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女騎士「両親の日記」
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少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444045514/
少年「神様に祈りましょう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444276145/
少年「恋をしました」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444541374/
少年「ボクは、君を守りたいんです」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1445428616/
の、続き。
"
"
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飽きるまで続けます
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頑張って!
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天戸岩の洞窟 内部
神父「天叢雲剣、八尺瓊勾玉、八咫鏡……三種の神器は揃い、復活の魔方陣は描き終えた」ニヤリ
神父「これでオロチを!! ヤマタノオロチを呼び出し、私の下僕にしますっ!!」
神父「……」チラッ
神父(左腕と両足が義手に義足。心肺機能も壊れ、たった一キロも走れば息が乱れて動けなくなる)
神父(これが私の体なのか? こんな情けない体が……)
神父「私の体なのかぁぁぁァァッ!!? おのれぇ、おのれおのれおのれおのれおのれぇぇっ!!!」ギリィッ
神父(これも全ては、あのガキ……勇者のせいだっ!!)
神父(勇者だけはっ、勇者だけは悪魔に魂を売ろうとも、必ず殺す!!)
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女騎士「珍しいな。洞窟の中なのに、隙間から光が射しているのか」タッ
神父「むっ!?」クルッ
神父「……」
神父「誰です貴女は?」
女騎士「初めまして神父様。こっちは、お前の事を知っているんだがな」
僧侶「神父様……」タッ
神父「僧侶っ!?」ビクッ
神父「っ……きぃさぁまぁぁぁぁっ!! どの面を下げて会いに来たぁっ!!!」
"
"
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僧侶「お願いです、おヤメくださいましっ!!」ペコリ
女騎士「最初で最後の警告だ。神父、その儀式をヤメろ。呼び出そうとしているオロチは、貴様の手に負えるモノではない」
神父「フッ、何かと思えば……私はこのオロチの力で、必ずあの勇者を殺します!!」グッ
僧侶「神父様、そこまで……」
女騎士「怨恨節操に駆られ、時代に取り残されたか? せっかく拾った命を、無駄にするとはな!!」ジャキッ
女騎士「あ」
女騎士「先に言って置く……」
女騎士「私は、弟ほど甘くは無いぞ?」ニヤリ
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生きてたのか神父…
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神父のバギはバギクロス
弱いわけないよね
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しぶといなコイツもw
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女騎士「っ……」ボソッ
神父「は?」
女騎士「っ……」ボソッ
神父「ハッキリと、聞こえるように言いなさい!!」
女騎士「……」
女騎士「行くぞっ!!」ダッ
女騎士「ハッ!!」ブォン
神父「遅いですねぇ」スゥッ
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神父「フンッ!!」ガシィッ
女騎士「はやっ……あぐぅっ!?」
神父「このまま、首を握り潰してあげしょう!!」メキメキィッ
女騎士「ガッ、あ……」ガクンッ
僧侶「勇者様っ!?」
神父「なんと他愛ない」ニヤリ
女騎士「……」ドサァッ
神父「フッ、フハハハハハハハッ!! 見なさい僧侶!! これこそが神の奇跡!!!」
-
神父「私の腕がっ!! 私の足がっ!! 本来の肉体に戻っているッ!!」
僧侶「まさか、そんな事が……」ビクッ
神父「これが神の奇跡と言わずしてどうするぅぅっ!!?」
神父「神は、私を見放してはいなかったのだ!!!」
僧侶「……」ジリッ
僧侶「ここで、止めなければっ……」
僧侶「バギッ!!」バッ
神父「バギマァッ!!」バッ
-
僧侶「きゃあああああああ!?」ザシュゥッ
神父「……」
僧侶「うぅっ……」ドサァッ
神父「安心なさい。裏切ったとしてもかつての部下、無駄に苦しまぬよう」
神父「フンッ!!」ガシィッ
僧侶「っ!? ぐあ、ぁっ……」ピクピクッ
神父「すぐにヘシ折ってあげますっ!!」メキメキィッ
僧侶「ぁ……」ガクンッ
-
僧侶「……」
神父「フッ……」
神父「フフッ、フハハハハハハハッ」
神父「アアハハハハハハハハハハハハハッ!! グヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!! ヒィィッ」
女騎士「ジャスト30秒」
女騎士「良い夢は、見れたか神父?」
神父「ひ?」クルッ
女騎士「幻覚魔法マヌーサ。以前の貴様なら、こんな魔法には掛からなかったんだろうがな……」
-
僧侶「神父様……」
女騎士「私達は死んでいないし、貴様の手足は義手に義足のままだし」
女騎士「貴様が握っているのは……ただの石ころだ」
神父「……」
神父「嘘だ、嘘だァッ!!」ブルブルッ
神父「私の手がっ、私の足がぁぁっ!!!」
神父「ぐううっ、ならば、この魔法で逝きなさい!! バギマッ!!!」バッ
女騎士「……」
-
(あ、これまた跳ね返されるパターンだ)
-
神父のバギマはバギムーチョ級
-
女騎士「何かしたか?」ニヤリ
神父「……」
神父「なに?」
神父(マホカンタで跳ね返された訳では無い。奴に届く寸前で、私の魔法が消えた!?)
女騎士「……」
神父「これはっ、どう言う……」ギリッ
女騎士「マホステだ」
神父「マホステ?」
-
女騎士「去年辺りに開発された魔法なんだが……こんな所に閉じ籠っていた貴様では、知るよしも有るまい」
神父「ぐっ、ぐぅっ、こうなればっ、首を絞め殺してやる……」
神父「死ねええええええええええ!!」ダッ
女騎士「成敗……」
女騎士「でえぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」ブォンッ
神父「グアアアアッ!? こっ、こんな筈ではぁぁぁぁっ!!!」ズバァッ
神父「っ、うぅっ……」フラフラ
神父「……」ドサァッ
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女騎士「復讐の為に三種の神器を集めるのは結構だが、貴様は形振りを構わな過ぎだ」チラッ
女騎士「世界中から指名手配されてどうする?」
僧侶「この遺体は、如何なさいますでしょうか?」
女騎士「国へ連絡し、他の者に引き取らせよう。それても、弔いたいか?」
僧侶「いいえ……わたくしが弔う事を、神父様は良しとされないでしょうから」
女騎士「そうか……」
女騎士「では、報告も兼ねてアレフガルドへ戻ろう。コイツのせいで旅立ちが遅れてしまったが、明日、改めて出発する!!」キリッ
僧侶「はい、勇者様っ」ニコリ
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その夜 アレフガルド 宿の一室
僧侶「ふふっ。女の身で在りながら、股の間からおぞましい男性器を生やし」フミフミ スリスリ
女騎士「んんっ、言わ、ないでぇっ……」ビクビクッ
僧侶「しかも、それを足で踏まれて喜ぶとは、救いようの無いブタですね?」グリグリ グリグリ
女騎士「ぎひぃぃっ!? うあっ、あっ、あっ、あんっ!!」
僧侶「汚ならしい声をあげないで下さいまし!!」グリッ
女騎士「んぎぃっ!? 痛いっ、痛いぃぃぃっ!!」ビクンッ
僧侶「くすっ。ぺニスをこんなに膨らませて……痛いのが気持ちいいのでしょう? ブタはブタらしく、もっと汚い声でお鳴きなさい!!」グリグリィッ
女騎士「ん゙あ゙ああああああああああああ!!?」ビュルビュルビュルッ
-
僧侶「……」
僧侶「あの、ご満足頂けましたでしょうか?」
女騎士「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」ピクッ ピクッ
女騎士「んっ、ああ。すまないな僧侶。どうやら私は、SとMを両方持ち合わせているらしいんだ」
女騎士「仕事だと攻めばかりで……それはそれで良いんだが、被虐の欲求も溜まってしまってな」
女騎士「たまにこうして、罵られたくなる……」
僧侶「なるほど。それをわたくしが理解する事は難しいですが、こうやって手伝えたのは喜ばしい事。また、何なりとお申し付けくださいまし」ニコリ
女騎士「ホント、助かるよ……」
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── 追憶の鏡 ──
指定した人物が、過去にその場所で何をしたのか、何を考えていたのかを、鏡に写し出して覗く事が可能な鏡。
女騎士はその鏡で少年の行動や思考を覗き、足取りを逆に辿りながら、アレフガルドから西方向への旅立ちを決意するのだった。
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第五話
女騎士「両親の日記」
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と言う話。
残った伏線は、女騎士の方で回収してきます。
おやすみ
-
おやすみなさい
伏線wktk
-
1はGetBackers好きなんやな
-
少年の追憶 アレフガルド
少年『見つからないなぁ……どこに居るんだろ? でも、焦る事は無いよね? この街に居るのは分かるんだ』
少年『きっと、ボクの復讐を恐れて、ビクビク隠れ住んでるに違いないよ。それとも、子供を捨てといてのほほんと暮らしてるのかな?』
少年『ふふっ。ボクを捨てた言い訳……なんて言うのか楽しみだよ』クスッ
少年『お前たちの幸せは、絶対メチャクチャにしてやるから……』
ガキーーン!!
女騎士『もう止せ貴族!! これは授業だぞ!?』
貴族『うるせぇ!! そこをどきやがれぇぇ!!!』
少年『なんだろう、大きな声……』ピクッ
少年『アッチからかな?』タタッ
-
乙乙
-
貴族『俺の成績が全部、親のお陰だとかぬかすからよぉ!! 実力を見せてやってんだろぉが!?』
女騎士『やり過ぎだと言っている!! それに、荷物を取りに戻った教師も、すぐ戻って来るぞ!?』
女騎士『お前も謝れっ!!』チラッ
男生徒『ほ、本当の事じゃないか!? 偉いのは親なのに、お前まで偉そうにしてっ!!』
貴族『お、親は関係ねぇだろ親はぁぁっ!! 俺は、俺なんだよ!! 剣も魔法も、俺の実力だ!!!』
貴族『もう一度言ってやる。そこをどけ女騎士、まとめてブッ飛ばされたいか!?』キッ
女騎士『くっ……』
男生徒『どうせ先生が来て止められるんだ!! 謝らない、僕は謝らないぞっ!!』ブルブル
-
貴族(チッ。一言謝れば、こっちだって引けんのによぉ)ギリッ
貴族『大馬鹿ヤロウがぁぁっ!! 爆裂魔法、イ……』バッ
少年『マホトーン』
貴族『オ』
少年『ボミオス』
貴族『ぐおっ!?』ガクッ
少年『ボミオス、ボミオス』
貴族『ぐぐっ、かっ、からだがっ……重っ』ドサッ
女騎士『……』
女騎士『ふぅっ。すまない、助かった』ペコリ
-
少年『いえ』チラッ
女騎士『ところで、お前は誰だ?』
少年『……』ジィーッ
女騎士『ん、どうした? 私の顔に何か付いてるか?』
少年『見付けた……』ボソッ
少年(この人、ボクと血が繋がってる。年上そうだし、お姉ちゃんかな?)
少年『あ、すみません。ここ、学校ですよね? 校庭? 野外演習場かな?』キョロキョロ
少年『まぁそれで、今度ここへ入るから、見て置こうかなぁと』ニコリ
-
女騎士『そうか……転入とは珍しいな。小等部、いや中等部か?』
少年『貴女は?』
女騎士『私か? 私は高等部だ』
少年『じゃあボクもそれで』
女騎士『じゃあって……お前な』
少年『ボク、用事が有るんで。またねっ』タタッ
女騎士『おっ、おい!! せめて教師が来るまで……』
女騎士『っ……行ってしまった』
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少年『……』タッタッタ
少年『キヒッ、ヒヒッ、キヒヒヒヒヒヒヒ』
少年『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!』
少年『見付けた、見つけた、みつけたミツケタミツケタ!!』
少年『アイツにしよう。お父さん、お母さん、アイツが……二人分の愛情を注いで育ててる娘なんでしょ?』
少年『奪ってやる。ボクに依存させて、ボク無しじゃ生きて行けなくしてやる!!』
少年『そうしてから、改めて……会いに行くからね?』クスッ
少年(まずは、王様に会おう。アイツと、同じクラスになれるよう手配して貰わないと)
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アレフガルド 宿の一室
女騎士「……」ジィーッ
僧侶「勇者様、また鏡を覗かれていたのですか?」
女騎士「ああ」
僧侶「だいぶ旅立ちが遅れておりますが……」
女騎士「実は、もう一人仲間にしたい八が居てな」
僧侶「仲間?」
女騎士「聞いた所によると、修行が今日まで掛かるらしくて、待っていたんだ」
僧侶「なるほど……ではこれから、その仲間を迎えに行かれるのですね?」
-
>>35
×女騎士「実は、もう一人仲間にしたい八が居てな」
○女騎士「実は、もう一人仲間にしたい奴が居てな」
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面白いなぁ
続きが気になります
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女騎士「そうだな、そろそろ行ってみるか」スタッ
女騎士「ルーラでここから飛ぶ。窓を開けてくれ」
僧侶「かしこまりました」ガチャッ
女騎士「えーーっと、ここからだと……南西の方だったな」
女騎士「……」
女騎士「見付けたっ!! 僧侶、しっかりと私の腕に掴まって欲しい」
僧侶「はいっ」ギュッ
女騎士「ルーラッ!!!」
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アレフガルドより南西 忍びの里
師匠「これより、一子相伝の拳……『天下五拳』の、伝授の儀に移る!!」
師匠「武闘家よ、目隠しは終えたか?」チラッ
武闘家「はい。用意された黒布で目を覆い、キツく後ろで結びました」キュッ
師匠「うむ、よかろう……」
師匠「では、最後に問う。天下五拳とはなんぞや?」
武闘家「天下五拳とは、正拳、平拳、抜手、掌底、指拳。この五つの拳の握りを以て、剣や魔法に頼らず、己の拳のみで敵を打ち砕く戦闘術」
師匠「その心、いつまでも忘れるでないぞ?」
武闘家「はいっ!!」
-
武闘家「して……伝授の儀とは、この状態で一体なにを?」
師匠「武闘家よ? 目隠しをしたまま、この老体を倒してみい!!」スッ
武闘家「師匠を!?」ビクッ
師匠「心の眼なら開いておろう? ならば、実際の目が見えようが見えまいが、関係ないはずだ!!」
武闘家「師匠……」
師匠「構えい武闘家ッ!!」
武闘家「はい、よろしくお願いします!!」スッ
師匠「行くぞ……」
-
武闘家「……」
師匠「じゃいッ!!」ダッ
武闘家「お世話に、なりました……」
武闘家「ハァッ!!」ダッ
師匠「天下五拳奥義」
武闘家「天下五拳奥義」
師匠「狼星魄撃掌!!」バッ
武闘家「狼星ッ、魄撃掌!!」バッ
-
ドンッッ!!!
師匠「……」
武闘家「……」
武闘家「ぐっ!?」フラッ
師匠「……」
師匠「武闘家よ」
師匠「見事」ドサァッ
武闘家「貴方の拳、確かに受け継ぎました。今後は、夢で有った女遊びを存分に楽しんでください」ニコリ
師匠「うむ。ワシはもう少し寝とる。どこへでも行けい」ニヤリ
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武闘家(目隠しも不要だな)シュルッ
武闘家「では師匠、二年にも満たない短い期間でしたが、ありがとうございました」ペコリ
女騎士「おっ? ちょうど良く終わったようだな?」シュタッ
僧侶「ととっ」シュタッ
武闘家「……」チラッ
武闘家「女騎士か……」
女騎士「久し振りだな貴族?」ニコリ
武闘家「フッ、その名は捨てた。家柄も、名も捨て、ここに居るのは拳の道に己を捧げる、ただの武闘家よ」
-
女騎士「……」
武闘家「……」
武闘家「両親からの重圧と、姉や兄と比べられる劣等感。ただただ、家柄に振り回されるだけの人生だった」
武闘家「なのにプライドだけは人一倍で、いつもイライラしている。好きな女に告白する勇気も無かったクセによ」
女騎士「貴族……お前、私の事を」
武闘家「しまいには、突然現れたガキにその女をかっ浚われ、勝負を挑んだ所で、『戦う資格は無い』と相手にもされない」
武闘家「フッ、苦い思い出だ」
武闘家「できるなら、そのガキをブッ飛ばし、全てを帳消しにしたかったが……」
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武闘家「今じゃあ、それも叶わぬ夢幻よ……」
武闘家「だからせめてっ、アイツが倒せなかった魔王を、この俺が代わりにブッ倒し!!」グッ
武闘家「俺はアイツを超えたんだと、自分の中でケジメを着けたい」
女騎士「……」
女騎士「貴族、もう一度言わせてくれ。私の仲間になって欲しい」
武闘家「俺は武闘家だ、そう呼べ……」
女騎士「武闘家、私の仲間になってくれ!!」ペコリ
武闘家「フッ。勇者の頼みとあっちゃあ、断る訳にも行くまい」ニヤリ
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僧侶「おやっ」クスッ
師匠「若いのぉ……」ニヤリ
武闘家「……」
武闘家「チッ」プイッ
女騎士「よし、随分と延期してしまったが……ようやく」
女騎士「出発だっ!!」
僧侶「お待ちくださいませ」
女騎士「っと、どうかしたのか?」
-
僧侶「勇者様?」
僧侶「わたくしから、最後の試験がございます」ペコリ
女騎士「試験? 今さらテストなんて……」
僧侶「武闘家さんもいらっしゃるとは、ちょうどよき展開」
僧侶「お二人は、まだクリアしていない課題が有る筈です」
武闘家「すまんが、見当も着かないな」
僧侶「……」
僧侶「では、『焦土になった街』へ参りましょうか? 勇者様のルーラなら、すぐでしょう?」
-
おやすみ
-
乙
いい男になったんだな貴族
-
わざとなのか判らないけれど
けじめを付ける
見当を付ける
だからな
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前スレのメラガイアーってドラクエに実在してたのね、聞いたこともなかった
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体と性癖の相性ですね
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>>51
バギムーチョとか全然強くなさそうだよな
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ジパング南部 焦土になった地
武闘家「ここは、あの時と変わらねぇな。相変わらず焦げた地面が広がってるだけだ」キョロキョロ
女騎士「……」
女騎士「それで、試験とはなんだかん僧侶」チラッ
僧侶「この地は、どうしてこうなったか知っておられますか?」
武闘家「あ? ヤマタノオロチってドラゴンの炎に焼かれたんだろ? アイツが言ってたじゃねぇか」
女騎士「ヤマタノ……」
女騎士「っ!?」ビクッ
僧侶「はい、ヤマタノオロチと言うドラゴンは存在致します。しかし、遠い昔に封印されたまま」
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>>50
携帯の予測変換で出てきたのをそのまま使ってるんで、たぶんそんな間違いは多くなると思う。ゴメンね
-
僧侶「そして封印は、今も解かれていません」
女騎士「……」
僧侶「勇者様が、それを一番ご存知かと」
女騎士「ああ、私が阻止したんだからな」
僧侶「で、有るならば、何故……ここは焦土となったのでしょうか?」
武闘家「アイツが嘘を付いた。もしくは、勘違いしてたってとこか?」
女騎士「思い返せば、アイツはルーラで私達をここへ連れて来た」
女騎士「それは即ち、以前に一度でもここへ来た事が有ると言う事」
-
乙!
-
武闘家「……」
僧侶「……」
女騎士「……」
女騎士「いやっ、だが、それは余りにも……」フルフル
僧侶「どうか、なさいましたか?」
女騎士「ああ。有り得ないと分かっていても、最悪な事を考えてしまってな」コクリ
僧侶「最悪な事?」
女騎士「アイツが……ここを燃やしたと、そんな考えが頭を過ってしまうのだ」
-
武闘家「アイツ、勇者だったんだろ?」
武闘家「その勇者が……ここに存在した、村だか街だか知らねーが、そこを燃やしたってのか?」
女騎士「わ、私だって有り得ないと前置きしたろ!?」
女騎士「しかし……」
武闘家「……」
武闘家「案外、そうかもな」ボソッ
武闘家「確かにアイツは勇者だったが、人の味方かってーと、そうでもねぇ」
武闘家「相手が人だろうが、それが悪なら容赦なく裁く……正義の味方だったろ?」
-
武闘家「が」
武闘家「が……だ!!」グッ
武闘家「やり過ぎだよコレは、どんな理由が有ろうとな?」
武闘家「どんな理由が有ろうと……人が居て、生活する家が在って、そこを焼き払って良い理由にはならねぇ!!」ギリッ
僧侶「では、覗いてみますか?」
武闘家「覗く? どこをだよ?」
女騎士「あ……そうかっ!!」ポンッ
僧侶「追憶の鏡を使い、ここで有った過去の出来事を、『あの人』の選択を、覗いてみましょう」ニコリ
-
おやすみなさい
それと、
初めて台本形式で書いたやつで相当つたないですが、暇で暇で死にそうだと言う人は、これをどうぞ
勇者「見守る愛もある…」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1362901228/
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乙乙
見てみるわ
-
乙
ごめん、ガラケーから見たらスレ落ちしてしまっているようなんだが…
-
あのスレの>>1だったか
全部読んでたよ楽しませて貰ってた
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>>63
残念…。
他場所で確認したけど、確か2スレをフル完走ぐらい長かったから、相当時間を使わせるし、読めなくても気にしなくてOK
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少年の追憶 オロチが住むと言われた村
巫女『今まで、ありがとうございました。立派に役目を果たして参ります』ペコリ
母親『うぅっ……頑張るんだよぉ』ポロポロッ
父親『俺は、お前のような娘を持てて幸せだったぞ!!』ポロポロッ
巫女『泣かないで下さい。これも、全ては村の為……』
長老『巫女よ、今夜は存分に宴をするがええ。最後の晩餐じゃからのぉ』
巫女『いいえ。村の食料を浪費する訳にはいきませんわ』フルフル
巫女『親友はみな逝きました。今年は、私がオロチ様の生け贄になる番です……』
巫女『これでまた、村に平和が訪れますね?』ニコリ
-
少年『ちょっと待って貰えますか?』タッ
巫女『へっ?』クルッ
長老『貴方は……』
少年『ボクは勇者です。このジパングを救う為にここへ来ました』
巫女『っ!?』ビクッ
長老『おおっ、勇者様!?』
少年『事情は聞いてます。確認もしましたし』
巫女『あのっ、勇者、さま?』
-
少年『……』
少年『なんですか?』
巫女『とてもありがたい事なのですが、私がオロチ様の生け贄になれば済む事ですし』
巫女『わざわざ、勇者様のお手を煩わせるまでも有りませんわ』
少年『オロチ?』
少年『オロチ、と言うのが、居るんですね?』
巫女『はい、如何に勇者様と言えど……』コクリ
少年『心配は要らないです。ボク、強いんで』
-
長老『勇者様、その巫女の言葉を、尊重してやってはくれぬか?』
父親『そうです!! それに、もしオロチの怒りに触れてしまったら……この村は滅ぼされてしまう!!』
母親『勇者様だって、オロチに必ず勝てる保証は無いじゃありませんか!?』
少年『……』
少年『ハッキリ言います。戦わなくたって分かる。ボクは、世界を脅かしている魔王より、遥かに強い』
少年『少なくとも、そう自惚れています』
巫女『っ……』
少年『そのボクが、勇者が、オロチを倒すと言ってるんですよ? 拒む理由、ないですよね?』
-
巫女『いっ、いい加減にしてください!! この村の事は、この村の皆で解決します!!』
少年『……』
少年『すみません』ペコリ
少年『言葉を、間違えました』
少年『この国を脅かす魔物は、ボクが倒します。邪魔をしないで頂けますか?』
巫女『っ、勇者さまっ!!』ビクッ
長老『どうして、オロチを倒そうとする!?』
巫女『私が生け贄になれば、人柱になれば済むと、何度も申しているではありませんかっ!!』
-
乙!
-
少年『……』チラッ
少年『ふぅっ』
少年『もしボクが、人を喰らうオロチだったとして……』
少年『更に空腹だったとしても、この村の人間を食べようとはしませんけどね』
巫女『それは、どう言う意味でしょうか?』
少年『どう言う意味?』
少年『自分の事なのに、分かりませんか?』
少年『それとも、既に感覚が麻痺しちゃいました?』
-
母親『いくら勇者様でも、娘を侮辱しないでちょうだい!!』
少年『貴女の娘だけじゃ有りません。皆ですよ、皆、皆、皆っ!!』
少年『骨に皮を纏っただけな痩せ細った体の、オロチはどこを食べる?』
父親『し、仕方ないだろっ!! 食料が少ないんだから!!』
少年『なぜ、少ないんですか?』
父親『頭の悪い奴だなっ!! この時期になると、オロチが畑の食物を枯らしてくんだよ!!』ギロッ
少年『……』
少年『だったら、こんな土地……出て行けばいい』
-
長老『勇者様、そんな殺生な事は言わんでくだされっ!!』
少年『……』
長老『ワシらはここを愛しておる!! 離れるぐらいならば、死を選ぶぞ!!』
長老『そうだっ、村人は皆、長老と同じ考えだぜ!!』
少年『あ』
少年『言い忘れてました』
少年『ボク、卑弥呼さんに頼まれてこの村へ来たんで』
少年『何度も、何度も、立ち退き勧告……言い渡されましたよね?』
-
長老『っ!?』ビクッ
少年『話を聞いてれば、オロチだ何だって戯れ言ばかり……』
少年『オロチなんてここには居ない!!』
巫女『オロチ様は居るんです!! 居るっしゃるんです!!』
少年『違いますね。全ては幻覚です』
母親『村人が全員、同じ幻覚を見るんですか!?』
少年『伝承や噂は有ったんでしょう? だから、ちょうどいいから、それにした……』
少年『この村の地中から吹き出し続けているガスは、微量の麻薬成分を含んでいるそうです』
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少年『気付かぬ内に麻薬を吸い続け、頭がオカシクなり』
少年『そのガスが食物を枯らせていたとしても、麻薬中毒になった皆さんは、この土地から出て行く事ができない』
巫女『もうヤメてっ!!』ブルブルッ
父親『帰ってくれ、帰ってくれ!!』ブルブルッ
少年『だから、出て行かなくて済む理由を作り上げた』
少年『そう言えば、ヤマタノオロチの伝説が……』
少年『じゃあ、畑を枯らせているのはオロチだ……』
少年『それなら、生け贄を捧げよう……と、ここまで想像するのは容易いです』
-
>>74
×長老『そうだっ、村人は皆、長老と同じ考えだぜ!!』
○父親『そうだっ、村人は皆、長老と同じ考えだぜ!!』
おやすみなさい
-
乙
てことは今までに死んだ生贄は…まさかな…
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長老『お前にワシらの何が分かるっ!!』
少年『ボクもたくさん薬を射たれたんで、多少の気持ちは分かるつもりですが……』
少年『……』チラッ
巫女『うぅっ……』ブルブルッ
少年『その麻薬は、食物や植物にも付着します』
少年『そして麻薬まみれの花粉や胞子が風に乗り、いつかはジパング全土を覆い尽くす』
少年『解決するには……この土地を燃やし、ガスの噴出が止むまで、草木の生えない焦土に変えるしか有りません』
少年『お願いします。協力してください』ペコリ
-
少年『協力して頂けるのなら、今よりも質の良い暮らしが出来る土地を、卑弥呼さんが用意してくれるそうですが……』
母親『帰って!! 私たちはここが好きなの!!』
父親『そうだっ!! 生まれた土地から離れるぐらいなら、死んだ方がマシだ!!』
巫女『早くっ、帰ってよぉぉっ!!!』ブルブルッ
少年『……』
少年『この村、若い人が居ませんね? これまでに何人、生け贄を捧げて来たんですか?』
少年『どれぐらいのペースかは知りませんが、こんな様じゃ、すぐに人が居なくなりますよ?』
少年『村も、集落も、成り立ちません。ついでに未来も有りません』
-
長老『それは……』
少年『変わりましょう!! 変わるなら今しか無い!! 今が変わるチャンスなんです!!』
少年『皆さんも、心のどこかでは分かっているでしょう? このままじゃ駄目だって!?』
巫女『勇者、さま……』
少年『良い暮らしは、必ずボクが保証します!! 納得してくれるまで、何度でも卑弥呼さんに掛け合います!!』
少年『こんな野菜も育たない土地なんて、こっちから捨ててやるんですよ!!』
母親『っ……』
父親『そう、なのかもな……』
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少年『ここから北に在る大木の下で、明日の朝まで待っています』
少年『変わりたいと思う人は、そこへ来てください』ペコリ
長老『……』
長老『止めぬっ!! 村の者達よ、行きたくば行くが良い!!』
少年『長老さん……』
長老『ワシらも、変わらねばならね時が来たのかも知れんな』ニコリ
巫女『私も』
巫女『私も変わりたいっ!!』ポロポロッ
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母親『あなた、三人で……やり直しましょう?』
父親『ああ、今度こそ幸せになろう!!』コクリ
少年『……』
長老『勇者様、待っていてくだされ。荷物の整理には時間がかかるじゃろうからな』ニコリ
少年『はいっ』ニコリ
長老『ワシも、ばーさんの遺品整理でもするかのぉ』
巫女『勇者さま、ありがとうございますっ!!』ペコリ
少年『いえ。では、明日の朝まで待ってるんで……』
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翌日 オロチが住むと言われた村
少年『……』
長老『おや? どうかなされましたかな?』
少年『……』
少年『誰も、来ませんでした』
長老『うひひひひっ。そりゃそうじゃろう。誰がここから離れるかアホたれ!!』
母親『あははっ、ここなら、住んでるだけで幸せになれるのよ?』
父親『ぐひひひひひひひひっ。慣れると、ここで育った野菜も美味い!!』
巫女『今までの生け贄はね? 友達わね? うふふふふふっ。食べちゃった♪』
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長老『勇者サマも、ウマソウじゃのウ』ジュルリ
少年『そうですか』
少年『じゃあ……食料の心配とか、しなくて良いようにしてあげますね?』
巫女『ヒミコさまに、食料を持ってこさせるようにイッテヨ!!』
少年『……』
少年『救えない』
少年『死ねば、食料の心配をしなくて済みますよ?』
少年『ドラゴラム……』
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ジパング南部 焦土になった地
女騎士「……」
僧侶「……」
武闘家「……」
武闘家「そして、巨大なドラゴンに変身したアイツが、火を吹いてここを焦土へ変えましたってか?」
僧侶「お二人は、これを知ってどう思われましたか?」
武闘家「あ?」
女騎士「その問いが試験か?」
僧侶「そう考えていただいて構いません」コクリ
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休憩
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女騎士「……」
武闘家「……」
武闘家「まぁ、理解は出来る」
僧侶「左様ですか」
武闘家「が」
武闘家「納得はできねぇ!!」ギリッ
僧侶「勇者様は?」チラッ
女騎士「私も、武闘家と同意見だ」コクリ
-
武闘家「だいたいよぉ、アイツなら他に方法が有ったんじゃねぇか?」
武闘家「魔法で眠らせて、強制的に連行するとかよ……そこで麻薬依存が抜けるまで治療できたはずだぜ?」
女騎士「うむ」
女騎士「勇者として甘いと言われればそれまでだが、アイツは決断が早過ぎだ。人の命だぞ!?」
女騎士「確かに……ここの村人を他に移住させても、そこでトラブルを起こしたかも知れない」
女騎士「最終的に見れば、アイツの決断が最良だったかも知れない」
女騎士「しかしっ!! アイツの選択は余りにも極端だ!!」ギリッ
女騎士「もう少し悩んでも良かったと、私は思う……」
-
女騎士「僧侶……」チラッ
僧侶「……」
女騎士「これが私の本心だ。やはり、甘いだろうか?」
僧侶「はい、甘いと思われます」
女騎士「そっか。じゃあ……」
僧侶「これからも、よろしくお願いいたします」ペコリ
女騎士「……」
女騎士「私は、前勇者と考えが違うぞ?」
-
僧侶「その人は、魔王に破れたのですよ?」
武闘家「……」
僧侶「あのお方と同じ考え、同じ行動をしていては、魔王に勝てません」
僧侶「わたくしは……甘く、悩む、そんな勇者様だからこそ、勝機が有ると思います」
女騎士「……」
女騎士「そう、だな。改めてよろしく僧侶」ニコリ
武闘家「こっちも、よろしくな?」
僧侶「はいっ」ニコリ
-
女騎士「だが、私は例え一人だろうと、旅を続けていただろうがな」
武闘家「勇者の宿命ってか?」
女騎士「そんなんじゃないさ」フルフル
女騎士「私には、アイツが死んだとは思えない。きっとどこかで生きている。そう、信じたい……」
僧侶「……」
女騎士「そしてもし会えた時、私はアイツに『コレ』を渡してやりたい」ゴソゴソ
武闘家「なんだ? 本か?」
女騎士「アイツが見たがっていた物さ」
-
僧侶「日記……」ボソッ
女騎士「そうだ、両親の日記だよ」コクリ
武闘家「ん? ん?」
女騎士「ああ、武闘家には言って無かったか? アイツは、私の……」
武闘家「言うなっ!!」
女騎士「武闘家?」
武闘家「教えなくていい。余計な事は知りたくもねぇ!!」
武闘家「分かってくれ。この拳を、鈍らせたくないんだ……」
-
女騎士「……」
女騎士「そうだな……」
女騎士「私達の最終目的は一つ!! 魔王を倒す事だ!!」
武闘家「俺は、それだけを考え、それだけに全てを捧げたい」
僧侶「ふふっ。勇者パーティーの結成ですね?」ニコリ
武闘家「で、次はどこに行くんだよ?」
女騎士「ん、ああ。次は決まっている……」
女騎士「次は、砂漠の国だ」ビシッ
-
武闘家「っと、待ってくれ。一応、妹に挨拶して置きたい」
女騎士「では、ルーラでアレフガルドに戻るか?」
武闘家「すまねぇ。両親も、姉も、兄も、くたばっちまえと思ってんだが……妹だけは、なついてくれてたから可愛くてな?」
女騎士(は? このシスコンがと言ってやりたいが、私も似たようなものか……)
女騎士「ほら、私の肩を掴め。飛ぶぞ!? ルーラッ!!」
僧侶「……」ギュッ
僧侶「あ、言い忘れておりました。わたくしを、あまり信用なさらないでくださいね?」
僧侶「最後には、勇者様の大切なモノを、奪うでしょうから……」クスッ
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おわり
女騎士編は、こんな感じでスタート。
次は、もしかしたら殆どエロパートになるかも知れない…
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なんかエッチな気分になってきたお(ハァハァ)
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乙
やはり食ってたか…
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このシリーズ面白いんだがド屑が多すぎてきつい
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乙!
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次の
女騎士「どうか、正しい判断を」
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