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上条「I'll destroy your fuck'n fantasy!」

254以下、名無しが深夜にお送りします:2018/11/21(水) 00:55:01 ID:qKav8FZk
ステイル(強酸で溶かしたのとはどうも様子が違う・・・これは、もしかして純金?)

???「瞭然、どこに潜んでいようとも『偽・聖歌隊』(グレゴリオ・レプリカ)を使えば核の元までおびき寄せられると思っていた。そして果然、貴様はここにいる」

 声のした方向に鎖は一瞬で巻き戻されていった。
ステイルは声のした先へ振り向いた。
前方から誰かが歩いてくる靴音が聞こえる。足音をひそめる努力もすることなく堂々と歩いてくるのが分かる。

???「当然、侵入者は二人であったはずだが・・・・・・貴様の使い魔はどうした? よもや『偽・聖歌隊』に呑まれたのではあるまいな」

ステイル「使い魔じゃなくて疫病神と言ってほしいな。呑み込まれてくれたなら大助かりだが、生憎あれはゴキブリ以上にしぶといのでね」

 そう答えたステイルは、

ステイル(そういえばあいつ、ベッタニンの靴がお気に入りだったっけか)

至極どうでもいいことを考えながら水蒸気の中からぬらりと姿を現した足音の主と対峙した。

30ftほど離れたところに姿を現したのは、7ft近い長身の青年だった。イタリアのメーカーが製造した高価な革靴を履き、すらりとした体も長い脚も高価な純白のスーツに包んでいる。緑色に染め上げられたスリックドバックの髪のおかげで派手な服装がより際立っていた。


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