したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | まとめる | |

雑兵の雑草記

1 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/04/22(日) 17:48:02 ID:D57wSHgc
ジャラララララララwwww リ-チ!! ザンネン...

男(ッチ…)

男(二万の負けか…)

男(今月に入って当たりは四、五回…あと一回やろ…)ッス...

男「泣きの千円だな…」

思えば産まれてこのかた、頑張るだの努力だのは一切したことが無かった
と思う、小学校の最初は勉強も簡単すぎてやるだけ無駄と思ってやってこなかった
し、遊び仲間も沢山いた、楽しかった。
しかし、学年が上がるにつれて勉強は難しくなり、遊び仲間は皆んな勉強をし始めた、
いや、勉強は最初からしていたのだろう、何もして無かったのは俺だけだ。

114 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/11(土) 22:15:03 ID:WQy8SuiY
勇者「で?そろそろ...ぶつかっちゃうよ?ウチの部隊に」

雑兵「お、いいねぇ...じゃあちょっと失礼して...」ガサゴソ

勇者「?」

雑兵「ちょ、ちょっと縛らして...」

勇者「アホ!?」

雑兵「いや、そういうのいいから...」シュルシュル

勇者「よくねえよ!」

雑兵「ええい!頑固者めが!」ガシッ

勇者「ッヒイ?!どっからこんな力...」

雑兵「ウヘヘヘ...徹底的にやるんだよオ...」

ドスッ

雑兵「う...」ドサッ

騎士団長「ったく...会った時から変な事しか...」

勇者「ね、姉ちゃん?」

騎士団長「騎士団の新隊員は壊滅だよ、さすが評支...いや、傭兵団」

115 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/11(土) 22:26:29 ID:WQy8SuiY
勇者「まぁ、いつもどうりだよ、こいつどうするの?」

騎士団長「原隊に返すさ、兵一人にこの演習をむちゃくちゃにされたら示しが付かない」

勇者「確かに」

騎士団長「傭兵団の指揮はいいのか?」

勇者「あらかじめ動きは示しているから良いと思うよ」


雑兵(ん?俺の首取れた?首から下の感覚がねえ)


騎士団長「お灸をすえないといけないな...このトンでも新兵にゃ...」

勇者「一生タダ働きでいいんじゃない?」


雑兵(うっわ、怖っツートップがそろってら)

116 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/11(土) 23:45:14 ID:WQy8SuiY
雑兵(あーあ、優秀賞は無しかぁ…どんな顔して戻ろっかなぁ…)

騎士団長「おい、起きているんだろ?体もそろそろ動くはずだ、起きろ」

雑兵「っへ、お見通しって感じか」ムクッ

騎士団長「まったく…とんでもない新兵だよお前は…所で原隊へ帰すまえに聞きたいんだが…」

雑兵「…分かってんなら俺から言うよ、騎士団長…いや女騎士、勇者…お前らはどこの世界の人間だ?」

勇者「ま、またそんなこと聞いて…!」

女騎士「…お前と同じ世界だと思う、ただ私たちがこの世界に来たのは本当に小さい頃だ」

雑兵「理由っつうか…死因は?」

女騎士「平成入ってすぐ位か…大規模な土砂災害があったのは知っているか?」

雑兵「あー…なんか夏にワイドショーとかでやってた気がする…なんとか町大規模土砂災害とかってやつ…」

117 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/11(土) 23:51:28 ID:WQy8SuiY
女騎士「そう…私とこの子はあの土砂災害で死んだ、と言っても最初に起きた小規模な土砂崩れに巻き込まれて死んだんだけどね」

雑兵「…」

勇者「…知らないよ、そんなこと」

女騎士「一瞬だったからね、でも私の名前ずっと呼びかけてたよ、何が起きたかなんて小さかった君にはまだ分かんないよね…」

勇者「…」

雑兵「そうか…んで、その二人の力ってぇのはこっちに転生した時に?」

女騎士「それは違うね、勇者なんか特に死ぬほど努力して…今の地位があるんだよ」

雑兵「勇者なんか死ぬほど努力すりゃ誰にでもなれる、俺が聞きたいのはお前のことだ女騎士、お前だって並大抵の努力なんかじゃ敵わねぇ地位じゃねぇかよ」

118 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/12(日) 01:31:26 ID:RbLhLfCE
雑兵「なんか不思議な力とかねぇのか?」

女騎士「魔法の類はまったく使えないな、ウチから湧き上がるものはやる気だけだ」

雑兵「…」

女騎士「確かにこの様な世界に来てしまったら…不思議な力が欲しくなるね、特に強い力が…でも何もなかったよ、私たちは死ぬ程努力したんだ、それだけ」

雑兵「…そうかい、やっと諦めがついた気がするよ…」

女騎士「諦め?」

雑兵「俺が今まで見て来たラノベやネット小説みたいな事はねぇってことさ、不思議な力とかエグい魔法とか…」

女騎士「その…ラノベやネット小説っていうのは良くわからないが、その作品の中ではどんな書き方をされているんだ?」

雑兵「主人公は元の世界で死ぬかひょんな事からファンタジーの世界へ飛んで来た、その世界へ行ったら不思議な力とかエグい魔法がで初期設定で備わってましたとさ…的な?」

女騎士「ふーん、欲望を素直に表すのはいいことだと思うぞ」

119 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/12(日) 22:19:35 ID:QGyijy9o
雑兵「面倒クセェなぁ、兵隊辞めよっかな」

女騎士「何でそうなる、軍隊は頑張れば頑張る程上に上がれるぞ?」

雑兵「えー?無理だって、無理」

女騎士「大隊長だって最初は下っ端だったんだぞ?お前も努力すれば…」

雑兵「どっからそのやる気バロメータだせってんだよ、身寄りもねぇし目標もねぇのに」

勇者「うーん、じゃあ今からここで目標設定すれば?金貯めるとかなんかで賞取るとか」

雑兵「賞?しょうなら…」

女騎士「悪いが優秀賞はもう無理だぞ…分からないと思う新隊員

120 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/12(日) 22:21:32 ID:QGyijy9o
雑兵「面倒クセェなぁ、兵隊辞めよっかな」

女騎士「何でそうなる、軍隊は頑張れば頑張る程上に上がれるぞ?」

雑兵「えー?無理だって、無理」

女騎士「大隊長だって最初は下っ端だったんだぞ?お前も努力すれば…」

雑兵「どっからそのやる気バロメータだせってんだよ、身寄りもねぇし目標もねぇのに」

勇者「うーん、じゃあ今からここで目標設定すれば?金貯めるとかなんかで賞取るとか」

雑兵「賞?しょうなら…」

女騎士「悪いが優秀賞はもう無理だぞ…分からないと思うがな、新隊員の部隊の全てを指揮する総司令部も一応あるからな?そいつらの指揮系統を無視した動きをしたらな…」

勇者「大隊長も分かってると思うけどね、そこらへんは」

121 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/16(木) 15:16:44 ID:cFcTm.26
雑兵「やっぱ?」

勇者「やっぱ?ってあんた...」

雑兵「どうやって辞めようかなぁ〜、何かいい手無い?」

女騎士「無いよ、観念して原隊へ帰れ...」

雑兵「うへぇ...」
_
__

122 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/19(日) 23:07:35 ID:ujo3oyZQ
__
_
隊長「クックックッ....」

兵長「…」プルプルッ...

上等兵「…ッブッ」

伍長「まぁ…これが独立大隊だな…ンフッ」

雑兵「分かってたんスか?…」

一等兵「わかるに決まっとるがな、新兵訓練でガチる奴なんか初めて見たわいや…」

雑兵「…ッ」

天使「ざ、雑兵…?」

雑兵「んほぉぉおぉぉ!!!恥ずかしいぃぃぃぃい?!」

隊長「んなぁっは!ぶふぅ!?」

上等兵「リアルな話…っぶふっ…優秀賞なんかもう最初から出来レースで決まってたんだよ…あの入隊式では端っこに変なの集まってただろ?あいつらは特殊な力を持っててな、魔法やらなんやらなんでもござれで…まぁ謂わば将来の幹部コースだな」

雑兵「やっぱりっすか…」

隊長「いやぁでも騎士団長の話聞いてて面白かったなぁ…勇者様を縛りあげようとするなんて…」

123 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/19(日) 23:34:56 ID:ujo3oyZQ
雑兵「んぬぅっ!(憤死)」

天使「もう…ホントにバカ…」

兵長「なかなか濃い教育期間だったなぁしかし…お前らうちに来れると思うが」

雑兵「え?他にもあるんすか?」

天使「独立大隊にも分派があるんですね…」

上等兵「あぁ、ここから東にあるフィッハー港の分屯地に独立大隊の分遣隊、南東の国境地帯にある街の駐屯地に分遣隊があるんだ、南東は人が充足してるから多分フィッハー分屯地かもな、行くとしたら」

雑兵「へぇ〜初めて知りました」

天使「ここにいたいなぁ…」

隊長「まぁそこらは上の人事の気持ちひとつだからな、気持ちの準備はしとけや」

124 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/19(日) 23:52:57 ID:ujo3oyZQ
雑兵「じゃあ自分達は営内の後片付けしてきます、いくか」

天使「うん」

バタン...

隊長「…天使は間違いなくうちに来るだろうな」

兵長「はぁ、自分もそう思います、患者に対する対応が衛生隊の現役隊員よりも確実でした、上が移動させる訳が無いですよ…」

隊長「問題は雑兵だな」

上等兵「命令不履行、単独行動…上からの評価は正直…」

兵長「無茶苦茶言われてたよ、素行不良の烙印ときたらもう…」

一等兵「素行不良でしたら自分も異動っすかね」

隊長「大丈夫、まだ上にゃ燃料爆破したのバレてねぇからほっとけ」

125 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/19(日) 23:57:26 ID:ujo3oyZQ
隊長「両方手放したかぁねぇが…仕方ねぇな…焚きつけた俺にも責任がある」

兵長「ただの部隊配置としての異動なので文句も言えませんよ」

伍長「しかし最近のフィッハー港近辺の良い噂は聞きませんな、なんでも変な宗教が…」

兵長「あぁ、あの世界終末論がどうこうって言ってたブルジョワの?」

伍長「はい、まだ港には直接的な影響は無いですが、近辺の村や町には洗脳された住民が多数いるそうですよ」

隊長「過激じゃねぇと良いがなぁ」
_
__

126 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/20(月) 00:02:01 ID:L.5EZYIo
__
_
修了式当日…

女騎士「諸君、この一月半の新隊員訓練、誠にご苦労であった、実は国王も諸君らの訓練を陰から見ていたが…今年の新隊員は精鋭揃いと太鼓判を貰った、誇りを持って各部隊へ配置されたい!以上!」

「それでは、只今から配置部隊を達する!王国騎士団!…」

127 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/20(月) 00:04:57 ID:L.5EZYIo
「ど、独立大隊…?天使!独立大隊 ビギニング駐屯地へ!」

天使「はい!」

「同じく 雑兵! 独立大隊分遣隊! フィッハー分屯地へ!」

雑兵「は、はい!!」


女騎士「…」

勇者「やっぱあいつ飛ばされるんだね」

女騎士「仕方ないよ、人事発令は上からの評価もある」

勇者「ま、良いけどね、あんな変態」

128 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/20(月) 00:21:45 ID:L.5EZYIo
女騎士「しかしフィッハーか…今の情勢で…」

勇者「あぁ、あの世界終末なんたらの?…どうなんだろう、あの人達って」

女騎士「あぁ…何人か諜報員を送り込んでいるが、皆…」

勇者「結構ヤバ目なトコだね…でも分屯地だから大丈夫だと思うよ?」

女騎士「いや…あのバカなら風俗街に行くだろうなと思って…そこから問題が起こりそうだ」

勇者「あー多分行くね…」


雑兵「ッイックシ!」

129 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/20(月) 00:25:50 ID:L.5EZYIo
隊長「まさか本当に行くとはなぁ…」

兵長「単独で行くことになるが大丈夫か?」

雑兵「馬車で一本なら多分平気だと思うんすけどねぇ」

上等兵「フィッハーの風俗街でハメ外しすぎるなよ?あそこマジでハマるから、な?一等兵」

一等兵「独立大隊でハマらん人はいないっすからねあそこ、ヘルスで我慢しとけよ」

雑兵「風俗街ってでかいんですか?」

伍長「うーん…大きさ的にはこっちとどっこいどっこいかなぁ…」

上等兵「ただ選べる種類が豊富なのはフィッハーだな」

130 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 22:52:16 ID:NQI9RqXM
一等兵「出発は明後日か?」

兵長「荷造りが早く済むんなら明日でもいいけどな、早く行ったらそこの部隊のことも早く知れるぞ?」

雑兵「そうっすね、荷物もそんなないんで明日でも良いっすかね?」

隊長「そんな早く出たいのか…なら一応フィッハー行きの馬車切符渡しとくぞ」

雑兵「ありがとうごさいます」


天使「…」

_
__

131 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:15:15 ID:NQI9RqXM
__
_
雑兵「っしゃあこの生活も明日までだなぁ」

天使「…」

雑兵「……んだよ」

天使「あっさり行っちゃうんだね、と思ってさ」

雑兵「そりゃあ移動ならシャーないんじゃないのか?」

天使「でもさ…今までの思い出とか振り返らないのかなって…ずっと二人で頑張ってきたじゃん…」

雑兵「えー…そこ行くか天使…」

天使「だって…」

132 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:20:38 ID:NQI9RqXM
雑兵「…この異動の理由だって分かってんだよ、いろいろ好き勝手やったからな」

天使「だからってそんなあっさり…」

雑兵「仕方なかろうて、独立大隊だって厄介払いできてよかろうもん、天使だって俺と絡むよりももっと別の人間と絡んでだな…」

天使「うるさい!!バカ!!」

雑兵「うっおっと…ンダてめぇ…?」

天使「雑兵の中で僕は何だったのさ!ただの同期?!僕は違う!家族みたいなものだと思ってた!!」

雑兵「し、知らんがな、どう泣いても足掻いても異動するんだから…俺だって…寂しいけどもさぁ、考えちまったらなんか果てしなくね?」

133 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:25:14 ID:NQI9RqXM
天使「果てしなくても良いじゃん!もっと思い出とか噛み締めてよ!!僕との思い出とか!」

雑兵「…俺のこと好きなの?」

天使「家族としてだよ!!?」

雑兵「じゃあもっと知らんが、ん10年近くもまともに会話せずに金だけむしり取ってただけの仲だ、元の家族とはな、普通の家族なんか知らん」

天使「…サイッテー…」タタタッ...ガチャ!バタン!

雑兵「…あいつはロマンチストなんだな」
_
__

134 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:29:58 ID:NQI9RqXM
__
_
チュンチュン...
天使「ん…」

天使「…アレ…雑兵は…」
ガチャ
上等兵「うーっす、独立大隊点…呼?雑兵の奴は?」

兵長「あー雑兵は員数にはもういれなくていい、朝早くに出発したらしい」

天使「え…」

兵長「隊長叩き起こされて報告されたってよ」

上等兵「そんなにここ嫌だったのか?」

天使「…」

雑兵『考えちまったらなんか果てしなくね?』

天使「それはないと思います…」

上等兵「…?」

135 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:40:39 ID:NQI9RqXM
ガラガラガラガラガラ...

雑兵(おっそ)

馬主「フィッハー行きに兵隊さん乗せるなんて何年振りかねぇ、しかしこの時勢にフィッハー地方に行くなんざぁ運がないよアンちゃん」

雑兵「なんかあるんす?」

馬主「カルトだよ、カルト教団…フィッハー港と港町フィッハーにはまだ来ちゃいねぇが…フィッハー地方の町村は既に洗脳済みと来たもんだ…」

雑兵「カルトって、なんの宗教っすか?」

馬主「さぁてなんだったかなぁ…確か世界終末生存論とかなんとか…終末が近いから世界終末後の秩序の維持…だったかなぁ?」

雑兵「うっへぇ、終末なったら死にたいっすねぇ」

馬主「そうさねぇ、何でも町村民のあいだじゃ…世界終末に向けての間引きやら…訓練という名の弱者排除…所謂殺しでさぁね…」

雑兵「…」

馬主「兵隊さん、あんたが最後の客だね、あっしはこの運航を最後にフィッハー地方から離れるよ…馬車主達はみんなそうしてる…フィッハーの港町は孤立するけど」

136 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/21(火) 23:51:20 ID:NQI9RqXM
そりゃそうだ、自分の命を投げ出してまで客を運ぶ人間なんか人として信用できない、自分を大切しない奴になんで人を大切にできるのか、つまりそういうことだ。カルトの名前は最終章 世界…なんとも厨房が考えそうな名前である、しかしこの最終章は中々に侮れない教団である、私設軍もあるとか。

雑兵「いいんだよ、おっちゃん…それで」

馬主「ん?なんか言ったかい?」

雑兵「どれくらいで着きそうっす?」

馬主「あと半日さね」

雑兵(長いわアホ)
_
__

137 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/26(日) 23:52:08 ID:bIooe4RU
__
_
『フィッハー港 フィッハー分屯地について』

曹長「早かったな若造、独立大隊は俺とお前だけだぜ」

雑兵「え?じゃあずっと曹長一人で…?」

曹長「前任の一等兵が…本隊にいる奴じゃないぞ?そいつがトンズラこきやがってな、独立大隊ってんで補充兵の話も相手にされなかったもんだからよ、新隊員から一人貰ったってわけよ」

138 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/27(月) 00:15:11 ID:zg2nes7A
雑兵「そうなんすか」

曹長「んじゃあ軽く説明するわ、ここは知っての通りフィッハー分屯地…ビギニング駐屯地の分屯地って訳だ、部隊は警備隊と業務隊、分屯地業務隊と輸送業務隊とを兼任してる、以上」

雑兵「す、少なくないっすか?」

曹長「俺ら入れても15人くらいか?警備隊も一個小隊くらいだし、業務隊なんか片手で数えられるくらいだ」

雑兵「そんで…自分ら独立大隊は…その人らの雑務をと…」

曹長「表向きはそうだな…だが実際の所そいつらと同じ仕事してるな、警備業務に輸送業務…ん?まてよあいつらより仕事あるくね?」

雑兵「あ?気付きました?」

139 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/27(月) 23:07:10 ID:oDv91Kmw
曹長「まぁ本隊よか仕事の幅はあらぁな、俺はここ気に入ってるし」

雑兵「へぇ、そういえば輸送業務の方は何をするんす?」

曹長「フィッハー港に陸軍の施設があるんだわ、クソ小さいとこだけどな、そこに文書届けたり荷物を届けるんだ」

雑兵「なかなか大変そうっすね」

曹長「慣れりゃ楽だぜ、仕事は明日からだ、今日は休みな」

雑兵「はい、ありがとうございます」
_
__

140 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/27(月) 23:28:55 ID:HfqKjIyQ
__
_
フィッハー分屯地、フィッハーの港町の入り口にあり、城門の役割も担っているとか、フィッハー分屯地は港の開港とともに設立され、最初期は駐屯地並みの規模で、別大陸との戦争中にはビギニング駐屯地の臨時司令部も置かれた。

雑兵「食堂の飯は美味いな」


「見ない顔だな…」

「独立大隊の新隊員だってさ」

「珍しいな…」

141 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 00:22:35 ID:z/tsaack
年齢層は若干や高めで、なんか定年前の掃き溜め感がある。

雑兵「ごっそさんでした〜」

「あいよー」


人数も少ないし、個人的には好きなトコかもしれない。

_
__

142 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 01:05:44 ID:Ti5BjGho
__
_
雑兵「港町の地図の受領に参りました〜」

事務員「あらぁ?!新しい子?んまぁ〜なん年ぶりかしらね!」

雑兵「はぁ…?」

事務員「おばちゃんね、この分屯地ができてからずうっとここで働いてるのよ!駐屯地の時は若い子たくさんいたんだけどねぇ、分屯地になってからは、おじさんしか来なかったのよぉ!」

雑兵「そ、そうなんすね」

事務員「あ!ごめんね!?地図よね!はいどうぞ!」

雑兵「ありがとうございます」

143 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 22:26:43 ID:f5FT3jQo
ヤスイヨ-!!

雑兵(やっぱヨーロッパの港町って感じだな、ご丁寧にフォークリフトまでありやがるからファンタジーの世界観ねえけど)

雑兵「ここがメイン通りで…漁港の横が旅客ターミナルって感じか?」

「おう!?アンちゃん兵隊さんかい!?」

雑兵「うおっ…は、はい、昨日に移動して来ました」

「若い兵隊さんなんか久々だねぇ!ほれ!祝いに魚でも持ってけ!」

雑兵「うえっ!?こんなに!?いいんすか?!」

「いいってことよ!出世払いな!」

雑兵「あざっす!」

雑兵(大らかすぎんだろ…先に持って帰ろ…)

144 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 22:29:21 ID:f5FT3jQo
雑兵「ってことなんすけど…」

「んまぁ!こんなに沢山?!」

「やるわねぇあんた!」

糧食班長「いやぁありがたいなぁ!晩飯は魚の煮付けだな!」

雑兵「じゃ、じゃあ見回りに戻ります…」


雑兵(アットホームっちゃあアットホームなのか…)

_
__

145 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 22:40:56 ID:f5FT3jQo
__
_
雑兵「で…ここが噂の風俗街ですか」


『手コキのみ!30分一万G!』

雑兵(手コキだけで一万!?)

『異種族の子集まってます!』
雑兵「あっ…///ん?」
『(すごい小さい字)ドワーフ、オーク♀含む』

雑兵「なーるへそ…いつか世話になろっと」

「兵隊さん、見ない顔っすね?どうです?」

雑兵「うーん」チラッ
『ハズレなし!90分5000G!』

雑兵(この安さが逆に怖い…)

雑兵「今回は手持ちないんでいいっす…」

146 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:18:40 ID:f5FT3jQo
雑兵(しかし生臭せぇところだな、魚の匂いがヤベェわ…ん?)

「離してって!!」
「貴様!命の恩人に楯突く気か?!」
「襲われた村にハイエナしに来ただけじゃない!!」
「ストリッパーならタッチショーの1つや2つはできるだろう!!」
「好きでやってんじゃないわよ!」


雑兵「うへぇ…やっぱあるんだねぇそういうの…くわばらくわばら…」

「ッチィ!使えん女だ!!貴様はもう奴隷商に売りに出してやる!!外のカルトにでも売り払ってやるわ!」
「っ…!!あのカルトだけは…!!」
「両親を殺したカルトにケツでも振っておくんだな!この売女めが!!」

147 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:23:19 ID:f5FT3jQo
雑兵「…」

『恨むなら死んだ親を恨め、それが嫌なら誰も恨まずなにも考えず生きろ、身勝手に人恨んで迷惑かけんじゃねぇぞマジで』

『腐っているな、貴様は…』

『これだから独立大隊は…』


雑兵「…」

『ただ償いなんてことはしない、これは私の自己満足からくる行動だ、私たちが一端を作ったのなら私たちで収集をつけねばいけないんだ』

雑兵「カルトの蔓延も…俺らが発端なのかな…」

148 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:27:47 ID:f5FT3jQo
「こい!!オラァ!」

雑兵「うーっす、喧嘩っすか?」

「?!…なーんだ兵隊さんかい…いやねぇ?ちょーっと仕事のことで揉めてただけでして…な!」

「っ…」

雑兵「へぇー大変っすねぇオーナー側も色々あるっすもんねぇ」

「そ、そうなんでさぁ…へへっ…」

雑兵「で?その仕事の話の流れで…カルトに売り飛ばすってなぁどういう了見で言ったんだ?」

「いっ!いや!言葉の綾ってやつで…」

雑兵「話を聞くにゃぁ…カルトってぇのは国様に楯突いてる団体だよなぁ?そのカルトどもにこの娘っ子売り飛ばすってことは…お前国様に楯突いてんのか?」

149 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:38:30 ID:f5FT3jQo
「っいやぁ!そんな!!兵隊さんたちゃあいい客でさぁ!!」

雑兵「知らんわ初耳じゃ、てめぇがこの街にどれだけ居座ってたか知らんがよ、次その面ァ見せてみろ、守る体面もねぇ人間が何するか…おめーが一番よぉく知ってんだろぉ…」

「…っ!き、貴様!!」

雑兵「い、いや、殺しゃしねぇよ?流石に」

「今更日和っても遅いわ!!!こんの…!!」

雑兵「うひぃ!怖い!」バッ

「คลื่นกระแทก!!!」ッシュパァン!!

「っがぁ!!?!」ズゥン...

雑兵「うへぇ…?や、やるぅ…」

「あんた…この街から逃がしてくれるの…?」

雑兵「いや…逃げるか逃げないかはお前の自由だけど…」

150 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:42:25 ID:f5FT3jQo
「はぁ?助けてくれた訳じゃないの?」

雑兵「いや…おれ煽っただけだし…カルトがこの国に楯突いてるのもしらねぇ…し?」

「な、なによ…」ピョコ

雑兵「お前…俗にいうエルフってやつ…?」

エルフ「じゅ、純粋なエルフではないけど…人間とのハーフで、寿命は人間より」

雑兵「へぇ受け継いだのは耳と魔法だけか、まぁいいや、治安悪そうだしさっさと家に帰れよ」

151 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:50:02 ID:f5FT3jQo
エルフ「んあんた…話聞いてなかったの…?」

雑兵「あ、あんま」

エルフ「ほんっっと人間の男ってサイッテー…」

雑兵「いやそんなこと言われてもなぁ」

エルフ「は?なんか文句言える訳?」

雑兵「いや、だってさあ、なんらかの原因で帰る家が無くなったのとここに連れてこられた理由ってあんま関係なくないって思って…」

152 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:09:32 ID:ASoDJwkM
エルフ「…は?」

雑兵「は?」

エルフ「どう言う意味よ…それ!!」

「な、なんだ…?」

「痴話喧嘩か?」


雑兵「なんでここ来たかしらねぇけど、家が無くなったからここに連れてこられた訳じゃねぇんだろ?自分の意思で来たんなら最終的にゃ自分でなんとかしろよ、俺はお前に逃げるきっかけを与えただけだ。残るも逃げるもお前次第で、お前が今できるのはそれだけで、それ以外は何もないぞ」

153 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:11:14 ID:ASoDJwkM
雑兵「人のせいにするにゃ今は随分楽な身分だとは思うがよ、今はそれどころじゃないだろ?どうすんだ?」

エルフ「…げるわよ」

雑兵「ん?」

エルフ「逃げるに決まってるじゃないの…」

雑兵「よし、ついてこい」

_
__

154 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:21:17 ID:ASoDJwkM
__
_
エルフ「…あんた、兵隊なの?」

雑兵「あぁ、今年入隊したばっかだ」9

エルフ「兵隊、ね…人間の兵隊は嫌いだわ…小さい時からいい話を聞かないしね…侵略した村の略奪…女たちをレイプ…そればっかよ…」

雑兵「いや俺知らんし、モンスターの兵隊たちだって略奪もレイプもすっだろ、脳みそがある生き物はみんなそうなんじゃねぇかな、知らんけど」

エルフ「そう…なのかな」

雑兵「さぁ?ついたぞ、分屯地だ」

エルフ「ちょちょちょ…私は入っていいの?」

雑兵「いや、分からんす…」

155 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:50:13 ID:ASoDJwkM
事務員「あらぁおかえりなさい!街はどうだった?」

雑兵「あの〜すいません…」

事務員「ん?…あらま…」

エルフ「…」

事務員「その格好…ううん、言わなくてもいいわ、こっちへ来なさいな、お着替えしましょ、ね?」

エルフ「え、でも…」チラ...

雑兵「その格好でうろつきたくないだろ」

エルフ「あ、あぁ…」

事務員「ささっ、奥の部屋へ…後で分屯地司令に報告しておくわ、明日くらいに呼び出しがあると思うから綺麗な服をね?」

雑兵「はい、ありがとうございます」

156 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:50:56 ID:ASoDJwkM
事務員「あらぁおかえりなさい!街はどうだった?」

雑兵「あの〜すいません…」

事務員「ん?…あらま…」

エルフ「…」

事務員「その格好…ううん、言わなくてもいいわ、こっちへ来なさいな、お着替えしましょ、ね?」

エルフ「え、でも…」チラ...

雑兵「その格好でうろつきたくないだろ」

エルフ「あ、あぁ…」

事務員「ささっ、奥の部屋へ…後で分屯地司令に報告しておくわ、明日くらいに呼び出しがあると思うから綺麗な服をね?」

雑兵「はい、ありがとうございます」

157 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:56:20 ID:ASoDJwkM
雑兵「いやぁ…カルトってのも考えものだな…」
ガチャ
雑兵「戻りましたー…」

曹長「うーっす、聞いたぞ坊主、ハーフエルフの嬢ちゃんを助けたんだってなぁ」

雑兵「え、あぁ…助けたと言うか…」

曹長「あーあー細かぁことはいいんだ、お陰でストリップ劇場は暫く閉鎖だよ」

雑兵「す、すいません…」

曹長「いやいや、人助けて責めるバカなんかこの分屯地にゃいやしねぇよ、よくやったな」

雑兵「あ、ありがとうございます!」

158 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:58:37 ID:ASoDJwkM
曹長「お陰でビギニングの隊に話す内容が出来たぜ、新隊員のくせに体はりやがって」

雑兵「ははっ…まぁ…」

曹長「明日は町の軍施設を案内するからな、よく使うから場所は覚えとけ」

雑兵「はい」
_
__

159 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:03:36 ID:ASoDJwkM
__
_
隊長「はぁ、はぁそんなことが…いや私としても嬉しい話ですよ、はい、はいそれでは…」チン

兵長「どうかしたんですか?」

隊長「雑兵の奴が風俗街で絡まれてたエルフの娘さんを助けたそうだ」

兵長「マジっす?風俗街ってトコが気になりますが…やりますね」

隊長「分屯地司令直々に電話して来たからな、ここのお偉方にも話は行くだろうぜ」

兵長「まぁ…話が行ったところで、ですがね…」

隊長「いいんだよ、あいつが元気ならそれで」


天使「雑兵…すごいなあ…」

160 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:12:13 ID:ASoDJwkM
一等兵「雑兵が行く前にまーた喧嘩したんだってな?」

天使「は、はぁ…」

一等兵「あいつも不器用だからなぁ

161 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:14:00 ID:ASoDJwkM
一等兵「雑兵が行く前にまーた喧嘩したんだってな?」

天使「は、はぁ…」

一等兵「あいつ不器用だからなぁ、あっちでも変なことに首突っ込まなきゃいいが…今度こそは助けられんからなぁ…」

天使「はい…」

_
__

162 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/17(月) 00:02:06 ID:tI04yI9U
__
_
曹長「ここが港湾詰所、デケェ船の出入港時に割り当てられた人員でここの出入を監視するんだ、まぁあまり使わねぇな」

雑兵「この街デカいっすけど…この分屯地の人数で守ってるんすか?」

曹長「いんや、この港のすぐ下に南フィッハー地方との境界線があってな、その境界線の街にある駐屯地が有事の時は来てくれるんだ」

雑兵「へぇ」

曹長「ってもここ何年も来てねぇからな、実質俺らが治安維持してる感じだ」

雑兵「正直いっていいすか…」

曹長「言うな何も、俺も思ってはいるが治安がいいのが救いだ」

163 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/20(木) 16:54:39 ID:wn7pC86s
乙?


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

■ したらば のおすすめアイテム ■

【Amazon.co.jp限定】劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower」(メーカー特典:「ジャケットイラスト使用A3クリアポスター」付)(オリジナル特典:「アニメ描き下ろしB2布ポスター」付)(完全生産限定版) [Blu-ray] - アニプレックス


この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板 powered by Seesaa