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触手「転生先が触手とか詰んでね?」
1
:
◆k93Gc42qOc
:2017/07/13(木) 22:39:36 ID:WSjX3Y5s
触手「う……うぅ……? まぶしっ……えっ? なに? ここどこ?」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/17(水) 03:04:19 ID:g6ImJefo
この作者はきっと虫が大量にいる画像とか大好き
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/17(水) 12:23:49 ID:WiAXX6us
そんなあなたに
https://m.youtube.com/watch?v=e1apLTfvdTc
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/17(水) 13:14:32 ID:9OULBRBU
>>241
PS2のsimpleシリーズで虫が大量に襲ってくるゲームあったよね
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/17(水) 15:55:48 ID:WiAXX6us
>>243
さあ君も
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/23(火) 14:07:48 ID:m63VDejQ
撤退は許可できない
246
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:35:03 ID:62seofbY
・・・
触手「はぁ、ふぅ……ひぃ、へぇ……」 クテクテ
緑小鬼1「……」 ササッ...キョロキョロ...チラッ
触手(つ、つかれた……結局、あのペースで何度も行って戻って行って戻っての繰り返し、とか……そろそろ、限界) グデデッ
触手(や、ヤバイ……腕がプルプルしてきた……これ以上はマジで、マズイかも)
緑小鬼1「……〜〜〜」 ガチャ
247
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:36:07 ID:62seofbY
触手(お……おぉ? 岩に腰掛けて……って事は、ひょっとして)
触手「休んで良い……って事だよな? ……は、はぁぁぁ〜〜」 ...ダルーン
女の子「ッ! 〜〜〜? ……〜〜〜〜」 オロオロ
触手(う……マズイ、完全に余裕じゃないのがバレて……あぁでも空元気を出して見せる余裕が)
女の子「……」 ソッ...ナデナデ
触手(うぐっ!? ……お、女の子に撫でられ……気遣い、なんだろうけど……大の男としては、こう……なんとも言えない情けなさが)
248
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:37:20 ID:62seofbY
緑小鬼1「……〜〜」 ゴソゴソ...ポーン
触手「へっ? おっわ! っとと……い、いきなり食べ物を投げるとか、おまっ」 グネネッ
緑小鬼1「……」 ガブッ...モグモグモグ
触手(聞いてねぇ〜〜……いや、いけない……イラついてる時間がムダだ、いまは体を休めるのが最優先……っと、その前に)
触手「ハイ、どうぞ」 スッ
女の子「……? 〜〜〜〜〜?」 キョトン
249
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:39:18 ID:62seofbY
触手「え〜っと……魚をバツ、で……虫をマル……っと、これで伝わるかな?」
触手(まともな食べ物がある内は、ちゃんと食べて欲しいしね……俺は虫を食っとけば良い訳だし)
女の子「〜〜〜……〜〜〜」 コクリ
触手(おっ、伝わったっぽいな……だいぶこのやり取りも慣れてきた感があるな)
触手(……この子としてるやり取りの半分くらいでもアイツとやり取りが出来ればなぁ)
緑小鬼1「……」 ガツガツ...ゴクン...ゴソゴソ
250
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:41:16 ID:62seofbY
触手(……無い物ねだりしても仕方がない……こうして一緒に行動してくれてるだけでも凄い事なんだし)
触手(それに、ペース配分がキツイのはアレだけど……安全なルートの見極めに関しては確かみたいだ)
触手(……もし、他の仲間と合流できたら……その時、俺は……)
触手(…………そう言えば、魚を食べたけど何か変わったのかな?)
触手(大百足の時みたいに色が変わるでもないし、蝙蝠の時みたいに何かぎできるようになった感じもない)
触手(今までみたいに食べた物の影響があるとしたら……水の中で息ができるとか?)
251
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:43:05 ID:62seofbY
触手(もしそうだとしたら、どこかで試しておきたいな……いざって時に思ってたのと全然違いましたじゃ困るもんな)
触手(って言っても、こんな洞窟の中でそう簡単に潜ったりできそうな水なんて)
......パシャッ
触手「んっ? いまの音って水の……?」
緑小鬼1「……」 ポコポコッ
触手(アレは……そっか、水を汲んで……あ、もしかしてあの水場があったから休憩を……?)
252
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:44:47 ID:62seofbY
緑小鬼1「……ッ……〜〜〜〜!」 バシャバシャ
触手(あれ? なんだろう水を……叩いてる? 突然どうしたんだ?)
緑小鬼1「〜〜ッ、〜〜〜〜!」 ズズッ...ズブブブ
触手(……は? えっ、なんだアレもしかして……水に引きずり込まれてないか?)
女の子「……? ッ!? 〜〜〜〜〜!」 アセッ
触手(っ! この子も焦ってるって事は、やっぱりヤバイことになってるのかアレは!)
253
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/24(水) 16:45:48 ID:62seofbY
緑小鬼1「〜〜〜〜! ッ! 〜〜〜〜!!」 ブンブン
触手(手を振って……なんだ? 助けてくれって事か? それとも、来るなって事なのか? あぁもう、わからん!!)
触手「まずは助けてみて、違ったなら……その時はその時だぁっ!!」 ビュルルッ、ギチッ
緑小鬼1「〜〜〜〜〜〜!?」 バタバタ
触手(あぁぁぁ、頼むから暴れないでくれって! ただでさえ体が小さい上に、右手側が水に引きずり込まれてて掴めそうな所が少ないんだからさぁっ) グチチチッ
女の子「〜〜〜〜! 〜〜〜、〜〜〜〜!?」 ワタワタ、ゴソソッ
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/26(金) 00:37:56 ID:.lxqa2ME
あれこれやっぱり二人目以降のゴブリン死んでるんか?
255
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/29(月) 23:58:34 ID:ldPLeGcM
触手(? なんだ? 荷物をあさり始め……っ!? お、おぉぉ? んなっ、なんだよこの引きはっ!? ) ...ズッ
緑小鬼1「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」 ギャーギャー
触手(や、ヤバイ! 引きが強過ぎるっ……このままじゃ、俺まで水に引きずり込まれるっ!) ...ズズッ
触手(だけど、これ以上強く踏み留まろうとしたら、水に引きずり込まれるより先に、あいつの体が裂けちまう……かも) ...ズズズッ
触手「あぁもう! どうしてこうも、行く先々で厄介な事になるんだよ……っ、クソォォォ!!」
女の子「……〜〜〜、〜〜〜……〜〜!」 ...バララッ、ボウッ!
256
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/29(月) 23:59:57 ID:ldPLeGcM
触手「う、おわあぁっ!?」 ビククッ!
触手(す……スゲェ! 水の中なのにすごい勢いで燃えてる! あっ! アレってもしかして火起こしに使ってた赤い砂か?)
触手(いや、あの時のより少し粒が大きい……ひょっとして火の勢いが強いのはそれが関係して?)
ズズッ...ジリッ
触手(っ! しめた! 引きずり込む力が弱まってきてる! これなら……っ、あと……少しで……っ!) ...ギチッ
女の子「…………ッ」 クラッ
257
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:01:17 ID:RbzIM3f6
緑小鬼1「〜〜〜〜〜ッ」 ...ミシシッ
触手(っ、アイツの腕も限界か……だけど、これならギリギリで引っ張りだs) ...ググッ
女の子「……ッ、〜〜……ッ」 カクンッ
ボボボッ、ボッ……ボ……フシュウ
触手(っげ!? 火が、消え)
コボッ……ゴボブボボボボッ!!
258
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:02:49 ID:RbzIM3f6
触手(んなっ!? 水が、おおいかぶさっ……っ) グイッ! ポイッ
女の子「……ッ!?」 ドサッ
ザッポォォアァアアァン!!
触手(よ……よし、咄嗟だったけどあの子だけは何とか……って安心してもいられないな、コレは……っ) ...ギギギッ
触手(ただの水じゃないとは、思ってたけど……全身が、水に締め付け……られてるみたいだ……っ)
緑小鬼1「……ッ……」 モゴモゴ
259
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:04:07 ID:RbzIM3f6
触手(くっ、アイツも完全に水に呑まれて……このままじゃ俺もアイツも……っ)
触手(せめて、アイツだけでも外に!……いやダメだ、ほとんど身動きできない状態で、ここから押し出すなんて)
触手(ヤバ……圧力が増して……意識が、とお……く……?)
女の子「〜〜〜〜……〜〜! 〜〜〜〜〜!!」 ヨロッ
触手(んなっ!? ばっ! バカ! なんでこっちに! ダメだ! 近づいたらキミまで呑まれ……)
触手(…………そうだ、ダメなんだ……ここで、あの子を逃したとしても……あの子一人じゃ、遠からず)
260
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:06:36 ID:RbzIM3f6
触手(……だってのに、俺が……こんなところで、大人しく死んでられるか!!) ゴボボボッ
触手(だけど、どうすれば良い? 水から出ようにも、こんなに締め付けられてちゃ……締め付け、られてる?)
触手(……! そうだ、そうだよ!! 俺は"締め付けられてる"! なら、この水もただの水じゃないはず……って事は……!)
触手(この水みたいなのも、多分モンスター! いまの俺はモンスターに飲み込まれてるような状態ってことになる、だったら!)
触手(内側から! 飲み干してやらぁぁぁああぁあぁ!!) ...ズオォオオォォォオッッ‼︎
......ズ......ズズッ
261
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:07:58 ID:RbzIM3f6
触手(よ……よし! 少しずつだけど、水の量が減っ……て……?) ボゴゴゴゴ
触手(な、なんだなんだ!? 周りの水が急に! わ、わ、わっ!?) ギュオオオッ!
触手「お、おわぁぁあぁっ!!?」 ボフゥゥッ‼︎ ドベチャ!
触手(なっ、何が? ……いや、もしかして……吐き出された、のか?) ベトトッ
触手(そうか、俺が内側から飲み干そうとしたもんだから堪らず……予想外だったけど、出れたなら結果オーr)
女の子「!? 〜〜〜〜! 〜〜〜〜〜!!」 ワタワタッ
262
:
◆k93Gc42qOc
:2018/01/30(火) 00:09:38 ID:RbzIM3f6
触手「……? えっと、何を慌てて……?」
緑小鬼1「……ッ……ッ!!」 ブクブク
触手(あ……あぁぁっ!? 忘れてたぁっ!!)
...ズプププ
触手(ん? あれ? 何だかさっきより下の方に沈んでいって……って、もしかして水場の深い方に逃げてってるってことか!?)
触手「ちょっ、まっ! ソイツも置いてけぇぇっ!! 」 シュバババッ
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/03(土) 04:36:11 ID:lY15kOlI
おつはよ
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/05(月) 10:00:35 ID:ImJNNKwc
1ヶ月経ったぞ!
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/06(金) 05:40:37 ID:wG8h0/8E
これ終わったん?
266
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:07:38 ID:QG6btc4.
・・・
...リィィィィィッ
触手(周囲に生き物の反応はなし、と……この分なら追いかけられてはいなさそうだな)
触手(何とかかんとか、あの水っぽいのから引きずり出したら、あとは逃げ回るのに必死だったからなぁ)
触手(咄嗟に来た道じゃない方に突っ走ったのは確かだけど……結構坂を登ったり降ったりしたのが果たして吉と出るか凶と出るか)
女の子「……」 スゥ...スゥ...
267
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:09:39 ID:QG6btc4.
触手(この子はこの子でグッスリか……いや、昨日今日と立て続けに色々あったもんな)
触手(……昨日の食事の後は少し血色が良くなったかと思ったけど、また少し悪くなってるな)
触手(怪我や食事不足が主な原因としても、あの魔法を使うのが負担になってるのは間違いなさそうだし)
触手(殆どモンスターと出くわさないとは言え、出くわす度にヤバい状況になってばかりじゃ消耗するばっかりだ)
触手(いっそのこと、安全そうな場所を探してしばらく安静に……いや、ダメか)
触手(絶対に安全な場所なんて確保できそうにないし、食料だって多くない……時間が経つほど消耗していくのは目に見えてる)
268
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:10:36 ID:QG6btc4.
触手(そうなるとやっぱり、出来るだけ早く地上を目指すべきなんだろうけど……)
女の子「……」 スゥ...スゥ...
緑小鬼1「……」 ギギギギ...フヒュルルル
触手(地上……地上か……どんな所なんだろうな)
触手(流石に洞窟を出たらそこは大都会、なんて事はなさそうだけど)
触手(あの時の冒険者二人は普通の人間っぽかったけど、こっちの二人は明らかに人間じゃないし)
269
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:11:42 ID:QG6btc4.
触手(ひょっとしたら俺みたいなのも別に珍しくなくって、あっさり受け入れてくれる可能性だって)
触手(そうだよ、あの二人組に出くわした時は意思の疎通が出来なかったけど、今度はあの子も一緒なんだ)
触手(大丈夫、今度はきっと……)
...ゴソッ
緑小鬼1「……〜〜……?」 ムクリ
触手「……! 意識が戻ったのか! 良かった……もし目が覚めなかったらどうしようかと」 ウネッ
270
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:13:40 ID:QG6btc4.
緑小鬼1「!! 〜〜〜ッ!?」 ババッ
触手「っと……ちょっ、待て待て待て! 落ち着いてくれって大丈夫だから、何もしないからホラ」 ウネウネ
緑小鬼1「……」 ジリジリ
触手(あぁ、もうくっそ……死にそうな目にあいながら助けた上に、腕の応急処置までしたってのにこの反応とか……本当に助けがいが無いというか) クテリ
触手「……まぁ何はともあれ、目が覚めたんなら良しって事にしますかね……っと」 ゴソソッ...ポイッ
緑小鬼1「〜〜!? ……ッ……〜〜〜?」 パシッ...ジロジロ
271
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:15:29 ID:QG6btc4.
触手(うん、触って診た感じ右腕側は関節やら靭帯やらを傷めてたから動かないように固定しといたけど、左手側は動かしても大丈夫そうだな)
触手「あんな状況でも荷物をちゃんと回収して来たことは褒められて然るべきだよな〜、なんてね」 ...ガリガリガリ
緑小鬼1「…………?」 ジィィッ
触手「……よし! この線よりソッチ側で魚でも食いながら休んでてくれ……って伝わるかなコレで」 ガリガリ
緑小鬼1「…………」 ジロジロ
触手(う〜ん……分かってるのか分かってないのか……何を考えてるのか全然わかんないんだよなぁ、コイツ)
272
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:16:55 ID:QG6btc4.
・・・・・・
.
273
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:34:24 ID:QG6btc4.
長男(コイツ……本当に何なんだってんだ……クソッ! サッパリ分からねぇ) ジロジロ
触手「……」 ウネウネ
長男(いや分かってる、分かっちゃいるんだ……だが……これは本当に現実だってのか?)
長男(それこそ、寝てる間に夢魔に見せられるてる悪夢だ、って方がまだあり得るってモンだ)
長男「クッソ……いっそのこと悪夢だったらどんなにかマシかってんだ」 チッ
鬼娘「……ん……? ……あ、ゴブ一さん目が覚めたんだ……良かったぁ」 ...モゾッ
274
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 00:55:31 ID:QG6btc4.
長男「っ! お嬢!、面目ねぇ!! あんな、助けに来といて俺の方がお嬢に助けられっちまうだなんて……!」 ガバッ
鬼娘「そんな、謝らないで? しょうがないよ、私だってあんなのがいるなんて全然思ってなかったもん」
長男「いいや! ウーズがこの層にいるのは滅多にねぇ、だが全くねぇ訳じゃない……下層でドラゴンが暴れまわった後なら尚更だってのに俺は……っ」 ギリッ
鬼娘「それは……で、でもさ! みんなこうして助かってるんだからさ? これから気を付ければ大丈夫だって、ね?」
長男「……っ……分かりやした……このゴブ一、一命に代えてでも必ずやお嬢を……っ」
鬼娘「あぅ……本当に気にしないで欲しいんだけどなぁ……迷惑をかけてるのは、私の方なんだし」 ボソッ
275
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 01:21:07 ID:QG6btc4.
長男「……ところで、つかぬ事を聞きやすが……この、腕のやつはひょっとして」
鬼娘「へ? あ、うん! オジちゃんがやったんだよ? こう、グルグル〜って……途中で寝ちゃったから、どうやったかはよく覚えてないんだけど」
長男「……!そう……ですかい……いえ、それだけ分かれば充分でさぁ」
長男(どうやってんのか分からねぇが、動かそうとしなけりゃ痛みがまるで無ぇみたいだ……どうやってやがるんだか)
鬼娘「あれ? そういえばゴブ一さん、目が覚めてからオジちゃんと会った?」
長男「……あ、あぁそれなら、ついさっき会いやした……この焼き魚を投げて寄越した後は、なんか床に描いてあっちの方に行きやした」
276
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 01:28:05 ID:QG6btc4.
鬼娘「描いてあっちの方に? ……ん〜、それじゃあここに居てって事かなぁ」
長男「……多分でやすが……見た感じ俺もそうだと思いやした」
鬼娘「……! えへへ……そっかぁ」
長男「……なんで、そこで笑うんですかい?」
鬼娘「別に〜? なんでもないよ〜?」 ニヨニヨ
長男「……………」 ムスッ
277
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 01:41:13 ID:QG6btc4.
鬼娘「さて……と……っふ……まだちょっと眠いし、オジちゃんが戻ってくるまでもう一休みしとこっかなぁ」 ...アフ
長男「えぇ、一度にアレだけ魔力を使ったんです……警戒はあっしがしやすんで、お嬢はしっかり休んでくだせぇ」
鬼娘「ありがと……でも、ゴブ一さんもちゃんと寝た方が良いよ? 何か来てもオジちゃんが直ぐに来てくれると思うし」
長男「……こればっかりは、性分でやして……」
鬼娘「そっか……それじゃあ、私はちょっとだけ……あ、でも一つだけ良いかな?」
長男「なんですかい? 子守唄をってんなら、ちっとばかし困りやすが」
278
:
◆k93Gc42qOc
:2018/11/02(金) 01:55:37 ID:QG6btc4.
鬼娘「ん〜……それはまた今度お願いしよっかなぁ……でも、今日は違くってね……」
鬼娘「オジちゃん、ゴブ一さんを助けようって……とっても、頑張ってたから」
鬼娘「だから……そのこと……ちゃんと、お礼を……」
長男「……それは」
鬼娘「いっしょに……なかまだもん……ねぇ……」 ...スゥスゥ
長男「………………」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/02(金) 01:58:54 ID:QG6btc4.
読んでくれてた人がいたら随分とぶりの更新で申し訳ない
今回はとりあえずここまで
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/02(金) 10:21:01 ID:V1/QOfUU
乙
まってたぜ
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/02(金) 13:41:46 ID:V7mAPGN2
いるいる
乙っ
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/02(金) 19:35:30 ID:VeSWTAPs
乙ぅ!
283
:
◆k93Gc42qOc
:2020/08/11(火) 21:51:30 ID:zHL2Mihg
・・・・・・・
.
284
:
◆k93Gc42qOc
:2020/08/11(火) 22:27:43 ID:zHL2Mihg
「……あぁ、くっそぉ……最後の最後で、やらかしちまったなぁ」
ほんの数分前まで体を駆け巡っていた熱が、今はもうほとんど感じられない。
「……っ……はぁ……俺の旅はここで終わり、ってことか……呆気ないもんだ」
おまけみたいな人生、一体どこまでやれるものか。そんな風に思いたって始めた旅だった。
結果として、それなりに人の縁にも恵まれて、色んなものを見ることができたのだ。内容としては悪くなかったのは間違いない。
最後のひと時をただ一人、仄暗い穴の底で迎える事になるのは少し残念ではあるが、最悪というほどでもない。
「ただただ無為に、何の意義もなく消えていく……そんな最後じゃないだけ、充分すぎるってもんだ」
耳の奥で聞こえていた鼓動が弱まっていく、光はより遠くに、熱の溢れゆく身体は指先から冷えて固まっていくようだ。
「…………あぁ…………だけど、そう……だな……」
今までどうにかこうにか守り続けてこれた、あの子との些細な約束を、こんな形で破る事になってしまうと思うと、痛みの遠のいた胸の奥に、小さな疼きを覚える。
失われゆく熱の喪失を埋めるが如く、取り止めもなく流れる思考の隙間を縫うように。ナニカが。冷え固まりつつある身体に。ヒタリと。触れた。
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/13(木) 01:36:43 ID:j6xyLlr.
生きてたんか!
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/14(金) 13:09:54 ID:BF0rOBFU
続き期待してええんか?
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/01(木) 02:23:17 ID:p.tswxdg
こんな適当に終わるくらいなら未完のままの方が良かったんじゃないか
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/01(木) 23:42:37 ID:4aScFL4A
難航してはいるけど書き溜め中なんやで
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/04(日) 01:53:20 ID:k5nplU6w
>>288
それはすまなんだ
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/18(水) 02:07:41 ID:d.gCqAUo
期待しているよ
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