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しりとりスレ 第四章

535名無しの厨二能力者:2013/08/25(日) 03:37:39 ID:aDbObn/s0
漸くこの時が来たか。
人の形をした幻想が顕れるまで、残り幾許もないが撿撿ああ、また同じ結末か。

小さき星に収まる、或いは凌駕する龍達よ。
人と一定の距離を保とうとする汝らの姿勢は正しい。至極正しい。
人間というものは“現の存在”であると同時に幻想へと揺らぐ特異な生物だ。
それを証拠に、幻想にのみ許された能力(チカラ)を発現させている。

種にしてたかだか数千年。個にしてたった百年以下。
停滞を良しとする幻想種にとっては考えられん速度の変化だ。
しかし、その変化の源とは何か撿撿簡単だよ。

『どんな人間も一番になりたがる。』
onlyoneと嘯こうとも、心の奥に封じようとも。それは絶対。
そうした感情が普遍的無意識を伝い、集約して人は幻想へと揺らぐ。
そうして何年もかけて生まれた幻想は、質の悪いことに『誰々よりも一番に~』という馬鹿げた夢想を、幻想として創りあげてしまう。

先の時代。善悪問わず殆どの神々が駆逐されてしまったのは、『聖四文字』だの『救世主』だのという幻想が像を結んだ結果だよ。
……まあ、アレは些かバランスを壊し過ぎるので消してしまったが。

駆逐したくない。されたくない。
喰われたくないというのなら、幻であり続けた汝らの判断は正し“かった”よ。

……ああ。つまり、だな。
我が。私が。俺が。僕が。飽いたのだ。
いつまでも続く終末に。
同じ結論。同じ結末以外を出さぬ汝らに。
またしても筋書きを撃ち壊せない。
その為に創ったのだぞ、総てを。
だというのに変化のない、アドリブの一つも出せない役者供など最早不要。

古を語る新生物よ。現と幻想の狭間の人類よ。
“那由多に近いやり直し”だ。
次こそ筋書きを撃ち壊す事を期待している。




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