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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

348ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2017/09/07(木) 23:46:07 ID:m.FE6kXk
想定できていたため、とっさに耳を抑えることに成功する。

しかし手で覆っても頭の中に響くその叫び声をもろに受けた射命丸さんはのけぞり、ナズーリンは白目を向いて気絶した。

咳だけでなく血をも噴き出しそうなほどの激しい声。それを止めたのは帰ろうとしていた勇儀さんだった

勇儀「おい!? どうしたさとり!? 大丈夫かさとり!? おいっ、おいっ!?」

その巨躯でさとりさんを抱きしめ背中を撫でながら呼びかける。叫び声は勇儀さんの体である程度阻まれ不快なくらいには低減したが続いてあふれ出した涙と嗚咽と鼻水が勇儀さんを汚していく。

想定はしていたが、心が揺れないわけじゃない。

かつて敵であった少女が苦しむ姿を見て何も感じないわけじゃない。

あぁ、やはりこうなってしまったかと頭を悩ませる前にすべきことが何かあるはずだと立ち上がろうとした時、射命丸さんに腕を捻られ床へ叩きつけられた。

文「やっぱりあなたは」

マミ「待ったっ!」

間にマミゾウさんが入ってくれ、どうやら怪我を負うことは避けられたらしい。しかし射命丸さんの視線は鋭く、勇儀さんもさとりさんを宥めながら怒りを含んだ視線をこちらへ向けてきた。

マミ「これには事情があるんじゃ。さとりが落ち着くまで待ってくれんか」

勇儀「こいつがここまでなるんだ。ろくな理由じゃないね」

にべもなく打ち切られる会話。一触即発のその状況でマミゾウさんは座り込んで、顎を大きく上に向けた。

マミ「納得いかなかったら儂の首をくれてやる。この男も、そこのネズミも好きにせい」


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