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有馬

36名無しさん:2013/06/15(土) 21:29:41
 2007年春、
当時人気の絶頂を迎えていた佐々木配信のその日の配信画面上には、
サバイバルゲーム用のマスクを被った男が映し出されていた。
佐々木の配信に佐々木の父親、祖母以外の人間が現れるのは初めての事だった。
その男は不器用ながらもリスナーに対して笑いを提供しようとし
佐々木もその男に発言する機会を振ったのだが
男はろくに喋る事が出来ず、
最終的に佐々木がその男を追い返す事で何とかオチをつけた。
 それから数日後、その男は2ちゃんねるの実況板である「なんでも実況V」板において、
PC版シムピープルの実況配信をした。
まだ配信慣れしていないその声は、微かに震えていたと私は記憶している。
 その後、男はピアキャストで配信を始め、
名は「有馬」と名乗った。

 有馬はピアキャスト配信を開始した当時、大学入学間もない時期であったため、
有馬は新しい環境での生活で様々な困難に遭遇し、
それを配信に反映し、人気配信者となった。
 その後有馬は数回の炎上を経験し、その影響により配信が途絶える時期があったが、
今現在も雑談配信をにおいては300弱のリスナー数を保持しており、
2009年8月現在も人気配信者の一角と言える状態を維持している。

 有馬の配信を見る範囲において見て取れる有馬の人格について分かる事は、
有馬という人間の心の壁は平均的な人のそれよりもかなり高いと言う事である。
そして現実世界での悩みもその点と関係しており、
今後も有馬の人生の方向性に大きな影響を与える事になるだろう。

 現実世界では障害となる前述の心の壁の高さだが、
これは有馬配信において受ける、有馬配信独自の印象と密接に関係しており、
有馬配信独自の魅力を生み出している。
 
リスナーは配信と言う場において、有馬と同じ映像を見、同じ時間を過ごす事によって
有馬の心の高い壁の内側に入り込む。
この時受ける配信者との距離感の近さは、他の配信で受けるそれに比べ非常に近く感じる。
 有馬の配信を見、レスをし、そのレスを有馬が読むその瞬間、
有馬とリスナーは高い壁で囲まれた狭い空間を共有するのである。
 しかし有馬自信はネット上でのこの奇妙な人間関係を求めながらも、
この状況に対する違和感や嫌悪感に近いものも感じており、
リスナーを見下す事によって距離を保ち、この状況を成立させている。

 この事が最も端的に現れているのが、有馬配信の実況スレッドのレスである。
一般的な配信者のスレッドのレスよりも馴れ合いの雰囲気が濃いのだが、
しかしどこか有馬に対して気を使った表現を使い、
リスナー自信も有馬との距離が近すぎる事がない様に振舞っているように見える。

 このような、人間同士が係わり合いを欲しながらも距離を保つと言う
生々しい人間らしさを感じさせるのは有馬配信独自の特徴である。

有馬配信はピアキャストというツールの業の深さを改めて感じさせる。


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