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男「お願いだ、信じてくれ」白蓮「あらあら」

100ぬえ ◆ufIVXIVlPg:2016/08/18(木) 23:12:04 ID:dS3MJYto
博麗神社の離れの一室。紫と映姫を机で挟み、マミゾウは二人と向かい合っていた。

小さくあくびをしながら紫が訪ねてきた要件を聞く。

マミゾウは白湯に近いお茶で唇を湿らし口を開いた。

マミ「聞きたいことが一つ、あとそれに関することで頼みが一つ」

映姫「聞きたいこと、とは?」

マミ「ある人間。外の世界の様相をした人間。何か知ってるのではないか?」

紫「知らないわ」

マミゾウの質問に対し、にべもない返答を紫が返す。

紫はにっこりと笑って同じことをもう一度繰り返した。

マミ「そうか。知らぬか」

マミゾウは深く頷いてもう一度お茶で唇を湿らせた。

マミ「その人間がの。妖怪の山で妖怪の子供が殺される。だから助けたいと言っているのじゃよ」

映姫「なぜそれを私に? 妖怪のことは管轄外―――」

マミ「ではないことはとっくに知っておる。この幻想郷で、人里や地底ならともかく山で、森で、儂に知らんことなどほとんどないわ」

マミゾウの丸眼鏡が隙間から入ってきた月の光できらりと輝く。その奥にある瞳はじっと映姫を見据えていた。


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