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美琴「食蜂の胸、柔らかかったな……」
742
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/21(火) 22:53:49 ID:0SUMOnNA
うおおおお!!最高!!!
743
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/21(火) 23:03:01 ID:1yO7MUi6
更新待ってたぜぇぇええ
最高
744
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/03/26(日) 22:31:40 ID:g1mYpnng
今日の御坂さんはやけに優しかった。
ずっと私のことを気にかけてくれていた。
優しい人なのは知っているけど、私だけは優しくされることはないと思っていたのに。
私の心は隙だらけで、ほとんど取り繕うことができなかった。
どうして今さら優しくするの?
下心?
やっぱりご褒美目当て?
「はぁ……そうじゃないから困ってるのよねぇ」
そんなに単純な話だったらこんなに心乱されない。
大体、御坂さんがやらしいことを考えてたら表情でわかる。
今日、私の着替えを盗み見ようとしてたときみたいに。
だからこそ、ただ私のことを想ってくれているとしか思えなくて。
あんなにわかりやすい御坂さんのことが、なにもわからなくなる。
745
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/01(土) 01:59:29 ID:aVJOXkKA
悲観的なツンデレ×2!
746
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/09(日) 22:08:51 ID:LaX/aiP6
「……御坂さんのバカ」
そうして私の思考はまたも行き止まりにぶつかる。
帰ってきてから何十回と繰り返したのでこの先に進めないことはもうわかっている。
だから御坂さんに八つ当たり。
散々人を悩ませているのだからこれくらいは許されるだろう。
八つ当たりの効果か、あるいは単に同じことを考えすぎて頭が疲れたのか、少し落ち着いてきた気がする。
また例の記憶がフラッシュバックする前に寝てしまおうと、枕に頭を乗せて──
「っ……!」
なんで?
どうして?
私の脳はバグってるんじゃないだろうか。
この枕とは全然違うのに、なぜか私は帰りのバスの……御坂さんの肩枕の感触をはっきりと思い出していた。
747
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/10(月) 06:59:26 ID:9wl8KkiA
とりあえず久々のご褒美であるハグをしてもらいましょうか(期待
748
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/10(月) 13:15:14 ID:cyo7soIw
地の文の到来で全俺が萌え死んだ
749
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/16(日) 16:03:56 ID:BilN7Hk6
肩を貸してくれた御坂さんには悪いけど、実はあのときまったく眠れなかった。
だってしょうがないでしょう?
そもそも想定外の提案だったし、耳元で柔らかく──
『操祈?』
本当に柔らかく、私の名前を呼んでくるんだから。
御坂さんはもう慣れたみたいだけど、私は未だに呼ばれるたびに顔が熱くなってしまう。
ドリーと似ているようで、少し大人びていて、意志の強さを秘めた声。
本人には口が裂けても言えないけれど、私はそんな彼女の声が好きだったりする。
そうしてこれまで聞いたことのない声音で名前を囁かれたら、落ち着いて眠れるわけがない。
「いつもは失礼なことしか言わないくせにぃ……」
枕に顔をうずめて歯噛みする。
いつもみたいに悪態をついてほしかった。
そしたら意識しないで済んだのに。
なによりも彼女は素でやっているだけなのが悔しかった。
750
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/15(月) 23:16:48 ID:qahqMHdY
御坂さんは今ごろなにをしているのかしら。
少しは私のことを考えていてほしい。
でないと不公平だ。
これじゃあまるで私の片──
「ありえないっ! ありえないわぁ!」
頭の中に浮かびかけた言葉を無理矢理かき消す。
今のは適切な言葉が出てこなかっただけ。
御坂さんのせいで脳の働きまで鈍っているみたい。
ついでに今さらプールの疲れが出てきたのか、身体の節々が痛み出してきた気がする。
「……本当に寝ましょぉ」
能力を使って今日の記憶を消せばいいのはわかってる。
でもそれはしたくなかった。
別に名残惜しいとかではなく、そこまでしたら本当に意識しているみたいだから。
誰に向けたのかもわからない言い訳を考えながら、私は睡魔が訪れるのを待った。
751
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/20(土) 00:01:08 ID:Whoxyg/A
去年の七月に始まった一日がようやく終わりそう!
752
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/22(月) 22:30:41 ID:VSWTehdQ
翌朝・食蜂の部屋
美琴「──全身筋肉痛で動けない?」
食蜂「そ、そうよぉ……」
美琴「いやいやアンタね……あの程度の運動でそんなわけ──」グイッ
食蜂「んぎゃぅ!」ビクン
美琴「え……マジ?」
食蜂「だからそう言ってるでしょぉ……!」
美琴(昨日なんて運動とすら呼べないただの水遊びレベルだったんだけど……)
753
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/24(水) 15:13:03 ID:Fy5lfBc6
食蜂なら普通にありえそうで笑う
754
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/29(月) 22:24:29 ID:fSOubonw
美琴「学校どうすんの?」
食蜂「動けないんだから行けるわけないでしょぉ」
美琴「筋肉痛で学校休むとか前代未聞じゃない?」
食蜂「か、考え方を変えれば前人未到とも言えるしぃ」
美琴「普通の人は情けなくてその考え方はしないわね」
食蜂「うるさ──んぅっ!」ビキッ
美琴「ちょっと、どうしたの?」
食蜂「ふ……腹筋に力入ったから痛みが……」
美琴(……これでどうやってムード作れって言うのよ)
755
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/29(月) 22:51:13 ID:fSOubonw
美琴「はぁ……寮監と先生には私から伝えとくわ」
食蜂「理由は体調不良にしておいてちょぉだぁい」
美琴「また意味ない見栄張って……あと、無理はしないでいいけど動かせたら身体動かしなさいよ」
食蜂「はぁ……? 動けないから休むのよぉ」
美琴「ストレッチとかそのレベル。少し身体動かした方が治りが早いんだって」
食蜂「本当かしら。私に痛い思いさせようとウソついてなぁい?」
美琴「そんなくだらないことしないっつーの」
756
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/06/02(金) 18:56:38 ID:Wd62gsHI
美琴「じゃあ私はもう行くわよ」
食蜂「行ってらっしゃぁい」ヒラヒラ
美琴「……ねぇ、ちょっと手出してよ」
食蜂「どうしてぇ?」スッ
美琴「……」ギュッ
食蜂「……なに?」ジトッ
美琴「あー……なんでもない。じゃ」パッ
食蜂(一体なんなのよぉ!?)ドキドキ
美琴(めっちゃ睨まれた……ムードとか作れる気がしない……)
757
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/06/03(土) 03:36:49 ID:7A4CtW2M
美琴頑張ってるじゃん。。。!もっとぐいぐいいってほしいけど無理だろうな
758
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/04(火) 05:38:17 ID:8.KYlVkc
更新待機
759
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/19(水) 22:29:12 ID:aIiPbaHg
休み時間
帆風「ごきげんよう、御坂さん」
口囃子「ごきげんよう」
美琴「こ、こんにちは(え……私なんかしたっけ……?)」
帆風「女王、お休みになってしまわれて残念でしたわね」
美琴「あー……明日には復活してると思うんで大丈夫ですよ」
口囃子「あら、御坂さんはお休みの理由をご存知なんですね」
美琴「まあ……今朝様子見てきたので」
口囃子「噂では御坂さんが女王に無理を強いたことが原因と聞いたのですが」
美琴「どこでそんなデマが!?」
760
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/19(水) 22:32:09 ID:aIiPbaHg
休み時間
帆風「ごきげんよう、御坂さん」
口囃子「ごきげんよう」
美琴「こ、こんにちは(え……私なんかしたっけ……?)」
帆風「女王、お休みになってしまわれて残念でしたわね」
美琴「あー……明日には復活してると思うんで大丈夫ですよ」
口囃子「あら、御坂さんはお休みの理由をご存知なんですね」
美琴「まあ……今朝様子見てきたので」
口囃子「噂では御坂さんが女王に無理を強いたことが原因と聞いたのですが」
美琴「どこでそんなデマが!?」
761
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/22(土) 18:18:23 ID:KTZJrS0Y
口囃子「どこと言われると、今朝派閥のグループメッセージで」
美琴「誰が!?」
口囃子「女王ご本人から」
美琴「……あんの性悪女ぁ!」
口囃子「なので一応真偽を確かめようと思いまして」
美琴「誤解です! アイツの悪ふざけです!」
口囃子「本当に?」ジーッ
美琴「本当ですっ」
762
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/07(木) 08:15:03 ID:tKiNgu1E
待ってるぜ…!永遠になあ!
763
:
チョコ
:2023/09/21(木) 20:24:35 ID:0nZfyFjM
こういうの大好き
764
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/24(日) 02:51:10 ID:kbtSUV3.
定期的に読み返しちゃうくらい好き
765
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/25(月) 22:34:08 ID:4xDdrfmw
口囃子「……実はそうだろうと思っておりました」クスッ
美琴「あっさり信用されるのも怖いんですけど……」
口囃子「御坂さんのことになると女王は特に天邪鬼になりますので」
美琴「単純に私の扱いがひどすぎるんですよ、アイツは」ムスッ
帆風「そ、それは女王からの信頼の証と言いますか……」
美琴「にしたって限度があると思います」
口囃子「あら、信頼されてることは否定しないんですね」
美琴「へ?」
766
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/27(水) 22:15:52 ID:r6tQHvMA
口囃子「以前なら即座に否定していたかと思うのですが」
帆風「まさか……女王との関係に進展が!?」
美琴「進展とかじゃないですけど……まぁ、少しは頼られるようになったかも」ポリポリ
帆風「御坂さん……っ!」ウルッ
口囃子「あらあら♪」
美琴「い、いや! やっぱり体よく使われてるだけです!」
口囃子「もう言質は取りましたので」ニコリ
帆風「はい、しっかりメモしておきました!」
美琴「本気すぎて怖い!」
767
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/28(木) 14:08:06 ID:VkAc1p8.
口囃子さん登場、いいね!
768
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/02(月) 21:32:29 ID:sxuGE9Ew
美琴「っていうか私のことはいいから! 問題はアイツの態度です!」
口囃子「それも信頼している人へのあの子なりの甘え方と思うと可愛いでしょう?」
美琴「ん……まあ──じゃなくて!」
帆風(頷きかけたような……)
口囃子(頷きかけましたね)
美琴「そうやって上級生が甘やかすから操祈も調子のるのよっ」
帆風・口囃子「「えっ!?」」
美琴「え?」
769
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/03(火) 23:02:14 ID:v8qGmixA
みこっちゃんかわいいな
770
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/05(木) 22:22:14 ID:ApgTrV9s
口囃子「女王のこと……名前で呼んでいるんですか?」
美琴「あ──い、今のはちょっと情緒がアレで……そ、そう! 普段とは違う言葉遣いが出ちゃったんです! いやぁ、行儀悪くてすみません、なーんて……」
帆風「御坂さん……いくらなんでもそれは……」
口囃子「小学生でも誤魔化されませんよ……」
美琴「な、なんのこと? 聞き間違いじゃないですか?」
帆風・口囃子「「……」」ジーッ
美琴「ぐっ……べ、別にいいでしょ! 同級生なんだから名前で呼んでも!」
771
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/10(火) 22:21:44 ID:p54NX/gU
帆風「御坂さんっ……これからも女王のことをよろしくお願いします!」ガシッ
美琴「なにが!? 呼び方以外なにも変わってないけど!」
帆風「いえ、これは間違いなく進展ですっ。おふたりの関係が大きく動き始めたんです!」
美琴「妙な言い方やめいっ!」
帆風「いつから名前で呼ぶようになったのですか? その日を記念日とするべきでは!?」
美琴「……絶対こうなるからバレたくなかったのよーっ!」
口囃子(帆風さんは女王と御坂さん強火推しですからねぇ)
772
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/19(木) 21:29:52 ID:g.2zBMIw
口囃子「御坂さん、そう恥ずかしがることはないと思いますよ?」
美琴「これだけ騒ぎ立てられてそれはなんの修行!?」
口囃子「わたくしも時々昔の呼び方で呼んだりしますし」
美琴「え……最初から女王じゃなかったんですか?」
口囃子「帆風さんとわたくしは派閥立ち上げ前からあの子と親交がありましたので」
美琴「ふーん……ちなみになんて呼んでたんですか?」
口囃子「食蜂ちゃん」
美琴「ちゃん付け!? 全っ然イメージできない……」
口囃子「昔のあの子は可愛さ全振りだったでしょう?」
美琴「……まあ、主に身長とかね」
773
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/24(火) 21:06:54 ID:QLtEtSIM
美琴「帆風さんは? なんて呼んでたの?」
帆風「わたくしは操祈さん、と」
美琴「ちょっと……自分も名前呼びしてるじゃない!」
帆風「み、御坂さんというのが重要なのです」
美琴「ないない。名前で呼んだらなんか怒ってたし」
帆風「す、素直に喜ぶのが恥ずかしかったのかもしれません」
美琴「それなら……せめて私のことだって……」ボソッ
口囃子(これは……ずいぶんと初々しいことになってますね……)ニヨニヨ
774
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/25(水) 20:13:26 ID:Ms1c63HI
口囃子「あの子は本当に意地っ張りですから」
美琴「知ってます。イヤと言うほど」
口囃子「でも実は人一倍優しい子なんです」
美琴「……それも知ってますけど」
口囃子「ですから御坂さんが諦めなければきっと応えてくれますよ」ニコリ
美琴「そうだといいけど……って別にそういうんじゃないからね!?」
口囃子「ふふっ、わかっていますよ」ニコニコ
美琴(ほ……帆風さんより断然手強い……っ!)
775
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/27(金) 08:26:38 ID:z6PaJpf6
更新されてる!
やったー!
776
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/27(金) 21:46:40 ID:YUXTEF.g
放課後・寮の中庭
美琴「あ、こんなところにいた」
食蜂「あら、今帰ってきたのぉ?」
美琴「うん。部屋にいないから探したわよ」
食蜂「そぉ。おかえり」
美琴「少しは悪びれなさいよ……ただいまっ」ストン
食蜂(……普通に返してくるのねぇ)
美琴(なんかルームメイトみたいになったわね……)
777
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/28(土) 23:13:59 ID:J1g2O/fU
美琴「で、なんでここにいんの?」
食蜂「アナタが言ったんでしょぉ」
美琴「は?」
食蜂「少しは身体を動かした方がいいって。だからちょっと歩いてたのよぉ」
美琴「あー、そういえば……偉いじゃない」
食蜂「上から目線力やめてもらえますぅ?」
美琴「素直に褒められときなさいよね」
778
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/02(木) 19:21:31 ID:BhNurw5M
美琴「もう筋肉痛は大丈夫なの?」
食蜂「朝よりはねぇ。まだ痛いわぁ」
美琴「さすがにあと1日経ったら完全に引いてるでしょ。明日から練習再開だからね」
食蜂「ちょっとは配慮があってもいいと思うんだけどぉ」プクー
美琴「……そんな顔してもダメ」プイ
食蜂「頭固いわねぇ」
美琴(なんでコイツはこう……いちいち可愛いのよ……!)
779
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/03(金) 14:48:37 ID:3KnhyMhI
おほお…☺��
780
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/05(日) 03:33:09 ID:Lx4sk/as
日常的に仕草でかわいいのはずるいぞ
781
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/05(日) 22:21:37 ID:sdRpNjBM
食蜂「うっ……」ブルル
美琴「ちょっと薄着なんじゃない? 部屋戻りましょ」
食蜂「む……どうして当然のように上がる気なのかしらぁ?」
美琴「え……」ガーン
食蜂「……冗談だから。アナタがいなかったら誰が紅茶を淹れるのよぉ」
美琴「な、なに勝手に決めてるのよっ。私はアンタの召使いじゃないからね!」
食蜂(……その割には嬉しそうじゃなぁい?)キュン
782
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/12(日) 22:06:54 ID:xDJdbcUA
食蜂の部屋
食蜂「はぁ〜……温かくて落ち着くわねぇ」
美琴「そ。それはよかったわ」
食蜂「御坂さん、結構淹れるの上手じゃない」
美琴「普通にやっただけよ」
食蜂「まぁウチの子はもっと上手く淹れるけどぉ」
美琴「一言余計だっつーの」
食蜂「総合すると今後に期待ってところかしら」
美琴「そういうこと言わないならまた淹れてあげるわ」
783
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/13(月) 22:43:55 ID:nULXxftU
食蜂「はい、机に置いておいて」スッ
美琴「ん」
食蜂「そっちはまだ残ってるの?」
美琴「ううん、飲み終わってる」
食蜂「それならどうしてこっち来ないのぉ?」
美琴「あー……その……」
食蜂「ど、どうせするなら早くしてほしいんですけどぉ?」クルクル
美琴「んーと……今日はハグはいいっていうか……」
食蜂「えっ……」
784
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/15(水) 21:12:59 ID:lYSHRT/s
美琴「代わりにさ……手、触ってもいい?」
食蜂「手……? どう触るつもりぃ?」
美琴「どうって……普通だけど」
食蜂「ハグの代わりって、ものすごくやらしい触り方をするんじゃ……」ジトッ
美琴「どんな触り方よそれ!?」
食蜂「……変なことしたら抓るからねぇ」スッ
美琴「あ、グローブ取ってもいい?」
食蜂「別にいいけどぉ……」
785
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/16(木) 22:55:40 ID:qamAcXlk
美琴「……」サスサス
食蜂「……」ピク
美琴「やっぱりすごく綺麗よね、アンタの手」ナデリ
食蜂「……そぉ」
美琴「今日は怒んないんだ」
食蜂「は?」
美琴「昨日は褒めたら不快だって言ってたじゃない」ニギニギ
食蜂「……もう慣れたから」
美琴(これって……一応ムード作れてるのかな……)ドキドキ
食蜂(御坂さんの手に包まれてる……)ドキドキ
786
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/18(土) 23:03:24 ID:vdsiRPLM
美琴「ねぇ、もう1個お願いしてもいい?」
食蜂「えー……今度はなにぃ?」
美琴「えっと……昨日みたいに……」
食蜂「うん」
美琴「その、私の手に……きっ、キスしてくれない!?」
食蜂「き……あ、アナタなに言ってるのぉ!?」
美琴「だから、私の手にキ──」
食蜂「恥ずかしいから何度も口にしないでっ!」
美琴「んぐ……ごめん」
787
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/19(日) 02:01:53 ID:UdxYvtiY
みこっちゃんの頑張りいいね!
788
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/19(日) 21:25:41 ID:mqF0UjIY
美琴「それで……してくれるの?」
食蜂「するわけないでしょぉ!」
美琴「な、なんでよ! 昨日はしてくれたのにっ」
食蜂「あれはっ……ちょ、ちょっと魔が差しただけだから」プイッ
美琴「今日は気分じゃないってこと?」
食蜂「気分っていうか……と、とにかくダメっ」
美琴「……わかったわよ」シュン
食蜂(御坂さんが……私にキスしてもらえなくて落ち込んでる……)キュンキュン
789
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/21(火) 21:15:08 ID:YfiMFS/w
食蜂「だ、大体昨日してあげたのにまた私からっていうのが不公平よねぇ」
美琴「……は?」
食蜂「だから……御坂さんからするのは構わないけど」
美琴「え……わ、私がすんの!?」
食蜂「それで公平でしょぉ」
美琴「や、でも……私したことないし……!」
食蜂「イヤならしないでいいけどぉ……」
美琴「ま、待って! イヤじゃない! したいっ!」
食蜂(『したい』って……もぉぉ……!)ドキドキ
790
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/23(木) 21:18:52 ID:mVmp5Zng
食蜂「……ん」スッ
美琴「ほ、ホントにしちゃうからね?」
食蜂「い、いいから早くしなさいよぉ」
美琴「……ちゅっ♡」
食蜂「あっ……♡」
美琴(……する側もいいかも♡)
食蜂(御坂さんの唇プルプルだったんだけどぉ……!)
791
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/25(土) 22:33:01 ID:rMYmil/2
美琴「肌スベスベ……♡」スリスリ
食蜂「も、もぉ〜……♡」
美琴「えへへ……ちゅっ♡」
食蜂「ふぇ……!?」
美琴「ちゅ、ちゅっ♡」
食蜂「な、なっ……なにしてるのよぉっ!」バチィン
美琴「いったぁ!?」
792
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/27(月) 07:19:35 ID:t4Bq35ZY
食蜂「どういうつもりよぉ!?」
美琴「え……ぇ……」
食蜂「何度もするなんて聞いてないんだけどぉ!」
美琴「あ、ごめ……なんか夢中で……」
食蜂「む、夢中って……」ドキッ
美琴「……気持ち悪かった?」
食蜂「別に……ちょっとビックリしただけ」
美琴(ちょっとの割には本気のビンタ……言わないけど)ヒリヒリ
793
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/29(水) 20:26:32 ID:8BmcnkN6
確かに手袋に常時守られてる手ってスベスベそうだ
794
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/12/03(日) 21:22:55 ID:ct9Ml5E.
食蜂「でもちゃんと反省はすること! わかったぁ?」ビシィ
美琴「は、はいっ」
食蜂「次暴走したらしばらくご褒美禁止だからねぇ」
美琴「気をつける、けど……」
食蜂「けどぉ?」ジロッ
美琴「だ、だって気をつけてどうにかなるものかわからないしっ」
食蜂「自分のことでしょぉ!」
795
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/12/05(火) 20:56:55 ID:k3YCvzKo
美琴「……最近自分のことが一番わからないわ」
食蜂「はァ……? アイデンティティの話?」
美琴「じゃなくて……あ、アンタといると……」ギュッ
食蜂「え……」ドキッ
美琴「なんか……冷静じゃいられなくなるの」
食蜂「……それがこの手ってわけぇ?」
美琴「あっ」パッ
食蜂「もぉ……言ったそばから暴走してるじゃない」
796
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/03(水) 22:27:13 ID:0hG8B2OU
食蜂「ホント困った人だわぁ」ピトッ
美琴「ちょっ……」
食蜂「どうかしたぁ?」
美琴「えっ、と……言ってることとやってることが違くない……?」
食蜂「寒いから暖をとってるだけですけどぉ? まさかこれくらいで暴走しちゃうのぉ?」
美琴「……しないわよ」
食蜂「じゃぁ別にいいじゃない」スリスリ
美琴(なんなのホント……)ドキドキ
797
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/04(木) 00:46:47 ID:NU9crSqQ
今年も楽しみにしてる
798
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/05(金) 21:41:43 ID:JXrAgWXY
食蜂「ま、まだ少し寒いわねぇ」クルクル
美琴「え、そう?」
食蜂「こういうときこそ御坂さんの出番じゃなぁい?」
美琴「暖房つける?」
食蜂「暖房は喉に悪いからイヤ」
美琴「じゃあ厚着──」
食蜂「あ、アナタがどうにかするのっ」
美琴(もしかしてこれって……)
799
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/05(金) 23:32:11 ID:JXrAgWXY
美琴「あー……私があっためる?」
食蜂「ん……」コクリ
美琴(わかりづらい……けど、可愛い……)ギューッ
食蜂「御坂さんって結構体温高いわよねぇ」
美琴「自分じゃわかんないけど」
食蜂「やっぱり子ども体温なのかしら。胸囲力と同じで♪」
美琴「んなわけあるかっ」
800
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/29(月) 22:47:33 ID:5lDWuB5E
その夜・美琴の部屋
「はぁ……」
お風呂に浸かりながら思い返すのは当然、放課後の操祈の部屋でのこと。
私があそこをあとにしたのは、あれから1時間以上経ってからだった。
その間ずっと私達はくっついていて……。
「なんだったんだろ、ホント……」
これまでもハグは何度もしてきたけど、向こうからねだってきたのは初めてだった。
「っていうかそういうことでよかったのよね……」
実際には寒いからどうにかしろとしか言われてない。
私だって『抱きしめてほしいの?』とは聞かなかった。
聞いてたら絶対否定してきただろうし。
だから、操祈からねだられたっていうのは都合のいい解釈かもしれない。
でも、それじゃあ、抱きしめてからずっと機嫌が良かったのはなんで?
抱きしめる前、私に身体を擦り寄せてきたのはなんで?
私が今日はハグ要らないって言ったとき……少し残念そうに見えたのは、なんで?
801
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/02/09(金) 08:26:36 ID:imwHzmEQ
(もう結婚しろよ…!)
802
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/02/18(日) 23:15:47 ID:yCxzUjPE
「ないないないない……ありえないっ」
顔にお湯をかけて浮ついた考えを振り払う。
あの食蜂操祈のことだ、どうせ私をからかって遊んでいたに違いない……アイツはそういう女だ。
仮に私の都合のいい解釈が当たっていたとして、それがなんだと言うのか?
「……普通に嬉しい」
そりゃ嬉しいに決まってる。
柔らかな感触、心地良い体温、そして私を惹きつけてやまない甘い匂い。
これだけでもオーバーキル気味だけど、やっぱり一番嬉しいのは……操祈に受け入れられていること。
だって私は最初、あの子と仲良くなりたかったんだから──
「あーっ! 違うったら!」
またも願望まみれになってきた思考を軌道修正する。
そう、あれはからかわれていた。
機嫌が良かったのだって私の慌てふためく顔を見られたから。
きっとそう。
手にキスさせてくれたのだって──
「っ……!」
一瞬で顔が赤くなるのがわかった。
803
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/03/26(火) 21:59:04 ID:tZjsd2tY
もう何時間も経っているのに操祈の手の感触は鮮明に思い出せる。
私が訪ねる前から外にいたから結構冷えていた。
そして私がキスするために彼女の手を取ったとき、微かに震えていた。
でもそれが寒さのせいなのか、緊張のせいなのかはわからない。
もしかしたら私の方が震えていたのかも。
「……ちゅ」
記憶を再現するように自分の手に口づけてみる。
人差し指と中指の付け根の少し上、骨の硬さが感じられる部分。
「なんか……すごかったな……」
私の唇が触れたときに操祈の口から声が漏れたのを覚えている。
声というより吐息に近い小さな音。
その音を聞いた瞬間、胸の奥から湧き出るものがあった。
たぶんあれが愛おしいっていう感情なんだと思う。
「いや……待って待って」
これだと私がアイツのことを好きみたいじゃない!
804
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/04/02(火) 04:50:16 ID:h64NIQP6
ドキドキするねぇ
805
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/05/11(土) 13:02:17 ID:wAa.8TeU
全米が待っているから!
806
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/06/12(水) 22:10:03 ID:IPWWqmCg
正直、以前のような嫌悪感はもうまったくない。
初めて会ったときのひどい態度はさすがに理不尽だと思うけど、ドリーのことで私に複雑な思いを抱いていたのは理解できた。
顔が不快って言われたのは当時めちゃくちゃ引きずったけど、この前謝ってもらったし、なんなら嫌いじゃないって言ってもらえたし……。
最悪の出会いと精神系能力に対する偏見から性格悪いと思ってたけど……たぶん、根は結構優しいやつっぽい。
派閥の人達に慕われてるのもそういうところなのかも。
じゃあなんで私には……っていうのはもちろんある。
特にドリーに対するダダ甘っぷりを見させられると結構ムカつく。
でもきっと──
「今日みたいなことは……私とだけよね」
そう考えると普段の態度も許せるというか、なんならちょっぴり特別感すらある。
「だからって好きとかそういうわけじゃ……」
ない──と、思う、んだけど……。
じゃあキスされて胸が高鳴ったのはどうして、とか。
以前は腹が立ったワガママな振る舞いが最近なんか可愛く見えるとか。
説明つかないことばかりなのも事実なわけで……。
807
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/08/15(木) 23:31:15 ID:oxiWOdnI
お風呂上がり・佐天さんと電話
佐天『恋は盲目って言いますからねぇ』
美琴「安直な結論はやめてっ」
佐天『えぇ……まだ認めないとか……』
美琴「だって……よりによってあの食蜂操祈だなんて……」
佐天『食蜂さんだとなにかダメなんですか?』
美琴「……仲悪かったし」
佐天『昔の話じゃないですかー。なんです? プライドが許さないとか?』
美琴「わかんない……そうなのかも」
佐天『かもって……』
808
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/08/16(金) 01:57:56 ID:mIzznfXc
佐天『じゃあ例えば、食蜂さんが他の人と付き合い始めたらどう思います?』
美琴「……」
佐天『食蜂さんが御坂さんじゃなくてその人にキスしてたら……』
美琴「……それはイヤ」
佐天『もうこの時点で答えは明らかなんですけど』
美琴「……なにが」
佐天『御坂さんは食蜂さんを誰にも取られたくないくらい好──』
美琴「あーっ! 待って! それ以上言わないでっ!」
佐天『この人めんどくせー……』
809
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/08/17(土) 00:34:19 ID:qAX.4b4U
翌朝・食蜂の部屋
美琴「おはよ……」ドヨーン
食蜂「おはよぉ……なに? あんまり寝てないのぉ?」
美琴「まあそんなとこ」
食蜂「寝不足は美容力の天敵よぉ。意識が低いわねぇ」
美琴「人の気も知らないで……」ボソッ
食蜂「なんて?」
美琴「なにも」
810
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/08/20(火) 06:25:32 ID:pmixjA1A
食蜂「少し横になる?」
美琴「10分とかじゃ逆に辛いしいい」
食蜂「まぁそうよねぇ」
美琴「限界来たら保健室で寝るから平気よ」
食蜂「それもう休んだ方が早くなぁい?」
美琴「寮監より保健室の先生の方が言いくるめるの楽だから」
食蜂「間違いないわねぇ」
811
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/08/25(日) 23:18:38 ID:EpyqxjF.
食蜂「学校はともかく、放課後の練習はどうするのぉ?」
美琴「やるに決まってるでしょ。昨日だってアンタの筋肉痛がなければやるつもりだったんだから」
食蜂「今日はアナタのコンディションの方が問題って話なんだけどぉ」
美琴「だからちゃんと学校で寝るって」
食蜂「そこまでしてやらなくてもいいのに……ホント脳筋ねぇ」
美琴「これでもアンタのためなんだけど」
食蜂「はいはい。でも放課後も体調悪そうだったら付き合わないからねぇ」
812
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/09/07(土) 11:11:37 ID:q4DpTQ4o
さすてん
813
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/10/20(日) 19:34:02 ID:DVOoCJAI
更新がないかチェックしにきたぜ
814
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/10/21(月) 21:11:43 ID:tq.GijQU
保健室
「すぅ……すぅ……」
1限の授業が終わったあと、保健室に様子を見に来たら案の定御坂さんが寝ていた。
すでに熟睡してるということは1限すらまともに受けていないのだろう。
本当になんのために登校したのかしら、わざわざ迎えに来て。
「私に会うため……なわけないわよねぇ」
律儀に約束を守ってるだけに決まっている。
雑念は振り払って改めて彼女の寝顔を見つめる。
「寝顔はそっくりなのねぇ」
大覇星祭のときに妹達の一人を保護したときにも思ったけど、寝顔だけは全員似ている。
同じ顔立ちであっても普段は表情が全然違うから見間違いようがない。
でも寝ているときはみんなそこまで表情が出ないからほとんど違いがない。
もちろん髪型とか他の特徴で判別はつくけど。
815
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/02(土) 16:27:03 ID:sG/Un0No
「にしてもよく寝てるわねぇ」
あまりにあどけない寝顔なのでなんとなくほっぺをつついてみたけど、まったく起きる気配がない。
そういえば寝不足の理由はなんだったのかちゃんと聞いていなかった。
ドッペルゲンガーのときのように夜抜け出していたのかしら。
おてんば娘な御坂さんならありうるけど、今朝呟いていたのはたしか──
『人の気も知らないで』
まるで私のせいかのような台詞。
今朝は気に留めなかったけど、昨夜は電話どころかメッセージの一つすら送っていない。
ということは、御坂さんは私についてなにかしら一人で思い悩んでいた……?
昨日の私達のやり取りで思い当たるのは──
「……そんなに意識してくれたのぉ?」
さっきよりも自意識過剰で都合がいいとわかっていても、今度は振り払うことができなかった。
ほとんど本能的に御坂さんの横顔に自分の顔を寄せる。
普段は凛々しい御坂さんの可愛い寝顔を間近に見て愛おしい気持ちが溢れてくる。
結局私は2日前に散々後悔した過ちを繰り返してしまった。
「……ちゅっ♡」
816
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/05(火) 21:04:04 ID:wNMrLGEo
美琴「ん……んぅー……」パチリ
食蜂「あら、起きたのぉ?」
美琴「ふぁ……今何時?」
食蜂「3限が終わったところ」
美琴「あー、そんなに。道理でめっちゃ頭スッキリしたわ」
食蜂「でしょうねぇ」
美琴「いっそもう1コマ寝て昼休み入っちゃおうかな」
食蜂「お好きにどうぞ」
817
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/07(木) 06:47:38 ID:0X6IcL0g
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196
818
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/11(月) 09:59:15 ID:Oz4qBo42
はよ結婚せえ?
819
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/12(火) 21:04:33 ID:fdmo2SdM
美琴「アンタいつからいたの? ずっとじゃないわよね?」
食蜂「当たり前でしょぉ。休み時間だからなんとなく様子見に来たの」
美琴「もしかして心配してくれてた?」
食蜂「アナタが涎でも垂らしてたら写真撮ろうと思ってたのに、残念だわぁ」
美琴「そうよねっ、アンタってそういうやつよねっ」
食蜂(まぁ写真は撮ったんだけどぉ)クスッ
美琴「なにその笑み」
食蜂「なんでもないわぁ」
820
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/21(木) 21:14:59 ID:tUQKCYvs
放課後・前回と同じプール
美琴「じゃあまずは一昨日の復習からね」
食蜂「えー、また潜るのぉ」
美琴「これからそれが普通になるの。ほら、10秒やってみて」
食蜂「はぁ……手を離すんじゃないわよぉ」ギュッ
美琴「わかってるって」
食蜂「すぅー……んん──ゴホッ、おぇ、げほっげほっ!」
美琴「ちょっと……なんで元に戻ってんのよ!?」
821
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/24(日) 03:09:28 ID:PfydsvxM
言われてみれば絶対お互いに相手の顔面は好みのタイプだよね
普段まじまじと見る機会なんてほとんどないだろうけど
822
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/11/25(月) 14:48:28 ID:y8HQZcEU
食蜂「ごふっ……死ぬかと思ったわぁ……」
美琴「また最初からとか勘弁してよ……」
食蜂「ピアノは1日サボったら取り戻すのに3日かかるって言うでしょぉ。それと同じ」
美琴「アンタのはそんなレベルの話じゃないから! 水の中では息止めろってこの前も言ったでしょうが!」
食蜂「わかってるわよぉ。今のはちょっとミスっただけだしぃ」
美琴「どうしたらそこミスれるのよ……」
食蜂「コーチはできない子の気持ちに寄り添うべきだと思いまぁす」
美琴「減らず口はいいから、仕切り直していくわよ」
823
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/01/11(土) 05:37:41 ID:a6aNqdQs
2時間後・帰りのバス
美琴「前より長かったし疲れたでしょ。肩使っていいわよ」
食蜂「勝手に疲れたことにしないでもらえますぅ?」
美琴「目が眠そうだけど」
食蜂「……気のせいじゃなぁい?」ポスン
美琴(素直じゃない……とか言ったら離れちゃうから黙っとくけど)クスッ
食蜂「なによぉ」
美琴「んー? また明日筋肉痛とか言い出しそうだなって」
食蜂「そういうこと言うならアナタがどうにかしなさいよぉ」
美琴「無理でしょ。アンタの身体なんだから」
食蜂「筋肉痛予防にはマッサージがいいって書いてあったわよぉ」
美琴「(わざわざ調べたのね)それくらいならお安い御用よ」
824
:
ななし
:2025/01/29(水) 01:06:23 ID:WzKsc8dY
やばい、尊すぎて死にそう
825
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/01/29(水) 03:10:25 ID:UkPBTWHQ
メールアドレス欄にメールアドレスは書かなくてええんやで(ちなみに「sage」って入れておくとなお良い)
あと名前欄も空白でええんやで
826
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/01/30(木) 22:58:13 ID:RtlhWd0g
>>825
なんやて。はじめてだったから知らんかったわ。ありがとう!
827
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/01/31(金) 03:17:42 ID:tBzKDJ1s
>>826
ええんやで
ネットは怖い人たくさんいるから情報はできるだけ隠すのが吉や
>>1
さんお節介でSSと関係ない話してすみません
今年も楽しみにしてます
828
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/02/24(月) 06:59:29 ID:jg6QaAm6
>>827
めっちゃ良い人やん
私も今年も更新楽しみにしてる♡(ӦvӦ。)
829
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/03/22(土) 20:05:15 ID:XZffwWXA
食蜂「あとぉ……コレ」スッ
美琴「は……?」
食蜂「唇、少し乾燥してるんじゃなぁい?」
美琴「だからって……」
食蜂「こまめなケアは乙女の嗜みよぉ。いいから塗っておきなさぁい」
美琴「わかったわよ」
食蜂「じゃぁちゃんと起こしてねぇ」
美琴(なんで唇を意識させるのよ……!)ヌリヌリ
830
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/04/03(木) 14:51:56 ID:OLSLzFlI
食蜂の部屋
食蜂「じゃぁ約束通りよろしくねぇ」ゴロン
美琴「……」
食蜂「ちょっとぉ? なに固まってるのぉ?」パタパタ
美琴「んー……無防備だなって」
食蜂「……えっち」
美琴「変な意味じゃないからっ」
食蜂「でも御坂さんだしぃ」
831
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/04/29(火) 19:48:19 ID:FmVzAQPA
pgh
832
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/04(日) 20:16:12 ID:YMfo7bxQ
食蜂「やらしいこと考えてもいいけどぉ、マッサージはちゃんとやるのよぉ」
美琴(……考えてもいいんだ)
食蜂「ほら早くぅ」パタパタ
美琴「わかってるって。アンタも痛くても我慢するのよ」
食蜂「ちょ、痛いなんて聞いてないんだけどぉっ?」
美琴「あれ、言ってなかったっけ? じゃあ始めるわよー」
食蜂「ひぃ……!」
833
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/11(日) 19:38:40 ID:zBxfVbjY
美琴「……」モミモミ
食蜂「……」
美琴「筋肉ついてないわねーホント」モミモミ
食蜂「ちょっとぉ……全然痛くないじゃない」
美琴「痛かったら我慢しろって言っただけで、痛くするとは言ってないでしょ」
食蜂「性格悪いわねぇ……」
美琴「あんまり無防備だからからかいたくなったのよ」
834
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/15(木) 04:59:21 ID:7na44MXc
食蜂「からかったのは減点力だけどぉ、マッサージ自体は悪くないわぁ」
美琴「そりゃどうも」モミモミ
食蜂「褒めてあげたんだからもっと喜びなさいよぉ。かわいくないわねぇ」
美琴「それはお断り」
食蜂「ウチの子だったら泣いて喜んでるのに」
美琴「私はアンタの派閥じゃないし……つーかアンタ」
食蜂「んー?」
美琴「派閥の人にもマッサージさせたりすんの?」
835
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/16(金) 06:05:09 ID:DBJKLPh6
食蜂「そうだけどぉ、それがどうかしたぁ?」
美琴「……あんまりよくないんじゃないの?」モヤァ
食蜂「なんで?」
美琴「他派閥のスパイとかいるんでしょ?」
食蜂「そういうの任せるのは信頼できる子だしぃ」
美琴「それはそれで変なことされたりとか……」
食蜂「アナタが言ってもねぇ……」クスクス
美琴「む……」
836
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/19(月) 05:06:51 ID:UnCC2yJ.
美琴「と、とにかく私が言いたいのは! むやみにこういう姿を晒すのはよくないってこと!」
食蜂「はァ……?」
美琴「……それだけよ」
食蜂「……」
美琴「……」
食蜂「じゃあアナタにも任せない方がよかったぁ?」
美琴「私は別にいいけど」
837
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/24(土) 06:00:28 ID:quxo2zSc
食蜂「他の人はダメで、自分ならいいんだぁ?」
美琴「そ、そうよ」
食蜂「もしかしてぇ……御坂さんって意外と嫉妬深いタイプ?」
美琴「は!? 意味わかんないんだけど!?」
食蜂「だってねぇ……私とこうしていられるのは自分だけがいいってことでしょぉ?」
美琴「そんなこと言ってないでしょ!」
食蜂「じゃあいいのぉ? 私が他の人にこういうこと許しても」
838
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/26(月) 05:05:48 ID:bsKxV/IA
美琴「……」
食蜂「どうなのぉ?」
美琴「……イヤ」
食蜂「んんっ……!」ゾクゾク
美琴「な、なによ」
食蜂「べ、別にぃ……御坂さんも結構かわいいところあるのねぇ」
美琴「全然嬉しくない」プイッ
食蜂(真面目に言ってるのにぃ……)
839
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/30(金) 05:19:56 ID:5ebOblnc
食蜂「御坂さんがそこまで言うならぁ……こういうことお願いするのはアナタだけにする」
美琴「……どうせまたなんか条件があるんでしょ」
食蜂「条件ってわけじゃないけどぉ……私が呼んだらいつでも来てよぉ?」
美琴「え、それだけでいいの?」
食蜂「だけって……真夜中に呼ばれてもいいのぉ?」
美琴「アンタのワガママには慣れっこだから」フフン
食蜂「ヤな言い方ぁ」
840
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/06/11(水) 01:58:17 ID:tNEV7jcE
フフンってドヤ顔ちょっと想像できるww
841
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/06/25(水) 05:05:57 ID:6C7s62WM
食蜂「そういう御坂さんだって結構ワガママ力高いでしょぉ?」
美琴「アンタほどじゃない」
食蜂「ご褒美にちゅぅをねだってきたのは誰だったかしらぁ?」
美琴「ご、ご褒美はいいでしょ! そういう約束なんだから!」
食蜂「ちゅぅは最初の約束にはなかったと思うけどぉ?」
美琴「最初にしてきたのはそっちでしょ!」
食蜂「なっ……はァーッ? はァーッ?? アナタが冗談を真に受けたからでしょぉ!?」
美琴「うううっさい! 期待させるのが悪いんじゃない!」
食蜂「き、期待ってアナタねぇ……♡」ゾクゾク
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