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魔娘「好きです」
444
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/25(水) 09:34:38 ID:0PQF9cP.
女「(ビューレイストっ!?誰?敵っ!?)」
ガタッ
ビ「安心してよ、僕は君の敵じゃない…」
ビ「それに君が【何者】なのか知っている…」
女「…っ、どういうことかしら?」
ビ「うーん、イマイチ信用してないね…」チラッ
女「な、なに?」
ビ「このネームプレート…【女】…ねぇ?」
ビ「【ロキ】…の間違いじゃないのかな?ふふ」
女「っ!!?な、なんで!」
ビ「とりあえず落ち着こうか、もう一度言うけれど、僕は君の味方さ」
445
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/25(水) 09:46:14 ID:0PQF9cP.
ビ「最初に言っておくけれど、僕は君が探していた【彼】であり」
ビ「この聖戦を止めることができる……いや、【出来た】存在だった」
女「っ!?じ、じゃあ貴方が……」
女「…出来た?」
ビ「今はもう僕にも止めることができない…いや、もう聖戦が起こる前に世界は」
女「……世界は…?」
ビ「あるべき形を失う」
女「!!」
女「そ、そんな…じゃあ私は一体何のために…」
ビ「まぁまぁ、話は最後まで聞こうじゃないか」
ビ「僕には止められないが、【男】には止められるかもしれない」
女「男っ!!(そういえばさっきから男の姿がない!)」
ビ「僕は男と一緒に行動してきた」
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/25(水) 09:51:26 ID:0PQF9cP.
ビ「世界滅亡を阻止するために行動し続けた男だが、ある問題が起き」
ビ「僕と別行動することを余儀なくされた」
女「ちょっと待って!話を最初から……いつから貴方と男は一緒に行動してきたの?」
ビ「………」
ビ「分かった…全てを話そう」
女「…」ゴクリ
ビ「僕が【とある神】と出会ってから……今現在までの話を」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/25(水) 19:06:57 ID:URALx4bs
乙
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 15:38:44 ID:LqBoh7vY
追いついた
乙
449
:
のんびり書き込みしていきま〜す
:2015/03/27(金) 22:38:19 ID:mUeffu8g
「なぁ、お前っ!」
ビ「……」
「そこのお前だよっ!」
ビ「……?」
「なぁちょっといいか?お前、
【人間】って知ってるか?」
ビ「……」
「無視するなよ…」
ビ「僕は「お前」じゃない、ビューレイストって名前があるんだ」
450
:
祝450!!!!
:2015/03/27(金) 22:39:48 ID:mUeffu8g
「bylr「ビュー」leiptr「レイスト」…「風と稲光」か」
ビ「……別に覚えなくてもいいよ、どうせすぐに忘れるだろうし」
「まぁ長いし、レイストでいいか?
雷光のほうがかっこ良くていいだろ?」
ビ「……で、なに?【人間】がどうかしたのかい?」
「聞いた話なんだが俺たちと姿形が似てるそうなんだよっ!」
ビ「……それで?」
451
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:41:07 ID:mUeffu8g
「俺も見たくなってよ、詳しいやつを探してたんだ」
ビ「それで僕のところに?」
「あぁ、ここにいるやつが詳しいって聞いてな」
ビ「…ふ〜ん」
「ってお前さっきから何やってるんだ?」
ビ「ここの池から見えるんだ」
「見える?何が」
ビ「君の言ってる人間の世界だよ」
452
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:42:47 ID:mUeffu8g
「っ!本当かっ!」
グイッ
「……?」
「……こいつら何持ってるんだ?」
ビ「木の枝だよ」
「…枝?なんでそんなの…」
ビ「これを使って木の実を落とすんだ」
453
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:43:52 ID:mUeffu8g
「なんでそんな面倒臭いこと」
ビ「知らない」
「ふ〜ん、要領悪いな」
〜〜〜〜〜
女「…どういうことですか?」
ビ「どうしたんだい?」
女「私は人が誕生してから、現在まで見守り続けました」
ビ「そのようだね、それが君達の仕事だろ?」
女「はい…ですが、私だけじゃなくて貴方もだったんですか?」
454
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:44:52 ID:mUeffu8g
ビ「違うよ、この世界を見守っているのは君達だけさ」
女「(どういうこと?)」
女「…話を続けてください」
ビ「さっき話したのが、僕と彼との出会い」
ビ「それから人間を見続けてきた僕たちだけど、ある日…」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「なぁ!レイスト!」
ビ「なに?」
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:45:43 ID:mUeffu8g
「俺たち行ってみないか?
人間のところにっ!」
ビ「急にどうしたんだい」
「俺見たんだよっ!変なのっ!
変なのが動き回ってるんだ!」
ビ「?」
「ほらっ!あれっ!」
ビ「……あぁ、あれは馬だよ」
「馬?なんだそれ、人間じゃないのか?」
ビ「うん、俺たちの世界とは違ってたくさんの生き物がいるみたいだ」
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:46:46 ID:mUeffu8g
「おおっ!よし決めた!
お前も来い!」
ビ「え?」
「本当は自分一人だけで行く予定だったが、詳しいやつも必要だろ?」
ビ「いや危険だ、戻ってこれないかもしれないぞっ!」
「お前知らないのかよ?
他にも行ったことのあるやつはいるんだぜ?」
ビ「戻ってこれたのか?」
「あぁ、なんでも人間は俺たちを…えっと…なんだっけ?
カミ?として崇め奉ってるんだとよ!」
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:48:05 ID:mUeffu8g
ビ「!それは知らなかった」
「そうと決まればよしっ!
いくぞっ!」
グイッ
ビ「わっ!」
〜〜〜〜〜
女「!」
ビ「この世界に来たのは、君が最初では無かったんだよ」
女「…そうだったんですか」
女「この世界と違うということは、年代にもズレがあるのでしょうか?」
ビ「うん、だいぶね」
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:49:12 ID:mUeffu8g
女「木の実を枝で…ってことは約400万年前ですか?」
ビ「分かりやすく言うと、西暦1900年代」
女「1900年代っ!?」
ビ「その時代まで、まだ人間は猿人に近い生活をしてきた」
女「そ、そんな…」
ビ「もう一度言うけれど、この世界とは違う世界のお話だよ」
女「つ、続けてください」
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:50:10 ID:mUeffu8g
ビ「最初はただ間近で観察するためだったんだ」
ビ「でも彼らを見てると、なんだか不思議な気持ちになったんだ」
女「不思議な気持ち…ですか」
ビ「彼らの毎日はとても明るく、僕たちとは全く別の生き物に見えたんだ、姿形は同じなのに」
ビ「馬に乗り、野を駆け、狩をし、腹を満たす」
ビ「そんな彼らにとって何気ない行動が、毎日を退屈に感じていた僕にとって新鮮だった」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
460
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:52:03 ID:mUeffu8g
「あの赤い実なんだ?口に入れたぞ」
ビ「なんだろう…なんで口に入れたんだ?」
「……なぁ」
ビ「どうした?」
「俺たちもやってみないか?」
ビ「やってみるって、実を口に入れるのか?」
「あぁ!ほら!見てみろ、口に入れたやつの顔!」
ビ「ん?」
「あんな顔見たことないっ!」
ダッ
ビ「お、おいっ!待てっ」
461
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:53:01 ID:mUeffu8g
「大丈夫だって!見られても空を飛べば!」
ビ「そういう問題じゃ」
「見てみろ!近くでみると鮮やかな赤色だっ!」
ビ「(なんだこれは…)」
「不思議な匂いがする!」
ガシッ
「……」ゴクリッ
シャリ
ビ「……ど、どうだ?」
シャリ
モグモグ
ビ「お、おい」
ごっくん
「美味い」
462
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:53:43 ID:mUeffu8g
ビ「は?うまい?」
「お、お前も口に入れてみろっ!」
ガシッ
ビ「うわっ!」
グイッ
ビ「むごむご」
シャリ
ビ「むごむ…」
シャリ
シャリ
モグモグ
ビ「……」
ごっくん
463
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:54:42 ID:mUeffu8g
「ど、どうだ?」
ビ「美味い…美味い」
「美味い、美味いだろ!?」
ビ「これは美味いっていうのか?」
「あぁ!!美味い!!美味いんだ!!!」
ビ「は、は」
ビ「はははははっ!美味いっ!」
「ははははははは」
ぐいっ
「ははははっ…え?」
ん、ん!
「に、にんげん?」
ビ「(人間だっ!)」
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:55:35 ID:mUeffu8g
〜〜〜〜〜
ビ「子供がこちらを見て、手を出してきた」
女「……」
ビ「どうやらリンゴが食べたかったみたいなんだ」
女「そ、それからどうしたんですか?」
ビ「あげたよ、言語が無いようでね、【ん】としか言わなかったが…」
ビ「僕がはじめて見た笑顔だった」
女「それから…」
ビ「それからは僕たちは観測者じゃなくなった、彼らと共に行動するようになった」
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:56:48 ID:mUeffu8g
ビ「言葉を含めた知恵や技術を教えた」
女「……」
ビ「彼らの笑顔を見たくてね、何年も一緒に行動した」
女「知恵や技術って…そういうのって許されるんですか?」
ビ「他の世界との干渉のことかい?」
女「えぇ」
ビ「特になにも言われなかったよ」
ビ「言われなかったけど…」
女「……?」
ビ「ある日、準備をするために僕だけが一度戻ったんだ」
466
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:58:34 ID:mUeffu8g
ビ「本格的なことを教えたくてね」
女「本格的なことですか」
ビ「そうっ、でものんびりしすぎて、向こうの世界では100年近くも過ぎてた」
ビ「そんな中、聖戦が行なわれる…そんな話を聞いた」
女「ーーっ!聖戦っ!」
ビ「それも人間の世界でだ、僕は焦った」
ビ「知らせるためにすぐさま人間の世界に行った」
女「その方は大丈夫だったんですか?」
ビ「大丈夫だった」
ビ「1つ目に驚いたのは世界の変わりようだった、今現在とそう変わらないレベルまで人間の生活は進化していた」
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 22:59:31 ID:mUeffu8g
女「たった100年で現代の水準にまで…」
ビ「2つ目に驚いたのは子供ができていたことさ」
女「!!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ビ「こ、子供ってどういうことだ!?」
「あそこにいる女性、見えるか?」
ビ「あ、あぁあの人がどうしたっていうんだっ?」
「結婚して子供をつくった」
ビ「!!」
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:01:04 ID:mUeffu8g
「お前には理解出来ないだろうが、愛してるんだ…あの人を」
ビ「あい…してる?」
「あぁ、愛してる」
ビ「い、いや、それよりも子供だ!子供はどうやってつくったんだ!?」
ビ「僕たちと人間は違う生き物だろっ!?」
「……なぁ、これ見てくれよ」
スッ…ぽたっぽたっ
ビ「あ、赤い……え?」
「血液だよ」
「どうやら長い間共に生活し、俺自身が人間に近づいたようだ」
469
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:02:22 ID:mUeffu8g
「これ…リンゴみたいに赤いだろ?」
ビ「………」
「子供は俺の子だ、人間のまねごとじゃない」
ビ「……分かった」
「話を戻すが、聖戦は本当に起こるのか?」
ビ「あぁ、どうやら人間は間違った方向に進んでしまったらしい…」
「くそっ!!!!!」
ビ「俺たちのせいだ…」
「あぁ…俺たちが知恵を与えなければ……」
470
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:04:04 ID:mUeffu8g
ビ「………」
「………」
ビ「…子供、男の子か?女の子か?」
「…男の子だ、可愛いぞ」
ビ「【可愛い】…か、羨ましいな、僕にはそれが一体何か分からない」
「頼みがある」
ビ「悪いが僕には聖戦を止められだけの権限は無いぞ」
「お前の力をかしてくれ」
ビ「止めるのか…?いや、止められるのか?」
「今この瞬間も、俺は人間に近づいている」
「力が残っているうちにやらなきゃ、手遅れになる」
ビ「…分かった」
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:05:16 ID:mUeffu8g
「……そうだちょっといいか?」
ビ「どうしたの?」
「最後に…最後に子供が見たい」
ビ「……いってきなよ」
「お前も来いよ、可愛いぞ」
ビ「だから【可愛い】って…」
「みりゃ分かる、とにかく来いって」
グイッ
ビ「お、おいっ!」
ガチャ
おかえりなさい〜ってあれ?
「知り合いだ、子供が見たいって聞かなくてな」
472
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:06:18 ID:mUeffu8g
そんなんだ〜はじめまして
「うちの奥さんだ」
ビ「……どうも」
「ほらこの部屋だ」
ガチャ
ビ「…………」
…すぅ…すぅ
「今は昼寝の時間だ」
ビ「まだ赤ん坊じゃないか」
「ははっまぁな、でも名前はもうあるぞ」
「ーーーっていうんだ、どうだ?」
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:07:31 ID:mUeffu8g
ビ「だから僕にはそういうのは分からないんだって」
「……こいつは…」
「ーーーは俺の息子だ」
ビ「時間は待ってはくれないよ」
「…分かってる」
「俺がいなくなった後もさ…」
ビ「ん?」
「こいつの味方になってくれないか?」
ビ「味方?」
「味方っていっても、何か困ったときに手を貸してやる…そんな程度でいいんだ」
ビ「それは君の役目だろ?」
「…………」
ビ「…僕が覚えてたらね」
「ありがとう」なでなで
……すぅ…すぅ
474
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:09:10 ID:mUeffu8g
ーーーーーー
ーーーー
ーー
女「そのあと、聖戦はどうなったんですか?」
ビ「回避できた」
女「じゃあ、その方は!」
ビ「無くなってしまったよ」
女「…え」
ビ「よくあるだろ?誰がが犠牲になってみたいな」
ビ「その犠牲で今の世界が始まった…まぁリスタートしたってこと」
女「そんな…」
ビ「その日を境に彼の存在は無くなったまま、だけど世界の時が進んでいく」
475
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:10:10 ID:mUeffu8g
ビ「そして時が経ち、君と男は出会った」
女「は、はい」
ビ「聖戦を止めるために君は僕を探し、男は君の手伝いをした」
女「えぇ」
ビ「その後君は爆発で死んだ」
女「え?」
ビ「この世界は3周目なんだ」
女「私が死んだ…?」
ビ「あぁ死んだよ、バラバラになって」
女「バラバラ…って、私はそんなに…」
ビ「そんなに脆くはないって?」
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:12:01 ID:mUeffu8g
女「は、はい」
ビ「君も僕の話を聞いてうすうす感ずいてるんじゃないの?」
女「……」
ビ「神である君が、人間の医療を受けている…」
女「……っ」
ビ「人間に近づいてるんだよね?」
女「…………はい」
ビ「まだ信じられないだろうけれど、君は一度死んでいる」
ビ「前の世界(周)を含めて、君は長い時間、人と接し続けた」
ビ「それも短期間で、かなりの密度で」
女「かなりの密度?」
ビ「男だよ」
477
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:13:54 ID:mUeffu8g
ビ「彼との生活が原因で、君は人間になりはじめている」
女「男との生活…」
ビ「…ふぅ、だいぶ話がそれたね」
ビ「簡潔に言うと、この3周の世界になってから僕と男は共に行動してきた…君が知らないところで」
女「お、男はどこなんですか?」
ビ「分からない、残念だが探すしかない」
女「心当たりは…?」
ビ「無い…だけど早くしなければマズイことになる」
女「マズイこと?」
ビ「とても大きな魔力を感じる」
女「?」
ビ「(それすらも感知できなくなってきたか)」
ビ「とにかくロキ、君の退院が先だ」
女「……」コクン
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:15:03 ID:mUeffu8g
書き溜めおしまい!
おやすみなさいっ!
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:16:29 ID:P.Ve0Z3.
乙おや!
480
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/27(金) 23:22:24 ID:0mf8D2s2
乙
481
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/28(土) 00:10:28 ID:Y.2Ebnik
乙ぢゃ
482
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:47:36 ID:s8Xnsvok
〜〜〜〜〜小さい施設
友「………」パクパク
男「………」パクパク
司「………」パクパク
司「…もう一度言いますけど、行くか行かないかは、強制じゃないですからね」
友「俺はいきますよ」パクパク
男「………」
友「男、お前もいくよな?」
男「……」
友「男?」
男「司久さん、質問いいですか?」
483
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:48:37 ID:s8Xnsvok
司「はい、なんですか?」
男「明日エツジン教本部に行ってそのあと、この施設にはどれくらいの人が残るんでしょうか?」
司「0人です」
友「え」
司「私たちが行ったら、もうここには誰もいません」
司「つまりその間に攻められたら、終わり…私たちは帰る所を失います」
男「0…か」
司「夕食後にそのことを含めての話をしようとしたのですが、ここでいいましょう」
司「正直な話、明日あなた達に来られても邪魔なだけです」
友「っ!はっ!?」ガタッ
484
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:49:56 ID:s8Xnsvok
男「…友っ」
友「ーっ」
友「…続けてください」
司「私も人のことを、あまり言えるほど武術に長けている訳ではありませんが」
司「当日、私がいなければ彼らを指揮する人間がいなくなってしまいます」
友「……」
司「だがあなた達の気持ちも無駄にはしたくありません」
男「!」
司「作戦会議時に回りくどくお願いしようとしたのですが、ここで話します」
司「当日はここを守っていただきたい、それが私のお願いです」
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:51:10 ID:s8Xnsvok
男「……分かりました」
友「っ!男っ!」
男「友、俺たちの恩人のお願いだ」
友「で、でも」
司「どうかお願いします」ガタッ
ペコッ
友「分かりましたっ!分かりましたから…頭を上げてください…」
男「正直闘うのは怖い、役に立てるかどうかも分からないし」
司「さっきまで私もそうでした」
友「さっきまで?」
司「あなた達が私たちの帰る場所を守ってくれている…」
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:52:12 ID:s8Xnsvok
司「そう思うと、安心して闘えます」
友「…ったく…俺たちを気遣ってるんですか?はは」
司「本心ですよ」にこっ
男「よしっ!!当日、ここは!俺たちに任せてください!!」
友「…おうっ!!」
友「そうと決まれば食うぜ!!」
ガツガツガツ
〜〜〜〜〜
友「ふぅ食った食った」
司「お腹も膨れた所で、そろそろ…」
友「んっと、おう!作戦会議っ!」
487
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:53:16 ID:s8Xnsvok
バサッ
男「何ですか?この資料」
司「ここの施設についてだよ」
友「ロックは全てコンピューター制御…ちゃんとした設備だな」
司「簡単ですから、明日の決行時間までに頭に入れといてください」
男「決行時間、お昼の12時でしたよね?」
司「そうだよ、じゃ私は部屋に戻っているよ」
司「君達も、明日に備えてすぐに寝るようにね」
スタスタ
友「………」
男「難しい?」
友「…いや」
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:54:22 ID:s8Xnsvok
男「俺にも見してくれ」
友「あいよ」スッ
男「(この施設内部の詳しい見取り図もあるのか…)」
男「ん?」
友「どうした?」
男「い、いや何でもない」
男「……」チラッ
男「(入口と地下室が特に厳重になってる…入口は分かるが…)」
男「(なんで地下室が?)」
友「俺も部屋に戻ってる」
男「ん、ああ」
男「(念のため行ってみるか)」
〜〜〜〜〜地下室前
とことこ
男「ここか…」
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:55:17 ID:s8Xnsvok
ガッ
男「んっと……あれ?開かない」
男「あぁ…コンピューター制御で、ここにもロックがかかってるのか」
男「(戻ってロック解除してみるか)」
すぐ寝るように言ったのに
男「うわっっ!!?」
司「私だよ、そんなに驚かないで」
男「あ、あぁ…司久さん…」
司「ここは特別、カードでも開くのさ」スッ
ピピーー
ガチャ
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:56:07 ID:s8Xnsvok
司「さっ、どうぞ、入りたかったんですよね?」
男「あ、はい…」
とことこ…
〜〜〜〜〜地下室
司「見取り図をみて、ここが気になったのかい?」トコトコ
男「はい、ここにもロックって…何か大事なものでもあるんですか?」
司「……これさ」
男「…四角い…石?」
司「そう、周りは紙に包まれている」
司「紙に文字みたいなものが見えるだろ?」
491
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:57:14 ID:s8Xnsvok
男「はい」
司「…………あれ?」
司「…中身が石だって、まだ言ってないけど…」
男「(これ…何処かで見たことがある)」
男「あ、あの!」
司「もっと近くで見るかい?」
男「はいっ」
司「ほらっ特別触ってもいいよ」
スッ
男「ありがとうござ……
ビビビッ
司「え?」
ボワッ!!
男「うわっ!アチッ」
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:58:04 ID:s8Xnsvok
司「も、燃えたっ!?」
司「大丈夫かい!?男君!!」
男「は、はい……」
司「それにしても一体どうして…」
男「……………あ」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男【にしてもこのコート...スゴく高そうだ...ボタンもたくさんついてるし、一応ネットに入れて洗濯しよう】
男【!(あれ、ポケットに何か入ってる)】
男【紙?なんか小さく折りたたんである...(危なかった、紙類は洗濯するととんでもないことになるからなぁ)】
493
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 19:59:10 ID:s8Xnsvok
男【(広げてっと...)またこの文字か、読めん】
ビビビッ
男【あ】
ボワッ!!
男【おわっち!!!】
男【燃えちゃった...どうしよ】
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男「これ!女が持ってた紙と同じだっ!!!」
司「ど、どうしたんだい?いきなり」
男「(この中身は!紙の中は!)」バサッバサッ
司「ああー!破っちゃだめだよっ!!」
ビリビリ…パラパラ…
司「あああぁ……」
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:00:04 ID:s8Xnsvok
男「この文字が書かれている石…」
司「み、見たことあるのかい?」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
女【ほら、見てみなさい、正方形の石が転がっているでしょ?」】
男【あ、本当だサイコロみたいだ】
女【カメラマンには黙っていたけれど、ここについた最初から落ちてたわ】
男【これは、なんだ?何か文字が書いてあるけど】
女【いわゆる、お清めの塩みたいなものよ】
〜〜〜〜〜
男【で、なんて書いてあったんだ】
女【バッタが畑作作物を食べる様が書かれていたわ】
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:01:10 ID:s8Xnsvok
男【は?...バッタ?】
女【蝗害(こうがい)よ、知らない?】
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男「召喚するためのお清めの石だ」
男「(でも、あの石とは違って、3人の男の絵が描かれている)」
司「っ!【召喚】やはりそうだったのか!」
男「え?」
司「実は私も、絵と文字が刻まれているこれとよく似たものを一度見たことがある」
男「似たもの?」
司「あぁ……」
司「男君…、君は【神】の存在を信じるかい?」
男「神……」
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:02:28 ID:s8Xnsvok
司「私の言っている【神】は、神話にでてくる大きい存在ではない」
司「…そう、しいて言うならば姿形は……
男「人間にそっくり…」
男「ですよね?」
司「!!男君…君は…いや、君達は知ってるのかね?」
男「実際に会ったことがあるのは俺だけです」
司「そ、そうだったのか…」
男「司久さんも…ですか?」
司「…あぁ、今まで黙っていてすまない…このような【存在】がいることを話すと君達に混乱が生じると思い…」
男「いえ、俺も黙っていましたし」
司「男君、君は一体どこで会ったのかい?」
男「会ったというより…この前まで一緒に行動していました」
497
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:03:51 ID:s8Xnsvok
司「こ、行動…」
男「……」
司「……ふっ」
男「?」
司「…あっはっ…あっはっはっ!一緒に行動…あっはっはっは」
男「やっぱり信じてくれませんか?」
司「あっはっはっは…いや、すまない、そういうことか」
司「さっきの突然燃え出したのも納得だっ」
男「…本当に信じてます?」
司「あぁ信じるとも、これが信じられずにいられるものか」
男「司久さんは一体どこで?」
司「エツジン教の本部でだよ、私と落合が一緒に活動していた頃にね」
司「ある日私は偶然見てしまったのです、落合が石板のような物に語りかけているのを」
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:04:50 ID:s8Xnsvok
男「石板?、このサイコロのような石ころじゃなくて?」
司「えぇ、ちょうど君ぐらいの背丈の石板ですよ」
司「落合が何かを唱え終わり、石板に触れた時…」
男「……」ゴクリ
司「突然、石板が光だしたのです」
男「そ、それで?」
司「その石板から二人の人間……いや、【神】がでてきました」
司「1人はとても美しく」
司「もう1人は姿がハッキリと見えなかった…まるで霧のように」
男「1人はとても美しく…」
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:06:18 ID:s8Xnsvok
ーーーーーー
ーーーー
ーー
それにしても驚きました、46億年も私たちを見守ってくれたのでしょう?
男【46億年?何のことだ】
?記録のことですよ。私たちが生まれてからの。まぁこれからその歴史はギンヌンガのようーーーーーッ!
グサ
男女【!!】
ったく、しゃべりすぎよ
これだから知識を得た人は嫌いだわ、傲慢になるから
男【お、おまえは!誰だっ!?】
んー、なーにあなたも私のこと、
【好き】になっちゃったの?
男【はぁっ?】
!?あなたっ、私のこと知らないの!?
500
:
祝500!!!!!
:2015/03/30(月) 20:07:18 ID:s8Xnsvok
男【...だから誰なんだよいきなり】
...ハァハァ...っぐ
女【...】
相手に名前を聞くにはまず自分からっていうけどぉ〜、チラッ
女【?】
彼女のまえで、他の女の子を口説く人もぉ〜嫌いじゃぁないわね♫
男【口説いてなんか...】
私の名前【フレイア】、女神の中でいっちばん!【美しい】の、あなたが見とれるのもしょうがないわ♫ふふふ
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男「(フレイア…)」
司「落合の悪事を暴こうとしましたが、その霧に包まれたものに邪魔されたのです」
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:08:16 ID:s8Xnsvok
男「(霧に包まれた…)」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
もちろん!戦地に私一人できているはずがない!
ガシッ
女【!】
シュゥゥゥゥウウ
男【き、霧から人が...ッ!】
そんな事貴方ならすぐにわかると思ったけど...どうやら買いかぶりすぎだったようね
グギッ!
女【っきゃあっ!】
...フレイア、こいつどうすればいい?
もう離して結構よ、あとはこいつを使って儀式を進めるだけよっ!バキッ!
ぐはっ、ぁぁはぁはぁ...っく!
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:09:07 ID:s8Xnsvok
男【そいつをどうするつもりだ!】
お決まりの生贄よ。儀式の関する知識をちょっとあげただけで調子に乗って...あんたは面倒くさい細々とした仕事をしてればいいのよっ!
グシャ
男【!】
これで完璧ね♫それでは愚かな神とそれに巻き込まれた哀れな人よ...さようなら...いくわよ
【ユミル】、ここにいたら私たちも危ないわ
...分かった
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男「(ユミル…)」
司「今回の闘いで厄介なのは、後者…つまり霧のように姿を隠すもの」
司「もちろん名前は分からないが、美しい神も油断はできない」
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:10:00 ID:s8Xnsvok
男「対策は…?」
司「なにぶん情報が少なくてね、その時の運次第さ、はは」
男「…………」
司「…なに、心配するな男君、覚悟はできているさ」
男「…………」
男「……司久さん」
司「ん?どうしたんだい?」
男「この石、俺に譲っていただけませんか?」
司「石って…これのことかいっ?」
男「はい」
司「きゅ、急にどうしたんだい、一体」
男「俺ならその2人の神を倒せるかもしれません」
司「倒せるって…」
男「これ見てください」
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:11:11 ID:s8Xnsvok
ドサッ
司「【北欧神話】…本?」
男「はい、本屋さんで買いました」
司「それで、この本が…?」
男「俺が共に行動してきた神様っていうのが【ロキ】っていうのなんです」
司「ほぉ」
男「これ見てください」ペラペラ
スッ
司「【小人のアンドヴァリから黄金を盗む】」
男「次はこれです」ペラペラ
スッ
司「【アンドヴァリ、北欧神話に登場するドワーフ】」
司「【彼は滝の近くで住み、自分の意思で魚に変身することができる】」
司「アンドヴァリ?」
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:12:15 ID:s8Xnsvok
男「俺がロキと行動する中で、
実際にアンドヴァリというドワーフと闘っています」
司「は、はぁ…」
男「…やっぱり信じてもらえませんか?」
司「い、いや!君が実際にロキという神と共に行動してきたことは信じるっ!」
司「私もこの目で現実離れしたものを見てきたからね……でも」
司「君が今、何を言いたいのか分からない…この本に載っていることが一体どうしたというんだ?」
男「俺が闘ったアンドヴァリは、富を生み出す黄金の指輪を奪われ、ロキを憎んでいた」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
女【アンドヴァリといってね、昔は普通のドワーフと変わりはなかったのだけれど、富を生みだす魔法の指輪を手に入れてから変わってしまったの】
506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:13:13 ID:s8Xnsvok
女【お金に対して異常な執着心を身と始め、そして用心深くなり他種との交流をやめてしまったの】
〜〜〜〜〜
男【俺たちも、同じようにバラバラに引き裂くのかっ!】
ア【俺たち、むかしは金持ち、生活困らなかっだ...のにごいづ奪っだっ!!!】
ーーーーーー
ーーーー
ーー
司「この世に存在する神は、実際の神話通りに生きてきたってことなのか…」
男「はい」
男「今までのエピソードも神話通り……ってことは」
男「死ぬ間際のシチュエーションも同じってことになりませんか?」
司「!!!」
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:14:10 ID:s8Xnsvok
男「司久さんが先ほど言った、【美しい神】と【霧に覆われた神】、両方とも俺は名前を知っています」
司「ほ、本当かい!?」
男「この本に詳しく載っています」ペラペラ
スッ
司「【フレイア、北欧神話における女神の1柱…非常に美しく、自由奔放な性格…】」
ペラペラ
男「厄介な方の霧の神はこっちです」
司「【ユミル、空虚な空間ギンヌンガにあった氷が溶け、その水滴の霧から生まれた】」
ペラペラ
司「【その残忍な性格ゆえに、オーディン、ヴィリ、ヴェーの三兄弟に殺されてしまう】」
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:15:36 ID:s8Xnsvok
男「このエピソードですよ」
男「俺の考えが正しければ、【ユミル】は、この3人によって倒されます」
司「で、でもその3人は…」
男「それでこの石です」スッ
司「お清めの石ってやつかい?」
男「はい、司久さんがエツジン教本部で見たものと似ているなら、召喚できる可能性があります」
司「この絵にある3人が、オーディン、ヴィリ、ヴェーになるのか…」
男「試してみる価値はあります」
司「…………」
男「どうですか?」
司「やらないよりマシだ、よしっ!ユミルの討伐は男君にお願いしよう!」
男「はいっ!」
司「それにしても…」ペラペラ
男「はい?」
司「よく調べてあるね…、本にメモがたくさんじゃないか」
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:16:42 ID:s8Xnsvok
男「あはは、実は司久さんに車で送ってもらった次の日から2日間、家をでてたんです」
司「どこかに旅行でも?」
男「いえ、俺の母親がエツジン教信者で…」
司「!!」
男「説得したんですけど、ダメで…それで2日間は野宿生活でした」
司「そうだったのか…」
男「その間、時間がたくさんあったので図書館に行って調べてたんです」
司「2日間お疲れ様、今夜はゆっくり休むといいよ」
男「はいっ」
司「それじゃあ、この石は男君に
渡しとくね」スッ
男「明日…頑張ってください」
司「うん、君達もここを頼むよ」
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:18:12 ID:s8Xnsvok
男「……」
男「さっき見取り図見ました」
司「ん?あぁ、ロックのしかた分かったかな?」
男「……」
司「……【仕事が簡単すぎる】って顔をしてるね」
司「コンピューター制御のロックの配置に無駄はなく、ロックしたら僕たちの仕事は無いって…」
司「そう言いたいの?」
男「…はい、司久さん達は頑張って、俺たちだけ安全なところで…」
司「いいじゃないか」
司「私もカッコつけたいんだ」スタスタ
男「…カッコつけたい…」
司「あぁ、明日はいい一日にしよう」
男「…はい」
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:19:20 ID:s8Xnsvok
少し前〜〜〜〜〜エツジン教本部ビル
落合「で、言いたいことはそれだけ?」
フレイア「……私は悪くないわ」
落「…はぁ」
フ「だって分からないじゃないのよっ!普通あんなふざけた行動しないわっ!」
落「…………」
フ「そうよ!全部あの…し…」
ユミル「新米」
フ「そうっ!新米って奴のせいだわっ!!」
落「フレイア」
フ「っ!」ビクッ
落「あなたを召喚したのは私…」
フ「そ、そんなの知ってるわよ」
落「あなたを始めてみた時はワクワクしたわ…子供の時に戻ったみたいに」
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:20:15 ID:s8Xnsvok
フ「……」
落「あんまり私を失望させないで」
フ「だっ!だからっ!」
落「あの石板の中に閉じ込めたら…」
フ「っ!」
落「少しはそのお喋りな口は、静かになるかしら」ギロッ
フ「ーっ」ビクッ
落「…………」
フ「…チャ、チャンスをください…」
落「ふふ♫チャンス?ふふ…あっはっは…あっはっはっはっはっ!!!」
落「どう?神々に愛されたフレイアが…この私にチャンスを求めている」
フ「…っ」ぎりっ
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:21:20 ID:s8Xnsvok
落「貴方はどう思う?ひどく滑稽じゃない?」
?「……あまり虐めてくれるな、神も万能ではない」
落「……あら、貴方がそんな事言うなんて以外…」
落「私たち人間のことも、そのくらい想ってくれればいいのに…ふふ♫」
?「お前がなんと言おうと聖戦は必ず行う」
?「そのために今ここで同志を失うのは、支障がでる…それだけだ」
落「まぁ、いいわフレイア…あなたにチャンスをあげる」
フ「!!」
落「明日までに…そうね…男を捕まえるプランを立てなさい」
フ「プラン…」
落「そう計画でいいの」
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:22:16 ID:s8Xnsvok
フ「……捕まえるだけでいいのね?命を奪うのじゃなくて」
落「えぇ、難しいかしら?」
フ「……まかしてちょうだい」
〜〜〜〜〜
とことこ
フレイア「ったくっ!なによ!あの女!!!」とことこ
ユミル「……」とことこ
フレイア「本当っ!!知識を得た人間は嫌いだわっ!!!」とことこ
ユミル「……」とことこ
フレイア「っ!何とか言いなさいよっ!」
ユミル「明日までだぞ、プラン」
フレイア「うるさいわね、大丈夫よっ!」とことこ
ユミル「本当に明日までに大丈夫か?」とことこ
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:23:31 ID:s8Xnsvok
フレイア「…っ!な、なんとかなるわよっ!」とことこ
ーーーっーーーっ
フレイア「ん?何か騒がしいわね」
ユミル「それよりもプランだ、君は石板に閉じ込められたいのか?」
フレイア「んもうっ!プランプランうるさいっ!」
フレイア「そこの貴方!一体何事!?」
「ふ、フレイア様!こ、これは…」
ユミル「何かあったのか?」
「は!本部ビル前で不審な女が確認され…」
フレイア「不審な女…?」
「はい、先ほど一般信者であることが確認されたのですが…」
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:24:29 ID:s8Xnsvok
フレイア「ここの信者なら入れてあげればいいじゃないの」
「それが、ひどく興奮していて…」
ユミル「興奮…?投薬済みの信者か?」
「いえ、あくまで一般です」
フレイア「ったくしょうがないわね、私がいってあげるわ」
「いえ!そんなフレイア様の手を…」
フレイア「あんたの為じゃないわよ!勘違いしないでっ!その女性の為よ」
「そ、そうですか………ありがとうございます」
ユミル「困っている人に甘い癖、直したら?」
フレイア「そんなことないわよ!」
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:25:55 ID:s8Xnsvok
〜〜〜〜〜本部ビル前
私のぉ!!私の!!
助けてくれるっ!言ったじゃないのっ!!
ユミル「興奮状態だな」
フレイア「あそこで叫んでる人よね?」
「…はい」
〜〜〜〜〜
なんでぇ!なんでぇ!!?
フレイア「…えー、こほん」
っ!あなたっ!エツジン教の人よね!?
フレイア「あーおちついて大丈夫だから」
私のぉ私のぉ…ちゃんと守ってくれるって…
フレイア「ちゃんと話し聞くから、えーと、お名前は?」
母です
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:27:25 ID:s8Xnsvok
フレイア「…母(はは)さん、その何があったの?」
母「ここの教団に入ったら、家族を守ってくれるって言ったのに…言ったのに…!」
フレイア「家族を守る?」
ユミル「監視のことか」
母「…はい、私の息子の監視を続けてください…」
フレイア「あー、そういうことね、今ごたごたしてるから…」
ユミル「どうする?君が上に掛け持つのか?」コショコショ
フレイア「そうでも言わなきゃ帰ってくれないでしょ、この人」コショコショ
母「…うっ…うっ」
フレイア「えっと…とりあえず、そのお子さんの名前は?」
母「男です、男と言います」
フレイア「男…?(偶然かしら?)」
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:29:26 ID:s8Xnsvok
ユミル「ん?男?」
フレイア「偶然よ、名前だけ同じだけよ」
母「?」
フレイア「あ、続けてください」
母「その、少女っていう女の子と一緒に遊園地に行って、その後から家に帰ってません…ぅ…ぅ」
母「これがうちの息子の写真です」
ピラッ
フレイア「!!」
ユミル「!!」
フレイア「ふふ♫」
母「あ、あの?」
フレイア「こういうの…【女神が微笑んでいる】って言うんですよね?ふふ♫」
ユミル「すぐ上に知らせてくるっ」
フレイア「詳しい話は、奥の部屋でじっくりと♫」
母「は、はい」
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:30:51 ID:s8Xnsvok
少し前〜〜〜〜〜総合病院
ビューレイスト「目覚めてから数時間しか経っていないが、もういいのかい?」
女「えぇ、いつまでものんびりしてられないわ」
ビ「そうと決まれば、男との合流だ」
女「そうね、勝手に退院しちゃうけど大丈夫よね?」
ビ「たぶん平気だろう」
女「今夜から男の捜索だけど…お家にはいないのよね?」
ビ「あぁ、他に考えられるところは全部行こう」
女「私の残り少ない魔力も使える時に使っちゃうわ」ガラッ
ビ「窓から?」
女「えぇ、他の人にはできる限り会いたくないの…一応入院してるってことだから♫」
ビ「分かった、今日でいけるとこまでいこうか」
ビュンッ!
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:33:15 ID:s8Xnsvok
ついに500までいったか…
200ぐらいで終わると思ってたけど、なかなか終わらない…
あとちょっとで終わりなんですけどね
4月に入ったら、これまで以上に書き込み回数減ります、ごめんなさいっ!
書き貯めおしまい!
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 20:51:20 ID:s8Xnsvok
少し前〜〜〜〜〜サンカク出版社
新米「ぜんっぜん出てきませんね、友の情報」
カトウ「◯◯会社の社員で、エツジン教が依頼したヒジン教との合併の仲介人…それだけですね」
中年「くそっ!男、本人の居場所も出てこないっ!」
ピロロン♫
中年「あぁ!?」
新米「あ!自分の携帯ですっ!」
カ「友からはもう何も出てこないですね」
中年「どうすれば…」
新米「は?終了ですか…」
カ「?」
新米「え、あぁはい、えぇ、それでは…」ポチッ
中年「どこからだ」
新米「いや…その…エツジン教からです」
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/30(月) 21:01:21 ID:s8Xnsvok
カ「!!」
中年「奴ら何だって?」
新米「男の捜索はもういい…って」
カ「もういいって…なんで…」
中年「…もしかして…奴ら見つけたのか?」
新米「ーっ!そんな!」
カ「ここまでですか…」
中年「(教団が男1人の為にわざわざ依頼してくるのはおかしいと思い、俺たちはカトウの元へ訪ねた)」
中年「(それでカトウが調べていた教団付近の奇妙な事件を知る)」
新米「中年さん?」
中年「(居場所が分からない男よりも、信者による犯罪を防ごうとし友へとたどり着いた)」
カ「……」
中年「(だが、友には逃げられ、教団には男の捜索依頼を取り消された…)」
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/31(火) 21:59:53 ID:EibzQuYg
乙
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 12:29:27 ID:W2zf8/wE
中年「(教団は男を捕まえたのか?どうやって?いや…どこで?)」
中年「(俺たちの知らないところで、教団と繋がっている警察官が捜査をしていたのか?)」
中年「(男が何か秘密を握っていたから、教団に追われていたんだろ?)」
中年「(男は捕まえられた…いや、もう始末されたのか…)」
中年「も、もう…」
新米「?」
中年「もう…おしまいだ」ヘタッ
中年「何もかも…」
カ「……打つ手…なし…」
新米「ちょ、ちょっと!2人とも!諦めるのは早いですよ!」
中年「新米…もう諦めろ」
新米「ーーっ!」
カ「依頼がなくなったんじゃ、捜査は続けられないだろぉ?」
新米「…で、でも」
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 12:36:51 ID:W2zf8/wE
中年「だいたい俺ら、一警察官が突っ込んでいい事件じゃなかったんだよ」
新米「…」
中年「カトウと一緒にやってた時だってそうだ、あとちょっとってとこでダメだったんだ」
カ「…そうですね」
中年「男は始末されてる可能性が高い、それに友だって何か事件に巻き込まれてる可能性も…」
中年「俺たち警察官を見て逃げ出したのがいい証拠だ」
カ「…ここだっていつ教団の手がかかるか分からない」
新米「…………」
中年「お前はまだ若い、ここで変に行動しなきゃ俺みたいにならなくてすむ」
新米「……っ」
中年「もう終わりだ、諦めよう」
新米「…このっ」
グイッ
カ「?」
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 12:41:02 ID:W2zf8/wE
新米「ふざけんなよっ!!このやろうっっっ!!!!!!!」
バキッ!!
中年「うぐっ!」
ガシャンッ
カ「ちょ!ちょっと!新米君!?」
新米「…さっきから…なんなんだよ」グイッ
中年「て、てめぇなにす…
バキッ
中年「ぐわっ!」
新米「男が始末されてる可能性とか!」
バキッ
中年「かっ!」
新米「友が事件に巻き込まれてる可能性とかっ!」
バキッ
新米「可能性で人の命語るなよっ!!!!」
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 12:51:21 ID:W2zf8/wE
バキッ!!
中年「っ!!」
グァシャン!
新米「【俺みたいにならなくてすむ】ってどういうことですか!?」
グイッ
中年「ーっ」
カ「やめるんだ!新米君!」
新米「先輩もカトウも!何も間違ったことしてないじゃないですか!!!」
新米「警察官として当たり前のこと……してただけじゃないですか…」スッ
中年「……」
カ「新米君……」
新米「自分、諦めませんよ…」
中年「…しかし…な」
新米「諦めませんからぁ!!!!!!!!!!」
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 12:55:21 ID:W2zf8/wE
ガチャ
おい大声だして、なにしてんだぁ?
中年「……」
新米「……」
カ「…すみません、その…」
…喧嘩なら外でやってくれよ?警察官
ガチャ
新米「はは、怒られちゃいましたね…」
中年「(警察官…か…)」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
女の子【もし、犯人がいるなら】
中年【.........】
女の子【捕まえてください】
ーーーーーー
ーーーー
ーー
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:00:36 ID:W2zf8/wE
中年「(あの時はなんで、あんなに燃えてたんだろ?)」
中年「(犯人捕まえようとして…必死で)」
中年「……」
新米「せ、先輩…すみません殴って」
中年「……」チラッ
新米「…つい、熱くなって…」
中年「(……そうか)」
中年「(夢中だったんだ、犯人捕まえるのに熱あげて…こいつみたいに周りが見えてなかった…)」
女の子【もし、犯人がいるなら】
女の子【捕まえてください】
中年「今思えば…あの時が一番、刑事やってたなぁ」
新米「え?」
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:05:18 ID:W2zf8/wE
中年「カトウ」
カ「は、はい」
中年「なんでお前は警察やめたんだ?」
カ「え?」
中年「前の事件が打ち切りになって、そのあと辞めたじゃないか」
カ「…警察じゃ、何もできないって思ったから…です」
中年「犯人捕まえたかったんだよな…」
カ「……はい」
中年「こいつに殴られて、ようやく気づいた」
中年「事件は終わってない…それに俺は」
新米「……」ゴクリ
中年「警察官だ、それもこの道20年のな」
カ「……」
中年「まだ犯人…捕まえたいか?」
カ「捕まえたいっすよ…」ボソッ
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:13:15 ID:W2zf8/wE
中年「聞こえねぇよ」
カ「捕まえたいですよっ!!!!!」
中年「ふふ」
中年「ふはははは」
新米「先輩?」
中年「ふはははははははっ!!!俺もだ!!」
中年「よしっ!証拠を整理するぞ」
中年「新米!今ここにある証拠はなんだ!?」
新米「え!っと…スーパーの爆破事件についての供述調書です」
中年「加害者の名前は?」
新米「えっと…」ガサゴソ
カ「これですね、○○、年齢は35、4年前からエツジン教に入団しています」
中年「害者は?」
新米「被害者ですか?まだ入院してるはずですよ?」
中年「そんなことは知ってる、名前と年齢、それと入団しているかどうか知りたい」
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:19:18 ID:W2zf8/wE
新米「えーっとあった」
新米「被害者、名前は女…年齢は不詳…」
新米「……あれ?」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
母【えぇ、女ちゃんのことですか?】
新米【女ちゃん、と言いますと?】
母【留学生の子ですよ、うちに来ているんです】
ーーーーーー
ーーーー
ーー
中年「女…?」
カ「どうかしたんですか?」
中年「…男の知り合いで確かいたよな?」
新米「は、はいホームステイの」
カ「本当ですか!?」
中年「外人ってことで捜査からは外していたが…」
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:25:13 ID:W2zf8/wE
中年「(もしこれが、ホームステイの女だとしたら…)」
新米「先輩!総合病院だそうです、
入院先!」
中年「よし、いくぞ」
カ「了解、病院に連絡します」
〜〜〜〜〜総合病院
トコトコ
医者「彼女はまだ入院してますよ、ね?」
看護師「はい」
医者「おっと、この部屋ですね」
中年「失礼」
ガチャ
医者「女さん、突然なんで…あれ?」
看「いません…ね」
中年「どういうことですか?」
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:33:27 ID:W2zf8/wE
新米「トイレとか…ですかね?」
看「いえ、まだ意識が戻らない状態なはずです」
医者「それに歩くなんて…とんでもない」
カ「窓…」
医者「は?」
カ「窓が空いてますね」
医者「?」チラッ
看「開けてません」
中年「しかし…チューブというんですか?外されてますよ」
医者「ほ、ほんとうだ」
看「……どうなってるの?」
中年「すみません、病院入口の監視カメラを見していただいても?」
医者「あ、はいどうぞどうぞ」
〜〜〜〜〜
きゅるきゅるきゅる
536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:34:26 ID:W2zf8/wE
新米「…………」
カ「………」
ピー
中年「今日一日の映像が終わったな」
新米「昨日の見ますか?」
看「そ、そんなはずはありません!」
看「お昼に様子をみました!」
中年「その時は?」
看「寝てましたよ!当然」
中年「ふーむ」
ガチャ
医者「すみません刑事さん、言われた通り女さんホームステイ先に連絡しましたが繋がりませんでした」
中年「そうですか…分かりました」
スタスタ…
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:53:30 ID:W2zf8/wE
カ「中年さん?」
中年「ここにいても拉致があかん、そのホームステイ先…男の家にいくぞ」
中年「新米、車だせ」
新米「りょ、了解」
〜〜〜〜〜男の家
ピンポーン
中年「……」
新米「いません…ね」
タッタッタ
カ「中年さん、車ありませんでした」
中年「そうか…」
中年「(息子である男の失踪、それにホームステイしている女は意識がない状態だあるはずなのに病院から姿を消す…)」
中年「(こんな状態にもかかわらず、母親とは連絡がつかない…父親は何年も前に失踪)」
中年「(病院の監視カメラに写っていなかっということは…何か特殊な技術で…いや)」
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:55:05 ID:W2zf8/wE
カ【窓が空いてますね】
中年「(窓から侵入して女を連れ去ったのか…)」
中年「エツジン教…目的のためなら手段を選ばないか…」
カ「中年さん?」
中年「…俺のわがままを聞いて欲しい」
新米「はい?」
中年「明日、エツジン教本部に乗り込もうと思う」
新米、カトウ「!!」
中年「これ以上我慢ならん、ここまで舐められて黙ってられない」
新米「…先輩」
中年「明日乗り込む、行きたくないやつは来なくていい……」
中年「と言いたいが、命令だ、一緒にこい」
カ「はは、中年さんらしい」
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:57:20 ID:W2zf8/wE
中年「もう可能性で命を語らない…本部にいる男と女と母親、全員を救う」
新米「……っ」
中年「来てくれるよな?」
新米「っ!はいっ!!!!!」
540
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 13:57:53 ID:W2zf8/wE
おしまい!
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 14:02:11 ID:uyIwUQA6
乙!
これで終わりじゃないよな?
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 14:29:21 ID:rxt00PNg
乙
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 15:44:18 ID:RpPSt.H2
1から書いてる者です
パソコンから書き込みしてるので、IDが変わってると思います
スマホで読むと1行間でちょうどいい感じに読みやすいんですが、パソコンで読んでみると
結構ぎゅうぎゅうですね
541さんへ
まだちょっとだけつづきますよ!
本当書き込みペースが遅いので、なかなか進みませんが
もうすぐ終わります!
最後までよろしくお願いしますっ!!
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