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しりとりスレ 第四章
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……物語は此処で終わっている。いや、途切れていると言ったほうが正しいだろうか。
この後に彼は何を書きたかったのだろうか。
何を表現し、伝えたかったのだろうか。
彼が居なくなってしまった今、我々に知る術はない。
しかし奇妙だ。この物語、まるで現実のように矛盾が無い。
彼の才能なのだろうか……しかし、物語ならば必ず何かしら矛盾が存在するはずなのだ。
矛盾の存在しない物語は有り得ない。
……これではまるで、彼が『別の世界』を作り上げているみたいじゃないか。
まさか……それとも、彼は我々のこの世界とは『別の世界』を見、語っていただけなのだろうか?
『別の世界』がある――そう考えなければ、この事実は存在することさえ許されないはずなのだ。
空を龍が泳ぎ、天は馬が羽ばたき、人は地を浄化し、少年が鮫を喰らい、
断ち切られた時間で作られた裏表の無い輪の上で只管回る世界を……?
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