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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

296ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2017/06/02(金) 15:15:21 ID:qGWYXiCc
チルノ「うー。あたいだっておもちゃが欲しかった」

大妖精「チルノちゃん。しかたないよ。向こうで私と遊ぼう?」

星「………施せば施されなかった人が不平等になる。私もまだまだですね」

男「でもその親切に喜ぶ人がいることは確かですよ。皆そろって平等の不幸よりは誰かを幸せに出来たほうがいいんじゃないですかね」

俺自身いろいろな人に助けてもらったんだ。その親切が無かったほうがいいだなんて思えない。確かに不平等と思う人がいるかもしれないが確かに俺は救われている。

なんてエゴイズムあふれた考えになるのだろうか。神も仏も信じてこなかった俺にその答えは見つかりそうにない。

星「おもちゃはもう無いですし、今私が持っているものといえば」

星さんが腕を小刻みに振るうと、そのたび何かが袖口から転がり落ちてきた。その小さく輝くものは―――

星「宝石ぐらいですね」

チルノ「うおーっ、すげーっ。大ちゃんこれすっごいピカピカしてるぞ!!」

―――ルビーにサファイアその他もろもろ。透き通ったあれは水晶かダイアか。

どちらにせよ普段お目にかかることがないものたちでチルノの声に引かれて子供達がなんだなんだと集まってくる。

星「………あれ?」

不思議そうに首をかしげる星さん。まるで宝石がただの石であるかのようだ。いや、実際石ころで価値を決めたのは人間ではあるのだが。

その通りで子供達は転がる宝石を拾って遊び始める。転がしたり眺めたりぶつけたり。


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