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賢者「勇者様の遺志を継ぎ、私が魔王を倒します」

312 ◆49HRmRlKYE:2017/10/28(土) 00:19:29 ID:tC4D9c5.
マスター「これはとんだ失礼を。もう一杯おごらせてくれ」スッ

剣士「いえ、貴方の言いたい事はわかります。だが、それはしたくない」

マスター「その志の高さは尊敬に値するが、わかってるのかい?」

剣士「所詮は伝承。勇者だけが、などという馬鹿な事はないはず……」

マスター「やはりわかってなかったか。いや、馬鹿にしているわけじゃないぜ」

マスター「今や人々にとって紅蓮の剣士は光の勇者に代わる存在――、滅亡の危機を救ってくれるかもしれない新たな希望ってわけだ」

マスター「知ってるかい? お前さんが活躍しだしてから人々に活気が戻ったんだ。もしその身に何かあれば再び……」

剣士「俺の、いや勇者の遺志を継いだ者が現れる。違いますか?」

マスター「魔族、それも四天王ほどの敵と相対できる人間がどれだけいると思ってるんだ?」

剣士「俺は希望を与えるだけの存在になりたくない。そんなものどこかの王がやればいい」

剣士「そうではなく紅蓮の名が、というのであれば好きなだけ名乗れ。くれてやるよ」

マスター「アッハハアッ! そりゃあそうだ。名前で何かが守れるわけじゃない」


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