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男「どちら様ですか」
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/17(火) 23:08:05 ID:2EMMCTwY
男「てかじぃちゃん死んだのにえらく気楽だなおい。悲しめよ」
父「だって死んでねーもん」
男「え!?」
父「引退するんだと表世界から」
男「なんで死んだ事にしてんだよ!?」
父「今辞めたら相当経済界がうるせーらしいので、死んだ事にしたみたいだな」
男「え、影響力があるのか?経済界に?」
父「そりゃお前この日本で1番金持ってる会社グループのトップだったんだ。あるべ影響」
男「じぃちゃんがマジでそのレベルなら死んだとか言ってもマスコミが嗅ぎつけたりするんじゃねーの?」
父「それだよな、俺も疑問に思ってた」
男「おい」
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/17(火) 23:11:58 ID:ynTtQIVo
女「その辺りは全て大丈夫です」
男「え?」
女「ヒントはお金です」
男「……」
女「分かっていただけたようで何よりです」
男「何も言ってません」
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/18(水) 01:00:12 ID:kYE/6YvQ
期待
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/18(水) 01:35:00 ID:a4E5mS5Q
おかねのちからってすげー!!
期待
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:01:44 ID:CCa7xSvo
父「さてと、まぁそれじゃ俺はこれで失礼する」
男「来たばっかでもう帰るのかよ」
父「正直お前がここに辿り着くのを見届けるためだけの為に来たからな。ミッションコンプリート」グッ
男「じぃちゃん生きてるなら会わねーのかよ」
父「なんかもう隠居完了しちゃったらしくてな、山奥に引きこもったそうだ」
男「何言ってんのこの人」
女「男様のお父様が仰ってる事は事実です」
男「死んだって嘘つかれて金持ちって知らされてここに連れてこられた俺に対する説明を要求したいんでじぃちゃんを呼んでください」
女「それについてはこちらをご覧下さい」ピッ
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:06:46 ID:ErAkfrq6
祖父「よう男ー元気か?」
男「何ですかこれ」
女「ビデオメッセージです。主様が隠居なされる前に残された男様宛の」
男「……」
祖父「えっとなー……まずじぃちゃん実は金持ちだったんだよ。んで隠居する事にしました!なんでお前に全部あげるからな。がんばれ」
女「終わりです」
男「…………かるっ」
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:14:45 ID:zeUDRSZE
女「でも主様はいつもこんな感じでしょう?」
男「確かにいつものじぃちゃんすぎて拍子抜けしましたけど言ってる内容が……」
女「まぁ、簡単に言いますと。男様はグループのトップの地位を受け継がれた、という事です」
男「まだ仕事できる年齢じゃないんですけど」
女「存じております。ですので形式上は男様のお父上に経営権の移譲を行ったという体にしてあります」
男「親父に任せたら間違いなくどんな大きな組織だろうと潰れると思いますが」
女「なので実際は男様が経営責任者となります。ご理解ください」
男「嫌です」
女「因みに書類関係は全て完璧に準備が整っており、男様が二十歳になった瞬間効力を発揮できるような状態にして金庫に厳重に保管してあります」
男「おいぃ!!」
女「なにか」
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:23:04 ID:w6iTQC.k
男「親父の事お父上とかお父様とかなんで呼び方変えてるんだ!」
女「そこですか、先程は本人がいらっしゃったので空気に合わせましたが今はもういらっしゃらないので……まぁ何というかぶっちゃけノリです」
男「そういや親父もういねぇ……」
女「えーと……男様?内容はご理解いただけたという事でよろしいでしょうか?」
男「今一生懸命現実逃避する為にどうでもいい事に着目してたんですが察してもらえませんかね」
女「まぁ動揺するのは分かります。私が男様の立場だったならば間違いなく長い夢だな、そろそろ覚めるかな?とか思ってしまっているでしょう」
男「何で俺の思考回路読んでるんですか?」
女「私は男様に仕えることになったメイドですから」
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:31:08 ID:ErAkfrq6
男「俺……えっと、で、何をすればいいんですか」
女「とりあえずは簡単です。ここで暮らしていただきます」
男「簡単じゃないんですが」
女「衣食住のお世話は全てこの屋敷のメイドが行いますのでご心配なさらず」
男「大学まで遠いんで」
女「男様は我らのグループが運営する大学に編入していただきましたので御安心を。学ばれている分野も同じものにしました」
男「何気にすごいこと言ってますね貴女」
女「私が手続きしました。えっへん」
男「褒めてないです」
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:37:58 ID:PqKYfsik
女「因みにその大学、実は生徒全てが我がグループの関係者の子供達です」
男「…………生徒数何人?」
女「さぁ?存じておりません」
男「嘘でしょ」
女「全ての学部を合わせると2648人ですね」
男「何で嘘ついたんですか」
女「男様が褒めてくださらないので」
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:44:53 ID:UpcGRLSU
男「はぁ……」
女「お疲れのようですね」
男「色々な意味で頭がパンクしそうにってますね」
女「あっ今まで住んでいらっしゃったお家の家具類は全てこちらに移させていただきました」
男「ここはアニメか何かの世界なんですかね?」
女「何を言ってるんです男様」
男「…………」
女「とりあえず、男様に暮らしていただくお部屋は4階になっておりますので、ご案内します」
男が「もうどうにでもなぁれ」
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 22:52:30 ID:CYrqOvJk
×男が「もうどうにでもなぁれ」
◯男「もうどうにでもなぁれ」
4階
女「こちらです」
男「うおっ!?広い……」
女「部屋数は7、お風呂とトイレは2箇所ずつあります」
男「本当にここで暮らすんですか?俺が?」
女「はい。因みに私は3階に住んでおります。この屋敷に仕えているメイド達は2階ですね」
男「ハーレムできますね」
女「男様が望むならば」
男「望みません」
女「はい」
男「……そういえば」
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:02:17 ID:fMcz337k
女「はい?」
男「何歳なんです?」
女「私ですか?男様と同い年です」
男「え!?」
女「因みに男様と同じ学部学科で勉強している大学生……という設定です」
男「設定てなんだ設定て」
女「私は勉学の方は既に修めておりますので、詳しく聞きたいですか?」
男「やめときます……ってかじゃあ敬語じゃなくていいよ」
女「そういうわけにはいきません」
男「何で?」
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:07:19 ID:atu571mY
女「私と貴方は従者と主人という関係ですので」
男「でもなぁ」
女「まぁそのうち慣れますよ。男様は私に対してタメ口で結構です」
男「うーむ……でも大学でも一緒になるんなら」
女「大学ではタメ口です」
男「……自分から気になっといてなんだけど何でだよ」
女「実は男様が主様の孫だという事は大学内では伏せて頂いております」
男「それは別にいいけど」
女「だからです」
男「え?」
女「だから敬語を使わないように大学では男様とはフランクな関係を装う必要があるのです」
男「まぁ、同級生に様呼ばわりされてる奴って変人だもんな」
女「まぁ他にも色々込み入った事情があったりなかったりするのです」
男「あっそう」
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:13:30 ID:DPtW6O5Q
女「そうなのです」
男「なんか隠してない?」
女「そんなことはありません」
男「そっか」
女「ええ」
男「今更すぎるけどさ」
女「何でしょう?」
男「貴女の名前は?」
女「遅いですよ男様」
男「たしかに」
女「私の名前は黒とお呼び下さい」
男「ネコじゃないんだからかさ
女「大学では適当に呼んでくださって結構ですが、私は黒なのです」
男「……ぶらぁっくぅ」
女「くろです」
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:19:20 ID:7FE4S5Z.
男「ああ黒か」
黒「はい」
男「なんで黒なの?」
黒「男様は何故男様なのですか?」
男「俺は男だから」
黒「そういう事です」
男「……」
黒「改めまして、男様にお仕えすることになったメイド、黒です。よろしくお願い致します」
男「はい」
黒「はい」
男「じゃ、えーと、寝るわ」
黒「明日から大学へ出ていただきますね、お迎えに上がります。下の階から」
男「はい、では帰って」
黒「失礼いたします。何かあればベルを鳴らしてください、そこにあります」
男「はい」
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:21:55 ID:7FE4S5Z.
5分後
男「ベルってこれか」
男「……」
チリーン
黒「お呼びですか男様」
男「はやっ!?」
男「はぁ…………」
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:42:45 ID:NNfIVRF6
同時刻 とある屋敷
「男様が明日大学に来られるそうよ」
「本当?主様のお孫さんの?」
「そう、やっと今日自分の身分を自覚したみたい」
「そっかぁ、じゃあ明日から大学楽しくなりそう*」
「でも悪いニュースがあるのよね」
「?」
「男様の近くに【黒】がいるわ」
「は!?ウソでしょ?何で黒の人間が?」
「黒の人間じゃないわ。【黒】が来るのよ」
「なっ……!?」
「未確定情報だけど、どうやら男様と同じ学部学科に編入してくるそうよ、男様と同時に」
「なんで……あいつが介入してくるのよ……」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/19(木) 23:46:37 ID:ZOoGIWBI
「まぁとにかく、今は暫く様子を見ましょう」
「狙いは男様?」
「男様がどうなれば奴等にとってのゴールなのか、そこを見極める必要があります、いいですね?」
「……わかった」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/20(金) 12:35:06 ID:gVMSym7A
>>6
いくら安くても1000万台もの車で押しかけるのに極秘……?
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/21(土) 16:34:18 ID:Etfhfd4M
しえん
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/21(土) 17:28:44 ID:o0KW/aow
>>31
誤字に決まってるじゃん
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 20:29:06 ID:VXaCfCtQ
翌朝 男の部屋
ppppppp カチッ
男「……」
男「んー……取り敢えず6時に起きてみたものの、何時にここを出れば俺の新しい大学とやらにたどり着くのやら」
黒「講義は8時50分からなので、ここを7時30分に出れば間に合います」
男「あーそれぐらいでいいのか、了解」
黒「もう一度お眠りになられますか?」
男「そうだなー6時50分に起きるよ」
黒「畏まりました」
男「……」
黒「……」
男「……部屋に入ってる」
黒「それがなにか?」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 20:35:34 ID:Cb6K0/OA
男「ベルを鳴らさないと来ないんじゃ……?」
黒「ああ、それは私が男様の近くに居ない時に男様が私を必要とした際のシステムです」
男「で?」
黒「私が必要と判断し自主的に男様の近くにいる状況下ではそのシステムは機能しないというかする必要がありませんので」
男「なんで朝の寝起きが君が来なきゃいけないと判断した状況に当てはまるんだよ」
黒「君ではありません黒です。まあま簡単に言うと男様が起きられない場合起こす必要があると思いまして」
男「ガキじゃないから起きれるから」
黒「備えあれば憂いなしです」
男「明日の朝は来なくていいから」
黒「なんと」
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 20:47:50 ID:kL2.4H86
男「朝からメイドさん大勢でメシやら服やら大学に持っていく道具まで用意してもらって、小学校に初めて行く事になった金持ちぼっちゃんってこういう感じなんだろうか」
黒「長々と何を仰っているのですか」
男「何でもないけどこの車で行くのか?」
黒「はい。男様をお迎えに行った際に使用した車です。申し訳ありませんが男様の身分は大学内ではこれなので」
男「シー、じゃない。なら尚のことこんな高いベンツで行ったらまずいだろうに」
黒「はて……高い?」
男「最初の時は突っ込まなかったけどさ」
黒「最初の時、ですか……」
男「そうだよ。あのさ、この車とかで大学に行ったら即大金持ちだってバレるだろ。いや大金持ちってのもまだ半信半疑ではあるけども」
黒「そういえば、最初の時に男様でらっしゃいますね?と私は言ったのにいをつけろよバカヤローというツッコミがなかった事に私は少ししょんぼりした事を思い出しました」
男「俺の話聞いてないな?そうだな?」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:05:17 ID:2s0uy2TM
大学 正門前
黒「さぁ、着きましたよ男様」
男「……わぁ」
黒「男様の懸念事項は杞憂に終わった。そうですね?」
黒「なんでランボルギーニやらフェラーリが何台もあるんだろうな。展示場か何かかな?」
男「俺の心を読むな」
黒「因みに乗り降りしている方々を見れば分かるように彼等は私達と同じ大学に通う学生とそのボディガード達です」
男「……」
黒「まぁ彼処の方達は流石にこの大学でも上位カーストの方々ですけどね」
男「……この車に乗っている俺の設定カーストは?」
黒「下の中といった所でしょうか。誠に申し訳ありませんが」
男「……本当のカーストは?」
黒「最上位カーストの方々が6人いらっしゃいますが、それ等の方々の全ての資産を合わせた額の20倍程を男様は所有している事になっておひます」
男「おっと持病の眩暈が、今日は大人しく家に帰るよ。いゃぁ残念だなぁ大学の目の前に来てこの様かぁHAHAHAHAHA」
黒「じゃ、私達も下位カーストの駐車場に車を停めて講義室へ行きましょうか。下位なので講義室まで歩いて5分もかかってしまうのが難点ですね」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:15:57 ID:wZP4Iipw
男「おい眩暈がすると言ってるだろ、てか5分で講義室着くって最高じゃないか。どこが難点なんだよ」
黒「突っ込み確認。大丈夫そうですね」
男「おい」
黒「まぁ実際はこの大学の生徒ならば講義毎に待たせてある車に乗って講義室近くの駐車場へ移動しつつ講義を受けるので、ここのあたりはカースト制度はあんまりありません。勉学に関する部分では生徒は大体平等です」
男「大体ってのが引っかかるんだが?」
黒「まぁそのお話は男様が大学に慣れてからおいおい……そろそろ時間的にまずいですね。行きましょうか」
男「帰りたい……」
黒「因みに、車から出た時点で男様はただの学生です。私もただの学生となります」
男「ん?」
黒「ですので、車から降りた後はもう、敬語は使いませんのでそのおつもりで。決して男様への敬意を欠いているという様に誤解なされぬよう」
男「わかったわかった。てかもうヤバイんだろ。行こう」
黒「はい。それでは参りましょう」
ガチャ バタン
黒「さっさと行くわよ男。ほんと鈍臭いあんたのせいでこんな時間になっちゃったじゃない死ねば?」
男「わぁ別人だぁ」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:18:00 ID:79d9iOcI
黒と男が見分けづれえwww
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:25:27 ID:1v41qEsQ
確かに字面が似すぎて敬語を止めたら解らなくなりそうだwww
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:27:35 ID:Gs/u6w1M
講義室前
男「ここか?」
黒「そうそう、まぁあんたと私同じ講義取ってるから今日は私と行動してれば大丈夫よ」
男「了解」
黒「まぁ明日以降も一緒にいてあげるわ、しょーがないから」
男「別にいいぞ俺は」
黒「んじゃ入りましょ」
男「聞け」
ガラッ ザワッ
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:28:41 ID:Gs/u6w1M
男「うお……」
黒「人数多いわね。200人ぐらいかな」
男「なんで俺ら見られてんの?」
黒「私が美人だからでしょ」
男「なるへそ」
黒「否定しなさいよバカなの?」
男「どこに否定する要素が?」
黒「……あ、あそこ空いてる。行くわよ」
男「はい無視ー」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:42:26 ID:sKlZJYy.
黒「早く来なさいよノロマ」
男「普通について行ってるのに怒られた」
黒「教授来たわよ」
男(やれやれ)
教授「えーそれでは本日の講義を始める。今日は2回目の講義だが、1回目の講義の際に出席出来なかった者は手を挙げろ」
男「俺か」
黒「私もね」
教授「ふむ、8人か。それでは順番にマイクを渡すので名前と学部とランクを言いなさい。出席簿に記載を行う、はいまずは君から」
男「ランク?」
黒「あんたのランクはDよ。覚えといて」
男「Dっていいのか?」
黒「悪い」
男「そんな気はした」
黒「ほら、あんな感じで言えばいいのよ」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:44:49 ID:sKlZJYy.
教授「では次」
「はい。名前は赤城由美子、医学部でランクはAです」
ザワッ
教授「ほう……Aかね」
赤城「はい」
教授「ふむ。それでは次」
男「Aって凄いのか?」
黒「まぁね。最高はSで大学に10人。Aは21人だったかな」
男「わぁお」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 21:54:59 ID:9mEWgdi6
男「かなり凄いって事だな」
黒「まぁランクA以上の人は家の地位、自身の学力、容姿、他者からの評価等がズバ抜けてるって意味だから、学生はもとより教授陣からもかなりの注目を浴びる事になるわね」
男「すごい制度があるもんだ。ランクねぇ」
黒「あの子、私達と同学年でランクAか……これからファンクラブとか出来るんでしょうね。というかもう出来てるか」
男「ほーAでそれならSともなるとヤバそうだな、ははっ」
教授「じゃあ次、君だ」
男「あっ、はい」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 22:03:09 ID:sKlZJYy.
シーン
男「えーと、名前は男で、工学部です。ランクはDです」
ザワッ
アイツDカヨ
マァサエナイカオシテルシナ
Dトカイルンダ
マジカヨドンダケバカダアイツ
クスクス
教授「こら、静かに」
男「…………」
教授「えーわかった。それでは横の君」
黒「はい」
男(CとかBにしといてくれよおい、なんだこのバカにされ具合は)
シーン
黒「えー……」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 22:17:34 ID:uqzvAIYc
黒「名前は黒宮月夜、工学部で……」
男(本名黒宮さんでしたか)
黒宮「ランクはSです」
シーン
ザワッ!
エッS?
イチネンデ!?
ウソデショ!?
ザワザワザワザワ
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 22:18:24 ID:uqzvAIYc
教授「S……君は何年だね?」
黒宮「一年です」
教授「疑うわけではないが、一年生でランクSというのは聞いた事が……いや、待てよ……きみは……」
黒宮「これが証拠です」
チャリン
教授「……わかった。席につきなさい」
黒宮「はい」
ザワザワザワザワ
男「なんだその鈴」
黒宮「ランクSになると理事長から貰える鈴」
男「ふーん」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 22:24:09 ID:7SzJ8I0U
黒宮「あら?驚かないのね」
男「流れ的にそういう類の代物だと思ったからな」
黒宮「そうじゃなくて私がランクSって事によ」
男「それはまぁ凄く驚いたけども」
黒宮「ほんとにぃ?」
男「それよりも名前が分かった方がほほーうってなったよ。黒宮さん」
黒宮「そういえば言ってなかったわね」
男「ま、とにかく講義受けますか」
黒宮「もうちょっとリアクションが欲しかったけれど、まぁいいわ」
男「リアクションならさっきから周りの皆さんがやってらっしゃるでしょうに」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
黒宮「それはそれ、これはこれ」
男「よくわからん」
赤城「……」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/24(火) 00:09:55 ID:6LK3B8DY
おつ
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/25(水) 23:23:52 ID:OzNO6MI2
期待
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 21:46:56 ID:GTIlCltg
教授「それでは本日の講義はここまでとする。各自次回までに課題をレポート3枚以内にまとめて提出すること。以上」
ザワザワザワザワザワザワ
黒宮「さてと、それじゃあ移動しましょ」
男「次はどこ?」
黒宮「構造力学Ⅰだから別棟ね。つきて来て」
男「わかっ
ネェ!黒宮サンッテホントSナノ?!
キョウカラダイガク?
ヘンニュウセイッテキミノコトカ!
Sトカスゲェナ!!
ケッコンシテ!!
黒宮「あ、えーと」
ザワザワザワザワ
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 21:52:56 ID:ReHc2bLg
男「30人ぐらいか、いきなり囲まれる人数としては多いなぁ」
赤城「まぁランクSって凄いからね」
男「みたいだなぁ、正直まだ凄さを理解してないけど」
男「……ん?」
赤城「ん?どうしたの?」
男「キミ前世忍者?」
赤城「違うけど?ふふっ」
男「結構遠くに居た気がするのによくいきなり俺の隣に来れたな赤城さん」
赤城「あ、覚えてくれたのね。うれしい」
男「ランクAって凄いらしいから」
赤城「もっと凄い人があなたの隣に座ってたじゃない」
男「みたいだけどランクAでも十分すごいんだろ?覚えるインパクトなら十分だよ美人だし」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 22:01:16 ID:kpcJZ2M2
赤城「十分十分言わないでよ、そんなに立派な人間じゃないから私。でも……美人って言ってくれてありがと」
男「そういや何でここに?」
赤城「黒宮さんに質問しようと思ったんだけど……」
男「うわっ、50人ぐらいに増えてる」
赤城「またの機会にします。次の講義もあるし」
男「あー俺もだ。んーと……あれは無理だな。1人でいこ」
赤城「それじゃ、男さん。黒宮さんによろしく」
男「え?あー了解」
赤城「ふふっ……じゃね」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 22:07:37 ID:jUDB.Q2s
講義塔前
男「さてと、ここか」
男「講義室番号わかんねーなそういや」
男「うーん、誰かに聞くか……あっすいません」
ナンダヨ
男「構造力学Ⅰ受けたいんですけど講義室の場所分かりませんか?すいません」
オマエランクハ?
男「え?ああランクか…Dです」
ウワッマジカヨ。ドンマイダナ
男「あ、はい」
ジャーナ
男「はぁ、どうも」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 22:19:24 ID:L6IVoESE
男「……って番号教えろよ!!」
昼 食堂
男「って事があったので講義には送れた」
黒宮「やな奴ねそいつ」
男「だろ?」
黒宮「いくらあんたが全学生の下位3%に相当するランクDに設定されてるとはいえ」
男「やな奴はお前だ」
黒宮「なんでよ」
男「そんな設定にしやがって、泣くぞ?」
黒宮「まぁまぁ、次の講義へはちゃんと連れていくからさ」
男「はぁ……てかさっきからすげぇ見られてるな」
ザワザワザワザワ
黒宮「まぁランクSとランクDが一緒にご飯食べてるって奇妙に映るんでしょうね」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 22:24:18 ID:E3ARMqAQ
男「落ち着かないから離れて食ってきていいか?」
黒宮「だめ」
男「俺と食べなくても話し相手には困らんだろうに、みんなお前と話したくてウズウズしてるのが俺でも分かるぞ」
黒宮「だからこそよ。一緒にいて」
男「?」
黒宮「この状況があんたを目立たせる事にもなるんだからいいのよ」
男「俺をこういつ目立たせ方で目立たせてどうするんだよ」
黒宮「ないしょ。……そういえばさっき話しかけられてたわね」
男「だれに?」
黒宮「ランクAのあの子。赤城さんだっけ?」
男「あーあいつか。なんかお前に質問があったみたいで近づいて来たっぽかったぞ」
黒宮「そんな訳ない。彼女の狙いはあんたよ」
男「本人がそう言ってたんだっつの」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 22:32:02 ID:vEDJwlXA
黒宮「じゃあ彼女私に何か言ってた?」
男「よろしくってさ」
黒宮「よろしくねぇ……まぁいいか」
男「てかなんで俺なんだよ。ランクAの子が普通の奴にさえ意地悪されるランクDに興味なんか持たないって多分」
黒宮「そういう事にしとく。さてと、ごはん食べましょう。早く食べないと次の講義もあるし」
男「なんか釈然としないな」
黒宮(初日から動いてくるのか、まぁそれはそうか)
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 23:03:13 ID:Cun.VaEk
おつ
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 23:03:59 ID:PvVyIjtY
期待
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 23:17:27 ID:FdBiCYLo
乙乙
頑張れ!
更新待ってるぞ
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 23:18:48 ID:HAbX3DJA
乙
期待はしてるがちょっと見直して誤字は直そうぜ
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/27(金) 02:39:56 ID:qATK1mQI
すばら
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 06:30:08 ID:80K7ow0U
夕方
男「よし、これで今日の講義は終わりか」
黒宮「今日は取り敢えずこんなもんね。明日からはまた違う講義だから一週間は案内してあげるわ。来週からは適当に何とか順応しなさい」
男「わかった。時間割とか貰えれば大丈夫だろ多分」
黒宮「あーそういえば渡してなかったわねそもそも作ってなかったわ」
男「お前は突然違う環境に放り込まれた俺をフォローする気が微塵もないな」
黒宮「一週間案内したげるって言ったでしょうが、うるさい奴ね」
男「ひどい」
黒宮「いいから帰るわよ。今日は私もちょっと疲れたし帰っても仕事があるしね」
男「へいへい」
「すみませーん」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 06:58:32 ID:RaiBn3MY
男「ん?」
黒宮「あら」
「黒宮さんですよね?少しランク会の事でお話がありまして」
男「ランク会?」
黒宮「ランクB以上の学生200人からなる相互交流を目的にした組織よ、あんたはまず入れないから気にしなくていいわよ」
男「あーそういうの苦手だからいいです」
黒宮「……ランクBにしましょうか?」ボソッ
男「車戻ってるわーHAHAHAHA」
黒宮「ったく……10分待ってて」
男「了解」
黒宮「さてと……それじゃ、行きましょ?」
「はい!ではあちらの講義室へ」
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:18:42 ID:E6DIuLmc
とある講義室
ガチャ
「……」
黒宮「……」
バタンッ
黒宮「……勢ぞろいね」
「あちらの席へ」
黒宮「どうも、案内係さん……じゃなくて【白】の人間か」
「……」
黒宮「で、なんです?【白】の方々が揃いも揃って20人程集まるなんて、只事ではないようね」
「なぁに、説明してもらおうかと思ってね」
黒宮「なにを?」
「しらばっくれるな!貴様ら【黒】の人間が我々との協定を破った件に決まってるだろうがっ!!」
黒宮「協定ねぇ……何のことやら」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:22:55 ID:0QuWzDY2
「このっ……!!」
「まぁまぁ落ち着け」
黒宮「あー貴方がリーダー?」
「はい。すみませんねぇ短気な奴が多くて。一応この第3ブロックのリーダーを任されました白川といいます」
黒宮「はじめまして」
白川「さて、それでは自己紹介もすんだ所でですね。私はまどろっこしい話は苦手でして、さっそく本題に入らせて頂きます」
黒宮「どうぞどうぞ。こちらも待たせている人いるから、その方が有難いわ」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:35:46 ID:FpyeJnyw
白川「はい、その待たせている方、男様についてなのですが」
黒宮「はい」
白川「我々【白】の人間と貴方方【黒】の人間はあの方との接触をあの方が大学を卒業するまでは行わない。そういう協定を18年前に行いました。ご存知ですか?」
黒宮「ええ、知っています」
白川「そうですか、それならば話は早い……何故あの方と接触したクソアマがっ!!!」
黒宮「その必要性が生じたからですけど」
白川「んだとコラ。いい加減な事言ってると消すぞお前」
黒宮「うーん、何か勘違いをしている様ですね」
白川「ああっ!?」
黒宮「そもそも協定の内容は《【白】の人間》と《【黒】の人間》との間で行われたもの。私には関係ありません」
白川「ランクSの鈴を一年のお前が手にし、男様と公然と一緒に行動を共にしているお前のどこが関係ないんだクソアマ」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:43:41 ID:0QuWzDY2
黒宮「ですから、私は【黒】の人間ではないんですよ」
白川「ウソだ!もしお前が【黒】の人間じゃないとして、ランクSの鈴はいくらお前如きが懇願しても手にはいるものではない!!」
黒宮「それが手にはいるんですよ」
白川「まだ戯言をぬかすか!そもそもお前の苗字、黒宮とか言ったな。組織の人間はその色が使われている苗字の人間であればあるほど地位が高い、このルールは【黒】でも同じ筈だ。お前は明らかに【黒】の組織こ幹部級の家系なんだろう」
黒宮「うーん……私もあなたと同じでまどろっこしい事は嫌いなんです」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:50:56 ID:w1.FtbJE
白川「なに?」
黒宮「【黒】の人間、【白】の人間というのはそれぞれの組織の下につく構成員の総称ですので」
白川「だからなんだと言ってるんだ!!」
黒宮「【黒】である私には当てはまりません」
シーン
イマナンテイッタアイツ
クロホンニン?
チガウ、アイツガクロナワケガナイ
ザワザワザワザワ
白川「……お前が、【黒】?」
黒宮「はい。本来ならば貴方のような下っ端に名乗る気よなかったんですが、中々名乗らずに説明するのが面倒くさそうなので」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 07:57:13 ID:y17Zc9pM
白川「……【黒】だという証拠は!?」
黒宮「そうですねぇ、じゃあ」パチン
ガチャ!!
「「「「「「動くな」」」」」」
白川「なっ!!?」
ウワッ!!
ナンダオマエラ!!
コノヤロ!……イタイイタイハナセ!!
コウサンコウサン!!
「制圧完了しました。次の指示を」
黒宮「有難う、助かったわ。さがっていい」
「はっ!」
白川「…………」
黒宮「帰っても?」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 08:02:47 ID:foRQ0/Ws
白川「そんな……黒龍のマーク……」
黒宮「あらっ、知ってたんだ。何か個人的には厨二病ネームみたいで嫌なんですけどね、まぁ前からあるものだしそのまま使おうかと」
白川「……」
黒宮「さて」
白川「ヒッ……」
黒宮「我が【黒】が誇る後方支援精鋭部隊。ぶっちゃけ暗部の黒龍を使える私は一体誰でしょう?」
白川「…………」
黒宮「帰っても?」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 08:08:07 ID:Rz/dWdZo
白川「も、申し訳ありません……でした」
黒宮「いいわ。協定の大事さは貴方よりもよっぽど理解してるし、行動は評価します。【白】には何も言いません。ただし」
白川「ただし?」
黒宮「私が誰か、ここにいる人間以外の【白】の人間が知る自体になるならば……貴方がた……」
白川「……」ゴクッ
黒宮「消しますよ?」
白川「ヒィィィィ!!!!!」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 08:11:28 ID:gHMZdJO6
駐車場
男「あっ出てきた」
黒宮「ごめんごめん」
男「なんの話だったんだ?」
黒宮「あんたにはまっったく関係のない話」
男「言う気はねぇってか」
黒宮「言ってもわかんないもの、今のあんたじゃ」
男「まぁ大学関連の事はまだわかんねーけど確かに」
黒宮「そういう事じゃないけどね」
男「んじゃどういう事だよ」
黒宮「さーて、さっさと帰るわよ」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 08:22:23 ID:kgCIvH4c
男「わけわかんね」
ガチャ バタン
黒宮「男様、お疲れ様でした」
男「へ?……ああ」
黒宮「それでは荷物をこちらに……出して」
「はい」
男「あのさ」
黒宮「何でしょうか?」
男「なんで敬語に戻ってるんだよ!?いいよタメ口で!!」
黒宮「何を仰いますか男様。私は男様に仕えることになったメイドです。タメ口で話すなどあってはならない事です」
男「……ずっとこんな感じ?黒宮さん」
黒宮「【黒】とお呼び下さい男様。そして質問の答えはそんな感じです」
男(……面倒くさいなこのメイド)
黒宮「面倒臭くありません。大丈夫です。じきに慣れます」
男「だから俺の心を読むな!」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/29(日) 10:49:44 ID:JDeFGYIs
おつ
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/30(月) 01:10:36 ID:PboLMecI
おつー
メイドはやっぱ敬語が良いのぅ
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/30(月) 10:42:43 ID:28dMQDK6
おつ
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/01(水) 16:48:17 ID:cUVCs8ic
しえん
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/03(金) 04:49:59 ID:UQOwF8Ao
支援
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/04(土) 13:55:23 ID:u/USWhaE
支援
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/06(月) 21:50:52 ID:c1F4GdKE
はよ
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/08(水) 20:54:04 ID:FdI.zy6U
し、え、ん
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/08(水) 21:46:53 ID:CHZ071Qc
面白い
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/10(金) 22:32:22 ID:VLckenlY
長い話になりそうだ
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/12(日) 22:07:30 ID:EBWmEFdw
こりゃ駄目だな
あっという間にやめるんなら
立てるなよ
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/12(日) 22:10:45 ID:cn3JVtI6
あっという間と言うより読者的にはこんなとこで止まるとは夢にも思わんかったわ
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/12(日) 22:55:36 ID:wD.Me8xM
2週間程止まったぐらいでもう作者が止めた判断かよ。俺は待つよ
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:09:25 ID:H8M4KA.o
家
「「「「おかえりなさいませ」」」」
男「……ただいま」
黒宮「元気がありませんね男様。どこか具合でも?」
男「具合は別にいいんだけどさ。ちょっと新しい環境に適合出来るか不安でさ、気分は滅入ってる」
黒宮「そうですか、まぁ初日ですしお気持ちは分かる気がします」
男「あんな周り金持ちのぼっちゃん嬢ちゃんばっかで俺やっていけんのかね」
黒宮「彼等の誰よりもお金持ちの男様が何を仰いますか」
男「正直じぃちゃんが頑張ったから出来た財産なんだろ?俺は何もしてないのに威張る気にもならねぇ」
90
:
回春侍
:2014/01/13(月) 21:10:41 ID:E2pLMx3U
ここのブログいい感じの画像がいっぱいです♪
特にりりとまおって子の日記がなかなか・・・w
http://esutemania.doorblog.jp/
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:11:21 ID:cxcRRsn2
来たぁぁぁぁ!!
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:16:19 ID:zhFljNMc
黒宮「意外と謙虚ですね男様。普通ならばやったー大金持ちになったぞー俺はこれから人生イージーモードだーと大喜びするところでは?」
男「いやぁ今までの人生それなりに来たからこれからもそれでよかったんだが」
黒宮「……迷惑でしたか?」
男「え?」
黒宮「この環境へ男様を巻き込んでしまった私は、迷惑でしたか?」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:27:44 ID:C1J8YU7A
男「うーん……でもまぁ、どうせあの爺ちゃんの事だからそのうちこうなる予定だったんだろ?」
黒宮「! 何故……?」
男「なにが?」
黒宮「何故男様は主様の権利が移譲されるタイミングの事を……?」
男「本当はどのタイミングで移譲される予定だったんだ?」
黒宮「……男様が大学をご卒業なされた後に」
男「だろうと思った」
黒宮「……何故です?」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:36:49 ID:2Mj4S8c2
男「俺さ、ついこのあいだまでいた大学なんだけど。第一志望だったんだよ」
黒宮(存じております)
男「でも模試とかでの合格ランクはいつもDかEだったんだ。でも諦めたくなくてがむしゃらに勉強したら、何とか滑り込めたんだ」
黒宮「……そうだったのですか」
男「んで、大学合格したら爺ちゃんにすげぇ喜ばれてさ、寿司とか連れてってもらって応援してもらったんだ。大学での勉強頑張れよって」
黒宮「……」
男「そんなじぃちゃんがこのタイミングで俺を他の大学に転校させる様な細工するわけないと思ったんだよ。それだけだ」
黒宮「…………」
男「何でこの時期に俺を?」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:43:48 ID:wTPPU4BY
黒宮「それは、今は言えません」
男「そうか」
黒宮「申し訳ありません男様。私は男様をこちらにお招きした事に後悔はありません。しかし、私は……」
男「いや、そんな顔するなよ黒宮さん」
黒宮「黒です」
男「ははっ、とにかく今ので理由があったのは分かった。今はというのはいつかは教えてくれるって事だろうし、それに俺は実は感謝もしてる」
黒宮「え?」
男「この大学は学校のレベルが俺が行ってた大学よりも高そうだからな。ここで頑張って勉強すればより夢に近づけそうだ」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 21:52:45 ID:2Ajd7cDU
黒宮「……男様の夢とは?」
男「内緒にしとくよ、恥ずかしいし」
黒宮「そう、ですか」
男「とにかく、まぁ長々言ったけど聞きたい事はひとつだ」
黒宮「なんでしょうか」
男「じぃちゃんは元気なんだよな?本当に」
黒宮「ええ、お元気です」
男「それならおっけ」
黒宮「……男様」
男「ん?」
黒宮「食事にしましょう。まずは部屋でお着替え下さい」
男「あーそうだな、腹減ったよ」
黒宮「因みに今夜は男様の大好物のハヤシライスです」
男「すぐに着替えてくる」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 22:00:50 ID:605HkYXU
黒宮「着替えを手伝いましょうか?」
男「結構だ、入ってくるなよ?」
黒宮「しょんぼりです」
バタン
「「「「「…………」」」」」
黒宮「やはり、あの方は……お優しい」
黒宮「【黒】として命ずる」
「「「「「…………」」」」」
黒宮「あの方を、何としてでも守り抜け。命をかけてな」
「「「「「はっ!」」」」」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 22:16:27 ID:IZJlZNCA
同時刻 とある大豪邸
「それで?【黒】は何て言ってた?」
白川「は、はい……この事を他のモノに漏らすと、消すと……」
「ふーん、そう」
白川「で、ですが私はこれはお伝えするべき事案だと思いまして!こうして馳せ参じた次第です」
「ねぇ、男様の事。見てみてどう思った?」
白川「え?そ、それはどういう……」
「あの方を見て、何か感じた?」
白川「い、いいえ。ごく普通の御仁だと」
「そう。帰っていいわ」
白川「は、はぁ……」
「まぁとにかく報告してくれてありがとう、貴方の家は私が少しだけど便宜を図ってあげる」
白川「!!あ、ありがとうございます!失礼します!!」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 22:26:23 ID:vjmDb1hY
「うーん」
「白川は、どうなされますか?」
「え?誰?」
「今の男です」
「ああ、どうでもいいわ。とりあえず大学は退学させて。そしてあのブロックの他の白の人間も別ブロックへ移動で」
「了解しました」
「あーあ、黒ちゃんに先越されるなんてねぇ」
「……」
「まぁいいわ。男様の真価は出会って会話を交わさない事には分からない」
「そして会話を交わしていいのは私達選ばれたモノのみ……ふふっ」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 22:27:15 ID:vjmDb1hY
「ねぇ?」
「はい、なんでしょう」
「明日からあのブロックに紛れる事は可能?」
「……貴女様は相当目立っておられるので、紛れるとなると難しいかと」
「あっそ、んじゃ堂々といきます」
「本気ですか?」
「ええ♪ だって黒ちゃんだけ仲良くなるなんでズルいもの」
「あの方は、我々が守護しなければね」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/13(月) 23:06:33 ID:1LubJoKo
乙
ちょっと盛り上がってきたな
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/17(金) 00:29:49 ID:B8G3XeKA
支援
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/17(金) 00:30:36 ID:B8G3XeKA
支援
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/19(日) 22:10:13 ID:SuinzVD6
あげ
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/20(月) 15:28:32 ID:vf6hTGVI
上げ
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/20(月) 22:02:07 ID:HdG5AsGo
はよ
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 00:08:19 ID:WlJr4MZs
続き続き!
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 10:40:04 ID:WlJr4MZs
あげ
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 17:56:59 ID:WlJr4MZs
あげ
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 21:53:08 ID:Yy9TCscU
はげ
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 22:05:44 ID:GdfvJK3k
翌日
男「……」
黒宮「おはようございます男様」
男「なんで毎朝いるんだよ」
黒宮「私は男様に仕えるメイドですから」
男「んで今日は何で目の色が碧なんだ」
黒宮「え!……あ」
男「ん?あれ……」
黒宮「どうしました?目の色がなんです?」
男「いや……ん?」
黒宮「では下に降りましょう。朝食です」
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