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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

541ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2019/03/12(火) 15:56:50 ID:Xx8jVFHk
〜俯瞰視点〜

妖夢はいなかった。

いつの間にかいなくなっていた。

いつからいなくなったのかはわからない。

まるで幽霊のようにあやふやな存在としては頭の中に残っている。

記憶をたどってみても数年前の妖夢は思い出せるのに近日の妖夢は思い出せない。

一昨日食べた朝食の思い出に妖夢がいたような気もする。

いなかったような気もする。

幽々子はそう感じながらも妖夢を探そうとはしなかった。

幽々子「もうすぐ、春ねぇ」

縁側で咲くことのない桜を見ながらお茶を嗜んでいる。お茶請けは買いに行くものもおらず、買いに行ける状況でもないのでただお茶だけをひたすら楽しんでいた。

下で何が起きているのかは把握している。死者の数が増えればそれだけ幽霊が生まれるのであり、幽霊を管理する者としては把握せざるをおえないからだ。

仕事と食事とお茶を繰り返すだけの生活。独り言に返してくれる従者も友も今はいない。

そんな状況でも西行寺 幽々子は不干渉主義を貫いていた。


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