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勇者「世界が違っても変わらないものはありますよ」

1ジャガー大佐 ◆Gr8Y4GYMSs:2017/08/07(月) 00:46:25 ID:fMH4nUfs
初めましての方は初めまして 今までの作品を読んだことのある方はありがとうございます
このssはシリーズ作品の続きですこれを読む前に
美少女「君にどうしても言いたいことがある...」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1474346114/
男「この学校...やばすぎだろ...」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1474556109/l30
女「この学校に常識は通じない!」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1474930412/l30
男5「人生って何があるかわからないから面白いよな」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1486680427/l30
男妹「この学校にきて良かった...そう思うよ」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1495729469/l50
を読むことを推奨します 誤字、脱字など多いですがそれでもよろしければどうぞ

418以下、名無しが深夜にお送りします:2018/03/03(土) 23:26:39 ID:5nXREZX2
ついに心が折られてしまいましたね・・・

419ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/03(日) 23:46:54 ID:k39obQQc
女「ところで美少女...お前、大丈夫なのか?」

美少女(担任)「えっ?何が?」

女「何がって...お前、さっき取り憑かれてただろ?取り憑かれてから暫くの間は憑かれやすい体質になるんだよ この学校には霊が多いからな...今、女が結界を張っているけどな...普通なら顔に札を張るんだが...大丈夫なのか?」

美少女(担任)「えーと...よく分からないけど多分、大丈夫だよ!」

美少女(担任)(美少女ならこう言う...と思う)

女「本当かぁ?...ん?姉さんの姿が見えないな...まさか...神降ろししてるのか?姉さん?」

担任(美少女母)「ん?私がどうかしたか?ツクヨミ」

美少女(担任)(母さん! た、助かった...もし、ここでツクヨミにバレたら暫くこの事でイジられそうだからな...)

女「姉さん?...もしかして、母さんか?」

ガラガラ

美少女母「ん〜? 私の事を呼んだかしら〜」

女「母さん...分身か?...いや、神力が半分になってない...本人で...合ってるのか?」

美少女母「私は私よ〜 ヨミちゃん...もしかして、疲れてる〜?」

担任(美少女母)「無理は禁物だぞツクヨミ 早退するか?」

美少女(担任)「顔色も悪いし...本当に大丈夫?」

420ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 00:14:43 ID:P2s6iFPk
女(思い出せ...集会の時の姉さんはスセリだった...美少女の外見に何かしらの対策が見られない以上...きっと姉さんが取り憑いている筈...でも、そうなるとこの姉さんは一体? 母さんなら完璧に姉さんの振りが出来るが... でも、そうなると目の前に居る母さんが分身ではない以上、母さんが2人同時に存在する事に...そんな事はあり得ない筈が無いし...)アセダラダラ

カタトントン

女「ん?誰だ? 今、考え事をしててそれどころじゃ...」

男5「姉さん...姉さんが今どんな事を考えているかは分からないけど...多分、それ 考えるだけ無駄だぞ」

女「はぁ?お前に何が分かるんだよ」

男5「どうせ姉さんの事だから答えの出ない事についてあーだこーだ考えてるって姉貴が云ってよ このままだと倒れそうだから止めてくれって頼まれてさ 今日は姉さんの誕生日だろ? 主役の姉さんが倒れたら俺達も色々困るしな...取り敢えず、今の所はその問題は置いといてくれないか? 頼むよ な?」

女「...お前、私の誕生日の事 覚えていてくれたのか?」

男5「当たり前だろ 俺は姉さんの弟だぞ 忘れる訳ねーよ 冗談きついぜ」

女「私の誕生日を祝う為に...色々と準備をしてくれていたのか?」

男5「やべっ... 口滑っちまったな...ま、まぁ 一応な だが内容は内緒だぞ あっ!心の声聞くなよ! 台無しになるからな!」

女「分かってるさ 楽しみにしておいてやるよ」ニヤニヤ

男5「あーあ...サプライズで驚かせて嬉し泣きした姉さんを撮ろうと思ってたんだがやらかしちまったな...まぁ、これで姉さんが倒れずに済むならそれでいっか...会長もそう思うだろ?」

美少女(担任)「えっ!?...あー...まぁ、そうだね サプライズじゃなくなってしまったけど、女の誕生日を祝えなきゃ今までこの日の為に練って来た計画が全て水の泡だし...助かったよ ありがとう、男5」

男5「おっ、今の顔イイネ いただき」カシャッ

421ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 00:28:14 ID:P2s6iFPk
担任(美少女母)「そろそろ授業始めるから席に戻れよスサノオ...母さんもそろそろ校長室に戻ってくれ」

美少女母「分かってるわよ〜 もぅ...アマちゃんは相変わらず真面目なんだから...じゃ、私は戻るわね〜」

ガラガラ バタン

男5「じゃあ俺も席に戻るわ 姉さん、あまり考え過ぎるなよ」

スタスタスタ ギイッ ガタン

美少女(担任)(...さっきの母さんとあそこに居る私は本当に母さん...なんだよな...? 何だか分からなくなって来たな...)ウーン

422ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 00:36:20 ID:P2s6iFPk
女「どうした?美少女? 珍しくしかめっ面で考え事なんかして...悩み事なら相談に乗るぞ?あっ、私の誕生日関連だったら相談に乗れないか」

美少女(担任)「それは嬉しいけどさ...その台詞、さっきまで考え事で冷や汗かいてた女が言う?」

女「あー云ったなお前ー こうしてやるー」

女が美少女(担任)の顔を横に引っ張る

美少女(担任)「やふたなーこふぉー」

仕返しに美少女(担任)が女の顔を横に引っ張る

担任(美少女母)「お前達...いい加減にしろ! 授業が始められないだろ!」

女「ひぇぇ...ったく、お前の所為で姉さんに怒られちゃったよ...」ヒソヒソ

美少女(担任)「いや、女が先だからね...」ヒソヒソ

美少女(担任)(...こうして、ツクヨミと何かやって怒られるのも久し振りだな...とは言っても、今の私は美少女って事になっているが...)ニヤニヤ

女「怒られたのに何でニヤついてるんだ...お前...」アセアセ

美少女(担任)「あぁ...えっと...やっぱりいいや 言っても分かんないし」

女「はぁ?お前な...はぁ...姉さんがさっきからこっち見てるから我慢してやるよ...」

美少女(担任)(ツクヨミ...いい顔するようになったな...私の背中に居たお前が今ではこうして堂々としているなんて...昔は想像も出来なかったよ...)シミジミ

423ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 00:49:01 ID:P2s6iFPk
女「今度は何だよ...人の顔を見つめやがって...私の顔に何か付いてるか?」

美少女(担任)「いやね...女の顔、よく見たら綺麗だなって思ってさ」

美少女(担任)、黒板の方を向き、板書を写しながらそうはぐらかす

女「よく見たらって...この顔は私の娘の女がもし学生だったらをテーマに姉さんに作ってもらったんだが...そんなに良いか?」

女も黒板の方を向き、板書を慌てて写しながらそう返す

美少女(担任)「結構良い顔してるよ?自覚して無かったんだね...へぇ...先生が作ったんだ...知らなかったなぁ...」

女「あれ?以前にもこの事、言ってなかったか? まぁ、覚えてなくても構わないけどな...兎も角、今は授業中だ これ以上、無駄口利いてるとまた姉さんに怒られるからこの話はここまでな」

美少女(担任)「うん、分かった」

424ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 01:02:15 ID:P2s6iFPk
〜1時間後〜

担任(美少女母)「今日はここまでだな 黒板に書いてある事を書き終えた者から休み時間にしていいぞ」

そう言えると同時に教室中がうるさくなる

ギイッ ガタッ スタスタスタ

男「美少女、もう書き終わった?」

美少女(担任)「うん、終わったよ」

女「私関連の話になるなら席外すぞ?」

男「お気遣い結構 ちょっと2人で生徒会室行くだけだから」

美少女(担任)「そうそう じゃ、行こうか」ギイッ ガタッ

女「いつもならどうして行くか詮索するが...まぁ、今日は放っといてやるよ 行ってら」

男「行ってくる 次の授業までには戻ってくるから安心して」

女「バーカ 一々言わなくなったって知ってるよ 私達はそんな事を毎回言わなきゃいけない仲じゃないってのはお前が1番知ってるだろ」

男「ハハハ そうだったね」

425ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 01:15:13 ID:P2s6iFPk
美少女(担任)「そんな事言ってる場合じゃないでしょ 行かなきゃ」

男「うん、そうだね 行こう」

〜生徒会室〜

女の誕生日を祝う為の準備をしている男と美少女(担任)

男「そっちの方は大丈夫ですか?先生」カッカッ

黒板に祝いの言葉を大きく書きながらそう訊く

美少女(担任)「ああ...問題ない」

人数分のコップや飲み物などを用意しながらそう返す 本当は力を使う仕事をしたいと云っていた美少女であったが「会長にはあまり力仕事をして欲しくない」と皆に説得され、渋々了承してこの仕事になった

美少女(担任)「ところで男...こうして私がお前と2人きりで時間を過ごす機会はあまり無いだろうから聞くが...ツクヨミが何故人間態で居るか お前、知っているか?」

男「いえ...知りませんね そんな事、女から聞いたことありませんし 聞こうと思った事無かったので...」

426ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 01:34:46 ID:idsilTMA
美少女(担任)「そうか...あいつの2人の子供の体質を思い出せばその理由は分かる筈だ あの2人の体質はツクヨミから遺伝したものだからな」

男「えーと...確か、メイドさんは耳が良くて他の人の心の声が聞こえる 男7は目が良くて他の人の考えている事が見える でしたよね? という事は女は...目が良くて耳も良くて心が読める?」

美少女(担任)「その通りだ あいつは目と耳が良く、人の心が読める あいつの意志とは関係無くな 今でこそ、明るい性格だが昔はそんなんじゃなかった...人の心が読めてしまうという事は本音が分かってしまうという事だからな...その事を何気なく言ってしまい、相手を傷つけ自分も傷つき...あいつは私の背中の後ろに居ないと人と会話する事もままならない状態まで行ってしまった...家族以外の誰も信じられなくなってな...」

男「女にそんな過去が...」

美少女(担任)「あいつはあまり自分の過去を話したがらないからな...ましてや、嫌な過去になると尚更な...だが、お前は違う お前は今後もツクヨミと共に過ごしていくし それに子孫でもある あいつの息子、男がクラスメイトになったしな 知る資格があるんだよお前には」

男「そんな大袈裟な物、僕は持ってないですけど...それで、どうして女は明るくなったんですか? 人と結婚してますし 何か他人と話せるようになる出来事が無きゃそんな事起きませんよね?」

美少女(担任)「フレイヤと出逢った事だよ あいつと出逢い、友達になったお陰でツクヨミは私達家族以外と面を向いて会話が出来るようになった まぁ、言うなればフレイヤがツクヨミに他人を信じるようにさせたって事だな」

427ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 01:49:26 ID:idsilTMA
男「保健先生が...確かに、女と保健先生は仲良いですけど...」

美少女(担任)「そんな言葉じゃあいつらの関係は言い表せんよ フレイヤがツクヨミの事をどう思っているかは知らないが、少なくともツクヨミはフレイヤの事を親友だと思っているし、恩人とも思っている 昔、ツクヨミがそんな事を云っていた」

男「そんなに仲が良かったんですか...でもどうして仲良くなったんですか? 女は人の心を信じる事が出来なかったんですよね? 面を向いて話す事が出来なきゃそんな...友達になるなんて...」

男がそう言うと美少女(担任)は笑ってこう答えた

美少女(担任)「なに、簡単な事さ フレイヤが馬鹿だった それだけだよ」

ガラガラ

保健先生「私が馬鹿ってどういう事よ!」

凄い剣幕でそう言いながら保健先生は生徒会室に怒鳴り込む

男「保健先生!? どうして此処に? というか今までの話聞いてたんですか?!」

保健先生「美少女がツクヨミの昔話をし始めた所からね! 何で知ってるのかは後で聞くとして...私が馬鹿だからツクヨミが友達になったってどういう事よ!」

そう言って保健先生が肩を怒らせると美少女(担任)は冷静にこう言い放った

428ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 02:08:31 ID:idsilTMA
美少女(担任)「だってお前さ...初対面のツクヨミに対して凄い勢いで話しかけていただろ? ツクヨミが逃げようとしたら手を握って逃げないようにしてたしさ それでツクヨミがお前が傷付くような事言ったらお前、泣いて帰って行ったよな で、次の日になったら何食わぬ顔でまた来てツクヨミに話しかけてただろ? そんなの、馬鹿じゃなきゃまた来ようなんて思わないってだろ?」

保健先生「あれは...まぁ...私が悪かったかなって思っただけよ...無理矢理引き留めてまで話し掛けてたからあんな事言っちゃったのかなって私なりに真剣に考えたのよ それを...馬鹿だなんて...失礼でしょ!」

美少女(担任)「まぁ、馬鹿は誇張表現だったかもしれんな...謝るよ 正しくはお馬鹿だった」

保健先生「お、お馬鹿って...さっきよりはマシになったけど...おが付いただけじゃないの...ま、まぁ...確かに私は多少はお馬鹿かもしれないけど...」

美少女(担任)「まぁ、その話は置いといてだ お前がそうやって何回もツクヨミに話し掛けたからあいつも次第にお前と話すようになり、他人と向き合うようになった 感謝しているんだよ私はな 一度は心を閉ざしたあいつの心をお前が再び開いてくれたからな...」

保健先生「あの...さっきから何様のつもりで話してるの? というか、何で知ってるの?」

男「もしかして...保健先生...分からないんですか?」

保健先生「分からないって...何が? さっきから美少女がツクヨミの事をまるで家族みたいに話してる事?」

美少女(担任)「男...言っておくが私、さっきバルドルとロキにバレそうになったからな」

男「...保健先生...すみません...こんな事言うのは失礼ですけど...先生って確かにお馬鹿ですね...」

429ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 02:25:10 ID:idsilTMA
保健先生「えぇ!? 男まで...どうしてそんな事言うのよ!! 私、泣くわよ!!」

そう言いながら保健先生は涙目になる

男「まぁ...事情を知らないのは仕方ないですけど...今の美少女は先生なんですよ...分かる筈なんだけどなぁ...今の先生、自分の神力隠してないし...」

保健先生「??? どういう事?」

美少女(担任)「私だよフレイヤ アマテラスだ 訳あって今は美少女に神降ろししていてな...今は私がこの身体を使っているという事だ...とは言え、まさか気付かなかったとは思わなかったな...あの場に居たのはお前とツクヨミと私の3人だろ? 仮に私から美少女が話を聞いたとしても、美少女はツクヨミの事をツクヨミって呼ばないし、お前の事は保健先生って呼ぶだろ」

美少女(担任)は困惑しながらそう弁明する

男「それに...僕みたいに神力が視覚化される体質じゃないとしても、先生は主神ですからすぐ分かると思うんですよね 確かに美少女の神力もありますけど、それ以上に先生の神力を感じますし...分からない方が変ですよ...」

保健先生「な、何よ...2人して...そうよ!私は馬鹿よ!主神の神力感じてもアマテラスだって分からないただの大馬鹿者よ!」

美少女(担任)「そんなつもりで言った訳じゃないんだが...気を取り直して下さいよ 保健先生?」

保健先生「私だって...私だって一生懸命頑張ってるのに...オーディン様といい...ツクヨミといい...貴方達といい...皆揃って馬鹿馬鹿言って...もう嫌...元の世界に帰って引き篭もる...」グスングスン

そう言いながら床にしゃがみ込んで泣く保健先生

430ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 02:56:17 ID:idsilTMA
男「せ、先生...今のはわざと言った訳じゃないですからね...落ち着いて下さいよ...」アセアセ

美少女(担任)「分かっているさ...だが、自分の黒歴史に触れられて少しだけイラッとしただけだ...安心しろ、私は落ち着いている」ワナワナ

男「殺意丸出しで説得力皆無なんですけど...先生も保健先生も落ち着いて下さいよ ほら、笑って笑って こんな所、皆に見られたら大変ですよ」

保健先生「そう言いながら貴方もどうせ心の中で私を嘲笑っているんでしょ? そうよね!! そうに決まってるわ!!」グスッ...グスッ...

男「違いますって 感情的にならないで下さいよ 僕は保健先生の事、尊敬してますよ? 覚えてますか?去年、入学初日に僕が倒れて保健室に運ばれた時の事」

保健先生「忘れる訳無いわよ...入学初日に倒れる生徒なんて貴方以外居ないもの...」グスッ...

男「あの時、目を覚まして落ち込んでいた僕に保健先生がなんて言ってくれたか覚えますか?」

保健先生「えっと...確か...こんな事気にせず過ごしていけば良いのよ 寧ろ、印象に残って良かったじゃない この事をキッカケに大勢の人と仲良くなれるかもしれないわよ?...こんな事言った気がするわね」

男「ええ...僕はその言葉を送ってもらえたからあの後も学校生活を送れたんです 落ち込んでいた僕を笑いながら励ましてくれた保健先生があの時居てくれたから...僕は今、こうしてこの場に居るんです だから保健先生...いつもみたいに笑って下さいよ じゃなきゃ保健室に行った人が皆、陰気臭くなってしまいますよ」

美少女(担任)「お前のお陰で怪我をして暫く復帰出来なかった生徒も治った後に再び競技に参加しようと思えたって声を幾度と無く聞いている お前のその明るさが皆を前に進めさせたんだ お前が居なきゃ駄目なんだよフレイヤ お前が保健室の先生じゃなきゃ駄目なんだ 例えエイルに知識や技術で負けたとしても...お前にはその笑顔がある だから自分がやっている事に誇りを持て ツクヨミを救ってくれたその笑顔を見せてくれよ 泣かせた私が言うのも何だけどな...それに...今日はあいつの誕生日だ 親友のお前が祝ってやらなきゃ誰が祝うんだ」

保健先生「...そうね...こんな事で落ち込んでるとロキ達に笑われちゃうわ...それに、ツクヨミにもね...あの子は笑顔が一番似合うのよ でも私が笑ってなきゃあの子はきっと心配してしまうもの...よし!もう大丈夫よ 私は馬鹿だけど...でも、そんな事で落ち込んでいられないからね」

そう言いながら保健先生は立ち上がり満面の笑みを男達に見せた

男「それでこそ保健先生ですよ! ところで先生...さっき言っていた話と女が人間態で居る理由...まだ分からないのですが...」

431ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 03:13:25 ID:idsilTMA
美少女(担任)「お、お前な...あそこまで話したら分かるだろ? えーと...フレイヤ! 言ってやれ!」

保健先生「私に振る!? まぁ、いいけど...ツクヨミが人間態で居る理由よね? それはあの子が心の声や考えている事を読めたり聞こえたりしないようにする為よ さっきアマテラスが言ったようにあの力はツクヨミ自身にも制御しきれない力なのよ あの子の子供の2人はどうかは分からないけれども...幸せな学生生活を送って欲しいと願ったアマテラスが私にそう言って一緒にツクヨミの人間態を普通の人間みたいにしたのよ ツクヨミもその事は理解しているわ 見た目はツクヨミの要望通りにしたけどね 眼鏡は...あの子、ゲームよくやるでしょ? しかも毎日夜遅くまで だから目が悪くなって眼鏡掛けるようになったのよ」

男「あれ、ゲームのし過ぎで掛けるようになったんだ...じゃあ、神の姿に戻るのに眼鏡外すのは?」

美少女(担任)「カッコつけてるだけだ 別に眼鏡付けたままでも神の姿に戻れる その時は眼鏡も消えるし、 その状態からまた人間態になれば眼鏡を掛けるようにした だが...一々外すからその機能は使われていないがな...」

男「あー...女、すぐカッコ付けますもんね...」

保健先生「ところで、そろそろ次の授業始まるけど...大丈夫なの? やり残しは私がやっておくわよ?」

美少女(担任)「もうそんな時間か!? 不味いな、男!」

男「分かってます! 保健先生、頼めますか?」

保健先生「勿論よ 本当なら廊下は走らずにと言いたいけど...そんな事してたら到底間に合わないわね...怪我しないように気をつけてね2人とも」

美少女(担任)「了解だ 行くぞ男!」

男「はい!」

432ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/03/04(月) 03:14:51 ID:idsilTMA
一旦切ります

433ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 14:06:48 ID:wCTIjHo6
〜教室〜

女(まだ終わらないのか...結構時間かけてるな...)

ガラッ ガタガタ タッタッタッ ガチャン ストッ

次の瞬間、有無を言わせぬ勢いで扉が開き、男と美少女が入り着席をしていた 呆気に取られていた女だったが、きちんと扉が閉まっている事を確認して、急いでいる時もするべき事はしっかり行う2人の性格を改めて認識しつつ内心呆れ果てていた

女「お前らなぁ...まだ1,2分あるがギリギリだぞ...そこまで手間掛かるものか?普通...」

男「アハハハ...返す言葉が無いよ...あっ、そうだ 忘れる所だった 男4 僕達の担当の部分、まだ仕上がってないから次の時間も行くけど大丈夫だよね?」

男4「えっ!? 珍しいな...会長は兎も角、お前が居たのにまだ終わってないとは...別に良いけどよ...」

美少女(担任) (美少女ってそこまでズボラだと思われているのか...)

男3「...えーと もしかして、女...何やってるか分かってる?」

女「まぁ...大方はな...馬鹿な弟のお陰で今日が何の日か思い出したよ...」

女2「立て男5 お前の口の軽さは前々から気に入らなかったがここまで台無しにしてくれると一周回って感心する 今ここで、お前の性根を叩き直してやる」

女3「刀構えて言う事じゃないと思うけど...ほら、男5も構えないでって...」アセアセ

現国先生「授業やろうと思うんだが...大丈夫か?お前ら...」

痴話喧嘩から殴り合いに発展しかけるも仲介に入った現国先生のお陰で何とか大事にならずに済んだのだった...

434ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 14:19:37 ID:wCTIjHo6
〜1時間10分後〜

美少女(担任) (3限目も乗り越えられたか...やれやれ、それにしてもカグツチの教え方は雑だな...何故、採用試験に合格出来たのか未だに理解出来んよ...)

現国先生(なーんか今日の美少女から鋭い視線が度々感じるな...何かやらかしたか?俺...)

女「ほら、休み時間になったぞ 行って来いよ、お前ら」

男4「こいつに言われる何の為に行くか分からなくなるな...やっぱり前々から準備した方が良かったんじゃないか?」

男3「君が面倒臭いとか言ったから今日になったんだって事、忘れないでよね... はぁ...」

男「よく男4と友達関係続けられたな男3...」

男3「まぁ、彼の行動は友人の僕でも制御出来るものじゃないからね...吹き荒れる台風の前ではじっと耐える事が最大の対処法だよ」

男4「本人の前でそこまでこき下ろすかよ...ったく、さっさと行くぞ」

435ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 16:17:45 ID:wCTIjHo6
〜生徒会室〜

男と美少女(担任)の2人が準備を始めた数分で終わらせた事で男4達の手伝いに回れた為、予想より早く準備が終わる事が出来たのだった

男4「最初はどうなるかと思ったが...何とかなるもんだな...」

女2「なぁ...やっぱりこれ、やるべきか? 私は嫌なんだが...」

勇者「原案出したの女2だよね...」

女2「こんな事になるなんて思ってなかったんだ...軽弾みな発言なんてするべきじゃなかった...」

そう言いつつ机に項垂れる女2

436ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 16:20:14 ID:wCTIjHo6
女3「こう見えて女2は抜けてるからね...侍従揃ってこれだから困り物よね...」

男4「お前にまで言われると凹むんだが...」

そう言って女2の隣で項垂れる男4

男「ま、まぁ...そこまで落ち込む事は無いんじゃない? 話は変わるけど、男3...僕達の関係ってどうなるの? 年齢的にも君が兄?でいいのかな?」

男3「考えた事無かったなぁ...確かに今の君はお父さんの息子と言っても過言じゃないけど...弟ってのは変な感じだね...友人ってのはどうだい?」

男「...そこまで仲良かったっけ?僕達」

男3「僕とロキの関係程では無いけど僕は君を友人だと思っているんだけど...」

男「えっ?そうなの? てっきり、男3と男4ってお互いに友達居ないのかって...」

男3「いや、普通に居るからね 僕達2人とも よく誤解されるからこの際だし言っておくけど僕もロキも男色を好まないよ 僕達それぞれ家庭あるし...」

男4「えっ!? お前、結婚してるの!?」

男4以外の全員「「「えっ!? 知らなかったの!?」」」

437ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 16:30:50 ID:wCTIjHo6
男4「聞いてないし、知らなかったわ 何だそれ というか、結婚式の時、呼んでくれよバルドル!」

女3「だってあの時、あなた 熱出して寝込んでいたじゃない...それに、あなたの事だし 独自の情報網で知ってるかと...」

男4「知らないよ! 確かにそれなりに情報網広い方だけどさ...」

勇者「あの...横から失礼するけど...いい?」

男4「もういいよ...勝手に口出ししてくれ...」

勇者「男3と男4って仲良いよね? 同棲もしているし...だから、皆 2人間の事ならもう分かりきってる事だと思って言わなかったんじゃない?」

男4「...あり得るな あいつらの事だし、そう思って言わなそうだ...」

男3「...ロキ フォルセティの事は?」

男4「ん? ...あぁ、あいつか 正義の神だろ? そういや...あいつに会う度に『今後とも父を宜しく』とか云われるが...」

男3「やはり知らなかったか...フォルセティは僕の息子だけど...」

男4「マジか!? 全然似てないな! ...いや、待てよ よく考えれば性格めっちゃそっくりだわ...父親似か...」

438ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 16:49:03 ID:wCTIjHo6
女2「まさかご存知無いとは...」

男4「おい...まさか、お前...」ワナワナ

女2「バルドル様の奥様と御子息は存じております...」

男4「何でお前が知ってるんだよ!」

女3「私が教えたのよ...ほら、フェンリル達を紹介した時に偶々一緒だったから...」

女2の胸倉を掴み揺らす男4の手が止まる

男4「えっ...なに...?...フェンリル達も知ってるのか...?」

女3「そりゃ...ねぇ...だって、私がフェンリル達産んだのとナンナさんがフォルセティ産んだの1日違いだし...あなたとバルドルの仲が良いから家族ぐるみでの付き合いもあるわよ...」

男4「おい、バルドル という事はお前...自分の嫁さんが妊娠している時に、嫁さんほっぽかしてアングルボザの体調気にしに見に来てたのか!?」

男3「ナンナが行けって云って仕方が無かったんだよ ほら、彼女は服飾の神だろ? 君達の子供の服作るんだって張り切ってさ...三つ子だと分かったら尚更だし...」

男(バルドルの奥さんって服飾の神なんだ...)

439ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 16:56:31 ID:wCTIjHo6
男4「そういえばフェンリル達が産まれた時に服とかの準備が妙に良かったな...あれ、ナンナが作ったのか...そりゃ、出来が良いわな...今も世話になってる訳だし...」

男「何でそこで僕達の方を見渡すんだよ」

男4「いや、ナンナが立ち上げたブランド 結構有名処だぞ? お前達もよく着てるしな この前、担任の先生が着てたアレもナンナのブランドの奴だしな...」

美少女(担任) 「嘘!?」

男4「本当だよ 何で会長が驚くんだよ...ナンナは作るのは勿論、デザインするのも上手いんだ まぁ、服飾の神だから当たり前なんだけどな...」

男3「自分の妻の事を褒められると何かこそばゆいな...」

男4「事実だろ? 道理でよく郵送で服が送られて来る訳だ...俺以外別段驚かなかったのはそういう事だったのか...知らなかったなぁ...」

男3「じゃあ今度の正月、2人とも呼ぶかい? 君が知らなかったなら改めて紹介したいしね」

男4「頼めるか? フェンリル達も世話になってるならちゃんと礼言わないといけないし助かるぜ」

440ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 17:24:58 ID:wCTIjHo6
美少女(担任)「ねぇ...ずっと前から思ってたんだけどさ...どうして男3って男4達と同棲してるの?」

男「(えっ!?知らなかったんですか!?先生!)」ヒソヒソ

美少女(担任)「(北欧神話の主神の息子だぞ! 下手に聞けば一触即発だ そうなれば私の立場が危うくなり、皆に迷惑を掛ける 主神というのは結構辛い立場なんだ...)」ヒソヒソ

男「そ、そうなのか...」

男3「何か揉めてたけど...大丈夫かい?」

男「あ、あぁ...もう大丈夫だよ」

男3「えぇと...僕が男4達と同棲してる理由だったね ナンナの事はさっき話したよね?」

美少女(担任)「うん」

男(物凄い前のめりだな先生...)

男3「彼女が凄い心配性でね...こっちに来る時に僕が一人暮らしするって言ったら泡を吹いて倒れてね...暫く介抱して意識を取り戻したら今度はもうカンカンに怒ってさ...僕に何かあったら大変だって 僕は...まぁ...嫌だけど不死だからさ...大丈夫だって言ったらクロノスの事を持ち出してね...」

美少女(担任)「あぁ...主神の息子だもんね...」

441ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 17:27:56 ID:wCTIjHo6
男3「うん 僕を利用としてお父さん達を害する事をするかもしれないって心配してね...だったら一緒に住めばいいってアングルボザが云ってくれたんだ」

男「そうなのか?女3」

女3「ええ ちょうどお茶をしてた時だったからね...倒れた時は私も驚いたわ 彼女は心配性で有名だったけどあそこまでとはねぇ... 私達で良ければ一緒にどう?って言ったら大賛成で...でも住む場所に困ってたらフレイヤ様が家に来ればいいっておっしゃってくれたからご厚意に甘える事にしたのよ」

女2「そして、私も一緒に住みなさいと仰られて...断る理由なんて無いから今に至るという訳だ」

美少女(担任)「なるほどなるほど...わかったよ!ありがとう」

男(メモ取り出して書くの速いな先生...)

美少女(担任)「(母さんに唐突に大事な事云われるからな...いつでもメモするようにしているんだ 母さんの事はいいとしていつでもメモ出来るようにする事は社会人として大切な事だぞ?)」ヒソヒソ

男「(そ、そうなんですか...分かりました...)」ヒソヒソ

男4「また内緒話か? 今日のお前達は変だぞ...」

男「い、色々あってね...」

男4「何かあったら俺達にも相談しろよな...ったく...」

442ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 17:38:33 ID:wCTIjHo6
ガラガラ

保健先生「そろそろ4限目の授業だけど大丈夫? 体育だからすぐに着替えないと間に合わないと思うけど...」

男4「えっ!?体育なのか!?次の時間 持って来て無いぞ...不味いな...」

男3「ハァ...君の事だから忘れると思って君の分の体育着も持って来てあるよ」

男4「マジかよ 最高だなバルドル お前が友達で良かった」

男3「現金なんだから全くもう...ほら、行くよ皆」

保健先生「(雲行き怪しかったから助け舟を出したけど...迷惑だった?)」ヒソヒソ

美少女(担任)「(いやいや、助かったよ...すまんな、フレイヤ)」ヒソヒソ

保健先生「(今度、学食奢ってくれれば良いわ)」ヒソヒソ

美少女(担任)「(了解)」ヒソヒソ

男「おーい 行くよ美少女ー」

美少女(担任)「今行くよー」

保健先生(ふふ...貴女なりに今の状況を楽しんでいるようね...アマテラス...)

走って行く美少女(担任)の姿を温かい目で見る保健先生なのであった

443ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 17:57:51 ID:wCTIjHo6
〜1時間10分後 昼休み 校庭の広場〜

メイド「ふぅ...こんなものかな...あー疲れたー」

学校に結界を張り終えて横になるメイド そこに足音が近付く

担任(美少女母)「ご苦労 女 ほら、受け取れ」

ポン パシッ

メイド「おにぎりか...ありがとうお婆ちゃん アマテラス様が神下ろししてるから仕方ないとはいえ、その姿だとびっくりするよ...」

担任(美少女母)「ふっ...まぁ、そう言うな 私とて好きでこんな事をしている訳じゃないさ...言い忘れていたが神力で人払いをしたから暫くここに誰も来んよ...」

そう言って担任(美少女母)は隣に座る

メイド「ん?私に何か話があるの? ん!これ、美味しいね お婆ちゃんが作ったの?」

姿勢を正しつつアルミホイルの塊を1つ空けて頬張るメイド

担任(美少女母)「ああ...本当は私が食べる為に持って来たものなんだがな...」

メイド「ゴホッゴホッ えぇ!? じゃあ、これ...お婆ちゃんの昼食!? 食べちゃ駄目なやつじゃない」

444ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 18:13:38 ID:DN0qJoL2
担任(美少女母)「多めに作って来たから安心しろ 快眠する為に作ってきた物だがお前の役に立つならそれでいい」

そう言いながらメイドの背中を摩る

メイド「それ、お腹いっぱいになってお昼寝する為じゃない...自分が校長だって事、分かってるの?!」

担任(美少女母)「こいつは手厳しいな...アマテラスに云われるならまだしも、お前に云われるとは...」

メイド「これでもかつては大巫女と呼ばれた身だからね...やるべき事はしっかりやるタイプだよ、私は それで?話って?」

担任(美少女母)「お前にとってとても大事な事だ 2つある」

メイド「そりゃ大変だ...続けて?」

担任(美少女母)「1つ目は勇者の世界の事だ 厳密には魔王娘と呼ばれる存在の事だ」

メイド「あぁ...あの子? それが私に何の関係があるの?」

担任(美少女母)「彼女があの世界の美少女にあたる存在だ」

メイド「ゴホッゴホッ えぇ!? でも、美少女って未来の男だよね? どうしてそれが...あっちの世界にも対応する存在として存在している訳なの!?」

驚きのあまり咽せるメイドの背中を摩りつつ担任(美少女母)はこう返す

担任(美少女母)「男が美少女に告白した日、男は美少女の存在を認めた ...本人にその気は無かったけどな だが、その事がきっかけで無意識で男と美少女の固有神力『革新』が発動した 革新と言っても意味が分かり辛いだろうから解説するぞ この場合での革新は、今ある物を他の物に書き換える事 つまり、全ての世界で美少女を確立させたんだ」

メイド「嘘!? そんな事が...あの日に起きたの!? 運命を変える力とは聞いたけどそこまでの力とは...ん?でもおかしいな...勇者さんからは2人の神力は『変革』だって聞いてるけど...」

445ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 18:28:08 ID:DN0qJoL2
担任(美少女母)「あぁ...それはきっと覚醒したばかりの男が混乱して言い間違えたんだろう...変革と革新はよく誤用されるからな...それに、変革の神力は他の世界の物だ」

メイド「変革の神力の持ち主も居るんだ...ややこしいね...」

担任(美少女母)「あぁ...天皇をやっているよ...」

メイド「はぁ!? 日本の象徴であるアレを!?」

担任(美少女母)「厳密には似て非なる物だがな お前が云ったのはあの世界では『表の天皇』と呼ばれる者だ 彼は『裏の天皇』 陰ながら日本の平和を守る為に戦う戦士とでも言えば分かるか?」

メイド「大変だな...下手すれば政治に関わる立場だし...」

担任(美少女母)「政治といえば内閣総理大臣である男も居るぞ」

メイド「総理大臣!? まさか、まだ他にもとんでもない職に就いてる男が居るとか言わないよね...?」

担任(美少女母)「勇者、王様、メイドとかだな」

メイド「メイドって...今の私の格好みたいな?」

担任(美少女母)「うむ、それだ 男が固有神力に覚醒するきっかけとなる時間を稼いだのが彼...いや、彼女か? まぁ、いい その存在だ」

メイド「何か面倒そうな事聞こえたけどまぁいいや...どうせそのうち会う事になるんでしょ?」

担任(美少女母)「否応にな」

メイド「やっぱりね...」

446ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 18:46:08 ID:DN0qJoL2
担任(美少女母)「話が逸れたから戻すぞ 魔王娘がもうすぐこっちに来る 理由は分かるな?」

メイド「勇者さんの誕生日を祝う為でしょ? ...もしかして...私に関係あるってのは...」

担任(美少女母)「お前と男、お前の弟の方だ それと、ツクヨミ 3人でこっちとむこうの世界を渡すゲートを作ってもらう ゲートだけなら神であれば誰でも作れるが、そうじゃない こっちで過ごした時間分、あっちで過ごした事になるように調整した物だ それを行きと帰りの2回な これは魔王娘本人に直々に頼まれた事だ しっかり果たせよ?」

メイド「うわー 凄い疲れるやつじゃない...この事は母さんには?」

担任(美少女母)「まだ言っていない 男には言ったがな 今日、お前達2人で祝う予定だろ? その時に伝えてやってくれ」

メイド「気乗りしないけど分かったよ...で?2つ目は?」

担任(美少女母)「お前...何で車持ってないんだ?」

メイド「なんだその事ね...私、旅してたでしょ?居る場所安定しないから持ってても意味無いし、それに普通車免許持ってないからね 理由が無いから持ってなかったんだ」

担任(美少女母)「大型免許持ってるから大丈夫だろ バス運転出来るし」

メイド「あぁ、あれね...随分と前にお世話になった場所で幼稚園のバス運転する必要があったから取っただけだよ まぁ、更新してるけど...」

担任(美少女母)「あの頃のお前は面白かったな...皆の為に頑張るだって張り切ってたし 教え甲斐があった」

メイド「そうそう...って、えっ? 何で知ってるの?」

担任(美少女母)「あの時、お前に教えたの私だぞ? 当時、教育職から離れていたからな...偶々、地方で教習所の教官をやっていたらお前が来て教えたという訳だ」

メイド「偶然にも程があるでしょ...」

447ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2019/10/14(月) 18:47:24 ID:DN0qJoL2
一旦切ります

448以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/17(木) 21:37:53 ID:/UXnk2Y2
頑張ってて草

449以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/19(土) 00:48:20 ID:MLwbxvVw
程度の低い腐れ脳味噌からクソみたいな妄想しか吐き散らかせないのは仕方ないことだ
好きにしろと思ってたが、目に入っちまったよ

>お前が云ったのはあの世界では『表の天皇』と呼ばれる者だ 彼は『裏の天皇』 陰ながら日本の平和を守る為に戦う戦士とでも言えば分かるか?

なにこれ。極めて不敬かつ不快なんだけど。本当にモノを知らないな?
『日本の象徴であるアレ』って何?
書き手の不出来さを投影したような知性のないキャラクターとはいえ、「アレ」呼ばわりさせるとかふざけんのも大概にしとけよクソガキ
フィクションであろうと書いちゃいけないものってのがあんだよ
何がアレだよクソの分際で
臭いからオブラートに包んで言うけど、どっか高いところから飛び降りてくれないか?

450以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/19(土) 06:57:51 ID:uVvFxg66
書き物におけるタブーも知らないとかどうしようもないな
書き手の浅学が滲み出てる
つーか普通恐れ多くて書けんよ
まともじゃねーわ

451ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 05:06:54 ID:Qlp3X1Zg
担任(美少女母)「まぁ、偶然であれ必然であれ私がお前の免許取得を手助けした事には変わりは無いさ それで? 大型免許持っている以上、車は運転する事ぐらい造作ではないだろう? まさか、運転のやり方を忘れたとか宣う事はあるまい? 今のお前の居住先は私が管理している物だ 充分車を停められるスペースはあるぞ?」

メイド「運転方法は覚えてるって...ただね...ほら、車って燃料定期的に入れに行かなきゃいけないでしょ? アレが面倒でどうも...それに、車検とか色々やりなきゃいけないしさ...そうなると、お金が今の倍は稼げないと駄目だし...」

担任(美少女母)「面倒って...はぁ...やはり、お前はツクヨミの娘だな...親子揃って面倒臭いって云うか...金なら私が出せばいいだけだろ 遠慮は不要だぞ? 私とお前は祖母と孫 別に援助した所で文句は言われまい」

メイド「その姿と声で云われると何か変な感じするなぁ...それに、ただでさえ助けてもらってるのにこれ以上してもらうのは流石にどうかと思うよ? 大体、私には自転車が合ってると思うんだよね 車は渋滞した時に動けないけど、自転車なら小回り利くから迂回して通る事出来るしさ」

452ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 05:26:38 ID:Qlp3X1Zg
担任(美少女母)「あぁ、その事で1つ言うべき事があった事を今思い出した お前な...多少は点検してるだろうが...自転車がボロボロだぞ? 此処に来る以前から大分使っているようだが...」

メイド「昔、お世話になった人に貰ったものでね...もう何十年前になるんだろう...随分昔のモデルだから、簡単な手入れしか出来なくてさ...部品交換したくても今の私には高くて出来ないし...」

担任(美少女母)「あそこまでガタが来ていると買い替えた方が良いな 思い入れがあるのは分かるが、それで怪我をされては私は疎か、お前の母親であるツクヨミ、そしてお前の弟や勇者が心配するだろ 分かった 車の件は諦めよう ただ、自転車は買い替えろ その分の費用諸々は私が出す 安心しろ、防犯登録なり面倒な事は全部やってやるから これくらいはやらせてくれ な?」

メイド「うーん...まぁ...お母さん達に迷惑掛けたく無いし...じゃあ...ご厚意に甘えさせて頂きます...」

担任(美少女母)「決まりだな じゃあ、今日の夕方には届くようにしておくから」

メイド「えっ!? 流石に早すぎない!?」

担任(美少女母)「私の人脈を舐めるなよ? ではな...そろそろ私は戻るとするよ お前はもう少しゆっくりしていけ」

そう言って立ち上がりながら、担任(美少女母)はメイドが食べ終えたおにぎりが入っていたラップを回収する

メイド「ごめんね...迷惑掛けちゃって...」

担任(美少女母)「気にするな それに、その言葉はツクヨミに言うんだな あいつの方が私の何倍もお前の事を心配しているぞ」

そう言い残して担任(美少女母)は校舎へ戻っていった

メイド「• • • • •」

453ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 05:46:07 ID:Qlp3X1Zg
一方その頃、生徒会室では...

男4「さぁ、現在 男3と女2のチームが2ポイント有利で進んでいます」

女3「ここから巻き返す事は充分可能なので他のチームも諦めないで下さいね」

女「...めっちゃ恥ずかしいんだが...」

そういう女は今日の主役と書かれたタスキを付けて椅子に座っていた

女2「安心しろ 企画を立てた私の方がもっと恥ずかしい というか、後悔している...あの時は疲れていて変なテンションだったからな...」

男3「まぁ、いいじゃないか 僕はいいと思うよ? ただ渡すのもつまらないし、クイズでポイントの高い順に女にプレゼント渡す順番決めるってのもさ」

女「だからって...さっきから私の事ばかりじゃないか...おい、進行のバカ夫婦 他に何か無いのか」

男4「バカは余計だ そうだな...じゃあ、こういう形になるが...後悔するなよ? 問題 昔、先生が幼い頃に女と喧嘩...」

ピンポン

女3「はい、男と美少女チーム」

美少女(担任)「おやつの最後の1つをどっちが食べるか」

女3「正解 ...何で分かったのかしら...」

男「(あの...先生...)」ヒソヒソ

美少女(担任)「(私だってそういう頃はあったんだよ!)」ヒソヒソ

454ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 05:51:45 ID:Qlp3X1Zg
美少女(担任)「おほん この前、偶々先生に聞いたからね それと女 後で覚えといてね...」

女「めっちゃ怖っ!」

男4「続けるぞー 問題 中学の頃、会長が...」

ピンポン

男4「はい 勇者と女4チーム」

勇者「デザートを無理矢理取った」

男4「正解 これは全文言った方がいいな 中学の頃、会長が給食時に女にした行動は何でしょう 答え、デザートを無理矢理取った」

勇者「以前、愚痴られたのを聞きまして...」

女「今は少なくなったが昔はマジで酷かったな...結構、楽しみにしてたの取られたし...」

美少女(担任)「それは...ごめん...」

女「気にすんな 今となってはそれも思い出の1つだよ 今こうしてここに居る事自体、私には有難い事だからな...」

455ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 06:08:45 ID:Qlp3X1Zg
男「女...」

女3「しんみりしていますが、クイズは続いていますよー 問題 男5が...」

男5「俺も問題に出されるのかよ!」ピンポン

女3「はい、男5と許嫁チーム」

男5「えーとな...姉さんに関してだろ? じゃあ...冷蔵庫に取っておいたプリンを黙って食べた」

女3「正解 情報提供元は先生ね」

女「お前か! あのプリン、楽しみにしてたのにー」

男5「今度、弁償するから今は勘弁してくれ...」

男3「食べ物で被害多いね...」

女「まぁ、姉と弟に挟まれているからな...昔からこういう事は多いよ...」

女3「ふーん...じゃあ、こういうのは? 1年前、先生のティーカップを割ったのは...」

456ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 06:16:12 ID:Qlp3X1Zg
ピンポン

女3「はい、勇者と女4チーム」

女4「...お母さん?」

女3「正解でいいわよね?」

男4「女4は女の事そう呼んでるしな 正解!」

男5「割ったの姉さんかよ!めっちゃ怒られたんだからな!あの時!」

女「うるせー いつも散々庇ってやってる身にもなれ!」

女2「人の事言えないな...」

男4「おっと、次で最後になります 正解したチームには3ポイント差し上げますよ!」

女「やっと終わるのか...」

男4「これは女の家族有利な問題だな...問題 昔、女が子育てをしていた時に1番困っていた事は?」

男5「俺は知らねえ...姉貴は?」

許婚カキカキ

男5「こんな時まで書くなよ!」

457ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 06:23:24 ID:Qlp3X1Zg
ピンポン

男4「おっ?答えられるか? 男と美少女チーム」

男「男7の好き嫌いの激しさ」

男4「正解! 因みに何で分かった?」

男「以前、女が云ってたのを覚えてたんだ」

女「言ったっけ?」

男「云ったよ!」

男(本当はさっき先生に教えてもらったんだけど...内緒にしておこう...)

男5「今書き終えるなよ! なになに? 女の障子をよく破った事?」

女「それは2番目だな いやーあの頃はよく障子貼り替えたっけ...」

勇者「意外ですね...メイドさんは兎も角、男7さんにそんな過去が...」

女「昔のあいつは手が焼けたんだよ だからこの前再会した時に全く変わっていて驚いたな...」

458ジャガー大佐 ◆HCXVzGJ95I:2020/10/19(月) 06:25:26 ID:Qlp3X1Zg
一旦切ります


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