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美琴「食蜂の胸、柔らかかったな……」
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/02(土) 03:47:03 ID:YbBA03tg
ついにあけおめ
今年も更新待ってる
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/02(土) 13:45:24 ID:yGXhzYOo
あけましておめでとう
更新お疲れ様です
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/02(土) 16:25:27 ID:ipJGJCmE
更新助かる
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/03(日) 00:03:21 ID:dF37QovQ
美琴「食蜂が嘘を吐いてたってこと?」
警策『嘘は言ってないけど、一番大事な部分は話してなかったんだよねー』
美琴「それをアンタが話してもいいわけ?」
警策『バレたら操祈ちゃんは怒るだろうけど、まあ大丈夫じゃない?』
美琴「……怒られるのはアンタだけにしてよ」
警策『そこまでは保証できないよ』
美琴「はぁ……で、なんなのよ本当の理由って」
警策『チョット長い話になるけど、始まりは私と操祈ちゃんが所属してた研究所──』
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/20(水) 19:45:40 ID:6w6II3eo
待ってる
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/01(月) 21:41:30 ID:1X73pU9Q
更新はよ
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/12(金) 01:32:17 ID:F/2zN6Oo
待ってるぞ
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/12(金) 10:01:42 ID:xZC.GRnw
ワクワク
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/15(月) 05:16:08 ID:4ZOZeGLg
更新待ちしてる
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/24(水) 19:17:55 ID:.8bbxiN.
更新まってる(わくわく)
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/28(日) 21:13:55 ID:Nu4lCqMk
美琴「──ドリーの姉、ね……しかもそれが小学生の頃って……」
警策『ナニカ引っかかる?』
美琴「や……いろいろと合点がいったわ。アイツが大覇星祭で妹達を助けてくれた理由とかね」
警策『そういうこと。っていうか信じてくれるんだ?』
美琴「信じるわよ。当たり前でしょ」
警策『どういう心境の変化? さっきまでは不信感しかなかったのに』
美琴「ドリーの姉が……亡くなったって話のとき、声が震えてたわ。それで充分よ」
警策『……変なトコで鋭いのは遺伝? ヤンナルネ』
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/28(日) 21:52:12 ID:Nu4lCqMk
警策『とにかくそういうことだから、これで操祈ちゃんと仲良くできるっしょ?』
美琴「なによ。アンタもしかして昨日のこと気にしてたの?」
警策『理由の半分はそうだけど、もう半分は打算だよ?』
美琴「は?」
警策『美琴ちゃんを味方につけて、ヤバいときには身体張ってもらおうと思って』
美琴「アンタも食蜂も私をなんだと思ってんのよ……大体アンタの話聞かなくてもドリーの味方だっつーの」
警策『そこに操祈ちゃんと私も入れてほしいなー』
美琴「それはアンタ達の態度次第ね」クスッ
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/01(月) 06:32:56 ID:SiHLn90k
お!更新きてた!
ってかそろそろタイトル忘れるそうなんだがw
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/02(火) 11:51:32 ID:qrvSYf5o
更新乙!これ楽しみに生きてるんや
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/28(日) 21:32:34 ID:iG/bccag
美琴「にしてもアイツは……普通に本当のこと言えばいいっつーのに」
警策『頼られなくてショック?』
美琴「違うわよ。アイツのひねくれっぷりに呆れてんの」
警策『そこは同感だけど、操祈ちゃんも美琴ちゃんにだけは言われたくないと思うなぁー』
美琴「……どういう意味よ」
警策『美琴ちゃんもツンデレだから』
美琴「ツンデレじゃないしアイツと一緒にすんなっ」
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/28(日) 22:36:25 ID:iG/bccag
翌週・食蜂の部屋
美琴「おはよ」
食蜂「おはよう」
美琴「まだ準備終わってないの?」
食蜂「うるさいわねぇ、アナタが来るのが早いのよ」
美琴「別に急かしてないわよ」
食蜂「それなら『まだ』なんて言わないと思うけどぉ?」
美琴「ごめんて。余裕あるし、ゆっくりやったら?」
食蜂「言われなくてもそうしますぅ」
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/30(火) 04:44:52 ID:wUP6slhI
お、更新来てた\(^o^)/
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/30(火) 13:43:02 ID:0N2U5vB.
更新乙やで
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/01(木) 12:39:20 ID:3NDYwARU
美琴「……」
食蜂「……なぁに?」
美琴「え?」
食蜂「こっち見てたから」
美琴「あー、いや……アンタって……」
食蜂「はい?」
美琴「……アンタってかわいくないわよね」
食蜂「……朝から喧嘩を売られるとは思わなかったわぁ」
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/09(金) 14:56:07 ID:45YZGy5o
おいついた
神スレやんけ
536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/22(木) 00:51:11 ID:KJreP0L.
神スレだから2年以上も更新待ちしてるんやで
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/22(木) 11:58:13 ID:A58pOymU
古参アピだが4年とちょい前から読んでる
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/09(日) 21:31:05 ID:NDZtknpY
おなしゃす!
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/11(火) 21:32:15 ID:8G54.Qfw
美琴「強がりで意地っ張りで天邪鬼。ホントかわいくない」
食蜂「別に御坂さんに可愛いと思われなくてもいいですぅ」
美琴「いつか絶対損するわよ」
食蜂「はァ?」
美琴「その性格、損するって言ってんの」
食蜂「余計なお世話っ。忠告するなら体型相応にしてもらえますぅ?」
美琴「た、体型は関係ないでしょおが!」
食蜂「アナタが親みたいなこと言うからぁ、お子様体型とのギャップが気になっちゃったのよねぇ」ニヤニヤ
美琴「な、なっ……!」
540
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/11(火) 23:23:11 ID:8G54.Qfw
食蜂「悔しすぎて言い返すこともできないのかしらぁ?」
美琴「……ふぅ」
食蜂「……なぁにその深呼吸」
美琴「アンタのペースには乗らないから。私は真面目に言ってんの」
食蜂「私の性格が気に喰わないって? お互い様ねぇ」
美琴「違うわよ。いや、たしかにムカつくけど」
食蜂「違くないじゃない」
美琴「私が言いたいのは……もっと素直に頼れってこと」
食蜂「……はァ?」
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/12(水) 00:36:20 ID:M7gfwmuI
デレくるか?
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/12(水) 15:43:43 ID:kyZxWpHQ
きた!お疲れ様です
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/16(日) 04:00:45 ID:YeBxH50E
これはみさきち赤面する予感
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/21(金) 22:16:01 ID:wbNPv27c
食蜂「頼れって……御坂さんを?」
美琴「そうだけど」
食蜂「頭打ったのぉ? アナタがそんなこと言うなんて」
美琴「うっさいバカ」
食蜂「もしかして……ドリーのことで変に義理を感じてるんじゃないでしょうねぇ?」
美琴「そんなわけないでしょ」
食蜂「他に理由が思い当たらないんだけどぉ?」
美琴「いちいち理由とか気にしないでいいのよっ」
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/02(水) 22:27:47 ID:Xi85E3jY
最後に揉んだのいつだっけ
546
:
<削除>
:<削除>
<削除>
547
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/04(金) 11:38:40 ID:Kj5su6ns
食蜂「理由がない方が不信力高いわねぇ」
美琴「ちょっとは信用しなさいよ」
食蜂「アナタが心を読ませてくれるなら話は別よぉ?」
美琴「それはお断りっ」
食蜂「じゃぁアナタに頼ることはないわねぇ」
美琴「……あっそ。好きにしたらいいじゃない」
食蜂「まぁでもぉ……たまに『使って』あげるのはアリかしらぁ」
美琴「は?」
食蜂「御坂さんが私にご奉仕したいって言うなら手足として使ってあげてもいいゾ?」
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/04(金) 13:23:58 ID:5zPJcIog
うおおお
お待ちしておりました!お疲れ様です
549
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/06(日) 01:13:45 ID:7Ujyx85c
ずっと読んでるよ!
550
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/06(日) 06:38:57 ID:UGFjLkBM
>>545
確かにw
タイトル忘れそうだわww
551
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/07(月) 09:49:58 ID:WuFRUZGM
美琴「……はんっ」
食蜂「なによぉ」
美琴「結局言い方だけの違いじゃない、それ」
食蜂「愉快な解釈力ねぇ。自惚れすぎなんじゃなぁい?」
美琴「まあいいわよ、今は『使う』で」
食蜂「なんでアナタが妥協してる風なのかしらぁ?」
美琴「ちゃんと納得してるって」
食蜂「むうぅ……」
552
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/07(月) 14:46:28 ID:EyVI9awM
これ面白いな期待
553
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/11(金) 19:14:00 ID:odksoDEk
食蜂「っていうかぁ……ソレを伝えるためだけに人のことを散々貶してくれたってわけぇ?」
美琴「別に貶しては──」
食蜂「可愛くないって言ったでしょぉ」
美琴「あれはかわいげがないって意味で──」
食蜂「やっぱり貶してるじゃない」
美琴「だからそういうつもりは──」
食蜂「こういうとき素直な人ならなんて言うのかしらねぇ?」
美琴「……嫌味なやつ」ボソッ
食蜂「そうじゃないでしょぉ?」
美琴「はぁ……ごめんね」
554
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/27(日) 19:28:56 ID:/hmCxBKY
食蜂「まったくもぉ……一番素直力が足りてないのはアナタじゃない」
美琴「アンタよりはマシだから」
食蜂「その発言がもう素直じゃないんだけどぉ?」
美琴「いいからさっさと支度しなさいよ。先行くわよ」
食蜂「この話始めたのはアナタの方でしょぉ」
美琴「長引かせたのはアンタでしょ」
食蜂「アナタが可愛くないとか言うから──」
美琴「カバンいつものでしょ? じゃあ行くから」ヒョイ
食蜂「あっ! ちょっとぉ、待ちなさいよぉ!」
555
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/27(日) 20:39:36 ID:qvXpgZhk
きたきた!
556
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/06/30(水) 10:22:38 ID:8AFDEiI.
かわいくないと言われたことを結局気にしているの、かわいいな
557
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/03(土) 01:12:36 ID:24iQY5uE
もうカバン持つことに抵抗がなくなってるやんけw
558
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/04(日) 00:11:15 ID:K5jI6WHQ
うーん、かわいい
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/12(月) 07:38:35 ID:bl7N8eN2
昼休み
帆風「♪」ニコニコ
食蜂「……ご機嫌ねぇ」
帆風「女王のおかげです♪」
食蜂「なにもしてないと思うけどぉ?」
帆風「御坂さんと仲直りしてくださいました!」
食蜂「アナタねぇ……喜ぶハードルが低いっていうか、ポイントがおかしくなぁい?」
帆風「女王の幸せがわたくしの幸せですから♪」
食蜂「私は幸せなんて言ってないんだけどぉ……」
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/29(木) 07:33:18 ID:WrdkdeGI
食蜂「大体今朝も喧嘩を売られたしぃ、なんだか損した気分だわぁ」
帆風「えぇっ……早速喧嘩を……?」
食蜂「そこはまぁ、大人の対応で流してあげたけどぉ」
帆風「ほっ……」
食蜂「私は可愛くないそうよぉ」
帆風「えっと……それは、御坂さんがそのように……?」
食蜂「えぇ。彼女にそう言われたの」
帆風「そんなっ……! 女王ほど美しく可憐な女性はふたりといませんっ!」
食蜂「はいはい、ありがとぉ」
561
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/30(金) 07:27:32 ID:fIMrRGxU
帆風「きっと御坂さんも本心からそう言ったのではないと思いますっ」
食蜂「どうかしらねぇ」
帆風「いえ、きっとそうです!」
食蜂「まぁ別にどうでもいいけどぉ」
帆風「……女王、この件、わたくしに任せていただけませんか?」
食蜂「はァ? 任せるって?」
帆風「わたくしが御坂さんの本音を聞き出してみせますっ」
食蜂「妙なところでやる気出すわねぇ……」
帆風「女王!」ズズイッ
食蜂「……好きにしたらぁ?」
帆風「はい! 必ずや女王のご期待に応えてみせますっ!」
食蜂「私が望んでるみたいに言うんじゃないわよぉ」
562
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/30(金) 13:13:21 ID:C9.oB5.U
きた!
563
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/07/30(金) 17:54:35 ID:OjRGkJvk
止めてとは言わないんだよな
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/08/09(月) 22:54:18 ID:6v/FN0AQ
にやにや
565
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/08/13(金) 22:34:13 ID:hcvVPU4w
放課後
帆風「ごきげんよう、御坂さん」
美琴「こんにちは……えーっと、今日は派閥で予定がある感じ?」
食蜂「特にないわよぉ。一緒に帰りたいんだってぇ」
帆風「はい。ご一緒してもよろしいでしょうか?」
美琴「あ、はい。もちろん」
帆風「ありがとうございます♪」
美琴(……なんかちょっと怖いんだけど)
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/08/30(月) 21:56:31 ID:LKjcWh2o
帰り道
帆風「ところで御坂さんっ!」ズズイッ
美琴「は、はいっ」
帆風「御坂さんは……どんな方を可愛いと思いますか?」
美琴「へ……可愛い……?」
帆風「はい。御坂さんの考える可愛さを教えていただきたいのですっ」
美琴「うーん……睫毛が長い、とか?」
帆風(女王は睫毛長いです! やはり御坂さんの本心は……!)チラッ
食蜂(そんな誇らしげな顔されてもねぇ……)
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/04(土) 18:06:06 ID:FDVdjZf.
美琴「あとは、んー……髪が綺麗とか」
帆風(これも女王に当てはまります!)チラッ
食蜂(いちいちこっち見ないでいいから)
美琴「えっと……もういいですか?」
帆風「あ、お待ちください! もう少し教えていただけませんか!?」
美琴「って言われても……いざ聞かれるとあんまり出てこないっていうか」
帆風「例えば……とても甘い匂いがする方はどうですか!?」
美琴「ぶっ!? いや、それって──」
帆風「それと、瞳が輝いている方も可愛いと思いませんか!?」ズイッ
美琴「……わかったわ、これ絶対アンタの差し金でしょ!? 食蜂!」
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/05(日) 02:46:14 ID:vMoutrck
可愛いと思うって素直に言っちゃいなYO!
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/06(月) 06:05:08 ID:6cFCruLo
匂いフェチな御坂さん、どうでるか
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/12(日) 23:38:35 ID:NAo9VDB6
食蜂「はァーッ? 自意識過剰な言いがかりはやめてもらえますぅ?」
美琴「どうせ今朝のことを根に持ってんでしょ!」
帆風「ごごご誤解です御坂さん! 女王は決してそのようなことは……!」
美琴「食蜂からどう聞いてるかわかんないですけど、絶対曲解されてるんで!」
食蜂「してないですぅー! 自分の発言に責任力も持てないのかしらぁ?」
美琴「私はそのひねくれた性格がかわいげないって言ったのよ!」
食蜂「それも充分失礼なんですけどぉ?」
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/15(水) 21:32:04 ID:prTmGqUc
まーたイチャイチャ
572
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/02(土) 20:11:43 ID:Dqo02jww
帆風「(女王は人格も高潔で素晴らしいですが)ということはつまり……御坂さんも女王のことをお可愛いと思っているんですね!?」
美琴「なんでそうなる!?」
帆風「文脈からそう解釈するのが自然かと思いまして」
美琴「拡大解釈が過ぎる!」
帆風「それでは……御坂さんの本心をお聞かせください!」
美琴「や、本心って……」
帆風「女王のことをどう思っているのですか!?」
美琴「……」チラッ
食蜂「……ふんっ」プイッ
美琴「……まあ、可愛いとは思ってますけど」
帆風「御坂さんっ……!」パアァッ
美琴「……ただし性格は除く」
573
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/07(木) 22:17:24 ID:Krg7VVFQ
食蜂「どうしてそう一言余計なのかしらねぇ」
美琴「最初から私の主張は変わってないから」
食蜂「わざわざ強調するあたりにアナタの性根の悪さが窺えるわねぇ」
帆風「ま、まあよかったじゃありませんか。御坂さんも可愛いと言ってくれましたし」
食蜂「べっつに言われても嬉しくないしぃ」
帆風「こころなしか表情が明る──」
食蜂「それ以上言ったらどうなるかわかるわよねぇ?」ジロリ
帆風「も、申し訳ございませんっ!」
574
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/15(金) 17:45:04 ID:8xBCa1M6
食蜂「まったくもぉ……御坂さんもっ」
美琴「は?」
食蜂「今の話を真に受けるんじゃないわよぉ」ビシィ
美琴「はいはい。つーか言われ慣れてるでしょ、アンタは」
帆風「いえ、御坂さんというのが大事なのですっ!」
食蜂「なんでアナタが答えるのかしらねぇっ」グリグリ
帆風「ご、誤解があってはいけないと思いまして〜……」
美琴「私の言動でアンタが喜ぶなんて思ってないから。ほら、やめてあげなさいよ」
食蜂(……それはそれで腹立たしいんですけどぉ)
575
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/17(日) 05:56:03 ID:fq6I0VW.
ほーん
腹立たしいのかぁ(にやにや)
576
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/24(日) 22:23:42 ID:RMpuk4zI
食蜂「もぉいいわぁ……それでぇ? どうするのぉ?」
美琴「なにが?」
食蜂「今日は上がっていくのぉ?」
美琴「あー……どうしよ」
帆風「ぜひっ! ぜひ上がっていってください!」
美琴「うぇえ……?」
帆風「ここまで来たのですからぜひっ!」
美琴「じゃあ、まあ……はい。お邪魔します」
食蜂「……一応言っておくけど私の部屋だからねぇ?」
577
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/11/01(月) 06:10:57 ID:EhjlxMWA
食蜂の部屋(帆風は帰宅)
美琴「実際さ……今朝のこと結構気にしてたの?」
食蜂「はァ? そんなわけないでしょぉ。自惚れないで」
美琴「あっそ……まあ、やっぱりアンタに『可愛い』はちょっと違うわよね」
食蜂「……別にアナタからなんて言われようが──」
美琴「アンタには『綺麗』って言葉が一番合ってると思うから」
食蜂「……はァ? 急になによぉ……」
美琴「別に。なんか言わされっぱなしは癪だっただけ」
578
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/11/07(日) 01:14:08 ID:LyPlFQxw
デレ来て〜
579
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/11/09(火) 23:37:09 ID:8KA6uHK2
食蜂「御坂さんにそんなお世辞力があるとは思わなかったわぁ」
美琴「アンタはひねくれてないと死ぬの?」
食蜂「アナタこそ、今朝からちょっとおかしいんじゃなぁい? 変なものでも食べたんじゃないのぉ」
美琴「今朝からじゃないけど」
食蜂「生まれつきおかしいってことぉ?」
美琴「じゃなくて! 初めて見たときから……アンタは綺麗だと思ってたって話」
食蜂「ふ、ふぅん……御坂さんでも審美眼だけはまともみたいねぇ」
580
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/11/20(土) 22:07:44 ID:Kkw09QYU
美琴「ま、アンタの最初の一言で印象最悪になったけどね」
食蜂「……私、根に持つ人キライ」
美琴「アンタが言うなってのは置いといて、別に根に持ってないから」
食蜂「大体あのときは……あ、アナタが馴れ馴れしく話しかけてきたからだしぃ」
美琴「自己紹介すらさせてくれなかったでしょうが、アンタは」
食蜂「……根に持ってないって言う割にはよく覚えてるじゃない」
美琴「初対面でケンカ売られたらそりゃあね」
581
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/24(金) 22:34:14 ID:SWBJyzFc
メリクリ
ずっと待っとるで
582
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/30(木) 22:23:56 ID:kopRDJzY
食蜂「別に喧嘩売ったわけじゃないしぃ……アナタが勝手にそう受け取ったんでしょぉ」
美琴「視界に入ってくるなって言われたら普通そう思うっつーの」
食蜂「私の言ったことまで覚えてるわけぇ?」
美琴「……言われてみるとそうね。一言一句そのまま思い出せるわ」
食蜂「ちょっと怖いんですけどぉ……」
美琴「それだけ印象的だったってことね」
食蜂「やっぱり根に持ってるでしょぉ」
美琴「持ってないっての」
583
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/30(木) 23:05:21 ID:kopRDJzY
美琴「でも……一つだけ気になることはあるわね」
食蜂「どうせロクなことじゃないんでしょぉ」
美琴「アンタからしたらそうかもね」
食蜂「聞きたくないけど聞いてあげるわぁ」
美琴「知りたいのは……理由」
食蜂「え……?」
美琴「私が馴れ馴れしかったからってアンタは言ったけど……ホントにそれだけ?」
食蜂「……」
美琴「初対面なのにあんな態度だったのは……なにか理由があったんじゃないの?」
584
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/30(木) 23:53:11 ID:kopRDJzY
食蜂「……どうしてそう思うのぉ?」
美琴「アンタは理由もなくあんなこと言わないと思ったから」
食蜂「ふぅん……」チラッ
美琴「なによ」
食蜂「アナタにそんな信用されるなんてねぇ」
美琴「茶化すんじゃないわよ」
食蜂「はいはい。ご期待に添えられなくて悪いけどぉ、他に理由なんてないわぁ。アナタのにやけた顔が気に入らなかっただけ」
美琴「……あっそ。それならいいわ」
食蜂(御坂さん……まさか、ねぇ……?)
美琴(まだ全部話す気はないってことね……)
585
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/31(金) 00:49:57 ID:etIZW3Bs
食蜂「まぁ、でもぉ……あの日は私も少し機嫌が悪くて八つ当たりしちゃったっていうかぁ……」
美琴「……は?」
食蜂「ちょっと言いすぎたところもあるっていうかぁ……」
美琴「ん……? んん?」
食蜂「だ、だからぁ……御坂さんも顔立ちはまぁ整ってるっていうか……アナタの顔、そんなにキライじゃないっていうか……」
美琴「……ぷっ」
食蜂「な、なによぉっ」
美琴「いや、アンタが申し訳なさそうにしてるの似合わなすぎて」クスクス
食蜂「はァーッ? こっちが下手に出たからっていい気になってんじゃないわよぉ!」
美琴「や、ごめんごめん。あはは」
586
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/31(金) 00:59:00 ID:etIZW3Bs
食蜂「っていうかいつまでくっついてるつもりぃ? もうとっくに1分経ってるでしょぉ。離れなさぁい」
美琴「えー、そう? まだ半分くらいじゃない?」
食蜂「そんなわけないでしょぉ!」
美琴「じゃあアンタ数えてたの?」
食蜂「数えてはいないけどぉ……」
美琴「だったらもう少しだけいいでしょ」ギュッ
食蜂「んぅ……じゃぁ今から1分だからねぇ?」
美琴「うん、それでいいよ」クンクン
食蜂「もぉ〜……すぐ匂い嗅ぐぅ……」
587
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/31(金) 07:57:10 ID:UUsc0qzY
デレ、来てたとは!
588
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/31(金) 10:15:51 ID:Dh4fxbUo
あぁ^��
良いお年をー
589
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/31(金) 19:10:42 ID:etIZW3Bs
その夜・美琴の部屋
黒子「お姉様ー、お風呂入りませんの?」
美琴「あー……先入っていいわよ」
黒子「ブレザー着たままだと皺になりますわよ?」
美琴「うーん? まあちょっとくらい大丈夫でしょ」
黒子「ずっと横になってるじゃありませんの。もしかして調子悪いんですの?」
美琴「全然。絶好調だけど」
黒子(……その割には呆けてるように見えますの)
美琴(アイツの匂い、まだ残ってる……)トロン
590
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/02(日) 04:17:44 ID:LEbDt/c2
お年玉に連投助かる
591
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/07(金) 22:30:55 ID:Hfdx6je6
数日後・警策とドリーの部屋
食蜂「──今回は私の勝ちねっ!」
美琴「うーん……運がなかったわねー今回は」
食蜂「あらぁ、御坂さんってば負け惜しみぃ? 知略で私が優った結果よぉ」
警策「アナログゲーはまあ普通に強いよね操祈ちゃん」
美琴「っていうかコントローラーの操作が下手すぎんのよ、食蜂は」
食蜂「他のゲームの話なんてしてないんですけどぉ」
美琴「身体も一緒に動くし」
食蜂「それは別にいいでしょぉ!?」
592
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/15(土) 06:10:05 ID:LxSlY1mI
あけおめー!
デレきてた、やったー!
今年も続き待ってる
593
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/18(火) 19:29:49 ID:gDaLmW5Q
仲良しっていいよね
594
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/19(水) 08:08:50 ID:1XYbIxdA
ドリー「ねぇねぇ、みさきちゃん」
食蜂「なぁに?」
ドリー「どうしておねえちゃんのこと『みさかさん』ってよぶの?」
食蜂「はァ……?」
ドリー「みーちゃんは『みことちゃん』ってよんでるのに」
食蜂「それは看取さんがおかしいのよぉ。普通は仲良くないと名前で呼んだりしないの」
ドリー「なかよしだよね?」
食蜂「全っ然よくないけどぉ?」
595
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/30(日) 18:25:10 ID:rt6bLR1U
ドリー「え〜? いっつもいっしょにいるのに?」
食蜂「一緒にいるからって仲良いとは限らないのよぉ」
警策「いつも一緒にいることは否定しないんだ?」ニヤニヤ
食蜂「揚げ足取りは子どもっぽいわよぉ?」
警策「やっぱり否定はしないと」ニヤニヤ
食蜂「だ、大体御坂さんだって名前で呼んでないでしょぉ? つまりそういうことよぉ」
警策「だってさ、美琴ちゃん。そこんとこどうなの?」
美琴「こっちに振るなっ」
596
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/30(日) 22:04:25 ID:ls2VqMU6
呼び合いっこはエモいな
597
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/02/06(日) 01:30:43 ID:Wb4j1EwU
追いついた。食蜂ちゃん可愛すぎる
598
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/02/16(水) 04:13:26 ID:sf4LCVe.
続き気になるぅう
599
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/02/26(土) 10:50:21 ID:fdFrq/MA
ドリー「おねえちゃんっ」
美琴「うっ」
ドリー「おねえちゃんはどうして『みさきちゃん』ってよばないの?」
美琴「いやまあ……慣れの問題っていうか……ちゃん付けはありえないけど」
警策「呼び捨てならいいんだ?」
美琴「そういうことじゃないっ」
ドリー「すぐなれるからいっしょにれんしゅうしようよ!」
美琴「うぇえ? れ、練習は大丈夫かなー……?」
ドリー「むー……みさきちゃんもよろこぶのにー」
警策「喜ぶの?」
食蜂「そんなわけないでしょぉ!」
600
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/02/26(土) 14:27:14 ID:cjUx9WZg
主の好きなように書いて+2
主が考える「みこみさ」が見たい
601
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/01(火) 01:44:20 ID:J.banIVQ
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
602
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/01(火) 15:42:52 ID:tzTsgHGg
おいついた
更新待ってます
603
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/20(日) 11:07:32 ID:GO/lMU1.
食蜂「っていうか御坂さんに名前で呼ばれるなんて考えただけで気色悪いしぃー?」
美琴「……あん?」
食蜂「私が優しいから勘違いさせちゃったなら悪いけどぉ」
美琴「……」
食蜂「馴れ馴れしいのはちょっと困るっていうか──」
美琴「──操祈」
食蜂「……へ?」
美琴「はっ、誰がアンタの言うことなんて聞くかっつーの。アンタの嫌がる呼び方してやるわっ」
食蜂「遂に胸囲力だけじゃなく頭の中まで小学生になっちゃったのかしらぁ?」
美琴「いっつもそればっかでもう慣れたわ。操祈操祈操祈」
食蜂「呼ぶならせめて花を愛でるように呼んでもらえますぅー!?」
604
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/20(日) 18:12:58 ID:buO0hZ5M
花を愛でるよう言ってほしいのかな?
605
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/24(木) 01:34:01 ID:5R0Ua/eU
おっと
名前呼び定着の予感
606
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/24(木) 11:22:00 ID:vC6YDHQY
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
607
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/08(金) 03:58:28 ID:tJM6ptmo
うひょー!待ってた!
意地で名前呼びいいな
608
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/16(土) 16:37:56 ID:HuRCm4aU
警策「おふたりさん、仲良いのはわかったからイチャつくのはそれくらいにしといたら?」
食蜂「どこがイチャついてるように見えるのかしらねぇ?」
警策「顔真っ赤だし」
食蜂「なぁっ……!?」サッ
警策「イヤイヤ隠しても遅いから」
ドリー「やっぱりうれしいんだっ」
食蜂「はァーッ!? そんなわけないでしょぉ! 看取さんの言うことを真に受けないのぉ! これは怒ってるからですぅ!」
警策「ホラ美琴ちゃん、もっと丁寧に呼んであげないと」
食蜂「そういうことじゃないんだけどぉ!?」
609
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/19(火) 21:11:07 ID:WTpF2vxs
ナイスドリー
610
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/22(金) 16:55:28 ID:ZHvPHGDo
食蜂「まったくもぉ……御坂さんの幼稚力のせいで──」
ドリー「つぎはみさきちゃんのばんだね!」
食蜂「……一応聞くけど、なにがぁ?」
ドリー「なまえでよぶの! おねえちゃんはよんだから、つぎはみさきちゃん!」
食蜂「勝手にターン制にするんじゃないわよぉ。私は呼ばないからねぇ」
警策「ホントどんだけ意地っ張りなんだか」ヤレヤレ
食蜂「別に意地とかじゃ──」
ドリー「おねえちゃんはよんでくれたのにー」
食蜂「むぐぐ……」
611
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/22(金) 19:45:04 ID:uhsDmqFI
みことちゃんドキドキして無言になっちゃってるじゃないか
612
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/24(日) 16:15:34 ID:HAiSDwp.
食蜂「……」チラッ
ドリー「……」ジーッ
食蜂「……」チラッ
警策「……」ジーッ
食蜂「……ぃ……み……」
ドリー「みっ?」
警策「み?」
食蜂「……」チラッ
美琴「……ふんっ」プイッ
食蜂「み──御坂さん」
613
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/24(日) 22:02:12 ID:zVaHxr72
続き読みたすぎる
614
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/29(金) 20:57:53 ID:WC1Yg/j2
み、御坂さんという流れだと思ったぜ
あのみさきちがすんなり呼べるわけないもんな(にやにや)
615
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/05/05(木) 23:56:41 ID:uiwtyNTY
ドリー「えぇーっ?」
警策「イヤイヤ操祈ちゃんさぁ」
食蜂「アナタ達の挑発に乗るわけないでしょぉ」フフン
警策「これだからツンデレは……ドンマイ美琴ちゃん」
美琴「別に……どうでもいいわよ呼び方なんて」
食蜂「……」ムカッ
ドリー「みさきちゃんおこってる?」
食蜂「なんの話ぃ? 怒る理由がないんですけどぉ?」
警策(表情でこれだけ語れるのも才能だよねぇ)
616
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/05/18(水) 09:53:15 ID:eutokQbY
続き来てる!作者さん大好き!
自分の体調最優先でのんびり書いてね
617
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/05/20(金) 16:06:55 ID:blCHtgFY
素直じゃないけど周りにはバレバレの食蜂可愛すぎる!
続き楽しみにしてます!
618
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/03(金) 17:05:22 ID:ZFPvX/qs
食蜂「っていうかこの話はもういいでしょぉ!? オシマイっ」
ドリー「えー」
食蜂「ワガママばっかりだと海に連れてってあげないゾ?」
ドリー「あーっ! ずるーい!」
食蜂「苦情力は受け付けませーん」
警策「やり口が小学生レベル」
食蜂「看取さんは黙ってなさぁい!」
美琴(……海?)
619
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/11(土) 21:30:33 ID:hKz0SdiM
美琴「ねぇ、海ってなんの話?」
ドリー「そーだ! おねえちゃんもいっしょにいこうよ!」
美琴「いや、まずはなんの話かを……」
警策「ドリーが海行きたいって言うから連れて行くのよ」
美琴「もう秋っていうか冬だけど。来年の夏?」
警策「今のところね。まずドリーに泳げ教えなきゃだし」
ドリー「こんどプールいくんだー♪」
美琴「ま、私の妹なら泳ぎは大丈夫でしょ。ところで……」チラッ
食蜂「……なにかしらぁ?」
美琴「アンタも行くの? 海」
620
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/11(土) 22:08:12 ID:hKz0SdiM
食蜂「当たり前でしょぉ。今の流れでわからなかったぁ?」
美琴「そりゃわかったけど……本気で? アンタが?(泳げないのに)」ジーッ
食蜂「どういう意味かしらぁ?」
美琴「いや、本気ならいいけど(泳げないのに)」ジーッ
食蜂「言っておくけどぉ、もともと私がドリーと約束してたんだからねぇ」
美琴「そうなの?」
ドリー「うん。むかしみさきちゃんとやくそくしたの」
美琴(昔、ね……)
621
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/12(日) 19:14:10 ID:HcMByw3.
ドリー「ね、おねえちゃんもきてくれるよね?」
美琴「そうね。私も行こうかな(いろいろ心配だし)」
食蜂「私はまだ許可してないんだけどぉ?」
ドリー「えっ……おねえちゃんはだめなの……?」
食蜂「んぐ……だ、ダメとは言ってないでしょぉ……」
ドリー「じゃあおねえちゃんもいっしょでいい?」
食蜂「……あーもうっ! 御坂さんも連れて行くわよぉ!」
ドリー「わーい♪」
美琴「わかりきってた展開ね」ボソッ
警策「無駄な挑戦したがるよね操祈ちゃん」ボソッ
622
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/14(火) 11:52:31 ID:VSm3gfJQ
ドリーも美琴も嬉しいプールになりそうだな
623
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/14(火) 13:47:10 ID:5ZwMECoI
昔から見てるけど変わらず面白い
マスク社会で疲れやすくなって病み上がりから
そこまで時間が立たずこのクオリティなので更に読ませるSSになってる
624
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/20(月) 07:47:54 ID:IY2hNheM
定期的に更新がないか確認しに来てしまう癖ができてしまっている(もうあれこれ2年くらい読んでるかもw)
625
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/20(月) 21:18:28 ID:n767EI4c
帰り道
食蜂「はぁ……アナタとふたりで行くといつも以上に疲れる気がするわぁ」
美琴「ドリー元気だもんね。体力つけたら?」
食蜂「そういうことを言ってるんじゃないんだけどぉ?」ジトッ
美琴「私のせいにされても困るわよ」
食蜂「はぁ……まぁドリーが喜んでるからいいけどぉ」
美琴「ほーんとドリーのことだと途端に甘くなるんだから」クスッ
食蜂「なに笑ってるのよぉ」ムカッ
美琴「べっつにー? あ、そーだ……」
食蜂「……?」
美琴「み……操祈」
626
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/20(月) 21:35:07 ID:n767EI4c
食蜂「……なに?」
美琴「……」プイッ
食蜂「ちょっとぉ? 『呼んだだけ』とか気色悪いこと言わないでしょうねぇ?」
美琴「……アンタのお願い聞いてあげただけよ」
食蜂「はァ? なんの話?」
美琴「あーもうっ、なんだっていいでしょっ。それよりアンタ! 本当に海行く気なの?」
食蜂「その話はさっきも──」
美琴「泳げないのに」
食蜂「……」
627
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/21(火) 02:14:01 ID:o9OP5s8Q
み、操折、いいね!
628
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/21(火) 21:46:49 ID:9QeHrLLw
食蜂「私が泳げないなんていつ言ったかしらぁ?」
美琴「じゃあ泳げんの?」
食蜂「……そうは言ってないでしょぉ」
美琴「やっぱり泳げないんじゃないの」
食蜂「う、海で遊ぶのに必ずしも泳げる必要はないでしょぉ? 楽しみ方は他にもいろいろあるわぁ。水泳しか考えられないなんて如何にも脳筋な御坂さんらしいわねぇ」
美琴「そりゃ遊び方は自由だけど、ドリーは一緒に泳ぎたいと思うんじゃない?」
食蜂「う……」
629
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/06/29(水) 08:06:01 ID:7TQTp9Xs
美琴「なんなら教えるわよ」
食蜂「は?」
美琴「泳ぎ方。アンタにその気があるならだけど」
食蜂「どういう風の吹き回しぃ? アナタからそんな提案するなんて」
美琴「せっかく海行くなら泳げた方がいいでしょ」
食蜂「今日のピント外れの返しはわざとかしらぁ?」
美琴「どういう意味よ」
食蜂「なにか裏があるんじゃないかって言ってるのよぉ」
630
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/01(金) 05:09:38 ID:oBfqTuic
更新きてた\(^o^)/
631
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/02(土) 11:25:14 ID:MQ4OFctY
美琴「あのね……泳ぎ方教えるだけなのにどんな裏があるってのよ」
食蜂「私を突き落として怖がらせたりとか」
美琴「発想が小学生レベル……」
食蜂「んなぁっ……み、御坂さんのレベルに合わせてあげただけですぅ!」
美琴「はいはい。そんな悪戯しないから」
食蜂「むぅぅ……そ、そもそも教わるなら御坂さんじゃなくてもいいしぃ?」
美琴「そう。じゃあ別にいいけど」
食蜂「ちょっとぉ!?」
632
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/02(土) 23:08:28 ID:3L6QA3g2
美琴「なによ?」
食蜂「アナタから言い出したんだからもっと食い下がるべきでしょぉ!?」
美琴「べきって言われても……無理強いするつもりはないわよ」
食蜂「もちろん強要力なんてお断りよぉ」
美琴「じゃあ食い下がっても意味ないでしょうがっ」
食蜂「でもぉ、御坂さんがどうしても私に教えたいって言うならぁ、考えてあげなくもないわぁ」チラッ
美琴(……なんて面倒なやつ)
食蜂「どうなのぉ? それともすぐ諦める程度の意志力だったのかしらぁ? 自分から提案したのにぃ?」
美琴「ったく……どうしてもアンタに教えたいのよ、私が」
633
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/03(日) 03:59:04 ID:yXqTgBN6
イチャイチャしやがって…いいぞもっとやれ
634
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/06(水) 01:13:17 ID:7zhSRf/c
ツンデレの極みなみさきちw
635
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/07(木) 10:59:57 ID:vWcq5zYo
食蜂「ま、まぁ御坂さんがそこまで言うならしょうがないわねぇ? あんまり気が乗らないけどしょうがないから教わってあげるわぁ」フフン
美琴「言い方だけの違いでなにが変わるんだか……まぁいいわ。じゃあ早速明日から始めるわよ」
食蜂「えぇ、早くなぁい?」
美琴「アンタの運動音痴っぷりを考えると、来年の夏までに間に合うかわかんないから」
食蜂「はァーッ? そんなかかるわけないでしょぉ! 本気になれば1ヶ月だからっ!」
美琴「ふーん。つまり1ヶ月習得プランをご希望ってわけね」
食蜂「え」
美琴「言質とったわよ。泣き言は聞かないからそのつもりで」
食蜂「お、脅すような言い方するんじゃないわよぉ!」
636
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/08(金) 18:07:56 ID:y1pIlVmw
翌日・とあるプールの前
美琴「さて、さっさと入りましょ」
食蜂「……」
美琴「入るわよ?」
食蜂「あ、あーっ、そういえば今日は用事があるんだったわぁ。ちょっと行かないと──」
美琴「はーい今さら逃げようとしなーい」ガシッ
食蜂「こ、こんな寒い日にわざわざプールに入る必要なくなぁい?」
美琴「温水だっつーの。往生際が悪いわよ。ドリーに先越されてもいいの?」
食蜂「……わかったわよぉ。入ればいいんでしょぉ」
637
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/08(金) 23:35:10 ID:7du.OTwQ
こういうのがいいんだよ……
638
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/09(土) 17:33:21 ID:j.93h3Oc
更衣室
食蜂「私はこっちで着替えるからぁ、御坂さんはそっち行って」
美琴「は? なんで着替えるとこをアンタに指定されないといけないのよ」
食蜂「だって御坂さん、ジロジロ見てきそうだもの」
美琴「なっ……みみみ見ないわよっ!」
食蜂「なにその反応……やっぱりやらしいこと考えてたんじゃないのぉ?」ニヤニヤ
美琴「ありえないからっ!」
食蜂「泳ぎ方教えるって言い出したのも他に目的があったりしてぇ……♪」
美琴「なに言ってもそっちに持っていくな!」
639
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/12(火) 12:29:09 ID:YMLHjYhs
生きがい
640
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/13(水) 12:46:18 ID:0eYkR5F2
御坂さんは言い出した時は善意100%だけどラッキー発動したらそっちに頭がいっちゃいそう
641
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/18(月) 22:29:27 ID:kScDJEu6
食蜂「じゃあこっちで着替えてもいいわよぉ?」
美琴「えっ」
食蜂「やらしい気持ちはないんでしょぉ? それならとなりで着替えればぁ?」
美琴「と、当然でしょっ。そうさせてもらうわ」
食蜂「……ぜ、絶対に私の方見るんじゃないわよぉ?」ジトッ
美琴「だから見ないっつーの!」
食蜂「それならいいけどぉ……」シュルシュル
美琴(……音がやけに大きく聞こえる)ドキドキ
食蜂(……そっちも早く着替えなさいよぉ)ドキドキ
642
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/20(水) 23:53:16 ID:JRk5ptIw
美琴「……」チラッ
食蜂「……」チラッ
美琴・食蜂「「!」」
食蜂「やっぱりこっち見てるじゃなぁい!」
美琴「ちがっ……! い、今のはたまたま体勢的にそっち向いちゃっただけで……!」
食蜂「……私の下着の色は?」ジーッ
美琴「しr──あ」
食蜂「しっかり見てるじゃないのぉ!」
643
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/21(木) 07:20:13 ID:CPCPdNEM
もう向かい合って着替えなさい!
644
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/26(火) 08:11:48 ID:1tCOXbgY
にやにや止まんねー
645
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/07/26(火) 21:07:58 ID:TD7GwW2g
美琴「ま、待ってよ! 私だけ責められるのはおかしくない!?」
食蜂「はァ?」
美琴「目が合ったってことはアンタもこっち見てたんでしょ!」
食蜂「はァーッ? はァーッ?? なっ、なな、なんで私が御坂さんの着替えなんて……っ!」
美琴「じゃあなんでこっち見てたのよ」
食蜂「アナタを警戒してただけですぅ! 自意識過剰もほどほどにしなさいよねぇ!」
美琴「アンタにだけは言われたくないんだけど!?」
646
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/01(月) 20:10:57 ID:F137KgJc
食蜂「御坂さんが私の着替えを盗み見ようとしたのは事実でしょぉ!」
美琴「だから姿勢がたまたま──」
食蜂「着替え始めてもいないのにどうして姿勢が崩れるのかしらぁ?」
美琴「え……そ、それはほら……そういうときだってあるでしょ?」
食蜂「……御坂さん」ジーッ
美琴「な、なによ」
食蜂「今、正直に言えば怒らないであげるわぁ」
美琴「う……」
食蜂「それで、ホントはどうなのぉ?」
美琴「……気になって、見ました」
647
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/01(月) 20:57:09 ID:F137KgJc
食蜂「……」ジトッ
美琴「えっと……」
食蜂「……」ジトッ
美琴「無言の方が怖いんだけど……」
食蜂「……御坂さんのえっち」ボソッ
美琴「んぐっ……あ、アンタが最初に変なこと言うから気になっちゃったのよ!」
食蜂「だからって人の着替えを見ていいことにはならないでしょぉ」
美琴「はい……」
648
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 01:17:51 ID:.7sK2K9g
生きがい
649
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 03:22:47 ID:WxxvYPy6
(/ω\)
(//∇//)
650
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 08:00:22 ID:wX6n8Kl2
食蜂「まさかとは思うけどぉ、学校でも他の人の着替えを盗み見たりしてないでしょうねぇ?」
美琴「し、してないっ」
食蜂「ホントにぃ……?」ジーッ
美琴「アンタだけ! ホントにっ!」
食蜂「……」
美琴「信じてよ!」
食蜂「コホン……ま、まぁいいわぁ、とりあえず信じてあげる。でもぉ……」スッ
美琴「え……」
食蜂「御坂さんは向こうで着替えて」
美琴「はい……」スゴスゴ
食蜂(はぁ、もぉ……御坂さんって本当に……)ドキドキ
651
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 11:56:17 ID:37l.khpM
そこで一緒に着替えようの一言が言えたらふたりとも幸せになれるのにね
652
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 20:31:21 ID:ok5oqGeQ
10分後
美琴「こっちは着替え終わったわよー」
食蜂「……」
美琴「ねぇ、そっちはまだー?」
食蜂「……」
美琴「ちょっとー……み、操祈ー? 聞いてんのー?」
食蜂「聞こえてるわよぉ。まだかかるからアナタは先に行っててぇ」
美琴「じゃあ先行くけど……逃げるんじゃないわよー」
食蜂「わかってますぅー」
653
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 20:55:28 ID:ok5oqGeQ
15分後・更衣室
美琴「おっそい! アンタ一体なにして──」
食蜂「ひぅっ!?」ビクッ
美琴「は……? ちょっと、それ……」
食蜂「な、なんで戻ってきたのよぉ! バカぁっ!」
美琴「いや、アンタ……なんで浮き輪なんて持ってきてんのよっ!」
食蜂「プールに入るんだから必要でしょぉ!?」
美琴「水泳の練習するんだから邪魔なだけだっての!」
食蜂「もし溺れそうになったらどうするのよぉ!?」
美琴「私が助けるに決まってんでしょうが!」
食蜂「んんっ……!」ドキッ
654
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 21:41:23 ID:ok5oqGeQ
食蜂「コホン……た、例えばふたりで溺れる可能性もあるでしょぉ」
美琴「他のお客さんもいるし、監視してるスタッフの人もいるから平気よ」
食蜂「でもぉ……」
美琴「ほら、わかったらそれはロッカーにしまいなさい」
食蜂「……イヤ。絶対持っていく」
美琴「アンタね……」
食蜂「使わないならそばに置いておけばいいしぃ、持っていくだけならいいでしょぉ?」
美琴「わかったわよ。じゃあ早く膨らませて行きましょ」
食蜂「やってたのに邪魔したのはアナタなんですけどぉ」
655
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 21:47:36 ID:ok5oqGeQ
食蜂「ふぅーっ」
美琴「……」
食蜂「ふぅぅー……ふぅーっ」
美琴「あの……全然膨らんでないんだけど」
食蜂「う、うるさいわねぇ! ちょっとコツが必要なのよぉ!」
美琴(コツ掴んでないやつが言うセリフじゃない)
食蜂「ふぅう……なんで入らないのよぉ! これ不良品じゃないのぉ!?」
美琴「あーもー……貸して。私がやる」バッ
食蜂「あっ……」
656
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 21:56:02 ID:ok5oqGeQ
美琴「ふーっ、ふぅーっ」
食蜂「あ、あ……」
美琴「ふぅー……なによ、普通に入るじゃない。やっぱりアンタの入れ方がおかしかったのよ」
食蜂「御坂さん……」
美琴「ん?」
食蜂「わ……私が口つけたところ……」
美琴「へ……ち、違うわよっ!? わざとじゃなくて、ホント無意識で……!」
食蜂「そ、そぉ……それならいいけどぉ……」
美琴「……続き、どうする?」
食蜂「……そのままやって」
美琴「……ん」
657
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/03(水) 23:08:40 ID:2qrWt7Nk
おい突然の糖分過多で死人が出るぞ
658
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/05(金) 05:13:43 ID:InGbJfMk
>>657
わかりみ
ってか更新多くて幸せ
それと「続き」は口付け的な続きだと一瞬勘違いした自分をちょっと殴りたい
659
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/08(月) 23:33:49 ID:u80wCzKk
追い付いた
え!?ここで終わり!?と思ったら
まだ続いてるんかーい!
660
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/12(金) 11:56:04 ID:COuNCWes
美琴「ふぅ……はい、できたわよ」スッ
食蜂「ん……ありがと」
美琴「……」
食蜂「……」
美琴「えっと……気づかなくてごめん」
食蜂「別に……気にしてないわぁ。次は最初からアナタにお願いするしぃ」
美琴「まあそれはいいけど……っていつまで浮き輪使うつもりよ!」
食蜂「あって損はないんだからいいでしょぉ。それよりも早く案内して」
美琴「ワガママ女王め……滑らないように気をつけなさいよ」
661
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/12(金) 19:30:58 ID:Aj9T.BKw
次もあるのか〜
662
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/15(月) 01:41:03 ID:weFFwEqM
どこかでそろそろ美琴にハグご褒美ご褒美与えてあげてくださいな_:(´ཀ`」 ∠):
663
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/17(水) 16:48:14 ID:USiGK63U
プールサイド
美琴「入る前に軽くストレッチね。私の真似すればいいから」
食蜂「えぇ……」
美琴「何事も準備が大切よ。溺れたくないならなおさらね」
食蜂「……わかったわよぉ」
美琴「じゃあいくわよ。ほっ」グイーン
食蜂「ふっ……!」グッ
美琴「……」
食蜂「んぐぐっ……!」グッグッ
美琴「いや身体かった」
食蜂「そう言ってくると思ったからイヤだったのよぉ!」
664
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/17(水) 18:01:58 ID:WI1MH7CI
運動音痴属性なのに可愛さが爆発する食蜂
665
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/18(木) 00:41:42 ID:hclFPtFQ
美琴「ごめんごめん。押してあげるから許して」
食蜂「絶対痛いやつじゃなぁい!」
美琴「ちゃんと加減するから」
食蜂「やめてって言ったらすぐやめなさいよぉ?」
美琴「はいはい」
食蜂「本当にわかってるのぉ!?」
美琴「わかってるって。じゃあ押すわよ」グーッ
食蜂「うっ……!」
美琴(ヤバ……肌めっちゃスベスベなんだけど……)ドキドキ
666
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/19(金) 06:26:30 ID:gLC1No1.
ついにきた素肌同士の触れ合い(歓喜)
最近更新多くて嬉しいぞよ
667
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/19(金) 09:51:52 ID:JM3qD3XY
ちょいちょい油断して身を任せるな
668
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/23(火) 23:01:05 ID:VG5nbOcE
食蜂「……? なんかあんまり力入ってなくなぁい?」
美琴「あ、ごめん。ちょっと強くするわよ」ググッ
食蜂「ふぎゅっ!」
美琴「なんて声出してんのよ」クスクス
食蜂「いっっ……いっだいのよぉ……!」
美琴「ちょっとだけ我慢。あと5秒」
食蜂「ながいぃ……!」
美琴「なに言ってんの。全身やるんだからね」
食蜂「うえぇぇ……!」
669
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/26(金) 19:19:58 ID:nBEiGCSs
5分後・ストレッチ終了
食蜂「もうムリぃ……もぉかえるぅ……」グテー
美琴「こっからが本番だっつの」
食蜂「これだけ痛い思いしてまだ準備ってぇ……」
美琴「もう痛いことないから。それに……」スッ
食蜂「はぇ……?」
美琴「せっかく膨らませた浮き輪、使ってほしいんだけど?」
食蜂「なによぉ……さっきは使うなって言ってたくせに……」
美琴「ほら、立った立った」
食蜂「……はいはぁい」
670
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/27(土) 02:36:02 ID:gTvUuSnI
平和で好き
671
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/08/31(水) 08:11:42 ID:Kzy8zdVU
美琴「じゃ、ゆっくり足からね」ポチャ
食蜂「ん……」ポチャ
美琴「温くて気持ちいいわね」
食蜂「そぉ? もっと温度高い方がいいと思うけど」
美琴「お風呂じゃないから。よっと」ザブン
食蜂「ゆっくり入るんじゃなかったのぉ」
美琴「水温わかれば充分でしょ。ほら、アンタも入って」
食蜂「……」
672
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/13(火) 12:57:37 ID:mb/hvJOk
好きすぎて定期的に読み返してるわ
673
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/13(火) 23:23:50 ID:SAlDu3S2
熟女中出し
https://ux.getuploader.com/detail/
674
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/14(水) 03:38:53 ID:VGHkWZkY
>>672
わかりみ
675
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/16(金) 19:29:49 ID:pC4I.QDI
美琴「どうしたの?」
食蜂「……入らないとダメぇ?」
美琴「うん」アッサリ
食蜂「……」ブルブル
美琴「もしかして浮き輪してても怖いの?」
食蜂「ここっ、こ、怖いなんて言ってないでしょぉ!」
美琴「言ってないだけでしょ。身体震えてるわよ」
食蜂「む、武者震いですぅー!」
美琴「プール入るだけで武者震いする時点でおかしいっつーの」
676
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/19(月) 23:42:55 ID:1ZsCz6E.
食蜂「と、とにかく怖いわけじゃないからっ。私には私のペースがあるの」
美琴「で、そのペースだといつプールに入れるのかしら」
食蜂「んー……1時間後?」
美琴「待ってられるかっ。もういいわよ、ほら」ギュッ
食蜂「ふぇっ」
美琴「手、掴んでてあげるから。これなら怖くないでしょ?」
食蜂「な……あ、アナタは本当にぃ……!」ゲシゲシ
美琴「痛っ。なにすんのよっ」
食蜂「アナタが悪いんでしょぉ!」
677
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/20(火) 06:14:10 ID:rPhjYAg.
あかん
ニヤケがとまらない
678
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/23(金) 20:16:54 ID:ffM2RAgs
美琴「意味わかんないし、もー……グダグダ言ってないで入んなさいっ!」グイッ
食蜂「きゃっ──」グラッ
ザブンッ
食蜂「はっ……はっ……」
美琴「ほら、なんともないでしょ」
食蜂「……でしょ、じゃないわよぉ! ビックリしたじゃなぁい!」
美琴「こうでもしないとホントに1時間かかりそうだったし」
食蜂「せめて予告しなさいよぉ!」
美琴「したって拒否るでしょアンタは」
679
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/24(土) 01:51:05 ID:QHRk93KI
美琴「ま、やっと入れたことだし早速──」パッ
食蜂「ちょっとぉ!? なんで離すのよぉ!」ギュッ
美琴「えっ」
食蜂「ちゃんと掴んでなさいよぉ!」
美琴「入るときだけのつもりだったんだけど……」
食蜂「……プールの中にいるときは離さないで」ギューッ
美琴「……」キュン
食蜂「ねぇ……聞いてるのぉ?」
美琴「う、うん。離さないわ」ギュッ
680
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/24(土) 05:41:56 ID:O.R2WkQQ
これもうプールから一生出ないでしょ
681
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/25(日) 13:52:47 ID:6tff2Xz2
ところでスク水かな!
682
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/02(日) 01:55:49 ID:nqnQOFlo
キュンッw
683
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/05(水) 06:46:28 ID:Xt576Tnk
美琴「それじゃあ最初は真ん中の方まで歩いてみましょ」
食蜂「いきなりハードル高くなぁい?」
美琴「フツー」
食蜂「まずは外周から始めた方が──」
美琴「ほら、壁から手離して。そっちの手も握っててあげるから」
食蜂「……これで勝ったと思うんじゃないわよぉ」スッ
美琴「なんの勝負よ……」ギュッ
食蜂(吊り橋効果吊り橋効果これは吊り橋効果……!)ドキドキ
美琴(……なんか可愛い)キュンキュン
684
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/11(火) 22:46:04 ID:441Di3D6
美琴「動いても平気?」
食蜂「煮るなり焼くなり好きにすればぁ……」
美琴「なんなら浮いてるだけでもいいわよ。引っ張ってあげるから」
食蜂「じゃあそうさせてもらうわぁ」ダラー
美琴「極端なんだから……浮き輪から抜けても知らないからね」ザブザブ
食蜂「くるしゅうないわぁ」
美琴(まあ……ビビりまくってるよりは全然いいわね)
685
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/13(木) 21:44:43 ID:N0Xru8W2
美琴「今気づいたんだけど」ザブザブ
食蜂「はぁい?」
美琴「アンタの手に直接触れるのって結構珍しいわよね」
食蜂「……そうねぇ。それがどうかした?」
美琴「どうってわけじゃないんだけど……手、綺麗だなって」
食蜂「……はい、あとでオシオキ確定☆」
美琴「なんでよ!?」
食蜂「発言の不快力が高かったからっ」プイッ
美琴「一応褒めたつもりなんだけど!?」
食蜂(もぉぉ……今日の御坂さんホントになんなのぉ……!?)ドキドキ
686
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/15(土) 23:59:44 ID:2vIOLDzY
見てるこっちがキュンキュンするわ
687
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/16(日) 00:36:00 ID:K79sezug
美琴「たまには私に優しくしたってバチ当たらないと思うわよ」ムスッ
食蜂「はァ……? なぁに? 私から優しくされたいのぉ?」
美琴「アンタの言動が理不尽すぎるから文句言ってんの」
食蜂「誰のせいだと思って……」ボソッ
美琴「は? なんて?」
食蜂「なんでもないわよぅ。っていうかぁ、ご褒美あげてるんだから充分優しいでしょぉ」
美琴「そういう取引とか条件みたいなやつじゃなくて、普通に」
食蜂「ワガママねぇ……じゃぁほっぺにちゅぅしてあげる」
美琴「えっ!?」
食蜂「え」
688
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/16(日) 17:56:04 ID:ORzOQnY6
えっ!!!?!!!?!?!?!!
689
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/18(火) 22:03:43 ID:jwLq4D6.
美琴「あっ、ああっアンタなに言って……!」アワアワ
食蜂「な、なに本気にしてるのぉ? 冗談に決まってるでしょぉ。私の唇は安くないの」
美琴「あ、あー……そりゃそうよね。あはは」
食蜂「……どうして残念そうなのぉ?」
美琴「べっつに残念じゃないけど? アンタ本気なのか嘘なのかわかりづらいのよ」
食蜂「今度は怒ってる」
美琴「怒ってないし」プイッ
食蜂「耳真っ赤」
美琴「あ、赤くないっ」
食蜂(……そんなに意識したのかしら)キュン
690
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/24(月) 08:22:12 ID:j0Jwmup2
食蜂「……ねぇ」
美琴「……なによ」チラッ
食蜂「私の手がどうとか言ってたけどぉ、アナタの手だって綺麗じゃなぁい?」
美琴「は……? なに急に……」
食蜂「指長いし、爪の形も綺麗」ニギニギ
美琴「あ、アンタに言われても煽りにしか聞こえない」ドキドキ
食蜂「ひどいわねぇ……じゃぁこれなら信じられる?」スッ
美琴「……?」
食蜂「……ちゅっ♡」
美琴「っっっ!!!??!?」
691
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/25(火) 22:18:11 ID:zXjL5TC.
美琴「なっ、あ……アンタ今っ……!」パクパク
食蜂「こ、これでウソじゃないってわかったでしょぉ」プイッ
美琴「そうじゃなくて! てっ、手にキ──」
食蜂「っ……!」ツネッ
美琴「いっつぅ!?」
食蜂「いちいち口に出さないでいいのよぉ! っていうか勘違いしないで! 特別な意味なんてないんだからねぇ!」
美琴「……じゃあどういう意味があったの?」
食蜂「うるっさい! もぉいいから次の練習始めなさぁい!」ペチペチ
美琴「いたっ、痛っ! わ、わかったわよっ」
692
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/10/26(水) 13:21:37 ID:gl/tAzOc
ミサカ「え?!」
食蜂「え」
読者「え?!?!?!!?」
三連弾クソワロタwww
そして最近ニヤニヤシチュエーション多くてほっぺたがやられる
いいぞ、もっとやれw
693
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/06(日) 02:34:08 ID:WOEmNR3w
1時間後
食蜂「──ぷはっ! はぁ、はぁ……どぉ!?」
美琴「ギッリギリだけど10秒いけたわよ」
食蜂「ふ、ふふっ……まぁ私が本気になればこの程度当然よねぇ」ファサァ
美琴(10秒潜れるようになるのにこんなかかるとは……)ムーン
食蜂「なに難しい顔してるのよぉ」
美琴「今後の練習計画考え直さないとなって思って」
食蜂「あら、私の飲み込みが早すぎて計画前倒しかしらぁ?」
美琴「あーはいはい、そうそう」
694
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/06(日) 09:59:03 ID:mWEfN9fA
かわいい
695
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/10(木) 21:32:09 ID:T2wLQm4g
食蜂「その反応すごく腹立たしいんだけどぉ?」
美琴「え、本気で言ってたの? そういう振りかと思ったわ」
食蜂「なっ……私が成長力著しいのは確かでしょぉ!?」
美琴「どこが」
食蜂「浮き輪なくても10秒も潜れるようになったぁ!」
美琴「いやいやアンタね……それならせめてひと──あ」
食蜂「なに?」
美琴「あー、いや……なんでもない」
食蜂「ふんっ……どうせ悪口でしょぉ」
美琴(……手はこのままでいっか)ギュッ
696
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/21(月) 21:58:55 ID:0NbOQNNE
美琴「じゃあそろそろ上がりましょ。アンタも疲れたでしょ」
食蜂「やっと終わりぃ? 長かったわぁ」パッ
美琴「あ……」
食蜂「早くシャワー浴びたいわぁ」ザバァ
美琴「ちょっと……」
食蜂「はぁい?」
美琴「……」ジトッ
食蜂「なに……? っていうか上がらないのぉ?」
美琴「上がるわよっ。いいからさっさと行けっ」ザバッ
食蜂(なんで怒ってるのぉ……?)
697
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/22(火) 05:47:22 ID:eyxgVAh2
地味に定期的に更新チェックしに来てるので更新あると嬉しい
698
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/22(火) 06:11:24 ID:sfqIa7Bs
食蜂って人の気持ちわからないよね
699
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/23(水) 23:43:21 ID:c5DsFWr.
食蜂「……」ペタペタ
美琴「……」ペタペタ
食蜂「ねぇ……それやめてくれなぁい?」
美琴「は?」
食蜂「その不機嫌そうな顔よ。こっちまで気分悪くなるわぁ」
美琴「アンタの身勝手さに呆れてるだけよ」
食蜂「はァーッ? 私がなにしたって──きゃっ」ツルッ
美琴「ちょっ」ガシッ
700
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/24(木) 00:24:39 ID:Ax5DhIXI
美琴「はぁー、ったく……ドジなんだから」
食蜂「あ、アナタが気がかりな表情してたせいでしょぉ!」
美琴「ほら、足元気をつけなさいって」ギュッ
食蜂「むぅぅ……!」
美琴「睨んだってダメでーす」フイッ
食蜂「……ありがと」ボソッ
美琴「っ……しょ、しょうがないから更衣室までは手繋いどいてあげるわ」ギューッ
食蜂「そこまでは頼んでないけどぉ……」
美琴「ダーメ。強制ね」
701
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/25(金) 01:37:16 ID:qhPddHH2
ツンデレ同士だと先が長いな。。
702
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/27(日) 20:54:59 ID:cMb/5jWY
帰りのバス
食蜂「んー……」ウトウト
美琴「ちょっと、頭ぶつけるわよ」
食蜂「ん……場所替わって」
美琴「アンタが先に乗り込んだんでしょうが……しょうがないから寄りかかってもいいわよ」
食蜂「は……?」
美琴「私の肩、枕にしていいって言ってんの」
食蜂「……」ジーッ
美琴「イヤなら別にいいけど」
食蜂「……まぁせっかくだし使ってあげるわぁ」ポスン
703
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/11/27(日) 21:33:12 ID:cMb/5jWY
美琴「そういえばさ」
食蜂「……」
美琴「これもアンタがこの前言ってた『使う』に入るの?」
食蜂「……」
美琴「ねぇ、聞いてる? 操祈?」
食蜂「……すぅ……すぅ」
美琴「なによ、寝ちゃったの」
食蜂(なんなのぉもぉ……! 完っ全に目が覚めちゃったじゃないのぉ!)ドキドキ
704
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/02(金) 06:43:49 ID:xBqq2xl6
降車後
美琴「今日はしっかり休みなさいよ」
食蜂「言われなくてもそうしますぅ」
美琴「じゃあまた明日ね」
食蜂「あら、上がっていかないのぉ?」
美琴「アンタ疲れてるでしょ。よく寝てたし」
食蜂「ま、まぁそうねぇ……」
美琴「でしょ。お風呂入ってストレッチして、よく寝ることね」ポンポン
食蜂「……子ども扱いするんじゃないわよぉ」ペシッ
705
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/02(金) 23:03:18 ID:J0e.tKYs
やっぱみこっちゃん優しい(。-`ω´-)
706
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/03(土) 18:34:01 ID:lHSV.OT6
帰り道
美琴「あ、もしもし? 佐天さん? 御坂だけど」
佐天『はーい。どうしました?』
美琴「ちょっと聞きたいことがあって」
佐天『お、都市伝説ですか?』
美琴「じゃなくて」
佐天『えー、残念』
美琴「なんていうか、うーん……友達がさ……」
佐天『友達が』
美琴「あー……その……友達が手にきっ……キスするのって、どういうことだと思う……?」
707
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/04(日) 02:26:01 ID:0qvLhjIQ
佐天『キス? 手に?』
美琴「うん、手」
佐天『されたんですか? 誰から?』
美琴「……それは内緒だけど」
佐天『白井さんじゃないですよね。白井さんの普段の行いからしたらむしろかわいいレベルですし』
美琴「黒子じゃないわ」
佐天『婚后さん?』
美琴「あの、言わないからね?」
佐天『湾内さん?』
美琴「だから言わないって!」
708
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/05(月) 00:58:02 ID:hAOwl5pY
当たるまで当ててきそうなところさすが佐天さん(当たったら反応でわかりそう)
709
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/05(月) 18:04:47 ID:I6RVv/ao
こういう質問のされ方、正解を言われると「違う!」って言えなくなる
絶対無言になってしまう
710
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/05(月) 22:29:18 ID:DTN2uGK6
美琴「絶対楽しんでるでしょ?」
佐天『いやいやまさかそんなー』
美琴「もういいっ」
佐天『あーウソです、ごめんなさい! ちゃんと聞くんで許してください!』
美琴「はぁ……それで、佐天さんはどう思う?」
佐天『んー……ちなみに誰なんですか?』
美琴「ちょっと!」
711
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/07(水) 03:01:40 ID:JUMKofhI
ほ、ほら、誰がしたかによってどんな意味合いを含んでるか変わってくるかもだからそりゃー誰だか気になっちゃうよね?佐天さん?w
712
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/07(水) 20:12:30 ID:lWL3b.po
>>711
きも
713
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/11(日) 03:30:15 ID:/uXmKOK.
>>709
これわかる
714
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/13(火) 22:30:29 ID:36BTOYDc
佐天『でも真面目な話、どんな人かわからないとなんとも言えないですよ』
美琴「む……」
佐天『人によっては軽いスキンシップで誰にでもそういうことしますし』
美琴「それはない──と、思う。そういうやつじゃないし」
佐天『ほうほう』
美琴「……なに?」
佐天『いえ、断言できちゃうんだなと』
美琴「まあ……知らない仲じゃないから。だからなおさら謎なの」
715
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/19(月) 22:32:33 ID:qTInLyD2
佐天『あの御坂さんをそこまで悩ませるなんて罪な人ですねー』
美琴「別に悩んでるってほどじゃないけど……アイツに心乱されるのが癪ってだけよ」
佐天『心乱れてたら悩んでるんじゃ』
美琴「そ、それはいいから佐天さんの意見を聞かせてっ」
佐天『そうですねー。愛情表現なのは間違いないと思いますけど』
美琴「や、やっぱりそうなの?」
佐天『ただの一般論ですよ? 食蜂さんのことはよく知らないですし』
美琴「たしかに普通の枠に収まるやつではないけど……」
佐天『レベル5ですもんねぇ』
美琴「……ちょっと待って。私、食蜂の名前出したっけ?」
716
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/21(水) 05:14:36 ID:pUwRS0Xg
普通に鎌かけられてそのままハマるのさすが美琴ちゃん
717
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/30(金) 17:17:51 ID:Wg2PiPBE
佐天『実は最初から割と予想できてました。あとは御坂さんの口ぶりで確信しました』フンス
美琴「口ぶりって……?」
佐天『アイツ呼びとか』
美琴「それだけじゃわかんないでしょ!?」
佐天『御坂さんがそこまでくだけた感じで話す人って案外少ないですし』
美琴「いやいや、そんなこと──」
佐天『──ありますよね?』
美琴「……否定はしない。けどアイツを特別扱いしてるわけじゃないからね!?」
佐天『はいはい、わかってますって』
718
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/30(金) 17:41:57 ID:q2BTvoB2
佐天『にしてもそっかー、やっぱり食蜂さんかー』
美琴「そう、だけど……なに?」
佐天『以前デパートで会ったときからただならぬ関係だとは思ってましたけど……やっぱりかー』
美琴「変に解釈しないでよ!? 手にキスされたってだけだから!」
佐天『でも御坂さんはそれがどういう意味なのか気になりまくり、と』
美琴「ふ、普通気になるでしょ!? 友達にそんなことされたら!」
佐天『えー? じゃああたしが同じことしてもそんなに気にします?』
美琴「……もちろん」
佐天『露骨な間』
719
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/30(金) 18:20:13 ID:q2BTvoB2
佐天『やっぱり食蜂さんだから気になるんじゃないですかー?』ニヤニヤ
美琴「ちがっ……佐天さんだって知ってるでしょ!?」
佐天『はい?』
美琴「食蜂がとんでもない美人だってこと!」
佐天『えーっと……? どういうことですか?』
美琴「あんな美人が手にキスなんてしてきたらっ……き、気になっちゃうでしょうが!」
佐天『は、はぁ……まぁわからなくはないですけど……』
720
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/30(金) 18:51:34 ID:q2BTvoB2
佐天『でも常盤台って綺麗な人ばっかりですよね。白井さんはもちろん、婚后さん達だって』
美琴「そりゃみんな綺麗だけど、食蜂は明らかにレベルが違うの!」
佐天『ほ、ほう』
美琴「入学時なんてすっっごく綺麗な子がいるって話題になったくらいなのよ!?」
佐天『へ、へぇ〜……』
美琴「私が会った人の中で間違いなく一番美人ね。それもダントツで」ウンウン
佐天『わ、わかりました。食蜂さんの美しさはもうわかったのでっ』
美琴「はっ……と、とにかくそういうことだからっ」
721
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/31(土) 06:49:23 ID:MuyrPc5s
更新おつー!
佐天さん内心では「これただの惚気じゃないか」とか思ってそう
722
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/31(土) 10:44:52 ID:OzZw/a6c
佐天『話をまとめると……顔がタイプの人からキスされて嬉しかったってことでいいですか?』
美琴「全然まとまってないどころか違う話になってるけど!?」
佐天『あれ、違いました?』
美琴「『顔がタイプ』も『嬉しかった』も言ってないでしょ!」
佐天『そこは素直じゃない御坂さんのことなので、推し量りました』
美琴「欠片も合ってない!」
佐天『本当に?』
美琴「う……」
723
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/12/31(土) 11:06:56 ID:OzZw/a6c
佐天『御坂さんの本音が聞きたいなー』
美琴「……」
佐天『そもそも電話してきたのは御坂さんなのになー』
美琴「ぐっ」
佐天『それなのにウソばっかりなのは寂しいなー』
美琴「わ……わかったわよ。正直に話すっ」
佐天『待ってました!』
美琴「話す、けど……絶対他の人には言わないでよ!?」
佐天『もちろんです!』
724
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/01(日) 10:09:13 ID:X3HWvGWA
佐天『で、実際嬉しかったんですか?』
美琴「……」
佐天『御坂さーん?』
美琴「……嬉しかった、けど」
佐天『ほほう♪』
美琴「な、なによっ。悪い!?」
佐天『なにも言ってませんよ』ニヤニヤ
美琴「絶対腹立つ表情してるっ」
佐天『ひどいなぁ、そんなわけないじゃないですかぁ』ニヤニヤ
725
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/01(日) 19:04:58 ID:4NJAHY..
美琴「う、嬉しいって言っても1割くらいだから! ビックリ9割だから!」
佐天『驚きながらもしっかり喜んでいた、と』
美琴「なんであえて表現を変えるのよ!?」
佐天『素直な表現にしただけですよ。御坂さん、すぐ照れるから』
美琴「……だって恥ずかしいし」
佐天『食蜂さんの美人っぷりはあんなに力説したのに』
美琴「っ……! それは忘れて!」
佐天『さすがに無理ですよ。あれだけ聞かされたら』
美琴「んがぁーっ!」
佐天『女子が出しちゃいけない声』
726
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/03(火) 17:55:41 ID:8KIjw0wk
佐天『結局ですね、あたしに聞くより御坂さんがどう思ったかなんじゃないですか?』
美琴「ビックリした」
佐天『じゃなくて、食蜂さんがなんでキスしてきたのかです』
美琴「……からかってる、とか」
佐天『そういうタイプなんでしたっけ?』
美琴「違うけど……普段から私だけ扱いひどいから」
佐天『本当に嫌いなら触れる方がイヤな気がしますけど』
美琴「アイツ気分屋だし……」
佐天『そういう人はなおさらイヤなことはしないんじゃ』
727
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/03(火) 18:17:52 ID:8KIjw0wk
佐天『今の話を聞いてて思ったんですけど』
美琴「なんかわかった!?」
佐天『いえ、そうじゃなくて……なんかあえて悪い方に考えようとしてません?』
美琴「う……」
佐天『もしかしてまだ恥ずかしがってます?』
美琴「べ、別に……」
佐天『もう嬉しかったって白状したんだから、ここも素直に話しちゃいましょうよ』
美琴「うぅ〜……」
佐天『御坂さんっ』
728
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/03(火) 18:31:35 ID:8KIjw0wk
美琴「……実はね」
佐天『はい』
美琴「その……される前に、手が綺麗だって言われて」
佐天『……ぉ?』
美琴「あー、だから……わ、私の手が好き──とか? ちょっと思ってたり……」
佐天『……御坂さん』
美琴「は、はい」
佐天『キスされるまでの流れ全部話してください!』
美琴「ぜ、全部っ?」
佐天『全部です! 隠し事なしですからね!』
729
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/04(水) 04:31:57 ID:jT9fCnwU
なんというか、さすてんだわ
730
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/04(水) 23:24:24 ID:qXDJQ3os
佐天『──なるほど。プールに遊びに行ってそんなことに……』
美琴「なんか変……?」
佐天『……公衆の面前でイチャついてたんですか?』
美琴「や、やってきたのは向こうなんだけど!?」
佐天『いや、そもそもずっと手繋いでるって……仲良すぎません?』
美琴「だって食蜂が怖がってたから……!」
佐天『御坂さんって結構過保護なんですね』
美琴「あ、アイツが特別世話がやけるのよ!」
731
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/04(水) 23:50:23 ID:qXDJQ3os
佐天『手を繋ぐのは初めてなんでしたっけ?』
美琴「うん」
佐天『ふーむ……』
美琴「な、なに?」
佐天『もしかして、それが嬉しくてキスしちゃったとか?』
美琴「え……そんなことある……?」
佐天『あたしだったら好きな人と触れ合えたら嬉しくてちょっと大胆なことしちゃうかも』
美琴(でも……これまでもハグはしてるんだけど……)
732
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/05(木) 00:06:27 ID:QHjbBZdY
ああ〜
このスレのために生きてる
733
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/05(木) 06:59:22 ID:DS.MBIjE
>>732
分かる…
最近更新頻度高くてめちゃんこ嬉しい…
734
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/06(金) 22:45:26 ID:AE3LIQ6.
佐天『まあ、あたしだったらの話なんで、全然見当違いかもですけど』
美琴「うーん……どうなんだろ……」
佐天『そんなに気になるなら直接聞いてみたらどうです?』
美琴「え……無理無理! 絶対無理!」
佐天『拒否っぷりがすごい』
美琴「聞いた瞬間キレられる光景が目に浮かぶわ……」
佐天『案外それも照れ隠しだったりして』
美琴「だとしても怒らせたくないわよ……」
佐天『多少のリスクは受け入れないと』
美琴「リターンと見合ってる気がしないんだけど!?」
735
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/06(金) 23:15:57 ID:AE3LIQ6.
佐天『じゃあこうしましょう。もう1回キスしてってお願いしてみる!』
美琴「はい!?」
佐天『それでしてくれるなら間違いなく好意アリだし、また嬉しい思いができて一石二鳥じゃないですか?』
美琴「リターンよりもリスクが爆上がりだから! 絶交される可能性すらあるわよ!」
佐天『だったらそもそも今日してきてませんて』
美琴「たしかに……って違う! それでもおかしいでしょ!?」
佐天『えー? 御坂さんはもう1回してもらいたくないんですか? 食蜂さんからキス』
美琴「それは……してくれたら嬉しいけど……」
736
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/10(火) 04:52:00 ID:1j39Py0Q
>>733
同じく
更新めっちゃ嬉しい
737
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/01/12(木) 23:04:43 ID:IF659E/I
佐天『ここは欲望に素直になりましょう!』
美琴「なんかすごくイヤな言い方なんだけど!」
佐天『間違えました。ここは勇気を出しましょう!』
美琴「うー……恥ずかしいし、そもそもどう切り出せばいいのかわかんない……」
佐天『そこはほら、ムード作りを頑張る感じで』
美琴「ムードってどう作るの?」
佐天『あたしも経験があるわけではないので……』
美琴「勧めるだけ勧めてソレ!?」
738
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/03(金) 21:10:08 ID:UbZFAFl2
佐天『ま、まあ大丈夫ですよ。今日の流れを再現すればいいんです!』
美琴「なんかテキトーに言ってない?」
佐天『科学的に考えた結果です。再現性は超重要』
美琴「似非科学者っぽい……」
佐天『とりあえず手を繋ぎましょう! 今日みたいに!』
美琴「……手を繋いで、そのあとは?」
佐天『そこからはそのときの流れで臨機応変に』
美琴「再現性はどこ行ったのよ!」
739
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/19(日) 14:52:02 ID:QW61F0Jk
その夜・食蜂の部屋
「あぁもぉ……!」
もう何度目になるだろう、ベッドの上で一人呻く。
こんな醜態、誰にも見られていないとわかっていても情けなくてイヤになる。
それでも湧き上がる感情を抑えられないのは──
「なんであんなことしちゃったのよぉ……!」
夕方のプールでの出来事がフラッシュバックするからだ。
あのときの私は血迷っていたのだと思う。
たしかに普段から御坂さんといるときは冷静力を失いがちではある。
それでも今日のアレは、多少冷静力を欠いていたくらいではありえない。
あろうことか御坂さんの手にキスしてしまうなんて……!
740
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/19(日) 15:52:50 ID:QW61F0Jk
全部御坂さんのせい。
御坂さんがあんな表情をしたから。
『冗談に決まってるでしょぉ。私の唇は安くないの』
私がそう言ったあとの、御坂さんの残念そうな顔。
そんな顔を見せられたら、どうしたってときめいてしまう。
私のキスを期待してくれたのだと思うと嬉しくて、その顔を晴らしてあげたくて。
高鳴る鼓動に促されるままに、私は彼女の手をとってしまった。
「あぁ! 私のバカぁ!」
だからって本当にキスしなくてもいいのに、どれだけ舞い上がっていたと言うの?
普段と違う環境だから?
それもあるかもしれない。
吊り橋効果はバカにできない。
でもなによりも違ったのは──御坂さんだ。
741
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/19(日) 21:17:44 ID:7yfWJqmY
いいね!
742
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/21(火) 22:53:49 ID:0SUMOnNA
うおおおお!!最高!!!
743
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/02/21(火) 23:03:01 ID:1yO7MUi6
更新待ってたぜぇぇええ
最高
744
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/03/26(日) 22:31:40 ID:g1mYpnng
今日の御坂さんはやけに優しかった。
ずっと私のことを気にかけてくれていた。
優しい人なのは知っているけど、私だけは優しくされることはないと思っていたのに。
私の心は隙だらけで、ほとんど取り繕うことができなかった。
どうして今さら優しくするの?
下心?
やっぱりご褒美目当て?
「はぁ……そうじゃないから困ってるのよねぇ」
そんなに単純な話だったらこんなに心乱されない。
大体、御坂さんがやらしいことを考えてたら表情でわかる。
今日、私の着替えを盗み見ようとしてたときみたいに。
だからこそ、ただ私のことを想ってくれているとしか思えなくて。
あんなにわかりやすい御坂さんのことが、なにもわからなくなる。
745
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/01(土) 01:59:29 ID:aVJOXkKA
悲観的なツンデレ×2!
746
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/09(日) 22:08:51 ID:LaX/aiP6
「……御坂さんのバカ」
そうして私の思考はまたも行き止まりにぶつかる。
帰ってきてから何十回と繰り返したのでこの先に進めないことはもうわかっている。
だから御坂さんに八つ当たり。
散々人を悩ませているのだからこれくらいは許されるだろう。
八つ当たりの効果か、あるいは単に同じことを考えすぎて頭が疲れたのか、少し落ち着いてきた気がする。
また例の記憶がフラッシュバックする前に寝てしまおうと、枕に頭を乗せて──
「っ……!」
なんで?
どうして?
私の脳はバグってるんじゃないだろうか。
この枕とは全然違うのに、なぜか私は帰りのバスの……御坂さんの肩枕の感触をはっきりと思い出していた。
747
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/10(月) 06:59:26 ID:9wl8KkiA
とりあえず久々のご褒美であるハグをしてもらいましょうか(期待
748
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/10(月) 13:15:14 ID:cyo7soIw
地の文の到来で全俺が萌え死んだ
749
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/04/16(日) 16:03:56 ID:BilN7Hk6
肩を貸してくれた御坂さんには悪いけど、実はあのときまったく眠れなかった。
だってしょうがないでしょう?
そもそも想定外の提案だったし、耳元で柔らかく──
『操祈?』
本当に柔らかく、私の名前を呼んでくるんだから。
御坂さんはもう慣れたみたいだけど、私は未だに呼ばれるたびに顔が熱くなってしまう。
ドリーと似ているようで、少し大人びていて、意志の強さを秘めた声。
本人には口が裂けても言えないけれど、私はそんな彼女の声が好きだったりする。
そうしてこれまで聞いたことのない声音で名前を囁かれたら、落ち着いて眠れるわけがない。
「いつもは失礼なことしか言わないくせにぃ……」
枕に顔をうずめて歯噛みする。
いつもみたいに悪態をついてほしかった。
そしたら意識しないで済んだのに。
なによりも彼女は素でやっているだけなのが悔しかった。
750
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/15(月) 23:16:48 ID:qahqMHdY
御坂さんは今ごろなにをしているのかしら。
少しは私のことを考えていてほしい。
でないと不公平だ。
これじゃあまるで私の片──
「ありえないっ! ありえないわぁ!」
頭の中に浮かびかけた言葉を無理矢理かき消す。
今のは適切な言葉が出てこなかっただけ。
御坂さんのせいで脳の働きまで鈍っているみたい。
ついでに今さらプールの疲れが出てきたのか、身体の節々が痛み出してきた気がする。
「……本当に寝ましょぉ」
能力を使って今日の記憶を消せばいいのはわかってる。
でもそれはしたくなかった。
別に名残惜しいとかではなく、そこまでしたら本当に意識しているみたいだから。
誰に向けたのかもわからない言い訳を考えながら、私は睡魔が訪れるのを待った。
751
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/20(土) 00:01:08 ID:Whoxyg/A
去年の七月に始まった一日がようやく終わりそう!
752
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/22(月) 22:30:41 ID:VSWTehdQ
翌朝・食蜂の部屋
美琴「──全身筋肉痛で動けない?」
食蜂「そ、そうよぉ……」
美琴「いやいやアンタね……あの程度の運動でそんなわけ──」グイッ
食蜂「んぎゃぅ!」ビクン
美琴「え……マジ?」
食蜂「だからそう言ってるでしょぉ……!」
美琴(昨日なんて運動とすら呼べないただの水遊びレベルだったんだけど……)
753
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/24(水) 15:13:03 ID:Fy5lfBc6
食蜂なら普通にありえそうで笑う
754
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/29(月) 22:24:29 ID:fSOubonw
美琴「学校どうすんの?」
食蜂「動けないんだから行けるわけないでしょぉ」
美琴「筋肉痛で学校休むとか前代未聞じゃない?」
食蜂「か、考え方を変えれば前人未到とも言えるしぃ」
美琴「普通の人は情けなくてその考え方はしないわね」
食蜂「うるさ──んぅっ!」ビキッ
美琴「ちょっと、どうしたの?」
食蜂「ふ……腹筋に力入ったから痛みが……」
美琴(……これでどうやってムード作れって言うのよ)
755
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/05/29(月) 22:51:13 ID:fSOubonw
美琴「はぁ……寮監と先生には私から伝えとくわ」
食蜂「理由は体調不良にしておいてちょぉだぁい」
美琴「また意味ない見栄張って……あと、無理はしないでいいけど動かせたら身体動かしなさいよ」
食蜂「はぁ……? 動けないから休むのよぉ」
美琴「ストレッチとかそのレベル。少し身体動かした方が治りが早いんだって」
食蜂「本当かしら。私に痛い思いさせようとウソついてなぁい?」
美琴「そんなくだらないことしないっつーの」
756
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/06/02(金) 18:56:38 ID:Wd62gsHI
美琴「じゃあ私はもう行くわよ」
食蜂「行ってらっしゃぁい」ヒラヒラ
美琴「……ねぇ、ちょっと手出してよ」
食蜂「どうしてぇ?」スッ
美琴「……」ギュッ
食蜂「……なに?」ジトッ
美琴「あー……なんでもない。じゃ」パッ
食蜂(一体なんなのよぉ!?)ドキドキ
美琴(めっちゃ睨まれた……ムードとか作れる気がしない……)
757
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/06/03(土) 03:36:49 ID:7A4CtW2M
美琴頑張ってるじゃん。。。!もっとぐいぐいいってほしいけど無理だろうな
758
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/04(火) 05:38:17 ID:8.KYlVkc
更新待機
759
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/19(水) 22:29:12 ID:aIiPbaHg
休み時間
帆風「ごきげんよう、御坂さん」
口囃子「ごきげんよう」
美琴「こ、こんにちは(え……私なんかしたっけ……?)」
帆風「女王、お休みになってしまわれて残念でしたわね」
美琴「あー……明日には復活してると思うんで大丈夫ですよ」
口囃子「あら、御坂さんはお休みの理由をご存知なんですね」
美琴「まあ……今朝様子見てきたので」
口囃子「噂では御坂さんが女王に無理を強いたことが原因と聞いたのですが」
美琴「どこでそんなデマが!?」
760
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/19(水) 22:32:09 ID:aIiPbaHg
休み時間
帆風「ごきげんよう、御坂さん」
口囃子「ごきげんよう」
美琴「こ、こんにちは(え……私なんかしたっけ……?)」
帆風「女王、お休みになってしまわれて残念でしたわね」
美琴「あー……明日には復活してると思うんで大丈夫ですよ」
口囃子「あら、御坂さんはお休みの理由をご存知なんですね」
美琴「まあ……今朝様子見てきたので」
口囃子「噂では御坂さんが女王に無理を強いたことが原因と聞いたのですが」
美琴「どこでそんなデマが!?」
761
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/07/22(土) 18:18:23 ID:KTZJrS0Y
口囃子「どこと言われると、今朝派閥のグループメッセージで」
美琴「誰が!?」
口囃子「女王ご本人から」
美琴「……あんの性悪女ぁ!」
口囃子「なので一応真偽を確かめようと思いまして」
美琴「誤解です! アイツの悪ふざけです!」
口囃子「本当に?」ジーッ
美琴「本当ですっ」
762
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/07(木) 08:15:03 ID:tKiNgu1E
待ってるぜ…!永遠になあ!
763
:
チョコ
:2023/09/21(木) 20:24:35 ID:0nZfyFjM
こういうの大好き
764
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/24(日) 02:51:10 ID:kbtSUV3.
定期的に読み返しちゃうくらい好き
765
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/25(月) 22:34:08 ID:4xDdrfmw
口囃子「……実はそうだろうと思っておりました」クスッ
美琴「あっさり信用されるのも怖いんですけど……」
口囃子「御坂さんのことになると女王は特に天邪鬼になりますので」
美琴「単純に私の扱いがひどすぎるんですよ、アイツは」ムスッ
帆風「そ、それは女王からの信頼の証と言いますか……」
美琴「にしたって限度があると思います」
口囃子「あら、信頼されてることは否定しないんですね」
美琴「へ?」
766
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/27(水) 22:15:52 ID:r6tQHvMA
口囃子「以前なら即座に否定していたかと思うのですが」
帆風「まさか……女王との関係に進展が!?」
美琴「進展とかじゃないですけど……まぁ、少しは頼られるようになったかも」ポリポリ
帆風「御坂さん……っ!」ウルッ
口囃子「あらあら♪」
美琴「い、いや! やっぱり体よく使われてるだけです!」
口囃子「もう言質は取りましたので」ニコリ
帆風「はい、しっかりメモしておきました!」
美琴「本気すぎて怖い!」
767
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/28(木) 14:08:06 ID:VkAc1p8.
口囃子さん登場、いいね!
768
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/02(月) 21:32:29 ID:sxuGE9Ew
美琴「っていうか私のことはいいから! 問題はアイツの態度です!」
口囃子「それも信頼している人へのあの子なりの甘え方と思うと可愛いでしょう?」
美琴「ん……まあ──じゃなくて!」
帆風(頷きかけたような……)
口囃子(頷きかけましたね)
美琴「そうやって上級生が甘やかすから操祈も調子のるのよっ」
帆風・口囃子「「えっ!?」」
美琴「え?」
769
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/03(火) 23:02:14 ID:v8qGmixA
みこっちゃんかわいいな
770
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/05(木) 22:22:14 ID:ApgTrV9s
口囃子「女王のこと……名前で呼んでいるんですか?」
美琴「あ──い、今のはちょっと情緒がアレで……そ、そう! 普段とは違う言葉遣いが出ちゃったんです! いやぁ、行儀悪くてすみません、なーんて……」
帆風「御坂さん……いくらなんでもそれは……」
口囃子「小学生でも誤魔化されませんよ……」
美琴「な、なんのこと? 聞き間違いじゃないですか?」
帆風・口囃子「「……」」ジーッ
美琴「ぐっ……べ、別にいいでしょ! 同級生なんだから名前で呼んでも!」
771
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/10(火) 22:21:44 ID:p54NX/gU
帆風「御坂さんっ……これからも女王のことをよろしくお願いします!」ガシッ
美琴「なにが!? 呼び方以外なにも変わってないけど!」
帆風「いえ、これは間違いなく進展ですっ。おふたりの関係が大きく動き始めたんです!」
美琴「妙な言い方やめいっ!」
帆風「いつから名前で呼ぶようになったのですか? その日を記念日とするべきでは!?」
美琴「……絶対こうなるからバレたくなかったのよーっ!」
口囃子(帆風さんは女王と御坂さん強火推しですからねぇ)
772
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/19(木) 21:29:52 ID:g.2zBMIw
口囃子「御坂さん、そう恥ずかしがることはないと思いますよ?」
美琴「これだけ騒ぎ立てられてそれはなんの修行!?」
口囃子「わたくしも時々昔の呼び方で呼んだりしますし」
美琴「え……最初から女王じゃなかったんですか?」
口囃子「帆風さんとわたくしは派閥立ち上げ前からあの子と親交がありましたので」
美琴「ふーん……ちなみになんて呼んでたんですか?」
口囃子「食蜂ちゃん」
美琴「ちゃん付け!? 全っ然イメージできない……」
口囃子「昔のあの子は可愛さ全振りだったでしょう?」
美琴「……まあ、主に身長とかね」
773
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/24(火) 21:06:54 ID:QLtEtSIM
美琴「帆風さんは? なんて呼んでたの?」
帆風「わたくしは操祈さん、と」
美琴「ちょっと……自分も名前呼びしてるじゃない!」
帆風「み、御坂さんというのが重要なのです」
美琴「ないない。名前で呼んだらなんか怒ってたし」
帆風「す、素直に喜ぶのが恥ずかしかったのかもしれません」
美琴「それなら……せめて私のことだって……」ボソッ
口囃子(これは……ずいぶんと初々しいことになってますね……)ニヨニヨ
774
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/25(水) 20:13:26 ID:Ms1c63HI
口囃子「あの子は本当に意地っ張りですから」
美琴「知ってます。イヤと言うほど」
口囃子「でも実は人一倍優しい子なんです」
美琴「……それも知ってますけど」
口囃子「ですから御坂さんが諦めなければきっと応えてくれますよ」ニコリ
美琴「そうだといいけど……って別にそういうんじゃないからね!?」
口囃子「ふふっ、わかっていますよ」ニコニコ
美琴(ほ……帆風さんより断然手強い……っ!)
775
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/27(金) 08:26:38 ID:z6PaJpf6
更新されてる!
やったー!
776
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/27(金) 21:46:40 ID:YUXTEF.g
放課後・寮の中庭
美琴「あ、こんなところにいた」
食蜂「あら、今帰ってきたのぉ?」
美琴「うん。部屋にいないから探したわよ」
食蜂「そぉ。おかえり」
美琴「少しは悪びれなさいよ……ただいまっ」ストン
食蜂(……普通に返してくるのねぇ)
美琴(なんかルームメイトみたいになったわね……)
777
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/10/28(土) 23:13:59 ID:J1g2O/fU
美琴「で、なんでここにいんの?」
食蜂「アナタが言ったんでしょぉ」
美琴「は?」
食蜂「少しは身体を動かした方がいいって。だからちょっと歩いてたのよぉ」
美琴「あー、そういえば……偉いじゃない」
食蜂「上から目線力やめてもらえますぅ?」
美琴「素直に褒められときなさいよね」
778
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/02(木) 19:21:31 ID:BhNurw5M
美琴「もう筋肉痛は大丈夫なの?」
食蜂「朝よりはねぇ。まだ痛いわぁ」
美琴「さすがにあと1日経ったら完全に引いてるでしょ。明日から練習再開だからね」
食蜂「ちょっとは配慮があってもいいと思うんだけどぉ」プクー
美琴「……そんな顔してもダメ」プイ
食蜂「頭固いわねぇ」
美琴(なんでコイツはこう……いちいち可愛いのよ……!)
779
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/03(金) 14:48:37 ID:3KnhyMhI
おほお…☺��
780
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/05(日) 03:33:09 ID:Lx4sk/as
日常的に仕草でかわいいのはずるいぞ
781
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/05(日) 22:21:37 ID:sdRpNjBM
食蜂「うっ……」ブルル
美琴「ちょっと薄着なんじゃない? 部屋戻りましょ」
食蜂「む……どうして当然のように上がる気なのかしらぁ?」
美琴「え……」ガーン
食蜂「……冗談だから。アナタがいなかったら誰が紅茶を淹れるのよぉ」
美琴「な、なに勝手に決めてるのよっ。私はアンタの召使いじゃないからね!」
食蜂(……その割には嬉しそうじゃなぁい?)キュン
782
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/12(日) 22:06:54 ID:xDJdbcUA
食蜂の部屋
食蜂「はぁ〜……温かくて落ち着くわねぇ」
美琴「そ。それはよかったわ」
食蜂「御坂さん、結構淹れるの上手じゃない」
美琴「普通にやっただけよ」
食蜂「まぁウチの子はもっと上手く淹れるけどぉ」
美琴「一言余計だっつーの」
食蜂「総合すると今後に期待ってところかしら」
美琴「そういうこと言わないならまた淹れてあげるわ」
783
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/13(月) 22:43:55 ID:nULXxftU
食蜂「はい、机に置いておいて」スッ
美琴「ん」
食蜂「そっちはまだ残ってるの?」
美琴「ううん、飲み終わってる」
食蜂「それならどうしてこっち来ないのぉ?」
美琴「あー……その……」
食蜂「ど、どうせするなら早くしてほしいんですけどぉ?」クルクル
美琴「んーと……今日はハグはいいっていうか……」
食蜂「えっ……」
784
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/15(水) 21:12:59 ID:lYSHRT/s
美琴「代わりにさ……手、触ってもいい?」
食蜂「手……? どう触るつもりぃ?」
美琴「どうって……普通だけど」
食蜂「ハグの代わりって、ものすごくやらしい触り方をするんじゃ……」ジトッ
美琴「どんな触り方よそれ!?」
食蜂「……変なことしたら抓るからねぇ」スッ
美琴「あ、グローブ取ってもいい?」
食蜂「別にいいけどぉ……」
785
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/16(木) 22:55:40 ID:qamAcXlk
美琴「……」サスサス
食蜂「……」ピク
美琴「やっぱりすごく綺麗よね、アンタの手」ナデリ
食蜂「……そぉ」
美琴「今日は怒んないんだ」
食蜂「は?」
美琴「昨日は褒めたら不快だって言ってたじゃない」ニギニギ
食蜂「……もう慣れたから」
美琴(これって……一応ムード作れてるのかな……)ドキドキ
食蜂(御坂さんの手に包まれてる……)ドキドキ
786
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/18(土) 23:03:24 ID:vdsiRPLM
美琴「ねぇ、もう1個お願いしてもいい?」
食蜂「えー……今度はなにぃ?」
美琴「えっと……昨日みたいに……」
食蜂「うん」
美琴「その、私の手に……きっ、キスしてくれない!?」
食蜂「き……あ、アナタなに言ってるのぉ!?」
美琴「だから、私の手にキ──」
食蜂「恥ずかしいから何度も口にしないでっ!」
美琴「んぐ……ごめん」
787
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/19(日) 02:01:53 ID:UdxYvtiY
みこっちゃんの頑張りいいね!
788
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/19(日) 21:25:41 ID:mqF0UjIY
美琴「それで……してくれるの?」
食蜂「するわけないでしょぉ!」
美琴「な、なんでよ! 昨日はしてくれたのにっ」
食蜂「あれはっ……ちょ、ちょっと魔が差しただけだから」プイッ
美琴「今日は気分じゃないってこと?」
食蜂「気分っていうか……と、とにかくダメっ」
美琴「……わかったわよ」シュン
食蜂(御坂さんが……私にキスしてもらえなくて落ち込んでる……)キュンキュン
789
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/21(火) 21:15:08 ID:YfiMFS/w
食蜂「だ、大体昨日してあげたのにまた私からっていうのが不公平よねぇ」
美琴「……は?」
食蜂「だから……御坂さんからするのは構わないけど」
美琴「え……わ、私がすんの!?」
食蜂「それで公平でしょぉ」
美琴「や、でも……私したことないし……!」
食蜂「イヤならしないでいいけどぉ……」
美琴「ま、待って! イヤじゃない! したいっ!」
食蜂(『したい』って……もぉぉ……!)ドキドキ
790
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/23(木) 21:18:52 ID:mVmp5Zng
食蜂「……ん」スッ
美琴「ほ、ホントにしちゃうからね?」
食蜂「い、いいから早くしなさいよぉ」
美琴「……ちゅっ♡」
食蜂「あっ……♡」
美琴(……する側もいいかも♡)
食蜂(御坂さんの唇プルプルだったんだけどぉ……!)
791
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/25(土) 22:33:01 ID:rMYmil/2
美琴「肌スベスベ……♡」スリスリ
食蜂「も、もぉ〜……♡」
美琴「えへへ……ちゅっ♡」
食蜂「ふぇ……!?」
美琴「ちゅ、ちゅっ♡」
食蜂「な、なっ……なにしてるのよぉっ!」バチィン
美琴「いったぁ!?」
792
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/27(月) 07:19:35 ID:t4Bq35ZY
食蜂「どういうつもりよぉ!?」
美琴「え……ぇ……」
食蜂「何度もするなんて聞いてないんだけどぉ!」
美琴「あ、ごめ……なんか夢中で……」
食蜂「む、夢中って……」ドキッ
美琴「……気持ち悪かった?」
食蜂「別に……ちょっとビックリしただけ」
美琴(ちょっとの割には本気のビンタ……言わないけど)ヒリヒリ
793
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/11/29(水) 20:26:32 ID:8BmcnkN6
確かに手袋に常時守られてる手ってスベスベそうだ
794
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/12/03(日) 21:22:55 ID:ct9Ml5E.
食蜂「でもちゃんと反省はすること! わかったぁ?」ビシィ
美琴「は、はいっ」
食蜂「次暴走したらしばらくご褒美禁止だからねぇ」
美琴「気をつける、けど……」
食蜂「けどぉ?」ジロッ
美琴「だ、だって気をつけてどうにかなるものかわからないしっ」
食蜂「自分のことでしょぉ!」
795
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/12/05(火) 20:56:55 ID:k3YCvzKo
美琴「……最近自分のことが一番わからないわ」
食蜂「はァ……? アイデンティティの話?」
美琴「じゃなくて……あ、アンタといると……」ギュッ
食蜂「え……」ドキッ
美琴「なんか……冷静じゃいられなくなるの」
食蜂「……それがこの手ってわけぇ?」
美琴「あっ」パッ
食蜂「もぉ……言ったそばから暴走してるじゃない」
796
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/03(水) 22:27:13 ID:0hG8B2OU
食蜂「ホント困った人だわぁ」ピトッ
美琴「ちょっ……」
食蜂「どうかしたぁ?」
美琴「えっ、と……言ってることとやってることが違くない……?」
食蜂「寒いから暖をとってるだけですけどぉ? まさかこれくらいで暴走しちゃうのぉ?」
美琴「……しないわよ」
食蜂「じゃぁ別にいいじゃない」スリスリ
美琴(なんなのホント……)ドキドキ
797
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/04(木) 00:46:47 ID:NU9crSqQ
今年も楽しみにしてる
798
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/05(金) 21:41:43 ID:JXrAgWXY
食蜂「ま、まだ少し寒いわねぇ」クルクル
美琴「え、そう?」
食蜂「こういうときこそ御坂さんの出番じゃなぁい?」
美琴「暖房つける?」
食蜂「暖房は喉に悪いからイヤ」
美琴「じゃあ厚着──」
食蜂「あ、アナタがどうにかするのっ」
美琴(もしかしてこれって……)
799
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/05(金) 23:32:11 ID:JXrAgWXY
美琴「あー……私があっためる?」
食蜂「ん……」コクリ
美琴(わかりづらい……けど、可愛い……)ギューッ
食蜂「御坂さんって結構体温高いわよねぇ」
美琴「自分じゃわかんないけど」
食蜂「やっぱり子ども体温なのかしら。胸囲力と同じで♪」
美琴「んなわけあるかっ」
800
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/29(月) 22:47:33 ID:5lDWuB5E
その夜・美琴の部屋
「はぁ……」
お風呂に浸かりながら思い返すのは当然、放課後の操祈の部屋でのこと。
私があそこをあとにしたのは、あれから1時間以上経ってからだった。
その間ずっと私達はくっついていて……。
「なんだったんだろ、ホント……」
これまでもハグは何度もしてきたけど、向こうからねだってきたのは初めてだった。
「っていうかそういうことでよかったのよね……」
実際には寒いからどうにかしろとしか言われてない。
私だって『抱きしめてほしいの?』とは聞かなかった。
聞いてたら絶対否定してきただろうし。
だから、操祈からねだられたっていうのは都合のいい解釈かもしれない。
でも、それじゃあ、抱きしめてからずっと機嫌が良かったのはなんで?
抱きしめる前、私に身体を擦り寄せてきたのはなんで?
私が今日はハグ要らないって言ったとき……少し残念そうに見えたのは、なんで?
801
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/02/09(金) 08:26:36 ID:imwHzmEQ
(もう結婚しろよ…!)
802
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/02/18(日) 23:15:47 ID:yCxzUjPE
「ないないないない……ありえないっ」
顔にお湯をかけて浮ついた考えを振り払う。
あの食蜂操祈のことだ、どうせ私をからかって遊んでいたに違いない……アイツはそういう女だ。
仮に私の都合のいい解釈が当たっていたとして、それがなんだと言うのか?
「……普通に嬉しい」
そりゃ嬉しいに決まってる。
柔らかな感触、心地良い体温、そして私を惹きつけてやまない甘い匂い。
これだけでもオーバーキル気味だけど、やっぱり一番嬉しいのは……操祈に受け入れられていること。
だって私は最初、あの子と仲良くなりたかったんだから──
「あーっ! 違うったら!」
またも願望まみれになってきた思考を軌道修正する。
そう、あれはからかわれていた。
機嫌が良かったのだって私の慌てふためく顔を見られたから。
きっとそう。
手にキスさせてくれたのだって──
「っ……!」
一瞬で顔が赤くなるのがわかった。
803
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/03/26(火) 21:59:04 ID:tZjsd2tY
もう何時間も経っているのに操祈の手の感触は鮮明に思い出せる。
私が訪ねる前から外にいたから結構冷えていた。
そして私がキスするために彼女の手を取ったとき、微かに震えていた。
でもそれが寒さのせいなのか、緊張のせいなのかはわからない。
もしかしたら私の方が震えていたのかも。
「……ちゅ」
記憶を再現するように自分の手に口づけてみる。
人差し指と中指の付け根の少し上、骨の硬さが感じられる部分。
「なんか……すごかったな……」
私の唇が触れたときに操祈の口から声が漏れたのを覚えている。
声というより吐息に近い小さな音。
その音を聞いた瞬間、胸の奥から湧き出るものがあった。
たぶんあれが愛おしいっていう感情なんだと思う。
「いや……待って待って」
これだと私がアイツのことを好きみたいじゃない!
804
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/04/02(火) 04:50:16 ID:h64NIQP6
ドキドキするねぇ
805
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/05/11(土) 13:02:17 ID:wAa.8TeU
全米が待っているから!
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