ
荒々しく地面を転がり、迫り来るマサクルエイプからの追撃にどうにか備える。
遠くから奴隷少女が走ってきているが、到着までに1、2撃...
ヤンキー「......根性みせて、耐えるしかねェな」ムクッ
83
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 09:11:24 ID:d1Ywctks
マサクルエイプ「キャオッ!!」シュザッ
ヤンキー「っスう...!」ザキュッ
引っ掻き攻撃をかわそうと身を捻らすも、左肩にかする。
ヤンキー(かすっただけでこの威力かよ...!)ゾクッ
肉を削がれたような痛みに耐えながら、折れた鼻に向かい石を投げつける。
マサクルエイプ「シルル...!」ヒョイッ
当然避けられる。
が。
ヤンキー(見越してんだよ...ッ!!)シュバッ
84
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 09:29:10 ID:d1Ywctks
ヤンキー「どらぁっ!!」ズプシッ
マサクルエイプ「ッキイイイイイイイイイっ!!!??」ブンッ
ヤンキー「ぅおっ............!」ゴシャッ
マサクルエイプの拳が脇腹に当たり、数メートル吹き飛ぶ。
強烈な痛みと嘔吐感が込み上げ、今にも意識が飛びそうだが...
ヤンキー「柔いンだよ...!!」ニタァ
その引き換えに、マサクルエイプの左目を潰す事に成功した。
視界を奪う事は大きなアドバンテージになる。
85
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 09:34:56 ID:d1Ywctks
片や怪物は、痛みに悶え、その場で拳を振り回し。
片や人間は、脇腹を押さえながら、吐瀉物を撒き散らす。
ヤンキー「ぅえ"...はあ、はあ............!!」
どちらが優位か。
五分五分にも見えるその状況だが。
奴隷少女「っはあ!!」ザシュッ
マサクルエイプ「ッ!!!!???」ズダンッ
人間には仲間がいた。
86
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 09:43:11 ID:d1Ywctks
マサクルエイプの腕が飛ぶ。
ヤンキー「おっせェぞ...!!」
奴隷少女「逃げろって言ったのに...自業自得だよ」ザシュッ
マサクルエイプ「ッギャアアアアアアーーーーッ!!!!」ゴトンッ
脚をも斬られ、四肢の二つが欠損した。
不様に這いずり回る猿の怪物の頭部に、奴隷少女は容赦なく剣を突き立てた。
奴隷少女「...でも、君が気を反らしてくれなきゃ殺されてたかも」
ヤンキー「へっ、感謝しやがれってんだ...」ゲホゲホ
_____
___
87
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 12:43:23 ID:92y7H6Vs
__
____
【始まりの街】
奴隷少女「着いたね、ここが始まりの街だよ」
ヤンキー「は?何が始まんだよ」
奴隷少女「知らない」
ヤンキー「えぇ...」
始まりの街と呼ばれる街についたのは、日が落ちてから4時間は歩いた後だった。
人々の声や暮らしの灯りが、疲れはてた二人の心を癒してくれるようだ。
奴隷少女「それじゃ...精々、王都の兵に捕まらないようにね」
ヤンキー「.....どこ行くンだよ」
88
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/16(日) 12:46:32 ID:92y7H6Vs
奴隷少女「は?...もう私は奴隷の首輪を外されてるの。どこに居たっていいでしょ...それじゃ」タッタッタッ
ヤンキー「............」
少女は街の闇に消えた。
劇的にも思えた出会いをした少女との別れは、案外あっさりとしたものだった。
ヤンキー(オイオイ、マジで行っちまったよ)
ヤンキー(...俺は、どうしようか)
>>89
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/16(日) 13:19:10 ID:qt4xOMfQ
奴隷少女のことを気にかけながら町を探索する
90
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/17(月) 13:17:01 ID:rd3PThKo
ヤンキー「ま、そうだわな...」ザッザッザ
わざわざ自分に付き合う義理もない。
当然の事だ。
そう思い、ヤンキーも街をぶらつくことにした。
ヤンキー「...」
ヤンキーが生きていた世界とは文明のレベルが違うのか?
木造・石造の家が目立つ。
どこかの外国の片田舎に来たような気分にすらなった。
ヤンキー「字は...」
よく解らないが、看板には挿し絵が描いてある事が大半だ。
それで判断が出来る。
91
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/17(月) 13:20:18 ID:rd3PThKo
ヤンキー「字が読めねぇのはめんどいな...どぉにかしねぇと」フム
剣や鎧の絵...武具屋?があるようだ。
他にも宿屋、レストラン、酒場の辺りはなんとか解った。
ヤンキー(なんかわかんねぇマークもあっけど...とりあえず金がねェとな)
ヤンキー(...アイツは金持ってんのか?............いや、まぁ大丈夫だろ)フゥ
92
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/17(月) 13:22:15 ID:rd3PThKo
ヤンキー(夜だし眠る場所も欲しいしな...金、どうしようか)ウーム
考え事をしながら歩く。
よく考えれば一文無しなのだ、街についたからどうなるって訳でもなかった。
ヤンキー「はぁ...腹減った...」
ヤンキー「しゃあねえ...
>>93
、するか」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/17(月) 14:13:04 ID:TvPyNQkw
職業斡旋所的なのがないが尋ねてみる
あれば行って話だけでも聞こう
94
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/18(火) 12:53:13 ID:N0EMbOD2
ヤンキー「とりあえず、人捕まえて話聞かねぇとな...」
職業斡旋所...そんなものがあれば、とりあえずは金が貰えるはずだ。
飯も食えない今の状況を、一刻も早く打開しなければならない。
ヤンキー「...っと、オイ!」ガシッ
村人a「うおぉっ!?なっ!なんだぁ!?」ビクゥ
ヤンキー「...んなビビんなよ、ちょっと今...金に困っててよォ」
村人a「お、おれは持ってないぞ!!ゆ、許して!」
ヤンキー「ちげぇよ...その、職業斡旋所...みたいなところ、ねぇか?」
95
:
◆e.SQKdgQgc
:2018/09/19(水) 12:19:05 ID:rl3tpWu2
村人a「なんだ?それ...ギルド、みてぇなもんかな?」
ヤンキー「なんでもいいから今すぐ金が欲しいンだよ、仕事出してくれる場所を教えろってんだ」グイッ
村人a「わかった、わかった!落ち着いて!さ、酒場のねぇちゃんに聞いたら何か教えてくれるだろうよ!ホラ!」
ヤンキー「酒場か...すまねェな、手間取らせた」ポイッ
ヤンキー(そんな所で仕事なんか貰えんのかよ...?)
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