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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

331ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2017/07/22(土) 14:26:42 ID:a1AQiFo.
恨めしそうな目で水橋に見送られ、勇儀さんに連れられ街道を進む。

地底では人間の姿は珍しいらしく、周りの妖怪からはじろじろと見られていた。目立つ理由はそれだけではないだろうが。

文「どうもありがとうございます勇儀さん」

勇儀「パルスィは融通が利かないからねぇ。門番としては正しいのかもしれないけど窮屈で退屈だろう?」

まぁ、嫌いじゃあないけどねと勇儀さんが付け加える。

俺はどうも好きになれないタイプだったが、その懐の広さは鬼特有のものか。

勇儀「しかし地底に用事があるならそこの射命丸にでも言伝を頼めばよかっただろう?」

ナズ「その予定だったのさ。だけど直前でこれが私達を謀って逃げてね。いやぁ、困った困った」

ナズーリンが悪戯染みた口調でそう言ったとたん、勇儀さんの足が止まり

勇儀「あん?」

呼吸が止まるほどの殺気が辺りに噴き出した。

文「あややややや、こ、これはですね」

勇儀「嘘をつくやつ、約束を破る奴は、私は嫌いだね。それがただの他人ならまだよし、まさかぁ私が目をかけてやったお前がそれをするとはなぁ」

文「り、りだっ―――」

眼にもとまらぬ速さで逃げようとした射命丸の足首を勇儀が眼がくらむほどの速さで捕まえる。


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