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【艦これ】五十鈴「何それ?」 提督「ロードバイクだ」【2スレ目】

776 ◆gBmENbmfgY:2020/10/25(日) 22:38:37 ID:kmxiKmOo

『――反応速度。そして作業の並列処理。それには必ず限界がある。それを補うためだ』


 提督の指導は、的確だった。そこにはかならず意味があったのだ。

 提督としての最低条件にある『妖精が見えること』。その中でも歴代最高レベルの適正を持つ彼は、いち早く艦娘を強くするための術を理解していた。


 手足のように艤装が動く。

 誘導した敵を撃つために、居て欲しい位置に、駆逐艦たちがいる。


 提督の差配は、神がかっていた。


 その頃には『いけ好かない脳筋チビ』という印象が、『頭が切れる上に艦娘たち一人一人に根気よく向き合う強い少年』という印象に代わっていた。

 何よりもハートがあった。海を平和にするという強い意志を嫌でも感じ取れた。だからこそ、天龍もまた奮起した。

 天龍はすぐに頭角を現した。他の軽巡洋艦が着任しても、いつだって天龍が海のフロントラインに立っていた。

 鎮守府正面海域を突破したのは、天龍率いる水雷戦隊の、輝かしい戦果だった。まだまだ小さな一歩だったけれど、この鎮守府の魁として、その水雷戦隊の旗艦を務めたことは、天龍にとってはたまらなく名誉なことだった。

 この時の天龍の『両目』には、未来への期待に満ちていた。



 これは、天龍の黄金の記憶。


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