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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

317ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2017/07/10(月) 15:10:56 ID:IXjfrWdw
マミゾウに抱きかかえられて地面へと降りる。どこからか視線を感じたがどうせのら妖怪だろう。襲い掛かってこないのならば問題はない。

旧地獄に続くらしい縦穴は思ったよりは小さくそして深かった。覗いてみると遠く先の方に光が見える。あの光はいったいなんなのだろうか。

穴には飛べないものでも下れるように螺旋階段状に階段が作られていた。だが粗末な作りで事故防止用の柵なんてものはない。落ちたら死は免れないだろう。

ナズ「で、君の話だとこの結界は外から中なら通れるんだろう?」

マミ「珍しい結界よのう。結界とは外と中を分けるものなのに片方からは分けられてはおらぬ。このようなあやふやな結界がなぜこうも強固に存在してるか検討がつかぬよ」

男「何を言ってるかは分からないが、っと」

淡く金色に輝く結界へと足を沈める。結界は踏み入れた足を拒むことなくするすると通した。

男「引っこ抜けないな。やっぱり」

足を引き抜こうとするも上への動きは認められないようでもう後戻りはできないらしい。

両足を沈み込ませ、ゆっくりと階段を進み、結界が腰、胸、頭まで飲み込む。

肉体的には何も無かったが、精神的には何か嫌なものを感じた。

そうしてようやく全身を沈め、人心地ついたとき

男「っ!」

暗闇に揺らぐ緑色の瞳に気づいた。


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