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【艦これ】五十鈴「何それ?」 提督「ロードバイクだ」【2スレ目】
507
:
◆gBmENbmfgY
:2019/12/04(水) 23:50:30 ID:x9H3IH0c
戦いの中で寄り添われた艦娘たちは、どれだけ嬉しかっただろう。どれだけ心強かっただろう。それが初月にも理解できる。
――堪らない男だと、初月は思った。子供と言っても過言ではない年齢なのに、しっかりとやることは大人だ。初月の目には、提督がとても好ましい男に映った。
翻って、自分はどうなのだ?
初月は思う。まだ初月は与えられる側に過ぎない。新人であるなしは関係がない。
まだ何一つ、提督に返せていないのだ。
そんな男の傍に立っても見劣りしない存在になるには、どうすればいいのだろう。
秋月「強くなりなさい」
照月「強くなるしかないわよ」
姉たちが口を揃えてそう言った。初月も同意した。心の底からそう思った。しかし大戦は終わった。既に戦果を挙げられる場所は欧羅巴圏や、亜米利加圏に僅かに残るばかり。
初月は既に、そこでも戦い抜けるだけの力は有していた。
ここに所属してからわずかに半年だが、されど半年――――修羅の鎮守府と呼ばれるここに所属する先輩艦娘たちが、惰弱を惰弱のままにのさばらせてくれるはずもなく、初月は相応のトレーニングを積んで強くなっていた。まだレ級はワンパンできないけれど、ワンツーで倒すことぐらいはできる。
しかし、そうして戦果を上げれば、彼にふさわしい存在になれるだろうか――自覚のない恋心が、初月を悩ませ、考えさせた。考えて考えて――考えても分からなかったので、提督を見ることにした。
気づいたのだ。彼はロードバイクが、本当に大好きだということが。
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