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竜「儂をそなたの嫁にしてくれぬだろうか」勇者「え?」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/15(金) 22:06:52 ID:2mAYfLw2
竜「見事な腕じゃ。か弱い人間の身で儂に勝つとはのう」
勇者「囚われの人々を解放してもらうぞ」
竜「もちろんじゃ。約束を違えるような真似はせん」
竜「ところで一つ頼みがあるのじゃが」
勇者「頼み?」
竜「儂をそなたの嫁にしてくれぬだろうか」
勇者「…………」
竜「…………」
勇者「え?」
竜「え?」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/17(日) 20:41:51 ID:zsA9S6jA
竜姫「次はあれが食べたいのじゃ!」
勇者「はいはい」
<どろぼー!
勇者「ん?」
女「泥棒よ! だれかつかまえてー!」
竜姫「旦那さま」
勇者「任せて」
あらくれ「なんだにいちゃん? 俺とやるってか?」スチャッ
グイッ
あらくれ「いててててて!」
メイド妹「あら」
メイド「…………」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/17(日) 21:23:15 ID:zsA9S6jA
――――――――
――――
――
―
警備隊長「いやーお手間をとらせましたな。近年ああいった手合いが増えて困ったものです」
警備隊長「あなたのお名前を伺ってもよろしいかな? 相当な手練れの方とお見受けするが」
勇者「勇者です」
竜姫「妻じゃ!」
警備隊長「なんと! 勇者さまがこの町にこられるとは! むむむ」
警備隊長「ここだけの話、あなたの実力を見込んで頼みたいことがあるのですが……」
勇者「俺に協力できることなら是非」
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/17(日) 21:24:32 ID:zsA9S6jA
警備隊長「それはありがたい! 勇者さまはサキュバスの噂をご存知ですかな?」
勇者「夜になると人を襲うんですよね」
警備隊長「ええ、どうやら一匹のサキュバスがこの町を餌場に選んだようで、ここ一か月の間若い男性の精が絞られ続けています」
警備隊長「昨日は三人の被害者がでました。そのうち二人は我が隊の者です」
警備隊長「幸い命に別状はないのですが……」
兵士「あへえぇぇぇぇ」
警備隊長「あのようにまともに動けぬ状態です」
勇者「ひどい」
竜姫(そうか……?)
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 13:14:49 ID:yvfsG3kE
警備隊長「我々を挑発するかのように、サキュバスは毎晩0時ちょうどに現れます」
警備隊長「どうかこのとおり! これ以上人員の被害を出してはこの町の治安が!」ガバッ
勇者「あ、頭をあげてください!」
勇者「俺も事件の解決に協力しますから」
警備隊長「ありがとうございます! ありがとうございます!」
竜姫「よいのか? この事件の規模は小規模、魔王軍になんの関係もなさそうじゃが」
勇者「困っている人が目の前にいるんだ。それを見捨てることなんてできないよ」
竜姫「……サキュバスに精を絞られたいなどと考えてはおるまいな?」ジトーーー
勇者「ええっ!? そ、そんなこと!」
竜姫「スケベ」
勇者「りゅ、竜姫がいきなり変なこと言うからだろ!」
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 17:31:47 ID:yvfsG3kE
そして――
男「もうこんな時間か。急いで帰らないと」
?「ねえ、そこのお兄さん。今から私と遊ばない?」
男「!!」
男(うおっ、ちょ〜美人! 逆ナンか!?)
?「ふふふっ」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 17:32:33 ID:yvfsG3kE
…………
勇者「そろそろだね。竜姫はそっちの通りを頼むよ」
竜姫「やはり儂もいっしょのほうが……」
勇者「だめだよ。二人で行動したら怪しまれるでしょ?」
竜姫「むう……」
勇者「だいじょうぶだよ。俺はサキュバスの誘惑に負けたりしないって」ナデナデ
竜姫「信じておるからな」
勇者「うん」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 17:34:41 ID:yvfsG3kE
メイド妹(勇者さまを見失ってしまいました……)
メイド「ねーほんとかえろうよー」
変態「ふふふふ」
メイド(なんだこいつ……)
変態「見てください」
メイド妹「はい?」
変態「僕を見てくださーい!!」バサッ
メイド妹「きゃああああああっ!!」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 17:35:30 ID:yvfsG3kE
メイド「てめえ! うちの妹にきたねえもん見せんじゃねー!」
バキッ
変態「あひっ」ドサッ
メイド「だいじょうぶか!?」
メイド妹「お姉さま〜こわかったです」ウルウル
メイド「だから言ったろ。ほら、宿にもどるぞ」
メイド妹「はい……」シクシク
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 17:48:59 ID:yvfsG3kE
勇者「いないなぁ」キョロキョロ
<あ、うぅぅ……
勇者「だれかいるんですか!」ダッ
勇者「こ……これは」
男「ほへぇぇぇ……しゅごかったよぉぉぉ」
勇者(うっ……すごい匂いだ)
勇者「まだそう遠くへは行ってないな」
勇者(それに……かすかに気配も感じる)
?「…………」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 18:27:46 ID:yvfsG3kE
竜姫「旦那様……」
竜姫「…………」
竜姫(なんだかいやな胸騒ぎがするのう……)
<助けてくれー!
?「ふふふ、冷たいのが絡みついて気持ちいいでしょ?」
?「おとなしくしてくれたら、もっと気持ちよくしてあげるよ〜」ニュルニュル
兵士「う、うわあああ」
竜姫「そこまでじゃ」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 18:30:01 ID:yvfsG3kE
?「ふっふっふ、わたしが誰だかわかってるのかなー?」
?「わたしはサキュバス様だぞー!」
竜姫「知っておる」
?「襲っちゃうぞー!」
竜姫「やってみろ」
?「こ、こわいんだぞー!」
竜姫「言いたいことはそれだけか?」スッ
スライム娘「ぷるぷる、ごめんなさい。いじめないで」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 18:33:54 ID:yvfsG3kE
竜姫「やれやれ、まさか模倣犯がおるとはのう」
スライム娘「ごめんなさい」
竜姫「二度としないと誓うなら許す。とっとと去ね」
スライム娘「ひーん!」ニュルニュル
兵士「スライムに遅れをとるとは……お恥ずかしい限りです」
竜姫「そっちの区域はどうじゃった?」
兵士「こちらは特に異常もなく」
竜姫(とすると、残るは旦那様の……)
竜姫「……っ!」ダッ
兵士「竜姫さま!」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 21:04:34 ID:yvfsG3kE
勇者「…………」
勇者「………っ」ザッ
勇者「いいかげん出てきたらどうだ! そこにいるんだろう!」
<へ〜すご〜い
?「私がいるってわかっちゃうんだ〜」
勇者「おまえが……」
サキュバス「そう、私がサキュバスよ。よろしくねぼうや」
勇者「どうして人間を襲うんだ!」
サキュバス「そんなの決まってるじゃない。サキュバスにとって人間の精液はごちそうなのよ」
サキュバス「誰だって好物が目の前にあったら、つまみ食いしちゃうでしょ?」
勇者「ふざけるなっ!」スチャッ
勇者「これ以上好き勝手するのは、俺が許さない!」
サキュバス「ふふっ、そうこなくっちゃ。お姉さんのテクは一度味わうとやみつきになるわよ〜」
サキュバス「私以外じゃイケない体にしてあげる♪」ペロッ
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:18:24 ID:VuWO5DY2
勇者「やあっ!」
サキュバス「くっ!」
キインッ
勇者「そりゃっ!」
サキュバス「このっ……!」
ガキッ…キキキキ
サキュバス(なんてパワーなの……私が斬撃を防ぐだけで精一杯なんて)
サキュバス(やっぱりこの子ただ者じゃない!)
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:20:28 ID:VuWO5DY2
勇者「……もらった!」
キインッ!!
サキュバス「!!」
カランカランッ
勇者「きみの負けだ。大人しく降伏しろ」
サキュバス「さあ、それはどうかしら?」
サキュバス(正面から挑んでも勝ち目は薄いわね。こうなったら――)
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:22:35 ID:VuWO5DY2
バサッ
勇者(飛んだ……?)
サキュバス「残念ね。空中ならきみの自慢の剣技も私に届かないでしょ?」
サキュバス「ほめてあげるわよぼうや。私に魔法を使わせるなんて……」
サキュバス「人間ではあなたがはじめてよ!」
サキュバス「はああああああ」キュイイイイ
サキュバス「燃えよ火球! 我が敵を焼きつく……」
勇者「デイン!」
サキュバス「!?」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:24:14 ID:VuWO5DY2
サキュバス(しまっ! 回避が間に合わ……!!)
バチチッ
サキュバス「く……うっ」フラッ
勇者「うおおおおおお!!」
ザシュッ
サキュバス「きゃああああああ!!」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:26:20 ID:VuWO5DY2
サキュバス「く……うぅぅ」
勇者「おまえの敗因は二つだ」
勇者「一つ目は、俺が魔法を使えないだろうと高をくくっていたこと」
勇者「二つ目は、詠唱に時間のかかる魔法で大きな隙を作ったことだ」
サキュバス「デインの魔法……もしかしてあなたがウワサの」
勇者「勇者だ」
勇者「さあ観念してもらうぞ」
サキュバス「お、お願い許して! これからは心を入れ替えるから!」
勇者「…………」
サキュバス「言い訳をするわけじゃないけど、私だってやむにやまれぬ事情があったのよ」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 14:51:44 ID:VuWO5DY2
サキュバス「かつては、人を襲うのをやめて真っ当に生きようと考えたこともあったわ」
サキュバス「……うまくはいかなかったけどね」
サキュバス「娼婦として働こうと思ったこともあったのよ。でもそれも、いろんなところから反対があっておしまい」
サキュバス「しだいに食べるものにも困って、現在に至るというわけよ」
勇者「そんなことが……」
勇者(この魔物は、最初から人間に敵対していたわけじゃなかった)
勇者(人間が拒否しなければ……今頃は共存できていたかもしれない)
勇者(立場が違っていれば俺と竜姫だって……)
勇者「…………」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 15:17:16 ID:VuWO5DY2
サキュバス「私だってチャンスがあるなら、こんな自分を変えたいと思ってる」
サキュバス「信じて……ほしいの。この目が嘘を言ってるようにみえる?」ジッ
竜姫『旦那様!』
勇者(そうだよな……竜姫)
勇者「わかった、俺はきみを信じ……」
サキュバス「■■■■」ギンッ
勇者「る……あ?」
バタッ
勇者「」
サキュバス「いい子ね勇者くんは。ほんといい子」ナデナデ
サキュバス「お姉さん、きみのこと気に入っちゃたぁ」
勇者(しびれ、て……うごけな……)
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 15:47:18 ID:VuWO5DY2
サキュバス「これからは町の人を襲うのはやめるわ。その代わり……」
サキュバス「きみをお姉さん専用の搾精奴隷にしてあげる♪」
サキュバス「朝から晩までSEXして寝るだけの日々……死ぬまでそれが延々に続くのよ」
サキュバス「まさに夢のような生活でしょ。どう思う?」
勇者「……ま……れ」
サキュバス「へ〜そういう態度とっちゃうんだ〜〜〜」ニヤリ
サキュバス「じゃあ……なにも考えられないようにしてあげるね♥」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 17:27:43 ID:VuWO5DY2
サキュバス「ふふっ、動けないのも興奮するでしょ?」
サキュバス「おち○ちん……たっぷり虐めてあげるね♥」
ヌギッ
サキュバス「わ〜おっきい〜♥ なにもしてないのにビンビンになってる♥」
サキュバス「くすっ、この状況で勃起してるって……もしかして勇者くんは筋金入りの変態さん?」
サキュバス「恥ずかしいと思わないの? さっきまでは真面目そうなこと言ってたくせに」
サキュバス「心の中では、お姉さんにおち○ちん弄られるのずっと期待してたんだ〜」
サキュバス「あっ、大きくなった♥ ほんと勇者くんは救いようがない変態さんだね」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 17:30:31 ID:VuWO5DY2
サキュバス「ふーーーー」
サキュバス「ふふっ、ビクンってなった♥」
サキュバス「どう? おち○ちんに息吹きかけられるのも悪くないでしょ」
サキュバス「もどかしくて……切なくて……たまらないでしょ?」
サキュバス「おち○ちん、手でイカせてほしい? ダメ〜」
サキュバス「手でイカせてほしかったら……奴隷らしくもっと物欲しそうな目をしてみてよ」
サキュバス「そうすれば、私の考えも変わるかもしれないよ?」
サキュバス「ふーーーー」
サキュバス「うふふ♥」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 17:33:52 ID:VuWO5DY2
チュパチュパ
サキュバス「お味はどう? ストッキング一日中履きっぱなしでむれむれの足、気にいってくれたかしら?」
サキュバス「匂いもたまらないでしょ? ゆっくり堪能してね♥」
サキュバス「それにしても、今まで勇者くんに期待してきた人も浮かばれないわね」
サキュバス「魔王討伐のために旅立ったはずなのに……やってることがこれだもの」
サキュバス「きみのご両親、王様、友達、故郷の人たちがこのありさまをみたらなんて思うかしら?」
サキュバス「きっとみんなきみに失望して、そのうえ軽蔑するに違いないわね」
サキュバス「申し訳ないと思うなら心の中で謝りなさい? 謝っても許してくれる人は誰もいないだろうけど」
サキュバス「でも安心して。私だけはあなたのことを見捨てたりしないから」ナデ
サキュバス「だからもっと私に従順になりなさい。そうすれば、おち○ちんもっとかわいがってあげるわよ♥」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 17:58:05 ID:VuWO5DY2
サキュバス「さて、次はどう料理してあげようかしら」
<旦那様!
勇者「!!」
勇者(竜姫!!)
竜姫「これは……これはいったい……なにが?」
サキュバス「なに? 今はせっかくのお楽しみの最中なの。邪魔しないでくれる?」
竜姫「貴様……! 儂の……儂の旦那様になんてことを!」
竜姫「絶対に許さんぞ!! 貴様ぁ!!」
サキュバス「はぁ……興覚めもいいとこだわ」
サキュバス「ちょっと黙りなさいよアンタ」
勇者(ダメだ……竜姫……こっちに来ちゃだめだ!!)
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:24:16 ID:VuWO5DY2
サキュバス「私の目をみなさい」
竜姫「!」
サキュバス「ふふっ、バカね!」ギンッ
勇者(竜姫ーーー!!)
竜姫「…………」
サキュバス「…………」
竜姫「なんじゃ。それで終いか?」
サキュバス「え……?」
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:25:22 ID:VuWO5DY2
サキュバス「な、なんで!」ギンッ
サキュバス「なんで私の魔眼が効かないのよ!」ギンッ
サキュバス「こんなのおかしいわよ!!」
竜姫「無駄じゃ。かような子どもだまし、儂には通用せぬ」
サキュバス「なんで!」
サキュバス「なんでよー!!」
竜姫「知りたいか。ならば教えてやろう」
パサッ
サキュバス「そのウロコ……アンタまさか」
竜姫「いかにも。竜じゃ」
サキュバス「ひっ……!?」バサッ
竜姫「逃さんっ!!」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:26:04 ID:VuWO5DY2
<ぎゃあああああああああ!!!!
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:28:38 ID:VuWO5DY2
サキュバス「」ピクピク
竜姫「悪は滅びたのじゃ!」
勇者「ありがとう。竜姫がこなかったら俺は今頃……」
ギューーー
竜姫「…………」
勇者「竜姫?」
竜姫「……すんっ」
勇者「竜姫、泣いてるの?」
竜姫「泣いてないのじゃ……えぐっ、儂は別に……」
勇者「…………」
勇者「ごめん……ごめんよ竜姫」
竜姫「う、あうぅ……」ポロポロ
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:55:49 ID:VuWO5DY2
…………
宿屋
竜姫「と・こ・ろ・で」
竜姫「先ほどからそそり立ったまま、まったく治まる気配のないこれはなんじゃ?」ニギッ
勇者「あうっ!」
竜姫「詳しく説明してほしいのう」ニッコリ
勇者「竜姫、怒ってるよね?」
竜姫「ほほう、思い当たる節があるのじゃな?」
勇者「そ、それは……!」
ニギッ
勇者「ひぎいっ!?」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 18:59:31 ID:VuWO5DY2
竜姫「まったく。いっそのこと一思いに噛みちぎってやろうかの」
勇者(やめてくれーーー!?)
竜姫「冗談じゃ。旦那様も十分反省したようじゃしの」
竜姫「れりゅ……ちゅぷ……♥」
竜姫「優しく愛でてあげるのじゃ♥」
勇者「竜姫ってこんなにエッチな子だったっけ……?」
竜姫「儂をこんなふうに変えたのは旦那様じゃぞ」
勇者「…………」
竜姫「ふふっ、今宵は寝かさぬからな///」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 21:12:06 ID:VuWO5DY2
〜翌日〜
警備隊長「さすがです勇者さま。あなたならやってくれると信じていましたぞ!」
竜姫「うむ、礼の品はだんご一年分でよろしく頼むのじゃ!」
勇者「こらこら……」
勇者「あれからサキュバスはどうなりました?」
警備隊長「今は牢に閉じ込めているのですが、どうも……」
勇者「一筋縄ではいかないようですね……」
警備隊長「はい……」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 21:14:16 ID:VuWO5DY2
牢
サキュバス「ふざけんじゃないわよー! 目隠しをはずしなさいよー!」
サキュバス「私をこんな狭いところに閉じ込めて、ただで済むと思ってるの!」
サキュバス「きーーー!!」
勇者「元気そうだねサキュバス」
サキュバス「えっ、その声は勇者くん? お願い、お姉さんをここから出してよ」
サキュバス「お礼にお姉さんのスペシャルおま○こ使わせてあげるからさ〜」
竜姫「こやつ、殺す……!」ユラリ
勇者「竜姫おさえて! おさえて!」
サキュバス「なんだ、竜のちんちくりん娘もいるのね。アンタに用はないんだけど?」
竜姫「よーし、殺す!」
勇者「わーーー!!」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 22:13:10 ID:VuWO5DY2
警備隊長「おわかりいただけましたかな?」
竜姫「うむ、危険きわまりないやつなのがよーーーくわかったのじゃ」
サキュバス「なんですってー!!」
勇者「…………」
勇者「警備隊長さん、サキュバスの処遇を俺に任せてくれませんか?」
竜姫「!?」
警備隊長「ですが、むむむ……」
勇者「お願いします、決して悪いようにはしません」
警備隊長「うーむ……わかりました」
警備隊長「正直、我々もサキュバスの扱いにほとほと困っていたところ」
警備隊長「そしてなにより、あなたはこの町の恩人だ。その言葉は信頼に値する」
勇者「ありがとうございます」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 22:15:01 ID:VuWO5DY2
ガチャガチャ
警備隊長「おい、出てこい」
サキュバス「ありがとう勇者くん!」
竜姫「なにを考えておるのじゃ! 旦那様は昨日の出来事を忘れたのか!」
勇者「わかってるよ。でもこの場は俺に任せてほしいんだ」
竜姫「むぅ……しかしのう」
勇者「ね?」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 22:17:43 ID:VuWO5DY2
…………
勇者「サキュバス、昨日言ってたチャンスがほしいって言葉。あれは本心かい?」
サキュバス「もちろんよ。私も可能なら人間と仲良くしたいと思ってるわ」
勇者「そっか」
勇者「…………」
勇者「そこで提案なんだけど、行き場がないなら僕たちといっしょに旅をしないかい?」
竜姫「旦那様!?」
サキュバス「それ本気……?」
勇者「こんなときに冗談は言わないよ。どうかな?」
サキュバス「もちろん喜んで! 改めてよろしくね勇者くん!」
サキュバスが仲間にくわわった!
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/19(火) 22:18:58 ID:VuWO5DY2
竜姫「儂は反対じゃ。こやつが仲間なぞ断じて認めぬぞ」
勇者「俺は戦わずにすむなら、一匹でも多くの魔物と共存していきたいと思ってる」
勇者「そして、困っているなら手を差し伸べたいんだ」
勇者「それって傲慢かな?」
竜姫「ふんっ、認めぬ! 認めぬ!」
勇者(簡単にはいかないなぁ……)
サキュバス「勇者くん、いつでも私のおま○こ使ってもいいからね♥」
竜姫「スケベ」
勇者「なにも言ってないよ!?」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/20(水) 00:40:38 ID:Jk79aK2g
おつ
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/20(水) 14:38:30 ID:aE8al.ck
勇者「次の目的地はオークスの町だね」
竜姫「うむ!」
ザワザワ
サキュバス「人だかりが出来てるわね。なにかあったのかしら?」
勇者「行ってみよう!」
男「なんだ、悪ガキがまたイタズラをしでかしたのか〜?」
あらくれ「また俺たちを騙そうたってそうはいかねえぞ」
悪ガキ「ちがうよ! 今度はほんとうなんだって!」
町人「失せな。俺たちは暇じゃねえんだよ」
悪ガキ「信じてよー!!」
サキュバス「あら、かわいい男の子♥」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/20(水) 15:12:20 ID:aE8al.ck
悪ガキ「大変なんだよ! 友達を助けてよ!」
勇者「その話、詳しく聞かせてくれないか」
悪ガキ「お兄ちゃんたち、友達を助けてくれるの?」
勇者「うん、俺たちに任せてくれ」
悪ガキ「ありがとう!」
竜姫「イタズラかもしれんぞ?」
勇者「そのときはそのときだよ」
竜姫「まったく……旦那様はお人よしじゃのう」
サキュバス「それが勇者くんのいいところじゃない」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/20(水) 18:35:13 ID:aE8al.ck
―――――――――
――――
――
―
古びた洋館
勇者「ここが例の洋館か。人の住んでる気配はなさそうだね」
勇者「中に取り残された少年も一人で心細いはず。はやく助けてあげないと!」
竜姫「…………」ブルブル
勇者「竜姫、震えてるけどだいじょうぶ?」
竜姫「ふ、震えてなどおらん。ただの武者震いじゃ……」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/20(水) 18:36:37 ID:aE8al.ck
サキュバス(ふふ、強がっちゃって)
サキュバス「あっ、ユーレイ!」
竜姫「……ぴっ!?」ビクッ
勇者「サキュバス、竜姫をいじめるのはやめてあげて」
サキュバス「は〜い♥」
勇者「竜姫も怖いなら外で待ってていいよ」
竜姫「構わぬ! 儂も行くのじゃ!」
竜姫(あの淫魔と旦那様を二人っきりにするわけにはいかぬ)
竜姫(それに……一人で待つ方がもっと怖いのじゃ)
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/24(日) 13:08:32 ID:/G6m8t7.
保守
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/28(木) 01:09:32 ID:wQE881gU
改革
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/07/06(金) 12:30:44 ID:RQJGLCLI
躍進
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/07/09(月) 16:35:34 ID:OuhXH0Vw
革命
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/14(火) 22:15:44 ID:gw.nlr1Y
中道
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/05(金) 03:01:42 ID:X2bRY2LU
みてるよ
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/12(水) 23:03:41 ID:zC6iGXzo
ほ
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/05(火) 20:50:35 ID:wEUzdp6c
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| (゚) (゚) | < エタスレにうんこしていきますね
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人i ブバチュウ!!
ノ:;;,ヒ=-;、
(~´;;;;;;;゙'‐;;;)
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ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙)
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