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賢者「勇者様の遺志を継ぎ、私が魔王を倒します」

533 ◆49HRmRlKYE:2019/11/19(火) 23:36:35 ID:xp1vmAwY
詩人「僕は君が負けると思った。だから決着がつく前に帰ったんだよ、魔王城に」

詩人「つまり、見たくなかったの。君が死ぬところを、僕はねッ!!」

剣士「あー、そういうこと」

詩人「勝てたからいいものの。負けたらどうなっていたことか……!」

剣士「どうもなにも。あの街は助かったよ、おそらく」

剣士「ケンタウロスは俺に敬意を払い見逃したはずだ。その一時だけかもしれないが――」

剣士「少なくとも時間は稼げた。その時間で戦うなり逃げるなり相応の準備をすればいい」

詩人「一応、負けた後のことも考えてたんだ」

剣士「べつに。戦っているときにふと思っただけで、最初から頭にあったわけじゃない」

剣士「アンタこそどうして俺にしか伝えなかった?」

詩人「矛盾してると言われそうだけど、僕は君に戦ってもらいたかったんだ。四天王のケンタウロスとね」

詩人「街を人質に取れば、君は戦うしかない。逃げるという選択肢はなくなり、絶対に勝たなければなくなる」

詩人「その条件であればグリフォンのとき以上に堅実な戦いをしてくれるだろうと期待して……」


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