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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

38ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/04/05(火) 20:58:32 ID:ny/h//cc
白蓮「聞かせていただけますか」

男「………はい」

男「別の、別の世界の話です。俺は………ぬえを愛していた」

男「そして、ぬえも俺を好きでいてくれていた」

そう、俺はぬえが好きだった。いつも犬のように俺についてくるぬえが。

無邪気なぬえが。

俺を守ってくれるぬえが。

大好きだ。

男「でも、そのぬえは、さっきのぬえじゃなくて、でも、同じぬえで」

自分でも何を言ってるかが分からなくなる。

もうあのぬえとは会えないんだ。そう思うと胸が裂けそうなほどに苦しくて。

その苦しみは俺の口から枷をなくし、あふれ出した俺の感情は酷く支離滅裂なものだったが、聖は頷きながら俺の話を聞いてくれた。

溢れた涙がぽたぽたと床へと落ちていく。

流れる涙を拭うこともせず俺はひたすらぬえに対しての愛を吐き出し続けていた。


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