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ジャン「宴会で」
-
ギャハハハハハ……
コニー「あぁーこういうのもいいよなー」
マルコ「だね。たまには訓練のことも忘れて、食べたりするのもいいもんだね」
ジャン「だよな…こうやって宴会するのも悪くねえ」
エレン「…だから脳内快適なんだよお前は」
ジャン「エレン…挑発に乗ると思ったか?」
エレン「あ?」
ジャン「今日はそんなことする気分じゃねえんだよ」
ジャン「寂しかったらアルミンにでも話聞いてもらいな」
エレン「なんだと…」
ジャン「というか、脳内快適とか言いながら、お前もこの場にいるんじゃねえか。馬鹿か?」
エレン「は?俺はアルミンとミカサに誘われたから来たんだよ」
ジャン「なんだそれ?結局来てんじゃねえか。嫌なら断ればよかったのによ」
ジャン「それとも、お前も脳内快適だから、つい来ちまったのか?」
エレン「あぁ?」
"
"
-
実際、エレンのが脳内快適だとは思う
本人は必死だし、認められるだけの努力はしてるけど
-
アルミン「まぁまぁ…」
ジャン「よかったなエレン。怪我する前に保護者が来たぞ」
エレン「っ!」
ミカサ「待ってエレン」ガシッ
エレン「ミカサ!」
ミカサ「喧嘩は駄目。…今日は」
エレン「…」ズルズル
アルミン(今日じゃなかったらいいんだ)
-
マルコ「ジャンも大概にしときなよ」
ジャン「マルコ」
マルコ「僕達はもうすぐ卒業だ。喧嘩して憲兵団行きを逃すことになっても知らないよ?」
ジャン「それもそうだが…あいつは気にいらねえんだよな」
マルコ「エレンのこと?」
ジャン「ああ。くそっ…あの死に急ぎ野郎が…」
-
ジャン「…」モグモグ
マルコ「…ねぇジャン」
ジャン「なんだ?」
マルコ「思い切って言えば?」
ジャン「何がだ?」ゴクゴク
マルコ「ミカサにだよ」
ジャン「んぐっ!?」
"
"
-
ジャン「ゴホッゴホッ」
マルコ「気づいてないとでも思った?」
ジャン「いや…お前なら気づいてると思っていたが…こう直球だとな」
マルコ「僕だけじゃないよ。大半の人は気づいてる」
ジャン「…マジか!?」
-
>>2
「死に急ぎ野郎」もエレンの班には入りたくないっていう発言も適中しているしね
エレンはちょっと希望的観測が過ぎた
巨人化能力なんて突飛な物がなかったら
何処にでもいる自分の身の程も知らない馬鹿が勝手に死に急いだってだけの話になっていたし
-
ジャンは一般の意見代表だからか、
言うことに一々納得できるんだよな
言い方は悪いけどw
-
マルコ「マジだよ」
ジャン「…マジかよ…」
マルコ「気づいていない人のほうが圧倒的に少ないよ」
ジャン「そうか……じゃあ、反対に誰が気づいてねえんだ?」
マルコ「それは……大体わかるだろ?」
ジャン「え?いや、わかんねえんだが」
マルコ「本当に?すんごい身近にいるよ?」
ジャン「訓練兵の誰かなんだろ?そりゃ身近にいるんだろうがよ」
マルコ「なんというか…」
ジャン「一体誰のこと言ってんだよ?」
マルコ「それは、君の嫌いな…」
ジャン「…エレンか!」
マルコ「その通り」
-
ジャン「エレンの野郎、俺がミカサを好きなこと気づいてなかったのか」
マルコ「そうだよ。とは言っても、僕の見立てだけど」
ジャン「…なんで唐突にこの話題を?」
マルコ「なんとなく…」
ジャン「なんとなくかよ…」
-
>>7
覚醒前のジャンはエレンとは真逆で色々あれだったと思うが。
エレンが食われたことと、ミカサの演説がなけりゃ完全に諦めてた。
班に入りたいと言われてたマルコはもう色々目が死んでるし、アルミンも冷静さ失ってるし。
ミカサと巨人組3人くらいだろ、あの中冷静な判断下せてたのって
-
マルコ「…で、どうすんの?」
ジャン「なにがだ?」
マルコ「ミカサに言わないの?早くしないと片思いのまま終わるよ」
マルコ「もう少しで卒業だし、こういう機会はこの先殆ど無いと思うよ」
ジャン「…悩まずに言えたらいいんだがな」
マルコ「ジャンって結構臆病というか、奥手だよね」
ジャン「うるせぇ。…そういうお前はいねえのか?」
マルコ「僕はいないな。…今のところは」
ジャン「そうか…」
-
ジャン「くそっ」ゴクゴク
コニー「いい飲みっぷりだなジャン」
ジャン「コニー…」
コニー「…ここだけの話なんだけどよ…いいもんがあるんだ」
ジャン「なんだ?媚薬でもあんのか?」
マルコ「ジャン……」
コニー「そんなもんはねえよ」
ジャン「なんだよがっかりだ」
コニー「…酒があるんだぜ」
ジャン「酒?」
-
コニー「ああ。元々、この宴会は禁酒なんだけど…俺たちがそんな約束守るはずねえよな」
ジャン「はっ…馬鹿野郎が…」
コニー「どうだ?一杯飲まねえか?」
ジャン「…どうすっかな…もしバレたりでもしたら…」
コニー「チキンジャン。お前はチキンだったのか?」
ジャン「んなわけねえだろ。つかなんだチキンジャンって」
コニー「まぁ、とにかく飲めよ」
ジャン「……コニーって…馬鹿だよな…」
コニー「はぁ?」
ジャン「そこがお前のいいところなんだろうけどな…」
ジャン「その馬鹿っぽいところが」
コニー「…おう、そうか。馬鹿なのがいいところなのか俺は…」
コニー「マルコ…ジャンどうしたんだ?」ボソッ
マルコ「ちょっと…まあ…色々と」ボソッ
-
ジャン「憎めない馬鹿ってのもいいもんだぞ?俺は少なくとも嫌いじゃねえ」
コニー「っていっても結局俺は馬鹿なんじゃねえか」
ジャン「そうだが…いい馬鹿だってことだ」
コニー「馬鹿に良し悪しがあるのか?」
ジャン「あるだろ…多分」
コニー「…そうか」
-
コニー「…とりあえず酒でも飲めよ」
ジャン「結局飲む方向になるのか…」
マルコ「ははは…仕方ないね。今日ぐらいはいいんじゃないかな?」
ジャン「おりこうさんマルコはどこいったんだ?」
マルコ「今日ぐらい羽目を外したいんだよ」
ジャン「…たまには抜くのも必要か」
コニー「そうだぜ。飲め飲め」ドポドポ
ジャン「…ま、いいか」ゴクッ
コニー「お、いい飲みっぷりなこった」
マルコ「僕にも注いでくれないかな」
コニー「わかった」ドポドポ
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エレン「…」ムスッ
ミカサ「エレン」
エレン「…」
ミカサ「ちゃんと聞いて。喧嘩はよくない」
エレン「んなことわかってんだけどよ…」
ミカサ「…」
エレン「…」
ミカサ「エレン」
エレン「…ああ。わかってるよ」
-
エレン「つーか、今更喧嘩のこと言われてもな…」
ミカサ「…今更ではない…今まで、5回に3回は私が仲裁してる」
エレン「…そんなにか?」
ミカサ「うん」
エレン「…喧嘩しなければいいんだろ?」
ミカサ「わかってくれたならいい」
エレン「…」ゴクゴク
-
アルミン「でも確かに、喧嘩はよくないよ」
エレン「もういいだろ…そのことは」
アルミン「…ジャンと仲良くしたらどう?」
エレン「はぁ?俺があいつと?」
アルミン「うん」
アルミン「エレンの言うとおり、卒業までもうあと少しだ。そろそろ仲良くしてもいいと思うんだけど…」
エレン「…」
アルミン「…そんなに難しいことじゃないよ」
エレン「とはいってもな…なんかムカツクし、向こうから突っかかってくるんだよな」
アルミン「うん……」
エレン「本当になんなんだあいつは」
アルミン「…気づかない?」
エレン「え?」
-
>>11
それは皆がまともな感性を持ってたからでしょう
初の実戦で目の前で仲間が食われて平静でいられる方がどうかしてる
ミカサも皆の命を背負う覚悟が無かったって自戒してたり
そもそもガスを吹かし過ぎたりして冷静だったとは言い難い
後何で巨人の群れを連れて来た三人組が慌てるのさ
これ以上は>>1の邪魔になるので失礼します
>>1頑張って
-
ジャンが突っかかってきたのは入団式の後だけで対人格闘や解散式の夜はエレンからケンカ売ってただろw
-
アルミン(ジャンが君に突っかかってくるのは…もしかしたら嫌いっていうのもあるのかもしれないけど)
アルミン(羨ましいだけなんじゃないかな…君とミカサの関係が)
アルミン(それで、お互い不器用だから、言い争いから暴力に繋がるだけだと思う…)
『向こうから突っかかってくるんだよな』
アルミン(……というかエレンも相当突っかかってると思うんだけど…)
アルミン(エレンの脳内では、ジャンがよく突っかかってくるってことになってるのかな?)
エレン「アルミン?」
アルミン「!」
エレン「とりあえず、できるだけ仲良くすりゃいいんだろ?」
アルミン「…本当にできる?」
エレン「ああ」
-
エレン「…つってもどうすりゃいいんだ?」
アルミン「…共通点でも探せばいいんじゃないかな」
エレン「俺はあんな馬面じゃねえよ…刈り上げてもねえし…皆無じゃねえか」
アルミン「いや、そういうところじゃなくて…」
アルミン「うーん…性格とか、内面のほうで…」
エレン「そっちのほうも全然ないような気がするけどな…」
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
マルコ「で、どうすんのさ」ゴクゴク
ジャン「どうもしねえよ…」
マルコ「どうもしないの?どうすんの?」ゴクゴク
ジャン「飲む速度が速くなってんなマルコ…」
マルコ「じれったいからね」ゴクゴク
マルコ「僕としては言うのか、言わないのか、はっきりしてほしいな」
ジャン「…つってもな…言おうと思っても中々言えねえんだよ。というか何でマルコがそこまで?」
マルコ「人の恋路が何とやらってね」
ジャン「…そりゃ違うだろ…」
ジャン「…俺だって告白してえよ…でもなぁ…いざとなると…ブツブツ」
マルコ「…」
マルコ「…コニー」ボソッ
コニー「んぁ?///」
-
マルコ「いい具合に酔ってるね」
コニー「誰がだ?///」
マルコ「ジャンだよ」(コニーもだけど)
コニー「ジャンか。確かにあいつハイペースで飲んでたもんな///」
マルコ「…ところでコニー、協力してほしいことがあるんだ」
コニー「なんだ?天才に任せろ///」
マルコ「心強いよ」
-
コニー「何をすればいいんだ?」
マルコ「簡単だよ。ジャンをある場所へ連れて行くだけなんだ」
コニー「おお!…簡単じゃねえか!」
マルコ「そうだよ。ジャン相手には強引なぐらいがいいと思うんだ。だから…」
コニー「おっしゃぁ!わかったぜ!」
マルコ「引き受けてくれるかい?」
コニー「っしゃあ!っしゃ!」
マルコ(よし、これで連れ出すことはできるはずだ。二人がかりなら何とか…ね)
コニー「っしゃっしゃっしゃあ!///」
マルコ「コニーうるさい」
-
マルコ「ジャン」
ジャン「うん?なんだぁ?」
マルコ「すっかり酔いが回ってるね」
ジャン「そうかぁ?大して飲んでねえけどな///」
マルコ「…いい話があるんだ」
ジャン「またか?いい話は酒だけで十分だ」グビグビ
マルコ「ここじゃ話せない。ちょっとこっち来てよ」
ジャン「うるせぇ…もう眠たいんだ…ほっといてくれ…」
マルコ「…ミカサのことなんだ」
ジャン「……ミカサ?」
マルコ「うん。ミカサの話」
ジャン「……」
ジャン「告白しろって話か?」
マルコ「うん」
ジャン「…」
-
ジャン「おせっかいマルコ…」
マルコ「…」
マルコ「とりあえず、来てよ」
ジャン「嫌だ」
マルコ「いいから」
ジャン「嫌だね」
マルコ「コニー、出番だ」
コニー「おっしゃぁ!」ガシッ
ジャン「!?」
-
ジャン「んなっなんだ!?」
マルコ「こうなったら実力行使だ!」
コニー「おっしゃぁ!告白だ!」
マルコ「さぁジャン!告白しに行こう!」ガシッ
ジャン「ちょっお前ら離せって!」
コニー「告白だ!っしゃあぁ!」
マルコ「行くよジャン!」
コニー「っしゃぁ!」
ジャン「あああああうるせぇコニー!」
-
マルコ「…コニー」
コニー「ん?」
マルコ「僕はちょっと用があるから、このままジャンを中庭へ連れて行ってくれ」
コニー「中庭?」
マルコ「うん。一人じゃちょっと厳しいかもしれないけど…」
コニー「大丈夫だ。俺って天才だからな」
マルコ「じゃあ任せたよ」
-
エレン「うーん…酒ってほんわかするな…」ゴクゴク
ミカサ「あまり飲みすぎては駄目」
アルミン「…」ゴクゴク
マルコ「アルミン」
アルミン「…マルコ?」
マルコ「ちょっと来てよ」
アルミン「え?」
マルコ「いいから早く」
アルミン「うん…」
-
アルミン「で、何かな?」
マルコ「ジャンの告白に協力してほしい」
アルミン「ジャンのって…ミカサ?」
マルコ「うん」
アルミン「そう…か」
マルコ「嫌ならいいんだけどね」
アルミン「いや、嫌じゃないよ」
アルミン「ただ…上手くいくとは思えない。ジャンには悪いけど…」
マルコ「僕もそう思うよ」
アルミン「じゃあどうして?」
マルコ「上手くいこうがいかなかろうが、こういうのは言ってしまった方がいいと思うんだ」
アルミン「…マルコって結構男らしいよね」
マルコ「……結構って…」
アルミン「あはは…ごめん」
-
アルミン「…でも、確かにそうかもしれない。こういうのは結果がどうなろうと、伝えてしまったほうがいいのかも」
マルコ「うん。僕達はいつ死ぬかわからないからね。後悔しないように生きるほうがいいと思うんだ」
アルミン「…僕も協力するよ」
マルコ「ありがとう」
アルミン「でも、協力って何をすればいいのかな?」
マルコ「簡単だよ」
-
マルコ「ミカサを中庭に連れてきてほしいんだ」
アルミン「うまくいくかな…」
マルコ「酔ったエレンを介抱するってことになれば、ミカサも自然とついてくるだろう」
マルコ「コニーが今、ジャンを中庭へ連れて行ってる」
アルミン「で、ここで僕達が合流して、僕達は全員こっそりとお暇するってことだね」
アルミン「それで、ミカサとジャンを二人きりにする…」
マルコ「うん。ベタすぎるし、本当に無理やりだけど、これぐらいしか…」
アルミン「…わかった」
アルミン「僕はミカサをここへ連れてこられるように頑張るよ」
マルコ「うん」
-
アルミン「じゃあ戻るね」
マルコ「うん」
-
アルミン「…」
エレン「ん〜…」
ミカサ「エレン。まだ寝ては駄目」ユサユサ
エレン「ん〜…」
ミカサ「…どうすれば…」キョロキョロ
ミカサ「…アルミン」
アルミン「やぁ…」
ミカサ「アルミン。エレンが寝てしまった…」
アルミン「あはは…結構飲んでたもんね」
ミカサ「…エレン」
エレン「ん〜…」
-
ミカサ「ここで寝てしまうと、風邪をひいてしまう」
アルミン「そうだよ。ミカサの言うとおりだ」
エレン「う〜…」
アルミン「…ミカサ、そっちの肩もって」
アルミン「僕はもう片方の肩を持つよ」
ミカサ「わかった」ヒョイッ
アルミン(これでマルコの言った所に連れて行くだけば…)
-
アルミン「…」
ミカサ「エレン」
エレン「…Zzz」
アルミン「寝てるね…」
ミカサ「…うん」
ミカサ「…ところでアルミン」
アルミン「なに?」
ミカサ「エレンをどこへ連れて行くつもり?」
アルミン「…中庭。風が気持ちいいだろうし」
ミカサ「…そう」
スタスタ…
アルミン(…もうそろそろ中庭だ…)
-
ああ、もう自分でもわかんねえやこれ
-
大丈夫、お前なら続きを書けるよ
-
期待
ただマルコの一人称が僕なのに違和感
-
マルコはオレも僕も使ってた記憶があるわ
確認してないけど
-
期待
しかしまあ超大型巨人が出た時も班引き連れて初陣に出た時も
恐怖を怒りや戦意に変えられるエレンはすごいと思った
あの状況で即動けるとか常人には出来ん
-
まあジャンみたいな無意味に仲間の士気を下げるくそ野郎なんかより死にたがり野郎に勇気をもらった方が数倍良いわ
たとえ死んだとしても
-
>>43も>>44も、そう…か…?って感じだな
つかどうでもいい
-
>>44
士気を下げたのは解散式の夜で壁が破壊されたときはジャンの言葉関係なく皆恐怖におびえていただろ
そして俺は死にたくない
-
俺も死にたくない
-
>>37訂正
×アルミン(これでマルコの言った所に連れて行くだけば…)
○アルミン(これでマルコの言った所に連れて行くだけだ…)
-
ジャン「中庭…?」
コニー「そうだ」
ジャン「…ミカサがここにいるのか?」
コニー「ミカサ?知らん」
ジャン「はぁ?お前、知ってるんじゃねえのかよ」
コニー「知らん。俺はただマルコにお前を中庭に連れて行けと言われただけだ」
ジャン「…そうか」
-
アルミン「…ジャン」
ミカサ「…ジャン?」
ジャン「…ミカサとアルミン?」
アルミン「やぁ…ジャン」
ミカサ「…」
エレン「Zzz」
ジャン「…ミカサ……エレン…」
ジャン(エレンは寝てんのか…?)
-
アルミン「…さっそくなんだけど、ミカサ」
アルミン「ジャンが話すことあるらしいんだ」
ミカサ「え…?」
ジャン(…そういうことかよ)
アルミン「エレンは僕に任せて」
ミカサ「でも…」
アルミン「ミカサ。ジャンの話を聞いてあげてよ」
ミカサ「……わかった」
-
アルミン「さ、さあ!コニー!」
コニー「んん?」
アルミン「エレン運ぶの手伝って!」
コニー「次の任務はエレン運びか」
アルミン「……そう!」
コニー「よっしゃ!」
コニー「…ところでマルコがどっかいったんだけどよ、知らねぇ?」
アルミン「知らないけど…」
コニー「うーん…どこいったんだろうな?俺に頼んだっきり見当たらねぇ…」
アルミン「…まあ今はいいじゃない。あとで探そうよ。それより、エレンを運ぼう」
コニー「…おう。そうだな」
-
・
・
ミカサ「それで…ジャン。話って…?」
ジャン「えっ…あぁ…まぁ…なんだ…」
ジャン(何話せばいいんだよ!くそが!)
ジャン(第一、こういうのは何か考えてきて…準備をしてからだろ…)
ミカサ「…」
ジャン(…ミカサが待ってる…とにかく、なにか話さねえと)
ジャン「ミカサ…散歩しねえ?」
ミカサ「……」
ジャン(なんだ散歩って!)
ミカサ「…わかった」
ジャン(…とりあえず時間稼ぎだ…)
-
テクテク
ジャン「…」
ミカサ「…」
ジャン(…マジで何話したらいいんだ)
ミカサ「…」
ジャン「…ミカサ」
ミカサ「なに?」
ジャン「俺…」
ジャン(どうする…いきなり告白するのか?)
ジャン(…いや、ちょっと違う話題からだ…)
-
ジャン「ミカサは…ここの生活、どう思ってる?」
ミカサ「特に…」
ジャン「…ここの飯って少ないよな」
ミカサ「うん…だけど仕方ない」
ミカサ「食糧不足だから」
ジャン「だよな…仕方ないよな」
ミカサ「うん…」
ジャン「訓練きついよな」
ミカサ「それほどでもない」
ジャン(一言で済まさないでくれ)
-
ジャン「…皆のことどう思ってる?」
ミカサ「みんな?」
ジャン「ああ。俺ら訓練兵だ」
ミカサ「悪い人ではない…」
ジャン「んー…まぁそうだが、もっと他にだな…」
ミカサ「…それぞれ、目標があって生活してると思う」
ミカサ「目標があることは大事」
ジャン「…そういうんじゃなくてな…」
ミカサ「…辛くも楽しそう」
ジャン「…訓練は辛いけど、何かと楽しいこともあるしな」
ジャン「辛くも楽しそうか…」
ミカサ「うん…」
-
ジャン「…」
ミカサ「…」
ジャン(このままだと時間が過ぎるだけだ…)
ジャン(強引とはいえ、あいつらはこういう機会を作ってくれたわけだし…)
ジャン(何より、この機を逃すと……!)
ミカサ「…そろそろ帰らないと」
ジャン「ああ…」
ミカサ「…私はこれで」
ジャン「……待ってくれミカサ」
ミカサ「…?」
ジャン(もう……なるようになれ…だ)
-
ジャン「…率直に言う」
ジャン「お前のことが好きだ」
ミカサ「…!」
ジャン「…好きなんだ」
ミカサ「……」
-
ジャン「俺は…初めてミカサを見たとき…綺麗だと思った」
ミカサ「…」
ジャン「見慣れない顔立ちで……心を惹かれた」
ジャン「顔だけじゃなくて…その落ち着いた物腰というか、なんというかな…」
ジャン「雰囲気…?」
ジャン「まぁ…そんなところだ…」
ミカサ「…」
-
ジャン「俺は…憲兵団に入って…いい暮らしがしたいと思ってる」
ジャン「巨人なんかの脅威に脅かされない…安全で快適な暮らしを…」
ジャン「もちろん、俺だけじゃなくて……俺と一緒に……」
ミカサ「…」
ジャン「その……だから…俺と…」
ミカサ「………」
-
ジャン「俺と……」
ミカサ「…」
ジャン「…付き合ってくれねえか…!」
ミカサ「…」
-
ジャン「…」
ミカサ「……」
ジャン「……俺、まだ酔ってんのかもな…」
ミカサ「…」
ジャン「…」
ミカサ「ジャン」
ジャン「…」
-
ミカサ「私を好きだと言ってくれたのは嬉しい」
ミカサ「だけど…その……」
ジャン「……」
ミカサ「……」
ジャン「ミカサ」
ミカサ「…」
ジャン「…こういうの慣れてねえよな」
ミカサ「…」
ジャン(俺もなんだが)
-
ジャン「悪い。へんなこと言っちまった」
ミカサ「…悪いことはない」
ジャン「いいんだ」
ミカサ「…ごめんなさい」
ジャン「いいんだ…」
ミカサ「………」
ジャン「…」
-
ジャン「…」
ミカサ「…」
ジャン「…帰ろうぜ」
ミカサ「……うん」
-
スタスタ
ジャン「…そういやお前らって仲いいよな」
ミカサ「…エレンとアルミンのこと?」
ジャン「ああ。当然ミカサも含めてだが」
ミカサ「…私とエレンは家族…アルミンとは小さな頃からずっと一緒にいる…」
ミカサ「ので、仲がいいのは当然」
ジャン「…エレンと家族…か」
-
ジャン「なんでエレンと家族なんだ?」
ミカサ「昔…強盗に襲われた」
ジャン「は?…ミカサがか?」
ミカサ「その時、エレンが私を助けてくれた」
ジャン「…いやでも待て、助けてくれたところから何で家族になるんだ?」
ジャン「お前にだって親はいるだろ……」
ミカサ「…」
ジャン「……まさか…」
ミカサ「……」
ジャン「…悪い…詮索がすぎたな…」
ミカサ「…いい。事実だから」
ジャン「悪い…」
-
スタスタ
ジャン「…ミカサ」
ミカサ「…」
ジャン「今日は悪かったな。つき合わせちまって…嫌なこと聞いちまって」
ミカサ「…謝らなくてもいい」
ジャン「…」
ミカサ「…」
-
ジャン「…なあ」
ミカサ「…?」
ジャン「エレンといると楽しいか?」
ミカサ「…エレンといると…景色が全て変わって見える」
ミカサ「エレンといると…楽しい」
ジャン「…そうか」
-
ジャン「……さっさと戻るか」
ミカサ「…うん」
こうして特に盛り上がった話題もないまま、宴会場へ戻った。
部屋に入って自分の席に向かって歩いていると、その途中でマルコと目があった。
俺は視線をすぐ外し席に向かう。そして座った。
そこに置いてあった誰のともわからないグラスと、その近くにおいてあった酒瓶を持つと、酒をグラスに注ぎ、勢いよく飲んだ。
-
なんだか今は不思議な気分だ。
今日はとりあえず飲んで、酒の力を借りてこのまま眠りについちまおう。
-
中途半端だったかもしれんし、ところどころおかしいところあると思うけど
これで終わりです。
読んでくれた人ありがとう
-
おつ
こういうジャンミカもいいね
-
乙
本編のジャンもいつかちゃんと告白すんだろうか・・・
-
乙
最後まで書いてくれてありがとう
ジャンには何かしら報われ展開がきてほしいな
ジャンを一途に思ってくれる子が現れたらとても嬉しい
"
"
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