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【プレイ日記】勇者「縛りプレイさせられた」【DQ3】

1お久しぶりですと言っておきます:2018/09/03(月) 15:55:27 ID:2Mcj1gYY
ーーアリアハン城、謁見の間

王様「よくぞ来た、勇者オルテガの息子よ!」

いっぴきおおかみ勇者「…どうも」

王様「さて勇者よ、早速だがそなたには魔王を倒す旅に出てもらう…が!」

勇者「…が?」

大臣「今まで数多の勇者が大魔王を倒すために旅をしてきた。成功した者もあれば、道半ばで倒れた者もおる」

勇者「成功した…?成功したなら、もう俺は旅に出る必要が…」

王様「故にじゃ!ただ魔王を倒すだけでは面白くないからのう。そなたには縛りプレイをしてもらうことになったのじゃ!」

勇者「なったのじゃ!と言われてもな…」

大臣「まず、勇者殿に大事なアイテムを渡そう」スッ

たびびとのふくを手にいれた!こんぼうを手にいれた!こんぼうを手にいれた!ひのきのぼうを手にいれた!

勇者「…これが、大事なアイテム?」

王様「さよう。今回の縛りは…『誰かが死んだら装備品を投げ捨てる』じゃ!」クワッ

勇者「………はあ?」

337以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/23(日) 19:15:17 ID:OlDJRnLs
盗賊「っしゃあ、ガンガン攻撃するぜ!そらっ!」ピシャアッ

戦士「おおーりゃあー!」ガゴン

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

商人「うわ、熱い熱い!」

勇者「くっ、俺は攻撃に回れねーな、ホイミだ!」パアア…

盗賊「サンキュー!まだ戦えるぜ、そらそらっ!」ピシャアッ

戦士「うおおー!らあー!」ドガガン!

かいしんのいちげき!

勇者「すげーのが入ったな。でもびくともしてねえ…!」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

商人「うう…厳しい…でも僕だって…!それっ!」ガガン

かいしんのいちげき!

商人「だ、ダメです、僕の力じゃ…」

盗賊「何言ってるんだ、まだこれからだぜ!ここからがスリルじゃないかよ!行くぜっ!」

338以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/23(日) 19:21:19 ID:OlDJRnLs
勇者「くそっ、攻撃が強烈だ!ホイミ!」パアア…

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

商人「ぼ、僕も回復に回ります!やくそうを…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「くそっ!くそー!負けねーぞこのヘビやろー!だああー!」ザクッ

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊「くっ、まずいな、俺もそろそろ…」

商人「か、回復が追いつきません!このままじゃ…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

勇者「もはやここまで、か…回復が間に合わないなら、ここで決める、全員こうげ…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「く、そ…負けね…」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

勇者たちはぜんめつした!

339ーー66日目、ダーマ神殿:2019/06/23(日) 19:36:24 ID:OlDJRnLs
盗賊「…ま、という訳で反省会だ」

勇者「反省も何も、実力不足以外の何物でもねーよ」

商人「ちょっと強すぎましたね…」

戦士「俺の会心の一撃が入ってもびくともしなかったもんなー。お手上げってヤツじゃねーか?」

盗賊「現状はな。俺らはこれからレベルアップすることも出来るし…」

戦士「あ!そういや商人は全滅したら転職するって言ってたな!」

商人「ええ、ダーマに来たし、せっかくなのでしようかと…」

盗賊「やっぱり僧侶からか?回復が追いつかなかったからな、ホイミだけじゃ」

勇者「それだがな…あの人から手紙が来ててな、『最初は魔法使いから』だそうだ」

戦士「あの人って、使者か?」

商人「ええ、なのでまずは魔法使いに転職しようかと思います」

盗賊「あのお姉さんは俺らに辛い思いをさせたいのか?いや、王様か?まあ、言われたからにはそうするしかないだろうな」

勇者「ああ。それより今日は次の場所を探さなきゃならねー。とりあえず見つけておいた場所ももうないしな。今回の全滅で4つ装備を捨ててるんだ、その上新しい場所を探せずにまた装備を捨てるとなったら…」

盗賊「ああ、そこは盗賊の俺に任せてくれ、何とかする。ただ、宿のある場所に帰るまでに夜が明けそうだがーー言っても仕方ないな。よし、行くぞ!」

340以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/24(月) 01:00:16 ID:knTD9bVo
あらら全滅か
転職してリベンジだな

341以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/24(月) 14:28:22 ID:knTD9bVo
>>336
なんで女子は駄目なのww

342以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/29(土) 02:21:16 ID:EQxJcd7Y
魔法使い……レベル20……マヒャド……うっ!頭が……!

343ーー67日目、ダーマ神殿:2019/06/30(日) 19:54:32 ID:zQS5GTbI
魔法使い「えーと、という訳で転職しました…」

戦士「おー、案外似合ってるんじゃねーか?」

勇者「仕方ねーとはいえ、最初はレベル下がって死にやすいだろうから、隊列の一番後ろな」

魔法使い「あ、はい!すみません…」

盗賊「謝る必要ないだろ、戦力アップのためにやるんだからな」

戦士「んで、今日どうすんだ?新しい所行かなきゃだろ?」

勇者「任せて良いんだよな盗賊?」

盗賊「ああ、ただ近くはないみたいだからな…出来れば今日中に行って宿に戻るまではしたいが…」

魔法使い「遠いんですね…」

盗賊「いざとなったらお前が、誰かが死んでも戻らずに進まなきゃならない。覚悟しといてくれ」

魔法使い「は、はい!」

勇者「今更だろ。行くぞ」

戦士「おー!まだ見ぬ新天地へゴーだぜー!」

344ーージパング沖東部:2019/06/30(日) 20:06:03 ID:zQS5GTbI
戦士「おおおおっ!」ザクッ

勇者「そらあっ!くたばれっ!」ピシャアッ

ーーだいおうイカたちをやっつけた!

盗賊「ふう…魔法使い、レベルいくつまで上がった?」

魔法使い「7です。呪文はメラヒャドスカラ、あと今ギラを覚えました!」

盗賊「順調…なんだよな?魔法使いの事は分からないからなあ」

勇者「そういや装備は…魔法使いだとかなり制限されると思ったんだが…」

魔法使い「それが…防具はそのまんまなんです。ぬいぐるみとかわのぼうし…」

戦士「カッコ変わんねーもんな!」

魔法使い「武器はどうのつるぎからルーンスタッフに変わったので、かえって強くなった位です。力は落ちましたけど、それでも攻撃力はほとんど変わらないくらいで…」

勇者「ずっと袋の肥やしだったが、やっと日の目を見たな」

盗賊「まあ、装備が良くなってもレベル自体が下がってるんだ、無理するなよ…っと、あれは…」

戦士「なんか見えてきたなあ?あれ、塔だよなあ?」

勇者「そのようだな、じゃあ…ちっ、暗くなってきたな」

盗賊「まあこのくらいかかるとは思ってたよ。さ、入ってみようぜ。ノルマでもあるしな」

345以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/02(火) 01:10:26 ID:67ZoUezk
すっかり忘れてたルーンスタッフ

346ーーアープの塔:2019/07/07(日) 19:32:10 ID:W/bz8.IM
戦士「はあー…連敗中も更新しなきゃダメかあ〜?」

魔法使い「何言ってるんですか…?ここは少し薄暗いですね」

勇者「まあ夜だしな。にしても、もう何年も人が入った気配がないな」

盗賊「カビ臭い塔だぜ。洞窟よりは塔だが、こんな有様じゃ…おっと」

キラーアーマーがあらわれた!

魔法使い「鎧のモンスターですよ!固そうなモンスターですね…」

盗賊「とりあえず攻撃だ、おりゃあっ!」ガギギギン!

戦士「ほとんど傷ついてねーじゃねーか!おらっ!」ゴッ

魔法使い「ーー魂に宿る火、指先より出でて、かの者共を焼き払え!ギラ!」ゴオオ…

キラーアーマーのこうげき!キラーアーマーはルカナンをとなえた!キラーアーマーのこうげき!

戦士「ぐおおいってー!なんだあの呪文、掛けられたらめちゃくちゃ攻撃が痛くなったぞ!」

勇者「ギラもあまり効いてねーようだ…らあっ!」ドガギギィン

盗賊「くそっ、今じゃ俺が一番攻撃力が無いな…頼むぜお前ら!」

347ーーアープの塔:2019/07/07(日) 19:40:57 ID:W/bz8.IM
キラーアーマーのこうげき!キラーアーマーのこうげき!

勇者「ぐおおっ!?すげえ猛攻だ…」

魔法使い「は、早く倒さないと…でもギラはあまり効かなかったし…冬よ!我が声に応え、その息吹を吹き付けよ!ヒャド!」カキーン

戦士「おっ、効いたっぽいぞ!おらー!」ガゴン

キラーアーマーをたおした!

キラーアーマーのこうげき!

盗賊「ぐおっ、きついぜ…早くしてくれ、もたないぞ…」

勇者「待ってろ!おらあっ!」ガギギギン!

魔法使い「もう1発…ヒャド!」カキーン

戦士「うりゃー!くらえぇー!」ドゴン!

キラーアーマーたちをやっつけた!

魔法使い「な、なんとか倒せましたね…」

勇者「全員ボロボロだな…回復するぞ、集まれ」

盗賊「どうやらここはちょっとスリルが過ぎるようだな。やまたのおろち退治の為に良い訓練場所が無いかと思ったが、ここは少しはやいかもな…」

348ーージパング沖東部:2019/07/07(日) 19:50:17 ID:W/bz8.IM
戦士「あー、あそこの敵強かったな!」

勇者「まあな。あの後何回か戦ったが、戦い終わる度に何回もホイミするようだったぜ」

盗賊「でも魔法使いの呪文が戦力になると分かったのは良かったな。勇者のラリホーもあの鎧にそこそこ効いたしな」

戦士「鎧って寝るんだな、知らなかったぜ!」

魔法使い「いや、鎧は寝ないと…いやでも…」

勇者「んな事より、そろそろ夜が明けちまうぜ。町はまだかよ?」

盗賊「おそらくそろそろムオルが見えてくるはずだが…夜明けに間に合うかは微妙な所だな…」

魔法使い「なんだか少しずつ明るく…あ!見えましたよ、陸が!」

勇者「て事は…見えたぜ、ムオルだ!」

盗賊「ふう、なんとか夜のうちに着きそうだな」

戦士「うおー!腹へったぜー!さっさと帰って飯にしようぜ」

魔法使い「僕はもう寝たいなあ…」

勇者「俺もだ。にしても、明日からどうするか…修業はしなきゃならねーが、新しい場所も見つけなきゃならねーしな…」

盗賊「この近くに何かあればいいけどな。ま、それは明日考えようぜ、今日はもう休もうぜ、流石に疲れたぜ…」

349以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/08(月) 00:03:07 ID:OqMvjIn6
おお、同じ呪文でも女魔法使いとは詠唱が違うんだな

350以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/10(水) 12:14:29 ID:3GqHgB/E

毎回楽しみにしてるから更新して

351ーー67日目、ムオル沖東部:2019/07/14(日) 21:09:25 ID:j0W1BSFI
盗賊「今週こそは2回更新する!…って毎週のように考えてるよな」

戦士「でも気がつくともう週末なんだぜー!」

魔法使い「詠唱は…個人個人でみんな違うんです。何故かというと調べ直すのが面倒だっていう…」

勇者「説明は終わりか?さて、今日は北に向かうぞ」

魔法使い「明日行くべき新しい場所を今日のうちに見つけておくんですよね」

盗賊「そいつは俺の仕事だ、任せろ…もっと北、そして少し西だな」

戦士「北ってのはこっちだよな?行くぜー!」

勇者「西と東しょっちゅう間違えるから気を付けろよ」

魔法使い「誰の話でしょう…うう、ここまで来ると流石に少し寒いですね…」

盗賊「お前らは良いよ、みんな着ぐるみだもんな。俺は…おっと」

戦士「なんか見えてきたなあ?あれは…なんだ?ただの浅瀬じゃねーか!」

勇者「いや、ただの浅瀬じゃあねーだろ。ねーだろうが…今はどんな場所なのか分からねーな」

魔法使い「覚えておいた方が良い場所、といった所でしょうか」

盗賊「多分な。さ、次は南に…ってこれはムオルだな。うーん、東にでも行ってみるか」

戦士「っしゃー!次だ次!」

352以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/14(日) 21:16:35 ID:j0W1BSFI
魔法使い「島がたくさん見えてきましたね。この辺であなほりを…あ、ラックのたねです!」

盗賊「まあ、小当りってとこか?さて、もうちょっと東に…」

戦士「島はいっぱいあるけど何も建物はねーなー」

勇者「この辺りは外れか?ならそろそろ引き返さないと…」

盗賊「まあ待てよ。成果無しで引き返したら明日が大変だぜ?タカのめで…北東だな」

魔法使い「北東!そっちにはまだ行ってませんよね」

戦士「こんな所に町とかあるかあ〜?」

勇者「まあ行ってみるぞ…あれは?何か見えるぞ」

魔法使い「建物…ほこらですね!」

盗賊「っし!見つけたぜ!さて、夜が明ける前に帰るだけだが…」

353ーー夜、ムオル沖東部:2019/07/14(日) 21:29:29 ID:j0W1BSFI
魔法使い「もうすぐ夜が明けそうです。間に合うでしょうか?」

勇者「以外と夜は長いからな。特に明けそうになってからが…」

戦士「おお!村が見えてきたぜ!」

盗賊「ふう、今日もギリギリ間に合ったな。この距離だと明日もギリギリだよなあ、当たり前だけどな」

勇者「そうだな…前の日に次の場所を見つけておくっていうのは失敗だったかもな」

戦士「行ったり来たりで時間のムダだよな!」

魔法使い「でも見つけられないと死んだ時と同じペナルティーですよね?」

盗賊「むしろ一人死んだのと同じペナルティーって、あんまり辛くない気もしてきたな。まあ、見つけるに越したことはないがーー」

勇者「実際今日も見つかったしな。それに、海の上だと戦闘も少ないから消耗もしねーし、あんまり宿まで戻る利点もねーよな」

魔法使い「確かに…!

戦士「まあどっちにしろ明日は今日見つけたとこだろ?」

勇者「ああ、せっかく見つけたしな。そしてせっかく夜が明ける前に着いたんだ、早く宿に行くぞ」

盗賊「この町には娯楽もないしなあ…」

魔法使い「僕はもうクタクタですよ、職業が変わったからか緊張しっぱなしで…」

戦士「っしゃー!宿で飯だぜー!ここの魚は絶品だぜー!」

354以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/15(月) 16:23:39 ID:bSutZQJQ
乙!

355ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 19:38:44 ID:J7DVHaDE
盗賊「あーくそ、やっぱり北は寒いぜ…」ブルルッ

勇者「少し我慢しろよ、昨日行ったからだいたいの距離や場所は分かってるからすぐだ」

魔法使い「ほこらがありましたよね。うーん、こんな所にあるほこらかあ…」

戦士「ジパングの近くにあるほこらみたいに宿になってたりしねーかな?」

盗賊「バハラタの北の方にもあったよな。湖畔のしゃれた宿屋が」

魔法使い「ありましたね。あそこも結構北だと思いましたけど、そんなに涼しくはなかったですよね」

勇者「バハラタやアッサラームがかなり暑い所だったからな。さて、そろそろ見えてくるはずだが」

盗賊「ああ、確か暗くなってきてから見つかったよなあのほこら。だんだん日が暮れてきたし、そろそろか…」

戦士「お!ほら見てみろよ、あのほこらだろあれ!」

魔法使い「ええ、あれです。そう大きくない島に、ポツンと建って…一体何が待ってるんでしょう…?」

勇者「それもすぐ分かるだろ。さ、行くぞ」

356ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 19:50:36 ID:J7DVHaDE
ーー旅人のほこら

盗賊「…静かだな」

魔法使い「ええ。誰も居ないんでしょうか…?」

戦士「おーい!誰か!誰かいねーのかー!」

勇者「誰も居ねーようだな。居ねーが…」

盗賊「ああ…3つの部屋それぞれに1つずつ、あの旅の扉ってやつがあるな」

魔法使い「離れた土地へ移動できる旅の扉が3つも…!これって、新しい場所を3ヵ所も見つけたようなものですよね!これで楽に…」

勇者「いや待てよ。もうすでに行ったことのある場所に着く可能性だってあるぜ。覚えてないか?入れない、鍵がかかった場所に旅の扉があった所を…」

戦士「んー、あったようななかったような…」

盗賊「それこそさっき話したバハラタ北やジパング近くにあった宿屋になかったか?あとはロマリアからポルトガに向かう途中のほこらにもあったような…」

魔法使い「そういえばそうですね。他にもいくつかあったかも…」

勇者「…と考えると、この旅の扉を新しい場所と決めつけるのは危険だな。もっと別の場所も探さないと…」

盗賊「入って確かめるって訳にもいかないのがな。ま、どうせ今日はこのまま探索を続けるつもりだったんだろ?」

勇者「ああ、もっといろんな場所を探そう。町に戻る時間がもったいないからな。この近くに何かがあれば良いんだが…」

357ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 20:02:11 ID:J7DVHaDE
戦士「で、次はどこ行くんだ?」

盗賊「そうだな…ここより更に北、そしてちょいと西、そこにも何かがあるな。そう離れてはいないようだ」

魔法使い「では行ってみましょう…うう、更に北は更に寒い…」

勇者「我慢するしかねーな。くそ、夜だからなかなか見えづらいな…」

盗賊「俺の目を信じてくれよ。もうすぐ…お、ほら、何か見えてきたぜ」

戦士「ん〜?ホントかあ?平原しか見えねーぞ!」

勇者「平原っつーか雪原だな。でも何か変だな、人の気配というか、何者かが往き来してるような跡があるような…」

魔法使い「ええ、ヒトの痕跡みたいなのがありますよね。ここもいずれ調べる必要があるのかもしれないですね」

戦士「新しい場所キープってとこかあ?で、次どこ行くんだよ」

勇者「そうだな、あのほこらから少し西に来たし、このまま西に…ああ、夜が明けるな…」

ーー69日目

盗賊「夜が明けたか。あ、書き忘れたが、↑は68日目だからな」

魔法使い「誰に言ってるんですか…?でも太陽は日替わりから、僕らは西へ、太陽に追いかけられながら進むようですね」

勇者「今日も好天でめでたいこった。さあ行くぞ、新しい土地を目指してな!」

358以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/22(月) 09:09:43 ID:fX9bH/gY

新しい場所にすぐ行けないの残念だねぇ

359ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/28(日) 20:05:54 ID:KLTCN1S6
戦士「よっしゃー西だ西だ!どんどん進むぜー!」

勇者「この辺は島が多いな…」

魔法使い「ですね。あまりガンガンは進めませんね…」

盗賊「お、ちょっと北よりに進んで見てくれ。何かありそうだ」

戦士「北にー?この島かあ?だだっ広いだけで何もねーぞ?」

魔法使い「いえ、見てください。雪原に1ヶ所、雪が少ない所が…」

勇者「ああ、人の手が入っているというか、誰かが往き来してる痕跡があるというか…」

盗賊「ただの雪原じゃなさそうだよな。ここも後々来たりするようかもな」

戦士「じゃあ覚えとかねーとな!お前ら覚えとけよ!俺は覚えられねーからな!」

勇者「自信満々に言うことかよ…」

魔法使い「でも、次の場所候補が見つかって良かったですね。あちこち当てもなく探し回るのも大変ですし…」

盗賊「まあな。だがこの調子でどんどん見つけていこうぜ。このまま西に行くだろ?」

勇者「ああ、どんどん行ってみよう」

戦士「っしゃー まだまだ進むぜー!」

360以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/28(日) 20:12:10 ID:KLTCN1S6
勇者「…あれからかなり西に、そしてやや北よりに来てみたが…」

魔法使い「何も見つからないですね…ミナミには広大な森林地帯が広がる大陸がありますけど…」

盗賊「でかいよなこの森。多分ムオルやダーマなんかと同じ大陸のはずだが…」

戦士「歩いては来れねーよな!船ってスゲーな!」

勇者「今さらかよ…っと、あれは…」

魔法使い「ほこらだ!ほこらがありますよ!」

盗賊「よし、また新しく見つけたな。しかしこんな所にどんなヤツが住んでるんだろうな?」

ーーホビットのほこら

ホビット「あ、船が通りすぎてく!ほらほら、そろそろ出番だぞ!」

旅人女「ほら、さっさと喋る猫の準備しな!」ゲシッ

猫「ふにゃー!?今やるところですにゃー!」オアー…

361以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/28(日) 20:20:11 ID:KLTCN1S6
魔法使い「…あれからまた北西にどんどん進んで…すっかり暗くなりましたね」

盗賊「夜が明ける前に何処かに着けば良いがなあ」

戦士「腹へったなー。そろそろ宿に泊まりてーぜ」

勇者「確かに流石に2日徹夜だと堪えるな…」

魔法使い「とはいえ、都合良く宿があるなんて…あれ?」

盗賊「あれ、町だよな?よし、今夜はあそこに…いや、新しい場所行くわけにはいかないよな」

勇者「いやよく見てみろよ。見覚えねーか?」

戦士「あー?…ああ!あれノアニールかあ!?」

魔法使い「え…?あ、本当だ!ノアニールですよ!」

盗賊「長い長い航海の果てに、ノアニールに戻ってくるとはなあ。ま、来たことがある町で逆に良かったな。そして…この町助けといて良かったなあ」

魔法使い「ええ、誰かを助けた事が、こうやって自分達に帰ってくるんですね…」

勇者「……よし、じゃあ上陸だ。今夜はノアニールに泊まるぞ。下船の準備だ!」

戦士「うおおー!宿だ!飯だー!」

362以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/29(月) 01:44:48 ID:6VlL9cPI
喋る猫役がみんなアイツだったとはww

363ーー70日目、ノアニール沖東:2019/08/04(日) 20:54:54 ID:vD2QzmuI
盗賊「…さて、そろそろ昨日見つけたほこらに着くはずだが…」

戦士「お、あれだろあれ!見えてきたぜー!」

勇者「よし、じゃあここから上陸だな。さて…」

グリズリーがあらわれた!

魔法使い「熊が3匹!強そうですね…」

盗賊「やるしかないだろ、そらっ!」ピシャシャ

グリズリーのこうげき!グリズリーのこうげき!

勇者「くっ!?くそっ、バカ力め…!」

戦士「いてー!けど負けねー!おらー!」ガッ

グリズリーのこうげき!グリズリーのこうげき!

盗賊「くそっ、なんて攻撃力だ…!おらあぁっ!」ピシャシャァ!

グリズリーたちをやっつけた!

魔法使い「な、なんとか勝てましたね…凄い強さだった…」

勇者「あんまり長居したい場所じゃねーようだな。さっさとほこらに入るぞ。さて、何が待っているか…」

364ーーホビットのほこら:2019/08/04(日) 21:06:05 ID:vD2QzmuI
ニャー…ニャー…

盗賊「猫が沢山いるな」

戦士「猫よりも人いねーのかよ!おーい!誰か…ぐおっ!?」ベキャッ

魔法使い「なっ!?小さな人影が華麗な回し蹴りを戦士さんに!?」

ホビット「こらー!ヒトのうちでギャーギャー騒ぐなー!」

盗賊「ああ、悪かったね可憐なお嬢さん。ところで…」

ホビット「あれ?君たち冒険者?珍しいねこんな所に」

勇者「ああ、俺達は…』

ホビット「あー!君オルテガさんにそっくり!私が昔一緒に旅してた勇者様と!」

勇者「な…!?親父と旅を…?」

ホビット「親父!?オルテガさんの息子なの!?へー、本当に似てるね!あー、懐かしいなあ…」

魔法使い「あ、あの、オルテガさんは…」

ホビット「あー、確か火山の火口に落ちて亡くなったなんて話だよね。でも私はちょっと信じられないなあ。君もそうなんじゃない?」

勇者「…ああ」

ホビット「だよね!きっとオルテガさんはまだ生きてると思うよ!世界は広いから今は会えなくてもさ、いつかまた会えると思うよ!」

365以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/04(日) 21:10:25 ID:vD2QzmuI
盗賊「ああ、きっとな。へへ、一緒に旅してたヒトが言ってるんだ、説得力あるじゃないか、なあ?」

勇者「まあ、な…」

ホビット「それで君たちは何処を目指してるの?…へえー、エジンベアに、きえさりそうかあ…あ!きえさりそうならこの辺のモンスターが持ってるかもよ!」

魔法使い「え!?本当ですか!?」

ホビット「でも君たちにはこの辺のモンスターはちょっと厳しいかなあ。ま、一応覚えといてよ!」

勇者「ああ、貴重な情報、助かる」

猫「にゃーん?」

勇者「いいえ」

猫「にゃーん?」

盗賊「いいえ」

猫「にゃーん?」

魔法使い「いいえ」

猫「…にゃーん?」

戦士「いいえ!」

猫「にゃーん…」

366以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/05(月) 01:32:02 ID:o5z0fyg2
エルミ世界からも友情出演か!
てか喋らせてやれww

367以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/10(土) 19:28:00 ID:IL7a95Ao
戦士「よっしゃーじゃあ行くぜ!じゃあなアネキ!」

ホビット「じゃあねー!君のアネキじゃないけどね!」ノシ

盗賊「よし、じゃあさっそくきえさりそうを探しに…」

魔法使い「でもモンスターが強いですから…」

ホビット「あーあ、行っちゃったかー。猫君、残念だったね!」

猫「うにゃあ、喋れませんでしたにゃあ…」

旅人女「ったくバカ猫だねえ、喋らなきゃバイト代満額貰えないじゃないか!」ゲシゲシッ

猫「ふにゃー!?喋らせてくれなかったから仕方ないのですにゃー!」オアー…

ホビット「あはは、かわいそうだけど約束は約束だからね!…それにしても勇者の父親のパーティーメンバーなんて、結構重要そうなのになかなか話題にならないよね。リメイクとかもしあればこういうとこ広げて欲しいよねー」

旅人女「どうだろうねえ?ま、リメイクするならイベント増やすのは必須だろうけどね」

猫「にゃ、何の話を…?」

旅人女「アンタには関係ないよ、そんな事より次のバイト探しに行くよ、バカ猫」ズルズル…

猫「ふにゃー!?引き摺らないで欲しいのですにゃー」オアー…

ホビット「あはは、元気でねー!…君たちも、元気でね。またいつか、ね?」

368以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/10(土) 19:37:13 ID:IL7a95Ao
勇者「…とはいえ、鎧や熊ばっかりで全然それっぽいモンスター出ねえな…」

魔法使い「しかもあの熊、凄く強いです…攻撃力が恐ろしいですよ…」

盗賊「スリルがあって結構だと思うが、強さの割りには稼げないよなあいつら…きえさりそうが目的じゃなきゃ、あんまり居たくない場所だな…」

ーーまほうおばばがあらわれた!キラーアーマーがあらわれた!

戦士「おお!?こいつじゃねーかきえさりそう持ってるの!」

魔法使い「テドンの周辺にいたきえさりそうを持ってるってモンスターに似てますもんね…でもこの見た目は…」

まほうおばばはベギラマをとなえた!まほうおばばはベギラマをとなえた!

勇者「うおおっ!?くそっ、強烈な呪文を使いやがる!」

キラーアーマーはルカナンをとなえた!

魔法使い「でも少し噛み合ってないですね、ルカナンと攻撃呪文じゃ、僕も…ギラ!」パラララ!

盗賊「先に婆さん達を倒すぜ!そりゃっ!」ピシャシャ

まほうおばばをたおした!

戦士「鎧は任せろ!うおおおおー!」ガガッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者「っし、なんとかなったぜ。しかしこれじゃ魔力がいくらあっても足りねーぜ、ホイミ、ホイミ、ホイミだ…」

369ーー71日目、ムオル近郊:2019/08/10(土) 19:46:13 ID:IL7a95Ao
戦士「うおおー、やっと帰ってきたぜえ…死ぬ…」ヨロヨロ…

魔法使い「勇者さんの魔力も切れて、パーティーみんなボロボロですね…」

勇者「ったく、真っ直ぐ戻りゃ良いのに、ムオルからどのくらい歩けばきえさりそう持ってるかもモンスターと会えるか確認してーなんて言いやがるから…」

盗賊「まあまあ、明日以降を考えれば大事な事だろ?正直、ここのところ時間に追われてる感じだし…」

デッドペッカーがあらわれた!スライムつむりがあらわれた!

魔法使い「み、見たことないですよねあの貝のモンスター…それに、あの鳥は…!」

勇者「ちっ、逃げるぞ!」ダカダカダカ…

しかし まわりこまれてしまった!

デッドペッカーのこうげき!スライムつむりのこうげき!デッドペッカーのこうげき!デッドペッカーのこうげき!

盗賊「くそ、攻撃が…」

スライムつむりのこうげき!デッドペッカーのこうげき!

盗賊はしんでしまった!戦士はしんでしまった!

魔法使い「ああ、二人とも!」

勇者「くそっ、全滅してたまるかよ!逃げるぞー!」ダカダカダカ…

370以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/11(日) 05:55:05 ID:HEb6Abp2

スライムつむりで全滅したこと結構あってトラウマ

371ーームオルの村、教会:2019/08/18(日) 19:22:36 ID:trTR1zaY
魔法使い「…よし、これで二人とも生き返りましまね。神父さん、ありがとうございました」

盗賊「結局、死んだのは俺と戦士だけだったんだな」

勇者「ああ、なんとか逃げ切れたぜ」

戦士「っしゃー、それじゃたびびとのふくとこんぼうをポイポーイ!」バサッ ゴドン

魔法使い「…手持ちの装備品も少し心許なくなってきましたね」

盗賊「ぬののふくとかなくなったしなあ」

勇者「最近、装備品を全く入手出来てねーからな」

盗賊「とはいえ、こんな旅だと運次第だからなあ」

戦士「とりあえず宿行こうぜ!腹へったしねみー!」

魔法使い「そうですね、僕も疲れました…」

勇者「じゃあ宿屋に行くか。そして明日はまたどこかにいかなきゃならねーのか…」

盗賊「ちょっと行動が制限されてきた感じはするよなあ。ま、明日はまだ行く場所があるからましだけどな…」

372ーー72日目、ムオル沖北:2019/08/18(日) 19:30:14 ID:trTR1zaY
戦士「じゃあ今日はあの北の雪原に行くんだな?」

勇者「ああ、何があるか行ってみようぜ」

魔法使い「あんな所に住んでる人とかいるんですかね?」

盗賊「さあな。ただ俺達は今までも変わり者をたくさん見てきたからな」

戦士「おとといのアネキだって相当変り者だよな!」

勇者「あんな所で一人、猫に囲まれて暮らしてたよな…あんなヒトが他にいてもおかしくはねーな」

盗賊「エルフやホビットの可能性もあるよな…っと、夜になっちまった、こんなに遠かったか?」

魔法使い「もうすぐなはずですけど…あ、見えてきましたよ!」

勇者「よし、じゃあ上陸するぞ。準備は良いな?」

戦士「っしゃー、エルフでもモンスターでも出てみろってんだ!」

魔法使い「いやあ、モンスターはちょっと…でも、ここがダンジョンの可能性もあるのかあ…」ゴクリ…

373ーー変化老人の家:2019/08/18(日) 19:39:27 ID:trTR1zaY
盗賊「…おお、家があるぜ。さんざん迷ったな…」

魔法使い「何もない平原を歩き続けて、一度元の場所まで戻ってしまいましたもんね」

勇者「さて、何がいるか…」ガチャリ…

老人「人に会うのは何年ぶりじゃろうか。そうだ、前に海賊達がふなのりのほねを持ってきて以来じゃな」

戦士「ふなのりのほねえー?」

老人「さてお前達、へんげのつえは知っておるか?」

勇者「へんげのつえ…?聞いたことはないが…」

魔法使い「多分、名前からして変化…姿を変えることが出来る杖ですよね?」

老人「そうじゃ!わしはあれが欲しいのじゃよ。噂では、サマンオサの王様が持っとるらしいがのう」

盗賊「王様が?それじゃ盗みでもしなきゃ無理じゃないか?」

戦士「そもそもサマンオサってどこだよ?」

魔法使い「聞いたことないですよね…?」

老人「サマンオサはさいごのかぎがあれば行けるそうじゃぞ」

勇者「サマンオサ、へんげのつえ、さいごのかぎ、か…これからの俺達の旅にも関わってきそうだな。覚えておくか…」

374以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/19(月) 16:36:59 ID:MeUHLv5U
乙!

375ーー夜、ムオル沖北部:2019/08/25(日) 21:01:27 ID:s8SQY/Ro
勇者「…夜明けまでに帰れねーかもしれねーな…っ!あいつは…!」

テンタクルスがあらわれた!

戦士「うおお!?いつか会った緑のイカだな!」

盗賊「どうするんだ勇者?」

勇者「…こいつは強そうだが、だからこそ良い経験になるはずだ、やるぞ!ラリホー!」ポワワーン

魔法使い「僕も呪文で…意志を燃やせ!魂を燃やせ!悪しき彼の者を焼き尽くせ!ベギラマ!」ゴオオオ…

戦士「おお、すげー魔法じゃねーかよお!」

テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!

勇者「ぐあっ…!凄まじい手数だな…もう一度ラリホーだ!」ポワワーン

盗賊「今度は2体眠ったか!そらっ!」ピシャシャシャ

魔法使い「もう一度…ベギラマ!」ゴオオオ

戦士「うおおー!」ガッ

テンタクルスたちをやっつけた!

勇者「っし!手数には驚いたが、なんとか倒せたな。一応俺らも強くなってるみたいだな…」

376ーー73日没朝、ムオルの村:2019/08/25(日) 21:11:23 ID:s8SQY/Ro
魔法使い「ふう、無事ムオルには帰って来られましたけど…」

盗賊「夜が明けちまってたなあ。もっと早く帰って来れると思ったんだがなあ」

戦士「どうすんだー?宿に泊まるのか?」

勇者「…いや、このままあのジパングの洞窟に行こう」

戦士「おお!?おろちと戦うのか?」

盗賊「アホ、経験値稼ぎだろ?流石に今また挑んでも返り討ちだろうよ」

魔法使い「そうですね、僕は魔法を覚えましたけど、体力がかなり落ちてますし…」

勇者「俺達は経験値も足りないが、平行して探索も続けなきゃならねえ。1日を無駄にする余裕なんかねーよ」

盗賊「だよなあ…ま、俺はスリルがある方が良いから、あの洞窟の魔物達と戦うのは賛成だぜ」

戦士「もっともっと強くなって、早くおろちのヤローぶっ飛ばさねーとな!」

魔法使い「ですね、幸いみんなさほど消耗してないですし…」

勇者「決まりだ、じゃあ行くぞ…消耗が少ないとはいえ、出来るだけ長く洞窟で稼ぐためには宿に泊まれなかったのは厳しいところだけどな…」

377以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/26(月) 01:24:33 ID:2MmYEZ16
商人の呪文の詠唱熱い感じでいいね

378ーーおろちの洞窟:2019/09/01(日) 19:36:59 ID:6xhN9scM
盗賊「またここに来たか。少しばかり疲れてはいるが、それもまたスリルがーー」

魔法使い「ま、待って下さい!敵です!」

ーーきめんどうしがあらわれた!

勇者「ちっ、厄介な奴だな。しかしあの呪文さえ貰わなければ無傷で勝てる可能性もある。気を引き締めろよ!」

戦士「おおー!あんな呪文にかかるかよ!」

きめんどうしはメダパニをとなえた!戦士はこんらんした。

盗賊「おいぃ!言ってるそばから…」

戦士のこうげき!戦士のこうげき!

盗賊「ぐあっ!?くっそ、馬鹿力め…!」

魔法使い「ま、まずいです、僕は体力が…」

勇者「さっさとあいつらを倒すしかねー!うらあっ!」ピシャシャシャ

盗賊「うおおおっ!」ピシャシャシャ

ーーきめんどうしたちをやっつけた!

戦士「…ん?お、なんか知らねーが敵が倒れてるぜ!ラッキーだな!」ヒャッホー

勇者「こいつ…まあ、死人が出なかったから良い。いくぞ…」

379以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/01(日) 19:47:36 ID:6xhN9scM
戦士「へー、俺混乱してたのか!いやー、忘れちまうもんだな!」ハッハッハッ

盗賊「はっはっはっ、じゃないだろ。お前が混乱すると一番危険なんだよ。お前のパワーで殴られる身になってくれよ」

魔法使い「戦士さんの強さを肌で感じましたね…でも混乱してしまったのだから仕方ないで…」

きめんどうしがあらわれた!

勇者「くそっ、またこいつらかよ!やるぞお前ら!」

戦士「うおおおっ!今度は混乱しねーぜー!」

きめんどうしはメダパニをとなえた!勇者はこんらんした。

盗賊「おいおいおい、こっちかよ!」

勇者「…我が魂、深き底より真紅の牙を呼び起こさん!」

ーー勇者はベギラマをとなえた!

魔法使い「あ、熱い熱い!ゆ、勇者さん自分まで燃やしてますよ!」

盗賊「くそっ、早くモンスターやっちまうぞ!おらっ!」ピシャシャシャ

戦士「うおおー!行くぜー!」ガッ

ーーきめんどうしたちをやっつけた!

盗賊「な、なんとかなったか…前言撤回、勇者が一番危険だな…」

380ーー夜、旅人の宿屋:2019/09/01(日) 19:56:21 ID:6xhN9scM
勇者「くそっ、散々だったぜ」

魔法使い「ま、 まあ仕方ないですよ…」

戦士「しかしレベルあがんねーもんだなー」

盗賊「魔法使いが2つ上がって16になったが、それだけだったもんなあ」

勇者「他が誰も上がらなかったな。くそっ、こんなペースじゃ…」

魔法使い「焦っても仕方ないですけど、でもこのままでは…」

盗賊「まあ、最悪アイテム捨てながらでも経験値稼ぐしかないだろうなあ。ここのところ装備品は見つからないが、消耗品ならいくつか見つかったな」

魔法使い「盗賊さんはどくがのこなとちからのたね、僕がどくがのこなとまんげつそうですね」

戦士「カネもたくさん見つけただろ?」

勇者「17744ゴールドあなほりで見つかったな。使い道はないが」

盗賊「ま、魔法使いはレベルアップしてるんだ、少しずつ強くなってると信じるしかないな」

魔法使い「2つレベル上がっても呪文覚えなかったのが辛いですけど…」

勇者「こっから覚えるだろ。いや、覚えて貰わないと困るぜ。そして俺らも強くならねーとな。しかし…くそっ、行き詰まって来ちまったぜ…」

381以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/03(火) 03:13:59 ID:6Z/ZenJo
なんで戦士すぐメダパニかかってまうの

382ーー74日目、旅人のほこら近郊:2019/09/08(日) 20:03:43 ID:ua/gAIP2
魔法使い「今日は、以前見つけた旅人のほこらに行くんですよね?」

戦士「えーと、旅のとびらがたくさんある所だっけか?」

勇者「ああ。確か3つあったはずだから、どれか1つくらい新天地に行けるだろ」

盗賊「賭けっちゃ賭けだが、まあ外さないだろ…おっとお!」

ーービッグホーンがあらわれた!メタルスライムがあらわれた!

魔法使い「あ、あれは銀色の…!」

盗賊「おっし、慌てず騒がず…そらっ!どくがのこなだ!」

ビッグホーンはこんらんした。ビッグホーンのこうげき!メタルスライムをたおした!

戦士「おおー!やったなー!」

盗賊「へっへっ、素早さのタマモノだぜ。これで俺はレベルアップだぜ」

勇者「ここで経験値が得られたのはでかいな。異動日はなかなか魔物と戦えないからな」

魔法使い「そうですよね、ほこらにつく前にもう夜ですもんね…」

戦士「よし、じゃあほこらに行くぜー!待ってろよモンスター!」ウオー

勇者「だから、旅のとびらしかねーよ…」

383ーー旅人のほこら東部:2019/09/08(日) 20:15:01 ID:ua/gAIP2
魔法使い「ほこらでは新しい場所に行けましたけど…」

盗賊「鍵がかかってて進めなかったな。どの辺に行ったのかさえ解らずじまいだ」

戦士「でもよお、とりあえず新しいとこ行ったから良いんだろ?」

勇者「まあな。だが出来ればあそこから更に別の土地に行けたら良かったんだけどな」

魔法使い「それでこの辺りは…あの塔があった大陸の東側ですよね?ムオルから海を越えた東にあった塔の…」

勇者「ああ、東海岸だ。この辺りに何かあれば…」

戦士「お?見ろよ、何かあるんじゃねーかあそこ?」

魔法使い「あそこは…ずいぶん開けた場所ですね」

盗賊「ああ、平原だな。あのへんげんつえがどうこう言ってた爺さんのいた所にちょっと似てるかもな」

勇者「似てるか?まあ、だだっ広そうな所は似てるか…」

魔法使い「もしかしたら、また誰か居るかもしれませんね。オーブやエジンベア、サマンオサの事を知ってる人がいるかも…」

盗賊「とりあえず、次に来る場所は決まったな。さて、これからどこに行く?」

勇者「南か、更に東かだな。南に大陸沿いに行くべきか、海を越えてみるか、さて…」

384以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/08(日) 22:38:19 ID:Yd3C9jS.

そ、そこはまさか…

385ーー75日目:2019/09/16(月) 00:49:50 ID:77yfOtm.
戦士「夜が明けちまったぜ!どっち行くのか決めたのか?」

勇者「…このまま東に向かおう。別に南でも良いけど、勘だな」

盗賊「勇者の勘か、結構じゃないか。よし、行ってみようぜ」

魔法使い「大陸沿いに進む南と違って、東は大海原ですから、何があるのか…」

戦士「でもよう、ほら、見えてきたぜ陸が!」

盗賊「ここは…どこだろうな?どうする?このまま上陸するか、北か南か…」

勇者「北に行ってみるか。どうも、見覚えのある景色のようだがな…」

魔法使い「僕も、どこかで見たことあるような…」

盗賊「ま、本当に知ってる土地ならそのうち知ってる町にも着くだろ。今は進んで…おお?あれは…」

戦士「城じゃねーか!小さな島に城!」

魔法使い「お城…!じゃあここがエジンベア…?」

盗賊「聞いた事があっても行ったことがない町っていったらエジンベアとサマンオサ、あとテドンで聞いたネクロゴンドだが、ネクロゴンドはテドンの北っていう話だったしな」

勇者「エジンベアの可能性もあるな、だとすると…まだきえさりそうが無いんだよな。あれがないとどんな不都合があるのか…」

386以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/16(月) 01:01:58 ID:77yfOtm.
魔法使い「ーーとはいえ、今日はまだここには行けませんよね。この後は…」

勇者「また東だ。東に来たらこの城が見つかったからな、更に東へ向かえば…」

戦士「よっしゃ行くぜー!…ってここ見たことあるぞ!ノアニールの西だろここ?」

盗賊「地底の湖のある洞窟に、エルフの隠れ里…間違いないな」

魔法使い「という事は…以前ムオルから西に探索した時、もう少し進んでいればここに辿り着けていたんですね…」

勇者「それは言っても仕方ねーな、あの時は次の場所に行くために引き返さなきゃならなかったからな」

盗賊「それに、寄り道したからこそお前もレベルアップしたと言えるだろ?」

魔法使い「それは…そういう考え方も出来ますけど…」

戦士「呪文も覚えたんだろ?」

魔法使いレベル17「メラミとマホトラを…僕としては、かなり強力な呪文を覚えたつもりですけど…」

勇者「お前だけじゃねー、パーティー全体だ。特にメラミは強力だと聞いてる」

盗賊「後々も役にたちそうだよな。ま、とりあえず今回はあの草原と城、2ヶ所見つけられたんだから上々だろ。さ、ノアニールまで行って休もうぜ」

戦士「っしゃー!飯だ飯だ!」

387以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/18(水) 23:22:28 ID:ZVRym7x6

メラミ覚えるとテンション上がるよね

388ーー76日目、エジンベア:2019/09/23(月) 02:01:22 ID:3/1h.RRM
盗賊「さーて、じゃあこの城にお邪魔するか」

魔法使い「うわあ…立派なお城ですね」

勇者「そうか?アリアハンと大差ないだろ」

戦士「田舎だしな!」

盗賊「おい、聞こえるだろ…っと、こんにちは、門番さん」

門番「ここは由緒正しきエジンベアのお城!」

勇者「!…ここがエジンベアか!」

門番「田舎者は帰れ!帰れ!」シッシッ

戦士「ああー?ここの方がよっぽど田舎だろうが!」

門番「なんだと?田舎者は礼儀を知らんな!さあ帰った帰った!」シッシッ

魔法使い「せ、戦士さん、ここは退きましょう…それにしても門前払いなんて、どうしたら…」

389以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/23(月) 02:08:59 ID:3/1h.RRM
盗賊「で、追い払われた訳だが…」

戦士「どうすんだよおい!ここに入れないと…あれ?入れないとなんかあるんだっけか?」

魔法使い「えーと、ランシールのスライムが、きえさりそうがあったらエジンベアに行くようにって…あ!」

勇者「なるほどな、きえさりそうはこの為に必要な訳だ」

盗賊「きえさりそうっていうからには姿を消す事が出来るんだろうからな。となると、あの門番の目をごまかして進入するためのモノなんだろうな」

戦士「盗賊みたいだな!」

盗賊「まあ俺は盗賊だし別に構わないが…きえさりそうを手に入れない事にはこれ以上は進めなさそうだな」

魔法使い「そうですね…でも幸い、この周辺にもきえさりそうを落とす魔物がいるみたいですし…」

勇者「とりあえず夜までは探してみるか。経験値稼ぎにもなるしな」

戦士「おお!あの門番ギャフンと言わせてやろーぜ!」

盗賊「俺もそうしたいが…そう簡単には見つからないだろうなあ。さて…」

390以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/25(水) 14:11:38 ID:gaiYtOs2
乙!

391ーー77日目、おろちの洞窟:2019/09/29(日) 20:23:59 ID:9al5U0r6
盗賊「あー、エジンベアも見つけたし、きえさりそうを探すべきなんじゃないかとも思ったんだがな…」

魔法使い「きえさりそうを探すにもレベルが必要、という事でまた経験値稼ぎになりました」

戦士「メタル野郎10匹以上倒せたな!やったな!」

勇者レベル28「まあ、運が良かったよな。逃げるやつも少なかったしな」

盗賊レベル28「俺と勇者がレベルアップして28に、魔法使いはついに20になったな」

魔法使いレベル20「今日だけで3つもレベルアップして目標に達成しました!インパス、トラマナ、そしてヒャダルコまで覚えましたよ!」

勇者「ヒャダルコまで覚えるとは思わなかったからもうけたな」

戦士「で、このあと魔法使いはどうすんだ?20になったら転職だろ?でも僧侶になるにはもっかい全滅しなきゃだよなあ?」

盗賊「一端商人に戻るのも馬鹿らしいよな。となると…玉砕か?」

魔法使い「え、それは…」

勇者「…まあ、それしかないな。このままやまたのおろちまで行くぞ」

魔法使い「え、ええー!?本当に玉砕するんですか?ま、待ってください、待って…」

392おろちの洞窟、B2f:2019/09/29(日) 20:33:05 ID:9al5U0r6
盗賊「よし、今日もおろちがいるな」

戦士「おっしゃー!戦うぜー!」

魔法使い「ほ、本当に戦うんですか?」

勇者「勝ち目は薄いが仕方ねー、これが一番丸くおさまるだろうからな」

魔法使い「丸くおさまるとは一体…」

戦士「つべこべ言うな!行くぞー!」

ーーやまたのおろちがあらわれた!

魔法使い「え、えーと、じゃあ…大地よ力を!我らに岩のごとき堅固な盾を!スクルト!」ギュイイーン

勇者「どうせホイミじゃ追いつかねー、世界よ吼えよ!天の怒り、閃きここへ!ライデイン!」ピシャドーン!

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「あちちー!でも負けねーぜ、おらあっ!」ザクッ

盗賊「なんだ?案外いけるんじゃないか、そらっ!」ピシヤッ

魔法使い「もう一度スクルトを…」ギュイイーン

勇者「まだまだ!ライデイン!」ピシャドーン!

戦士「うおおー!叩きのめしてやるぜー!」ガオー

39378日目、ダーマ神殿:2019/09/29(日) 20:39:14 ID:9al5U0r6
盗賊「…まあ、普通に全滅するよな」

勇者「そりゃな…」

戦士「よっしゃ、なら投げ捨てるぜー!」ポイポイポイポーイ

僧侶「ああ、どうのつるぎが2つに、こんぼう、たびびとのふくも…」

盗賊「お前、さらっと転職してるな…」

僧侶「そういう予定でしたからね。でも皆さん、もう装備品の在庫がみかわしのふく1つしかないですよ!いよいよピンチです…」

勇者「最近全然装備品が手に入ってこないからな」

戦士「盗賊がサボってるからな!」

盗賊「サボってる訳じゃねえよ!だがまあ僧侶は転職直後で死にやすいだろうし、慎重にいかないとな」

勇者「新天地探しだからそうも言ってられねーけどな」

僧侶「新天地探せなくても装備品は捨てるようですからね。ここからはよりシビアな旅になりそうですね…」

394以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/30(月) 00:54:29 ID:L1aUpPAw
女子パーティーの時は勇者不在だったから電撃呪文が新鮮だ
かっこいいな

395ーーエジンベア郊外:2019/10/06(日) 19:44:03 ID:lxJu9Plo
盗賊「へえ、僧侶ってレベル1からホイミ使えるのか」

僧侶「そうなんですよ、もうパーティーの回復力アップですよ!」

戦士「おお、すげーじゃねーかよ!」

勇者「つっても転職すぐで体力無いんだから気を付けろよ」

僧侶「ええ、分かってます。それで今日はどこに…」

盗賊「この間エジンベア見つける前に見かけた草原だろ?」

勇者「ああ、あそこに何かありそうだからな…というか、無いとどん詰まりだ」

戦士「もう捨てる装備もほとんどねーからな!」

僧侶「ちょっと厳しくなってきましたよね…あ、見えてきましたよ、あの草原」

戦士「おお、ちけーな!」

勇者「そうか?もう夜になっちまったぜ…まあ良い、行ってみるぞ」

盗賊「なんかあれば良いがなあ。出来ればスリルのあるヤツな」

僧侶「いやあ、転職後なんで危険なのはちょっと…」

396ーーエジンベア西の草原:2019/10/06(日) 19:50:15 ID:lxJu9Plo
戦士「お?じいさんがいるぞ!」

老人「私、ここに町作る。町作れば皆喜ぶ」

勇者「ここに町を?」

盗賊「いやいや爺さん、こんな何もない所に一から町作る気かよ!?一人で?」

老人「町作るには商人がいる。レベル低くても構わない。商人であれば良い」

戦士「商人〜?」チラッ

僧侶「…!」

老人「心当たりあったら連れてきて欲しい。誰かいないものか…」

勇者「商人…か。悪いが今は心当たりねーな。まあ…見つけたらな。じゃあ行くか」

盗賊「そうだな…ほら僧侶、ボーっとしてんな、行くぞ」

僧侶「え!?あ、は、はい………町作り、か…」

397ーー海上:2019/10/06(日) 19:59:14 ID:lxJu9Plo
盗賊「町作りに商人ねえ。心当たりはあるが、お前に今抜けられると困るからなあ」

僧侶「ええ、分かってます…」

勇者「…さて、これから何処に向かうか…あそこにノアニールがあったって事は、南東に行けばポルトガ辺りに着くのかもな」

戦士「ポルトガか、久しぶりだなー!」

盗賊「そうだな、行ってみるか…だいたい進路はこんな感じで…」

僧侶「あ、大陸が見えてきましたよ」

勇者「ここは…カザーブの西辺りか?じゃあ南下すれば良いか…」

盗賊「っておい、着く前に夜が明けそうだぞ!」

ーー79日目

戦士「あー、宿に泊まれなかったなー」

勇者「それに宿で夜を明かさねーとルーラ使えねーんだよ。時間巻き戻しになっちまうからな」

僧侶「巻き戻し…?あ、何か見えてきましたよ!あれは…ほこら?」

盗賊「あれは…テドンの北にあったほこらだな。もうとっくにポルトガより美波に来てたようだな」

勇者「ちっ、時間を無駄にしたぜ。僧侶のレベルがいくらか上がったから良いようなものの、もう時間を無駄には出来ねーんだがな…」

398以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/08(火) 23:05:24 ID:j.ES2D4M

転職で戦力アップ!と思ったけど、その当人がいずれ離脱するのか…

399ーー海上:2019/10/14(月) 09:51:54 ID:ZJLNWqww
盗賊「じゃあ、また探索だな。あー、また西に行ってみるか?」

勇者「南はテドン、北はポルトガだからな…西しかねーな」

僧侶「あの草原から南に下った辺りですよね。何かあれば良いのですけど…」

盗賊「レベルも上がれば良いが、海の遭遇率と経験値じゃなあ」

戦士「お?おー、なんか見えてきたぞ!ほらあれ見ろよ!」

勇者「あれは…村、か?いや、村にしては少し…なんだ?」

僧侶「ちょっと様子が違うようにも見えますね…」

盗賊「…ふーん、なんだかスリルがありそうだぜ。さっそく乗り込みたいが、明日だよなあ」

勇者「ああ、仕方ないが、また東に宇美を渡ってテドンで1泊だな」

僧侶「テ、テドンですか…魔力も尽きてきたし、宿には泊まりたいですから仕方ないですね…」

戦士「あそこ朝飯ねーんだよなあ」

盗賊「気にするとこそこか?ま、確かにあそこはスリルはあるけど、そういうスリルは求めてないんだよな。良いさ、ついでにきえさりそうもみつけられるかもしれないからな…」

400ーー夜、テドン郊外:2019/10/14(月) 09:59:49 ID:ZJLNWqww
僧侶「ああ、近くからでも分かる闇のオーラ…」ブルッ

盗賊「きえさりそうも見つからないな。てかあの魔女あんまり出てこないな」

勇者「まあ、少しでもレベルが上がったのは良かったな」

戦士レベル28「体力が大幅アップだぜー!僧侶は新しい魔法覚えたんだよな?」

僧侶レベル11「キアリーですね。最近毒を使う魔物に全然会ってないですけど…」

盗賊「ま、どくけしそう使わなくて良くなったのは良いだろ。有限だからなアイテムは」

勇者「余りまくってるけどな…」

僧侶「そしてあなほりで出てきたのはラックのたね。外れではないですけど…」

盗賊「使わないにしてもせめて装備品が良かったよなあ」

勇者「ここまできえさりそうが見つからないのは想定外だったな。また時間を見つけてあのホビットのほこら近くに行って探すしかないか…」

戦士「なーに、明日見つかるかもしれねーだろ?」

盗賊「その能天気な頭が羨ましいぜ。ま、もちろん明日には盗んでみせるがな」

僧侶「ぼ、僕もあなほり頑張りますよ!明日こそはきえさりそうを…!」

401以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/15(火) 17:55:02 ID:2ud6AnYY

このままではきえさり草で詰んでしまう…

402ーー80日目、テドン沖西部:2019/10/20(日) 20:28:40 ID:DdMdD9vs
勇者「もう80日か…」

戦士「あっという間だったな!そろそろ魔王倒してるかと思ったぜ!」

盗賊「そんなに簡単な訳ないだろ。にしてもきえさりそう出ないな…」

僧侶「ですね…あなほりも盗みも不発でした」

勇者「まあいい、仕方ねー。昨日見つけたあの村に行くぞ」

戦士「うまいもん食えると良いよなー。テドンは朝飯なかったからなー」

盗賊「大して大きくなさそうな村だったし、期待しない方が良いんじゃないか?ま、ムオルみたいに魚が美味いかもしれないけどな」

資僧侶「海が近かったですからね、もしかしたら…あ!」

戦士「お、見えてきたなあの村!…あれ?村っていうか、でかい家が一軒だけかあ?」

盗賊「そうみたいだな。昨日感じた違和感はこれか」

勇者「しかしあれだけでかい屋敷だ、誰かいるだろうし、何かあるかもしれない。行ってみる価値はありそうだな」

盗賊「そもそもいかないなんて選択肢はないだろ、なあ?」

戦士「あったりめーだろ!」

僧侶「ですね。魔物が住んでる訳でもなさそうですし。しかし大きな建物ですね、お城とかを別にして、こんなに大きな家はジパングのあのお屋敷くらいしか見たことないですよね…」

403ーー海賊達の住み処:2019/10/20(日) 20:36:33 ID:DdMdD9vs
戦士「お?誰か人がいるぜ!おーい!」

男性「しっ!この先の家は海賊達の住み処。近づかない方が良いですよ」

盗賊「海賊?へえ、そいつは面白そうだな」

僧侶「ええ…僕は怖いですよ。魔物は居なさそうだと安心してたのに…」

勇者「しかし海賊となれば宝なんかを集めてそうだよな。オーブなんかもあるんじゃないか?」

戦士「ん?オーブってなんだったっけ?」

僧侶「伝説の不死鳥を蘇らせるために必要だという宝玉ですよ。それがあればきっと魔王の城にだって行けるはずです」

戦士「あー、そんな話だったな!」

盗賊「そんな大事なこと忘れんなよ。ま、確かに賊ってのは宝が好きだからな。この広い海を縄張りにしてるって事ならかなり期待出来そうだぜ」

勇者「ああ、だが…どうやら人影が無いようだが…」

男性「彼らはいつも夜にならないと帰ってこないですよ。だから今のうちに…」

盗賊「じゃあ出直すか。つってもそろそろ夜だけどな」

戦士「じゃあ夜まで魔物退治だな!うおー!」

男性「いや、今のうちにここを離れた方が…大丈夫かなこの人達…」

404以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/22(火) 16:54:17 ID:f8G5nW2.
乙!

405ーー夜:2019/10/27(日) 20:01:34 ID:fK2mLZHg
僧侶「良かったですね、外のモンスターと戦ったらてつのよろい持ってましたからね!」

盗賊「盗みじゃなく宝箱からってのと、ぬいぐるみより守備力が低いのが残念な所だがなあ」

戦士「この着ぐるみ、マジですげーんだな!」

勇者「まあ、装備品自体足りなかったからな、なんだって有り難い事には違いねー」

盗賊「さて、と…海賊達も帰ってきてるようだが…」

海賊A「なんだ、お前達は?ああ、お前達か、魔王を倒すために旅をしているってのは」

僧侶「え…僕達そんなに有名だったんですね…」

海賊A「よし、お前達を歓迎しよう。何の用だ?」

盗賊「あー、かくかくしかじかでーー」

海賊B「オーブ?ああ、確かどこかで盗んだやつがあったはずだが、どこにしまったかな…」

勇者「オーブがあるのか!?」

海賊B「ああ、見つけたら持って行っても良いと思うが…まずお頭に話してみてくれ」

戦士「おかしらぁ?」

海賊A「お頭は奥の部屋にいるよ、くれぐれも粗相のないようにな」

僧侶「海賊のお頭さんかあ…怖そうですね、うーん…」

406以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 20:15:47 ID:fK2mLZHg
盗賊「よっしゃ、じゃあお頭の所に行くぞ。失礼します…っと、こいつは…」

女性「なんだい、あんたたち、見ない顔だね。あたいになんか用かい?」

戦士「あー?用があるのはお頭にだよ、お頭ってのはどこだ?」

僧侶「ちょ、ちょっと戦士さん…」

女性「あたいがお頭だよ。女がお頭なんておかしいかい?」

勇者「いや、おかしいというか驚いたというか…」

戦士「いやいやおかしいだろ!海賊だろ?女の海賊なんて変だろ!しかもお頭なんてよお!」

盗賊「お前…!ちょっと黙って…」

お頭「あっはっは!ずいぶんはっきり言うじゃないか、でも気に入ったよ!」

僧侶「……え?」

お頭「面白い奴らだよ、魔王を倒そうなんて思ってる奴らは違うねえ。なあ、本気なのかい?魔王を倒そうと旅してるってのは」

勇者「…ああ。必ず倒す」

お頭「手下から聞いたけど、オーブ探してるんだろ?どこかにあるから、見つけたら持って行きな。ルザミ…って知ってるかい?」

僧侶「ルザミ?いえ…」

お頭「ここから南に行って、ちょっと西にある島だよ。あそこを知ってるなんてあたい達くらいのものだろうね。行ってみると良いよ」

407以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 20:24:40 ID:fK2mLZHg
戦士「おお!次の行き先まで!すげーなお頭!」

お頭「ふふ、あたいはあんた館が気に入ったからね。そうだ、魔王を倒したらまたここに寄ってみてくれよ」

勇者「ああ、約束する」

僧侶「では失礼します…はあ〜、もうダメかと思いましたよ…」

盗賊「全くだよ。結果オーライとはいえお前…」

戦士「よっしゃ!じゃあオーブ探そうぜ!」

勇者「反省してねーな…まあいいがよ、そのオーブはどこにあるのか…」

僧侶「この屋敷の中には、倉庫のような所はないみたいですよね」

盗賊「じゃあ外に回ってみるか…うーん、それっぽい所はないな。あと怪しい所と言えば…」

戦士「この岩だろ!押してみるぜうおおおお!」グググ…

勇者「…!下に何か…俺も押す、行くぜ、おらあっ…!」

僧侶「よいしょお…!ああ、階段がありますよ!下りてみましょう!」

戦士「宝箱があるぜー!開けてみるぜ、おらっ!」パカッ

勇者「…!こいつは、オーブか!?ついにオーブが…!」

盗賊「赤い宝玉か、見事なもんだな、美しいぜ。しかしこれでやっとひとつ目か、あと5つ、先は長そうだぜ…」

408以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 22:12:09 ID:O078NTMg

やっと最初のオーブだ

409ーー81日目、テドン郊外:2019/11/04(月) 20:28:44 ID:JSYZz5h6
勇者「ちっ、昨日も宿に泊まれなかったな…」

僧侶「欲張ってたら朝になっちゃいましたね…」

戦士「魔力足りねーのか?」

僧侶「いえ、僕はマホトラも使えるので、それで何とか…」

盗賊「ベホイミはホイミよりかなり魔力効率が良いらしいからな。で、だ。俺らはルザミっていう次の目的地も出来た。しかしどのくらい距離があるかも分かりゃしない」

勇者「ああ。だからとりあえず夜まではこの辺りで魔物を狩る。きえさりそうも要るしな」

戦士「今日こそ絶対見つけるぜー!」

僧侶「そして夜になったくらいにルザミに向けて出発ですよね?」

勇者「ああ、そのくらい時間を確保しとけば辿り着けないって事もないはずだ。ただ…」

盗賊「今夜も恐らく宿には泊まれないな。もちろん、途中に町でもあれば話は別だが…」

僧侶「お頭の話を聞く限り、周りに何もなさそうですよね…」

戦士「今夜も徹夜かー。飯は魚でも釣るとして、寝れないのがなー」

勇者「船に乗ったら交代で寝れば良いだろ。よし、じゃあ行くぞ。俺たちにもたもたしてる時間はないからな」

盗賊「っし!きえさりそう盗むぜー!」

410ーー夜、海上:2019/11/04(月) 20:39:54 ID:JSYZz5h6
僧侶「結局、きえさりそうは見つかりませんでしたね…あそこの魔物達は魔法を使うのにあまりマホトラが効かないし…」

盗賊「くそっ、ほんとに持ってるのかよあの魔女!?」

勇者「あの人が言ってたから嘘ではないと思うが、確率は相当低いとも言ってたしな…」

戦士「お、見えてきたぜ、海賊の住み処がよお!」

僧侶「ですね。今日の目的地はここではないですが…」

勇者「ここから南に行って少し西、と言ってたが…まず少し西に進んでから南下した方が分かりやすそうだな」

盗賊「どのくらい南か分からないからなあ。まあとりあえず西に少し進んで…ん?あれは…!」

戦士「お?もうルザミってとこが見えたのか?」

盗賊「いや、ほら見てみろよ。あれ、見おぼえのある…」

僧侶「あ、あ、あー!あ、アリアハン大陸じゃないですか!?」

勇者「ああ、いざないの洞窟近くの森だ、あそこは…」

盗賊「で…ほら、あっちにも見えたぜ、島が。どうやらルザミとアリアハンはかなり近くにあるみたいだな」

戦士「お?じゃあルザミ寄った後アリアハンで宿に泊まれるじゃねーか!やったな!」

僧侶「ええ、良かったです。海に出てからはマホトラが効く相手も増えたとはいえ、魔力も不安でしたし…でも、こんな所にある島の人達…どんな人達なんだろう…?」

411以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/05(火) 00:02:15 ID:5.JjJDqM

船上ではあんまり疲れとれなさそうだもんな

412ーー82日目、ルザミ:2019/11/10(日) 20:42:12 ID:xHp1oqhM
僧侶「ここは…この島は…」

勇者「ムオルの村人は自分の村を最果てと呼んでたが、こここそ最果ての島だな…」

盗賊「しかし昔はでかい神殿でもあったのかねえ?この柱とか…お、島の住人だ」

女性「こんにちは旅人さん、ここはルザミ。忘れられた島ですわ。貴方達の前に旅人が来たのはどのくらい前だったかしら…」

戦士「ここがルザミで良いんだな!何もねーな!」

僧侶「戦士さん、島の人の前で…」

女性「良いんですよ。ここには本当に何もない、お店でさえ何も売っていません。でも、だからこそ他所では聞けないような話が聞けるかもしれません」

盗賊「一理あるな、都会じゃ噂話は次の、より新しく刺激的な話にかき消されちまうが、これだけの辺境ならそういうことも無さそうだ」

勇者「情報を集めてみる価値有り、か…いずれにせよ、こんな所まで来たんだ。聞けるだけ話を聞いてみるしかねーよな」

女性「ここは小さな島です。全ての人と話すのもそう時間はかかりませんよ」

僧侶「じゃあさっそく行ってみましょう!」

戦士「よっしゃー!うまいもん探すぜー!」

盗賊「そいつはあまり期待できなさそうだけどな…」

413以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/10(日) 20:55:12 ID:xHp1oqhM
勇者「ーーふう、これで全員の話を聞いたか?」

盗賊「だな。しかし本当に重要な話が聞けたんじゃないか?」

僧侶「ええ、やはり魔王はネクロゴンドの山奥。火山の火口にガイアのつるぎを投げ入れると道は開けると…」

戦士「あの預言者のじーさん、こんな所で俺らを待ってたのかよ!来なかったらどうする気だったんだ!?」

勇者「運命、って奴なんだろ。俺らがこの先ガイアのつるぎを火山の火口に投げ入れる事も、きっとな」

盗賊「で、そのガイアのつるぎをもってるのはサイモンとかいう男だって話も聞けたな。じゃあサイモンって男を探せばやがて魔王にも辿り着けるって訳だ」

僧侶「かなり…かなり魔王に近づいてる気がしますよ!ただサイモンという人がどこにいるかはわかりませんが…」

戦士「最後に話聞いた奴もなんか言ってただろ?南にある北の大陸がなんとかって。さっぱりわかんねーけどな!」

勇者「あれはおそらくへんげのつえを欲しがってた老人の事だ。…いや、何故へんげのつえの老人の事をあの学者らしき男が話した?」

僧侶「何か関係が…あ!もしかしたら、へんげのつえを持っているのはサマンオサの王様という話をあのおじいさんはしてましたよね!なら…」

盗賊「サマンオサにサイモンもいるかもしれない、ってか?流石にそれは話が飛躍し過ぎなきはするが…」

勇者「いずれにせよ、サマンオサもサイモンも手がかりがまだ足りねえ。まだまだ先は長いのかもしれないな。いや、ゴールがおぼろげにでも見えてきたのは前進したと言えるのだろうけどな…」

414ーー夜、アリアハンの宿屋:2019/11/10(日) 21:03:04 ID:xHp1oqhM
戦士「なんだよー、勇者の家に泊まるんじゃねーのかよー?」

僧侶「いきなり押し掛けても迷惑ですよ、しかも四人も。でも勇者さんだけでも実家に戻った方が…」

勇者「………パーティーだからな。別々って訳にもいかないだろ」

盗賊「ふっ、いっぴきおおかみの勇者も成長したよなあ。やっぱりご両親に見せてやりたいよなあ?」

勇者「ヤメロ…」

戦士「成長っていえばレベルも上がっただろ勇者は!」

勇者「ああ、29になった。ベホイミも使えるようになったぜ」

僧侶「これでベホイミ使いが二人。これはもしかしたら…!」

盗賊「3度目の正直で今度こそやまたのおろちを倒せるかもな。どうだ、明日にでも行ってみるか?」

勇者「今度負けたらいよいよ装備してるモノを手放さなきゃならねえ。が、いつまでも逃げてる訳にもいかねーよな…」

戦士「俺ならいつだって行けるぜー!」

盗賊「ああ、そろそろ腹を括るときかもな」

僧侶「ええ、今ならきっと…!今度こそ、ベホイミが二人で使える今度こそ、あのモンスターを…!」

415以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/11(月) 02:16:46 ID:zWOesGsQ
ホイミと薬草だけじゃ回復おっつかんよなぁ
次こそいけるか?

416ーー83日目、アリアハン城謁見の間:2019/11/17(日) 19:33:34 ID:I8Wof59.
王様「ーーうむ、そうか、頑張っておるようじゃな。では、行け!勇者よ!」

勇者「はっ!…ふう、面倒な報告も終わったな」

盗賊「アリアハンに帰ってきてたのに王様に報告がありませんでした、じゃあ流石に不味いだろうからなあ。にしても、俺も僧侶達と一緒に酒場に行きたかったぜ」

勇者「酒飲みに行ったんじゃねーよ、金を預けに行ったんだ…っと」

使者「久しぶりね。面倒な報告ご苦労様」

盗賊「いやいや、おねーさんに会えるのならこっちでも悪くなかったな」

使者「順調、のようね」

勇者「装備が尽きて終わりそうだ…」

使者「あら、それなら良い話があるわ。黄金の国の多頭のドラゴンは、強力な剣を持っているとか。次に貴方達が戦いに行く相手でしょう?」

盗賊「おお、本当ですかい!?こりゃ良いぜ、現状カツカツだからなあ」

勇者「そうだな…情報、感謝する」

使者「良いのよ、そもそもこの情報が無くても戦いに行ったのでしょう?…気を付けるのよ」

勇者「ああ、分かってる」

盗賊「任せて下さいよ!へへっ、勝利の女神からお話も聞けたし、後はあの魔物を倒すだけだな!」

勇者「ああ、決着を付ける、今日な…」

417以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/17(日) 19:39:51 ID:I8Wof59.
僧侶「あ、来ましたよ勇者さん達!」

戦士「おー!遅いじゃねーか!」

勇者「王様へ報告するんだ、手早く簡潔にって訳にもいかねーだろ」

盗賊「それでも手短にやってくれた方だよな。で、金は預けたのか?」

僧侶「ええ、39000ゴールド預けて、合計97000ゴールドになりましたよ!」

戦士「10万までもう少しだぜー!」

盗賊「へえ、良いじゃないか。ま、使い道はないがな…いや、魔王を倒したらパーッとやるか?」

勇者「…ああ、倒したらな」

盗賊「おお!勇者からお許しが出たぜ!じゃあぱぱっと魔王倒しちまうか!」

戦士「おー!ごちそう食べまくるぜー!」

子分?「しゅちにくりんだー!」キャッキャッ

僧侶「…あれ?今見たことあるような女の子がいたような…?」

盗賊「気のせいだろ…多分」

418ーーおろちの洞窟、B2F:2019/11/17(日) 19:50:58 ID:I8Wof59.
僧侶「いよいよ…目の前までやって来ましたね」

勇者「ああ、てめーら準備は良いか?」

戦士「バリバリオッケーだぜー!」ウオー

盗賊レベル29「俺と僧侶はレベルも上がったし、な?」

僧侶レベル17「ザメハを覚えましたよ。今回の戦いには必要無さそうですけど…」

勇者「王様から次のレベルアップまでどの位か聞いてたからな、上げられそうなお前らには上げてもらった。レベル上げの際に受けたダメージも回復したし…」

戦士「大してダメージ受けなかったけどな!」

盗賊「大してダメージ受けなかったって事は、転職した僧侶はともかく俺らはもうここでのレベルアップは厳しくなってきたって事でもあるよな」

勇者「ああ、ここでもたもたしてられねーって事だ」

僧侶「使者さんが言ってたという強力な剣も楽しみですけど、まずは勝たないと…今日こそ、今日こそは…」

盗賊「ああ、ぱぱっとやっちまおうぜ」

勇者「…よし、行くぞ!」

戦士「おおー!かかってこいおろちー!」

ーーやまたのおろちがあらわれた!

419以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/18(月) 20:50:23 ID:uYmxcUi2
久々の使者たそ〜

420以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/22(金) 12:31:16 ID:60LWaAQU
子分ちゃんもね!

421以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:25:45 ID:tcexFDFs
盗賊「先陣は俺が切るぜ!おらっ!」ピシャア

僧侶「僕は…スクルトから…!」ギュウウン

勇者「初っ端からぶちかますぜ、ライデイン!」ズガーン

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

戦士「くううっ、痛てえー!でも負けねーぞおらあっ!」ザクッ

僧侶「またスクルトを…」ギュウウン

勇者「今度は鞭だっ、おらっ!」ピシャア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「へっ、当たるかよそんな攻撃!」

戦士「おおー!みかわしのふく着てるだけあるなー!」

僧侶「さすが盗賊さん!…スクルトはもう良いかな?なら効くか分からないけどーー肌よ、肉よ、鱗よ、全て等しく軟化せよ!ルカニ!」ミュウウン…

勇者「…効いてるぞ!畳み掛けるぞ!」

戦士「うおおー!行くぜー!」

422以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:32:49 ID:tcexFDFs
やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

僧侶「くっ…ベホイミ!」パアアア…!

盗賊「おっ、さすがだぜ、ホイミとは違うな!そらあっ!」ピシャア

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

僧侶「くっ…まずい…」ヨロッ

勇者「お前は防御してろ!ベホイミ!」パアアア…!

僧侶「あ、ありがとうございます!」

勇者「今倒れられたら困るんだよ!おらっ!」ピシャア

戦士「行くぜー!」ザクッ

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

戦士「い、逝くぜー…」フラフラ

僧侶「戦士さん!ベホイミ!」パアアア

盗賊「へっ、敵さんも必死だな!」

勇者「当たり前だろ、俺らと一緒でな…らああっ!」ビシィッ!

423以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:36:43 ID:tcexFDFs
やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「だからそうそう当たらないってんだ!そらっ!」ピシャア

勇者「くっ、俺はもろに当たっちまったぜ…」

僧侶「大丈夫です!ベホイミ!」パアアア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

僧侶「あ、まずい…」

勇者「お前は体力ねーんだから無理すんな!ベホイミ!」パアアア…

戦士「しぶてーな!おらおらおらー!」ガガン

盗賊「しゃあっ!」ピシャア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

勇者「くっそ…おらあああっ!」ビシィッ!

ーーやまたのおろちをやっつけた!

424以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/25(月) 16:41:56 ID:7QuJxpfc
やったぁぁぁ

425以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/30(土) 23:07:55 ID:rA5zDG16
戦士「よっしゃー!倒したぜー!」

僧侶「3度目の正直ですね。あ、そういえば強力な武器があるって…」キョロキョロ

盗賊「へっへっへっ、探し物はこれか?」チャッ

僧侶「おお!その剣が…!盗賊さん、盗んでたんですね!」

盗賊「ああ、俺の手にかかれば何てこと…」

勇者「おい!やまたのおろちが動き出したぞ!」

僧侶「え、ええっ!?」

戦士「まだやる気なのかー!?」

勇者「いや待て、なんだあいつの後ろにある…旅の扉か?くそっ、逃げる気だ!」

戦士「追いかけるんだろ?行くぜー!」ミュイーン

僧侶「ええ、行きましょう!」ミュイーン

盗賊「おい、もうちょっとこの剣を盗んだ俺を褒め称えろよ!…ちっ、仕方ねえ、行くぜーっ!」ミュイーン

426ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 09:55:48 ID:9KK/FtN6
勇者「ここは…ジパングか!?ジパングのあの屋敷、何故こんな所に…」

近習「ヒミコ様!ヒミコ様がおケガを!ああ、なぜこんな事に…!?」

僧侶「こ、このタイミングでこのケガって…!」

盗賊「ああ。おい、ヒミコさんよ…」

ーーわらわの正体を知っているのはお主らだけじゃ…

戦士「ななななんだぁ!?頭に声がしてきたぞ!????」

勇者「これは…お前が…!」

ーー黙ってさえいれば悪いようにはせぬ。良いな?

僧侶「そんな事…!でも僕らも消耗してるし、ここは…え?勇者さん!?」

勇者「ベホイミ…全員回復したぞ。こいつはここで仕留める。さあ、正体を表せよやまたのおろち!」

盗賊「ああ、今日パパっと倒すって決めたからな!」

戦士「うおおー!今度こそトドメさしてやるぜー!」

ーーホホホ!ならば死ぬがよい!

ーーやまたのおろちがあらわれた!

僧侶「れ、連戦するんですか!?まだ魔力はあるけど、でも…ああもう!いきます!」

427ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 10:05:10 ID:9KK/FtN6
盗賊「先手必勝だ!そらっ!」ピシャア

僧侶「魔力余裕がない訳じゃないけど、あまり長引かせたくない…なら、ルカニから!」ミュイーン

戦士「おっしゃー!これで攻撃がガンガン通るぜー!」ザクッ

勇者「ああ、とっとと攻めてさっさと終わりだ。おらっ!」ビシィッ

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「甘い、甘いね!もうお前の攻撃は見切って…」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊「げふっ!み、見切って…」

僧侶「見切ってないじゃないですか!ベホイミ!」パアアア…

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

勇者「ちっ、死物狂いだな!こっちも一緒だがな!らあっ!」ピシャア

僧侶「スクルト!そしてもう1回スクルト!これでかなり楽になるはず…!」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「うおー!あちーあちー!」

428ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 10:09:54 ID:9KK/FtN6
僧侶「せ、戦士さん!ベホイミ!手負いのはずなのに、まだこんな力が…」

盗賊「いや、手負いには違いないはずだ。怯まずに攻め続けるぞ!」

勇者「ああ、僧侶、回復は任せたぞ!戦士、突撃だ!」

戦士「うおおー!やってやるぜー!」ズガン

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはひのいきをはきだした!

僧侶「…!火の威力が弱まってる…!い、いけますよ!」

勇者「ああ、もう一踏ん張りだ、うらあっ!」ピシャア

戦士「行くぜー!くたばれこの野郎ー!」ズガッ

ーーやまたのおろちをやっつけた!

盗賊「うっし!今度こそ倒したぜ!だが…肝心な事を忘れてたな…」

僧侶「ええ…せっかく手に入れた剣、装備し忘れましたね…」

勇者「まあ、倒せたから良いがな…こんなミスはこれっきりにしたい所だぜ…」

429以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/01(日) 11:36:12 ID:mjW03Y8.
草薙の剣や誘惑の剣辺りは
低レベルや縛りプレイみたいな制限に挑戦することで
初めて強さを実感できる部分大きいよな

430以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/02(月) 15:19:18 ID:V3DNJhV6
普通にプレイしてると箪笥ならぬ袋の肥やしになるだけだもんなー

431ーー84日目、ジパング:2019/12/08(日) 19:46:42 ID:ONLB9lTI
僧侶「無事やまたのおろちを倒して、この国も平穏を取り戻すでしょうね。今は大騒ぎですけれども…」

戦士「すげー剣も手に入ったしな!」

勇者「剣もだが、一番はこのオーブだな。6つのうち二つ目のオーブだ」

盗賊「やったな!まさかオーブがあるとは思わなかったが、この国を平和にしたご褒美って所かな」

僧侶「情けは人の為ならず、ですね。それで剣は誰が…」

戦士「俺だー!俺が装備するぞー!」

勇者「そして戦士が使ってたてつのやりは僧侶が持っててくれ。俺が装備しても良いが…」

盗賊「この前全滅した時お前が商人に戻った時用のどうのつるぎ捨てちまったんだよなあ」

僧侶「そ、そういえばそうでしたね。剣は手に入りましたけど、予備の装備品が少ない事態には変わらないですね…」

戦士「で、今日どこ行くんだ?あてはあるのか?」

盗賊「ああ、それだがな。今日は俺に任せてくれ。ちょっと気になる所があってな」

勇者「まあ、他にあてもないしな。しかしいよいよ行く場所が無くなってきた感じだな…」

432ーーエジンベア沖西部:2019/12/08(日) 19:54:20 ID:ONLB9lTI
戦士「おいおい、こんな何もない田舎の城に何の用だ?」

盗賊「この城に用はねえよ、あるのはこの西だ」

僧侶「あの、商人を探していたご老人の…」

盗賊「いや、あそこより更に西…なんだが、おそらく徒歩では行けなくてな。まあ、行ってみようぜ」

勇者「あの草原より西…内陸に何かあるかもしれないって訳か…うお!?」

ーーヘルコンドルがあらわれた!

盗賊「はっ!こんな敵、今更わけないぜ!おらっ!」ビシィ

戦士「うおおー!試し斬りだー!」ズバッ

ーーヘルコンドルたちをやっつけた!

僧侶「そ、その剣凄い切れ味ですね!」

戦士「初めて100ダメージ超えたぜー!」ウオー

勇者「100ダメージ?しかし本当に強力な剣だな、あの強敵を倒した甲斐があったってもんだな」

盗賊「だな。よっし、この勢いでまだ見ぬ地まで一直線だぜ!」

433以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/08(日) 20:00:38 ID:ONLB9lTI
勇者「ったく、夜になるの早すぎだぜ!」

戦士「おーい、川めっちゃ枝分かれしてるけど大丈夫かー?」

盗賊「任せろ!次は…こっちだ!」

僧侶「わあ、どんどん進んでいく…よく間違えないですね、複雑な上に暗いのに」

盗賊「盗賊のカンってヤツよ!このまま進めば…ほら、見えてきたぜ!」

戦士「おー!村だ村だ!」

勇者「無事今日中に着けたな。さて、早速行ってみるか」

ーースーの村

盗賊「ずいぶん小さな村だな。ただ、あのくそ田舎の城と違って宿はあるみたいだな」

僧侶「よ、良かったです、おろち2連戦からほとんど休んでないから、魔力が…」

勇者「よし、今日はもう休んで、村の探索は明日だな。この小さな村でどれだけの情報が手に入るかは少し不安だが…」

434以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/09(月) 18:47:48 ID:ucrocrSc


435ーー85日目、スー:2019/12/15(日) 16:56:55 ID:dizgFWAc
盗賊「さてと。小さな村だけど、結構情報あったんじゃないか?」

勇者「だな。まずかわきのつぼ。東の浅瀬で使えば良いと言ってたが、おそらく一度近くを通ったあの浅瀬だ」

戦士「でも東から来た奴らが持ってっちまったって言ってたぜ!」

僧侶「東、というとおそらくエジンベアですよね。ランシールではきえさりそうを持ってたらエジンベアに行くように言われましたし…」

勇者「話が繋がってきたな。きえさりそうがあればエジンベアの城に入れるはずで、かわきのつぼはおそらくそこで手に入るはずだ」

盗賊「で、浅瀬に行く、と。今までの流れで行くと、そこでオーブかオーブを手に入れる為の何かが手に入るんじゃないか?」

戦士「やまびこのふえの話も聞いたぞ!」

僧侶「やまびこのふえを吹いて山彦が返ってきたらそこにオーブがある、という話でしたよね。すごく便利そうですけど、やまびこのふえがどこにあるかは…」

勇者「となると、俺らが次にやるべきは…きえさりそう探し、だな」

盗賊「ああ、もうこれ以上は先伸ばし出来ないな。でも問題ない、俺がパパっと盗んでやるさ」

戦士「あなほり頼むぞ僧侶!」

盗賊「おい!俺を頼れよ!」

436ーーホビットのほこら:2019/12/15(日) 17:02:58 ID:dizgFWAc
ホビット「お、なになにまた来たのー?きえさりそう見つからないんだー?」

猫「にゃーん?」

戦士「いいえ!久しぶりだぜアネキ!なかなか見つからなくてよー!」

猫「にゃーん?」

盗賊「いいえ。で、きえさりそう探しのついでに寄ったって訳だな。ここに寄れば、ここに入る前と後、両方であなほり出来るからな」

猫「にゃーん?」

勇者「いいえ。まあ、悪あがきレベルだけどな。見つからない事には先に進めないから仕方ねー」

ホビット「そっかー。ま、私も見つかるように祈ってるよ!ガンバ!」

猫「にゃーん?」

僧侶「いいえ。ありがとうございます。今日見つかれば良いんですけど、2日3日は覚悟してます」

戦士「じゃー行ってくるぜアネキ!元気でな!」

ホビット「バイバーイ!頑張ってね!」ノシ

猫「にゃーん…」


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