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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

110ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/09/08(木) 10:19:11 ID:WnM.9N46
〜男視点〜

月明かりだけを頼りに暮らす日々はもう慣れた。

人工の光すらないこの場所では月の光はいつも以上に明るく輝いてくれているからだ。

月ではウサギがもちをつくという話があるが幻想郷ならばありえるのだろうなぁなんてことを考えつつ開け放った襖から月を見ていた。

星さんの話のあと俺は六畳一間、家具は布団しかない部屋へナズーリンによって案内された。

まぁ、寝ることさえ出来れば十分だ。

問題は明日から俺がどう動けばいいか、だが。

今までの過去を振り返り星さんに伝えたこともあって眠気は現在かなりひどく俺の意識はゆらゆらと揺れていた。

星さんは俺の話を静かに聞いてくれていた。信じてくれているのかどうかは分からないがその金色の瞳はまっすぐ俺を射抜いていて頼りになりそうな気はした。

ナズ「やぁ男。まだ起きているかい?」

男「ん、あぁ。起きているが」

ナズ「どうだい一杯」

そういいながらナズーリンが片手で持ったものを左右に軽く振る。それは徳利だった。

男「酒? いやなんでそんなもんが?」

ナズ「ここは寺だ。禁酒の場所さ。だから酒は溜め込みやすいのさ」


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