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しりとりスレ 第四章

237名無しの厨二能力者:2013/05/23(木) 01:03:07 ID:8BaUSO/20
「美しい…」
彼はそう言った、しかし私には分からない
私と誓ったはずの彼
彼にそう言わせた朝陽はもう沈み始めている
「美しい…」
彼はそう言った、しかし私には分からない
私が愛したはずの彼
彼にそう言わせた月はもう半分になっている
「美しい…」
彼はそう言った、しかし私には分からない
私を殺したはずの彼
彼にそう言わせた夕陽はもう昇り始めた
「美しい…」「美しい…」「美しい…」
「美しい…」「美しい…」「美しい…」
彼の言葉が私の頭の中に木霊する

『魅惑の歯車』が動きを止めた

何かが聴こえる、何かが私を呼んでいる、何かが私の心を揺さぶっている
「さぁ、そろそろ変える時がきたのだ」




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