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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

278ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2017/05/01(月) 14:49:56 ID:sH0k4KCw
肩がつかまれる。強く痛いほどに握り締められ、大きく見開かれた目で俺をにらむ。

文「あの人が死んでたまりますか!! あの人が!!」

保母妖怪「射命丸さんっ」

保母妖怪さんが這ってきて射命丸さんを止めようとする。その姿を見て射命丸さんは深く息を吐きながら肩から手をどけた。

文「………すいません。ただやはり信用できそうにないです。ただし保母妖怪さんをここにおいて置くのも気がひけます。子供達も妖精たちもいますからね」

文「聖 白蓮と星 寅丸の両名が私たちに隷属する。その条件付なら認めましょう」

男「無茶を言いますね。俺がここでそれを飲んだところでほかが納得するとは思えませんが」

文「他が納得するかはどうでもいいんです。納得するでしょう? あの二人なら」

確かにその通りだ。聖さんなら受け入れる。星さんも受け入れるだろう。だがそんな条件を飲むわけにはいかない。ひいてもらっている手を鎖につなぐわけにはいかないんだ。

星「構いませんよ」

葛藤している俺の後ろから声がかかった。いつの間にかたっている星さんが俺の頭に手を当て撫でる。

星「しかし、私だけでいいでしょう?」

男「ダメですよ、星さん。そんなこと」

星「いいではないですか。時には皆を助けさせてください。私の意味を遂げさせてくださいな」

くしゃくしゃと星さんが俺の頭を撫で反論を封ずる。


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