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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

532以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/11(月) 15:25:16 ID:Ue3VTQ8Q
責めるわけでも詰問するわけでもない言葉。

ウィルヘルミナは少しだけ目を見開いて俺のつま先から頭のてっぺんまでをじろじろと眺めた。

男「そうみられると、居心地が悪いんだが」

ウィル「うん、面白い。面白いなお前」

なにが合点いったのかは知らないが大きく頷いている。

その思考回路に取り残された俺たち二人はそろってお互いの顔を見合わせた。

ウィル「なんか変だお前、変な奴だ」

ウィル「私と同じくらい、変だ」

吸血鬼の娘ほど変とはいったい誉め言葉に値するのだろうか。

白衣男「こいつのことを観察するのも良いがそこで突っ立ってられると他の奴が入れない。適当なところに座ってくれないか」

ウィル「ん。わかった」

てくてくとこちらに近づいてきて、俺の真横に座る。

再び大きな赤い瞳でねめつけるようにして観察が始まる。

その姿かたちは可愛らしいのだがひしひしと感じるのは威圧感。撫でるようにしても人を殺害することができるのだから、緊張してしまうのは仕方ない。

ここにいる奴らの大半はそうなんだけれども。


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