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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

132 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/26(水) 22:20:46 ID:RSFxJfvw0

  こうして再び杉浦の後継者として腕を上げ始めたピャーコ。
  ニューソとニュック、二人の師の異なる教えを持ち前の才覚で上手いこと統合し、新たな杉浦双刀流を生み出していく。。
  杉浦双刀流はこの時代、ピャーコの手によって完成したと言って過言じゃないだろう。


  まあ自由気儘に暴れるピャーコの剣を上手く型に遺したニュックの涙ぐましい努力ありきなんだけどね。
  扱う刀の本数に応じて三つある奥義の内二つも、ピャーコが切っ掛けを掴んでニュックが形にしたって感じだった。


  しかしまあ、ただただ一つだけピャーコには問題があった。
  ちょっとばっかし思い込みが強く、執着心がヤバかったのである。


  歳が22にもなると、彼女はとうとう初めての恋をした。
  相手はとある山寺で修行する、一人の若い僧兵であった。
  ニュックとともに腕試しに訪れた山寺で、二人は出会った。


                     爪゚ー゚)


  彼の名はジィ。
  僧兵にとして山寺に入ったばかりの13の少年である。
  まだほとんど鍛錬をしていない体は華奢で、幼さの残る顔は少女のようでもあった。


  これまでクマ、ゴリラ、ゴブリンみたいな男どもに囲まれて生きてきたピャーコにとってジィは初めて出会うタイプの異性だった。
  そりゃもう、一発でやられてしまうってもんだ。ぞっこんである。


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