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提督「ヤンデレっていいな〜」艦娘「!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/15(日) 01:37:38 ID:E0nw.ECw
ヤンデレな艦これSSがみたいです
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 22:52:23 ID:Dn.Fuqew
-あきつ丸の部屋-
あきつ丸「陸軍……やっと帰れるのであります」
あきつ丸「……でもなぜこんなに悲しいのでありますか」
あきつ丸「……」
あきつ丸「提督殿は自分を必要だとおっしゃられたのであります」
あきつ丸「……」
あきつ丸「自分が……」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:01:10 ID:Dn.Fuqew
-大広間-
提督「えーそれでは、あきつ丸、まるゆ両名のこれからの活躍と、陸軍の作戦の成功を祈願して」
提督「乾杯!」
「「「「「「乾杯!」」」」」」
ワハハ ヒャッハーサケダー
キブンガコウヨウシマス
提督「よう、二人とも飲んでいるか?」
あきつ丸「はっ、大変おいしく頂いているのであります」ニコ
まるゆ「まるゆはお酒飲めないよ―!」
木曽「おい、もぐら!お前こっちで飲もうぜー」
まるゆ「あー……! 助けてー!」ズルズル
提督「ふふ……みんな楽しんでいるようで何よりだ。あきつ丸も誰かと飲んだらどうだ?」
あきつ丸「いえ、自分はこうして考え事をしながら飲むのが好きなのであります」
提督「ほう、やっぱり陸軍のみんなのことを思い出しているのか?」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:02:44 ID:Dn.Fuqew
あきつ丸「……その通りであります」ニコ
提督「あー分かる分かる。やっぱり久しぶりに友人に会うと嬉しいもんな」ウンウン
提督「俺もこの前―――」
あきつ丸「……」ニコニコ
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:07:16 ID:Dn.Fuqew
-廊下-
提督「うええ……ちょっと飲みすぎたか」ヨロヨロ
提督「早く部屋に戻って寝たい……」フラフラ
提督「しかし、あの二人が帰る、か……」
提督「短い間だったが、いい思い出だったな」
提督「そしてこれを機に、陸軍と海軍が連携できればいいんだが……」
「提督殿」
提督「ん?」
ガツン!
提督「うっ……」
ドサ
「…………」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:29:20 ID:Dn.Fuqew
提督「う……痛……」ムクリ
あきつ丸「提督殿、目が覚めたでありますか」
提督「あきつ丸!一体何があったんだ」
あきつ丸「……自分はもともと陸軍では必要とされなかった存在なのであります」
あきつ丸「自分が女であること、そして海軍を想像させる艦娘と言うことで馬鹿にされてきたのであります」
あきつ丸「自分が海軍に出向したのは、上官の命令もそうですが、連中を見返したかったのです」
提督「……なにを言っているんだ?」
あきつ丸「そして提督殿のご存知の通り、自分は強くなりました」
あきつ丸「ですが、自分はまだまだ弱いのであります。陸軍に戻ることでまたあの日々が訪れると思うと胸が苦しいのです」
あきつ丸「しかし昨日、この胸の苦しさの原因はそれだけでは無かったことに気付いたのであります」
あきつ丸「提督殿、原因はあなたであります」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:40:28 ID:Dn.Fuqew
提督「俺……?」
あきつ丸「先ほど言った通り、自分は陸軍では必要な存在ではないのであります」
あきつ丸「しかし提督殿は以前、私が必要だとおっしゃった」
あきつ丸「自分は、自分を必要としてくれる人の為に働きたい」
あきつ丸「一時は自分が海軍に入れば良いのではと考えたのでありますが、いかんせん自分は陸軍が作った艦娘、海軍では使い物になりません」
あきつ丸「今は陸軍からの出向と言う立場なため、提督殿のおそばにいることができますが、海軍に転向すればそれは無理なのであります」
あきつ丸「悔しいですが、海軍の艦娘はみんな魅力的な娘でありますから」
あきつ丸「だから、提督殿を陸軍側に連れて行くのであります」
提督「……なんだって?」
あきつ丸「今陸軍に居る艦娘は自分とまるゆのみであります」
あきつ丸「ですのでまるゆにさえ気づかれなければ提督はずっと自分の物なのであります」
提督「ふざけるな……!ここから出せ!」ゴトンゴトン
あきつ丸「無駄なのであります。提督殿は今、既に陸軍のトラックの中に居るのであります」
提督「!!」
あきつ丸「もうすぐ出立する時間。それさえ過ぎれば提督殿は鎮守府を離れるのであります」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:44:26 ID:Dn.Fuqew
-鎮守府入口-
ガヤガヤ
加賀「提督、遅いですね」
五十鈴「もうすぐ二人とも行っちゃうってのに、何やってるのかしら」
木曽「あいつがあんなに冷徹だとは思わなかったぜ」フウ
あきつ丸「お待たせしたのであります」
木曽「お、主役がそろったな!」
五十鈴「ねえあきつ丸、あなた提督を見なかった?」
あきつ丸「いえ、自分は見ていないのであります」
五十鈴「ふーん……もういいわ。始めちゃいましょ!」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:56:41 ID:Dn.Fuqew
―――――
―――
―
「それじゃそろそろ出発します」
「そちらの提督によろしく伝えてください」
加賀「ええ、必ず伝えるわ」
ブロロロロ
ジャアネー! マタキテネー! バイバーイ!
あきつ丸「……ふふふ」
まるゆ「? どうしたの?」
あきつ丸「いえ、なんでもないのであります」
提督殿が今、自分を拒絶しているのは分かった居るのであります
しかし、いつか提督殿が自分だけを必要とし、自分だけに無償の愛を注いでくれる時が来る
そう考えると顔がニヤけるのは抑えられないのであります
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/08(水) 23:58:42 ID:Dn.Fuqew
あきつ丸ルート おわり
相変わらずヤンデレっぽくないのは勘弁
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 00:04:41 ID:gMvp3wtI
乙乙
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 00:18:02 ID:ddIfJtAc
>>103
ばっちり洗脳 大井
※ 本編
>>33
より分岐するため、一部設定を引き継いでいます
-執務室-
提督「執務室は大丈夫みたいだな」
提督「よし、今のうちにこれらの資料を……」
―
―――
―――――
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 00:26:18 ID:ddIfJtAc
ヒトキュウマルマル
提督「結局原因につながりそうなものは何も見つからなかった……」
提督「……もうこんな時間か。そういえば今日何も食べてないんだっけ」グゥー
提督「……外に出たくないな」
千歳が居るかもしれないし
提督「……」グウー
空腹には勝てないな
ガチャ バタン
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 02:28:20 ID:rt3CI5l6
吹雪さんがみたいです
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 09:11:36 ID:KBPxQrfQ
浜風か蒼龍を
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 18:49:41 ID:ddIfJtAc
-食堂-
提督「……ここも荒れているのか」キョロキョロ
提督「鳳翔さんも居ないし、一体どうなっているんだ」ハァ
??「あ、提督」
提督「ん?北上か。どうしたんだ?」
北上「あたしと大井っちの晩御飯をねー。提督は?」
提督「俺も晩飯をと思ったんだけど、鳳翔さんが居ないからどうしようかと考えていたところだ」
北上「あー……確かに。しょうがないからあたしは自分で作ってるよー」
提督「自炊か……学生時代以来だしもうできないかもな。まぁしょうがない、何か作るとでもするか」アハハ
北上「んー……よかったらあたしたちと一緒に食べる?」
提督「え?良いのか?」
北上「良いって良いって、二人も三人も変わらないからさ」
提督「んじゃお言葉に甘えることにするよ。そういえば昼も大井にご飯を運んでたよな。具合でも悪いのか?」
北上「ん、ある意味ねー。それじゃぱぱっと作るからちょっと待っててねー」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:15:20 ID:ddIfJtAc
提督「……結局カレーか」
北上「作るの簡単だしねー。それに提督も好きでしょ?」
提督「まぁな」
北上「あーだめだめ、ちゃんと好きって言わないとカレーあげないよー?」
提督「なんでだよ……カレーは好きだ」
北上「良いねぇ痺れるねぇ♪」
提督「……訳が分からない」
提督「ん、ここだっけか」
北上「あ、そうか。提督、ちょっとタンマ」
提督「ん?なんで?」
北上「提督が入る前に大井っちの準備しないとねー」
提督「ん?あぁ、具合が悪いんだっけか」
北上「そうそう、すぐ済むからちょっと待ってねー」
ガチャ バタン
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:23:36 ID:ddIfJtAc
北上「……具合が悪いかー」
北上「提督のことが嫌いなんてある意味病気よねぇ」ニヒヒ
大井「……」
北上「大井っちー、提督が来たから一旦これ外すね」
カチャカチャ
大井「ハァ……ハァ……北上さん……北上さん……」
北上「んー、まだ足りなかったかー……ま、良いか」
北上「それじゃ提督を呼んでくるからおとなしくしててねー」
ガチャ バタン
大井「……北上さん」
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:38:09 ID:ddIfJtAc
北上「お待たせ―」
提督「お、もう良いのか?」
北上「うん、大井っちも本調子じゃないけど大丈夫みたいだし」
提督「そっか、じゃあお邪魔するよ」
ガチャ
??「提督、こちらにいらしたんですね」
提督「! 千歳……!」
千歳「今度はその女なんですか?もう……しょうがないですね」ユラユラ
提督「まずい!北上、一旦逃げるぞ!」
北上「んーなんで?」
提督「なんでって……見れば分かるだろ、今の千歳はおかしい!」
北上「あたしを誰だと思ってんの?重雷装艦の北上さまだよ?それに中に大井っちも居るし、負けるわけないじゃん」
北上「ほらほら、提督は早く中に入って。大井っちー敵だよー?」
提督「北上……お前、敵って……!」
北上「はいはい、分かったから入った入ったー」グイグイ
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:47:28 ID:ddIfJtAc
オオイッチー
大井(北上さんが呼んでいる……助けに行かないと)ユラリ
提督「! 大井……お前大丈夫なのか?」
キュン
大井(! 何今の……?)
提督「具合が悪かったら行かなくても良いんだぞ?」
キュン
大井(気持ち悪い……提督の声に頭の中を引っ掻き回されているみたい……)ウプッ
大井「」ヨロッ
提督「! 大井!」ガシッ
キュンキュンキュン
大井「っ! 触らないで!」パシッ
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:50:31 ID:ddIfJtAc
提督「っ……すまん」
大井「……」キッ
スタスタスタ
バタン
大井「……」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:20:03 ID:ddIfJtAc
大井(うぇ……まだ頭が犯されているみたいだわ……)
大井「どうしてこんな目に合わなきゃいけないのよ……」
『大井』
キュン
大井(うっ!声が……!)
『大井!』
キュンキュン
大井(気持ち悪いわ……誰かこれを止めて……)
『大井』
キュン
大井(……?)
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:31:08 ID:ddIfJtAc
『大井』
キュン
大井(おかしい……なんだかだんだん声がすっと入ってくるようになったわ……)
大井(北上さんから変なことをされたからかしら……)
『大井』
キュン
大井(! あれだけあった気持ち悪さがない……それどころか、心地いい……!?)
『大井』
キュン
大井(嘘よ……こんなことありえないわ!私には北上さんが!北上さんしか!)
『大井』
大井「」プツン
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:36:42 ID:ddIfJtAc
『大井』
『大井』
『大井』
大井「……」
大井(気持ちいい……まるで体がゆっくりと溶けていくみたいだわ……)
北上「大井っち?」
大井「!」
北上「どしたの?まさか本当に具合悪いの?」
大井「いいえっ大丈夫だわ」
『おおい』
大井「!」
大井(さっきより声が小さい……!)
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:48:41 ID:ddIfJtAc
北上「早く倒してさー、提督とカレー食べようよー」アハハ
『ぉぉぃ』
大井(間違いない……声がだんだん小さく……)
北上「いたた!流石にまずいかも……?」
『ぉ…ぃ』
大井(まさか、このまま聞こえなくなるんじゃ!)
北上「早く大井っちも早く攻撃してよー!」
『……ぃ』
大井(嫌っ!北かみさんやめて!声をけさないで!)
北上「大井っち、聞いてるの!?」
『……』
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:49:46 ID:ddIfJtAc
北上「大井っち!」
『………』
大井(いやぁぁぁああああああぁああああああぁっぁあああ!!!!!)
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:54:57 ID:ddIfJtAc
ドゴーン
提督「うお!今のは何だ!?」
ガチャ
北上「あはは……さすがにきつかったかな?」
大井「……」
提督「大井!北上!千歳はどうなったんだ!」
北上「殺したよー、こっちに攻撃してきたからねー」
提督「殺したってお前!」
大井「……」
『大井!』
キュン
大井(あぁ……提督の声……♪)
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:03:05 ID:ddIfJtAc
大井「北上さん」
北上「ん?大井っち―――」クルッ
ドン!
北上「!」
北上が大井の方向を向いた瞬間、大井によって部屋の外に突き飛ばされた
北上「え……?」
提督「な……!」
大井「……」
バタン カチャカチャ カチン
ドンドンドン!
北上「大井っち!なんで?開けてよー!」ドンドンドンドン
大井「ごめんなさい、北上さん。私、提督を独り占めしたくなっちゃった♪」
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:13:44 ID:ddIfJtAc
北上「!」
大井「元はと言えば北上さんの性ですからね。私を拘束して、四六時中提督の声を聴かせるなんて」
提督「!?」
北上「あれは、みんなで楽しもうと……!」
大井「ええ、知ってるわ。でもやっぱり欲しいものは独り占めしたいじゃない♪」
北上「……くっ!」チャキ
大井「扉は壊さない方が良いわ。扉の前に酸素魚雷を置いたから」
北上「!」
もちろんはったりだ
扉の前にそんなものを置いてはいない
最も今は、だけど
大井「ぎりぎりで置いたからちょっとでも弾が扉に当たったら爆発するわ」
提督「北上!おお―――むぐっ!」
大井「提督、変なこと言ったら殺しますからね?」
もちろんこれもはったりだ
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:33:15 ID:ddIfJtAc
外からは北上さんの声が聞こえるが扉を叩く音は止まった
そりゃそうよね
北上さんも提督が大好きなんだから、死なせたくなんかないわよね♪
提督「……!」ムグムグ
大井「さて、提督?」スッ
提督「ぷはっ……おお―――!」
チュッ
大井「んっ……レロォ、んふう……ぅんっ……」
提督が何かを言う前に再び口を塞いだ
先ほどとは違い、塞いだものは大井の唇である
大井「あふ……ペチュ、チュ……んはぁ♪」
提督「はぁ……っ、な……なななな……」ガクガク
大井「ふふ……私とのキスの味はどうでしたか、提督?」
提督「大井……こんなことするなんてどうかしてる!」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:47:36 ID:ddIfJtAc
大井「はい、私はさきほど提督の声を聴いたときから既にどうかしています♪」
提督「な……」アワアワ
大井(あぁ……怒った提督の声も、驚いた提督の声も素敵です♪)
大井(笑い声に、泣き声、震え声、叫び声に唸り声♪後は……! あえぎ声もあるわね♪)
大井(うふふ♪楽しみだわ♪)
提督「……」ガクガク
大井「ねぇ、提督?」
提督「っ!」ビックゥ!
大井「これからはもっと、もーっと私に声を聞かせてくださいね♪」
部屋の外からはノイズがけたたましく鳴り響いている
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:49:59 ID:ddIfJtAc
ばっちり洗脳された大井 おわり
ぎりぎりまで迷ったけど一応個人ルートなので3Pじゃない方向にしました
3Pはまた別のタイミングにします。内容はあんまり変わらないかもしれませんが
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 22:01:47 ID:ddIfJtAc
>>104
島風
島風「提督、おっそーい!」
提督「はぁ……はぁ……島風……早すぎ……ゲホッ」
島風「にひひっ、やっぱり私が一番よね!だって速いもん!」
提督「……まったく、走るんだったらもっと他の娘が居るだろ。天津風とか夕立とか……」
島風「だって皆に聞いても、今忙しいからって断られるんだもん!」
提督「……俺も忙しいんだけど」
島風「提督は良いの!さ、もう一回走ろう?」
提督「おいおい、これ以上走ると仕事が……」
島風「……走ってくれないの?」ショボン
提督「……あーもう!後一回だけだぞ!」
島風「うん!提督、大好き!」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:06:49 ID:ddIfJtAc
………
提督「もうだめ……走れない……」ガクッ
島風「あはは……ちょっと走りすぎたかな?」
提督「もう遅いし夕飯にしよう、な?」
島風「はーい」タッタッタッタ
提督「まだ走れるのか……」ヨタヨタ
クルッ
島風「提督ー!遅いよー!」
提督「ちょ、ちょっと待って……」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:27:58 ID:ddIfJtAc
-廊下-
島風「でねー、連装砲ちゃんと連装砲がね?」
提督「うんうん」
ワイワイ
??「……」ニヤリ
島風「だから天津風ちゃんと仲がいいんだよ!」
提督「へー」
??「ぴょん!!」
島風「おうっ!?」ビク
提督「うわっ!!」ビクッ
卯月「やーい、引っかかったぴょーん!」スタコラ
提督「待て!卯月!……っ、足が……」
卯月「こっこまでおいでぴょーん!」
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:44:09 ID:ddIfJtAc
提督「くそ……毎回毎回……後で覚えてろよ……」
島風「提督、大丈夫?」
提督「あぁ……巻き込んでしまって悪かった。卯月には後できつく言っておくよ」
提督「それじゃ行くか」
島風「……!」ピコーン
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:51:41 ID:ddIfJtAc
翌朝
提督「あー眠い……書類の性で結局眠れなかった……」
島風「……」ジッ
提督「今日はちゃんと日中の間に終わらせないと……ふわあぁ」
島風「おうっ!!」ワッ
提督「うおおっ!?」ビクッ
島風「提督、びっくりした!?」
提督「島風か……卯月の真似はやめなさい。心臓が止まるかと思ったぞ」
島風「えへへー」ニコニコ
提督「はぁ……食堂に行くか?」
島風「うん!」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 00:18:31 ID:xWQtJyq6
-食堂-
天津風「二人ともおはよう。隣、失礼してもいい?」
提督「あぁ良いぞ」モグモグ
島風「ねえ提督、今日も走らない?気持ちいいよ!」
提督「今日は無理。実は昨日長門に仕事サボって走ってたことを怒られてさ。終わるまで寝させてくれなかったんだ……」モグモグ
天津風「うわぁ、それは酷いわね……」パク
提督「だから今日はできるだけ早く仕事を終わらせて寝たいんだ……」
天津風「そう……島風、今日は提督を付きあわせるのは止めなさい」
島風「はーい……じゃあ天津風ちゃん、一緒に走ろう?」
天津風「うっ、やっぱりそう来るのね……」
卯月「うー……弥生に怒られたぴょん……」グスグス
弥生「自己責任……」モグモグ
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 01:34:42 ID:.H/xzHhs
大和希望
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 20:45:52 ID:rxYC4tHM
島風「それじゃ提督、行ってくるね!天津風ちゃん行こ!」
天津風「付き合わないって言ったのに…あぁ……もう!」
タッタッタッタ
提督「ほどほどにしろよー」テフリフリ
提督「……よしっ」
……
フタマルマルマル
提督「だぁー!ダメだ、終わんねえ!」
長門「口を動かす暇があったら手を動かせ!」カリカリカリ
提督「はい……」カキカキ
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 20:59:06 ID:rxYC4tHM
翌朝
-食堂-
提督「……」ヤツレ
天津風「……あなた、本当に大丈夫なの?」
提督「ダイジョブダイジョブ……」モグモグ
島風「ねーねー提督ー、今日は一緒に走れる?」キラキラ
天津風「島風、あなたね……」
提督「ごめん……また明日にして……」
島風「えー……じゃあ天津風ちゃん今日も走ろう?」
天津風「えっ、さすがに二日連続はちょっと……」
島風「大丈夫だって!走ると疲れも取れちゃうんだから!」
提督「……」モグモグ
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 21:21:58 ID:rxYC4tHM
-廊下-
天津風「はぁ……結局今日もなのね……」
島風「あ、私ちょっとトイレに行ってくるね!外で待ってて!」タタタタ
天津風「はいはい……その間に逃げようかしら」トコトコ
……
島風「トイレ―トイレ―♪」タッタッタッタ
提督「……」ヨタヨタ
島風「あ、提督だ」
島風「!」ピコ-ン
島風「……」コソコソ
提督「……」ヨタヨタ
島風「おうっ!!」ワッ
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 21:36:17 ID:rxYC4tHM
提督「……おう、島風か」
島風「あれ?」
提督「すまん、今驚く気力もないんだ。また後でな」
ヨタヨタ
島風「」ボーゼン
……
天津風「お帰り、島風」
島風「……」
天津風「……島風?」
島風「提督が驚いてくれなかった……」
天津風「……? よく分からないけど今の彼は疲れているの。放っておいた方が良いわ。さ、行きましょ」
島風「……」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 21:53:58 ID:rxYC4tHM
……
-執務室-
提督「お、終わった……」
長門「ふっ、よくやった」
提督「今日こそゆっくりと眠れる」
長門「あぁ、私も部屋で休ませてもらうぞ」
提督「……また明日」
長門「あぁ、また明日」
ガチャ バタン
提督「……」
ドサッ
提督「」Zzz
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 22:21:13 ID:rxYC4tHM
翌朝
-食堂-
島風「提督、今日は走ってくれるの!?」
提督「あぁ、今日から大丈夫だぞ。ただし、島風が何と言おうと俺は早く切り上げるからな」モグモグ
島風「うん!」
天津風「これでやっと解放されるのね……」モグモグ
提督「……お疲れ、天津風」
島風「〜♪」モグモグ
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 22:35:43 ID:rxYC4tHM
-廊下-
提督「それじゃあ早速行くか」
島風「うん!……あっ提督、ちょっと外で待ってて」
提督「? 分かった」
スタスタスタ
島風「……」
……
提督「……」ボー
島風「……」ジリジリ
島風「おうっ!!」ワッ
提督「うひああ!?……っ島風!!」ビクッ
島風「えへへー♪」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 22:48:16 ID:rxYC4tHM
………
島風「提督おっそーい!」タッタッタッタ
提督「はぁ、はぁ……いや、だからもう少しゆっくりだな……ん?」チラ
時計(ヒトフタマルマル)
提督「ん、もうお昼か。島風―!」
島風「! どうしたのー提督ー?」ピタッ
提督「俺、そろそろ仕事に戻るよ」
島風「えー!もっと走ろうよー!?」
提督「さっきも言ったけど、これ以上走るとまた徹夜で仕事する羽目になるんだ。そうしたら明日走れなくなるぞ?」
島風「それも嫌!うー……」
提督「また明日走れるんだから、な?良いだろ?」ナデナデ
島風「絶対だよ!約束だからね!?」
提督「あぁ、約束だ」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 23:35:49 ID:rxYC4tHM
-執務室-
提督「さて、始めるのが遅れた分取り戻さないとな」
長門「まったく……いつまで島風に付き合っているつもりだ」カリカリ
提督「別に良いだろ……こうしてちゃんと仕事してる訳だし」カキカキ
長門「昨日からだがな」
提督「……」
長門「……まったく、偶には私に付き合ってくれてもいいじゃないか」ボソ
提督「なんか言った?」
長門「なんでもない!ほら、早く手を動かす!」
提督「はいはい」
……
提督「うん、今日はこれくらいでいいかな」
長門「ああ、それじゃ私は戻る。……おやすみ」
提督「おやすみ、長門」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 23:54:22 ID:rxYC4tHM
数日後
-食堂-
島風「提督!今日もこの後、外で待ち合わせね?」
天津風「島風、あなた聞いてなかったの?今日から第一艦隊が作戦に参加するからこの後出立式をするのよ?」モグモグ
提督「ああ、今回は近隣の鎮守府が合同に行う大規模な作戦だからな。当然長い間居なくなるわけだ。だからここを出る前に少しでも士気を上げたいんだ」
島風「えー……じゃあその後でね!」
提督「それなら大丈夫だ。と言ってもいつもより早く切り上げるけどな」
島風「え、どうして?」
提督「第一艦隊が出ると言うことは秘書艦の長門も出る。いくら代わりの秘書艦をつけるとは言っても今までどおりは進まないだろうから、ちょっとでも時間を掛けないと」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 23:56:14 ID:rxYC4tHM
島風「ふーん……代わりの秘書艦ってもう決まったの?」
提督「いや、何人かに絞っては居るけどなんだかんだみんな忙しそうだからね。決められないんだ」アハハ
島風「! はい!はい!私が秘書艦やる!」
天津風「ちょっ、島風!?あなた大丈夫なの?」
島風「だって、私が秘書艦だったら走った後もずっと提督に居られるし!」
提督「あはは……じゃあ任せようかな。そのかわり、ちゃんと仕事しなきゃだめだからな?」
島風「やった!」
天津風「えー……これでいいのかしら……」
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:04:31 ID:qtwx3lGU
-大広間-
……
鳳翔「それではこれで出立式を終了します。第一艦隊のみなさんは明日出立ですので今日は無理をしないでくださいね」
鳳翔「それでは、解散!」
ガヤガヤ
提督「長門」
長門「ん、なんだ?」
提督「ちょっと鎮守府の裏に来てくれないか」
長門「? 何か話があるなら今言ってくれても良いんだが」
提督「……真面目な話なんだ」
長門「お、おう。分かった」
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:06:52 ID:qtwx3lGU
島風「あれー?提督どこ行ったんだろう……この後走る約束なのに」
提督「―――」
長門「―――」
島風「あ、提督、と長門さんだ」
提督「―――」
長門「―――」
スタスタスタ
島風「あれ、どこか行くのかな?……ついて行っても良いよね?」
コソコソ
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:11:48 ID:qtwx3lGU
-鎮守府裏-
長門「で、話とはなんだ」
提督「……」
長門「ここまで来たんだ。だんまりは無しだぞ」
提督「……」
長門「はぁ……私はこれから仕事の引き継ぎも含めて準備しなきゃいけないんだ。話さないんだったら帰るぞ」クルッ
提督「ま、待ってくれ。今話すから」
長門「じゃあ手短に話せ」クルッ
提督「スゥー……ハァー……長門、俺は……」
長門「……」
提督「俺は!―――」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:15:24 ID:qtwx3lGU
島風「こっちの方向だよね?」コソコソ
島風「あ、居た」
提督「―――」
長門「―――」
島風「何話してるんだろう。ここからじゃ聞こえないよー……」ウー
提督「―――」
長門「―――」
島風「もうちょっと、もうちょっとで聞こえそう……」ソーッ
提督「―――俺は!」
島風「ひゃあ!」ビク
パキ
提督「!」
島風「あ」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:23:20 ID:qtwx3lGU
提督「島風!……もしかして聞いていたのか?」
島風「う、ううん!聞いてないよ!」
提督「そ、そうか」ホッ
長門「……で、話はなんだ?」
提督「え、えっと……長門が居ない間の、その……秘書艦を言い忘れたのを思い出してだな」
島風「!」
長門「なんだそんなことか。で、誰なんだ?」
提督「あー……それが島風にしようと思っているんだ」
長門「……ふむ。ちょっと心配だが、少しの間だ。まあ良いだろう」
島風「本当!?やった!」
長門「ただし、秘書艦は大変だぞ?疲れたなどとは言えないからな」
島風「大丈夫!だって、私速いもん!」
長門「そうか、なら心配ないな」ハハハ
提督「ははは……はぁ」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:30:32 ID:qtwx3lGU
翌日
長門「では行ってくる。島風、ちゃんと仕事をこなすんだぞ?」
島風「昨日仕事教わったし大丈夫だよ!」
長門「ふふ……、第一戦隊、出撃するぞ!」
イッテラッシャーイ ショウカクネー
提督「結局言えなかった……」ハァ
島風「提督!」
提督「……ん?」
島風「なんか暗いよー?忘れるために今日も走る?」
提督「……そうだな。でも少しだけだぞ?」
島風「うん!」
天津風「……ただ走りたいだけじゃ」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:35:44 ID:qtwx3lGU
島風「提督!艦隊がやっと帰投したよ!おっそーい!」
提督「そんなこと言うんじゃない。ほら、出迎えるぞ」
……
島風「この書類どうすれば良いのー?」
提督「それはだな……」
……
島風「提督!休憩代わりに走らない?」
提督「馬鹿、今走ったら徹夜だぞ。明日にしなさい」
……
島風「えへへー、やっぱり提督と一緒だと楽しいなー♪」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:43:34 ID:qtwx3lGU
数日後
-執務室-
島風「提督―!お昼持ってきたよー!」
提督「……はい、はい……分かりました」
島風「……」
提督「いえ……覚悟はしていますので……はい、失礼します」
ガチャン
提督「……」
島風「提督?」
提督「……長門が、沈んだそうだ」
島風「!」
提督「他の艦隊の奴をかばって、そのまま……そのままっ……!」
島風「提督……」
提督「……すまん、ちょっと一人にさせてくれ」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 00:46:52 ID:qtwx3lGU
島風「でも……」
提督「大丈夫だ……ちょっと、考え事をするだけだから」
島風「うん、分かった……」
ガチャバタン
提督「……ああああああああああああああ!!!」
提督「なんでだよ!なんで長門が!ひっく……畜生!」ドン
提督「指輪だって……長門が帰ってきたら渡すつもりだったのに!」
提督「渡すつもりだったのに……」
……
島風「……」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 10:40:56 ID:GowpVbtE
長門轟沈の話は瞬く間に広まった
艦娘の間では少なからず動揺が走ったものの、時間が経つにつれ次第に沈静化していった。
空いた秘書艦にはこれまでの実績を考えて、引き続き島風が担うことになった
島風「提督ー!近くの鎮守府から通信が来てるよ!」
提督「ん、こっちに繋いでくれ」
長門轟沈の余波が一番ひどかったのは提督だった
最初はまともに仕事ができないレベルで、一時は島風だけで切り盛りしていた時期もあった
今は、少なくとも表面上は落ち着きを取り戻している
提督「演習の申し込みだったよ。明日の朝、こっちに来るんだってさ」
島風「じゃあちゃんとお出迎えしないといけないね!」
提督「そうだな。……ふぅ」ノビー
島風「提督、お仕事終わったの?」
提督「ああ、緊急の用件が入ってこなければ今日はこれで終わりかな」
島風「! じゃあ久しぶりに走らない?」
提督「……そういえば最近走っていないな。行くか、島風!」
島風「うん!」
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 10:49:24 ID:GowpVbtE
……
島風「忘れ物取りに行ってたら遅れちゃった。えっほっ、えっほっ」タッタッタッタ
島風「あ」
提督「いち、に、さん、し。にーに、さん、し」ギュッギュッ
島風「……!」ピコ-ン
提督「さん、に、さん、し……と」グルグル
島風「おうっ!!」ワッ
提督「おひょう!?」ビクッ
島風「提督、お待たせ!」
提督「……島風、俺の寿命が縮まるから静かに来なさい」ナデナデ
島風「にへへー♪」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 12:52:49 ID:GowpVbtE
タッタッタッタッタ
島風「提督」
提督「ん?」
島風「私、提督の役に立ててる?」
提督「? もちろんだ」
島風「私ね、あの時提督に秘書艦になってくれって言われた時嬉しかったんだ」
島風「私にも長門さんの代わりになれるんだって。提督の、お役にたてるんだって」
提督「……」
島風「ねえ、提督」
島風「私、提督の一番になれる?提督は私の一番だけど、私も提督の一番になりたいの!」
提督「……そうだな。俺もそろそろ前を向かないといけないのかもしれないな」
提督「島風、これからもよろしく頼む」
島風「うん!任せといて!」
タッタッタッタッタッタ
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:03:59 ID:GowpVbtE
タッタッタッタ
島風「……」
島風(えへへー私が提督の一番♪)
タッタッタッタ
提督「え、ちょっとさっきよりペース速くない?」
ピタッ
島風「提督、おっそーい!」
島風(私が、提督の一番なんだから♪)
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:10:23 ID:GowpVbtE
………
島風「提督、今日のお仕事終わった?」
提督「ああ、やるべきことは済んだしもうないかな」
島風「だったら今日は―――」
ピルルルル ガチャ
提督「はい、こちら鎮守府」
提督「はい……はい……なんだって!」
島風「?」
提督「分かりました。ただちに向かいます。はい、それでは。はい」
ガチャン
島風「なにかあったの?」
提督「ここの近海で民間船が深海棲艦に襲われているそうだ」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:24:11 ID:GowpVbtE
島風「……」
提督「民間人を見捨てるわけにはいかない。島風、出撃の準備だ」
島風「えー……他の娘じゃダメなの?」
提督「今ここには第一艦隊しか居ないんだ。俺らが助けないで誰が彼らを助けるんだ」
島風「……はーい」
提督「何か用事があったのならすまん。ただ、今は民間人の救助が一番重要なんだ。分かってほしい」
島風「うん……じゃあ行ってくるね」
ガチャ バタン
島風「……一番」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:39:43 ID:GowpVbtE
……
ガチャ バタン
島風「島風、帰投しました」
提督「お、お帰り。大丈夫だったか?」
島風「うん。相手はあんまり強くなかったし、こっちに被害はなかったよ」
提督「いや、そうじゃなくて民間人の方」
島風「……ちょっとだけ当たったみたいだけど大丈夫だったよ」
提督「そうか……よかった。うん、まあ島風も無事に帰ってきて良かったよ」
島風「……」
提督「それに用事があったのに出撃させてすまん。大事な用事だったら俺も一緒に謝りに行くけど」
島風「ううん、提督と走ることだったから大丈夫」
提督「お、そうだったのか。……明日は走ろうな」
島風「! うん!」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:59:05 ID:GowpVbtE
翌日
-執務室-
提督「何で今日に限ってこんなに仕事があるんだ……まるで盆と正月が一緒に来たみたいだぞ……」カキカキ
島風「提督」
提督「島風、ごめん。俺、今日はちょっと走れないかも。もしなんだったら天津風あたりと走ってきたらどうだ?」
島風「……ううん、私は大丈夫だもん!」カリカリ
提督「本当にすまん。今回ばかりは仕事を第一にしないと以前のように徹夜コースだからな……はい、この文書はOK」スッ
島風「……」
提督「島風?」
島風「……あ、うん!後は私がやるね!」
島風(……仕事が一番)
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:28:06 ID:GowpVbtE
深夜
-外-
島風「……」
バサァ
カチッ ボウッ メラメラ
島風「仕事が第一。提督はそう言ってた」
島風「提督の一番を奪うのは許さないよ」
島風「だって、私が提督の一番なんだもん」
島風は目の前のたき火を見ながら静かに呟いた
たき火の端、燃えかすの部分には、辛うじて明日の遠征のメンバーが書いてあるのを見える
メラメラ
島風「……ふふ」
明日の朝が待ちきれない
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:43:46 ID:GowpVbtE
翌朝
-執務室-
提督「……おかしい。仕事がほとんどない」
提督がおかしいと思うのも当然である
普段なら机の上からなだれ落ちそうなぐらい書類が積まれている
しかし、今日に限っては書類が数枚あるだけで、他に何もなかった
提督「こんなことってあるのか……いや、可能性は……」ウーン
島風「……」ニコニコ
提督「……考えても仕方ないか。とりあえずある分だけは済ませないと」
島風「終わったらずっと一緒に居てくれる?」
提督「うん、良いけどこんなに書類が少ないと午後からどっさり来そうで怖いから一応ここで待機ね」
島風「はーい♪」
提督「じゃあ今日の書類一枚目は……と。……また演習か」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 01:37:49 ID:JaZAAVyg
おもしろくなってきた
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:25:50 ID:yRE4UtVM
……
提督「午前中に仕事が終わるとかここに着任してから初めてだ……」
島風「じゃあ午後はずっと遊べるね!」
提督「そうだな。部屋の中だからあんまりうるさいのは無理だけど」
島風「じゃあねートランプ!」
提督「トランプかー。二人でできるのって何かあったっけ」
島風「だったら天津風ちゃんも呼ぼうよ!」
ガチャ バタン
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:27:11 ID:yRE4UtVM
天津風「はぁ、はぁ……」
島風「あ、天津風ちゃん。今ちょうど―――」
天津風「……ちょっと良いかしら」グイ
提督「俺?」
島風「! じゃあ私も―――」
天津風「島風は来なくていいわ。今は提督に用があるの」
提督「それって重要なことなのか?」
天津風「場合によってはね。ついてきて」
提督「……分かった。島風、何かあるかもしれないしここで待機してくれ」
島風「……」
島風「……私より天津風ちゃんの方が大事なの?」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:29:39 ID:yRE4UtVM
提督「え?」
島風「ううん、なんでもない。早く帰ってきてね」
提督「あぁ……なるべく早く戻ってくるよ」
天津風「……行きましょ」
ガチャ バタン
島風「……」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 22:42:06 ID:yRE4UtVM
……
ガチャ バタン
島風「あ、提督!戻ってくるの遅いよ!」
提督「……」
島風「天津風ちゃんは?トランプやらないの?」
提督「……島風、ちょっと今は一人にさせてくれ」
島風「え……?これから一緒に遊んでくれるんじゃないの?」
提督「すまん、ちょっとこれから仕事をしないといけないんだ」
島風「仕事って……さっき終わったって言ったじゃん!だから私と―――」
提督「島風!」
島風「っ」ビクッ
提督「何があったかは言えない。でも天津風の話は俺にとって重要なことだった。だからしばらく一人で考えたい。分かってくれ、島風」
島風「……っ」
タッタッタッタ
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:09:08 ID:yRE4UtVM
-天津風の部屋-
バァン!
島風「天津風ちゃん!」
天津風「っ!島風!」
島風「提督に何を言ったの!?教えてよ!」
天津風「……ごめん、私からは言えないわ」
島風「なんで!?私は提督の秘書艦なんだよ?私が知っても良いじゃん!」
天津風「……島風、提督には提督なりに色々と考えているの。いくら秘書艦でも知られたくないことだってあるわ」
島風「……でも!」
天津風「いい?島風、あなたは提督の秘書艦なんだから少しは彼を信じなさい」
島風「……うん」
ガチャ バタン
島風「天津風ちゃん……提督に何を言ったの?」ボソ
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:49:34 ID:RaJT4U2A
ろーちゃんって病むのかな(素朴な疑問)
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:51:07 ID:yRE4UtVM
-執務室-
提督「……」
―
―――
―――――
-外-
提督『で、話ってなんだ?』
天津風『これを見てくれないかしら』
提督『これは……何かを燃やした跡か? 誰かたき火でもしたのか?』
天津風『そうみたいね。それとあなた、これを見てくれないかしら?』ヒョイ
天津風が提督に見せたもの
それは何かの紙の燃えカスだった
普通の人ならそれを見たところで何なのかは分からないが、提督は一瞬で燃えカスの正体が分かった
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:00:18 ID:gtNqAJDE
提督『これは……書類の燃えカスか?』
天津風『私はそこまでは分からないけど……あなたが言うのならそうなのかもしれないわね』
提督『でもいったい誰が……』
天津風『……考えたくないけど、執務室に自由に出入りできて書類の場所が分かるのって島風くらいじゃないかしら』
提督『!そんな馬鹿な!だってあいつは……』
天津風『何はともあれ、しばらくは書類の場所を厳重にしていた方が良いわ。たとえあの娘じゃなかったとしてもまた燃やされないとも限らないし』
提督『……分かった。天津風、教えてくれてありがとう』
スタスタ
天津風『―――』
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:09:38 ID:gtNqAJDE
―――――
―――
―
提督「……なんでなんだ、島風」
……
ガチャ バタン
島風「島風、入ります」
提督「お、来たか」
島風「……提督、お仕事は終わったの?」
提督「あぁ、島風にこれをやってもらったら今日は終わりだ。……多分だけど」
島風「?私に?」
提督「あぁ、実は朝に演習云々って言っただろ?そのメンバーが決まったから他の娘に伝えてきてほしいんだ」
島風「?いつものメンバーじゃないの?」
提督「まあ、そうなんだけど一応ね」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:12:24 ID:gtNqAJDE
島風「……」
提督「それが終わったらそのまま部屋に戻って良いから。よろしくね」
島風「はーい、それじゃ行ってきます」
ガチャ バタン タッタッタッタ……
提督(……いつも通りだったな)
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:14:58 ID:gtNqAJDE
……
深夜
島風「……」コソコソ
ガチャ ガン!
島風「! 鍵が掛かってるの?」
ガン! ガンガン!!
島風「……」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:23:01 ID:gtNqAJDE
翌朝
-執務室-
提督「おはよう、島風」
島風「……」
提督「今日は仕事が多いな。やっぱり昨日がおかしいだけだったんだな」アハハ
島風「……」
提督「……」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:29:32 ID:gtNqAJDE
提督「わっ!!」
島風「っ!」ビク
提督「驚いただろ?偶には俺もやり返さないとな」
島風「……」
提督「何があったか知らないが元気出せ。第一艦隊の旗艦がこんな調子だと他の娘にも影響するぞ?」
島風「……提督」
提督「大丈夫だ、島風は速い。それになんたって俺の秘書艦だからな。今回もきっと勝てる」
島風「!」
提督「元気でたか?もうすぐ時間だ。俺も後で行くから行って来い」
島風「うん!」
ガチャ バタン タタタタ……
島風(『俺の秘書艦』)
島風「……えへへ♪」ニヘラ
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:31:28 ID:EhxG7Pwo
これは
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:43:43 ID:gtNqAJDE
-外-
「今回は急な連絡にも関わらず、練習の依頼を引き受けていただきありがとうございます」ペコリ
提督「こちらこそありがとうございます。うちの艦娘達も張り切っていますよ」
「それは何よりで……こちらが今回のメンバー表になります」スッ
提督「どうも。それではこれがこちらの―――っ!」
「どうかなさいましたか?」
提督「あぁ、いえ……そちらの鎮守府、旗艦が長門ですが手に入ったのですか」
「はい!実は最近手に入れた初めての長門級でして。しかもいきなりネームシップだなんて私もう!」
提督「……」
「はっ……すみません。つい興奮してしまいまして……」
提督「いえ、私も長門を手にしたときはあなたの様に喜んだものです」ニコ
「そうでしたか。お互い良い艦に育つと嬉しいですね。お、そろそろ時間ですか。観覧席に向かいましょう」
提督「そうですね」
スタスタ
提督「……」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:56:53 ID:gtNqAJDE
「それでは、○○鎮守府と××鎮守府の戦闘形式での演習を行う。戦闘開始!」
ワーワーワー
長門「―――」
島風「―――」
提督「……」
「さすが噂に聞こえる提督殿の鎮守府の娘たちですね……私の所は後長門しか残っていませんよ……ハハハ」
提督「いえ、長くやっていれば誰にだったこれくらいには成長します」
「ご謙遜を……特にそちらの旗艦、島風ですがこちらの練度がまだ低いとは言え、長門相手に良くやっていますよ」
提督「……そうですね」
「これが終わりましたら是非とも褒めてあげてください。あ、長門も負けた……」
提督「……」
長門「―――」
提督「……すみません、一つだけお願いがあるのですが」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:06:10 ID:gtNqAJDE
……
島風「提督ー?どこいったのー?」
「おや、君は提督殿の島風さんかな?」
島風「はい!そうです!」
「提督殿だったらここの鎮守府の裏に居ると思うよ。さっきそこに行くって言っていたから」
島風「! ありがとうございます!」
タッタッタッタ
「……いい娘だなぁ、うちの長門も負けてないけど」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:20:04 ID:gtNqAJDE
……
ガサッ
提督「こんなところに呼び出してすまないね、長門……今は長門さん、か」
長門「一体どうしたんだ。演習相手の提督が、しかも私を名指しで呼び出すとは」
提督「それについてなんだが……」
長門「わざわざこんな奥まで来たんだ……だんまりは無しだぞ」
提督「……」
長門「はぁ……何もないんだったら私は帰るぞ。帰って仕事しないといけないからな」
提督「……長門、この場所覚えていないか?」
長門「? 何を言っているか分からないが」
提督「この場所、俺と長門があの作戦の前に来た場所だ」
提督「あのころの俺は臆病だった。皆の前では言えなかったから……だから今のようにお前と二人きりになって、それで話そうとしていた」
長門「待て、本当に話が分からないぞ」
提督「今となってはもう叶わないが、言わせてくれ」
提督「長門、俺は!俺はお前が好きだ!」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:35:10 ID:gtNqAJDE
長門「!?」
提督「初めて会った時から好きだった。愛していた。その凛々しい姿も、時に見せる可愛いところも全部好きだった」
長門「え、お前何を」
提督「長門を秘書艦にしたとき、俺は小躍りしたよ。だってあの長門が俺をサポートしてくれるんだから」
提督「それから俺は、ほとんど長門のことばかり考えていた。仕事中もプライベート中も、ずっとずっとだ」
提督「いつしか練度がマックスになって、本営からケッコンカッコカリの指輪が来たとき……顔が綻ぶのを抑えていたのを覚えているよ」
提督「あの時、長門は仏頂面で怖いぞとか言っていたよな。あれ本当は嬉しいのを悟られたくなかっただけなんだ」
長門「」
提督「そんなここんなあって、やっと……やっと告白するチャンスが来たと言うのに……お前は勝手に逝きやがって」
提督「あの後頑張って忘れるよう努力したよ。でも、でも今日相手側に長門が居ると分かっただけであの頃の思い出が全部甦ってきたんだ……」
長門「……」
提督「その時思ったんだ。俺には長門しか居ないんだって。他の誰がそばに居ても俺の心が満たされることが無いんだって」
提督「だから無理を承知で言う。俺はお前が好きだ。俺と結婚してほしい」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:40:26 ID:gtNqAJDE
長門「すまない……無理だ」
提督「……ははは。まあこうなることは分かっていたよ」
長門「そこまで言うんだ。きっとお前の長門は幸せだったんだろうな」
提督「……」
長門「私はお前の長門ではない。だからその告白を受け入れることはできない」
長門「だから、もしもう一度お前が新しい長門に出会ったとき、その時は是非彼女に告白してほしい。私もその時は応援する」
提督「……ありがとう」
長門「ふっ、おっと……長居しすぎたか。私は戻る。……またいつか演習しに来るさ。それまでな」
提督「あぁ……またな」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:40:59 ID:gtNqAJDE
島風「……」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:47:42 ID:gtNqAJDE
島風(提督は私より長門さんが好き)
島風(と言うことは私は2番?)
島風(でも前、私より天津風ちゃんの方を優先してた)
島風(……3番ってこと?)
島風(そういえば提督は仕事が一番って……)
島風(……)
島風(私は提督の何番なの?)
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:55:16 ID:gtNqAJDE
夜
-執務室-
提督「さて、もう寝るか」
ガチャ バタン
島風「……」
提督「お、島風。どうしたんだ?」
島風「……」
提督「島風?」
島風「……」ポイッ
ゴトン
島風は提督の前に何かを投げた
サッカーボール大のそれはまっすぐ提督の方向へ飛び、そして足元にあたった
天津風の頭だった
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:02:01 ID:gtNqAJDE
提督「!? 天津風!?」
島風「……これで3番だよね?」
提督「島風! お前何を」
島風「次はその書類かな? 長門さんは別の鎮守府に居るから今は無理だもんね……」
提督「島風、説明しろ!何でこんなことをしたんだ!?」
島風「だって、私は提督の一番じゃないんだもん」
提督「!? ちゃんと説明しろ!」
島風「だからね、提督の大事なものを消したら島風が一番になれるでしょ?だから消してるんだ。提督の大事なもの」ニコ
提督「……ふざけるな!だからってこんなこと」
島風「提督、ちょっとどいてね。今からこの書類を消すから」スタスタ
提督「っ!」
ドタドタドタドタ
島風「……」
カチッ ボウッ
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:06:16 ID:gtNqAJDE
-廊下-
提督「はぁ、はぁ……一体何が島風を……」
提督「とにかくここから離れなければ……」
スタスタ
提督「この先が出口だな……ここを出ればとりあえずは何とかなる。それで、夜が明けたら憲兵のところへ―――」
「おうっ!!」ワッ
廊下より誰かが俺を驚かした
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:15:00 ID:gtNqAJDE
島風ルート 終わり
書いてていい話で終わりそうだったので無理矢理方向を捻じ曲げました
なので前二つより長い上に余計な部分が多いです。すみませんでした
それと、個人ルートにはスレタイに関係する会話やエピソードが入ってないですけど良いですよね
>>206
これが本当に病んでるのかどうかは俺も疑問だったりするんですが
こんな感じで良ければどうにかして病ませます
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:38:59 ID:6FWipAEo
電ちゃんが見たいのです
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 18:23:40 ID:/MSN.7Q.
若葉だ
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:23:14 ID:gtNqAJDE
>>105
那珂ちゃん
何時の時代も軍に対する風当たりは厳しい
特に日本では、以前の戦争で負けた時のトラウマを現在まで持っており、それが深海棲艦への対策を遅らせている
そこで軍は、この状況を打破するためある秘策を打ち出した
那珂「みんなー元気ー!?」
ウオオオオオオオオオオ!!!
那珂「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー!みんな今日はよろしくねー!」
アイドルカッコカリ計画
艦娘を軍の宣伝に使い、世間に対する認知度を高めようとする計画らしい
計画の中身といいネーミングセンスといい一体上は何を考えているんだと思ったが……結果は上々のようだ
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:37:21 ID:gtNqAJDE
那珂「それじゃ、一曲目行くよー!」
ワアアアアアアアアアアアアア!!!
ちなみにまだカッコカリなため、アイドルをやっているのは那珂だけだ
そして俺はと言うと、提督業と兼業して彼女のプロデュースを行っている
当然上からの命令だ
那珂「〜〜〜♪」
ッハイ! ッハイ! ウゥゥーッハイ!
しかしやってみるとこれがなかなか面白い
提督業とはまた違うベクトルで物事を考えるため非常に新鮮に感じるのだ
それに、自分がプロデュースした娘がこうして頑張っているのを見てると
子供を持つ親ってこんな感じなんだろうかと親バカみたいな事も思ってしまう
那珂「それじゃ、二曲目行っちゃうよー!」
オオオオオオオオオオ!!
231
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:48:35 ID:gtNqAJDE
……
那珂「提督ー、おっまたせー!」
提督「ん、今日もお疲れさま」
那珂「今日もいっぱいお客さんが入ってたねー」
提督「そうだね。そろそろここも一杯になるってさっきホールの人が言っていたよ。それもこれも那珂に人望があるおかげだ」ナデナデ
那珂「キャッ……もー、那珂ちゃんはみんなのものなんだから、提督でもそんなに触ったダメなんだよー?」
提督「あはは、そうだな。それじゃそろそろ行くか」
那珂「はーい!」
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