レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
暇潰し:ロール練習スレ vol.3
-
>>78
【『斥候』が木々を折り進んで射手の傍らの地面に根を張り、「いざ」というその時】
【多量の爆薬が括り付けられた矢が『斥候』の側面を這う様にして怪物へと飛ぶ】
【怪物が巨大すぎるが為に、矢の異変には気付かなかった。威力が変わったとしても精々が二倍か三倍程度と高を括っていた】
【──それが、一つ目の失敗】
────……!
【矢を受けて風穴を空けられ、挙句爆風に依って体の多くを失った肉塊だけれど】
【既に“移動”は始まっており、今更止めることなど出来なかった。成人男性0,5分程度の肉量しか残っていなくても、抗うことは出来なかった】
【だから犬が喉を締められた際に絞り出す声に似た音を上げながら、元を考えればあまりにも少なすぎる体を射手の真横に移動させてしまう】
【──これが、二つ目の失敗】
【しかしまだ諦める訳にはいかない。肉塊とて一生物、死への絶対的な恐怖というものがある】
【港を襲撃したことだって、餓死せぬが為に行った捕食活動だ。江戸から遠く離れた位置にある巣穴で待つ子らの為にも、ここで死んではならない】
【故に肉塊はヒトを模る。裸で土埃に塗れた少女の姿を取る。射手の動揺を誘う為の手段だが──人形は果たして、動揺出来るのか】
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板