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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

220ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/12/05(月) 19:40:11 ID:sbqFdsYc
村人2「ぎっ」

イメージ通り体は動いてくれた。鉈を持った方は木に頭を強く打ち付け泡を吹いた。問題は瓶の方だ。後ろの男がクッションとなって大したダメージは入っていない。

男「そぉら! もういっちょう!!」

戦いの流れはまだ俺にある。まだ体勢を崩したままの男の頭を両手で掴み勢いをつけて木へ直にたたきつけた。

一度目。まだ意識がある。泡を食って俺に掴みかかろうとしたところに二度目。三度目、四度目、五度目。

男「はぁっ、はぁっ」

ぬるりと男の体が先に倒れた男に重なるようにして崩れ落ちた。木には鮮やかではない赤。俺の手にもべっとりとついたそれは白い煙をあげていた。

大妖精「な、なんで、なんでぇ?」

時間にして十数秒。突然目の前で起きた人間対人間に理解が追い付いていない大妖精が震えた声で疑問符を出す。

男「だから、言ったろ。助けに来たって」

肉体の疲れではなく精神の疲れから俺はその場にへたり込んだ。

パァンッ

男「熱っ」

突然頬に熱を感じた。次に衝撃。続いて痛み。

銃弾が俺の頬を掠めたと気づいたのは衝撃で揺らいだ脳がキィーンとなる耳鳴りの先でカランカランと薬莢が地面に落ちる音を聞いたから。


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