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5巡目のしりとりスレ
251
:
名無しの厨二能力者
:2014/11/18(火) 10:00:00 ID:7ENPxOl20
「寸分さえも……理解できなかったことが、ある……
良き友を得た……金も手にし、人生は充実した……
しかし《愛》だけは解らない……解らないものは、得られない
死の間際に、なっても未だ……朧気にさえ、見えてこないのだ
なあ、我が友人達よ……《愛》とはどういう、ものなのだろう」
若きあの頃、私は様々なことに手を出し、染めていった
それはいわゆる悪事であったり、人生の不徳であったり
そういった意味で言うならば、私は決して善ではなかった
数多の憎悪や殺意に揉まれ、気付けば友人達もその渦中へ
だが私は理解できなかった……外へと向ける燃えるようなその感情が
私に解るのは彼等が良くも悪くも人生に何かを刻んだということだ
そんな私の元に現れたのは、とても優しげに微笑む女性だった
彼女は私に「何故いつもそんな顏ばありしているの」と言った
私は「何故も何もこういう顏だ」と答えると……彼女は笑った
それ以来、何故だか彼女は私とよく行動を共にした
悪い気分ではなかったが……しかし私は知っていたよ
私と居ればで彼女は不幸になる、ということを……
そして、その時は来てしまった
彼女は撃たれ……即死だったよ
私を狙っていたと、後に知った
彼女は、私を愛してくれていたのだろうか
友人達の言葉から、そんな疑問が浮かんだ
理解したい、そう考えて努力はしたが、結局は無駄だった
私の人生は充実していたのだろうか?
自問に答はついに見つからず、私は逝くだろう
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