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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」
533
:
ぬえ
◆ufIVXIVlPg
:2019/03/11(月) 17:40:33 ID:Ue3VTQ8Q
いくら穴があきそうなほど見ても俺は人間であるからして面白い情報をお届けすることはできない。なのに何が面白いのかウィルヘルミナはしばらく飽きもせずに俺の顔を眺めていた。
白衣男「妖怪に好かれるフェロモンでもでているのか?」
男「それはそっちのほうだろう」
射命丸を嫁にして、その他にも身の回りを女妖怪で囲んでいるその姿。お前こそ妖怪を魅了するフェロモンでもだしているんじゃなかろうか。
それに俺はそれほど妖怪に好かれていない。前のぬえくらいだ。
白衣男「やれやれ、俺はにとりと椛の様子でも見てくるか」
男「店はどうするんだ」
白衣男「こんな時に客なんてこないさ。もし来たらその時は適当にやってくれ」
そんな無責任な言葉を残して白衣男が消える。残ったのは俺とウィルヘルミナだけ。
前の世界でも一緒ではあったがそれでも親しかったわけではない。
それに差し伸べられた手を振り払った引け目がある。
だから正直、苦手だ。
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