したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

178ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/10/09(日) 10:03:31 ID:wR0Cy1ts
白蓮「彼女にとって、それでも子供達を守りたかったのでしょう。貴方に出来ることは彼女の覚悟を踏みにじることではなくて、彼女に覚悟を背負って進んでいくことではないですか」

白蓮「前の世界で失われた命、思い、願い。貴方はそれを背負ってここまで歩いてきたのではないですか。歯を食いしばってでも歩き続けなければそれは転がり落ちてしまいます」

白蓮「立ち上がりなさい男さん。全て背負って歩き続けましょう。それが今の貴方に出来ること。いや、貴方にしかできないことです」

その通りだ。

俺は全てを助けるって前の世界で誓ったはずだ。それなのに。

でも、重くて、苦しくて。

どんどん圧し掛かってくるそれの重さはただの人間である俺が背負うには大きすぎて。

寅丸「男さん」

男「はい………」

寅丸「支えますから。背中を押しますから。倒れそうなら肩を貸しますから」

寅丸「私たちを導いてください。お願いします」

星さんが深々と頭を下げる。

そう安々と下げていいわけじゃない頭を俺は今までなんど下げられてきただろうか。

そんな人達の願いを俺は―――


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板