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雑兵の雑草記

1 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/04/22(日) 17:48:02 ID:D57wSHgc
ジャラララララララwwww リ-チ!! ザンネン...

男(ッチ…)

男(二万の負けか…)

男(今月に入って当たりは四、五回…あと一回やろ…)ッス...

男「泣きの千円だな…」

思えば産まれてこのかた、頑張るだの努力だのは一切したことが無かった
と思う、小学校の最初は勉強も簡単すぎてやるだけ無駄と思ってやってこなかった
し、遊び仲間も沢山いた、楽しかった。
しかし、学年が上がるにつれて勉強は難しくなり、遊び仲間は皆んな勉強をし始めた、
いや、勉強は最初からしていたのだろう、何もして無かったのは俺だけだ。

144 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 22:29:21 ID:f5FT3jQo
雑兵「ってことなんすけど…」

「んまぁ!こんなに沢山?!」

「やるわねぇあんた!」

糧食班長「いやぁありがたいなぁ!晩飯は魚の煮付けだな!」

雑兵「じゃ、じゃあ見回りに戻ります…」


雑兵(アットホームっちゃあアットホームなのか…)

_
__

145 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 22:40:56 ID:f5FT3jQo
__
_
雑兵「で…ここが噂の風俗街ですか」


『手コキのみ!30分一万G!』

雑兵(手コキだけで一万!?)

『異種族の子集まってます!』
雑兵「あっ…///ん?」
『(すごい小さい字)ドワーフ、オーク♀含む』

雑兵「なーるへそ…いつか世話になろっと」

「兵隊さん、見ない顔っすね?どうです?」

雑兵「うーん」チラッ
『ハズレなし!90分5000G!』

雑兵(この安さが逆に怖い…)

雑兵「今回は手持ちないんでいいっす…」

146 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:18:40 ID:f5FT3jQo
雑兵(しかし生臭せぇところだな、魚の匂いがヤベェわ…ん?)

「離してって!!」
「貴様!命の恩人に楯突く気か?!」
「襲われた村にハイエナしに来ただけじゃない!!」
「ストリッパーならタッチショーの1つや2つはできるだろう!!」
「好きでやってんじゃないわよ!」


雑兵「うへぇ…やっぱあるんだねぇそういうの…くわばらくわばら…」

「ッチィ!使えん女だ!!貴様はもう奴隷商に売りに出してやる!!外のカルトにでも売り払ってやるわ!」
「っ…!!あのカルトだけは…!!」
「両親を殺したカルトにケツでも振っておくんだな!この売女めが!!」

147 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:23:19 ID:f5FT3jQo
雑兵「…」

『恨むなら死んだ親を恨め、それが嫌なら誰も恨まずなにも考えず生きろ、身勝手に人恨んで迷惑かけんじゃねぇぞマジで』

『腐っているな、貴様は…』

『これだから独立大隊は…』


雑兵「…」

『ただ償いなんてことはしない、これは私の自己満足からくる行動だ、私たちが一端を作ったのなら私たちで収集をつけねばいけないんだ』

雑兵「カルトの蔓延も…俺らが発端なのかな…」

148 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:27:47 ID:f5FT3jQo
「こい!!オラァ!」

雑兵「うーっす、喧嘩っすか?」

「?!…なーんだ兵隊さんかい…いやねぇ?ちょーっと仕事のことで揉めてただけでして…な!」

「っ…」

雑兵「へぇー大変っすねぇオーナー側も色々あるっすもんねぇ」

「そ、そうなんでさぁ…へへっ…」

雑兵「で?その仕事の話の流れで…カルトに売り飛ばすってなぁどういう了見で言ったんだ?」

「いっ!いや!言葉の綾ってやつで…」

雑兵「話を聞くにゃぁ…カルトってぇのは国様に楯突いてる団体だよなぁ?そのカルトどもにこの娘っ子売り飛ばすってことは…お前国様に楯突いてんのか?」

149 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:38:30 ID:f5FT3jQo
「っいやぁ!そんな!!兵隊さんたちゃあいい客でさぁ!!」

雑兵「知らんわ初耳じゃ、てめぇがこの街にどれだけ居座ってたか知らんがよ、次その面ァ見せてみろ、守る体面もねぇ人間が何するか…おめーが一番よぉく知ってんだろぉ…」

「…っ!き、貴様!!」

雑兵「い、いや、殺しゃしねぇよ?流石に」

「今更日和っても遅いわ!!!こんの…!!」

雑兵「うひぃ!怖い!」バッ

「คลื่นกระแทก!!!」ッシュパァン!!

「っがぁ!!?!」ズゥン...

雑兵「うへぇ…?や、やるぅ…」

「あんた…この街から逃がしてくれるの…?」

雑兵「いや…逃げるか逃げないかはお前の自由だけど…」

150 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:42:25 ID:f5FT3jQo
「はぁ?助けてくれた訳じゃないの?」

雑兵「いや…おれ煽っただけだし…カルトがこの国に楯突いてるのもしらねぇ…し?」

「な、なによ…」ピョコ

雑兵「お前…俗にいうエルフってやつ…?」

エルフ「じゅ、純粋なエルフではないけど…人間とのハーフで、寿命は人間より」

雑兵「へぇ受け継いだのは耳と魔法だけか、まぁいいや、治安悪そうだしさっさと家に帰れよ」

151 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/08/28(火) 23:50:02 ID:f5FT3jQo
エルフ「んあんた…話聞いてなかったの…?」

雑兵「あ、あんま」

エルフ「ほんっっと人間の男ってサイッテー…」

雑兵「いやそんなこと言われてもなぁ」

エルフ「は?なんか文句言える訳?」

雑兵「いや、だってさあ、なんらかの原因で帰る家が無くなったのとここに連れてこられた理由ってあんま関係なくないって思って…」

152 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:09:32 ID:ASoDJwkM
エルフ「…は?」

雑兵「は?」

エルフ「どう言う意味よ…それ!!」

「な、なんだ…?」

「痴話喧嘩か?」


雑兵「なんでここ来たかしらねぇけど、家が無くなったからここに連れてこられた訳じゃねぇんだろ?自分の意思で来たんなら最終的にゃ自分でなんとかしろよ、俺はお前に逃げるきっかけを与えただけだ。残るも逃げるもお前次第で、お前が今できるのはそれだけで、それ以外は何もないぞ」

153 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:11:14 ID:ASoDJwkM
雑兵「人のせいにするにゃ今は随分楽な身分だとは思うがよ、今はそれどころじゃないだろ?どうすんだ?」

エルフ「…げるわよ」

雑兵「ん?」

エルフ「逃げるに決まってるじゃないの…」

雑兵「よし、ついてこい」

_
__

154 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 19:21:17 ID:ASoDJwkM
__
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エルフ「…あんた、兵隊なの?」

雑兵「あぁ、今年入隊したばっかだ」9

エルフ「兵隊、ね…人間の兵隊は嫌いだわ…小さい時からいい話を聞かないしね…侵略した村の略奪…女たちをレイプ…そればっかよ…」

雑兵「いや俺知らんし、モンスターの兵隊たちだって略奪もレイプもすっだろ、脳みそがある生き物はみんなそうなんじゃねぇかな、知らんけど」

エルフ「そう…なのかな」

雑兵「さぁ?ついたぞ、分屯地だ」

エルフ「ちょちょちょ…私は入っていいの?」

雑兵「いや、分からんす…」

155 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:50:13 ID:ASoDJwkM
事務員「あらぁおかえりなさい!街はどうだった?」

雑兵「あの〜すいません…」

事務員「ん?…あらま…」

エルフ「…」

事務員「その格好…ううん、言わなくてもいいわ、こっちへ来なさいな、お着替えしましょ、ね?」

エルフ「え、でも…」チラ...

雑兵「その格好でうろつきたくないだろ」

エルフ「あ、あぁ…」

事務員「ささっ、奥の部屋へ…後で分屯地司令に報告しておくわ、明日くらいに呼び出しがあると思うから綺麗な服をね?」

雑兵「はい、ありがとうございます」

156 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:50:56 ID:ASoDJwkM
事務員「あらぁおかえりなさい!街はどうだった?」

雑兵「あの〜すいません…」

事務員「ん?…あらま…」

エルフ「…」

事務員「その格好…ううん、言わなくてもいいわ、こっちへ来なさいな、お着替えしましょ、ね?」

エルフ「え、でも…」チラ...

雑兵「その格好でうろつきたくないだろ」

エルフ「あ、あぁ…」

事務員「ささっ、奥の部屋へ…後で分屯地司令に報告しておくわ、明日くらいに呼び出しがあると思うから綺麗な服をね?」

雑兵「はい、ありがとうございます」

157 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:56:20 ID:ASoDJwkM
雑兵「いやぁ…カルトってのも考えものだな…」
ガチャ
雑兵「戻りましたー…」

曹長「うーっす、聞いたぞ坊主、ハーフエルフの嬢ちゃんを助けたんだってなぁ」

雑兵「え、あぁ…助けたと言うか…」

曹長「あーあー細かぁことはいいんだ、お陰でストリップ劇場は暫く閉鎖だよ」

雑兵「す、すいません…」

曹長「いやいや、人助けて責めるバカなんかこの分屯地にゃいやしねぇよ、よくやったな」

雑兵「あ、ありがとうございます!」

158 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 22:58:37 ID:ASoDJwkM
曹長「お陰でビギニングの隊に話す内容が出来たぜ、新隊員のくせに体はりやがって」

雑兵「ははっ…まぁ…」

曹長「明日は町の軍施設を案内するからな、よく使うから場所は覚えとけ」

雑兵「はい」
_
__

159 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:03:36 ID:ASoDJwkM
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隊長「はぁ、はぁそんなことが…いや私としても嬉しい話ですよ、はい、はいそれでは…」チン

兵長「どうかしたんですか?」

隊長「雑兵の奴が風俗街で絡まれてたエルフの娘さんを助けたそうだ」

兵長「マジっす?風俗街ってトコが気になりますが…やりますね」

隊長「分屯地司令直々に電話して来たからな、ここのお偉方にも話は行くだろうぜ」

兵長「まぁ…話が行ったところで、ですがね…」

隊長「いいんだよ、あいつが元気ならそれで」


天使「雑兵…すごいなあ…」

160 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:12:13 ID:ASoDJwkM
一等兵「雑兵が行く前にまーた喧嘩したんだってな?」

天使「は、はぁ…」

一等兵「あいつも不器用だからなぁ

161 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/02(日) 23:14:00 ID:ASoDJwkM
一等兵「雑兵が行く前にまーた喧嘩したんだってな?」

天使「は、はぁ…」

一等兵「あいつ不器用だからなぁ、あっちでも変なことに首突っ込まなきゃいいが…今度こそは助けられんからなぁ…」

天使「はい…」

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162 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/17(月) 00:02:06 ID:tI04yI9U
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曹長「ここが港湾詰所、デケェ船の出入港時に割り当てられた人員でここの出入を監視するんだ、まぁあまり使わねぇな」

雑兵「この街デカいっすけど…この分屯地の人数で守ってるんすか?」

曹長「いんや、この港のすぐ下に南フィッハー地方との境界線があってな、その境界線の街にある駐屯地が有事の時は来てくれるんだ」

雑兵「へぇ」

曹長「ってもここ何年も来てねぇからな、実質俺らが治安維持してる感じだ」

雑兵「正直いっていいすか…」

曹長「言うな何も、俺も思ってはいるが治安がいいのが救いだ」

163 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/20(木) 16:54:39 ID:wn7pC86s
乙?

164 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/25(火) 23:45:50 ID:hUPnnA5M
雑兵(そんな治安良い訳じゃねぇと思うけどなぁ…)

曹長「あのエルフの娘っ子さんの件で治安なんてどう見たって悪く見えるが…まだマシな方なんだよ」

雑兵「まぁマシってレベルが一番安定してるんすかね…」

曹長「そうさな、あんなエルフの娘っ子さんみたいな境遇の人間はこの町にゃ沢山いらぁ、正直ビギニングの貧民街よりも闇は深いぜ」

雑兵「まぁみんながそれで良いなら自分は特になにも…それよりもあのエルフは?」

曹長「いま面接を受けてるよ、もしかしたら昨今のカルトのパトロンかも知れねぇからな」

雑兵「ふーん…」

165 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/09/26(水) 22:10:18 ID:0ITO2Olo
曹長「気になるか?」

雑兵「あー、あの若さで両親亡くしてこの先どうするんかなぁと思って…」

曹長「まぁ大体だったらエルフの国の団体さんが身柄を引き取りに来てくれるが…なんせハーフだとなぁ」

雑兵「魔法は使えてましたよ」

曹長「じゃあ…もしかしたらだがビギニング駐屯地にいる部隊に引き取られるかもな、混成騎士団とかに」

雑兵「そんなんあるんすか?」

曹長「まぁ異種族の集まりだわな、エルフは勿論…ドワーフや獣人やらなんやら…」

雑兵「うっへぇ、ごちゃ混ぜっすね」

曹長「知能がある種族が集められた騎士団だわ、王国騎士団と同じくらいの立場だぜ*

166 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/02(火) 20:10:08 ID:D6ufMqDM
おつ

167 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/06(土) 23:26:34 ID:5Ejd.6w6
雑兵「まぁ安泰ならそれで良しっすね、自分は駐屯地の方には戻りたくないっすけど」

曹長「お?なんかやらかしたのかい?」

雑兵「やらかしたと言うか自爆したと言うか…とにかく自分は分屯地の規模が性に合ってるっすね」

曹長「若い兵隊が珍しいなぁ…まぁお前がそれでいいなら別にいいけど…そいじゃあ明日から早速仕事だ、これを港の事務所に届ける仕事な」

雑兵「

168 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/06(土) 23:29:54 ID:5Ejd.6w6
雑兵「さっきから気になってたリヤカーって荷物なんすね」

曹長「あぁ、港湾施設の小さい事務所でも軍人は軍人だってことで武器が入って来たんだ、それを明日届けに行く」

雑兵「港湾施設の人めっちゃ定年間際的な感じでしたけど」

曹長「籍がある以上は軍人だぜ、明日はこの仕事だけだ、ちゃっちゃと終わらせようや?」

雑兵「了解です」
_
__

169 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/08(月) 12:32:41 ID:.9xa6myQ
__
_
「はぁ、定年間際なんで持つことはないと思ってたんだがなぁ」

曹長「フィッハーものっぴきならん事態ですからな、ただの弱小宗教で終わってくれりゃ事も無し
なんですが、どうもそうしてくれんみたいで...」

「あぁいいんだよ、この組織に入ったからにゃぁな、それはそうと情報が入ったぜ」

曹長「情報?」

「あぁ、隣の大陸にある諸国連合のお偉方連中が、今月にもここに寄港する...ってのは建前で...
亡命してくるらしい」

曹長「亡命?また何で...」

「隣の大陸で国民が決起したらしい、理由は...まぁ連合をあげての賄賂や...」

曹長「はぁ〜...それで関係ないウチまで巻き込まれたんですか?」

170 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 22:59:46 ID:9RstfeqY
「まぁ仕方ねぇさ、確かに荷物は受け取った、ありがとよ」

曹長「うっす、情報提供感謝します、雑兵行くか」

雑兵「はい」

「頑張れよ若いの、分屯地は良いところだぜ」

雑兵「はぁ、ありがとうございます」
_
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171 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:18:49 ID:9RstfeqY
__
_
曹長「本日の業務は終了ですっと、じゃあ俺ぁ家戻るわ」

雑兵「あ、家持ってるんすね、分屯地で寝泊まりしてるのかと…」

曹長「お前が配属されてきたからな、官舎暮らしの妻一人子一人…良い物件だ」

雑兵「ん?て事は自分あの部屋で一人なんす?」

曹長「独立大隊の営内者は一人だぜ?やったな」

雑兵「マジすかぁ、荷物妙に少ないと思ってたけど」

曹長「明日は分屯地の草刈り、開始時刻は0900、集合場所は隊舎の下以上解散」


雑兵「…何しよう」

172 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:25:50 ID:9RstfeqY
雑兵「…あいつどうなってんだろ」

事務員「あら?今日はお仕事終わり?」

雑兵「はい、荷物届けるだけだったんで…あの、エルフの子は…」

事務員「あぁ、あの子?明日付でビギニングの混成騎士団に入隊するらしいわ…魔法使えるみたいだから苦労しなさそうね」

雑兵「そっすか」

事務員「でも寂しくなるわぁ…生きてたら娘くらいの年だもの、心配で心配で…」

雑兵「ん?事務員さん…ご家族は…」

事務員「…死んじゃったのよ、30年くらい前かしら、夫は行方不明…そのショックのせいか…流産しちゃって…双子だったんだけどね…」

雑兵「あ…そうなんすか…すみません…」

事務員「いや良いのよ、こうして若い子達に触れ合えて楽しいもの!」

173 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:27:08 ID:9RstfeqY
事務員「あ、そうだ!会ってあげたら?今なら外来の隊舎にいると思うわ、入ってすぐ右に部屋があるから」

雑兵「は、はい、行ってみます」

_
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174 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:32:55 ID:9RstfeqY
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_
エルフ「…」

『人のせいにするにゃ今は随分楽な身分だとは思うがよ、今はそれどころじゃないだろ?』

エルフ「人の…せいか」

コンコン

エルフ「…っ!ど、どうぞ」
ガチャ...
雑兵「う、うーっす…」

エルフ「あ…あなただったのね…」

雑兵「混成騎士団に入るんだって?良かったな」

エルフ「混成騎士団って良いところなの?」

雑兵「あ、ごめん知らないっす…」

エルフ「っはぁ〜…適当な事ばっか言っちゃって…」

雑兵「まぁ…独りよかマシだと思うぜ?同族もいるみたいだしな」

エルフ「知ってる、私の知り合いも何人かいるわ、あ、でも口利きで入ったわけじゃないからね?」

雑兵「

175 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:38:36 ID:9RstfeqY
雑兵「いや…別にお前がいいならどんな入り方でもいいと思うけど」

エルフ「…あなたって…思った事すぐ口に出すのね?」

雑兵「あ、ごめん…それで何回か同期怒らせたんだ」

エルフ「ほんとバカ…まぁいいわ…」

雑兵「…お前の家族ってみんな殺されたのか…?」

エルフ「…そうね、カルトの信者達に…みんな家に閉じ込められて…異端な民族は浄化とかって火を放った…直接は見てないけど生き残ってた子がそんなこと言ってたわ」

雑兵「そ、そうなのか、よく生きてたな…」

エルフ「丁度薪を山に取りに行ってたのよ、山から麓に村が見えるんだけど…そこで村が燃えてるのを見たわ」

176 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:43:58 ID:9RstfeqY
エルフ「あいつら意味わかんない、村には普通の人間も暮らしてたのよ、私達異種族と呼ばれてる者たちが殺されるのはまぁ稀にあるけど、あいつら村ごとよ…ほんと意味わかんない…」

雑兵「…あのストリップのオーナーに拾われたのは…」

エルフ「…最初は良い人に見えたの、難民保護がどうこうと言ってたけど…女しか取らないのを早く気付くべきだった」

雑兵「そうか…まぁここいらじゃ嫌な思い出が多いと思うが…ホントに気にせず生きろ、気兼ねなくな…」

エルフ「気にせずに?気兼ねなく?あんた正気?そんな言葉よく出てくるわね…!」

雑兵「いや…辛いのは分かるがよ…その辛さに押し潰されちまったら…アレじゃねぇか、やるせねぇじゃん?」

177 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:48:17 ID:9RstfeqY
エルフ「あ、あんた…はぁ、なんだかあんたと話してると落ち込むのもバカバカしくなってきた…」

雑兵「う、上手く言えねえけど…まぁ第二の人生もっと女の子らしく生きろ…いやなんか違うな…」

エルフ「なーに言葉取り繕おうとしてんのよバカ…あなたが心から心配してくれてることは分かったわ…ありがと…ホントに…」

雑兵「あ、あぁ、あっちでも元気でな、独立大隊をよろしく頼むよ」

エルフ「独立大隊?」

雑兵「雑用しかしない部隊だけどさ、いい人たちたくさんいっから、俺の同期もいるぜ?めっちゃ治療とかがうまいらしい」

178 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:51:11 ID:9RstfeqY
エルフ「うん…あっち行ったら挨拶するわよ、あんたの事も話す」

雑兵「い、いや俺のことはいいよ…」

エルフ「あら何照れてるの?恩人だもの、上司の株上げたいでしょ?」

雑兵「ほ、ホントにいいから…褒められるのとかあんま慣れてねぇんだ…チャランポランに生きてきたから…」

エルフ「…」

エルフ「!」💡

179 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:52:28 ID:9RstfeqY
エルフ「雑兵、こっち座って」

雑兵「?」スポン

エルフ「褒められるときにお母さんによくやって貰った

180 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/14(日) 23:57:03 ID:9RstfeqY
エルフ「雑兵、こっち座って」

雑兵「?」スポン

エルフ「はーい体の力を抜いて〜」
ッス...

雑兵「!ひ、膝枕?」

エルフ「いい事したときに、よくお母さんにやって貰ったの…私の一番好きな褒められ方」ナデナデ

雑兵「…」

エルフ「あなた、多分私と歳近いのになんで兵隊に…?」ナデナデ

雑兵「…お、俺…入隊前は浮浪者でさ…いつの間にかこの国に来ちまって…こんな事言って信じてもらえるか分かんねぇけどよ…俺転生したんだ、別の世界から…」

エルフ「別の世界?」

181 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 00:01:34 ID:WDOLW7SI
雑兵「あぁ…暑い中でぶっ倒れてそのまま死んだと思ったら…ビギニングの王国の近くにある森で目覚めて…」

エルフ「…それが本当なら…あなたは何もわからない状態でここまで頑張ったのね…偉いね…」ナデナデ 

雑兵「ちょちょちょ、ナデナデはやめてくれ…なんか変な気分になっちまう…」

エルフ「…んふっ…変態」

雑兵「くっそ…からかうな…」

エルフ「じゃあおしまーい」

雑兵「ったっく…///なんて奴だ…」

エルフ「雑兵、また会おうね…」

雑兵「え?今日出るのか?」

エルフ「早めに出ようかと思って準備してたんだけど…事務員の人に雑兵が来るまでは待ちなさいって…でも待ってて正解だったかも…なんかスッキリした」9

182 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 00:04:48 ID:WDOLW7SI
雑兵「そ、そうか…待たせちまってすまねぇ…」

エルフ「いいのよ…付き合い短かったけどホントに楽しかったわ」

雑兵「あぁ、俺も」

エルフ「…次会うときは綺麗な鎧着て来るから、見惚れないでよ?」

雑兵「ワカンねぇ、四方八方に目ぇいくから」

エルフ「この節操なし…じゃ、また…」

雑兵「あぁ」
_
__

183 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 00:08:27 ID:WDOLW7SI
__
_

事務員「行っちゃったのね…」

雑兵「はい…」

事務員「仕方ないわね…あの子とても苦労したみたいだから、騎士団にはいれば将来安泰だから良かったのよ」

雑兵「俺もそう思います、独りよかナンぼかいい…ん?」


「おい、例の

184 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 00:22:43 ID:WDOLW7SI
__
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事務員「行っちゃったのね…」

雑兵「はい…」

事務員「仕方ないわね…あの子とても苦労したみたいだから、騎士団にはいれば将来安泰だから良かったのよ」

雑兵「俺もそう思います、独りよかナンぼかいい…ん?」


「おい、例の亡命船、今週末に来るってよ」

「マジ?やべなんの準備もしてねぇや」

「王国からも直々に儀仗隊やらなんやらが来るらしい、天幕貼る部隊や風呂焚きに来る部隊まで…分屯地じゃまかなえんぞ」

185 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 22:04:53 ID:WDOLW7SI
雑兵「船が来るってぇことは…自分も出る感じですね」

事務員「あらー船が来るなんて久しぶりねえ、外来足りるかしら…じゃあちょっと情報収集行って来るからまたね」

雑兵「あ、はい」

_
__

186 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 22:12:09 ID:WDOLW7SI
__
_
雑兵「ヒッマだな営内ってのはよ…」

雑兵「テレビもねぇしゲームもねぇし…この世界来て初めて後悔してんぞ…」

雑兵「…そいえば俺今幾らぐらい貯金あるんだ…?」

雑兵「ずっと駐屯地の中にいたから分かんなかった…ヤベェ、ATMとかあんのかこの世界…」

雑兵「き、聞いてみりゅぅ?」

187 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/15(月) 22:24:22 ID:WDOLW7SI
厚生館
小さいながら売店や体育館がある場所だ、中には軍が経営してる銀行的なのもあって金利もかなりいいと専らの噂だ

雑兵「自分の給料って…」

「ちょっと待っててねぇ…でもダメだよ君、金銭関係のことはちゃんと自分で掌握しとかないと、教育隊の人言ってくんなかった?」

雑兵「あー…あんま聞いてなかったかも…」

「全く…雑兵…っと…うっわ、手付かず過ぎて教えるの憚られるわぁ」

雑兵「お、教えて下さいよぉ…駐屯地じゃほぼ缶詰だったんすから…」

「仕方ないなぁ…一月半だけど、実質二ヶ月分の給金で…知らないだろうけど入隊俸給もあるから…84万Gだね」

雑兵「84万…?」

「んでぇ…明日は何日だ」

雑兵「えーっと…18日?」

「そう、給料日で手取り16万…」

雑兵「リ、リアルっすか?」

「一般の新隊員にしちゃ持ってる方じゃないの?」

188 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/19(金) 12:24:33 ID:FAliUmn.
「使いすぎんなよ」

雑兵「あざっす」

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189 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/19(金) 18:44:39 ID:FAliUmn.
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雑兵「つっても美味い飯屋とかしらんなぁ...お、分屯地掲示板になんかはってある」


『今週遂に来航!プラニス皇国の御召艦『砲艦ニクルス』
来航にあたり我が国とプラニス皇国軍の市中パレードを行います
ぜひご覧下さい!』

雑兵「へえ、大変じゃないの」


「おかしいな、昨年来航したから2年後に来るもんかと思ってたが」

「なんでも皇国内で決起が起きたってよ、殿下と御付はなんとか亡命したらしいが...
皇帝は自決したってよ」

「亡命ねぇ...しかし決起で大変だってのになんて時期に来航すんのかね」

「さあね」


雑兵(ふ〜ん...この世界ってなかなか血気盛んなんだな)
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190 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/19(金) 19:02:30 ID:FAliUmn.
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「しかしいきなりのパレードですからね、課業外も練習をしないと無理ですよ、
新隊員もいますし」

勇者「しかしなーんでこんな早くに来航しちゃったのかなぁ面倒くさい」

女騎士「あっちも大変なんだよ、きっと」

「では明後日フィッハーに出発で調整します、失礼しました」
バタン

女騎士「...たぶんだが...」

勇者「殿下来るね」

女騎士「あちらの国に恩はない、匿う必要もないだろう」

勇者「そうだね、まだ小さい子だけど...」

女騎士「...」

191 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/19(金) 19:57:37 ID:v3jI9Nb.
勇者「…割り切れないのは分かるけどさ」

女騎士「いや…雑兵の奴、こんな時はどうするんだろうなとふと思ってな…」

勇者「ぞ、雑兵?なんで今?」

女騎士「分からん…本当にふと思ってな、深くは考えてないんだ」

勇者「雑兵ねぇ…どうするんだろうね、雑兵も見捨てるんじゃない?縁起もへったくれも無さそうだし」

女騎士「そうか、そう思うか…」
コンコン「騎士団長殿、今よろしいですか?」

女騎士「いいぞ」

「失礼します、実は昨日混成騎士団に入隊したエルフの娘が…」

女騎士「ああ、彼女か、どうしたんだ?」

「フィッハー分屯地に異動したいと…」

女騎士「フ、フィッハー??何でだ?」

「何でも恩人がいるとか…」

192 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/10/19(金) 23:01:21 ID:s1Eeu7cw
女騎士「しかしそれは幾ら何でもな…騎士団は都にいなければ…」

「騎士団長殿から説得していただけませんか…?」

勇者「恩人ねぇ〜、話聞くだけなら聞いても良いんじゃない?」

女騎士「そうだね…その恩人とやらも気になる、よし、連れてきてくれ」

「ありがとうございます…」

193 以下、名無しが深夜にお送りします :2018/11/16(金) 08:44:12 ID:O4LmN1P.



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