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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

198ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/11/20(日) 20:56:03 ID:865YO1d2
ナズ「それは、どうしたものかな。自然がないなんてまるで外の世界だ」

ナズ「失われた自然がここにきて、ここの自然がなくなればじゃあ自然はどこにいくんだい」

男「さぁな」

隣を見るとナズーリンは目を閉じて深く考え込んでいた。

呼吸に合わせて灰色の髪が揺れる。しばらくの間それを見ていたがナズーリンが戻ってくる気配がなかったので邪魔をしては悪いと前を向いた。

沈黙のせいか今まで気づかなかった音が良く聞こえる。

外を行く空風の音。

遠くで走る誰かの足音。

自分の鼓動。

服が体を預けた襖にこすれる音。

気が付けば保母妖怪さんの悲痛な声は収まっていて、それにひどく安堵感を覚えた。

できればその寝息がいつまでも安らかであるようにと。


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