[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
上条「I'll destroy your fuck'n fantasy!」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/07/04(水) 00:57:24 ID:KEhiXDgE
Fortis931「おやおや。何があったかと思えば」
フォーティスも近づいてきた。口調も表情も平然としている。こんな光景を目にしながら、眉一つ動かしていない。
上条「なあ、これってさ……」
Fortis931「施術鎧による加護と天弓のレプリカ・・・恐らくさっき突っ込んでいった斥候だろうね。いや、『だった』というべきか。もっとも、顔を拝まない事には何とも」彼はそう言ってから、頭部を覆う兜を脱がせるよう手で促した。
兜に手をかけた時、バイザー(目覆い)の隙間からかすかに空気の漏れる音がした。俺はまさかと思い、バイザーを(すごい重さだった)上に押し上げる。
現れた顔を見ると、確かに建物へ突入する際に見たあの男だった。目を閉じて苦しそうにしながらも、辛うじて呼吸をしている。
上条「生きている! よかった、今ならまだ間に合い・・・」
Fortis931「いや、こいつはもう死んでいるよ」
フォーティスが宣言した時の声があまりにも冷たく聞こえ、俺は思わず振り返った。相変わらず無表情だ。
上条「は? いったい何を言って・・・」
Fortis931「ああ、心臓が鼓動している一点のみに限れば確かに生きているね。でも折れた肋骨が肺を突き破り、全身の血管がずたずたになっている。恐らく臓器もほとんど潰れているだろうね。それにさっきの衝撃で首も折ったろう。これはどうしようもない。もう手遅れだよ」
上条「なに言ってやがる!」
俺は分からなかった。何故ろくに見もせずにそんな風に言い切れるのか。なぜまだ息のある人の前で無神経なことが平気で言えるのか。
もういい、こいつ相手じゃ話にならん。俺はつかみかかりたくなる衝動を抑えつつ、すぐ脇を通りかかった学生たちに声をかけることにした。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板