[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」
435
:
ぬえ
◆ufIVXIVlPg
:2018/07/26(木) 16:21:42 ID:ArKksw8Y
会談は中断。はたてが誰かは知らないが、椛がだれかは知っている。
千里眼を駆使した、天才軍師………確かそう呼ばれていたはずだ。
ちらりと見かけたときは鋭く厳しそうな顔つきをしていたが、今は年ごろの少女のように安らかな寝顔を浮かべている。
肌には軽いすり傷が見えるがひどいケガには見えない。
ひどいケガは
はたて「あっはっは。もうだめかと思ったわよ」
右羽が折れているこの少女だ。声をだして笑ってはいるがその笑顔はどこか空虚に感じる。おそらく痛みを我慢しているのだろう。
いくら丈夫な妖怪といえど、この傷が平気だとは思えない。
文「こんな無茶して、死んだらどうするつもりですか!!
はたて「そんなに怒らなくっても。生きてるんだからいいじゃない。それに死んでもあそこから逃げたかったのよ」
はたて「わかるでしょ、天狗連中がどんな奴らかって。あいつらは椛を道具としか見てない。椛の命令には従ってるけど心の中では椛を見下してる。自分より惨めな白狼天狗だから。女だから。そんな理由でね」
はたて「いくつもの戦場を休みなくつれまわせ、そのたび体も心もすり減っていく椛を………私はもう見てられなかったのよ」
はたての明るい笑みが崩れ、憂いを帯びた笑みへと変わる。おそらくこっちが本当の表情で
その嘲笑はどこか自分自身に向けられているように見えた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板