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ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」
799
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/16(日) 22:37:45 ID:jzxblFcI
35【覚えのある事】
ハンジ「あ、そうだ。私今ちょっとだけ思い出したことがあるよ」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「さっき借りた胸に覚えがある」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「感触とか体温とか匂いとか……鼓動とか。凄く安心できた」
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃないか」
リヴァイ「いや……そういうわけじゃねぇ」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「俺も、抱き心地に覚えがあった」
ハンジ「――っ!?」
800
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/16(日) 22:38:36 ID:jzxblFcI
リヴァイ「髪の感触も……おい、どうした」
ハンジ「い、言い方が///」
リヴァイ「言い方?」
ハンジ「抱き心地って……///」
リヴァイ「……っ、他にどう言えってんだ」
ハンジ「そ、そうだね。もう、戻るよ。おやすみ」
リヴァイ「あ、ああ」
スタスタスタスタスタ…
リヴァイ「……」
リヴァイ「なんだってんだ、アイツ……赤くなりやがって……」
――ハンジ『抱き心地って……///』
リヴァイ「――っ」
リヴァイ「クソッ、何なんだ」
〆
801
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/16(日) 22:41:28 ID:jzxblFcI
レスありがとうございますですよ
そろそろヤバス。急ぎたい気持ち。気持ちだけ
ではまたーノシ
802
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/17(月) 10:19:29 ID:GJemu1uI
乙
803
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:13:14 ID:YDb0.7xM
36【意識】
――次の日の朝――
リヴァイ「……! おい、ハンジ」
ハンジ「!?」ビクッ!
リヴァイ「? ハンジ?」
ハンジ「おおおおおおおはよう、リヴァイ」
リヴァイ「お前、どうした」
ハンジ「な、なんでもないよ! いい朝だね!」
リヴァイ「……雨だが」
ハンジ「恵みの雨って言うだろ! じゃあ、また!」スタスタスタスタ…
リヴァイ「…………なんだ、あいつ」
〆
804
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:13:48 ID:YDb0.7xM
37【奇行】
ハンジ「……」スタスタスタスタ
ハンジ「…………」スタスタ…ピタッ
ハンジ「ぬぐおぉぉぉぉ!!」ガシガシガシガシ!
ハンジ(私は、私は一体何をしているんだ!)
ハンジ(物凄い不自然だったじゃないか!)
ハンジ(うわぁぁぁ! でも! リヴァイの前で平静でいられない!!)
805
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:14:32 ID:YDb0.7xM
ハンジ(だって昨夜の食堂! 冷静になってみるとめっちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか!)
ハンジ(本当に一体何をしているんだぁぁぁぁぁ!)ガシガシガシガシ
モブリット「…………ハンジ分隊長、そこで何してるんですか」
ハンジ「モ、モブリット」
モブリット「奇行は程々にして、研究室に行きますよ」
ハンジ「あ、うん。今行くよ」
ハンジ(とりあえず、資料読んで落ち着こう)
〆
806
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:15:15 ID:YDb0.7xM
38【お触り厳禁】
――コンコンッ
ハンジ「はーい! 開いてるよ」
リヴァイ「ハンジ、この書類なんだが……」
ハンジ「おおぉ、リヴァイ」
リヴァイ「…………この部分がよく分からなくてな」
ハンジ「あぁ、ここね。ここはこうすればいいんだよ」カリカリ
リヴァイ「あぁ……助かった」
ハンジ「いえいえ、どういたしまして」カサッ
リヴァイ「! ハンジ」スッつ
ハンジ「!?」
807
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:15:59 ID:YDb0.7xM
リヴァイ「……」ツッ…
ハンジ「〜〜〜〜」ギュッ ←目を瞑った
リヴァイ「……髪に何付けてんだ。葉っぱ?」
ハンジ「あ……あ、それ、さっき巨人目線で見たら何か閃くかもって木に登った時に付いたんじゃないかな?」アハハ
リヴァイ「……あ?」シワー
ハンジ「どんなふうに見えてるのかなーって思ってさ」
リヴァイ「…………壁内で木から落ちて怪我でもしたらいい笑いもんだぞ、クソメガネ」
ハンジ「ふははは、確かに。気を付けるよ。木だけに」
リヴァイ「とりあえず殴っていいか?」
ハンジ「いいわけないだろ!」
リヴァイ「!」ツッ、クイッ
ハンジ「!!?」
808
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:18:52 ID:YDb0.7xM
リヴァイ「テメェ、頤(あご)の下のところ怪我してんじゃねぇか」シワー
ハンジ「あ、あ///」
リヴァイ「本当にクソメガネだな」
ハンジ「て、手」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「て、はなして///」
リヴァイ「…………」スッ
ハンジ「い、いきなり頤触らないでくれよ。びっくりするだろ」
リヴァイ「……そりゃ悪かったな」
ハンジ「全くだよ! もう! ほら、用は済んだんだろ? 行った行った。忙しいんだ」
リヴァイ「ああ。じゃあな」
リヴァイ「…………」
〆
809
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:22:13 ID:YDb0.7xM
39【もしや】
リヴァイ「…………」スタスタ
ミケ「リヴァイ、どうした?」
リヴァイ「ミケ」
ミケ「何やら悩んでるように見えたが?」
リヴァイ「メガネの様子がおかしいと思ってな」
ミケ「メガネの様子…………あぁ、ハンジか。いつもの事だろう」
810
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:22:47 ID:YDb0.7xM
リヴァイ「いや、あれは…………なるほど」
ミケ「なんだ? 一人で納得して」
リヴァイ「なに、少しばかり面白い事を思い付いただけだ」
ミケ「面白い事、なぁ。ハンジに関してか」
リヴァイ「追いかけ回された仕返しみたいなもんだ」
ミケ「何をするのか分からんが程々にしてやれよ」
リヴァイ「あいつ次第だな」
ミケ「…………やれやれ」
〆
811
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:23:22 ID:YDb0.7xM
40【確かめる】
リヴァイ「おい」
ハンジ「リ、リヴァイ、何か用事かい? 生憎と今からエルヴィンの所に行かないといけないんだ」
リヴァイ「ほう…………浮気か」
ハンジ「な!? 何を言ってるんだよ! そんな仲じゃないだろ!」
リヴァイ「そんな仲だったはずだろ?」
ハンジ「い、今は違うだろ!! 記憶、ないんだから!」
エルヴィン「大声でどうしたんだ?」
812
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:24:29 ID:YDb0.7xM
ハンジ「エルヴィン! リヴァイがおかしい!」
リヴァイ「失礼なこと言うんじゃねぇ」
エルヴィン「リヴァイ、何をしたんだ」
リヴァイ「別に何も。ちょっと面白い事を思い付いて実行しただけだ」
ハンジ「!? からかったな!!? このくそが!!」
エルヴィン「……リヴァイ、何をしたか分からないが遊ぶんじゃない」
リヴァイ「ついな」
ハンジ「こんの……極悪目付き男がぁぁぁ!!」
〆
813
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/23(日) 22:25:09 ID:YDb0.7xM
乙ありがとうございます
あごは顎と頤があって頤は下あごを指すそうな
今は顎しかほとんど使われてないらしいがせっかくなのでww
ふむ、無理だな
一回元の時間軸に戻るかもしれないし、このまま誕生日を迎えるかもしれない
不恰好で申し訳ない
ではまたーノシ
814
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/24(月) 05:11:20 ID:S5B5mjgw
>>1
のスレなのだから自由に書いたら良いじゃない
おとがいの方か、漢字で見るとなんだか厳めしい
815
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:31:09 ID:/7f2JCxw
――――――――――――――――――――――
↓ここからこのスレ通常の時間軸
.
816
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:31:59 ID:/7f2JCxw
【妙にねじるな】
ハンジ「ねぇ、リヴァイ。何がほしい?」
リヴァイ「いきなりなんだ」
ハンジ「誕生日だよ。雑巾とホウキで迷ってるんだけど」
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「冗談だって」
リヴァイ「せめて紅茶にしてくれ」
ハンジ「紅茶ねぇ。何が捻りがほしい」
リヴァイ「いらねぇ。貰うのは俺だ」
ハンジ「仕方ない。ホウキの先に紅茶をぶら下げて……」
リヴァイ「普通に渡せ、クソメガネ」
〆
817
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:32:31 ID:/7f2JCxw
【ちょっと期待した】
ハンジ「おお、かっこいい暖炉だね」
リヴァイ「何を暖炉におべっか使ってやがる」
ハンジ「とても美しい造形をしているね。薪も沢山くべれそうで言うこと無しだよ」
リヴァイ「…………本当に使うな」
ハンジ「まぁ、それはともかく。はい、リヴァイ! 誕生日おめでとーう!!!」ズイッ
リヴァイ「…………」
ハンジ「あれ? 気に入らなかった? 雑巾と紅茶」
818
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:33:10 ID:/7f2JCxw
リヴァイ「一緒くたにするんじゃねぇ、このクズメガネが」
ハンジ「ごめんごめん、冗談だって! これ雑巾じゃないから! タオルだから!」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「一部を雑巾風に縫ってみただけ。簡単にほどけるよ」
リヴァイ「…………縫ったら雑巾じゃねぇか」
ハンジ「まぁ、大体は古びた布を縫って作るから似たようなもんだけど、ほら、これほどけるから」シュルッ
リヴァイ「そうか」
ハンジ「……」
ハンジ(おや? もしかして雑巾ちょっと嬉しかったのか?)
〆
819
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:33:48 ID:/7f2JCxw
【喜ぶ顔】
――翌々日――
ハンジ「リヴァイ、これあげるよ」ポンッ
リヴァイ「?」
ハンジ「雑巾だよ。布余ってたから」
リヴァイ「!」
ハンジ「年末の掃除に必要だしね」
820
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:34:18 ID:/7f2JCxw
リヴァイ「ああ、ちょうど足りねぇと思っていたところだ」
ハンジ「そっか。作ってよかったよ」
リヴァイ「助かる」
ハンジ「どういたしましてー」
ハンジ(しかし……なんだか誕生日プレゼントより喜ばれているようで複雑だな)
リヴァイ「…………」フム
ハンジ「……」
ハンジ(でも嬉しそうだからまぁ、いっか)
〆
821
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:34:49 ID:/7f2JCxw
【あれは二人きりだった】
「「「リヴァイ兵長! おめでとうございまーす!!! カンパーイ!」」」
ミケ「……今日は何日だ?」
ナナバ「27日じゃなかったっけ?」
ミケ「随分遅れたな」
ナナバ「リヴァイが休暇取ってたからね」
822
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:35:25 ID:/7f2JCxw
ミケ「あぁ……飲み会くらいできただろうに」
ナナバ「どっかに泊まったらしいよ」
ミケ「泊まり? …………ハンジも休暇取ってたか?」
ナナバ「研究室に籠城って噂を流した上でね」
ミケ「…………面倒臭い奴らだな」
ナナバ「全くだよ」
〆
823
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:36:00 ID:/7f2JCxw
【それは印】
ミケ「……しかし」
ナナバ「何?」
ミケ「次の日でもよかったんじゃないか? 一泊だけだったんだろう?」
ナナバ「…………ミケ、嗅がないと察しが悪くなるの?」
ミケ「?」
ナナバ「多分、昼か夕方までまともに動けなかったんじゃない? ハンジが」
ミケ「…………」
ハンジ「二人とももっとこっちに来なよ」
ナナバ「んー? リヴァイにはもうしばらくしてから祝いの言葉を言うよ。どうせ今揉みくちゃだろ?」
ハンジ「揉みくちゃまではないけど次々に酒を注がれてるみたい。それをふっつーに飲んでる」
ナナバ「リヴァイならではだね」
824
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:36:30 ID:/7f2JCxw
ハンジ「“てめぇも飲め”って言って周りに飲ましてもいるみたい」
ミケ「それは潰す気だな」
ハンジ「そうそう。リヴァイの周りにゴロゴロ転がってるよ。酔いつぶれたのが」
ミケ「すでに遅かったか」
ハンジ「無謀だよね、リヴァイに絡もうなんて」
ナナバ「……ねぇ、ハンジ」
ハンジ「ん?」
ナナバ「ボタン、上まで止めといた方がいいよ」
ハンジ「え?」
ナナバ「絶妙な所に…………」ゴニョゴニョ
ハンジ「!!!?///」
ミケ「……」スンッ
ハンジ「〜〜〜〜っ! あのクソリヴァイっ!」
〆
825
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/25(火) 23:39:21 ID:/7f2JCxw
レスありがとうございます
自由にしてみた
ではまたーノシ
826
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/30(日) 22:15:48 ID:HCTEwXj.
今日は無理っぽい。すまぬ
とりあえず明日来るノシ
827
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:40:01 ID:kOCw46nA
【タイミング】
ハンジ「雪降ってる」
ナナバ「ああ、本当だ」
ハンジ「もうすぐ今年も終わりだねぇ」
ナナバ「そうだね。来年まで持ち越さないようにしなよ」
ハンジ「何が?」
ナナバ「リヴァイ」
ハンジ「うっ」
ナナバ「ちょっと見えそうな所に跡付けられたからっていつまで拗ねてんの」
ハンジ「拗ねてないよ。ただ……」
ナナバ「何?」
ハンジ「タイミングとか……」
828
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:40:31 ID:kOCw46nA
ナナバ「バカだねぇ」
ハンジ「だってなんか引っ込みつかなくて」
ナナバ「分かったから今すぐ仲直りしておいで」ポンッ
ハンジ「今すぐ!?」
ナナバ「善は急げだよ。さぁ、行った行った」グイグイ
ハンジ「ちょっ、押さないでくれよ。行く、行くから!」
ナナバ「はい、いってらっしゃい」ポンッ
ハンジ「……ナナバ」
ナナバ「ん?」
ハンジ「ありがとう」
ナナバ「どういたしまして」ニッコリ
〆
829
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:41:10 ID:kOCw46nA
【見える首もと】
ハンジ「リヴァイ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「あーそのぅ」モジモジ
リヴァイ「とりあえず座れ」
ハンジ「あ、ありがとう」ストンッ
リヴァイ「……かくれんぼはおしまいか?」ドサッ
ハンジ「あー……うん」ポリポリ
830
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:41:42 ID:kOCw46nA
リヴァイ「……悪かった」
ハンジ「うん、それは気を付けてほしい。困るし」
リヴァイ「つい調子に乗った」
ハンジ「私もこんなに避けなくても良かったことだった。ごめん」
リヴァイ「いや」
ハンジ「……今日はもうクラバットしてないんだね」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「ふぅん」
リヴァイ「?」
〆
831
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:42:16 ID:kOCw46nA
【沸き上がる衝動】
ハンジ「リヴァイ」ガバッ
リヴァイ「!?」
ハンジ「ごめんね。会いたかったよ」
リヴァイ「…………会ってはいただろう」
ハンジ「二人きりでだよ」
リヴァイ「……そうか」ポンポンッ
ハンジ「…………」ニヤッ
リヴァイ「……」ポンポンッ
ハンジ「――――」チュー!
リヴァイ「!?」ビクッ
832
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:42:51 ID:kOCw46nA
ハンジ「――っぷは! お、やった、付いた!」
リヴァイ「あ? てめぇ、いきなり首に……っ!」ガタッ
ハンジ「ふはは!」
鏡|| リヴァイ「! ……チッ」
ハンジ「ちゃんとクラバットしてないと丸見えだからね! キスマーク」
リヴァイ「てめぇ」
ハンジ「困る? 困るだろう?」クスクス
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「これでチャラだ。いいだろ?」
リヴァイ「……分かった」ハァー
ハンジ「ふふふ。好きだよ、リヴァイ」ギュッ
リヴァイ「てめぇは……はぁ」ポンポンッ
〆
833
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:43:32 ID:kOCw46nA
【察する】
ネス「なんだ、酒の席だってのにそのヒラヒラ付けてんのか」
リヴァイ「……寒ぃしな」
ネス「あぁ、確かにな。ってそれ防寒具かよ」
リヴァイ「ついでだ」
ネス「ははは! なんじゃそりゃ」ケタケタ
リヴァイ「……」グビッ
ナナバ「…………ハンジ」
ハンジ「ん? 何?」
ナナバ「あんたもしかして仕返ししたの?」
834
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:45:31 ID:kOCw46nA
ハンジ「んー? なんのことかな?」
ナナバ「どうやって仲直りしていいか分からなかったからってあんた」アキレ
ハンジ「いや、仲直りは普通にしたんだけどなんか悪戯心が」
ナナバ「ますます呆れる」
ハンジ「まぁまぁ」
ナナバ「まぁ、仲直りしたんならいいさ」
ハンジ「……うん」グビッ
ナナバ「…………あぁ、仕返しの仕返しは食らったんだね」グビッ
ハンジ「!」ギクッ
〆
835
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:46:03 ID:kOCw46nA
【最近の恒例】
わはははは! ギャハハハ!!
ハンジ「…………」
リヴァイ「何ぼんやりしてやがる」ガタッ
ハンジ「あれ? 解放されたの?」
リヴァイ「空の酒瓶に説教はじめる奴も現れたからな。抜けてきた」
ハンジ「あはは! それネスでしょ?」
リヴァイ「あいつはいつもああなのか」
ハンジ「そういうわけじゃ……いや、そうかな?」
リヴァイ「それで、ぼんやりしてどうした」
ハンジ「その話続いてたんだ」アハハ
836
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:47:01 ID:kOCw46nA
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「いやね、みんなとまた年越せて良かったなぁって」
リヴァイ「年寄り臭ぇな」
ハンジ「酷いな」ケラケラ
リヴァイ「……まぁ、少しは分からなくもねぇが」
ハンジ「リヴァイ年寄り臭い」
リヴァイ「クソメガネ」
ミケ「リヴァイ、置いていくな」ノッソリ
リヴァイ「逃げ遅れる奴が悪ぃ」
ハンジ「ミケ! リヴァイ置いてきたの?」
エルヴィン「徐々にミケの影に隠れて席を立ってたな。ミケ、隣座るぞ」ガタッ
ミケ「リヴァイ、お前……」
837
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:49:10 ID:kOCw46nA
リヴァイ「ちょうど良かったんでな」
ミケ「仲間に裏切られた気分だ」ハァー
ナナバ「おや、集まってるね」
ハンジ「ナナバ! いらっしゃーい!」
ナナバ「いらっしゃいましたよ」ガタッ
エルヴィン「結局集まったな」クスッ
ミケ「まぁ、上官同士集まるのは仕方ないな」グビッ
ナナバ「みんな酒も強いからねぇ」
ハンジ「あ、あと5秒だ」
ナナバ「ちょっ、早っ」
リヴァイ「バタバタだな」
838
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:50:46 ID:kOCw46nA
ミケ「気づいたら明けてたって事もあるしな」
エルヴィン「楽しく過ごせているならいいじゃないか」グビッ
ナナバ「まぁ、そうだけど」
ハンジ「明けたー! おめでとーう!」
おめでとうございまーす!! カンパーイ!!
ナナバ「うわっ、あいつらまだ飲む気だ」
ミケ「毎度のことだ」
エルヴィン「明日ギリギリに帰省すると言っていた連中は寝坊しなければいいがな」
リヴァイ「ここで潰れる奴らは朝叩き起こす。掃除の邪魔だからな」
ハンジ「うーん、どっちがいいんだろうねぇ。寝坊で馬車に遅れるのとリヴァイに叩き起こされるの」
ミケ「究極だな」
〆
839
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/12/31(月) 18:55:29 ID:kOCw46nA
先に書くの忘れたwwまだ時間軸は通常。年明けて二回目くらいから記憶喪失は再開しやす
今年最後の更新
まだ見てくれてる人本当にありがとうな
良いお年をお迎えください
ではまた来年ノシ
840
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:08:32 ID:IDvCh43Y
【後に感謝】
ハンジ「ふわぁー。今朝も寒いなぁ」スタスタ
ハンジ「気がついたら部屋のベッドの上だったな」
ハンジ「リヴァイいなかったけど運んだのリヴァイだよね」
ハンジ「本人は……」ヒョコッ
――食堂――
お掃除リヴァイ「……」モクモク
ハンジ「うわぁ……新年早々」
お掃除リヴァイ「! 散らかしに来たなら帰れ」
ハンジ「お茶飲みに来たんだよ。ってかもう終わるんじゃないの?」
リヴァイ「まぁな」パサッ
841
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:09:04 ID:IDvCh43Y
ハンジ「みんな叩き起こしたの?」
リヴァイ「ああ。叩き出した」カチャッ
ハンジ「……ふふっ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「みんな馬車には間に合っただろうね」
リヴァイ「…………」カチャカチャッ
ハンジ「全く分かりづらいんだから」
リヴァイ「知らん」コトッ
ハンジ「ありがとう」
リヴァイ「ついでだ」
ハンジ「うん、ありがとう」
リヴァイ「……」
〆
842
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:10:04 ID:IDvCh43Y
【雰囲気に酔った】
ナナバ「あーいたたた……二日酔いだよ」
ハンジ「ナナバ、あけおめー」
ナナバ「んー、おめ。マスター、二日酔いに効くやつないかい?」ガタンッ
リヴァイ「誰がマスターだ。紅茶しかねぇよ」
ナナバ「それでいいや。ちょーだい」
リヴァイ「あ?」
843
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:10:50 ID:IDvCh43Y
ナナバ「それ“が”いいです。ください」
リヴァイ「……チッ」ガタッ
ナナバ「あったまいたい」ウゥ
ハンジ「珍しいね」
ナナバ「なんか飲みすぎたよ。飲みまくるあいつらにつられた」
ハンジ「あー、楽しそうだったもんね」
ナナバ「うー」
〆
844
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:11:44 ID:IDvCh43Y
【アールグレイはベルガモットの香り】
ミケ「ん? どうしたナナバ」ガタンッ
ハンジ「つられて飲みすぎたんだってさ」
ナナバ「二日酔いに効く香りってない? ミケ」
ミケ「それなら確か……」
リヴァイ「ほらよ」コトッ
ナナバ「あ、ありがと」
ミケ「……」スンスンッ
ミケ「アールグレイか」
ハンジ「そういえば私のもそうだね」
845
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:12:33 ID:IDvCh43Y
リヴァイ「……」カチャッ
ミケ「俺のか?」
リヴァイ「いらねぇなら引っ込めるが」
ミケ「いただく。ありがとう」
リヴァイ「……」
ナナバ「はぁ、美味しい。で、二日酔いに効く香りって?」
ミケ「あぁ、ペパーミントや柑橘系の香りだな」
ナナバ「…………」
ハンジ「なるほど、アールグレイね」
リヴァイ「……」
〆
846
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:13:26 ID:IDvCh43Y
【未来予想図】
エルヴィン「なんだ、みんなして集まってるのか?」
ハンジ「お、エルヴィンおめー」
エルヴィン「ああ、おめでとう。紅茶か?」
リヴァイ「……」ガタッ
ミケ「座っていれば出てくるぞ、紅茶」
エルヴィン「ここはお任せオーダーの紅茶屋なのか」ガタンッ
ナナバ「多分そう。マスターは目付きの悪い人類最強。気は利いてるよ」ズズッ
エルヴィン「? そうなのか?」
ハンジ「ふふっ、まぁね」
リヴァイ「ほら」カチャッ
エルヴィン「ああ、ありがとう。アールグレイか」スゥー
エルヴィン「良い香りだな」
847
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:14:07 ID:IDvCh43Y
リヴァイ「……」
ミケ「ベルガモットは柑橘系の香りだ。二日酔いに良い」
エルヴィン「そうか、なるほどな。ありがとう、リヴァイ」
リヴァイ「…………」ズズズズ
ハンジ「あ、ついでに自分のおかわりしたな。私にもちょーだい」
リヴァイ「まとめて作っておいた。そこに置いてあるから勝手に飲め」
ハンジ「もーらいー」
ナナバ「ハンジー、私にもー」
ハンジ「はいはーい」
ミケ「俺も頼めるか?」
ハンジ「はいよー」
エルヴィン「……給仕はハンジか。夫婦経営といったところか」フム
リヴァイ「てめぇは何を言ってやがんだ」
〆
848
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:15:46 ID:IDvCh43Y
【幸せな話】
ミケ「ハンジが給仕係か。なら俺は仕入れだな」
ナナバ「私は経理でもしようかな」
ハンジ「えー? 給仕手伝ってよ」
ナナバ「じゃ、ハンジも経理手伝ってよ」
ハンジ「そんじゃ、私らは経理兼給仕係ね。エルヴィンは?」
エルヴィン「マスターはリヴァイだからな。経営者にでもなっておこうか。
リヴァイには紅茶に集中してもらおう」
ハンジ「あー、そうだね。さらっと実権握ったけどそれがいいかもね」
849
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:16:23 ID:IDvCh43Y
ミケ「茶葉の仕入れ値や入れる茶葉の種類で揉めそうだな」
ナナバ「そこはミケが間に入らないと」
ミケ「俺か」
リヴァイ「…………」ズズズズ
ハンジ「リヴァイに異論はないみたいだよ。クッキーとか色々置きたいよね」
ナナバ「そうだね。軽食とか」
ハンジ「いいね! ねぇ、リヴァイ」
リヴァイ「…………」
ナナバ「エルヴィンには給仕も手伝ってほしいところだね」
エルヴィン「何故だ?」
850
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:17:11 ID:IDvCh43Y
ハンジ「客寄せじゃない? 女性客が来そう」
エルヴィン「裏に引っ込んでつまみ食いでもしておきたいが」
リヴァイ「つまみ食いすんじゃねぇよ」
ナナバ「エルヴィンとハンジは奥には来させないようにしよう」
ハンジ「え!? 私も!?」
ミケ「調理場は手伝うか」スンッ
リヴァイ「……無駄に具体的になってきやがったな。どうするんだ、これ」
エルヴィン「まぁ、いいじゃないか。たまには」ズズッ
リヴァイ「…………別にいいが」ズズズズ
〆
851
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/03(木) 22:17:49 ID:IDvCh43Y
あけましておめでとうございます
次から記憶喪失に戻ろうかね
ではまたーノシ
852
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/04(金) 00:22:00 ID:lkxnEzp2
あけおめ乙
なんか大人がこういう計画で盛り上がるの良いな
853
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 00:27:32 ID:pv88HJMI
なにそれ、その店行きたい
854
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:15:00 ID:LDuqVWwI
↑禿同
この4人
BARの店員とかも似合いそう
855
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:08:04 ID:dq9xoP.U
――――――――――――――――――――
↓ここから記憶喪失話
あらすじのようなナニカ
ひょんなことでリヴァイを意識してしまったハンジ
それに気づいたリヴァイがからかって遊んだ
ハンジがお怒り
856
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:08:41 ID:dq9xoP.U
41【敗北】
リヴァイ「おい」
ハンジ「…………」ペラッ ←本読んでる
リヴァイ「おい、クソメガネ」
ハンジ「…………」
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「…………」ペラッ
857
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:09:18 ID:dq9xoP.U
リヴァイ「…………」
ハンジ「…………」
リヴァイ「………………」ハァー
ハンジ「…………」ペラッ
リヴァイ「…………悪かった」ボソッ
ハンジ「分かればよろしい」パタンッ
リヴァイ「……チッ」
〆
858
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:09:50 ID:dq9xoP.U
42【あらぬ誤解が】
ハンジ「またあんなイタズラしたら本気で怒るからな」
リヴァイ「分かった」
ハンジ「私が本気で怒ったら兵舎中散らかりまくるからな!」
リヴァイ「分かったと言っている……いや、兵舎中はやめろ。他の奴らの迷惑だろうが」
ハンジ「リヴァイの所為だー! って叫びながら散らかすからな」
リヴァイ「お前な」
ハンジ「リヴァイが私を辱しめたからだーって」
リヴァイ「やめろ」
〆
859
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:10:29 ID:dq9xoP.U
43【近況報告】
エルヴィン「それで、記憶の方はどうだい?」
リヴァイハンジ「「さっぱりだ」」
エルヴィン「……仲が良いことだ。何か方法はないものかな?」
ハンジ「うーん、結構試してみたんだけどね。頭ぶつけてみたりとか」
エルヴィン「余計に記憶が無くなりそうだからやめておけ、ハンジ」
ハンジ「集めた文献や自分の書いた?物やらも読んでみたりしたけど全くだよ」
エルヴィン「リヴァイは?」
860
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:11:56 ID:dq9xoP.U
リヴァイ「同じく、だ」
エルヴィン「……そうか」
ハンジ「他に方法あるかなー?」
エルヴィン「…………ある」
ハンジ「えっ! 何なに!?」
エルヴィン「リヴァイ、ハンジ、お前たちはしばらく恋人として過ごせ」
ハンジリヴァイ「「――――――」」
ハンジリヴァイ「「はぁ!?」」
〆
861
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:12:49 ID:dq9xoP.U
44【指示】
ハンジ「なんだってそんなことになるんだよ」
エルヴィン「試せるものは全て試しておかなければな。何、てきとうにいちゃついてみればいいだけだ」
ハンジ「いちゃ……いや、無理だから」
エルヴィン「他に手立てはもうないんだろう?」
ハンジ「う……」
エルヴィン「まぁ、とりあえず二人で行動してみろ。デートにでも行ってくるといい」
ハンジ「でーと…………似合わねぇ」
リヴァイ「……」
エルヴィン「そうでもないがな。休みが合えばよく一緒に出掛けていたぞ?」
862
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:14:12 ID:dq9xoP.U
ハンジ「そんなこと言われても今の私たちは――――」
エルヴィン「今の記憶の頃から結構二人で出掛けていなかったか?」
ハンジ「――――ん?」
リヴァイ「…………」フム?
ハンジ「…………あれ?」
エルヴィン「行きつけがあるなら二人で行ってみるといい。何か発見があるかもしれんぞ」
ハンジ「…………んー、まぁ、一理あるね。行く? リヴァイ」
リヴァイ「……紅茶が切れそうではある」
ハンジ「んじゃ決まりだね。私は本屋ねー」
リヴァイ「本屋は最後に行くぞ」
863
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:14:44 ID:dq9xoP.U
ハンジ「えぇぇ!!」
リヴァイ「最初に行ったら動かねぇだろうが」
ハンジ「むー」
エルヴィン「…………」フッ
ハンジ「そんじゃま、出掛けてみるよ」
エルヴィン「あぁ、明日は二人とも休みにしておくよ」
ハンジ「マジで!? ありがとう! エルヴィン!」
エルヴィン「いや、礼には及ばんよ。その代わり……」
ハンジ「え?」
リヴァイ「……」
〆
864
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:15:16 ID:dq9xoP.U
45【でーと】
――次の日――
リヴァイ「…………」
リヴァイ(同じ兵舎にいながらなんだって待ち合わせしなければならねぇんだ)
リヴァイ(しかも遅ぇ)キンッ ←懐中時計
リヴァイ(何してやがんだ)カチンッ
ハンジ「…………リ、リヴァイ、お待たせ」
リヴァイ「やっと来たか。てめぇ、遅…………」
ハンジ「…………」キラキラー+
865
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:16:17 ID:dq9xoP.U
リヴァイ「――――」
ハンジ「いや、あの、なんか、ほら! エルヴィンが支度はナナバとか、ニファとかに頼めって言ってたでしょ?
そしたらその、寄ってたかって……」モジモジ
リヴァイ「……」ジー↓ジー↑
ハンジ「ス、スカートとか久しぶり過ぎてなんかスースーするし、髪もまとめられちゃって」ハハッ
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「軽く化粧まで……やりすぎだよね」アハハー
リヴァイ「…………」
ハンジ「あの……リヴァイ?」
リヴァイ「……まぁ…………悪くねぇ」フム
866
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:16:47 ID:dq9xoP.U
ハンジ「えっ?」
リヴァイ「行くぞ」
ハンジ「あ、う、うん」
ハンジ(えっと、あれ? 今の誉められたのかな?)
ハンジ(誉め、られたんだよね?)ムズッ
ハンジ「〜〜〜〜」ニヘー
ハンジ(ふはっ、やばい顔がゆるむ)ヘヘッ
リヴァイ「…………」チラッ
ハンジ(戻さないと)ムニムニ
リヴァイ「…………何やってんだ」
〆
867
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/10(木) 22:19:02 ID:dq9xoP.U
レスありがとうございます
Barって言うと表紙思い出すな、あれ普通の酒場だけど
幹部組めっちゃ似合いそうだな、Bar
長らくすみません……まぁ、何かとアレコレで……申し訳ない
多分日曜か火曜あたりで。ではまたーノシ
868
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:10:37 ID:fnozP.eM
46【でーと開始】
リヴァイ「……遅くなったのはそれが原因か?」スタスタ
ハンジ「えっ? あぁ、うん、そう。ちょっと抵抗しまくったからね」
リヴァイ「しまくったんならちょっとじゃねぇだろ」
ハンジ「だってさー、スカートはともかく、化粧って必要?
いらないって言っても『いーや、必要だ!』って許してくれなくてさ」
リヴァイ「…………でーと、とやらだからだろう」
869
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:11:36 ID:fnozP.eM
ハンジ「わーお、君からでーとなんて言葉が聞けるとは」
リヴァイ「うるせぇな」チッ
ハンジ「でーとで舌打ちはご法度じゃないかな?」
リヴァイ「クソメガネ、いいから行くぞ」
ハンジ「でーとの相手に向かってクソメガネとはね」ヤレヤレ
リヴァイ「本当にうるせぇクソメガネだな」チッ
ハンジ「うるせぇ、クソメガネ、舌打ちとフルコースで来たね」ケタケタ
リヴァイ「…………」
〆
870
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:12:24 ID:fnozP.eM
47【紅茶屋】
「いらっしゃいませー」
ハンジ「前に来たことあるね、ここ」
リヴァイ「あぁ、紅茶を売っている所はねぇかと聞いたらここを案内された。お前に」スッつ紅茶缶
ハンジ「そうそう、そうだった。“地図だけ書け、一人で行く”って不遜だったよねー」
リヴァイ「…………」
ハンジ「一人で行ったら怖がられるってのに」
リヴァイ「余計なお世話だ」
871
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:13:05 ID:fnozP.eM
ハンジ「本当にあなたって目付きで損してるよね。優しい人なのに」
リヴァイ「…………」
ハンジ「お? 照れた?」ヒョイッ
リヴァイ「照れてねぇクソメガネ」ガッ
ハンジ「ぬおっ! 顔掴むなよ、化粧が剥げるだろ」
リヴァイ「あぁ、悪ぃ」スッ
ハンジ「ふっ、素直」クスクス
リヴァイ「…………」
〆
872
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:13:50 ID:fnozP.eM
48【思い出の店】
ハンジ「あ、ここ、ここ」
リヴァイ「あぁ……この飯屋か」
ハンジ「“生きて帰ったら奢る”を遂行した店だね」
リヴァイ「…………」
ハンジ「……入ろうか」
リヴァイ「あぁ」
「らっしゃーい!!」
ハンジ「いつ来ても活気があるねぇ、ここは」
873
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:14:27 ID:fnozP.eM
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「これとそれとあれお願いねー」
「はいよ!」
リヴァイ「おい、勝手に決めるな」
ハンジ「ここに来たら大抵これ頼んでたじゃん」
リヴァイ「? …………あぁ、そうだったな」
ハンジ「でしょ?」
リヴァイ「………………」シワー
ハンジ「どしたの? 眉間にシワ寄ってるけど」
874
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:15:05 ID:fnozP.eM
リヴァイ「その記憶は今思い出した」
ハンジ「ん? その?」
リヴァイ「“いつも頼んでいるもの”だ」
ハンジ「あ、そう……だね。さっきまでここは奢った場所だったね……うん、あなたと何度も来てる」フム
リヴァイ「あぁ、お前と外に出ると大抵はここに食いに来る」
ハンジ「おお! 凄いよ、リヴァイ! ちょっと前進だよ!!」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!」
リヴァイ「…………」シワー
〆
875
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:16:00 ID:fnozP.eM
49【指摘できなかった】
ハンジ「ほんでふぁ、つひにひふところが」モグモグ
リヴァイ「口の中のもん飲み込んで喋ろ。汚ぇ」
ハンジ「んぐっ、そんでさ、次に行く所が本屋でいいよね?」
リヴァイ「本屋、な」
ハンジ「なんだよ、行くって言ったろ?」
リヴァイ「行くには行くが…………。!」スッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」ナデ…
876
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:16:54 ID:fnozP.eM
ハンジ「!」ドキッ
リヴァイ「ガキかてめぇは」ゴシッ
ハンジ「あ、ああ、口の端に付いてた?」
リヴァイ「バカが」ペロッ
ハンジ「!!?」
リヴァイ「?」
ハンジ「――――」ポカンッ
ハンジ(えっ? 今、指で拭ってそれ舐めた……よね?)
ハンジ(な、なんで? しかも口の端に付いてたのを……潔癖、のはずなのに……)
877
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:17:43 ID:fnozP.eM
ハンジ(…………恋、人だから?)
ハンジ「――――っ!」ガタッ
リヴァイ「? なんだ、いきなり口許抑えやがって……吐くのか?」
ハンジ「ち、違っ、」///フイッ
リヴァイ「??」
ハンジ(無意識かよっ! くそっ、私だけ動揺するとか腹立つ!)
リヴァイ「吐くなら便所に行け」
ハンジ「…………いや、吐かないから。食事中に便所とか言わないでよ」
リヴァイ「食事中に巨人の実験話する奴に言われたくねぇな」モグモグ
〆
878
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:18:24 ID:fnozP.eM
50【優しさ】
ハンジ「わっひょーい!! 本だ本だーー!!」
リヴァイ「騒ぐな暴れるな奇行種クソメガネ」
ハンジ「だってなかなか来れなかったからさー」
リヴァイ「今持っている本は把握しているのか?」
ハンジ「んーまぁ、大体」
リヴァイ「同じもの買うなんて間抜けなことするなよ」
ハンジ「大丈夫大丈夫。引き取ってくれる所知ってるから」
リヴァイ「それは大丈夫とは言わねぇ」
ハンジ「あ! これ続刊出てたんだぁ」ペラペラ
リヴァイ「…………もう聞いちゃいねぇな」ハァ
ハンジ「お、これは……」
リヴァイ「……」
879
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:18:59 ID:fnozP.eM
―――
――
―
「…………ジ」
「おい、ハンジ!」ガシッ
ハンジ「はっ!?」ビクッ
リヴァイ「いい加減、買うものを決めろ」
ハンジ「あ、ごめんごめん。夢中になってしまった。これとこれにするよ。待ってて」タタッ
リヴァイ「…………」
ハンジ「…………お待たせー」
リヴァイ「本当に待った」
880
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:19:51 ID:fnozP.eM
ハンジ「そこはそんなに待ってないって言うところだよ」
リヴァイ「うるせぇ」グイッ
ハンジ「あ、自分で持てるよ?」
リヴァイ「てめぇはこっちを持ってろ」スッ
ハンジ「……紅茶」
リヴァイ「本を持たせたら読みながら歩きかねん」スタスタ
ハンジ「…………そんなことしないけど」
リヴァイ「……」スタスタ
ハンジ「…………なんかムズムズしちゃうよ」ポソッ
リヴァイ「おい、行くぞ」
881
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:20:27 ID:fnozP.eM
ハンジ「あ、うん」スタスタ
リヴァイ「……」
ハンジ「……リヴァイ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「ありがとうね」フフッ
リヴァイ「…………何もしてねぇ」
ハンジ「私はありがたく思うところがあったんだよ」
リヴァイ「……そうか」
ハンジ「うん」ニコニコ
リヴァイ「………………そうかよ」スタスタ
〆
882
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/14(月) 23:21:17 ID:fnozP.eM
次はまた日曜あたりかね
ではまたーノシ
883
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/15(火) 02:35:15 ID:Z.Ay1KTY
乙
884
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:00:44 ID:1FwH5k9w
51【おねだり】
ハンジ「もう帰らないとねー」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「帰ったらそれ飲むの?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「ふぅん?」ジー
リヴァイ「…………なんだ」
ハンジ「いやぁ、私もその紅茶の味に興味があるなぁ」
リヴァイ「素直に飲みてぇと言えねぇのか」
ハンジ「飲みてぇ。飲ませろ」
リヴァイ「急に上からか」
885
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:01:20 ID:1FwH5k9w
ハンジ「飲ませてください、お願いします、リヴァイ様」
リヴァイ「……次は卑屈か」
ハンジ「どう言えばいいんだよ」
リヴァイ「普通に言え」
ハンジ「私も飲みたい!」
リヴァイ「勝手にしろ」
ハンジ「それ返事?」クスクス
リヴァイ「嫌なら来るな」
ハンジ「行きますー飲みますー」
リヴァイ「……勝手にしろ」
ハンジ「うん、勝手にする」ニコッ
リヴァイ「…………」
〆
886
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:01:54 ID:1FwH5k9w
52【密着】
ハンジ「また一緒に出掛けようね」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「だって、ほんの少しだけど思い出せたじゃないか!」
リヴァイ「あぁ……確かにな」
ハンジ「さすがはエルヴィンだよねぇ」
リヴァイ「……」
ハンジ「言うことを聞いてればなんとかなる気がするよ」
リヴァイ「……言うこと聞くだけってのもどうなんだ」
ハンジ「そりゃ自分でだってちゃんと考えるさ。負担ばかり掛けたくないからね」
887
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:02:24 ID:1FwH5k9w
リヴァイ「…………」シワー
ハンジ「ん? なんだか不機嫌かい? 眉間にシワ」プスッ
リヴァイ「指すな」ペシッ
ハンジ「ははっ、指したら伸びるかなと思ってさ」
リヴァイ「伸びるか」
ハンジ「まぁまぁ――わっ」ガクッ
リヴァイ「!」ガシッ
ハンジ「あぁ、ごめ――――」
リヴァイ「地面と仲良くしてぇのか」グイッ
ハンジ「――――っ」
888
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:03:03 ID:1FwH5k9w
リヴァイ「? おい、ハン――――」
バッ!
ハンジ「ご、ごめん。ありがとう」
リヴァイ「…………」
ハンジ「あはは、まさかなんにもない所で転びそうになるなんてね」
リヴァイ「……普段履かねぇような靴履いてるからじゃねぇか?」
ハンジ「あぁ、そうかも。服も慣れないしね」
リヴァイ「……」
ハンジ「さ、早く帰ろう。リヴァイの淹れた紅茶が飲みたいよ」
リヴァイ「……ああ」
〆
889
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:04:03 ID:1FwH5k9w
53【無意識の】
エルヴィン「やぁ、おかえり」
ハンジ「ただいま、エルヴィン!」
リヴァイ「…………」
エルヴィン「楽しかったか?」
ハンジ「うん。それに少しだけど思い出せたよ!」
エルヴィン「ほぅ?」
ハンジ「どうやら行きつけになっているらしい店で、いつも頼む料理を無意識に頼んでいたんだ」
エルヴィン「ふむ」
ハンジ「リヴァイとその店に行くと同じような料理を毎回頼んでたって思い出せたんだ!」
エルヴィン「…………」
890
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:04:47 ID:1FwH5k9w
ハンジ「リヴァイとはちょくちょく一緒に出掛けてたみたいだね!
エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!」
リヴァイ「…………」
エルヴィン「……そうか、役に立てたようで良かったよ」
ハンジ「今から今日買った紅茶をご馳走してもらうんだ! ね? リヴァイ」クルッ
リヴァイ「…………ああ」
ハンジ「それじゃね、エルヴィン」スタスタ
エルヴィン「ああ」
リヴァイ「…………」スタスタ
エルヴィン「…………」
エルヴィン「あれは惚気られたのかな?」
〆
891
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:05:24 ID:1FwH5k9w
54【紅茶の淹れ方】
ハンジ「はー、これだよこれ! 美味しいねぇ」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「リヴァイは紅茶を淹れる天才だね」
リヴァイ「手順を守れば誰でもできる」
ハンジ「えー? そうかなぁ?」
リヴァイ「…………お前は」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「…………」
ハンジ「何なに? どうしたの?」
リヴァイ「いや、お前は自分で淹れないのか?」
ハンジ「淹れることはあるけどこんなに美味しくはならないかな?」
892
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:06:00 ID:1FwH5k9w
リヴァイ「どうせ蒸らす間に何かに囚われて蒸らし過ぎてんだろ」
ハンジ「あー、それもあるけどリヴァイみたいに時計で計ったりしないせいかもね」
リヴァイ「ちゃんと見ていれば美味くなる」
ハンジ「今度頑張ってみるよ」
リヴァイ「絶対やらねぇな」
ハンジ「やるってば、やだなぁ。じゃあ今度お茶する時は私が淹れるよ」
リヴァイ「ほぅ?」
ハンジ「女に二言はないよ!」
リヴァイ「せいぜい美味く淹れろよ」
ハンジ「ふふふ、任せろ! やるときはやるんだからな!」
リヴァイ「そりゃ期待できそうだな」
ハンジ「おう、期待しとけ!」
〆
893
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:06:35 ID:1FwH5k9w
55【そのモヤモヤは】
――夜――
リヴァイ「…………」
ハンジ『さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!』
ハンジ『さすがはエルヴィンだよねぇ』
ハンジ『エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!』
リヴァイ「…………チッ」
894
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:07:14 ID:1FwH5k9w
リヴァイ(バカの一つ覚えみてぇにエルヴィン、エルヴィンと)
リヴァイ(人と出掛けておいて…………)
リヴァイ「…………馬鹿か」シワー
リヴァイ(何を考えてんだ、俺は)ハァ
リヴァイ「…………」
リヴァイ「…………本当に馬鹿だな、俺は」
〆
895
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/20(日) 23:07:50 ID:1FwH5k9w
乙ありがとうございます
次も日曜あたりに。ではまたーノシ
896
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/23(水) 16:16:46 ID:cdZ0F5Vo
記憶喪失やばいな
恋愛初期再びな感じでドキドキする
897
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/27(日) 22:05:29 ID:6FH33WsU
56【目的は】
ハンジ「お」
モブリット「どうしました?」
ハンジ「いや、これリヴァイのサインが無くてさ」
モブリット「本当ですね。もらってきますよ」
ハンジ「そうだね……いや、私が行くよ」ガタッ
モブリット「ですが」
ハンジ「気分転換しようと思ってたところだからさ」
モブリット「そうですか」
ハンジ「ついでに紅茶飲んでくる」スタスタ
モブリット「それが目的ですか……」
〆
898
:
◆uSEt4QqJNo
:2019/01/27(日) 22:06:03 ID:6FH33WsU
57【美味しい】
ハンジ「ふんふふーん♪」
ハンジ(あ、そういや今度お茶淹れるって約束してたっけ)
ハンジ(まぁ、今日は飲ませてもらおう)ウン
ハンジ(お休みの日にでも淹れてあげようかな)
ハンジ「お? 扉が開けっぱなしだ。空気の入れ換えかな?」
ハンジ「リー……」ヒョコッ
ペトラ「はい、兵長」コトッ
リヴァイ「ああ」…ズズ
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