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少女魔王「に、日本だと···?」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/06(火) 20:21:47 ID:2fJ9B7Eg
やっと来たか
224
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/06(火) 22:08:05 ID:4g8S.bE2
竜娘「〜♪」ギュー
魔王「良かったではないか。好かれて」
男「うるせぇ…」ナデリ
竜娘「クミュ…♪」スリスリ
魔王(…良く甘えておるな。…寂しい、のか?)
男「こんなの見付かったら何言われるか…」
魔王「少女が趣味の変態とでも言われるであろう」
男「お前…デザート抜きだな、これから」
魔王「でざあと?」
竜娘「甘い物だよ」
魔王「何だと!?き、貴様…!」
男「周りに買ってもらおうとか思うなよ」
魔王「ぐ……ぬぬ……ぬぅ…………………うぅ」グスッ
男「お、お前…泣くなよ」
魔王「な、泣いてなどいない!」グスッ
225
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/06(火) 22:37:19 ID:4g8S.bE2
竜娘「おねえさま〜、デザート好きなの?」
魔王「貴様は分からんのか…甘い物は…甘い物は、幸福そのものだ!」
男「そんな好きか…」
竜娘「…主様ぁ」
男「……あぁ、もう……分かった分かった、今日買ってやるよ」
魔王「!本当か!」ピョコン
竜娘「あ、耳と尻尾…」
魔王「!」
男「何で隠したがるんだよ、それ。面倒だから出しとけよ」
魔王「………関係無いだろう」
男「はいはい、関係ないですよ。で、何がいいんだよ」
魔王「……選ばせてくれ」
竜娘「あ、竜も選んで良いですか!」
男「ああ」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/07(水) 12:39:51 ID:D9GWKUrY
財布がどんどん軽くなるな
227
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 00:23:44 ID:iYAXPHJw
竜娘「…コンビニ〜?」
魔王「何なのだ、こんびにとは」
男「コンビニエンスストアの略…まぁ、食い物以外に薬とか生活用品売ってる、小さい店だな」
竜娘「は〜…コンビニって凄いんですね〜…」
魔王「そこら中にある様だな…利便性が高い、と言えば良いのか」
男「ま、そうだな。とりあえず好きなの選べよ」
竜娘「う〜ん…」
魔王「……どれが甘い物だ」
男「……教えてやるから、覚えろよ」
竜娘「はい〜」
魔王「……頼む」
228
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 00:47:45 ID:iYAXPHJw
男「ここ、飴とかチョコレート、菓子類だな」
魔王「ふむふむ」
男「大体この辺は甘い。けど食い過ぎんなよ」
竜娘「はい〜」
男「で、あっちにあんのがジュースだ。あれも大体甘い」
魔王「甘い飲み物だと…!?」
竜娘「天然水…お茶…オレンジ?コーラ?コーヒー…?」
男「水は水、お茶はそんなに甘くない。オレンジは甘い、コーラは甘いが痛い」
魔王「い、痛い…?」
男「飲んでみるか?」
魔王「……」コクリ
男「竜にはオレンジジュース買ってやる」
竜娘「わ〜い!……美味しい?」
男「うまいぞ」
229
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:02:11 ID:iYAXPHJw
男「んでだ、こっちはパンとかだな」
魔王「ぱん?…あぁ、これか」
男「……買っとくか」
竜娘「それ何〜?」
男「ハニートースト。これも甘いんだよ」
魔王「…………」ジー
男「……分けてやるよ」
魔王「な、べ、別に欲しがってなど…。し、しかし、分けると言うなら貰ってやろう」
男「はいはい…」
竜娘「あの〜…好きなの選んでない〜…」
男「ん、悪かったな。じゃあ、こん中から選んでくれ」
魔王「これは?」
男「アイスクリーム。全部甘い」
魔王「……!!」キラキラ
男(目が…子どもかよ…)
230
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:10:33 ID:iYAXPHJw
男「まぁ、これ冷たいし、しばらくすると溶けるからな」
竜娘「なるほど〜、アイスだからですね〜」
男「しかも、クリームだからな。牛乳凍らして」
魔王「おい男、買い占めろ」
男「出来る訳ねぇだろバカか。大体全部食ったら腹壊すぞ」
魔王「腹を、壊す…?」
竜娘「ぽんぽんが痛くなる事だよ〜」
男「いいから適当に選べって…」
231
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:32:03 ID:iYAXPHJw
魔王「…なら、大きい奴にする」
竜娘「これ〜♪」
男「それだな。…じゃあ、俺は…こっち」
魔王「それもあいすか?」
男「元は違うけどな」
竜娘「?」
男「…どうでもいいな。じゃ、それ全部あそこに持ってけ。金払うから」
竜娘「お願いしますね〜」
魔王「……うむ」
魔王(あいすくりいむ…一体、どの様な味なのか…)ワクワク
232
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:01:58 ID:iYAXPHJw
男「帰ったら、すぐ食うか?」
魔王「当然だ」
竜娘「頂きます〜」
男「そうかい……ん?」
ニャー
魔王「む?……猫か」
竜娘「わ〜、可愛いです〜♪」
男「何だ、飯ならねぇぞ」ナデナデ
猫「ゴロゴロ…」
魔王「懐いておるな、こやつも」
竜娘「…ん〜?…主様と知り合い〜?」
男「…言葉、分かんのか」
竜娘「声があるなら〜」
233
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:23:10 ID:iYAXPHJw
男「帰ったら、すぐ食うか?」
魔王「当然だ」
竜娘「頂きます〜」
男「そうかい……ん?」
ニャー
魔王「む?……猫か」
竜娘「わ〜、可愛いです〜♪」
男「何だ、飯ならねぇぞ」ナデナデ
猫「ゴロゴロ…」
魔王「懐いておるな、こやつも」
竜娘「…ん〜?…主様と知り合い〜?」
男「…言葉、分かんのか」
竜娘「声があるなら〜」
234
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:25:21 ID:iYAXPHJw
猫「ニャー」スリスリ
竜娘「大好き〜、だそうですよ」
男「…マジで言ってんのか?」
竜娘「マジです!動物は素直ですから!主様は奇特な人です!」
男「奇特……」
竜娘「?竜は変な事を言いましたか?」
男「いや…」
魔王(む…?この世界では意味が違うのか…?)
235
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:55:04 ID:iYAXPHJw
男「ふぅ…」ガチャ
竜娘「おねえさま…やっぱり、竜は変な事を…」
魔王「気にするな。良い気味だ。それより貴様、あいすを寄越せ」
男「ほらよ」スッ
魔王「ひゃう!?な、何をする!」
男「首筋に冷たいのを当ててやっただけだ」
魔王「貴様…!」
男「竜もほら」
竜娘「はい〜…」
魔王「…ふん」
魔王(怒っている場合では無い…我にはあいすが待っておる…!)ワクワク
魔王「ふふふ…」
男「何笑ってんだ」
236
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 23:23:25 ID:iYAXPHJw
魔王「……あむ」
竜娘「…おねえさま〜?」
魔王「うむ、成程…うむ…」バフバフ
男「おい、急に尻尾出して振んなよ」
魔王「そうは言うがな、勝手に動くのだ。このあいすが美味いのが悪い」バフバフ
竜娘「こっちも美味しいよ〜、主様〜」
男「そうか。よかったな」ナデリ
竜娘「〜♪」
魔王「貴様は食わんのか」
男「食うっての。あぁ、ジュース、好きに飲め」
竜娘「分かりました〜」
237
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/09(金) 23:43:08 ID:3boTn7x6
男(…ん、やっぱ美味いな、ティラミスアイス)
魔王「……これか?…む?…む?」
男「何してんだよ」
魔王「…この容器はどう開けるのだ」
男「あ?…ここをこっち向きにひねれば開く」
竜娘「……あ、開きました〜!」
魔王「…………」グッ グッ
男「…………マジで何してんだ。貸せ」プシュ
男「おら、飲め」
魔王「む……んく…何だ、これは…甘いが、痛い」
男「痛いっつったろ」
238
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/09(金) 23:58:48 ID:3boTn7x6
竜娘「おねえさま〜、飲ませて〜」
魔王「好きにしろ」スッ
竜娘「んきゅ……痛い」
魔王「だろうな」
竜娘「オレンジは…んきゅ…甘い!」
魔王「何?」
竜娘「おねえさま〜、はい!」
魔王「む、貰うぞ。ん…甘いな、甘い」
男(間接…とか気にしないのな…女子だからか?)
竜娘「……コーラ」
男「……飲めってか」
魔王「いや、我が飲む。甘いからな」
男(甘けりゃいいのか、痛くて)
239
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 00:49:46 ID:4vcoKZWU
魔王「……痛い」
男「…飲んでやろうか」
魔王「いや、良い…貴様に馬鹿にされる隙を作る訳にはいかん…」
男「いや、バカにしねぇから、無理すんなっての」
魔王「無理など…!」
男「分かった、それ飲ませろ」ヒョイ
魔王「な、おい貴様!勝手に――」
男「代わりにこれ食え」
魔王「む…?これは…」
男「ティラミスアイス」
竜娘「てぃらみす…?強そうです〜…」
魔王「…あむ。……!!」
男「どうだよ」
魔王「……」アムアム
男(一心不乱に食ってるな…)
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/10(土) 18:11:49 ID:4JBfQImU
閃いた!! 何か食わせとけば揉んでも気付かれない
241
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 23:40:28 ID:4vcoKZWU
男「おい」
魔王「……」アムアム
竜娘「おねえさま〜」
男「一人で全部食う気か?」
魔王「……」アムアム
男「……頬引っ張ってやる」ムニィ
魔王「……」アムアム
男「無視かよ…」
竜娘「おねえさま、スゴく気に入ってる」
魔王「……」アムアム
男「……竜、あれ」
竜娘「はいっ」フゥ
魔王「おぉ!?」
242
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 23:51:53 ID:4vcoKZWU
魔王「……気付かぬ間にこれだけ食ってしまった」
男「夢中になりすぎだろ。ほぼねぇぞ」
男(高い金払ってデカイ奴買ってていいやら悪いやら……)
魔王「うむ、今まで食べた事の無い、素晴らしい物だ…世界中に配ってやるたくなる」
男「お前魔王だろうが」
魔王「…そうだったな」
男(忘れる程夢中だったのかよ…)
竜娘「主様〜、これ、食べて良い?」
男「…せっかくだし、食っとけ」
竜娘「わ〜い!あんむ。……!!」
男「美味かったみたいでよかったよ…」
男(俺、一口しか食ってねぇ…やっぱ、やらなきゃ…いやでも、うぅん……)
243
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 00:04:20 ID:BHPeOt42
男「はぁ…」フキフキ
魔王「…何故こおらの容器を拭いておる」
男「あ?お前らは気にしねぇだろがな、俺は人の口付けた奴は気になるんだよ」
竜娘「そうなんですか〜?」
男「俺は間接的にでも他人の口に触れるのは気にする」
竜娘「ん〜?……あ!間接キス!」
魔王「……何なのだ、それは」
竜娘「他の人が口を付けた所に自分の口を付ける事!…お互いしちゃったね、おねえさま///」
魔王「……?顔を赤くする理由が分からん…」
男「……俺はこの状況に何て言えばいいか分かんねぇよ」
244
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 00:39:56 ID:BHPeOt42
男「何?お前はキスとか気にしねぇの?」
魔王「そもそも良く知らん」
竜娘「そんな〜…」
魔王「間接…と言うからには、直接はただの口付けの事か?」
男「まぁ、そうだな」
魔王「魔族にその風習は無いな。そんな事をする前に食い破っておる」
男「血に飢えた世界だな、おい」
魔王「人間は口付けに意味を込めておるのか?我には……理解出来なかったが」
男(…何だその間)
竜娘「愛情表現だよ〜!」
魔王「愛情、表現……か。……良く、分からん」
竜娘「えぇ〜…」
男(……愛情、よく分からん、ね……)
245
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 22:18:53 ID:BHPeOt42
竜娘「む〜…て〜い!」ガバッ
魔王「ぬぉお!?な、何をする!離せ!」ジタバタ
竜娘「竜の愛情表現〜!」ムギュー スリスリ
魔王「ぬ、ぬぐぐ…ほ、頬擦りをするな……」
男(お互いの胸が押し合って潰れてる……うっわ、エロい)
魔王「な、何を見ておる!早く助けぬか!」
竜娘「おねえさま〜♪」
男「何で助けなきゃなんねぇんだ。じゃれあってろよ」
魔王「は、薄情者…!」
男「魔王に言われたくねぇ」
246
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:09:24 ID:BHPeOt42
魔王「うぐぅ…」
竜娘「〜♪」
男(ハニトーうめぇ。コーラうめぇ)モグモグ ゴクン
魔王「わ、分かった……愛情は伝わった、だから離せ」
竜娘「ほんと?」パッ
魔王「あぁ…」
竜娘「じゃあね〜、どんな事感じた?」
魔王「ど、どんな事……そ、そうだな」
竜娘「……おねえさま、ウソついたら駄目〜」ムギュ
魔王「ムグッ……」
魔王(む、胸に…い、息苦しい……)
男「……竜、今は離してやってくれ」
竜娘「……はい〜」パッ
魔王「っ、はぁ……助かった」
247
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:40:33 ID:BHPeOt42
竜娘「む〜、抱き付き足りない〜…」
魔王「か、勘弁してくれ……」
男「ふぅ、食った、飲んだ。よし寝よう」
竜娘「主様〜!」
男「何だよ」
竜娘「遊んで下さい〜」
男「何して遊ぶんだ。散歩か?」
竜娘「えっと〜…」
ピンポーン
男「ん?誰だ…?あ、お前ら出るなよ」
竜娘「はい〜」
男「……はい、どちら様ですか?」
「開けて〜」
男「何だ、イタズラかよ…」
「……開けて〜な!」
248
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:48:39 ID:BHPeOt42
魔王「…誰だ?」
男「誰もいねぇよ」
ドンドン アケロー
魔王「うるさいのだが」
竜娘「嫌な人〜?」
男「面倒なんだよ……面倒なんだよ、面倒なんだよ…!」
魔王「そ、そうか……」
コラッ アッスミマセン
魔王「……大家に怒られた様だな」
男「うるせぇんだから当たり前だ」
魔王「面倒と言ったが、どれ程面倒だ」
男「少しでも扉を開けようものなら隙間から入ってきて部屋に潜り込む危険人物だ」
魔王「確かに面倒だな……」
249
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:59:15 ID:BHPeOt42
竜娘「どんな性格の人ですか?」
男「……敬意が無い」
魔王「貴様が言うか」
男「お前に払う敬意なんざ俺にはねぇ」
魔王「貴様ぁ…!」
竜娘「け、ケンカ駄目!」
ピンポーン ピンポーンピンピピピンポピピンポーン
男「……やっぱ行ってくるわ」
魔王「うむ、行け」
男「あぁ、しばいてくる」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/15(木) 21:06:35 ID:26Vu9dTc
魔王 黒
竜娘 青
大家 赤?
女 緑?
多分黄色枠だな
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/16(金) 01:59:01 ID:5WsA1GQI
なにそれすごい
252
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:28:22 ID:D9N96dAs
ガチャ
男「おい」
後輩「あ、やっと出たな」
男「うるせぇんだよ」
後輩「こうでもせな出んと思て」
男「自覚あんなら普通にやれ」
後輩「無理やな!あ、痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「少しは黙れ」
後輩「黙ったら死んでまう!」
男「じゃあ死ね」
後輩「酷っ!」
男「その方が世界の平和に繋がる」
後輩「先輩だけのやろ、それ」
253
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:28:56 ID:D9N96dAs
ガチャ
男「おい」
後輩「あ、やっと出たな」
男「うるせぇんだよ」
後輩「こうでもせな出んと思て」
男「自覚あんなら普通にやれ」
後輩「無理やな!あ、痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「少しは黙れ」
後輩「黙ったら死んでまう!」
男「じゃあ死ね」
後輩「酷っ!」
男「その方が世界の平和に繋がる」
後輩「先輩だけのやろ、それ」
254
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:29:51 ID:D9N96dAs
男「で、何の用で?」
後輩「えっとな〜」
男「そうか分かった俺には無理だじゃあな」
後輩「まだ話してへんやんか!」
男「俺は穏やかに日常を過ごしてぇんだよ」
後輩「いっつも寝て穏やかに過ごしとるんやろ」
男「それが何か?」
後輩「せやったら、ちょっと位こっちに時間割いてもええやん?」
男「返してくれるんならな」
後輩「ホンマに!?…………あ、無理や返せる物ちゃう」
男「おう俺の方が驚いたわすぐ気付かなくて」
後輩「……アホの子狙えるな!」
男「んな発言してる時点で狙えねぇだろ」
後輩「売れる思たのに…」
255
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:30:28 ID:D9N96dAs
男「とりあえず帰れ。二度と来んな」
後輩「待って待って!話聞いて〜な!」
男「お前の声鼓膜が拒否してて聞こえねぇ」
後輩「聞こえとったやろ!」
男「全然分かんねぇじゃあな」
後輩「何やねん、いつもやったら部屋入れてくれるやん」
男「勝手に入ってくんだろが」
後輩「追い出さへんかったやんか〜」
男「駄々っ子みたいに暴れまくるからな」
後輩「飯もくれとったし」
男「つまみ食いしまくってただけだろが」
後輩「一緒に寝た事もあるやん!」
男「一度たりともねぇよ!」
256
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:31:16 ID:D9N96dAs
男「ホント何なのお前?」
後輩「先輩こそ、何やねんな。もしや部屋にコレでもおるんか?」
男「いねぇよ小指立てんな」
後輩「何やつまらん痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「マジで失せろ」
後輩「せ、せめて用件聞いて〜…」
男「何なんだよ…」
後輩「こ、これ…」スッ
男「ん…?」
後輩「よっしゃ貰た!」ダッ
男「フン!」
後輩「あがっ!」
257
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:32:23 ID:D9N96dAs
後輩「な、殴る事無いやんか…」
男「うるせぇ隙間から入ろうとしてきやがってゴキブリか」
後輩「可愛い可愛い後輩ちゃんをゴキブリ扱いとか、酷い…」
男「自分で可愛い言うな」
後輩「何で入れてくれへんの〜?」
男「逆に何で入りたいんだよお前は」
後輩「一番時間が早く過ぎる所やから」
男「お前が暇を潰す前に俺がお前を潰す」
後輩「痛たた!ホンマ、ホンマ止めて!」メリメリ
男「次来たらまずはアゴとひじ付くようにしてやる」
後輩「え?それ位……アカン出来へん」
男「出来たら人間かどうか疑う所だったぜ」
後輩「先輩酷いわ〜」
男「不法侵入者にやる慈悲はねぇ」
258
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:45:39 ID:D9N96dAs
後輩「…先輩、ホンマにあかん?」
男「お前が一切デカイ声出さず変な事も言わず淑やかな人間に生まれ変わったら入れてやる」
後輩「淑やか…無理や」
男「諦めんな絶対出来るもっと頑張ってみろよ」
後輩「そんな熱血教師的な」
男「頑張ってもらわねぇと平穏無事な時間が消え失せるからな」
後輩「どんだけ自分大事やねんな」
男「自分大事に出来ねぇ奴が何大事に出来んだ」
後輩「格好ええ事言っとうけどせやったらもっと周り大事にしてぇな」
男「お前が言うな。もっかい言うぞ、お前が言うな」
後輩「そこ大事にするとこ?」
男「後生大事にしろ」
後輩「そこまで言う?」
259
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:00:31 ID:D9N96dAs
後輩「しゃーない、今日は諦めたるわ痛たたた」メリメリ
男「いっつもいっつも上から目線で何様だテメェ」
後輩「ひ、人様です…痛い痛い!」メリメリ
男「さっさと帰れ黙って帰れそれが無理なら瞬間接着剤付けたガムテープ口と鼻に貼ってやるよ」
後輩「殺す気か!」
男「黙 っ て 帰 れ」
後輩「はい…」
男「ったく……」
260
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:12:53 ID:D9N96dAs
ガチャン
男「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜、クソダルい……」
魔王「随分と話し込んでいたな」
男「アイツは話止めねぇからな…しんどい……」
竜娘「主様〜、疲れたなら、身体解しましょうか?」
男「マジでか。頼む」
竜娘「はい〜♪」
魔王「む。竜よ、後で我も頼む。肩だけで良い」
竜娘「はいな〜」
男(胸デカイと肩こるってマジなのか……)
竜娘「どうですか主様?」
男「ちょうどいいぞ」
竜娘「良かったです〜」
261
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:33:29 ID:D9N96dAs
男「…もういいぞ。ありがとな」ナデリ
竜娘「フキュ。はい…♪」
魔王「おい、竜」
男「おっと、お前には俺がやってやろう」
魔王「は?貴様何をする気だ」
男「肩揉んでやろうってのに」
魔王「いや、貴様は何か企んでおるに違いない」
男「さっき頑張った奴働かせる訳には、と思っただけなんだがなぁ?」
魔王「ぬ…。なら、やってみせろ」
男「あいよ」グッ
魔王「…………」
男「おい、何か言え」
魔王「……意外と、上手いな。うむ」
男「そりゃどうも」
262
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:46:39 ID:D9N96dAs
魔王「……♪」
男「よし、これぐらいにして…」
魔王「あ……」
竜娘(…おねえさま、残念そう)
竜娘「…あれ?主様、それは?」
男「耳かき」
竜娘「耳かき?」
魔王「何だそれは?」
男「耳の中をほじくる奴だ」
竜娘「み、耳の!?」
魔王「中を、だと…?ご、拷問をする気か!」
男「するかバカ。そっちの世界じゃやんねぇのか」
竜娘「しないです〜…」フルフル
魔王「しないな」
263
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:59:22 ID:D9N96dAs
魔王「こちらでは日常的にしておるのか…?あり得ん…」
男「やってねぇ方がありえねぇ……て、事は……よし」
魔王「ま、待て、どうする気だ」
男「なめんなよ。こちとら動物の耳だってかいた事あんだからな」
魔王「わ、我は良い。竜にしてやれ。先程の労いとしてな」
男「心配すんな。両方やってやる。両耳共な」
魔王「」
竜娘「」ブルブル
男「怖がんなって。お前らは横になるだけでいいから」
魔王「な、何故こんな事をする…!?」
男「気分。何かやってやりたくなった」
竜娘「あ、主様〜…本当に、大丈夫ですか?」
男「そう心配してると耳の中を……」
魔王「ひ!」
男「冗談だ」
264
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 23:13:30 ID:D9N96dAs
男「待ってろ。確実にキレイにしてやる」
竜娘「な、何ですか主様…?」
魔王「布…?」
男「熱湯おしぼり」
竜娘「熱湯…?」
男「これで耳を柔らかくすんだよ。かきやすくするためにな」
魔王「本気でやる気か…?」
男「当たり前だろ。ほら、俺の膝に頭乗せて、右耳こっちに向けろ」
魔王「……っ」ゴクリ
魔王(ま、魔王となってからの最大の危機が、勇者でなく耳掃除とは…!!)
男「おら、早くしろ」
魔王「わ、分かった…」
265
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 23:45:26 ID:D9N96dAs
魔王(ど、どうする、逃げるのは今の内だ…だが逃げようとすれば耳を…!)ガクブル
男「…いい加減落ち着けよ」ベタッ
魔王「ぬぉお!?熱い!」
男「そりゃそうだろ」
魔王「や、やはり拷問ではないか…」
男「ジッとしてろ。動くとあぶねぇからな」
魔王「う……」
魔王(み、耳が解される…うぅ、変な感覚だ……)
男「……よし」フゥ
魔王「ひゃあ!?な、何をするぅ!?」ビクッ
男「耳に息吹きかけただけだ」
魔王「い、意味があるのか!」
男「ねぇな」
魔王「き、貴様ぁ…!」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/17(土) 07:10:07 ID:0Nmez0y6
そういえば乳バンドは買ったのか?
肩甲骨の間も揉んでやろうず
267
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:19:59 ID:NYry2a2Q
男「はぁい、ジッとしましょうねぇ」グッ
魔王「お、押さえ付けるでない!」
男「竜、押さえといてくれ」
竜娘「は、はい」
魔王「は、離せ!死ぬ!殺される!」ジタバタ
男「耳ほじられて死ぬならこの世界に人間はいねぇ」
魔王「体の中に異物を入れられてまともで」
男「つっこみすぎると耳が聴こえなくなるかもしれねぇけど、そんな」
竜娘「ほほ、本当ですか…?」フルフル
魔王「や、やはり拷問…!」
男「暴れられると耳の奥につっこみやすくなんだよ。あ、震えんのもあぶねぇぞ」
魔王「う……っ!」ブル…ブル…
男「ヘマしねぇから落ち着けよ」
268
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:30:41 ID:NYry2a2Q
男「…………」スッ
魔王「うっ…!」ビクッ
魔王(み、耳の中に冷たい物が……!)
男「ビクッとすんな」
魔王「無理を言うな…!」
男「こそばゆくても動くなよ」
魔王「無理を!言うな!」
男「じゃあ頭押さえまぁす」イキイキ
魔王「や、止めろぉ…!あ、くぅ…!」
男「…うっわ、マジヤベェ。汚な」
魔王「汚ないと言うなぁ…!」
竜娘(あわわ…おねえさまも涙声に〜……)
男「ちょっとずつ取ってくか…」ホジホジ
魔王「は、はうぅ…」ピク
269
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:45:26 ID:NYry2a2Q
男「…黒っ。きったね。魔王様は私服も黒なら耳くそも黒かよ」
魔王「服はぁ、関係ぃ、無いだろうぅ…!」
魔王(く、屈辱…!屈辱の極み…!)
竜娘(りゅ、竜もあんなのが…?)
男「……こりゃ長丁場だな…左もあるし」
魔王「ひ、左も…?」
男「当たり前だろが」
魔王「ひぃ…!」
男「あぁ、楽しみだなぁ。本当楽しみ」イキイキ
竜娘「主様が、良い笑顔に……」
魔王「ぜ、絶対拷問だ、これは…!」
魔王(お、恐ろしきこの世界の人間…!)
270
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 23:36:50 ID:NYry2a2Q
男「……おぉおぉ、よく取れる」ホジホジ
魔王「あ、ふ…」
男「あぁ、快感」イキイキ
魔王(な、何だ…?我も、少し…ま、魔法を使用されたのか…?いや、しかし…)
魔王「んっ…くふ……」
男「喘ぐな体くねらすな」
魔王「喘いで、あっ、などぉ…んん……」
男「じゃあ色っぽい声出すな」
魔王「なら、耳を掻くなぁ……!くぅん……!」ハァハァ
男「どうだよ、耳かかれるのいい気分だろ?」
魔王「そ、そんな事…」ブンブン
男「尻尾出してる上におもいっきり振ってりゃ説得力ねぇぞ」
魔王「はうぅ……」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/18(日) 04:26:58 ID:AeVPMFMM
コソッ
後輩(ぐぬぬぬぬ)血涙
272
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/18(日) 21:13:25 ID:ikD2xDwk
竜娘(おねえさまの顔、何て言うか…恍惚?)
魔王「ふあ…ぁ…わ、ふ…」プル…プル…
男(……この姿、絶対人様に見せらんねぇし聞かせらんねぇ)
魔王「だ、駄目ぇ…やぁ……」
男「その声ホントやめろ」
魔王「だ、だって…んぅ…!」
男(落ち着け俺…この場面で反応したらまずい…)
魔王「あ、あ、んくっ…!あっ!」ビクン
男「……ん?何か、変な臭いが…?」
竜娘「…………おねえさま」
魔王「あ、あぁ…み、見るなぁ……」ブルブル
男「………………………………漏らした?」
竜娘「……………おねえさまの服と床に……」
魔王「うっ、うぐぅ……う、うあ、ああああ!」
男(……まさか、泣かせるなんて、俺が)
273
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/18(日) 21:53:47 ID:ikD2xDwk
魔王「うっ、うぐっ、うぅぅぅぅ……」グスッ
竜娘「よしよし、おねえさま」ナデナデ
男(まさか、動物ならともかく、人の処理をする事になるなんてな……)
魔王「男ぉ……殺すぅ…必ず殺すぅ……」グスッ
男「その前に反対側やらせろ」
魔王「この腐れ鬼畜外道!!」
男「魔王に言われたくねぇ」
魔王「ヒグッ、や、やはり、拷問では、無いかぁ!!」
竜娘「よしよし、よしよし」ナデナデ
男「はぁ……やり過ぎた」ガシガシ
男(いや、無理だろこんなん。予想できるかってんだ…)
魔王「…………」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/20(火) 03:43:25 ID:jnPn.xss
一体何が起きたんですかねぇ…?
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/20(火) 21:03:30 ID:QSZRLwAk
あれ? エロ漫画だと
>>272
と
>>273
の間があるのに、あれ?
276
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:05:50 ID:dBrEoooE
男「……まぁ、何だ、悪い」
魔王「……許すとでも」
男「…仕方ねぇな。何か一つ言う事聞いてやる」
魔王「…何でもか」
男「出来る限りだ」
魔王「我の奴隷といだだだだ!」メリメリ
男「俺より…いや耳かきより強くなってから言え、んなことは」
魔王「ぐぬぅ…!」
竜娘「…あの〜」
男「ん?」
竜娘「竜も、耳、するのです…?」
男「え、嫌か」
魔王「あれを見て進んでやる者が居ろうか…!」
277
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:06:25 ID:dBrEoooE
男「大丈夫だ。さっきのは不慮の事故。本来ないんだよあんなの」
魔王「止めておけ、これは拷問だ」
男「…嫌か。じゃあしょうがねぇな。医者に連れてく」
魔王「いしゃ?」
竜娘「魔法無しで病気を治す人達の事です〜…でも、竜は病気じゃ…」
男「まぁ、そうかどうかは一回耳見ないとな」
竜娘「耳にも、病気があるのですか?」
男「あるからいるんだよ。魔王、お前下手したら耳が詰まって聞こえなくなるぞ」
魔王「そんな馬鹿な…今まで一度もそんな事は無かった」
男「魔法か何かで内も外もキレイにしてたんじゃねぇのか?ん?」
魔王「……む」
男「しかも面倒になって大分前から風呂だけですましてたんだろ?」
魔王「な、何故分かった…!」
男「誰でも分かるだろ」
278
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:06:55 ID:dBrEoooE
男「さ、どうする?別に俺は医者に行ってもいいけどな。…何されるか分かんねぇけど」
竜娘「な、何されるか…?」
男「それこそ拷問レベルで耳の穴をいじられるかもなぁ…?」
竜娘「ひぇ…!」
魔王「………」
男「ん?何だ?どうした?」
魔王「…やれ。左もやれ…!」
男「いや、別にいいぞ。医者に行った方が確実にキレイにしてくれるからな」
魔王「平気だ…!ただでさえ嫌なのに、再び他の者に見られるのは我慢ならん…!」
男「あっそ。お前がいいならいいけどよ」
男(計画通り…)
竜娘(わぁ…主様、悪い顔…)
279
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:07:59 ID:dBrEoooE
男「………」カリカリ
魔王「…っ、〜っ!」ピクッ
男(こそばゆいのめちゃくちゃ我慢してんな…)
魔王「ま、まだか……?」
男「まだだ」
魔王「うぐぅ…」
男(いやぁ、いじりがいのある奴だなコイツは)
魔王(ぐ、ぐぬぬ…!このような事、まさに一生の恥…!)ブルブル
男「震えんなっての」ペシッ
魔王「あう」
280
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:08:46 ID:dBrEoooE
男「……よし、もういいぞ」
魔王「はぁ、はぁ、はぁ…そうか……そうか!」
男「んな誇らしげな顔されてもな…じゃ、次は竜」
幼竜「クイ」
男「おい、いつの間に。しかも喋れるだろ」
幼竜「怖いです〜…」
男「大丈夫だっての」
幼竜「本当です…?」
男「魔王だって何もなってないだろ。二回目は」
魔王「二回もやってたまるか」
281
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:33:16 ID:dBrEoooE
男「ほら、魔王と同じ様にしろよ」
竜娘「うぅ〜…」
男「んな怖がるなって…」
魔王「竜よ、こそばゆいだけで、そこまで恐れる物では無いぞ」
竜娘「ほ、本当に…?」
魔王「うむ、まぁ…」
男「経験者は語る、だな」
竜娘「…が、頑張ります」
男「頑張らなくていいから」
竜娘「じゃあ、頑張りません!」
男「……寝てるだけでいいからな」
282
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:56:27 ID:dBrEoooE
男「………流石に魔王ほどじゃあないな」
魔王「おい貴様」
竜娘「はひゅっ…んふふ…」
男「…笑うほどくすぐったいか?」
竜娘「はい…くふふ…」
男「魔王の反応と全然ちげぇな」
魔王「……耳に関しては、負けを認めるほかあるまい」
男「大げさだなおい」
竜娘「でも、気持ち良いです……キュウ」
男「そりゃよかった」カリカリ
竜娘「…♪」
283
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 23:43:24 ID:dBrEoooE
男「はいよ、出来たぞ……ん?」
竜娘「キュルル……クルル……」スゥスゥ
魔王「……寝ておるな」
男「ほら見ろ、普通はこんなんだ」
魔王「貴様の普通など知らん」
男「へぇへぇそうですか」
魔王(……普通、か。安らかな寝顔だ)
男「…しっかし、動けねぇな、これじゃ」
魔王「頭を退かせてやれば良いだろう」
男「そういう問題じゃねぇ」
魔王「どういう問題だ」
男「この寝顔は俺が動きたくなくなんだよ」
魔王「そ、そうか…」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/23(金) 10:26:51 ID:y3E.uxqs
さては、魔王も膝枕してみたくなったんだな
285
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/23(金) 22:42:28 ID:vsqBzZWE
男「……」ナデリ
竜娘「ん?……♪」クゥクゥ
魔王(……穏やか、とはこういう時間を差すのだろうか…我も、もし…?)
男「…何見てんだ。お前も膝枕したいのか?」
魔王「……む?……さぁ、どうだろうな」
男「ん…?何だそりゃ」
魔王「した事など無いからな」
男「ま、だろな」
魔王(…そういえば、された事も先程まで無かったな…。人間の親は、子供をこうしてやるのだろうか)
男「……それとも、膝枕されたい方か?」
魔王「……何を馬鹿な事を」
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 00:43:56 ID:kArwDzek
魔王の聖水500、いや1000円で買い取ります!
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 02:56:04 ID:FD3FyrTM
一万円で 魔王の聖水を買い取ります!
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 22:30:09 ID:G131E4Fw
残念ながら私が魔王専属の便器ですので私が呑み干します
あなた方には飲み干した後にでる私の聖水を無料にて差し上げましょう
289
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/24(土) 23:58:55 ID:edC4.mYA
>>286-288
あ…ごめんなさい。それ来世からなんですよ。
290
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 22:31:12 ID:GVzTBm3M
ピンポーン
「先輩先輩先輩〜!仕事や仕事〜!」
男「…………」
竜娘「…く、ふぁ…あれ〜…?寝てた〜…?」
魔王「…うむ、安らかにな」
男「あぁ、ホントにな」
竜娘「?」
男「とりあえず、出るわ俺。しばらく戻らねぇかもしれねぇ」
竜娘「行ってらっしゃい〜」
男「あぁ、行ってくる……」ガチャ バタン
「あ、先輩遅い…あれ、何でそんな怒ってんのあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」メキィ
ガチャ バタン
男「ちょっとお前らの昼飯作るまで待ってくれるみたいなんでな。作ってから出るわ」
魔王「う、うむ……」
291
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 22:45:58 ID:GVzTBm3M
後輩「うぅ…酷いわ先輩……可愛い乙女にアームロックとか…」
男「うるせぇ、いきなり呼びやがって」
後輩「何や、お楽しみやったんかあごめんなさいごめんなさい指折ろうとすんの止めて」
男「仕事の内容は?」
後輩「これ」ピラッ
男「……写真は?」
後輩「……無いねん、これが」
男「こんな子供の落書きみたいな絵だけで見つけろってか…?」
後輩「ま、まぁ、今まで見付かってきたやんか、自分の力でな!」
男「ムカつくが事実だしな…お前のお陰で大分見付かる様になったし」
後輩「……………!」
男「何だその『ウソ…私の年収低すぎ……?』みてぇな顔は」
後輩「だ、だって、先輩が褒めるとか、天変地異の前触れレベルやん……」
男「後でお前ゲリラ豪雨の刑な」
後輩「どういう事や!?」
292
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 23:06:08 ID:GVzTBm3M
後輩「にしても先輩、何でこの仕事やろうと思たん?」
男「何だ急に」
後輩「別にええやんかふと気になったんやから」
男「……別に、俺も失し物があった、それだけだ」
後輩「ふ〜ん…せやから失し物探しなんて仕事…何失し――」
男「…………」
後輩「……や、やっぱり、ええわ」
後輩(こっわ…めっちゃ怖い顔するやんか…)
男「おら、探すぞ早く」
後輩「あ〜い…」
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 00:16:53 ID:BgjbG4h2
つカバンの中
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 00:29:56 ID:yB/WExJQ
つ机の中
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 02:51:11 ID:4t2N/X4Q
つ探したけれど見つからないのに♪
296
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/28(水) 22:22:41 ID:gR8QRN6c
後輩「探し物は何ですか〜♪」
男「フフッフー」
後輩「早い早い!」
男「踊りたいんなら踊ってろ。夢の中で。寝かせてやるから」
後輩「どういう風に?」
男「野ざらし」
後輩「死んでまう!」
男「…で、場所は大体分かってんのか」
後輩「ま、ちょっとだけ。いや〜当てにされてんのって気分ええわ〜♪」
男「あっそ」
後輩「んな冷たい態度やったら全然モテんで先輩」
男「誰がいつモテたいっつった?」
後輩「あんな美人多めのアパートに暮らしとんのに?」
男「後から入ってきた人らがそうだった、ってだけだっての」
後輩「ほ〜ん、そういう事にしとこかな」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/31(土) 11:16:18 ID:9MwpyBGo
専ブラでタイトルが【少女魔王「に、日】まで見えてるから
何故か【少女魔王「に、日ペンだと?」】と浮かんでしまう
文化学習のために強制的にお勉強させられる魔王カワイイ
298
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/31(土) 11:22:36 ID:HoPC6Sp.
>>297
採用
299
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/02(月) 00:35:40 ID:3ErONaw.
魔王「……暇だな」
竜娘「だね〜…」
魔王「勝手に外に出ていけば、他の人間に怪しまれてしまうだろうからな…」
竜娘「だね〜…」
魔王「……おい、聞いておるのか」
竜娘「だね〜…」
魔王「あやつが居らんで気が抜けておるのか」
竜娘「だね〜…」
魔王「……なら、貴様の分の料理まで頂くと」
竜娘「駄目っ!」
魔王「急に声を出すで無い。食べたりはせん」
竜娘「よかった〜…」
魔王「………」
魔王(あやつに忠義を誓うか……忠義、か。……我には縁が無い物だ)
300
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/02(月) 01:23:02 ID:3ErONaw.
竜娘「はぐっ…ん〜♪主様の、美味しい!」
魔王「…うむ」
魔王(すぐ元気になりおって……全く)
魔王「…だが、肉が無いな…魔界に居た時は、口一杯に頬張れたと言うのに」
竜娘「ワガママは駄目」
魔王「はぁ…魔界が懐かしく感じるとは…」
竜娘「魔界の料理、美味しかった?」
魔王「……甘い物には負けるな」
竜娘「甘いの、好きだね〜」
魔王「幸福その物であると言っておるだろう、あれは素晴らしい物だ…」
竜娘「主様の料理は〜?」
魔王「…………不味くは、無い、な。うむ」
竜娘「美味しかったんだね!」
魔王「そ、そうは言っておらんぞ、そうは」
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/02(月) 20:42:11 ID:sX3ga6j6
つ飴ちゃん
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/04(水) 23:26:13 ID:S9CyRbSg
つようかん
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/05(木) 00:12:05 ID:I7r8ibyM
つチョコミント
304
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:04:17 ID:avqwOWpw
竜娘「でも、平らげてるよ」
魔王「出された物を残す訳にはいかぬ。誰に奪われるとも分からんからな」
竜娘「取らないよ〜!」
魔王「本当か?」
竜娘「……ちょっとは取るかも」
魔王「……ちょっと?」
竜娘「……全部食べる」
魔王「で、あろうな」
竜娘「だって、美味しいんだもん…」
魔王「そういう事はあやつに言ってやれ」
竜娘「うん」
305
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:05:03 ID:avqwOWpw
魔王「…さて、これからどうするか」
竜娘「えーっと…留守番、だから、遠く行っちゃダメ」
魔王「何の力も無いというのに、見知らぬ場所には出歩かん」
竜娘「でも、退屈?」
魔王「退屈だ。いや、退屈なのは構わんのだ」
竜娘「じゃあ、何?」
魔王「こんな狭い場所に閉じ込められている状況が気に食わんのだ」
竜娘「お城…に住んでたと思うけど、広かった?」
魔王「誰も居らんからな」
竜娘「…ひとりぼっち?」
ナリ
魔王「こんな少女の形をした者に従う者など魔界には居らなんだ」
竜娘「………」
魔王「同情でもしておるのか。気にするな、魔王となる前から分かっておった」
竜娘「そう、なんだ…」
306
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:05:33 ID:avqwOWpw
魔王「しかし、かつての栄華の面影は残っておるが、今では殆ど崩れ去っておる」
竜娘「皆壊すから?」
魔王「うむ。直せる者がおらんのだ。そもそも魔界にな」
竜娘「じゃあ、壊れ放題?」
魔王「玉座の間はともかく、寝室は死守しておるが、我が居ない今頃は…考える気も失せる」
竜娘「……玉座の間?」
魔王「魔王となった者が座る場所だ。座れば歴代の魔王の力を受け継ぐ」
竜娘「……危ないんじゃ」
魔王「当代魔王である我が生きておる以上はいくら座ろうと無意味よ」
竜娘「でも、今魔界に居ないよね?」
魔王「……不味いかも知れん」
竜娘「……だ、大丈夫だよね?」
魔王「……まぁ、この世界に来た所で我と同じ目に合うだけだが」
竜娘「そういう意味では安心…かな?」
307
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:06:19 ID:avqwOWpw
魔王「しかし、退屈だ…ここは本も無い。あるのはよく分からんげえむなる物…」
竜娘「げえむ?」
魔王「そこにある奇妙な箱の事だ。動かし方は分からん」
竜娘「勝手に触ったら…」
魔王「壊せば何をされるか分からん」
竜娘「う〜…主様、何時帰ってくるかなぁ」
魔王「さてな」
ピンポーン
魔王「む?」
大家「まおちゃん居る〜?」
魔王「……あぁ、我の事か」
竜娘「か、勝手に開けたら…!」
魔王「あやつの知り合いだ、気にするな」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/14(土) 03:54:28 ID:Rr8wLVVQ
書き込めなくて専ブラ更新してきた
まおちゃんのブラも(ry
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/05(木) 15:26:06 ID:Om4B2MJk
保守
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 00:48:12 ID:g7lkapso
保守
311
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/03(金) 03:16:07 ID:e3TedMXQ
ガチャ
大家「あぁ良かった。出てくれた」
魔王「何用だ」
大家「ん〜……勉強会?」
魔王「何?」
大家「こっちに来て分からない事とかいっぱいあるでしょ?」
魔王「む……確かにそうだが」
大家「だから〜……そういうのに向いてる人呼んできたから!」
魔王「……何?」
大家「ささ、紹介するわね。皆と同じく、このアパートに住む子よ」
「はーい。よろしくねー。不思議ちゃんって良く言われてまーす」
魔王「不思議……?不可思議な名だ」
不思議「むーん。名前じゃないけどー……まーいーや。不思議でーす」
魔王(むぅ……珍妙な奴だ……)
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/04(土) 05:04:00 ID:NES6ui8E
うをぉ!!きてるぅ
313
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/04(土) 19:22:56 ID:ptD9YiaI
大家「本当なら私も教えてあげたいんだけど、急用が……」
不思議「大丈夫ですよー、任せてくださーい」
大家「ええ、お願いね。それじゃまおちゃん、じゃあね」タッ
魔王「……行ったか。それで、何を教えると言うのだ」
不思議「んー、例えばー……」スッ
魔王(む? 何故耳元に……)
不思議「まおちゃんが魔王だとかー、部屋の中に竜の女の子が居るとかー……」ボソッ
魔王「!?」
魔王(こ、こやつ……!?)
不思議「怖い顔しなーい。何もしないよー」
魔王「辺りに告げ口でも」
不思議「不思議ちゃんだから信用されなーい。されなーい……」ガックリ
魔王「そ、そうか……」
314
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/04(土) 19:39:17 ID:ptD9YiaI
不思議「心配しなくとも大丈夫だいじょーぶ。私、お仲間ー。にゅーん」
魔王「……まぁ、良い。上がれ」
不思議「お邪魔しまーす」
竜娘「!」サッ
魔王「……隠れずとも良い」
竜娘「……本当に?」ヒョコ
魔王「あぁ、だからこたつの中から出てくるのだ」
不思議「むむー。コタツ、入れてー」
竜娘「ど、どうぞ」
不思議「ほみゅーん……ぬくぬくだー……ごろごろー……眠たーい……ぐー」
魔王「おい。起きろ。寝るな。退け。我も入れろ」
不思議「人使いが荒ーい……」
魔王「少なくとも我は住処に上がり込み、寝転がるのは図々しいと認識しておる」
不思議「分かっててもー……コタツには勝てなーい……」
魔王「せめて体を起こせ」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 01:55:28 ID:2Gv3Gjb2
こいつは白かふわふわピンク枠だな
316
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/05(日) 02:39:06 ID:RZfd26Ec
竜娘「……あれ?」
魔王「む、どうした」
竜娘「ん〜?……会った事ある様な、無い様な……?」
不思議「おっとー、駄目だぞー。まだ秘密ー」
竜娘「えと、はい。……?」
魔王「その口振りだと、我等と出会った事があるようだな」
不思議「まぁ一応ねー。でも何処で会ったかはなーいーしょー」
魔王「一応としか言えぬ程にしか会っておらんのなら、何故我等の正体を知っておる」
竜娘「し、知ってるの?」
不思議「これぞ不思議ちゃんの武器のひとーつ、洞察力ー。どんな嘘も見抜けるよー」
魔王「嘘を、だと?」
不思議「そうだよー。だから魔王ちゃんが人狼なのも分かってるよー」
魔王「……成程」
317
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/05(日) 02:57:47 ID:RZfd26Ec
魔王「少々違うな」
不思議「……あれー?間違えちゃったー?」
魔王「我が種族は、確かに人間に近いが、人間では無い。狼牙族……それ以上でも以下でも無い」
不思議「ははー、畏まりましたー」
魔王「で、何を教えると言うのか聞かせて貰おう」
不思議「日本の事ー」
竜娘「日本の事〜?」
不思議「そーそー、ついでに世界もねー。詳しく教えちゃうよー」
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/06(月) 22:01:31 ID:0XfPC2Y.
そんな事より、魔王がお風呂好きな事思い出したぞ
おっふろ♪おっふろ〜♪
319
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/09(木) 20:06:40 ID:UbnxlSxU
不思議「まずねー、これが世界地図ー」
魔王「……本当にこのような形なのか?」
竜娘「これ……陸?」
不思議「そだよー。これもこれもー。ここは氷の大地ー」
竜娘「じゃあこの青いの全部海?」
不思議「海ー」
魔王「有り得んな。魔法も無いと言うのに、世界を真上から描ける筈が無い」
不思議「出来るよー。昔の人は歩いて日本地図作ったんだってー。しかも一人で」
竜娘「すごーい!」
魔王「馬鹿な、端から端をか?」
不思議「そうなんだってー。日本全国歩いて歩いてー……でー、すごく正確だったってー」
魔王「むぅ……だが、世界の大陸まではしておらんのだろう」
不思議「今の地図はー、宇宙から撮ってるんだよー」
魔王「うちゅう……?」
320
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/09(木) 20:20:26 ID:UbnxlSxU
不思議「青いお空より上にあるんだよー」
竜娘「そ、空より上なんてあるの?」
不思議「あるよー。実際何度も人が行ってるんだよー?」
魔王「遥か上空の果て、か……想像出来ん」
不思議「まおー様の服みたいに真っ黒な所だよー」
竜娘「おねえさま〜、真っ黒だって」クイクイ
魔王「服を引っ張るな」
不思議「さーさー、まだまだ色々教えるよー」
魔王「では、色々聞かせて貰おう」
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:33:02 ID:0POsQDjM
魔王を飛行機に乗せてみたい
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:46:41 ID:LZuYhO8g
自転車あたりですら凄い驚きそうだな
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