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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

471ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2018/08/31(金) 10:26:55 ID:epOGz2b6
美鈴「男さーん、忘れ物………お邪魔しましたー」

ぬえ「ばっ! 早く離れろ変態!!」

しおらしかった態度から一変。容赦のない蹴りが懐に入れられる。油断していた俺の体は構えることもできずちょうどみぞおちに入った。先ほどとは違うが嫌な汗が流れる。

ぬえ「ふんっ」

肩を怒らせてぬえが去っていく。あぁ、ぬえ。カムバック。

ぬえのほうへ手を伸ばす情けない俺に対して美鈴さんが申し訳なさそうに両手を合わせていた。美鈴さんは悪くない。悪いことはなにもしていないのだけど間が悪い。

望むことならもっとぬえの頭を撫でていたかった。

終わってない。つながっていたことを感じていたかった。

美鈴「あの、銃を忘れて―――ルーミア!!」

美鈴さんが声を上げると同時に彼方に向かって石を蹴り上げる。

誰もいない闇に吸い込まれた石は―――

「ひゃんっ」

いや、だれかいたらしい。心地よさとは対極にある墨で書きなぐったかのような闇の中から一人の女性がゆらりと現れ出た。

金色の髪、赤い眼。そして黒いシックなワンピース。顔は造形だけは美人の部類。だけど浮かべる笑みがやけに嫌な印象を抱かせる。

たとえるなら闇。人を引き込む危うさとともに人の恐れを受ける存在のように感じた。


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