したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

217ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/12/05(月) 19:20:29 ID:sbqFdsYc
男「安心してくれ。人間から君を助けに来ただけだから」

なんて説得力のない台詞を吐いては見るが効果はない。

抵抗を続ける大妖精によって地面に落ちた枯れ枝がぺきぺきと音をたて、辺りに響いていく。

おそらく、このままでは

村人「おん? みねぇ顔だがお前さんも妖精狩りかい」

村人2「おぉ! よくやった。そいつはさっき逃げた妖精だ!」

見つかった。

二人組の村人。片方は瓶をいくつも腰にぶら下げており、もう片方は幅が広い鉈を持っていた。その傷つき具合から見て真っ当な使い方はされていないのだろうということが分かる。

瓶の中では小さくなった妖精がこっちを見て必死に瓶を叩いている。しかし音も声も聞こえない。

村人「よぉし。今日はこれで最後だな」

そういって瓶をぶら下げた男が空の瓶の蓋を開き、こちらへ向ける。

どういう理屈かは知らないが向けられただけで妖精が吸い込まれるってことは分かっている。

男「ちょいと待ったっ!」

地面を殴りつけるようにして反動で起き上がり、不意をついて瓶を叩き落とす。

パリンと瓶が地面に落ちて割れた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板