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ナルト「そろそろヒナタと結婚して…」
43
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:05:32 ID:gIAki28k
シカマル「そういや言ってなかったか」
シカマル「スリーマンセルの最後の一人はうちの子だ」
サイ「砂として出なくていいのかい?」
シカマル「本人の希望だ、能力も飛び級する程度にはある」
テンテン「いや、程度って…」
香燐「はいはいストップ、話し合いに戻りましょう」
サスケ「…さっきの話で、ナルトの顔の理由が分かったぜ」
シカマル「…だな」
44
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:17:14 ID:gIAki28k
テンテン「何々?皆何が分かったの?」
サイ「簡単ですよ」
サイ「先程の条件で空いているのは僕と貴女だけですから」
ナルト「…」
香燐「サイは能力は申し分ないけど、先生向きじゃないし…」
シカマル「テンテンは…」
テンテン「あー、何か皆で馬鹿にしてるでしょ」
ナルト「…事情は分かってもらえたと思う」
ナルト「ここは皆の意見が聞きたいんだってばよ」
テンテン「あたしを無視して進めないでよ!」
サスケ「…俺はサイを推すぜ」
サスケ「護衛の役も適任だ」
テンテン「ちょ、サスケ!」
45
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:17:51 ID:gIAki28k
香燐「あたしはテンテンね」
香燐「…うちのモリト、イロイロ問題あるし」
香燐「メンタル的な事を考えると、ね」
46
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:18:18 ID:gIAki28k
シカマル「となると、俺の意見で決まりか?」
ナルト「ああ」
シカマル「…それなら、俺は…」
サイ「いや、もういいよ」
ナルト「サイ?」
サイ「確かに、ボクは先生には向いていないよ」
サイ「それに、皆肝心なことを忘れているし」
ナルト「肝心なこと?」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/08(土) 12:21:35 ID:lbjyH1h6
④
48
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:24:19 ID:gIAki28k
サイ「ボク、当日の火影の護衛があるんだけど?」
ナルト「…あ」
シカマル「…」
ナルト「自分の護衛なんて、考えたことなかったってばよ」
サイ「まあ、必要ないと思われているくらいが丁度いいんだけどね」
サイ「というわけで、条件を満たしているのはテンテンさんだけですね」
香燐「何で最初から言わなかったのよ」
サイ「…誰か思い出してくれるかも、と」
香燐「…何か、ごめんね」
サイ「いえ、気にしないで下さい」
49
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:29:22 ID:gIAki28k
サスケ「ま、結局悩む余地は無かったってことだな」
テンテン「てか、あたしだけ仕事無かったってこと?」
香燐「いや、忍具管理と試験場整備はあるでしょうに」
シカマル「待機の仕事が無いってだけだ」
テンテン「ほっ、それならいいんだけどさ」
サスケ(…ま、好き好んで任せたくなるタイプでもないんだがな)
ナルト「それじゃ、隊長はテンテンにやってもらうってばよ」
テンテン「隊長って、何するの?」
テンテン「あたし、ガイ先生のしか知らないよ?」
ナルト「…まあ、それでもいいってばよ」
香燐「ガイって、あの眉毛が凄い?」
サイ「そうですよ」
香燐「…不安になってきたわ」
50
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:37:08 ID:gIAki28k
シカマル「とりあえず、指導方針は他の連中にも相談してみればいい」
シカマル「キバ、シノ、チョウジ、リーなんかは経験あるだろ」
テンテン「あ、キバに聞けばいいのか!」
ナルト「悪い、余計な時間取らせたってばよ」
ナルト「じゃあテンテン、隊長頼むな」
テンテン「ふふん、このテンテン様に任せなさい!」ドンッ
サスケ(…この自信はどこから湧いてくるんだ?)
シカマル「とにかく、この場は解散だ」
シカマル「まだ詰める内容は幾つかあるから、また呼ぶことになるかもしれねぇ」
サスケ「分かった」
香燐「やっぱり面倒よね、全部自分たちでってのは」
サイ「軒並み引退宣言されていますからね、仕方ないでしょう」
ナルト「…そんじゃ、解散」
51
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:46:00 ID:gIAki28k
〜火影執務室〜
ヒナタ「あれ?もう終わったの?」
ナルト「ああ、またミスっちまった」
ヒナタ「そう?」
ナルト「あー、上手くいかねぇなあ」ドスン
ナルト「改めて、助けられてたんだって感じるってばよ」
ヒナタ「…」
ヒナタ「ナールト」ギュッ
ナルト「うわっ、何だってばよ」
ヒナタ「はいはい、気にしすぎないの」
ヒナタ「ナルトは上手くやってるよ、私が保証する」
ヒナタ「失敗したら、同じ失敗をしないようにすればいいだけだから」ナデナデ
ヒナタ「ね?」
ナルト「…うん」
52
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:48:23 ID:gIAki28k
ヒナタ「ふふっ、ナルトの匂いがする」スンスン
ナルト「うえっ!?や、やめるってばよ」
ヒナタ「嫌でーす」ギュッ
ナルト「おいおい…」
テンテン「…」コソッ
テンテン(シカマル、火影が公務中にいちゃついてる)
シカマル(割といつものことだ、少し待ってやろうぜ)
テンテン(仕事場が一緒って羨ましいなぁ)
シカマル(いや、あいつら仕事もちゃんとやってるからな?)
テンテン(…むう)
53
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 12:56:29 ID:gIAki28k
〜アカデミー校庭〜
カカシ(さて、まずはどう出てくるかな?)
アカリ(よーし…)グッ
アカリ「とりゃー!!」ブンッ
カカシ「うん、20点」ヒョイ
カカシ(流石ナルトの子、猪突猛進は変わらないか)
アカリ「おっとと、まだまだぁ!」ヒュッ
カカシ(しかし、年齢に見合わない、見事な体術だ…)ヒョイヒョイ
カカシ(白眼はまだ使わないのか…)
アカリ「ああん、当たらない!」バシバシ
モリト「ちょおっと待った!」ガシッ
アカリ「も、モリトくん!?」
モリト「とりあえずこっちに来い」
モリト「あ、カカシ先生、ちょいタンマで」ヒュッ
カカシ「え?」
54
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 13:00:55 ID:gIAki28k
カカシ(いきなり攫われたな)
カカシ(うむ、訳が分からないけど)
生徒「隙あり!」
カカシ「残念」ピッ
生徒「うげ、描かれた…」
カカシ(アカリが先陣を切ったせいで、突撃してくる子も何人かいるか)
カカシ「ははは、それじゃあ俺はイチャイチャパラダイスでも読んでいるかな」
55
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 13:03:40 ID:gIAki28k
モリト「おい、バカリ」
アカリ「あー、その呼び方酷くない?」
モリト「何も考えずに突っ込んでどうすんだ」
モリト「相手は上忍で、大戦でも伝説的な働きをしたって有名なんだぞ?」
アカリ「知ってるけど…」
モリト「それなら、作戦くらい考えていけよ」
アカリ「うーん、やっぱりあれじゃ無理かな?」
モリト「そりゃ無理だろ」
アカリ「うー」
56
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 13:07:54 ID:gIAki28k
アカリ「あれ?そう言えばどうして教えてくれるの?」
モリト「…秘密だ」
アカリ「ええ!?意味分からないよぅ」
モリト「とにかく、何かしら取れる算段をつけろよ」
アカリ「うむむ」
アカリ「でもね、一人だと無理だよ、これ」
アカリ「意表をつかないと」
モリト「なんだ、分かってんじゃん」
アカリ「モリトくんが手伝ってくれれば、取れるかも」
モリト「…いや、俺は」
アカリ「…モリトくんがそういうなら、また突撃してくる」
モリト「だから、それはやめろって」
アカリ「…」ジッ
モリト「うっ…」タジ
57
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 13:11:07 ID:gIAki28k
モリト「…はぁ、分かったよ」
モリト「言っとくけど、今回だけだからな」
アカリ「うん!」
アカリ「それじゃ、作戦はこうね」
モリト「考えてあるのか?」
アカリ「うん!モリトくんと一緒にするやつだけね」
モリト「…あー、もう何なんだよお前は」
アカリ「だって、成功する方法少ないんだもん」
モリト「…もういいや、作戦って?」
アカリ「んーっとね、まずは…」
58
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/08(土) 13:12:23 ID:gIAki28k
とりまここまで。
わけ分からないって人、もうすぐ分かってくると思うから、ちょいと我慢してくれると助かる。
それじゃ、またノシ
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/08(土) 17:05:07 ID:GaxRU.Lg
今回も楽しみにしてる。
頑張って
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/08(土) 23:10:15 ID:lbjyH1h6
02
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/09(日) 22:03:44 ID:kqCeKs0c
カカシ(うむうむ)
カカシ(人数は減ったものの、練度自体は充分といったところか)
カカシ(俺が教えたこともキチンと吸収しているし、いい忍になるだろう)
カカシ(…面白みがないとも言えるが)
カカシ(ま、あの二人に期待してみよう)
生徒たち(…流石に強い、…もうやだこのおじさん)
カカシ「ははは、子供たちに負けるわけにはいかないなあ」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/09(日) 22:20:39 ID:kqCeKs0c
モリト「…これ、成功するのか?」
アカリ「大丈夫だよ、たぶん」
モリト「そりゃあ確かにあんまり手はないけどさ」
モリト「こんなことで、あのカカシ先生が怯むとは…」
アカリ「大丈夫だってば!やってみればわかるよ」
モリト「お前、結構イノシシ系だよな…」
アカリ「お父さんもよく言ってるよ、考えるより動いた方がいいって」
モリト「…まあ、確かに言ってそうな感じだけどさ」
アカリ「それで?手伝ってくれるの?」
モリト「…一度決めたからな、最後まで付き合ってやるよ」
アカリ「やった!ありがとう!」ギュッ
モリト「あ、おい、くっつくなって…」バタバタ
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/09(日) 22:52:58 ID:kqCeKs0c
カカシ「それで?結局一人で来たの?」
アカリ「はい!よろしくお願いします!」
カカシ「いや、まあいいんだけどね」
カカシ「力を合わせるってことが、今の世代には欠けている気がするなぁ」
アカリ「じゃあ、行きますよ!」ダッ
カカシ「うわっと、元気がいいねぇ」
アカリ「それが、私の強みですから!」
カカシ(ん?)
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/09(日) 23:49:44 ID:kqCeKs0c
カカシ(これは…)
アカリ「てりゃ!!」
カカシ「お前、モリトだろ?」
アカリ「え!?」
カカシ「さっきと打ち筋が違うんだよなぁ」
カカシ「ってことは…」
モリト「…ちっ!!」ヒュッ
カカシ「ま、俺に不意打ちをしたいなら、もう少し修行がいるなぁ」
カカシ「チームワークは要練習として、作戦を、立てようとする意気はいい」
カカシ「けど、ま、今回は成功者なしか」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/10(月) 02:25:59 ID:VNH5H712
寝落ちか
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/10(月) 23:35:22 ID:06XXsRA2
wktk
67
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:30:26 ID:vUw/nHyE
モリト「…へっ、あんまりアカリを舐めないほうがいいぜ?先生」
カカシ「ん?」
モリト「行け!アカリ!」
アカリ「たあっ!!」
カカシ「下だと!?」
モリト「まだまだぁっ!」
カカシ「上からもか!」
モリト「さすがに、四方八方からの攻撃なら…!」
カカシ「…なーんちゃって」パシパシッ
二人「なっ!?」
68
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:36:30 ID:vUw/nHyE
カカシ「そのくらい分からなきゃ、上忍なんてやってられないんだよ」
カカシ「だが、見事な術の使いこなしだ」
カカシ「分身変化は難易度高いぞ?」バシッ
アカリ「きゃっ」ポンッ
モリト「うわっ」ポンッ
カカシ「さてさて、俺に不意打ちは効かないよ」
アカリ「…そうですよね」
カカシ「へ?」
アカリ「…はあっ!」
(何!?最初のアカリは…)
アカリ「…はぁい、本人です」バシバシッ
69
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:40:11 ID:vUw/nHyE
カカシ「馬鹿な…」
カカシ(わざわざモリトの癖を真似していたのか…)
アカリ「モリトくんの動きは、何度も見ていますから!」バババッ
アカリ「先生なら、私たちの考えくらい読んでくると思っていましたし」
カカシ「…なるほど、ここまで織り込み済みってわけね」
カカシ「だが、それなら正面から戦うだけだ!」ブンッ
アカリ「きゃっ!!」
70
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:44:26 ID:vUw/nHyE
モリト「アカリ!」
カカシ「お前もだ、モリト」ゲシッ
モリト「ぐあっ!」
カカシ「…いやいや、お前たちすごいよ」
カカシ「正直、ここまでいろいろやってくれるとは思ってなかったし」
アカリ「…ま、まだまだぁっ!」グアッ
アカリ「モリトくん!あれ、いくよ!」
モリト「…くっ、分かってるよ!」ダッ
カカシ「お?まだ何かあるのか?」
71
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:49:55 ID:vUw/nHyE
アカリ「せいっ!た!てりゃっ!!」バッ
カカシ「ほっ、はっ、よいしょっと」ヒョイヒョイ
モリト「いくぜ、火遁…」サッサッ ググッ
カカシ「…っ!アカリごとやる気か!?」
モリト「鳳仙火の術!」ブオッ
カカシ「うおっ!!」
カカシ(早く火を打ち消さないと…)
72
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:55:20 ID:vUw/nHyE
アカリ「…ふんっ!」バシッ
カカシ(!?素手ではねのけた!!)
カカシ(まずい、体勢を崩されている…)
アカリ「もらったぁ!」
カカシ(…いやいやいや、こいつらちょっと規格外すぎるぞ…)
モリト「…オレも合わせるぜ!」ギンッ
カカシ(さらに写輪眼まで…)
カカシ(こいつら、本当にアカデミー生なのか…!?)
73
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 02:59:21 ID:vUw/nHyE
アカリ「…ぐっ」グラッ
カカシ(…ん?アカリの様子が…?)
アカリ「…螺旋、玉」ヒュウゥゥゥゥウン
カカシ「おいおい、冗談だろ!!?」
カカシ(ナルトの奴、なんてものを教えてるんだ…)
カカシ(それにしても、これはちょっとシャレにならないぞ…)
カカシ(位置取りがまずい)
カカシ(ここで躱せば、勢いのままにモリトに向かってアカリが突っ込んでしまう)
74
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:03:29 ID:vUw/nHyE
カカシ(なるほど)
カカシ(さっきから捨て身の作戦が多いのは)
カカシ(俺が加減せざるを得ない状況を意図的に作りだすためか…)
カカシ(どっちが考えたのか知らないけど、大胆でいい作戦だ)
カカシ(…仕方ない、ちょっと大人気ないけど)
カカシ(アカリを弾いて…)
アカリ「…甘い!!」ブァッ
カカシ「!?急に加速した!?」
75
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:04:25 ID:vUw/nHyE
生徒たち(…なんだか凄すぎて、訳がわからないよ)
76
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:10:51 ID:vUw/nHyE
カカシ(ダメだ、完全に油断していた…)
カカシ(まさか、さらに隠し球があるなんてな…)
カカシ(反応が間に合わない、写輪眼を…)ギンッ
アカリ「…あっ」ドクン
モリト「え?」
カカシ(?何だ?アカリの狙いが…)ギンッ
カカシ(これは…モリトを狙って…)
カカシ「!いや、それは本当にダメだから!」ガッ
アカリ「きゃっ!」ドサァ
モリト「うぎゃっ」ドンッ
カカシ「…いやいや、なにやってんのよ…」
アカリ「…」
モリト「…」
77
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:14:09 ID:vUw/nHyE
カカシ(うーん、俺が言うのもなんだが)
カカシ(間違いなく天才だ)
カカシ(大戦中なら、特別上忍にくらいなっていてもおかしくない)
カカシ(そんな子供たちが戦後に生まれるなんて、なんとも皮肉な話だが)
カカシ(アカデミーにいていいレベルじゃないな、これは…)
アカリ「…ふふっ」グググ
カカシ「あ、すまんすまん、つい力が入って…」
アカリ「わたしたちの、勝ちですね…」
カカシ「へ?」
78
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:16:45 ID:vUw/nHyE
カカシ「いや、確かにお前たちの頑張りは認めるよ」
カカシ「正直、舐めていたことも謝ろう」
カカシ「でも、それと勝負は別物だ」
カカシ「ほら、ここに鈴もあるし」チリン
モリト「…ほら、アカリ」
アカリ「あ、うん、ありがとう!」
アカリ「…じゃーん、これです」ズイッ
79
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:19:31 ID:vUw/nHyE
カカシ「そ、それは俺のイチャパラ!」バッ
カカシ「いつの間に…」
モリト「オレがさっきスったんだ」
アカリ「先生、今すぐその鈴をわたしたちにくれないなら」
アカリ「今ここで、大声で」
アカリ「この本を音読します!」バンッ
カカシ「なにぃ!!?」
アカリ「…そうですね、この開きやすくなっているページとか」ペラッ
80
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:22:50 ID:vUw/nHyE
カカシ(…いやいやいやいやいや)
カカシ(ダメだって、13歳の女の子が、あの際どい描写を音読!?)
カカシ(…ごくり)
カカシ(って、ダメ、絶対ダメだから!)
アカリ「えーっと、かれのてが、まるでしょくしゅ?のように…」
カカシ「あわわわわわ、わ、渡すからそれだけはやめてくれ!!」
モリト「…まさか、本当に成功するなんて」
アカリ「へへっ、ね?言ったとおりになったでしょ?」
81
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:26:37 ID:vUw/nHyE
カカシ(…また、俺の敗因はイチャイチャシリーズなのか…)
カカシ「とほほ…」ガックシ
アカリ「先生?大丈夫ですか?」
カカシ「…大したもんだ二人共、完敗だよ」
カカシ「見事にしてやられた」
アカリ「いえ、先生が油断してくれなければ、負けていたのはわたしたちでした…」
カカシ「それも含めて、お前たちの勝ちには違いないよ」
モリト「…」
カカシ「どうした?モリト」
モリト「…別に」
82
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:30:36 ID:vUw/nHyE
カカシ「そんじゃ、ま」
カカシ「約束通り、お願いを聞こうか?」
カカシ「二人共、何でも言っていいぞ」
アカリ「…あ!そういえばそれが目的なんだった!」
カカシ「え?忘れてたの?」
アカリ「えへへ、戦うことに必死になっちゃって…」
カカシ「くっ、ははは」
カカシ「いや、そんなふうに一生懸命なのはいいことだ」ナデ
アカリ「えへへ」
モリト「…」
83
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:35:56 ID:vUw/nHyE
モリト「…オレはいいよ」
カカシ「ん?遠慮することないぞ?」
モリト「…オレは、サポートしただけだし」スタスタ
カカシ「あ、おい…」
アカリ「モリトくん…」
カカシ(…やっぱり、何かこじれてるみたいだな…)
カカシ(さっきまでの連携はしっかりしていた、となれば…)
カカシ(…)
カカシ「…ん、まあいいや」
カカシ「アカリ、お前は何がいい?」
アカリ「え?」
カカシ「モリトには、俺が後で聞いておくさ」
カカシ「だから、先にアカリから聞かせてもらおうと思ってね」
84
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:40:13 ID:vUw/nHyE
アカリ「あ、そうですか…」
アカリ「うーん…」
カカシ「何かあるか?」
アカリ「…決めました!」
アカリ「お父さんが中忍試験を受けた時の話をしてください!」
カカシ「え?そんなことでいいのか?」
アカリ「はい!お父さん、全然教えてくれなくて…」
カカシ(あー、まあ事件だらけだったもんなぁ)
カカシ「…ん、分かった、後で話してあげよう」
アカリ「ありがとうございます!」
85
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:43:18 ID:vUw/nHyE
アカリ「すみません、わたしモリトくんを追いかけますので!」テッテッテ
カカシ「…うーん」
カカシ(アカリにモリト…)
カカシ(同じ瞳術系統の血継限界を持ち、人並み外れた才覚を持つ二人…)
カカシ(だが、どこかの歯車が噛み合っていない…)
カカシ「はてさて、どうしたものかね…」
86
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/11(火) 03:44:46 ID:vUw/nHyE
わかりにくくてごめんなさい。
でも、意地でも地の文はつけたくないので、雰囲気だけでも察してもらえれば幸いです。
カカシの負け方を書きたかっただけなので。
それでは、またお会いしましょう。
おやすみなさいノシ
87
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 00:19:43 ID:V3Py/zGI
モリト「…」
モリト「くそっ…」
アカリ「あ、モリトくん!」
モリト「…なんだよ」
アカリ「まだ授業終わってないから」
モリト「…すぐ戻る、あんまり付きまとうなよ」
アカリ「…うん」
モリト「…なんで戻らないんだ?」
アカリ「モリトくんと一緒に行くよ」
モリト「…はぁ」
モリト「分かった、んじゃもう戻ろう」
モリト「ったく、いつもいつもついてきやがって」
アカリ「…えへへ」
88
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 00:30:06 ID:V3Py/zGI
〜放課後〜
アカリ「モリトくん!一緒に帰ろ?」
モリト「…お前、今日は修行の日だろ」
アカリ「あ、そういえば…」
モリト「忘れんなよ」ガタ
アカリ「でも、途中まで…」
モリト「いいよ、また明日な」
アカリ「モリトくん…」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/12(水) 00:35:21 ID:Eu.2g2hs
キター
90
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 00:40:19 ID:V3Py/zGI
〜修練場〜
モリト「…さて」スッ
???「なるほどね」
モリト「…っ!誰だ!」
カカシ「ははは、俺だよ」
モリト「カカシ先生か」
カカシ「いやぁ、ちょっと気になったもんでな」
カカシ「いつも、ここで修行してるのか?」
モリト「…いつもじゃないけど」
カカシ「アカリが付いてこない日、か?」
モリト「!」
91
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 00:51:12 ID:V3Py/zGI
カカシ「前にアカリが言ってたんだよ」
カカシ「モリトが最近真面目に修行してくれないってな」
カカシ「…だが、今日のお前の動き」
カカシ「修行していないやつにしては、出来すぎだ」
モリト「…」
カカシ「なんでアカリと一緒に修行するのをやめたんだ?」
モリト「…いだから」
カカシ「ん?」
モリト「…あいつが、天才だから、だよ!」
モリト「一緒に修行していると、惨めになる」
モリト「オレは…」
カカシ「…どうせなら、全部吐き出しちゃえよ」
モリト「え?」
カカシ「俺は先生だぞ?悩み相談も募集中だ」
92
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:03:13 ID:V3Py/zGI
モリト「…オレ、二年くらい前に変な熱が出て」
モリト「結構最近まで、運動も制限されてたんだ」
カカシ「聞いてるよ」
カカシ「それにしちゃあ、随分やれるもんじゃないか」
モリト「そんなのは、別にいいんだよ」
モリト「でも、おかげでアカデミー卒業試験も中忍試験も受けそこねるし」
モリト「とうとう、アカリと同学年になっちまった」
カカシ「お前たちの実力なら、卒業試験なんて気にすることないだろう」
モリト「…だから、そうじゃねぇんだってば!」
93
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:11:41 ID:V3Py/zGI
モリト「オレは、十年あいつの兄貴分やってるんだよ」
モリト「いつも、オレの後ろをついて回って」
モリト「オレが、守ってきたんだ」
カカシ「なるほど、悩みはそれか」
カカシ「あの子がどんどん自分に追いつき、追い越していくのを見たくないってわけね」
モリト「…あいつ、すごすぎるんだよ」
モリト「飲み込みの速さも、使いこなす発想も、向上心も」
モリト「…だから、あいつにバレないように、修行して」
カカシ「なんとか兄貴らしいところを見せようとしたってわけか」
94
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:19:23 ID:V3Py/zGI
カカシ「でも、今朝は負けてたよな」
モリト「見てたのかよ!?」
カカシ「偶然な」
カカシ「今日で感じたこととか、ある?」
モリト「…まだまだ修行が足りねぇ」
モリト「おれは、あいつに負けたくないんだ…」
モリト「…負けるわけには、いかないんだ」
カカシ(昔のサスケとは違う、なかなかいい執着ではあるのか)
カカシ(だが、放置すれば大きな火種になるかもしれん)
カカシ(ここは、うまいこと導くのが大人の努めってね)
95
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:26:53 ID:V3Py/zGI
カカシ「あれ?でもそれならさ」
カカシ「なんで今日の授業で協力してたんだ?」
カカシ「お前の言い分に従うなら、アカリ一人にやらせても良かったんじゃ」
モリト「…だってさ」
モリト「あいつが悔しがってんのも、見たくないしよ」
モリト「あいつに勝つのは、オレだけでいいんだ」
カカシ(…へえ)
カカシ「正直に言わせてもらうと」
カカシ「アカリ、相当強いな」
モリト「…」
カカシ「あの加速、見切れたか?」
モリト「…いや」
カカシ「ふふっ、まああれはあいつだからできる技だな、めちゃくちゃだけど」
カカシ「あ、教えてはやらないよ?自分で気づくんだ」
モリト「分かってるよ!」
96
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:30:35 ID:V3Py/zGI
カカシ「とにかく、あいつは相当高度な教育を受けている」
カカシ「ここで独力で頑張っても、引き離されていくだけだ」
モリト「…」
カカシ「サスケ、お前のお父さんは何も教えてくれないのか?」
モリト「…その時が来たら、いろいろ教えるって」
カカシ(…あいつも、何か考えがあるのか?)
カカシ(ま、単純に教えたくないのかもな)
カカシ(うちはは、今でも難儀だよまったく)
カカシ「そんじゃあさ」
カカシ「今日のお願い、使ってみないか?」
97
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:35:04 ID:V3Py/zGI
モリト「…?何が?」
カカシ「俺が、お前の師匠になってやろうか?」
カカシ「そう言ったんだ」
モリト「カカシ先生が、オレの?」
カカシ「一応、お前たちの父親を教えていたんだ」
カカシ「もっとも、あの時の二人より、今のお前の方が優秀だがな」
モリト「まじで!?」
カカシ「マジもマジ、大マジだ」
カカシ「いいか、お前がきちんと素直に修行すれば」
カカシ「アカリに負けない力を付けるのは、そう難しいことじゃあない」
カカシ「分身四体に、変化二体」
カカシ「ブランクの割に、かなり動けている」
カカシ「最高レベルの素養があるのは間違いない」
98
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:37:55 ID:V3Py/zGI
モリト「…オレにできるのか?」
モリト「アカリのサポートじゃなくて、あいつの前に立てるのか?」
カカシ「ああ立てるとも」
カカシ「どうだ?乗ってみるか、この話」
カカシ「全てはお前次第だよ」
モリト「…」
モリト「…カカシ先生、オレ、やってみたい」
モリト「もう、こんなザワザワした気持ちになりたくないんだ」
カカシ「よし、交渉成立だ」
カカシ「とりあえず、今日は自己流の方を見てやるから、いつもどおりやってみろ」
モリト「あ、ああ!」
99
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:41:48 ID:V3Py/zGI
カカシ(こう見てみると、モリトは母親似か)
カカシ(昔のオビトを思い出すよ)
カカシ(…優しい目をしてる)
カカシ(サスケの鋭さは、遺伝しなかったみたいだな)
カカシ(しかし、髪は少し伸びすぎかな)
カカシ「モリト、その髪切らなくていいのか?」
カカシ「その髪くくってるのも邪魔だろう」
モリト「…いや、これはいいんだ」
モリト「それより、はやく指導してくれよ!」
カカシ「ん、まあお前がいいなら…」
カカシ(随分擦り切れたヘアゴムだが…)
100
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/12(水) 01:43:45 ID:V3Py/zGI
とりまここまで。
説明に手間取って、オリキャラ出まくってるけど、ナルヒナもちゃんと出てくるのでついてきてくれるとありがたいです。
つぎは日向編なので、よろしければ読んでください。
それでは、おやすみなさいノシ
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/12(水) 01:45:30 ID:erPw8x2k
おつ
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/12(水) 07:39:40 ID:q.bl6ZdY
おつつ
103
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/13(木) 01:54:16 ID:MGd2fDGs
〜帰り道〜
アカリ「…はぁ」
アカリ(モリトくん、どうしたのかなぁ)
アカリ(…っ)ズキ
アカリ(…わたし、なにかしてあげられないのかな…?)
ナルト「お、アカリ!」
ナルト「よかった、入れ違いになるところだったってばよ…」スタッ
アカリ「あ、お父さん!」
ヒナタ「お帰り、アカリ」スタッ
アカリ「お母さんも!」
104
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/13(木) 02:02:27 ID:MGd2fDGs
アカリ「迎えに来てくれたの?」
ナルト「ああ」
ナルト「お父さんも日向の家に用事があるからな」クシャ
アカリ「用事?」
ヒナタ「お仕事のことよ」
ヒナタ「さ、皆で行きましょうか」ギュッ
アカリ「へへー、これでみんな一緒!」ギュッ
ナルト「皆で手をつないだら、邪魔になるってばよ…」
アカリ「いいの!早く行こ!」
ナルト「おいおい、分かったから走っちゃダメだってばよ」
ヒナタ「ふふ、もっと近寄れば大丈夫だよね」
アカリ「ねー」
ナルト「…はいはい」スッ
105
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/13(木) 02:15:42 ID:MGd2fDGs
ナルト「アカリ、今日は何の授業をしたんだ?」
アカリ「カカシ先生から鈴を取るやつ!」
ナルト「え?もうやったのか?」
ヒナタ「前にナルトが話してくれた?」
ナルト「ああ、たぶん」
アカリ「わたし、ちゃんと取れたよ!」
ナルト「しかも取ったのか!?」
ヒナタ(カカシ先生が手加減したとか?)
ナルト(いや、前線こそ退いたけど、教育に手を抜く人じゃないってばよ)
ナルト(すげえや、俺が取れたのは16の時だったってばよ)
アカリ「ん?どうしたの?」
ヒナタ「なんでもないのよ、すごいわね」ナデナデ
アカリ「そう?モリトくんが手伝ってくれたからなんだけどね」
106
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/13(木) 02:26:04 ID:MGd2fDGs
ナルト「モリト、アカデミーではどうだ?」
アカリ「い、いつもどおりだよ」
ナルト「そうなのか?」
アカリ「今日もね、まだ教わってない火遁の術をばーって」
ヒナタ「もう術が使えるんだ…」
ナルト「へぇ、さすがうちはの子だな」
アカリ「違うよ、お父さん!」
ナルト「ん?」
107
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/13(木) 03:08:38 ID:MGd2fDGs
アカリ「うちはだからじゃなくて、モリトくんがすごいんだよ!」
ナルト「…ああ、そうだよな」
ナルト「家なんて、関係ないもんな」
アカリ「うん!」
ヒナタ「ふふ、言われちゃったわね」
ナルト「本当に、俺も歳とったんだって思うってばよ」
ナルト「昔なら、そんな風に言わなかっただろうし」
アカリ「それなら、直せばいいんだよ!」
アカリ「いつでもやり直せるって、お父さんが教えてくれたことでしょ?」
ナルト「…」
ナルト「ああ、そうだな」
ナルト「ほんと、アカリは俺の娘にしちゃあ出来過ぎだってばよ」
アカリ「そ、そんなことないよ!」
ナルト「へへへ、俺もまだまだだなぁ」
108
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/14(金) 00:56:34 ID:ih3kzyfI
〜日向本家〜
ネジ「む、これはこれは」
アカリ「ネジおじさーん!」ノシ
ネジ「どうしたんですか?お揃いで」
アカリ「お父さんたちはお祖父さまにご用事だってー」
ネジ「ヒアシ様に?」
ナルト「ちょっとな」
ネジ「まさか…りこ、」
ヒナタ「それだけはないから!」
ヒナタ「もう、ネジ兄さんアカリの前でそんな話をしないで」
ネジ「す、すみません…」
ナルト「まだ解決してないのか?」
ネジ「…ああ」
109
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/14(金) 01:08:32 ID:EWfskjZM
ナルト(そろそろ和解すればいいのに)
ネジ(それができたら、苦労していない)
ネジ(娘に会える時間が少ないのは、正直俺も辛いんだ)
ヒナタ(サクラ、まだ許してくれないんだ…)
ネジ(はい…今回は育児方針でぶつかりまして…)
ナルト(喧嘩するとすぐ別居ってのは、極端すぎるってばよ…)
ネジ(それはサクラに言ってくれ…)
アカリ(お父さんたち、何の話をしているんだろう?)
110
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/14(金) 01:36:19 ID:ih3kzyfI
ヒナタ(はあ、サクラもネジ兄さんも結構頑固だもんね…)
ナルト(…ま、あとでまた話し合いの場を設けるってばよ)
ナルト(どうせ、話も聞いてもらえないんだろ?)
ネジ(…ああ、助かる)
アカリ「お父さん、お仕事はいいの?」
ナルト「おっと、そうだった」
ナルト「ネジ、アカリの修行、頼むな」
ネジ「当然だ、任せてくれ」
ヒナタ「アカリ、ちゃんと言われたことを守るのよ?」
アカリ「うん、分かってるよお母さん!」
111
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/14(金) 01:49:57 ID:ih3kzyfI
ネジ「さて、アカリさま」
ネジ「本日も準備運動から始めましょう」
アカリ「はぁい!」グッグッ
ネジ「基本は身体です」
ネジ「特に、日向の技には技能以上の基盤が必要になります」
ネジ「それをお忘れになりませんよう」
アカリ「はい!忘れません!」ビシッ
ネジ「よろしい、それでは軽い組手から入りましょう」
112
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/14(金) 02:26:37 ID:ih3kzyfI
〜客間〜
ヒアシ「さあ、入ってくれ」
ナルト「失礼します」
ヒナタ「最近来てないなぁ、ここにも」
ヒアシ「そうだ、もう少し顔を見せに来てくれても罰はあたらんよ?」
ナルト「はは、気をつけます」
ヒアシ「もうすぐ茶も用意できる、くつろいでくれ」
ナルト「はい、そうさせてもらいます」
ヒナタ「ナルト、硬すぎじゃない?」
ナルト「…いやぁ、やっぱり正座って慣れなくって」
ヒアシ「いやいや、崩してくれて構わないよ」
ヒアシ「家族なんだ、鯱張るより和気あいあいとしていたいものだろう?」
ナルト「…はい」
ヒナタ「そうだ、いつもアカリはきちんと修行してる?」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/18(火) 23:33:42 ID:ZND9Rchg
続きまだー?
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/19(水) 01:56:05 ID:EDeCcU0M
続き早よ
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/19(水) 14:22:31 ID:MWWTeJOs
はよ
116
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:00:35 ID:UA.5fCNM
どうも。
正直やりすぎかと不安だったのですが、読んでいただいているみたいなので、このままいってみます。
気になる時は言ってもらえると嬉しいです。書いていると気付けないので。
それでは、サボっていた分書いていきます。
117
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:04:46 ID:UA.5fCNM
ヒアシ「そうだな、よくやっている」
ヒアシ「贔屓目に見ても、お前よりやっているぞ?」
ヒナタ「わ、私はいいの!」
ヒアシ「ふふ、まあネジの教え方もいいのだろうな」
ヒアシ「私は突き放すばかりで、なんともだらしのない師匠であった…」
ヒナタ「もう!勝手に言って沈まないでよ!」
ナルト「…ははっ、ヒナタもヒアシさんの前じゃ、娘って感じなんだな」
ヒアシ「なんの、私にとってはいつまでたっても可愛い娘のままだよ」
ヒナタ「二人とも、ニヤニヤしないで!」
118
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:12:16 ID:UA.5fCNM
ナルト「…よし」
ヒアシ「ん?どうかしたかね?」
ナルト「…日向ヒアシ殿、折り入ってお願いがあります」ビシッ
ヒアシ「…聞こう」
ナルト「今回の中忍試験、日向は会場に入れない事になりました」
ヒアシ「どういうことだ?」
ヒナタ「…今年はね、砂の側から要請があって…」
ナルト「身内を贔屓しないよう、日向の関係者は試験に関わらないようにと通達があったって…」
ナルト「…ありました」
ナルト「同じく、うちはも当日は別室にて観戦となる予定です」
ヒアシ「ネジはどうなるんだね?」
ナルト「判定には加わらないことに…」
ヒナタ「私も、居たらダメみたい」
119
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:16:35 ID:UA.5fCNM
ヒアシ「そうか、いい渋った理由が分かったよ」
ヒアシ「私は、孫の晴れ舞台を直接見ることは出来ないということか」
ナルト「…すみません」
ヒアシ「その様子、影クラスの要請なのだろう?」
ヒアシ「ならば、私が駄々を捏ねても仕方があるまい」
ナルト「…実は、この件に関連して、もう一つ話があるってば…」
ナルト「…あります」
ヒアシ「…話し方は別にいいんじゃないかね?」
ヒナタ「ナルトは形から入るタイプだから…」
ナルト「ぐっ…」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/19(水) 15:18:31 ID:qzxDoj/.
リアタイだぜィ
121
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:23:27 ID:UA.5fCNM
ナルト「…あー、やっぱダメだぁ」
ナルト「慣れないことするもんじゃないってばよ」
ヒナタ「ま、公式のお願いは終わったんだからいいんじゃない?」
ヒアシ「そうだな、残りの話の方も気になる」
ナルト「…最近入ってきた情報なんで、まだ確度は低い話なんだけど」
ナルト「どうやら、中忍試験の結果で大掛かりな賭けが行われてるって情報が入ったってばよ」
ヒアシ「賭け?」
ナルト「はい」
ナルト「俺が詳しく話せないあたりで察してもらえると」
ヒアシ「…なるほど」
ナルト「だけど、今回は…」
ヒアシ「そうか、賭けが成立しなくなる可能性がある、と」
122
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:28:01 ID:UA.5fCNM
ナルト「我愛羅、風影とも協議したんだけど」
ナルト「砂で不穏な動きがあるらしいって言ってたってばよ」
ヒナタ「何人か、スパイらしき忍も目撃されているし」
ナルト「恐らく、アカリとモリトはかなりマークされてるってばよ」
ヒアシ「その折に日向に難癖か」
ヒアシ「公平に裁定してきたネジが不憫でならんな」
ヒアシ「我らが築いた10年は、伝わらなかったようだ…」
ナルト「多分、本戦でも何かしらテコ入れをしようとしてるってばよ」
123
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:33:32 ID:UA.5fCNM
ヒアシ「分かっているのに、対策は無いのか?」
ヒアシ「こちらの戦力を削ごうとしている意図は見えているのだろう?」
ナルト「それに関しては、一応対策は立ててるってばよ」
ヒナタ「風影側も動いてくれて、何とかハナビだけは風影の付き人として会場に入れることになったの」
ナルト「おおっぴらに妨害はないだろうし、幻術系でくるかもしれないからな」
ヒアシ「白眼ならば、見抜けると」
ナルト「そうなりますってばよ」
ヒナタ「ナルト、また変になってる」
ナルト「あれ?そうか?」
124
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/19(水) 15:40:14 ID:UA.5fCNM
ヒアシ「…事情は飲み込めた」
ヒアシ「しかし、その報告を何故私に?」
ヒナタ「当日の私たちにもやる事があるって事だよ、お父さん」
ヒアシ「やる事?」
ナルト「会場に入るのは無理でも、入り口で検査は出来るってばよ」
ヒアシ「そうか、妙な輩が入らないようにしろと」
ナルト「そうすれば、後は忍だけ気にすればよくなるってばよ」
ナルト「お願いします、お義父…ヒアシさんの力を貸して欲しいんだ」
ヒナタ「日向の皆に協力してもらえるよう、取り計らってくれない?」
ヒナタ「私たちだけじゃ、手が回らないの…」
125
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 01:49:33 ID:HwPlXXyo
ヒアシ「…よかろう、都合は付ける」
ヒナタ「ありがとう、お父さん」
ヒアシ「難儀なものだ、未だナルトくんを認めぬものが多いことは承知している」
ヒアシ「一族がまとまるのは良いことだが、それで閉鎖的になっていては意味がない」
ヒアシ「ナルトくん、君のがんばりはこの10年、よく見てきた」
ヒアシ「時間はかかっているが、徐々に認める者も出てきている」
ヒアシ「もう少し時間をくれ、我らにも様々あるのだ」
ナルト「もちろん、待ってるってばよ」
ナルト「…本当なら、影としてビシッと言えればいいんだけど」
ナルト「まだまだ、うまくいかないってばよ…」ハハハ
ヒアシ「…ナルトくん、自分を前代たちと比べる必要はない」
ヒナタ「そうだよ」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/20(木) 01:52:58 ID:LA0R/zss
もっとはよ
127
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 01:57:41 ID:HwPlXXyo
ヒアシ「私も、幾人か火影を見ることになってしまったが」
ヒアシ「それぞれ、ほかにはないカリスマと能力があった」
ヒアシ「もちろん、それは君にも備わっている」
ヒアシ「何の引け目を感じることもない」
ヒアシ「時代は変わった」
ヒアシ「これからは守ることが肝要なのだ」
ナルト「…へへっ、そっか」
ヒアシ「そうだとも」
128
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:02:42 ID:HwPlXXyo
すまん、なんだか書きにくいんだ
ヒアシ「これで堅苦しい話は終わりだ」
ヒアシ「こんなことより、孫がもうひとり出来たくらいの報告が欲しいものだな」
ヒナタ「ふぇ?」
ナルト「あ、いや、それは…」
ヒアシ「ナルトくん、確かに若くして火影になった分、仕事にかまけてしまうのはわかる」
ヒアシ「だが、それでヒナタをないがしろにするのは良くないぞ?」
ヒナタ「蔑ろになんてされてないよ!」
ヒアシ「私も経験がある」
ヒアシ「妻との触れ合いは、夫として当然の勤めであったと悟ったのは、随分あとになってからだったが」
ヒアシ「どうなんだ?最近そのあたりは?」
ナルト「え?あ…ははは」
ヒナタ「お父さん!!」
129
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:07:13 ID:HwPlXXyo
ヒナタ「…もう、さっきまではかっこいいこと言ってたのに…」
ヒアシ「…うむ、効いた」ヒリヒリ
ヒアシ「ハナビの方は音沙汰無し、是非ともお前たちには頑張って励んでもらおうと…」
ヒアシ「いろいろと、用意はしておいたのだが」
ヒナタ「そんなのいりません!」
ヒアシ「…まあ夫婦仲が円満であれば、問題はなかろう」
ヒアシ「次は男の子をだな…」
ヒナタ「お父さん?」ポキ
ヒアシ「あ、はい、すみません」
ナルト(久しぶりにヒナタが怒ってるの見るけど…)
ナルト(…やっぱ怖ぇ)ガタガタ
130
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:12:22 ID:HwPlXXyo
ナルト「まあ、ヒナタ、そのあたりで」
ヒナタ「ナルトもなんとか言ってあげて」
ナルト「あー、そのへんも含めて上手くやってますってばよ」
ヒアシ「うむ、そうか」
ヒナタ「ナルト!」
ナルト「いや、それ以外なんて言えばいいんだってばよ!?」
ヒナタ「言うってのは注意のことで…」
ナルト「ええー、正直に話すほうが相手も納得しやすいだろ?」
ヒナタ「普通は隠すものなの!特に家族には!」
ナルト「どうせ一人目の時点でやることやったってのは…」
ヒナタ「例えそうでも、暗黙の了解っていうか、そういうものなの!」
ナルト「そうなのか?」
ヒナタ「おおっぴらにすることじゃないでしょ?」
ナルト「そりゃそうだけどさ…」
131
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:20:10 ID:HwPlXXyo
ヒアシ「…おほん、そろそろいいかね?」
ナルト「あ、はい」
ヒアシ「この話もここでおしまいにしよう」
ヒアシ「一応、何かの時にはアカリを預かる用意があることは伝えておく」
ヒナタ「…絶対頼まないから」
ヒアシ「そうは言うが、ナルトくんも男だ」
ヒアシ「何もなし、ではな…」
ナルト「いや、そんなことは…」
ヒナタ「お父さんに心配されなくても大丈夫だから」
ヒナタ「ナルト、頼みごとは終わったんだし、アカリを迎えに行きましょう」
ナルト「え?あ、うん」
ヒナタ「ふんだ!」プイッ
ヒアシ「ははは、ナルトくん、またいつでも来なさい」
132
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:22:23 ID:HwPlXXyo
ナルト「は、はい、またお邪魔するってばよ…」
ナルト「ちょっと、ヒナター!?」
ヒアシ「…うむうむ、おとなしかったヒナタも、随分快活になって…」
ヒアシ「…いや、本来は明るい子であったのかもしれんな」
ヒアシ「私は本当にいたらぬ父だ」
ヒアシ「ナルトくん、君には感謝しなければなるまいて…」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2012/12/20(木) 02:26:57 ID:4ypsRTdw
続き待ってました!
134
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:27:44 ID:HwPlXXyo
〜道場〜
ネジ「…よし、少し休憩にしましょう」
アカリ「はい!」
ネジ「随分上達されましたね」
ネジ「この分なら、もう少しペースを早めてもいいかもしれません」
アカリ「本当!?」
ネジ「ええ」
ネジ「今日は回天の基本もやってみましょうか」
アカリ「ぐるぐるするやつ?」
ネジ「はい、そうです」
アカリ「できるかな?」
ネジ「しっかり修行を怠らなければ、問題ありませんよ」
135
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:31:37 ID:HwPlXXyo
ネジ「しかし、休憩時間はしっかり休息をとることが必要です」
アカリ「わかってます!」
ネジ「よろしい」
アカリ「あ、おじさん」
ネジ「なんですか?」
アカリ「モミジちゃんはいないの?」
ネジ「ぶっ!」
ネジ「あ、いえ、今は…」
アカリ「また春、…サクラ先生のところ?」
ネジ「…また春野先生と呼ばせているんですね」
アカリ「あ、あははは…」
136
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:40:46 ID:HwPlXXyo
ネジ「おほん、失礼しました」
ネジ「残念ながら、モミジはサクラのところにいまして」
ネジ「この家には…」
アカリ「またサクラ先生と喧嘩したの?」
ネジ「喧嘩、というか、なんというか…」ポリポリ
アカリ「ダメだよ?女の子には優しくしないと!」
ネジ「…はい」
アカリ「サクラ先生は、素直になれない人だから、おじさんが察してあげないとね」
ネジ「はい、その通りです…」ショボン
アカリ「おじさんは優しいけど、優しいだけじゃ不安になっちゃうものなんだよ」
137
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:41:10 ID:HwPlXXyo
アカリ「とにかく、喧嘩をしたなら謝ること!」
ネジ「…はい」
ネジ「随分、お詳しいんですね」
アカリ「このくらい普通だよ」
ネジ「そういうものですか…」
アカリ「女の子はすぐに成長するからね!」
ネジ「…はあ、なるほど」
138
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:47:27 ID:HwPlXXyo
ネジ「…すこし話を聞いていただけますか?」
アカリ「うん!聞く!」トスン
ネジ「私は、モミジに日向の技を身につけてもらいたいんです」
ネジ「精神鍛錬にもなりますし、有用だと思うんです」
アカリ「うんうん」
ネジ「でもサクラは、この子は医療関係の仕事に就かせるから、体術よりも体系学習をさせるべきだと」
ネジ「たしかに、今の世の中忍者よりも医者の方が安泰でしょうし」
ネジ「私も、娘がそれを望むなら全力で応援するつもりなのですが」
アカリ「モミジちゃんはなんて言ってるの?」
ネジ「…それが、何も」
アカリ「ふぅん…」
139
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:53:01 ID:HwPlXXyo
ネジ「…こんな話をされても、困りますよね」
アカリ「ううん、そんなことないよ」
アカリ「わたしだって、ちょっと前に生まれてれば、立派な大人なんだから」
アカリ「わたしは、どっちの言ってることも正しいと思うけど」
アカリ「二人共、モミジちゃんのことを忘れてない?」
ネジ「忘れている?」
アカリ「だって、まだ10歳にもなってないんだもん」
アカリ「夢だっていっぱいあると思うし、そういう話を聞いてみることから始めれば?」
ネジ「なるほど…」フム
アカリ「大人たちは自分の思うように育ってほしいかもしれないけど」
アカリ「子供にだって、言いたいことはたっくさんあるんだから」
ネジ「そうなんですか?」
140
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 02:58:59 ID:HwPlXXyo
アカリ「あ、わたしはあんまりないけど」
アカリ「今のままがしたいことに繋がってると思うし…」
ネジ「火影になるんでしたね」
アカリ「うん!」
アカリ「いつかお祖父ちゃんとか、お父さんとかみたいな」
アカリ「かっこいい火影になるの!」
ネジ「なれますよ、きっと」
アカリ「ふふん、この髪に誓ってなるんだから」
アカリ「お祖父ちゃんも、同じ色だったって綱手様が言ってたし」
141
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 03:04:07 ID:HwPlXXyo
ネジ「髪、切られないんですか?」
アカリ「うん、もう少し伸ばそうかなって」
アカリ「お母さんみたいに美人になれるかもしれないし」
ネジ「ヒナタ様くらいまで伸ばすんですか?」
ネジ「かなり長くなりますよ?」
アカリ「腰くらいまでだから、あと三年くらい頑張れば大丈夫だよ!」
アカリ「…たぶん」
ネジ「どなたか、意中の方でも?」
アカリ「…まだ、いない、かな?」
142
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2012/12/20(木) 03:08:34 ID:HwPlXXyo
アカリ「わたし、理想高いから」
アカリ「少なくとも、わたしよりは強い人がいいなぁ」
ネジ「それは、そうとう厳しいですね」
アカリ「そんなことないよう」
ネジ「それでは、今度の中忍試験で、候補の方が出るかもしれませんね」
アカリ「強い人がいっぱいいるんでしょ?」
アカリ「どんな術を使ってくるのかな…」
ネジ「毎年、様々な戦術や能力が出てきますから、なんとも言えませんね」
アカリ「うう、楽しみだなぁ」
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